予算委員会

2000-02-29 衆議院 全385発言

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会議録情報#0
平成十二年二月二十九日(火曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 島村 宜伸君
   理事 久間 章生君 理事 自見庄三郎君
   理事 高橋 一郎君 理事 萩山 教嚴君
   理事 町村 信孝君 理事 池田 元久君
   理事 海江田万里君 理事 太田 昭宏君
   理事 西田  猛君
      甘利  明君    伊藤 公介君
      石川 要三君    稲垣 実男君
      小澤  潔君    大原 一三君
      亀井 善之君    栗原 博久君
      杉浦 正健君    高鳥  修君
      津島 雄二君    中川 昭一君
      中川 秀直君    葉梨 信行君
      萩野 浩基君    船田  元君
      村田 吉隆君    村山 達雄君
      森山 眞弓君    山口 俊一君
      岩國 哲人君    生方 幸夫君
      奥田  建君    古賀 一成君
      五島 正規君    坂上 富男君
      原口 一博君    日野 市朗君
      肥田美代子君    横路 孝弘君
      青山 二三君    石田 勝之君
      佐藤 茂樹君    桝屋 敬悟君
      青山  丘君    加藤 六月君
      鈴木 淑夫君    木島日出夫君
      春名 直章君    平賀 高成君
      矢島 恒夫君    菊地  董君
      濱田 健一君    保坂 展人君
    …………………………………
   内閣総理大臣       小渕 恵三君
   法務大臣         臼井日出男君
   外務大臣         河野 洋平君
   大蔵大臣         宮澤 喜一君
   文部大臣               
   国務大臣
   (科学技術庁長官)    中曽根弘文君
   厚生大臣         丹羽 雄哉君
   農林水産大臣       玉沢徳一郎君
   通商産業大臣       深谷 隆司君
   運輸大臣
   国務大臣
   (北海道開発庁長官)   二階 俊博君
   郵政大臣         八代 英太君
   労働大臣         牧野 隆守君
   建設大臣
   国務大臣
   (国土庁長官)      中山 正暉君
   自治大臣
   国務大臣
   (国家公安委員会委員長) 保利 耕輔君
   国務大臣
   (内閣官房長官)
   (沖縄開発庁長官)    青木 幹雄君
   国務大臣
   (金融再生委員会委員長) 谷垣 禎一君
   国務大臣
   (総務庁長官)      続  訓弘君
   国務大臣
   (防衛庁長官)      瓦   力君
   国務大臣
   (経済企画庁長官)    堺屋 太一君
   国務大臣
   (環境庁長官)      清水嘉与子君
   内閣官房副長官      額賀福志郎君
   総理府政務次官      長峯  基君
   金融再生政務次官     村井  仁君
   北海道開発政務次官    米田 建三君
   防衛政務次官       西川太一郎君
   経済企画政務次官     小池百合子君
   科学技術政務次官     斉藤 鉄夫君
   環境政務次官       柳本 卓治君
   沖縄開発政務次官     白保 台一君
   外務政務次官       東  祥三君
   大蔵政務次官       大野 功統君
   文部政務次官       河村 建夫君
   厚生政務次官       大野由利子君
   郵政政務次官       小坂 憲次君
   郵政政務次官       前田  正君
   労働政務次官       長勢 甚遠君
   建設政務次官       岸田 文雄君
   自治政務次官       平林 鴻三君
   政府特別補佐人
   (内閣法制局長官)    津野  修君
   政府参考人
   (警察庁長官)      田中 節夫君
   政府参考人
   (警察庁長官官房長)   石川 重明君
   政府参考人
   (警察庁刑事局長)    林  則清君
   政府参考人
   (厚生省年金局長)    矢野 朝水君
   予算委員会専門員     大西  勉君
    —————————————
委員の異動
二月二十五日
 辞任         補欠選任
  岩國 哲人君     中川 正春君
  生方 幸夫君     田中  甲君
  古賀 一成君     坂上 富男君
  五島 正規君     土肥 隆一君
  原口 一博君     辻  一彦君
  青山 二三君     丸谷 佳織君
  佐藤 茂樹君     西川 知雄君
  肥田美代子君     桑原  豊君
  横路 孝弘君     平野 博文君
  西川 知雄君     倉田 栄喜君
  丸谷 佳織君     池坊 保子君
  鈴木 淑夫君     達増 拓也君
  濱田 健一君     辻元 清美君
  中川 昭一君     河井 克行君
  日野 市朗君     渡辺  周君
  石田 勝之君     遠藤 和良君
  加藤 六月君     安倍 基雄君
  春名 直章君     石井 郁子君
  平賀 高成君     中島 武敏君
  亀井 善之君     岩永 峯一君
  桑原  豊君     島   聡君
  田中  甲君     田中 慶秋君
  中川 正春君     松本 惟子君
  池坊 保子君     井上 義久君
  遠藤 和良君     赤羽 一嘉君
  木島日出夫君     中路 雅弘君
  岩永 峯一君     亀井 善之君
  河井 克行君     中川 昭一君
  坂上 富男君     古賀 一成君
  島   聡君     肥田美代子君
  田中 慶秋君     生方 幸夫君
  辻  一彦君     原口 一博君
  土肥 隆一君     五島 正規君
  平野 博文君     横路 孝弘君
  松本 惟子君     岩國 哲人君
  渡辺  周君     日野 市朗君
  赤羽 一嘉君     石田 勝之君
  井上 義久君     青山 二三君
  倉田 栄喜君     佐藤 茂樹君
  安倍 基雄君     加藤 六月君
  達増 拓也君     鈴木 淑夫君
  石井 郁子君     春名 直章君
  中路 雅弘君     木島日出夫君
  中島 武敏君     平賀 高成君
  辻元 清美君     濱田 健一君
同月二十八日
 辞任         補欠選任
  小澤  潔君     大村 秀章君
  亀井 善之君     小島 敏男君
  岩國 哲人君     川内 博史君
  生方 幸夫君     冨沢 篤紘君
  古賀 一成君     末松 義規君
  五島 正規君     大畠 章宏君
  原口 一博君     高木 義明君
  森山 眞弓君     山口 泰明君
  冨沢 篤紘君     仙谷 由人君
  日野 市朗君     桑原  豊君
  肥田美代子君     田中  甲君
  横路 孝弘君     城島 正光君
  石田 勝之君     上田  勇君
  春名 直章君     古堅 実吉君
  平賀 高成君     辻  第一君
  桑原  豊君     藤村  修君
  城島 正光君     小沢 鋭仁君
  高木 義明君     渋谷  修君
  佐藤 茂樹君     石垣 一夫君
  加藤 六月君     塩田  晋君
  辻  第一君     大森  猛君
  古堅 実吉君     吉井 英勝君
  石川 要三君     桧田  仁君
  大原 一三君     田中 和徳君
  中川 秀直君     松本  純君
  仙谷 由人君     金田 誠一君
  田中  甲君     中山 義活君
  藤村  修君     鍵田 節哉君
  石垣 一夫君     近江巳記夫君
  上田  勇君     遠藤 乙彦君
  木島日出夫君     寺前  巖君
  濱田 健一君     中川 智子君
  中川 昭一君     滝   実君
  小沢 鋭仁君     中田  宏君
  金田 誠一君     今田 保典君
  渋谷  修君     山元  勉君
  遠藤 乙彦君     石井 啓一君
  近江巳記夫君     石垣 一夫君
  吉井 英勝君     春名 直章君
  大畠 章宏君     小林  守君
  川内 博史君     山本 孝史君
  今田 保典君     枝野 幸男君
  末松 義規君     山本 譲司君
  中田  宏君     吉田 公一君
  中山 義活君     石毛えい子君
  山元  勉君     松崎 公昭君
  石井 啓一君     若松 謙維君
  塩田  晋君     三沢  淳君
  大森  猛君     平賀 高成君
  寺前  巖君     児玉 健次君
  石毛えい子君     島津 尚純君
  青山 二三君     久保 哲司君
  児玉 健次君     松本 善明君
  春名 直章君     金子 満広君
  中川 智子君     知久馬二三子君
  村山 達雄君     木村 太郎君
  石垣 一夫君     近江巳記夫君
  久保 哲司君     遠藤 和良君
  金子 満広君     山原健二郎君
  松本 善明君     藤木 洋子君
  大村 秀章君     小澤  潔君
  木村 太郎君     村山 達雄君
  小島 敏男君     亀井 善之君
  田中 和徳君     大原 一三君
  滝   実君     中川 昭一君
  桧田  仁君     石川 要三君
  松本  純君     中川 秀直君
  山口 泰明君     森山 眞弓君
  枝野 幸男君     生方 幸夫君
  鍵田 節哉君     日野 市朗君
  小林  守君     五島 正規君
  島津 尚純君     肥田美代子君
  松崎 公昭君     原口 一博君
  山本 譲司君     古賀 一成君
  山本 孝史君     岩國 哲人君
  吉田 公一君     横路 孝弘君
  遠藤 和良君     青山 二三君
  近江巳記夫君     佐藤 茂樹君
  若松 謙維君     石田 勝之君
  三沢  淳君     加藤 六月君
  藤木 洋子君     木島日出夫君
  山原健二郎君     春名 直章君
  知久馬二三子君    濱田 健一君
同月二十九日
 辞任         補欠選任
  岩國 哲人君     坂上 富男君
  平賀 高成君     矢島 恒夫君
  濱田 健一君     菊地  董君
同日
 辞任         補欠選任
  坂上 富男君     奥田  建君
  矢島 恒夫君     平賀 高成君
  菊地  董君     濱田 健一君
同日
 辞任         補欠選任
  奥田  建君     岩國 哲人君
  平賀 高成君     志位 和夫君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 平成十二年度一般会計予算
 平成十二年度特別会計予算
 平成十二年度政府関係機関予算

    午前九時開議
     ————◇—————
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島村宜伸#1
○島村委員長 これより会議を開きます。
 平成十二年度一般会計予算、平成十二年度特別会計予算、平成十二年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
 この際、各分科会主査から、それぞれの分科会における審査の報告を求めます。
 第一分科会主査高橋一郎君。
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高橋一郎#2
○高橋委員 第一分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、国会関係では、国立国会図書館への恒久平和調査局の設置及び同館の使命と目的、国会の参観施設の整備及び情報化推進等への取り組み状況など、
 次に、総理本府関係では、障害者の社会参加促進策、
 次に、公正取引委員会関係では、化粧品の内外価格差の是正策、
 次に、警察庁関係では、新潟県における女性監禁事件等一連の警察不祥事への対応策及び警察行政、監察に対する信頼の回復策、覚せい剤等の薬物犯罪への対応策、交通安全対策など、
 次に、総務庁関係では、小渕内閣の行財政改革への取り組み姿勢、
 次に、防衛庁及び防衛施設庁関係では、米軍普天間飛行場代替施設の十五年使用期限問題への取り組み方針、厚木基地周辺住民への騒音補償制度の必要性など、
 最後に、沖縄開発庁関係では、九州・沖縄サミットへの取り組み方針及び沖縄振興策などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#3
○島村委員長 第二分科会主査西田猛君。
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西
西田猛#4
○西田(猛)委員 引き続き、第二分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なるものについて申し上げます。
 まず、法務省関係では、出入国管理行政のあり方、通信傍受法の運用問題など、
 次に、外務省関係では、在日米軍相模総合補給廠におけるPCB保管問題、ILO条約の批准促進の必要性、在外邦人の安全確保策など、
 次に、大蔵省関係では、コンサルタント業者によるいわゆる脱税指南事件、国の会計制度の改革の必要性、たばこによる健康被害問題などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#5
○島村委員長 第三分科会主査桝屋敬悟君。
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桝屋敬悟#6
○桝屋委員 第三分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、科学技術庁関係では、宇宙開発体制の整備と国民理解の増進、核燃料加工施設事故被災地への対応の充実などであります。
 次に、文部省関係では、公立高等学校の学区編成見直しのあり方、専門高校卒業生の大学入学特別選抜枠の拡充、養護教諭に係る定数配置基準の改善、公立学校施設の防災機能強化と補助基準、文化財保護行政における運用の見直し、国旗・国歌法の制定が教育現場に与えている影響などであります。
 次に、自治省関係では、消防団員の処遇の改善、土地開発公社及び第三セクターの現況と自治体財政への影響などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#7
○島村委員長 第四分科会主査自見庄三郎君。
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自見庄三郎#8
○自見委員 第四分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、厚生省関係では、精神医療のあり方、青少年の薬物乱用防止対策、介護保険制度における要介護認定のあり方、小児医療の提供体制の拡充策、少子化対策、国立病院・療養所の統廃合のあり方などであります。
 次に、労働省関係では、ホームレス対策などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#9
○島村委員長 第五分科会主査町村信孝君。
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町村信孝#10
○町村委員 第五分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、農林水産省関係では、食糧自給率向上の必要性、国産材の利用促進、我が国周辺の水産資源減少への対応と日中漁業交渉、食品廃棄物のリサイクル促進、家畜排せつ物処理への国の支援の必要性などであります。
 次に、環境庁関係では、地球温暖化対策、水俣病被害者救済のための補償制度維持の必要性、希少動物の保護対策、産業廃棄物の輸出に関する規制強化の必要性などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#11
○島村委員長 第六分科会主査太田昭宏君。
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太田昭宏#12
○太田(昭)委員 第六分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、経済企画庁関係では、アラビア石油問題と原油価格高騰の懸念、サウジアラビアとの石油交渉のあり方などであります。
 次に、通商産業省関係では、リサイクルの推進策、原子力発電のあり方、中小企業とベンチャー企業への支援策、電子商取引を推進する必要性、愛知万博への対応、ゴルフ場の預託金返還問題、ヒトゲノム研究を推進する必要性、マンションの電気設備修繕に係る費用負担のあり方などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#13
○島村委員長 第七分科会主査村田吉隆君。
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村田吉隆#14
○村田(吉)委員 第七分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、郵政省関係では、個人間の盲人用録音物の郵便の無料化、放送のデジタル化への取り組み姿勢、郵政職員の労働環境の実情などであります。
 次に、運輸省関係では、大都市圏における鉄道網整備の必要性、交通のバリアフリー化推進への取り組み姿勢、JRの事業が中小企業に及ぼす影響、タクシーの需給調整についての運輸省の認識、海運の振興への取り組み、交通事故被害者救済のあり方などであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#15
○島村委員長 第八分科会主査萩山教嚴君。
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萩山教嚴#16
○萩山委員 第八分科会における審査の経過について御報告申し上げます。
 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項の主なものについて申し上げます。
 まず、建設省関係では、公共事業の波及効果、国道の整備状況、治水対策、都市計画法の区域区分制度の見直し、建築確認のあり方、バリアフリーな町づくりの推進、ダム建設事業の見直し、吉野川可動堰問題への対応、中心市街地活性化などであります。
 次に、国土庁関係では、激甚災害指定の基準の見直しなどであります。
 以上、御報告申し上げます。
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島村宜伸#17
○島村委員長 以上をもちまして各分科会主査の報告は終了いたしました。
    —————————————
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島村宜伸#18
○島村委員長 これより締めくくり質疑に入ります。
 この際、お諮りいたします。
 三案審査のため、本日、政府参考人として警察庁長官田中節夫君、警察庁長官官房長石川重明君、警察庁刑事局長林則清君及び厚生省年金局長矢野朝水君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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島村宜伸#19
○島村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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島村宜伸#20
○島村委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。町村信孝君。
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町村信孝#21
○町村委員 自由民主党の町村信孝でございます。
 本日の締めくくり質疑の冒頭に当たりまして、私は、今回の予算委員会の運営方法につきまして、これは質問ではございませんが、予算委員会の理事として若干申し上げたいことがございます。
 今回の予算委員会は、国会改革の一環といたしまして新しい国会運営システムができ上がったわけでありまして、そのいわば第一回目の予算委員会ということになるわけでございます。すなわち、去年の七月に国会審議活性化等の法律ができて、国家基本政策委員会ができ、あるいは政府委員制度が廃止され政務次官の数がふえるといったようなことが決まり、さらに、昨年の六月、そしてことしの一月十八日に、自民党、自由党、公明党、そして民主党の四党国対委員長の合意というものができ上がり、予算委員会のあり方もその中で詳細に述べられているわけでございます。決まっているわけであります。
 例えば、総理の出席につきましては、各党一巡の基本的質疑と本日の締めくくり質疑のみとする、こう決まったわけでございまして、これは、今までの予算委員会のように、長時間総理大臣そしてすべての大臣が拘束をされるといった姿を反省しようということに立って、より効率的で、また予算の中身に即した審議をしようという趣旨でこうした改革が行われたと私は理解をいたしております。
 こうした国対委員長の合意というものがあるにもかかわらず、特に民主党を中心として野党の議員諸君が、こうした合意があるのを知っているのか知っていないのかよく私にはわかりませんけれども、しばしば総理の出席がないということを問題にしたことは、これは国対委員長の合意というものを一体どのようにこれら野党の諸君は理解をしているのかということで、非常に不可解な野党諸君の発言であった、このように私は理解をいたしておりまして、むしろ野党の諸君には強く反省を求めたい、かように考えているところであります。
 ここに、平成六年七月二十日に新生党党首であった羽田孜君の衆議院本会議の代表質問の一節がありますので、これを引用させていただきます。羽田君は現在、民主党の幹事長でございます。
 予算委員会について、総理を初めとする全閣僚出席の慣行についても大幅に見直し、他の委員会との並行審議や必要な国務に専念できるように改めていくべきと考え、この機会に特に提案をいたします。これが平成六年の羽田さんの発言であったということをぜひ民主党の諸君はしっかりと踏まえていただきたいと私は思うわけであります。
 さて、質問に移らせていただきますけれども、ちょっと順序を変えまして、真っ先に、大変沈痛な面持ちである保利国家公安委員長にお聞きするのは私は甚だ残念なんでありますが、やはりこの新潟県警本部長あるいは関東管区警察局長の行為というものについて、冒頭お尋ねをしないわけにはまいらないわけでございます。
 一連の報道を見る限り、とてもこれは警察官のトップにある人たちの行為とは思えない、まことに信じられないことが次々出現をしているわけであります。しかも、新潟のみならず、京都府警あるいは神奈川県警、相次いでいるわけでありまして、国民の怒りというものは今相当なレベルに達している、私自身もそうであります。また同時に、大部分の非常にまじめにやっている警察官諸君、一線で頑張っている警察官の皆さん方が非常に怒りを覚えている今の姿ではないのかな、こう思うわけでありまして、一体なぜこうした事態が相次いで起きるのか、そしてこれについてどうしようとしているのか。
 特に私は、けさの新聞を見ると、関東管区警察局長に対して、辞職をしたんだからもう何ら処分はしないということを昨日の国家公安委員会で決めたということでございますが、本当にそれでいいんだろうかどうだろうか、この点について保利国家公安委員長の御見解を伺います。
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保利耕輔#22
○保利国務大臣 今回の新潟におきます一連の事案については、委員から御指摘のとおり、大変公務員として、警察官としてあるまじき態度であったということについては、もうくどく申し上げる必要はないと思います。国民の皆様方に大変御心配をおかけし、被害者、また御家族、そして御親族の皆様方にも大変苦痛をおかけすると同時に御心配をおかけしたことについて、深く心から陳謝をする次第でございます。
 今お尋ねの件でありますが、昨日、国家公安委員会を緊急に開かせていただきまして、今回の事案についていろいろ意見を聴取いたしました。
 まず、小林本部長に対する処置と中田局長に対する処置は分けて考えなければならない点がございます。それは、小林本部長は国家公安委員会の任命にかかわる人事でありまして、この処分等については国家公安委員会の中で決めなければならないという事情がございました。
 公安委員会の先生方と御相談をし、懲戒免職に当たるのではないかという気持ちもございましたけれども、いわゆる刑罰法規に触れる場合が懲戒免職になるということでございまして、このたびの案件については懲罰法規に触れるというところまでまいりませんものですから、そこが非常に無理であったということであります。その中で、減給の一番きつい処置、五分の一となっておりますが、それを適用することで処置をした。
 なお、国家公安委員会は、五人の委員と私、委員長で構成されておりますが、その五人の委員の方々全員が、この処置でやむを得ず、やむを得ずというか、この処置でよろしいという御裁定をいただいております。
 なお、私は、その国家公安委員会の中では意見を申し上げる立場にございませんで、その取りまとめをするという立場でございました。五人の委員全員がこれでいいということでございましたので、その旨取りまとめをして発表したところであります。
 それから、中田局長に対する処分でありますが、中田局長に対する人事権は、御承知のように警察庁長官が持っております。それで、警察庁長官が判断をいたしました引責辞職を求めるということに対して、それを、引責辞職という形になりましたものですから、そういう形で国家公安委員会の意見を聴取いたしましたところ、委員の皆様方から、警察庁長官の判断を了とするという御意見が全員から出ておりますので、そのような取りまとめをさせていただいた次第であります。
 なお、これにつきましては、いろいろ御意見もありますが、冷静に判断をしなければいけないということが国家公安委員会の委員の先生方からも御指摘がございました。
 冷静にといいます意味は、国家公務員法並びに人事院規則等に照らして、またこういう懲戒事案の前例等いろいろ調べて、それでこのような処置で妥当と、五人の委員が全員そういうことを言われましたので、取りまとめをする立場の委員長としてその旨取りまとめをし、国家公安委員会として警察庁長官の御判断を了とした次第であります。
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町村信孝#23
○町村委員 冷静な判断も必要でしょうし、過去の事例とのバランスというのもあるとは思います。思いますが、どうも合点がいかない、納得がいかない。
 というのは、個々の事件だけを取り上げればそうかもしれませんが、やはり一連の流れの中で、特にここ何カ月かの警察不信というものが累積している中でのこの事案というのは、それぞれの事案の妥当性、判断の妥当性だけを超える、やはりもう少し流れの中での判断をするということも必要なのではないのかな、私はこう思ったりもいたします。
 確かに、国家公安委員会というのは独立の委員会でありまして、これに第三者は政治を含めて介入しない、これは公正取引委員会等を含めてそういう今の法体系になっているわけでありまして、私は、こういう独立行政委員会という戦後アメリカの形をまねして導入した行政組織のあり方がいいのかということについて、もともと疑問を持っている者の一人でありますが、それにしても、今回の国家公安委員会の判断が本当に妥当なのかなということについて、率直な疑問を持たざるを得ないのであります。
 青木官房長官、昨日は相当いろいろな御努力をしていただいたと聞いておりますけれども、内閣全体をおまとめになる官房長官のお立場から今どのような御判断をしておられるのか、ちょっとつけ加えて伺いたいと思います。
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青木幹雄#24
○青木国務大臣 ただいま保利公安委員長がお話しなさったとおりだと考えておりますが、私も、内閣という立場を離れて個人的な立場に立てば、今度の処置は非常に生ぬるいものである、そういうふうに個人的には考えております。
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町村信孝#25
○町村委員 多分これで事は一件落着というわけにはまいらないと思いますが、保利国家公安委員長の今後適切なる対応、また警察全体の極めて厳しい反省と自浄努力というものを心から期待したいと思っております。
 私は、総理にちょっとお伺いをいたしますが、これは一警察だけの問題ではない、こう思うのであります。公務員全体の問題であるかもしれない。そして、もっと言いますと、私は戦後の日本の社会にずっと広がっていったさまざまな病根、例えば、この薬を売ればエイズがまたさらに広がるかもしれないとわかっていながらそれを販売した薬会社の体質であるとか、あるいは夫だか妻だかに保険金を掛けて殺人してまで保険金詐欺をはかるとか、もう個々人から企業、いろいろ団体に至るまで、すべての戦後の日本の社会の病根というものがいろいろな形で今噴出してきているのではないのかな。そういう意味で、国民全体のモラルとか規範意識の低下といったようなものについて、この際、これはもう党派を超え、すべての国民で考え直さなきゃならない重大な社会としての危機に今至っているのではないか。そういう危機意識、問題意識を私は持っているわけであります。
 そうした戦後のいろいろな価値観、それを今私は細かく申し上げるつもりはございませんが、今総理は富国有徳の国づくりということを言っておられます。特に有徳の国づくりということについて、一連のこうした不祥事を踏まえながら総理はどういうお考えを持っておられるか、お伺いをいたします。
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小渕恵三#26
○小渕内閣総理大臣 今町村委員が御指摘をされましたように、具体的に今幾つかの不祥事が生じておるということでございまして、そのよってもって来る原因というものはこの機会に徹底的にやはり検討し、その病根がいずれのところに発生しているかということを深く反省する機会かというふうに認識をいたしております。
 私といたしましては、やはり戦後の我が国の発展が経済的発展に極めて大きなウエートが占められた、これは当然のことでありますが、同時に、人間としてのモラル、こうした問題につきましてもやはりおろそかにされてきた点があったのではないかという反省も込めまして、いつも申し上げております富国有徳のそうした国づくりを目指さなきゃならぬと思っております。
 種々こうした事象が起こり、国民の大変な不信感をさらに醸成するというこの機会に、一つ一つの問題につきまして、その根源にさかのぼっての問題を剔抉しながら、方策についても明らかにし、国民的な理解を求めていく努力をいたしていかなきゃならぬ、心からそう念願しておるし、また努力をいたしてまいりたいと思っております。
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町村信孝#27
○町村委員 総理のそうした真摯な御努力を心から期待いたします。
 次に、今後の経済財政運営につきまして、一、二、お伺いいたします。
 これが今回の予算委員会の最大のテーマであったことは言うまでもないわけでございまして、景気対策と財政構造改革あるいは財政の健全化というものについて、総理のお言葉をかりれば、二兎を追う者は一兎をも得ずという表現もありましたし、また、ある公述人からはアブハチ取らずというような表現もございました。
 私は、財政健全化、財政構造改革、それにいつ取り組み始めるかというタイミングとか、あるいはどういう方法でやるかという内容については、まだまだ議論が、十分国会の中でもコンセンサスができているという状態にはないと思いますが、しかし、一つ言えるのは、財政健全化が必要であるというコンセンサスが与野党を通じてできたことは大変私は意義が深かったのではないのかな、こう思っております。
 そう言ってはなんですけれども、従前、野党の皆さん方は、福祉予算等々の歳出の拡大を主張し、ではその歳入の裏づけはというと、ほとんどお答えがなかった。非常にある意味ではバランスのとれていない議論が多かったと思いますが、少なくとも、野党の皆さん方も含めて、与野党を通じて財政の健全化を図る必要がある、財政構造改革はやる必要があるというコンセンサスに至ったということは、私は大変意味があった予算委員会ではないのかな、こう思っております。
 特に、この財政健全化、財政構造改革の中で、もちろん公共事業のあり方等々を含めていろいろ議論があるのですが、一番の問題はやはり福祉、年金、医療、特に厚生省関係の予算が年々かなりのペースで伸びて、今やもう二割前後まで達しているということでありまして、今後さらにこの勢いでふえ続けるということになりますと、一体どうやって財政健全化を達成するのかということになるわけでありまして、特に、医療、年金、福祉の抜本的な構造改革がなければ財政健全化というのは絶対に達成できないと私は思うのでありますが、こうした諸改革について、総理の御決意、お考えをお聞かせいただければと思います。
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小渕恵三#28
○小渕内閣総理大臣 少子高齢化が進行する中で国民が安心できる社会を築くため、国民に信頼され、将来にわたって安定的、効率的な社会保障制度を構築することは言うまでもありません。
 とりわけ、高齢化の進展に伴いまして、給付の増大が見込まれる中で、国民の新たなニーズにも的確に対応しつつ、経済と調和がとれ、将来世代の負担を過重なものにならないようにしていくことが必要であることは申すまでもありません。
 このような考え方に立ちまして、現在国会で御審議をいただいております年金改正法案の一日も早い成立をお願いするとともに、医療保険制度の改革や介護保険制度の円滑な実施に向けまして取り組んでおるところでございます。
 私は、いわゆる団塊の世代の人々がやがて高齢世代の仲間入りをすることを考えますと、実は最後の検討機会との思いで社会保障構造の存り方について考える有識者会議を設置し、議員御指摘のように、年金、医療、介護の各分野の、縦割りでなく制度横断的にかつ総合的な観点からの検討をお願いしているところであり、今後とも社会保障制度の改革に全力を挙げておるところでございます。
 そこで、有識者会議を開きましたときに、やはり今までは年金とか医療とか介護とか、こうしたことをそれぞれの分野で専門的な審議会で取り扱ってきましたことは、それはそれなりに意義があるわけでありますが、しかし、これまで税制調査会等でやってきました、税と社会保険負担を別々に扱ってきた、やはり両方まとめて議論する場がなかったことから、一面しか取り扱えなかったのではないか、こういう御主張もされておられました。
 そういう意味でこの有識者会議が本当にこれから二十一世紀に向けての本格的かつ最終的な考え方を取りまとめる最後の機会、そういうつもりで政府としてはこの有識者会議を開いておるわけでございまして、その結論を得、それを実行していくということに将来はなってまいらなければならぬと思っております。
 これは、それこそ、今までそれぞれの分野におきましての法律改正をもってすべてが解決するということでない、ぎりぎりの段階に来たという強い認識のもとに、この結論を早期にお願いし、その報告が出ました暁におきましては、国会の御賛同を得られるよう、その方策についての考え方を早急に取りまとめて御審議をいただけるように努力していきたいと考えております。
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町村信孝#29
○町村委員 医療、年金などの将来に向けての不安が今の消費停滞を招いているという意見、私はそのとおりだと思っておりますので、できるだけ早い時期にその懇談会の答えを出し、国民にそれを問うていただきたいとお願いをいたします。
 時間も限られてまいりましたので、最後に一問だけ。歳出の問題はそういうことだろうと思いますが、歳入の問題であります。
 今の財政の赤字は、とても税の自然増収だけでは先々これのバランスを回復することは不可能だというレベルに達している、私はそう思っております。そういう意味で、国と地方との税源配分の問題も含めてあわせて考えていかなきゃならないわけで、消費税率の引き上げでありますとかあるいは外形標準課税の必要性ということは、これはいずれかのタイミング、場合によっては早急にやらなきゃいけない。
 そういう中で、今、東京都のいわゆる銀行税ともいうべき新たな外形標準課税の案が出てまいりました。私は、率直に言って、この石原提案には反対であります。これほど税の公平性、中立性をゆがめた考え方はない、かように思いますし、また、じゃ東京都の行革が十分に行われているのかといえば、非常に不十分だ、こう私は思っておりますので、私は都議会において慎重な審議をされることを期待するわけでありますが、この銀行税について自治大臣のお考え。
 そしてもう一つ、短くて結構ですが、新たに着任されたばかりの谷垣さんに恐縮でありますけれども、何でこんなに銀行バッシングの税制が国民に受けるかというと、やはり銀行の経営姿勢ですね。給与水準がまだまだ非常に高いとか、リストラをどこまでやっているのだろうかとか、あるいは倒産した銀行の幹部が退職金を返さないとか、そういうレベルで非常に銀行の経営姿勢について国民の不満が高じているから、こういう案がさっと通ろうとしているわけですね。こうした銀行の経営姿勢について、金融再生委員長としてのお考えを承らせていただきまして、私の質問を終わります。
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