厚生労働委員会

2012-04-13 衆議院 全163発言

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会議録情報#0
平成二十四年四月十三日(金曜日)
    午前九時三十分開議
 出席委員
   委員長 池田 元久君
   理事 岡本 充功君 理事 長尾  敬君
   理事 長妻  昭君 理事 柚木 道義君
   理事 和田 隆志君 理事 加藤 勝信君
   理事 田村 憲久君 理事 古屋 範子君
      相原 史乃君    石森 久嗣君
      大西 健介君    大西 孝典君
      勝又恒一郎君    工藤 仁美君
      斉藤  進君    白石 洋一君
      田中美絵子君    竹田 光明君
      玉木 朝子君    仁木 博文君
      西村智奈美君    橋本  勉君
      初鹿 明博君    樋口 俊一君
      福田衣里子君    藤田 一枝君
      三宅 雪子君    水野 智彦君
      皆吉 稲生君    宮崎 岳志君
      向山 好一君    谷田川 元君
      山口 和之君    山崎 摩耶君
      吉田 統彦君    あべ 俊子君
      鴨下 一郎君    河井 克行君
      木村 太郎君    菅原 一秀君
      谷畑  孝君    永岡 桂子君
      長勢 甚遠君    松浪 健太君
      松本  純君    坂口  力君
      高橋千鶴子君    小林 正枝君
      阿部 知子君    柿澤 未途君
    …………………………………
   厚生労働大臣       小宮山洋子君
   内閣官房副長官      長浜 博行君
   厚生労働副大臣      西村智奈美君
   厚生労働副大臣      辻  泰弘君
   内閣府大臣政務官     園田 康博君
   総務大臣政務官      福田 昭夫君
   厚生労働大臣政務官    藤田 一枝君
   厚生労働大臣政務官    津田弥太郎君
   政府参考人
   (法務省入国管理局長)  高宅  茂君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房技術総括審議官)       矢島 鉄也君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  大谷 泰夫君
   政府参考人
   (厚生労働省健康局長)  外山 千也君
   政府参考人
   (厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長)    岡田 太造君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁原子力安全・保安院首席統括安全審査官)         山本 哲也君
   政府参考人
   (国土交通省自動車局長) 中田  徹君
   政府参考人
   (防衛省大臣官房衛生監) 原  徳壽君
   厚生労働委員会専門員   佐藤  治君
    —————————————
委員の異動
四月九日
 辞任         補欠選任
  牧  義夫君     西村智奈美君
同月十三日
 辞任         補欠選任
  相原 史乃君     谷田川 元君
  樋口 俊一君     皆吉 稲生君
  水野 智彦君     向山 好一君
  山崎 摩耶君     大西 孝典君
  あべ 俊子君     木村 太郎君
  棚橋 泰文君     河井 克行君
  江田 憲司君     柿澤 未途君
同日
 辞任         補欠選任
  大西 孝典君     山崎 摩耶君
  皆吉 稲生君     勝又恒一郎君
  向山 好一君     水野 智彦君
  谷田川 元君     相原 史乃君
  河井 克行君     棚橋 泰文君
  木村 太郎君     あべ 俊子君
  柿澤 未途君     江田 憲司君
同日
 辞任         補欠選任
  勝又恒一郎君     樋口 俊一君
    —————————————
四月二日
 安心して受けられる医療の実現に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五二一号)
 患者・利用者負担を大幅に軽減し、いつでも安心して受けられる医療・介護の実現に関する請願(服部良一君紹介)(第五二二号)
 患者負担大幅軽減、後期高齢者医療制度の廃止を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五二三号)
 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五二四号)
 窓口負担を軽減し、保険のきく範囲を広げお金の心配がない保険でよい歯科医療の実現を求めることに関する請願(大西孝典君紹介)(第五二五号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第五二六号)
 同(吉井英勝君紹介)(第五二七号)
 同(吉田統彦君紹介)(第五二八号)
 同(相原史乃君紹介)(第五八八号)
 同(大山昌宏君紹介)(第六三二号)
 同(田中康夫君紹介)(第六三三号)
 同(小林正枝君紹介)(第六九四号)
 パーキンソン病患者のQOL(生活の質)の向上に関する請願(野田毅君紹介)(第五二九号)
 安心して受けられる医療の実現を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五三〇号)
 同(服部良一君紹介)(第五三一号)
 同(阿部知子君紹介)(第六一二号)
 同(田中康夫君紹介)(第六九五号)
 患者・利用者負担を大幅に軽減し、いつでも安心して受けられる医療・介護の実現を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五三二号)
 障害者福祉についての新たな法制に関する請願(吉井英勝君紹介)(第五三三号)
 同(吉野正芳君紹介)(第五三四号)
 同(岩屋毅君紹介)(第五四二号)
 同(白石洋一君紹介)(第五四三号)
 同(中川治君紹介)(第五四四号)
 同(中川秀直君紹介)(第五四五号)
 同(中島隆利君紹介)(第五四六号)
 同(小野塚勝俊君紹介)(第五五二号)
 同(菊池長右ェ門君紹介)(第五五三号)
 同(熊谷貞俊君紹介)(第五五四号)
 同(田島一成君紹介)(第五五五号)
 同(森山浩行君紹介)(第五五六号)
 同(和田隆志君紹介)(第五五七号)
 同(渡辺義彦君紹介)(第五五八号)
 同(梶原康弘君紹介)(第五九一号)
 同(田野瀬良太郎君紹介)(第五九二号)
 同(野田国義君紹介)(第五九三号)
 同(宮島大典君紹介)(第五九四号)
 同(阿部知子君紹介)(第六一三号)
 同(秋葉賢也君紹介)(第六一四号)
 同(石原洋三郎君紹介)(第六一五号)
 同(穀田恵二君紹介)(第六一六号)
 同(階猛君紹介)(第六一七号)
 同(工藤仁美君紹介)(第六二三号)
 同(菅川洋君紹介)(第六二四号)
 同(服部良一君紹介)(第六二五号)
 同(馬淵澄夫君紹介)(第六二八号)
 同(石破茂君紹介)(第六三五号)
 同(玉置公良君紹介)(第六三六号)
 同(村上誠一郎君紹介)(第六三七号)
 同(岸本周平君紹介)(第六九六号)
 同(村上誠一郎君紹介)(第六九七号)
 大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護の実現に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五三五号)
 同(横山北斗君紹介)(第五三六号)
 同(永江孝子君紹介)(第五四七号)
 同(阿部知子君紹介)(第六一八号)
 同(岸本周平君紹介)(第六九八号)
 同(篠原孝君紹介)(第六九九号)
 同(山崎摩耶君紹介)(第七〇〇号)
 年金改悪をやめ老後の安心を保障する最低保障年金制度を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第五七九号)
 同(笠井亮君紹介)(第五八〇号)
 同(穀田恵二君紹介)(第五八一号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第五八二号)
 同(志位和夫君紹介)(第五八三号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第五八四号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第五八五号)
 同(宮本岳志君紹介)(第五八六号)
 同(吉井英勝君紹介)(第五八七号)
 後期高齢者医療制度即時廃止、安心の医療を求めることに関する請願(宮本岳志君紹介)(第五八九号)
 後期高齢者医療制度を速やかに廃止し、高齢者・国民が望む医療制度を目指すことに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五九〇号)
 保険でよい歯科医療の実現に関する請願(相原史乃君紹介)(第六三一号)
 小規模作業所等成人期障害者施策に関する請願(田中康夫君紹介)(第六三四号)
 建設労働者の労働条件向上に関する請願(笠井亮君紹介)(第六四〇号)
 腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(赤澤亮正君紹介)(第六四一号)
 同(赤松正雄君紹介)(第六四二号)
 同(秋葉賢也君紹介)(第六四三号)
 同(井上信治君紹介)(第六四四号)
 同(石田祝稔君紹介)(第六四五号)
 同(今津寛君紹介)(第六四六号)
 同(江田康幸君紹介)(第六四七号)
 同(江藤拓君紹介)(第六四八号)
 同(小沢鋭仁君紹介)(第六四九号)
 同(大西健介君紹介)(第六五〇号)
 同(太田和美君紹介)(第六五一号)
 同(岡田康裕君紹介)(第六五二号)
 同(木村太郎君紹介)(第六五三号)
 同(岸本周平君紹介)(第六五四号)
 同(後藤田正純君紹介)(第六五五号)
 同(高村正彦君紹介)(第六五六号)
 同(近藤洋介君紹介)(第六五七号)
 同(斉藤鉄夫君紹介)(第六五八号)
 同(坂本哲志君紹介)(第六五九号)
 同(塩崎恭久君紹介)(第六六〇号)
 同(重野安正君紹介)(第六六一号)
 同(篠原孝君紹介)(第六六二号)
 同(柴山昌彦君紹介)(第六六三号)
 同(白石洋一君紹介)(第六六四号)
 同(田野瀬良太郎君紹介)(第六六五号)
 同(高市早苗君紹介)(第六六六号)
 同(高木美智代君紹介)(第六六七号)
 同(高橋昭一君紹介)(第六六八号)
 同(高橋英行君紹介)(第六六九号)
 同(竹下亘君紹介)(第六七〇号)
 同(谷畑孝君紹介)(第六七一号)
 同(玉木朝子君紹介)(第六七二号)
 同(玉置公良君紹介)(第六七三号)
 同(中島隆利君紹介)(第六七四号)
 同(永江孝子君紹介)(第六七五号)
 同(長勢甚遠君紹介)(第六七六号)
 同(額賀福志郎君紹介)(第六七七号)
 同(初鹿明博君紹介)(第六七八号)
 同(平沼赳夫君紹介)(第六七九号)
 同(福田衣里子君紹介)(第六八〇号)
 同(古屋圭司君紹介)(第六八一号)
 同(保利耕輔君紹介)(第六八二号)
 同(細田博之君紹介)(第六八三号)
 同(松本純君紹介)(第六八四号)
 同(村上誠一郎君紹介)(第六八五号)
 同(望月義夫君紹介)(第六八六号)
 同(森山浩行君紹介)(第六八七号)
 同(山口俊一君紹介)(第六八八号)
 同(山崎摩耶君紹介)(第六八九号)
 同(山本拓君紹介)(第六九〇号)
 同(山本有二君紹介)(第六九一号)
 同(吉野正芳君紹介)(第六九二号)
 同(和田隆志君紹介)(第六九三号)
同月五日
 パーキンソン病患者のQOL(生活の質)の向上に関する請願(棚橋泰文君紹介)(第七五一号)
 後期高齢者医療制度即時廃止、安心の医療を求めることに関する請願(塩川鉄也君紹介)(第七五二号)
 社会保障と税の一体改革に反対し、医療・介護保険制度などの改善・拡充を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七五三号)
 同(笠井亮君紹介)(第七五四号)
 同(穀田恵二君紹介)(第七五五号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第七五六号)
 同(志位和夫君紹介)(第七五七号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第七五八号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第七五九号)
 同(宮本岳志君紹介)(第七六〇号)
 同(吉井英勝君紹介)(第七六一号)
 障害者福祉についての新たな法制に関する請願(竹田光明君紹介)(第七六二号)
 同(網屋信介君紹介)(第八三一号)
 同(泉健太君紹介)(第八三二号)
 同(竹本直一君紹介)(第八三三号)
 同(西博義君紹介)(第八三四号)
 同(福嶋健一郎君紹介)(第八三五号)
 同(赤松広隆君紹介)(第八七〇号)
 大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護の実現に関する請願(山崎摩耶君紹介)(第七六三号)
 同(山崎摩耶君紹介)(第八三六号)
 同(山崎摩耶君紹介)(第八七一号)
 腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(伊吹文明君紹介)(第七六四号)
 同(石原洋三郎君紹介)(第七六五号)
 同(岩屋毅君紹介)(第七六六号)
 同(小渕優子君紹介)(第七六七号)
 同(大西孝典君紹介)(第七六八号)
 同(大野功統君紹介)(第七六九号)
 同(梶山弘志君紹介)(第七七〇号)
 同(金子恭之君紹介)(第七七一号)
 同(鴨下一郎君紹介)(第七七二号)
 同(菊田真紀子君紹介)(第七七三号)
 同(佐田玄一郎君紹介)(第七七四号)
 同(菅原一秀君紹介)(第七七五号)
 同(仙谷由人君紹介)(第七七六号)
 同(高木毅君紹介)(第七七七号)
 同(高邑勉君紹介)(第七七八号)
 同(竹田光明君紹介)(第七七九号)
 同(橘慶一郎君紹介)(第七八〇号)
 同(徳田毅君紹介)(第七八一号)
 同(中川秀直君紹介)(第七八二号)
 同(西博義君紹介)(第七八三号)
 同(西村康稔君紹介)(第七八四号)
 同(野田毅君紹介)(第七八五号)
 同(藤田大助君紹介)(第七八六号)
 同(松本純君紹介)(第七八七号)
 同(宮腰光寛君紹介)(第七八八号)
 同(森山裕君紹介)(第七八九号)
 同(矢崎公二君紹介)(第七九〇号)
 同(吉川政重君紹介)(第七九一号)
 同(泉健太君紹介)(第八三七号)
 同(大口善徳君紹介)(第八三八号)
 同(加藤学君紹介)(第八三九号)
 同(河井克行君紹介)(第八四〇号)
 同(階猛君紹介)(第八四一号)
 同(高井美穂君紹介)(第八四二号)
 同(谷公一君紹介)(第八四三号)
 同(玉木雄一郎君紹介)(第八四四号)
 同(中谷元君紹介)(第八四五号)
 同(長島忠美君紹介)(第八四六号)
 同(仁木博文君紹介)(第八四七号)
 同(西村智奈美君紹介)(第八四八号)
 同(福島伸享君紹介)(第八四九号)
 同(古川禎久君紹介)(第八五〇号)
 同(松本剛明君紹介)(第八五一号)
 同(向山好一君紹介)(第八五二号)
 同(村田吉隆君紹介)(第八五三号)
 同(遠藤利明君紹介)(第八七二号)
 同(河村建夫君紹介)(第八七三号)
 同(田島一成君紹介)(第八七四号)
 同(高野守君紹介)(第八七五号)
 同(武正公一君紹介)(第八七六号)
 同(中島政希君紹介)(第八七七号)
 同(野田国義君紹介)(第八七八号)
 同(森英介君紹介)(第八七九号)
 同(吉田統彦君紹介)(第八八〇号)
 保育の市場化に反対し、保育を必要とし、市場に投げ出されている子どもたち全てに国からの補助を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第八一八号)
 同(笠井亮君紹介)(第八一九号)
 同(穀田恵二君紹介)(第八二〇号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第八二一号)
 同(志位和夫君紹介)(第八二二号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第八二三号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第八二四号)
 同(宮本岳志君紹介)(第八二五号)
 同(吉井英勝君紹介)(第八二六号)
 社会保障の充実に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第八二七号)
 同(宮本岳志君紹介)(第八二八号)
 同(吉井英勝君紹介)(第八二九号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第八六九号)
 社会保障を充実させ、国民の暮らしを守ることに関する請願(穀田恵二君紹介)(第八三〇号)
は本委員会に付託された。
四月六日
 腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(第八四二号)は「高井美穂君紹介」を「小原舞君紹介」に、腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(第八四八号)は「西村智奈美君紹介」を「中屋大介君紹介」にそれぞれ訂正された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 厚生労働関係の基本施策に関する件
     ————◇—————
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池田元久#1
○池田委員長 これより会議を開きます。
 この際、西村厚生労働副大臣から発言を求められておりますので、これを許します。西村厚生労働副大臣。
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西
西村智奈美#2
○西村副大臣 このたび厚生労働副大臣に就任いたしました衆議院議員の西村智奈美でございます。
 もとより微力ではございますが、国民生活に密着した厚生労働行政の前進、推進のために頑張ってまいりたいと思います。
 厚生労働委員会におかれましては、池田委員長を初め理事各位、そして委員各位、皆さんからの御指導をいただけますように、よろしくお願いを申し上げます。拍手
     ————◇—————
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池田元久#3
○池田委員長 厚生労働関係の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、去る四月十一日、僻地における医療及び障害者支援施設等に関する調査のため、新潟県厚生農業協同組合連合会村上総合病院並びに社会福祉法人中越福祉会みのわの里のグループホームである浦中寮及び就労移行支援事業等の多機能型事業所である工房こしじの視察を行いましたので、参加委員を代表して、私から調査の概要を御報告申し上げます。
 参加委員は、民主党・無所属クラブの岡本充功君、長妻昭君、柚木道義君、和田隆志君、初鹿明博君、自由民主党・無所属の会の加藤勝信君、あべ俊子君、公明党の古屋範子君、日本共産党の高橋千鶴子君、新党きづなの小林正枝君、社会民主党・市民連合の阿部知子君、そして私、池田元久の十二名です。
 それでは、調査の概要について申し上げます。
 まず、新潟県村上市の村上総合病院において、小出副院長から、粟島遠隔テレビ電話診療について説明を聴取するとともに、島民の方に模擬患者となっていただき、実際の診療方法を実演していただきました。
 その後、林病院長から村上地区の医療実態を、本保粟島浦村村長からは粟島の医療実態について説明を聴取するとともに、離島における常勤医師の確保について要望を受けました。
 また、本保村長から、医師が同乗しなくとも自衛隊のヘリコプターで患者を搬送できる体制の構築について要望が出されたことを受け、事実関係を確認し、対応策を検討して報告するよう、厚生労働省に指示いたしました。
 その後、常勤医師の確保に向けた取り組み、遠隔テレビ電話診療に対する診療報酬、粟島における健康診断等の方法等について質疑応答をいたしました。
 次に、長岡市のみのわの里のグループホームである浦中寮に向かい、職員の方の案内のもと、障害者の方が実際に生活されている現地を視察いたしました。
 次に、みのわの里の就労移行支援事業等を実施する多機能型事業所の工房こしじにおいて、障害者の方が実際に作業しているところを視察した後、涌井施設長から、知的障害者の就労支援事業等について説明を聴取いたしました。
 説明終了後、工房こしじからの就職状況、民間企業との連携の現状、グループホームに対する障害者の方の意識等について質疑応答をいたしました。
 以上が調査の概要です。
 今回の調査では、現場を見なければ知り得ないことが多く、現場を見ることの重要さを認識いたしました。
 地域医療の置かれた厳しい現状に対しては、かねてから問題意識を持っておりました。一昨年、粟島では、天候不順の中で救急患者が発生したため自衛隊のヘリコプターを要請したものの、患者の搬送には医者の同乗が義務づけられており、本土の病院には搬送できず、命を落とされた方がいることを聞きました。このような痛ましい事例を聞き、改めて、離島における医療の問題に一層真摯に向き合わなければならないと痛感したところです。
 また、工房こしじでは、地域社会において障害のある方とそうでない方が共生できる社会を目指した取り組みが軌道に乗り始めたことに、参加委員一同、感銘を受けました。そして、地域支え合い事業を通じて、障害のある方が地域の高齢者の買い物の手伝いをする等、福祉の受け手から担い手になっていること、企業と福祉が連携をしていくことなどは、障害のある方を豊かにすることはもちろんのこと、地域社会全体を豊かにすることにもつながります。
 こうした工房こしじの取り組みは、障害者の福祉の向上だけでなく、地域社会の活性化にも寄与するものであり、この取り組みが日本全国に広がるよう、参加委員一同、期待するところです。
 最後に、今回の調査に御協力をいただきました皆様に心から御礼を申し上げ、視察の報告とさせていただきます。
    —————————————
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池田元久#4
○池田委員長 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として法務省入国管理局長高宅茂君、厚生労働省大臣官房技術総括審議官矢島鉄也君、医政局長大谷泰夫君、健康局長外山千也君、社会・援護局障害保健福祉部長岡田太造君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院首席統括安全審査官山本哲也君、国土交通省自動車局長中田徹君、防衛省大臣官房衛生監原徳壽君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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池田元久#5
○池田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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池田元久#6
○池田委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。初鹿明博君。
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初鹿明博#7
○初鹿委員 おはようございます。民主党の初鹿明博です。
 まずは、西村副大臣、御就任おめでとうございます。期待をしておりますので、頑張ってください。
 今、委員長から先日の視察の報告がありましたが、私も参加をさせていただきました。ありがとうございます。あの報告に基づいて、私から、視察を受けての質問をさせていただきます。
 先ほど詳しい報告はありましたので、私からはあえて繰り返すことはいたしませんが、粟島という離島とその向かい側にある村上総合病院の間で、テレビ電話を使った遠隔診療が行われている。非常に技術の進歩はすばらしいなと思うと同時に、ただ、まだまだ課題は多いんだなということを感じました。
 特に、御説明いただいた副院長さんのお話の中に、診察はできるけれども診療はできないんだという言葉は非常に印象に残りまして、結局のところ、何らかの処置をするときには本土の病院に搬送しなければならないということであります。
 今、委員長からもお話がありましたが、一昨日、自衛隊のヘリに緊急搬送の要請をしたところ、医師の同乗がないと搬送ができないと断られてしまった、そういうお話がありました。
 そこで、きょう、お忙しい中、防衛省の原衛生監にお越しいただいていますが、まず、この事例ということではなくて一般論として、僻地でそういう患者さんの搬送の依頼があったときに、ヘリコプターに医師の同乗をしなければならないというルールになっているのか、それとも、例外的に、どうしても確保ができない場合は認めているのか、その辺がどうなっているのかをお聞かせください。
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原徳壽#8
○原政府参考人 お答えいたします。
 医師が同乗しない場合、自衛隊では急患輸送ができないのかという御質問でございますが、ここは、災害派遣における緊急患者輸送の実施についてという統合幕僚長の運用通達を出しております。これに基づいてそれぞれの部隊が対応することになっております。その中で、この要請を受理する際は、患者等を空輸する区間において、要請者の準備する医師等の添乗が得られることが要件となっております。
 ただ、例外的措置として、地理的条件等により確保が困難な場合については、看護師等をもって医師等にかえることはできるということにはなっておりますけれども、実際の実績といたしまして、昨年、二十三年度、四百四十二件ございましたけれども、その中で医師が同乗していないのは四件でございます。
 そのうち、一つは血液製剤の輸送、これは物だけの輸送でございますし、あと三件は洋上におきます船舶からの急患輸送、この場合だけでございまして、残り全てについて、要請元で医師を確保していただいて同乗していただいているという状況でございます。
 これはひとえに、搭乗員は医師等ではございませんので、患者さんをずっとその間見ていただく必要がありますし、また実際に、搭乗員は安全な運航に専念するということがモットーになっておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと思います。
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初鹿明博#9
○初鹿委員 基本的には医師が乗らなければいけないけれども、地理的な状況によっては例外もあり得る、そういうお答えだったのだろうというふうに理解をしております。
 粟島の場合はもう五十年以上無医村ですから、そこに医師の同乗を求めること自体、やはり不可能なわけでありますから、その辺も踏まえての運用というものが今後行われるべきではないかというふうに思うんです。
 この点が現場のところできちんと徹底されているのかどうかというのは少々私も疑問に感じましたので、ぜひ、厚生労働省からも防衛省に対して、こういう無医村の場所もあるんだということをしっかりお伝えして、協力の要請をする必要があるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
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大谷泰夫#10
○大谷政府参考人 お答え申し上げます。
 今回、離島における患者の搬送に関連しまして、お亡くなりになった方がおられるということで、大変に残念に思うところであります。
 現在、地元の自治体、それから防衛省に対しまして、当時の状況、あるいは自衛隊ヘリの運用ルール等の事実関係を確認しているところであります。
 今、政府参考人、防衛省の方から、例外的な扱い等についての答弁がありましたので、それを踏まえて、既に聴取した内容、一部まださらに確認を要するところがありますので、それを踏まえて、必要なお願いをする点もあると思いますから、今後ともよく相談して、早急な対応をしていきたいと思います。
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初鹿明博#11
○初鹿委員 ぜひ、助けられる命を全力で助けるという姿勢で今後運用をしていただきたいと思います。
 そうはいっても、結局のところ、一番の問題は何かといったら、常駐の医師がいないことに最大の問題点があるわけですよ。島にきちんと医師が常駐していれば、そこで処置ができることもたくさんあるわけです。それがなかなかかなっていないところが今回の問題でありまして、ここは、厚生労働省として、僻地の医師の確保を今後どのように進めていくのかということをやはりきちんと考えていかなければならないと思います。今後、どのようにこういう離島や僻地での医師確保に努めていくのか、お伺いをいたします。
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藤田一枝#12
○藤田大臣政務官 僻地における医師の確保策というのは極めて大事な視点であるというふうに認識をいたしております。
 現在は、都道府県単位でへき地医療支援機構というものが設置をされておりまして、そこで医師の派遣や代診医の派遣などにかかわる総合的な企画調整を行って、僻地で勤務する医師の方々の支援を行っているところでございますが、さらに昨年、二十三年度からは、国が示しました指針に基づいて、それぞれの都道府県で僻地保健医療計画というものが開始をされました。そして、その中では、僻地医療機関に派遣する医師の確保を行うドクタープール機能、こうしたものも取り組まれるようになりましたし、キャリアパスの構築なども取り組まれるということで、地域の実情に応じた取り組みが開始をされたところでございます。
 こうしたことをしっかりとこれからも推進しながら、僻地における医療の確保について努めてまいりたいと考えております。
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初鹿明博#13
○初鹿委員 ぜひ全力で取り組んでいただきたいと思います。
 では、次に訪れた障害者の施設について今度は質問をさせていただきますが、今後審議に付される総合支援法を見据えて、あの施設に伺ったということなんだと思います。
 きょうは園田政務官、福田政務官にお越しいただいておりますので、総合支援法はちょっと後にいたしまして、先に、その後すべき差別禁止法に関連することで、幾つかお話をさせていただきたいと思います。
 総合支援法が成立をした後、今度はいよいよ、障害者権利条約の批准に向けて、差別禁止法の制定をしていくということになるわけです。差別禁止ということになりますと、社会的な障壁を除去するために合理的配慮を行わなければ、それは差別になる、そういうことが今後議論をされていくことになるわけですね。
 そこで、この総合支援法の検討に当たって多くの団体からヒアリングをした中で、一つ気になったことがあるんです。
 それは何かといいますと、聴覚障害者の団体、特にろうあ連盟さんを中心にいろいろ要望いただいた中で、コミュニケーション支援の事業が今、地域生活支援事業の中に含まれています。派遣、養成、設置とあるわけですけれども、その中でどれか一つを必須で市町村はやらなければならないということになっております。ところが、設置事業がほとんどの自治体でやられていないというんですね。つまり、窓口に手話通訳ができる人がいないという状態なんです。行政サービスを求めに行ったときに、その窓口でコミュニケーションがうまくとれないという状況に大変お困りになっているということです。
 今後、差別禁止法ができていったときに、当然、市町村も合理的な配慮を行わなければならなくなるわけですね。つまりは、普通の行政サービスの一環として、当たり前の行政サービスとして、市町村の窓口に行って、手話通訳士なり手話ができる職員なりがいて、きちんとコミュニケーションがとれるようにすることが、これからは市町村の責務になってくるんだというふうに私は理解をしております。単なる障害者施策ではないんだということなんですよ。
 そこで、きょうは福田政務官にお越しになっていただいておりますが、市長や知事も経験されてきて、地方自治のことは本当に精通されていらっしゃると思いますので、今後、この差別禁止法が制定をされていく過程の中で、この手話通訳などの設置について市町村としてしっかり取り組むべきだと思いますし、そのためにも何らかの財政措置なども検討しなければならないと思いますが、いかがでしょうか。
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福田昭夫#14
○福田大臣政務官 お答えをいたします。
 先生御指摘のとおり、大変重要な点だと思います。そのことについては、それぞれの自治体で判断すべきことだとは思っておりますけれども、一番効果的なものはどういうふうにしたらいいかということを考える必要があるんだろうというふうに思っております。
 例えばでありますけれども、職員の中から希望者を募って、その職員にそれなりのメリットを与えて、手話通訳ができる人数をたくさん確保するという方法もありますし、また、専門の、手話通訳のできる人を雇うということもあるかと思います。そうしたことについては、それぞれの自治体が、それこそ首長の考え方一つで変わってくるかと思いますけれども、ノーマライゼーションの精神が生かされる町づくりをするために、そうしたことを総務省としても支援してまいりたい、そのように思っています。
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初鹿明博#15
○初鹿委員 恐らく、絶対自分たちがやらなければならないという認識がこれまではなかったと思いますので、ぜひ、総務省としてしっかり情報提供などして、市町村に徹底していただきたいと思います。
 皆さん、ちょっと資料をごらんになっていただきたいんですが、次に園田政務官にお伺いしたいんですけれども、内閣府として、ホームページに障害者に関するマークというのをこうやって示しております。なかなか外見からは障害だとわからない方にとっては、こういうマークをつけていることによって周りの人に知っていただけるということで、いろいろな支援が受けられる、そういう観点で非常に重要なんだと思うんですが、どれを見ても、余り知られていないなと思います。
 もう一枚めくっていただいて、愛のワッペンというチラシなんですが、これは実は私の地元の江戸川にあるNPOが十年ほど前からつくっているんですね。これまでに約二万枚が配布をされております。ちっちゃなNPOですよ。障害児のお母さんたちだけでつくって、自分たちの子供が外出するときに本当に困るな、親のしつけが悪いんじゃないかと言われたり、走っていったりする、大声を出したりするのを怒られたりと、それがどうにか周りの人に知ってもらえないかなという思いでできたものなんです。
 ちょっと後ろを、一番最後に利用者のいろいろな御意見が出ていますので、こちらをよく読んでいただきたいと思います。あえて私の方から繰り返しませんが、一番下の方に、「マタニティーマークのように社会が応援し広めて欲しい。福祉マークの仲間入りをさせて欲しい」というのがあるんですね。
 皆さん御存じのとおり、マタニティーマークというのは妊婦さんであるということをわかるようにするマークで、これはまさに行政がお墨つきを与えて、そして、ポスターなどでも掲示をして普及し、母子手帳をもらうときに、キーホルダーというか、ぶら下げるものを配付していますよね。ここまでやれば世の中の人はみんな認知するんですよ。でも、こういうやり方をしないとなかなか普及しないと思うんですね。
 知的障害を持つお子さん、自閉症を持つお子さん、そしてその家族の方からすると、周りの方に理解をしてもらう、理解をしてもらえないということが非常に悩みであるわけで、これから差別禁止法ができていくときに、やはり一般の人たちに、障害を持っているお子さんたち、障害を持っている人たちの特性をしっかり理解していただき、そしてそれを支援する気持ちになってもらうためにも、こういうものが必要だと思うんですよ。
 この愛のワッペンを直ちに、これを認めろということではないんですが、このような知的障害や発達障害を抱えているお子さんたちが安心して外出できるように、何らかのこういうマークなどを皆さんで検討して、手帳を取得するときに配付をするようなことまでできればなと思いますが、園田政務官、いかがでしょうか。
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園田康博#16
○園田大臣政務官 委員にお答えを申し上げます。
 先般、世界自閉症啓発デーのときには、委員も御出席をされていらっしゃいましたけれども、私も内閣府の共生担当として出席をさせていただきまして、そのときも申し上げたことがございます。
 それは、委員まさしく今おっしゃっていただきましたように、障害の特性というのはさまざまございます。そういった面では、その障害の特性をしっかりと理解していただいて、そして、周りの人がそれに対してどのような支援ができるのかということ、やはり、広く皆さん方がかかわっていただける、あるいは、理解をしていただいてそれに支援をしていただくことに結びつける、そこが大変重要な形になってくるであろうというふうに私も感じているところでございますし、また、これからも内閣府としては、そういったことの広報といった点も含めて努力をしてまいりたいというふうに考えております。
 そこで、今委員も御指摘いただきましたけれども、内閣府では、ホームページでそういったマークを取り上げさせていただきまして、それをまずホームページで掲載させていただき、広く皆さん方に知っていただこうということが一つ。それから、先日でございますけれども、都道府県や政令市の担当者の方々が集まった際には、こういったこともあるんですよということをその皆さん方にまず理解していただいて、知っていただいて、そしてまた、それぞれの都道府県あるいは市、自治体の中でもそういったことをどんどん広げていっていただこうということで、私どもからはその積極的な周知のお願いということもさせていただきました。
 今後、先生がおっしゃるように、差別にかかわる禁止の法制ができ上がってくる際には、しっかりとそういったことも含めて周知に努めてまいりたいというふうに考えております。
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初鹿明博#17
○初鹿委員 ありがとうございます。
 津田政務官に総合支援法についてお伺いしようと思いましたが、ちょっと時間がなくなってしまったので、また法案の審議の際にさせていただきたいと思います。
 ありがとうございました。
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池田元久#18
○池田委員長 次に、木村太郎君。
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木村太郎#19
○木村(太)委員 おはようございます。
 まず、北朝鮮がミサイルを発射したということで、委員長を初め皆さんと一緒に遺憾の意を表したいと思います。
 きょう本会議で、多分、抗議の意味の決議がされると思います。政府としても万全を期していただきたいと思います。
 きょう、官房副長官にこの後答弁に立ってもらうことを通告しておりますが、もし官邸の方から何かありましたら、遠慮しないでそちらの方に向かって結構です。
 では、早速質問に入りたいと思います。
 来週の火曜日の衆議院の本会議で日本とウクライナとの友好決議が予定されておりますが、日本とウクライナとの間で原発事故への対処の協定を結ぶ、こういう予定も聞いております。チェルノブイリの事故を経験して、事故後、さまざまな対応をしてきたウクライナと協定を結ぶということは、福島の事故に対してもいろいろと参考になる、大変意義ある協定締結になるのではないかな、こう考えておりますが、厚労大臣はどのようにこの協定を生かしていくつもりですか。
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小宮山洋子#20
○小宮山国務大臣 今委員がおっしゃいました原子力発電所事故への対応を推進するための協力に関するウクライナ政府との協定、これにつきましては、現在、外務省が締結交渉を進めているところです。
 したがいまして、協定について具体的に厚生労働省の方から今お話しできる状況にはないんですけれども、内容は質問主意書に対する答弁などで把握をしておりますが、厚生労働省といたしましては、関係省庁と連携をして、今後、しっかりと対応していきたいというふうに思います。
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木村太郎#21
○木村(太)委員 ぜひお願いしたいと思います。
 ウクライナとの協定締結という運びの中で、厚労関係の分野とはちょっと違うんですが、官房副長官にお尋ねしたい。
 というのは、実は、長島総理補佐官に答弁していただきたいと思ったんですが、国会の一つのルールとして、補佐官は答弁に立てない、こういうことのようでして、その点を副長官が代弁して聞いていただけるということを御理解いただいたようでありますので、副長官、個人的に副長官がどうこうではありませんが、よろしくお願いしたい。
 ちょっと変則的なんですが、総理補佐官に確認していただきたいことは、長島総理補佐官がウクライナとの協定に向けて具体的な対応、何らかの対応をこれまでしてきたのかどうかを確認していただきたい。済みません、続けて幾つかありますので。
 それから、長島補佐官は民主党内のウクライナ議員連盟の会長なのか、確認をしていただきたい。
 長島総理補佐官はNGO日本ウクライナ・モルドバ友好協会と関係があるのか、確認をしていただきたい。
 それから、きょう、理事会の許可をいただいて資料をお配りしておりますが、お手元に手紙をコピーしたのをお配りしておりますが、長島補佐官が民主党のウクライナ議員連盟と今言ったNGOの友好協会を設立したときに、この議員連盟また友好協会と関係ある民間人、お手元の手紙に「ミスター」のところ、次、民間の方ですから名前は消しておりますけれども、この方をウクライナの政府関係者、経済関係者に紹介するためお手元の資料の手紙、紹介状をつくったのかどうか、いわゆるこのサインが本人自筆のサインなのかどうかを確認していただきたい。
 それから、済みません、もう一つあるんですが、この民間人と野田総理もしくはいわゆる民主党内の野田グループとの接点があるのかどうかも確認していただきたい。
 ぜひお願いしたいんですが、副長官、よろしいですか。
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長浜博行#22
○長浜内閣官房副長官 先生からお尋ねをいただきました。
 今先生の御説明のとおり、長島衆議院議員に関することということで、私が答弁をするということになりました。
 先生が三月に提出をされた質問主意書、それから四月に提出をされた質問主意書も拝読をさせていただきました。そして、今お尋ねの件に関してでございますが、民主党の日本・ウクライナ・モルドバ友好議員連盟の活動等についての御質問でありましたものですから、特定の政党の活動に関するものであり、政府としてはお答えする立場にないという答えを用意するしかなかったわけでございます。
 そして、先生が提示されました場内配付資料を私も拝見させていただいておりますが、この中にも、仮にこれがその文書であるとしたら、メンバー・オブ・ザ・ハウス・オブ・リプレゼンタティブという、肩書きといったらいいんでしょうか、それとチェアマン・オブ・デモクラティック・パーティーということで、日本政府に関係した立場で行っているということでもないわけでありますので、質問主意書にも書かせていただいたとおり、また、きょうの段階でもこういった答弁になることを御理解いただければというふうに思います。
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木村太郎#23
○木村(太)委員 この手紙を日本語で訳すと、相手がウクライナの首相なんですね。中身を見ますと、日本ウクライナ・モルドバ友好協会の理事長である、空欄にしていますが、仮にA氏ということにして、A氏が、二〇〇九年十月三日から二〇〇九年十月六日までウクライナ訪問をいたします。彼は、民主党日本・ウクライナ・モルドバ友好議員連盟の特別顧問です。民主党日本・ウクライナ・モルドバ友好議員連盟が訪問する前に、ウクライナと日本の文化交流、経済協力関係を築くべく、前もってA氏が貴国に訪問する意向です。後日、A氏とともに貴殿を表敬訪問する予定です。A氏との会談スケジュールを調整いただきますようお願い申し上げます。御協力ありがとうございます。こう書いてあるんですね。
 副長官の答弁、私も予想される答弁かなと思いますが、では百歩譲って、一切答弁できないということを長島補佐官に確認してもらっていいですか。それは確認できるでしょう。
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長浜博行#24
○長浜内閣官房副長官 長島補佐官にというよりは、また先生の資料に戻って恐縮でございますが、セプテンバー二〇〇九ということで、この時点においても、立場においては一衆議院議員だということでもありますし、それから、御質問いただくことにおいて、先ほど大臣に御質問されましたウクライナとの協定に関して、何か、あながち、補佐官が動いているかということに関しましては、私は調べましたけれども、この協定に関しては、補佐官には、その事務なり仕事なり、関与させてはおりませんものですから、この件に関しても関係がないということで、先ほどの答弁とさせていただきたいと思います。
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木村太郎#25
○木村(太)委員 この資料を提供してくれたのは、許可をいただいた上ですね、資料の手紙の下に書いておりますが、NPOの日本ウクライナ・モルドバ友好協会というところなんです。それで、この協会の関係者が、大変な憤りを持っているんですよ。許されない、こう言っているんですよ。
 ただ、その中身、私は、その協会から言われていることは承知しておりますが、しかし、にせメール事件とかありましたから、事は慎重にしなきゃいけないなと思って、まずは確認していただきたいという趣旨でお願いしているわけです。
 済みません、もう一回聞きます。百歩譲っても、補佐官が、こういうことに一切、答えられるか、答えないか、それだけでも確認できませんか。
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長浜博行#26
○長浜内閣官房副長官 重ねてで大変恐縮でございますが、官房副長官として、政務官に、この案件について、確認をする案件ではないというふうに理解をしております。ああ、ごめんなさい。補佐官に、失礼しました。
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木村太郎#27
○木村(太)委員 わかりました。また違う機会で指摘というか、していきたいと思います。きょうはこのぐらいで。どうぞ、副長官、帰ってください。
 むなしい答弁でありましたので、実際、違うところに入っていきたいと思います。
 話題をかえまして、脳脊髄液減少症ということがありますが、これは、交通事故や激しいスポーツなど、あるいはまた、心当たりがなくても発症することも報告されている病気でありますが、先般、厚労省の研究班が診断基準をまとめたと。よって、全国に一万人ぐらいいると推定されている方々にとっては、少し光が見えてきたのかな、こう考えております。
 ただ、現実には、保険の適用にもなっていない、治療費が高額であるということで、患者さんと損害保険会社と、民事訴訟が全国各地で起きているんですね。私の地元でも、大変苦労されて、困っているということで、お手元に、これも許可をいただいてお配りしましたが、地元の新聞の報道でありますけれども、大変困難な状況が続いている方があるわけであります。
 保険適用を視野に、治療法の有効性を確認する作業にこれから入るんだと思いますが、そのスケジュール、いつごろまで、もちろん必ずということにはなりませんが、ただ、実証していくわけですから、おおむねこのぐらいの時期を目指して実証というものを進めていきたいという考え方を示していただきたい。
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小宮山洋子#28
○小宮山国務大臣 大臣室の方にもこの患者さんにおいでいただいたことがございます。
 厚生労働省では、今委員が御指摘のように、脳脊髄液減少症の診断、治療法を確立するために、平成十九年度から、厚生科学研究補助金によりまして、脳脊髄液減少症の診断、治療法の確立に関する研究に助成を行ってきています。
 この研究班で、昨年、診断基準などが関係学会で了承されたことに基づきまして、今年度、この診断基準などに合致する患者さんにブラッドパッチ療法などが有効かどうかも含めまして、治療法の研究開発を進めることになったと聞いています。
 なお、このブラッドパッチ療法につきましては、三月に、患者の負担軽減ですとか研究の推進のために、保険診療との併用が可能となる先進医療へ、研究班に参加している医療機関より届け出がございました。今後、専門家の意見を伺いながら、なるべく速やかに保険診療との併用について検討を行っていきたいと考えています。
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木村太郎#29
○木村(太)委員 では、保険診療の、それは前向きなことでよろしいんですね。済みません。
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