農林水産委員会

2015-04-23 衆議院 全152発言

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会議録情報#0
平成二十七年四月二十三日(木曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 江藤  拓君
   理事 加藤 寛治君 理事 齋藤  健君
   理事 宮腰 光寛君 理事 吉川 貴盛君
   理事 渡辺 孝一君 理事 玉木雄一郎君
   理事 松木けんこう君 理事 石田 祝稔君
      井野 俊郎君    伊東 良孝君
      伊藤信太郎君    池田 道孝君
      池田 佳隆君    今枝宗一郎君
      勝沼 栄明君    工藤 彰三君
      瀬戸 隆一君    武井 俊輔君
      武部  新君    中川 郁子君
      中谷 真一君    西川 公也君
      橋本 英教君    藤井比早之君
      古川  康君    堀井  学君
      前川  恵君    宮路 拓馬君
      務台 俊介君    森山  裕君
      簗  和生君    山本  拓君
      金子 恵美君    岸本 周平君
      小山 展弘君    佐々木隆博君
      福島 伸享君    井出 庸生君
      村岡 敏英君    稲津  久君
      佐藤 英道君    樋口 尚也君
      斉藤 和子君    畠山 和也君
      仲里 利信君
    …………………………………
   農林水産大臣       林  芳正君
   農林水産副大臣      小泉 昭男君
   内閣府大臣政務官     小泉進次郎君
   財務大臣政務官      大家 敏志君
   農林水産大臣政務官    佐藤 英道君
   農林水産大臣政務官    中川 郁子君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  澁谷 和久君
   政府参考人
   (警察庁長官官房審議官) 島根  悟君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 宇山 智哉君
   政府参考人
   (農林水産省生産局長)  松島 浩道君
   政府参考人
   (経済産業省通商政策局長)            鈴木 英夫君
   参考人
   (日本中央競馬会理事長) 後藤 正幸君
   農林水産委員会専門員   奥井 啓史君
    —————————————
委員の異動
四月二十三日
 辞任         補欠選任
  伊東 良孝君     池田 佳隆君
  池田 道孝君     務台 俊介君
  勝沼 栄明君     堀井  学君
  瀬戸 隆一君     工藤 彰三君
  橋本 英教君     藤井比早之君
  稲津  久君     樋口 尚也君
同日
 辞任         補欠選任
  池田 佳隆君     伊東 良孝君
  工藤 彰三君     瀬戸 隆一君
  藤井比早之君     橋本 英教君
  堀井  学君     勝沼 栄明君
  務台 俊介君     池田 道孝君
  樋口 尚也君     稲津  久君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 連合審査会開会申入れに関する件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 競馬法の一部を改正する法律案(内閣提出第四七号)(参議院送付)
     ————◇—————
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江藤拓#1
○江藤委員長 これより会議を開きます。
 内閣提出、参議院送付、競馬法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 この際、お諮りいたします。
 本案審査のため、本日、参考人として日本中央競馬会理事長後藤正幸君の出席を求め、意見を聴取し、また、政府参考人として農林水産省生産局長松島浩道君、内閣官房内閣審議官澁谷和久君、警察庁長官官房審議官島根悟君、外務省大臣官房参事官宇山智哉君及び経済産業省通商政策局長鈴木英夫君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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江藤拓#2
○江藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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江藤拓#3
○江藤委員長 これより質疑に入ります。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堀井学君。
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堀井学#4
○堀井委員 皆さん、おはようございます。自由民主党の堀井学でございます。
 このように、質問の機会を与えていただきました委員長を初め理事の皆様方に感謝申し上げます。
 現在はほかの委員会に所属をしておりますが、競馬法の一部を改正する法律案の質疑ということで、日本の競走馬、軽種馬の九八%を占める生産地を選挙区に持つ議員として、私に花を持たせていただいたものと思っております。
 私よりも、馬に関してより詳しく勉強されている方、研究に研究を重ね、土日には必ず投資されている方がいるかと思いますが、仲間の皆様には、馬産地議員としての質問の機会にお許しをいただきたいと思います。皆様方に感謝を申し上げたいと思います。
 最初に、現状報告も兼ねましてお話をさせていただきたいと思います。
 先ほど、日本の九八%を占めると申し上げましたが、中でも、胆振地方が一八%を占めております。残りの八〇%は日高地方というところが占めております。
 その日高地方のお話であります。
 雪が解け、春を迎え、暖かくなった北海道の日高地方は、のどかで、心が癒やされる風景が続いております。冬の寒さの厳しい中で生まれた子馬が、母馬と片時も離れることなく、外での放牧を今の季節は楽しんでいるところであります。じゃれ合い、母馬に甘える子馬の姿を見ているだけで、何とも心が癒やされる瞬間であります。春を迎え、これから桜咲く四月、五月に北海道を訪れる機会がありましたら、ぜひ北海道の日高にお立ち寄りいただければ幸いであります。
 そんな馬産地も、これまでの長引く不況に耐え切れず、数多くの軽種馬生産牧場が相次いで倒産をされてきました。また、今もなお、負債を背負い、何とか資金繰りをされ、経営をされている方も現実には数多くいるのであります。
 そのような中で、今ようやく円高、デフレから脱却し、日本経済に好循環が生まれる中で、人口七万人前後、七町から成る日高地方にも景気の好循環が目前に迫っております。今、馬が売れ始めているのであります。不景気の中、買い控えていた馬主さんが、日本経済復活に太鼓判を押して、馬を買われているのであります。
 実際、農協で管理する馬の未売却名簿というものがあります。この未売却名簿の厚みが薄くなってきているという状況でありますから、実際のところ、売れているということになります。しかし、一頭の単価はまだ低いということでありまして、厳しい現状に変わりはありませんが、間違いなく、ここ日高にもアベノミクスの効果が届き始めていると地元から力強い報告を受けております。
 そのような中で行われる今回の競馬法改正は、地方にとってさらなる追い風になると軽種馬関係者の皆さんは捉えていることを申し添えて、何点か御質問をさせていただきたいと思います。
 最初に、競馬をめぐる情勢についてお伺いをいたします。
 馬産地の皆様は、着実に景気がよくなりつつあると話しております。実際の日本中央競馬会の近年の状況はどのように推移しているのか、お伺いをいたしたいと思います。
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松島浩道#5
○松島政府参考人 まず、中央競馬の状況でございますけれども、売り上げは、平成九年の四兆円をピークにいたしまして、その後、景気の低迷や娯楽の多様化等を背景といたしまして、平成二十三年までの十四年間連続で減少してまいりましたが、平成二十四年以降は三年連続で前年を上回る売り上げを記録しているという状況でございます。
 また、競馬場への入場者数につきましても、平成八年をピークに減少傾向にございましたが、平成二十三年以降は横ばいで推移しております。
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堀井学#6
○堀井委員 中央競馬会の近年の状況は少しずつよくなってきているということであります。
 地方競馬も同じような傾向なのか、お伺いしたいと思います。
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松島浩道#7
○松島政府参考人 地方競馬につきましては、売り上げは、平成三年度の約九千九百億円をピークにいたしまして、中央競馬と同様、減少傾向でございまして、近年はピーク時の約三分の一にまで減少してきたところでございますが、また、ここ数年は、インターネット投票の売り上げ増加などもございまして、平成二十四年度以降は三年連続で前年を上回る売り上げを記録しているという状況でございます。
 また、入場者数につきましても、平成三年度をピークに、その後減少傾向で推移しているという実態にございます。
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堀井学#8
○堀井委員 中央も地方も回復しつつあることがよくわかりました。
 では、日本で強い馬、人気のある馬、また魅力ある馬が海外に出走することが数多くニュースで近年伝えられておりますが、最近の出走状況をお知らせいただきたいと思います。
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松島浩道#9
○松島政府参考人 我が国の競走馬生産者による馬の改良増殖の取り組みや、また競馬の国際化の進展ということもございまして、国内競走馬が海外競馬の競走に出走して、すぐれた成績をおさめることが多くなってきてございます。
 最近では、フランス、香港、アラブ首長国連邦、オーストラリアなど、世界の主要なレースを中心にしまして、年間、平均しまして二十レース程度に出走している状況でございます。
 活躍が顕著な最近の例といたしましては、平成二十六年におきまして、ドバイデューティーフリーというレースでジャスタウェイ号が優勝したという事実もございますし、また、アラブ首長国連邦及びオーストラリアのG1競走におきまして、国内競走馬が四勝を上げたところでございます。平成二十四年、五年に行われましたフランスの凱旋門賞では、オルフェーヴル号が二年連続二着となるということで、大変優秀な成績をおさめている状況にございます。
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堀井学#10
○堀井委員 日本の馬が世界でも通用し、しかも優勝しているわけであります。馬主さんや生産者は、レースの出場権を得たり、招待状が届くと、海外レースの出走を選び、世界に挑戦することは、これは当然のことと考えます。今後も海外レースの参加はふえ続けるものと私は考えております。
 今回の競馬法改正は、魅力ある馬を応援するファンにとっても、そしてまた競馬会にとっても、さらには馬産地にとっても、ウイン・ウイン・ウインの関係を築くことのできる改正になると考えますが、この改正により、どのような好循環が生まれてくるのか、お伺いをいたします。
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林芳正#11
○林国務大臣 海外競馬の勝馬投票券の発売対象とする競走ですが、世界的にレベルの高い競走となることが見込まれますので、こういった競走で国内競走馬が活躍することになりますと、日本の競馬ファンの競馬そのものへの関心をさらに高め、あるいは、新たな競馬ファンの開拓にもつながると考えております。
 また、海外競馬で優秀な成績をおさめた国内競走馬、これは帰国後、今度は国内の競走にも出ていただく。こういうことですから、話題性も高まって魅力的なレースになることが期待できるため、国内競馬の売り上げにも、そういった意味で好影響が期待できるのではないかと思っております。
 さらに、海外競馬の勝馬投票券を発売することを通じて、海外競馬に関する関心がさらに高まりまして、競馬ファンの後押しを受けて、今先生おっしゃったように、我が国の競走馬がますます世界で活躍するようになりますと、国内競走馬の国際的評価が向上するということになりまして、馬産地の活性化にもつながる、こういうふうに考えております。
 このため、今委員からも御紹介いただきましたように、馬産地の関係者からも今回の改正を歓迎する声をいただいているところでございます。
 今後、この改正で措置をいたします海外競馬の勝馬投票券の発売等を通じまして、日本中央競馬会が行う支援措置の安定的な財源を確保して、引き続き、馬産地の関係者の要望等も踏まえて、競走馬生産振興事業等を通じて馬産地の振興をしっかりと図ってまいりたいと思っております。
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堀井学#12
○堀井委員 ありがとうございました。
 ファン、そして競馬会、馬産地のみならず、ひいては、この売り上げの一部が畜産振興、さらには社会福祉にまでよい効果をもたらすものであります。
 改正によって好循環が生まれることはよく理解をさせていただきました。地方によって大切に育てられた馬が、地方競馬、中央競馬を経て世界大会で活躍し、生まれ育ったふるさとに恩を返すということになります。言いかえれば、地方創生を世界を駆ける馬がなし遂げてくれるものになります。
 冒頭申し上げたとおり、地方の生産者は、長く厳しい不景気の影響で、苦しい経営を余儀なくされております。平成二年の生産者の総数は千五百戸ありましたが、平成二十五年までで半分の七百五十七戸に減少しております。生産頭数は、平成四年の八千四百四頭から五千二十二頭に減少をしております。
 こうした実情を踏まえて、競馬法改正によって生まれる好循環を、力強く大臣からも御発言していただきましたが、畜産振興につなげていただいて、地方創生、そして馬産地振興となるよう、今後も力を入れた予算の充実をお願い申し上げたいと思います。
 最後に、世界大会をライブで放送し、発券するとなれば、日本時間が深夜の場合、対応をどのようにするのか。またあわせて、日本でのG1レースは十八頭でのレースであります。世界では二十四頭枠になるというように伺っております。コンピューターシステムの開発、発券できるシステムをどのように考えているのか。そしてまた、最後に、日本での人気の馬と世界で強い馬のオッズの整合性をどう図るのか。お伺いをしたいと思います。
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中川郁子#13
○中川大臣政務官 先生おっしゃいますように、時差がございます。フランスの凱旋門賞で出走時間が十一時台、そして、アラブ首長国連邦のドバイワールドカップに関しましては三時台ということでありますから、真夜中になるわけであります。
 こうした競走の映像につきましては、これまでパブリックビューイングやテレビ放映が行われてきたところでありますが、今後、海外競馬の勝馬投票券の発売に際しまして、競走の映像の具体的な提供方法につきましては、本法案が国会で成立した後、勝馬投票券を発売する日本中央競馬会等が検討していくことになります。
 また、海外競馬の勝馬投票券の発売に当たりましては、国内における最大出走可能頭数が、先生おっしゃったように、十八頭であります。それを超える海外競馬の出走頭数に対応できるシステムを開発する必要がありまして、これにつきましても、本法案が国会で成立した後、日本中央競馬会等が取り組むことになってございます。
 さらに、海外競馬の勝馬投票券の発売に当たりましては、外国馬を含めた情報がファンに対して適切に提供されることが必要であると考えています。また、海外競馬の勝馬投票券を国内で発売した場合には、日本の馬に人気が集中することが想定をされるわけでありますけれども、一方で、相対的にオッズが高くなる外国の馬に係る勝馬投票券を購入するファンも一定程度いるということが想定されますので、全体として適正なオッズが形成されるものと考えております。
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堀井学#14
○堀井委員 日本のファンが楽しめる環境づくり、そして馬産地、競馬会の皆さんが喜んでいただく環境づくりに、日本中央競馬会と連携を図って、よりよいものをつくり上げていただくようお願いを申し上げて、私の質問を終わります。
 以上です。
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江藤拓#15
○江藤委員長 次に、石田祝稔君。
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石田祝稔#16
○石田(祝)委員 おはようございます。公明党の石田祝稔です。
 きょうは、競馬法の一部を改正する法律案につきまして質問をさせていただきたいと思います。
 私は高知県の出身でして、馬を産出している地域でもありませんけれども、地方競馬として高知県は大変頑張っておりますので、この点についても後ほど質問をいたしたいというふうに思います。
 まず、大臣にお伺いをいたしたいんですが、今回の法律案で、私もこの新旧対照表を見たときに、改正案で、趣旨ということで、法律の目的的なものが書かれているわけですね。これが今までなかったのが不思議で、この法律は一体何のためにつくったのか、そもそものところがなかった法律かということで、改めて勉強不足を恥じたわけでありますけれども、まず、この趣旨の第一条のところの「この法律は、馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与するとともに、地方財政の改善を図るために行う競馬に関し規定するものとする。」こういう、通常でしたら当然あるべきものが今回入ったということでございます。
 ここのところで、そもそもあるべきであったと私は思っておりますけれども、これが今回初めて入れられたということの背景、理由について、財政の面、そして改良増殖、こういう点について、大臣としてはどういう理由でこれをつけられたのか、お答えをいただきたいと思います。
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林芳正#17
○林国務大臣 今回の競馬法改正で、競馬法第一条に、今先生から御指摘がありましたように、「この法律は、馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与するとともに、地方財政の改善を図るために行う競馬に関し規定するものとする。」という趣旨規定を追加したところでございます。
 そもそも競馬法に基づく競馬は、競馬の競走そのものを通じて馬の改良増殖に寄与するほか、競馬の売り上げの一部を財源として馬の改良増殖その他畜産の振興を支援するものでありまして、地方競馬の収益が地方公共団体の収入となって地方財政に貢献するものであるわけでございますが、今般、海外競馬の競走についての勝馬投票、これを競馬法上に位置づけるに当たって、海外競馬の競走を対象とした勝馬投票もこういう趣旨のために行う競馬の一つとして行われることを明確化するということで、他の公営競技の根拠法の趣旨規定にも倣って、法律に趣旨規定を追加することとしたところでございます。
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石田祝稔#18
○石田(祝)委員 もともと、今回趣旨という形で書かれたものに沿って法律が施行されていた、こういうことであろうかと思いますけれども、より明確になさったということで、私は非常に結構なことではないか、こういうふうに思っております。
 それで、競馬の振興についてお伺いをいたしたいと思います。
 これは地方競馬も中央競馬もそうでありますけれども、非常に右肩下がりで来ていたものが若干持ち直しぎみになってきている、こういうことで、ある意味でいえば関係の方々も一息つかれているんではないかというふうに思いますけれども、平成二十四年以降の売り上げが増加した理由について、これについてはどのようにお考えになっているのか、これは局長にお聞きしましょうか。
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松島浩道#19
○松島政府参考人 地方競馬の売り上げにつきまして、平成二十四年度以降、三年連続で前年を上回る売り上げを記録した背景ということでございますが、まず、地方競馬主催者が交流競走などを行うことによりまして売り上げ増加に努めてきたということがあろうかと思っています。
 また、平成二十四年十月から、日本中央競馬会のインターネット投票システムでございますIPAT、これを用いた地方競馬の勝馬投票券の発売が開始されたことによりまして、インターネット投票による売り上げシェアが年々拡大いたしまして、それが売り上げ全体を押し上げたというふうに考えているところでございます。
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石田祝稔#20
○石田(祝)委員 競馬についてさまざまな御意見の方もいらっしゃると思いますけれども、御関係の方がそれぞれ生活もなさっているということもありますし、健全な運営が私は必要だと思います。
 今お話があったように、地方競馬でさまざまな工夫もなされているということでございますけれども、中央競馬の方も全く同じように右肩下がりで来たものが、右肩下がりは売り上げが下がってきているので、入場者数はほとんど変わっていない。ということは、一人当たり購入単価が下がっているということですね、基本的には。
 そういうことで推移をしてきているわけでありますけれども、中央競馬会の方も、底打ち、ぜひそうなってほしいということもあろうと思いますけれども、やはりこれからどのように拡大をしていくか、こういうことにも非常に腐心をなさっているように私は思います。
 それで、地方競馬の支援策についてちょっと大臣にお伺いをいたしたいと思います。
 大臣は、地方競馬についてどのような認識を持たれているのか。また、地方競馬の活性化事業が二十九年までとなっている、そうすると、三十年以降はどうするのか、こういうこともあると思います。まだ若干時間はありますけれども、将来の見通しとして、やはり三十年以降どうするかということも示していくことも大事だと思います。
 この二点、認識とそれから三十年以降どうするか、このことについて大臣にお伺いします。
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林芳正#21
○林国務大臣 地方競馬の支援でございますが、日本中央競馬会からの交付金、これはまさに今委員お触れになっていただきましたように、二十四年の競馬法改正で平成二十九年度まで延長されたわけでございます。
 この交付金も活用しまして、これまで、地方競馬活性化事業において、重複開催の減少等に資するナイター施設の整備、ナイターをやることによってダブりを減らしていくということでございます。それから、レースの番組の魅力向上のために、地方競馬間、それから日本中央競馬会との交流競走、それからシリーズ化、こういうことをやってまいりました。それから、地方競馬の投票集計システムを統一した地方競馬共同トータリゼータシステムの構築、さらには、中央競馬インターネット投票サービスを用いた地方競馬の勝馬投票券の発売等を促進するための共同広報、こういう取り組みを支援してきたところでございます。
 こういう取り組みを通じて、地方競馬の売り上げの向上、それから各主催者の経費の削減が図られたことがあって、平成二十六年度の主催者ごとの単年度収支、これは全ての主催者で黒字となる見込みになってまいりました。地方競馬の収支の改善に大きく寄与をしてきたものと考えております。
 今後でございますが、地方競馬主催者相互及び中央競馬と地方競馬の連携をさらに進める観点から、まずは二十九年度まで、今申し上げた地方競馬活性化事業を着実に進めてまいりたいと思っておりますし、それ以降、平成三十年度以降については、その効果等を十分に検証した上で、さらにどのような措置が必要であるか、しっかりと検討してまいりたいと思っております。
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石田祝稔#22
○石田(祝)委員 ぜひお願いをいたしたいというふうに思います。
 私も資料を見ましたけれども、地方競馬でやっていらっしゃるところ、減ってはきていると思いますけれども、まだ頑張ってやっていらっしゃるところもあるわけでございまして、四国の中では高知県の高知県競馬組合、ここだけが非常に頑張って続けてやっているということでございます。
 私も、正直、選挙に出るということが決まってから競馬はやったことはないんですね。ちょっとこれはいいのかどうかということも思うんですけれども、反省の意味を込めて、きょうは馬のネクタイをしてまいりましたので、気持ちだけはわかっていただきたいと思います。
 それで、ナイター競馬についてちょっとお伺いをいたしたいというふうに思います。
 これは、先ほど申し上げました、高知県が競馬を頑張ってやっているという中で、さまざま要望もありまして、ナイター競馬の拡大について要望も実は出てきております。
 ナイター競馬がスタートしたときに、農水省、警察庁で、警備体制とか騒音の問題、こういうことで午後九時までとした、こういうことでありますけれども、九時以降に拡大をさせていただきたい、こういう要望も実は出てきております。
 特に、日本列島も狭いようで東西南北に長いわけでして、夏になると、本当に私の住んでいるところなんかは七時半ぐらいまで明るいわけなんですね。ですから、ナイター競馬というと、レースをやって、帰るときとか、そういうことを考えたときに、九時以降、ぜひもうちょっとやらせてもらいたいという要望もあるようであります。
 この午後九時以降の開催について、これは農水省として、開催の拡大の可能性、こういうことについてどうお考えか、お答えをいただきたいと思います。
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松島浩道#23
○松島政府参考人 地方競馬のナイター競馬でございますけれども、これは、委員からお話がございましたように、ナイター競馬終了後に多数の来場者が競馬場内外に滞留するという、雑踏事故防止とか、また、周辺地域の治安維持などの観点から、警察庁とも協議いたしまして、各競馬主催者と地域の警察との協議によりまして、午後九時までに競走を終了するということになっているところでございます。
 これをさらに拡大するということにつきましては、同様に、雑踏事故の防止や周辺地域の治安維持の観点から、警察庁とも慎重な検討を進めていく必要があると思っていますし、また、午後九時以降の競走を実施することによる売り上げ増の見通しや、それに要するコストなど、経営収支に与える影響についても十分に検討する必要があると考えているところでございます。
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石田祝稔#24
○石田(祝)委員 きょうは警察庁からも来ていただいておりますので、さまざまな地元の要望、また、昭和六十一年から、大井競馬から始まったということでありますけれども、九時までやって、特に九時少し前ぐらいの段階で何か混雑があったのか、混乱があったのか、そういうこともぜひ踏まえていただきたいと思います。
 こういう地元の要望もぜひ踏まえて検討いただきたいと思いますけれども、警察庁の方からその点についてのお考えをお伺いします。
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島根悟#25
○島根政府参考人 お答えいたします。
 農林水産省の方から、開催時間延長と申しますか拡大に関する協議の申し入れがございました場合には、競馬施行者によるナイター競馬に係る事件、事故を警戒、防止するための自主警備体制、暴力団排除並びに清浄な風俗環境の保持及び青少年の健全育成への配意、また、競馬場及びその周辺における道路交通上の障害発生防止措置、これらにつきまして確認の上、ナイター競馬の開催時間延長が治安に与え得る影響を検討いたしまして、同省と所要の協議を行うこととなろうかと考えております。
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石田祝稔#26
○石田(祝)委員 ぜひ、そういう要望が出てきましたら御検討をお願いいたしたい。きょうはその程度にとどめておきたいというふうに思います。
 それで、払戻金についてでありますけれども、今回、海外のレースの馬券が買える、こういうことになるわけでありますけれども、これの払い戻しの割合というのが一体どうなるのか。
 国内でレースをやりますと、開催費用、そしてまた賞金、そういうものもあるわけです。そういうものが、今回、海外レースであると、賞金等は関係ない、こういうことになりますし、開催の費用も、直接開催するわけではない、こういうこともあるんです。
 それで、いろいろとお伺いすると、一着賞金が七億とか、そういうレースもあるようでありますが、そういう必要は全くないということでありますから、今の七五%程度というのをこの海外のレースに限ってもうちょっと上げて、人気を上げるようにしたらどうか、こう思いますけれども、この点について、七五%を上げる考えがあるかどうか、ちょっとこれをお聞きしたいと思います。
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松島浩道#27
○松島政府参考人 海外競馬を対象とする勝馬投票券を発売する場合の払い戻し率でございますが、委員御指摘のとおり、国内競馬と同様に、売得金の約七五%が払い戻しに充てられることになるというふうに考えているところでございます。
 なお、海外競馬を対象としました勝馬投票券を発売するに当たりましては、競馬主催者は、みずから競走は主催しないわけでございますが、海外競馬の競走に対応した勝馬投票券の発売システムが必要となることから、システム改修や安定的なシステム運用に関しまして一定の経費が必要だということもございますし、また、競走を主催しております海外の競馬主催者に対しまして映像権利料を支払うこと、また、一定の売り上げを確保するために、海外競馬に関する情報提供、広告宣伝についても積極的に行う必要があるというようなこともございます。
 こうしたことから、今回の海外競馬の勝馬投票券の発売に当たりましては、払い戻し率を引き上げることは適当ではないのではないかというふうに考えているところでございます。
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石田祝稔#28
○石田(祝)委員 時間になりましたので終わりますけれども、これからは海外、そして中央と地方、この三つで、今回の法律改正で趣旨に新たに加わった目的がしっかりと達成できるようにお取り組みをいただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わります。
 ありがとうございました。
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江藤拓#29
○江藤委員長 次に、佐々木隆博君。
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