沖縄及び北方問題に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
平成二十八年十二月十二日(月曜日)
午前十時一分開会
─────────────
委員の異動
十二月九日
辞任 補欠選任
高瀬 弘美君 新妻 秀規君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 藤井 基之君
理 事
猪口 邦子君
山田 宏君
石橋 通宏君
竹谷とし子君
委 員
石田 昌宏君
今井絵理子君
島田 三郎君
中川 雅治君
長谷川 岳君
橋本 聖子君
松川 るい君
山本 一太君
徳永 エリ君
鉢呂 吉雄君
藤田 幸久君
新妻 秀規君
紙 智子君
儀間 光男君
糸数 慶子君
国務大臣
外務大臣 岸田 文雄君
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(沖縄及
び北方対策)) 鶴保 庸介君
副大臣
外務副大臣 岸 信夫君
防衛副大臣 若宮 健嗣君
大臣政務官
防衛大臣政務官 宮澤 博行君
事務局側
第一特別調査室
長 松井 一彦君
政府参考人
内閣府政策統括
官 北崎 秀一君
内閣府北方対策
本部審議官 山本 茂樹君
警察庁長官官房
総括審議官 斉藤 実君
警察庁長官官房
審議官 白川 靖浩君
外務大臣官房審
議官 相木 俊宏君
水産庁長官 佐藤 一雄君
水産庁増殖推進
部長 保科 正樹君
国土交通大臣官
房審議官 桜田 昌之君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する
調査
(経済等日露間の交流拡大の意義に関する件)
(沖縄振興の意義に関する件)
(機動隊員による「土人」発言に対する鶴保内
閣府特命担当大臣の認識に関する件)
(基地問題と沖縄振興予算との関連性に関する
鶴保内閣府特命担当大臣の認識に関する件)
(北部訓練場返還跡地の支障除去に関する件)
(普天間飛行場の移設経費に関する件)
(北方領土交渉における政府の取組方針に関す
る件)
(北方領土隣接地域の振興に関する件)
(代替漁法等ロシアによるさけ・ます流し網漁
禁止への対応策に関する件)
(在沖米軍のオスプレイによる物資つり下げ訓
練に関する件)
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この発言だけを見る →午前十時一分開会
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委員の異動
十二月九日
辞任 補欠選任
高瀬 弘美君 新妻 秀規君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 藤井 基之君
理 事
猪口 邦子君
山田 宏君
石橋 通宏君
竹谷とし子君
委 員
石田 昌宏君
今井絵理子君
島田 三郎君
中川 雅治君
長谷川 岳君
橋本 聖子君
松川 るい君
山本 一太君
徳永 エリ君
鉢呂 吉雄君
藤田 幸久君
新妻 秀規君
紙 智子君
儀間 光男君
糸数 慶子君
国務大臣
外務大臣 岸田 文雄君
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(沖縄及
び北方対策)) 鶴保 庸介君
副大臣
外務副大臣 岸 信夫君
防衛副大臣 若宮 健嗣君
大臣政務官
防衛大臣政務官 宮澤 博行君
事務局側
第一特別調査室
長 松井 一彦君
政府参考人
内閣府政策統括
官 北崎 秀一君
内閣府北方対策
本部審議官 山本 茂樹君
警察庁長官官房
総括審議官 斉藤 実君
警察庁長官官房
審議官 白川 靖浩君
外務大臣官房審
議官 相木 俊宏君
水産庁長官 佐藤 一雄君
水産庁増殖推進
部長 保科 正樹君
国土交通大臣官
房審議官 桜田 昌之君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する
調査
(経済等日露間の交流拡大の意義に関する件)
(沖縄振興の意義に関する件)
(機動隊員による「土人」発言に対する鶴保内
閣府特命担当大臣の認識に関する件)
(基地問題と沖縄振興予算との関連性に関する
鶴保内閣府特命担当大臣の認識に関する件)
(北部訓練場返還跡地の支障除去に関する件)
(普天間飛行場の移設経費に関する件)
(北方領土交渉における政府の取組方針に関す
る件)
(北方領土隣接地域の振興に関する件)
(代替漁法等ロシアによるさけ・ます流し網漁
禁止への対応策に関する件)
(在沖米軍のオスプレイによる物資つり下げ訓
練に関する件)
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藤
藤井基之#1
○委員長(藤井基之君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、高瀬弘美君が委員を辞任され、その補欠として新妻秀規君が選任されました。
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この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、高瀬弘美君が委員を辞任され、その補欠として新妻秀規君が選任されました。
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藤
岸
岸信夫#3
○副大臣(岸信夫君) 外務副大臣の岸信夫でございます。
我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しており、特に、日米同盟の強化に取り組みつつ、尖閣諸島をめぐる情勢については、我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くとの決意で毅然かつ冷静に対応していきます。
また、ロシアとの間では、十二月のプーチン大統領訪日に向けて、平和条約締結交渉を含む政治分野、経済分野等幅広い分野で準備を進めています。
北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下、岸田外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職責を全うすべく全力で取り組んでまいります。
藤井委員長を始め理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
この発言だけを見る →我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しており、特に、日米同盟の強化に取り組みつつ、尖閣諸島をめぐる情勢については、我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くとの決意で毅然かつ冷静に対応していきます。
また、ロシアとの間では、十二月のプーチン大統領訪日に向けて、平和条約締結交渉を含む政治分野、経済分野等幅広い分野で準備を進めています。
北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下、岸田外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職責を全うすべく全力で取り組んでまいります。
藤井委員長を始め理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
藤
藤
藤井基之#5
○委員長(藤井基之君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として内閣府政策統括官北崎秀一君外七名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として内閣府政策統括官北崎秀一君外七名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
藤
藤
猪
猪口邦子#8
○猪口邦子君 委員長、質問の機会をありがとうございます。
本日、私は、まず岸田外務大臣に北方領土についての質問を申し上げます。
北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結することは、大臣も所信的挨拶でおっしゃいましたとおり、我が国外交の最も重要な課題の一つであります。
私は、二〇一二年五月二十五日から二十八日まで、ビザなし渡航で択捉島に上陸し、戦没した方々のお墓参りをしてまいりました。様々なことが思い出されますけれども、管理していたロシア人がチシマザクラを植えてくれていて、寒風に耐えるために小ぶりでございますけれども、鮮やかで美しい枝ぶりの桜が咲いていました。
ロシアが実質的に支配している北方領土の日本への帰属を実現するには、総合的な外交力、交渉力、それも非常に大事ですけれども、我が国の法的立場を害さない形での交流、経済交流、社会交流あるいは文化的な交流、これを深めて、そして、それをもってロシアの国民感情として日本への温かいといいますか明るい感情、これが広がることが必要であると考えます。冷戦期とは異なりましてロシアは民主主義国でありまして、ロシア外交はロシアの国民世論に寄り添う必要があるでしょうから、対日国民感情が良ければ外交でのロシアが妥協できる幅が広がるものと考えます。
例えば、ロシアから見て日本は見果てぬ夢のような長寿国ではないかと思うんですね。百九十を超える国際社会の国々の中で、我が国は一貫して男女総合で世界一の寿命、これをスイスと分かち合ってきています。二〇一五年も総合では一位、ロシアは百十位であって、男子で見ますと日本人の平均寿命、日本男子の平均寿命八十・五歳、ロシア人は六十四・七歳で十五歳の違いがあり、女子でも十歳もの違いがありまして、ロシア国民の平均寿命を延ばすような協力の視点から、医療、保健、福祉、労働環境あるいは環境対策、食育を含む食生活、雇用情勢の改善、住環境の改善等々の改善。
日本からの光、昔ヨーロッパではよく東方からの光、オストルストというドイツ語ですけれども、そういう言葉が使われることもありましたけれども、まさに日本からの光がロシアに届くようにと、経済的な交流拡大、これをそのように説明することが重要ではないかと思います。政策の良きを得て寿命というのはかくも拡大することができます。東京オリンピックの頃、我が国の男子の平均寿命は六十七歳ぐらいでしたので、そういうドラスチックな政策の効果というのは期待できます。
ロシアは不法に北方領土を支配しておりますけれども、そこを外交交渉で譲るときに、交渉の責任者、その人は国内的には多大な批判を受けることになると予想できます。それを少しでも軽減する日本への国民感情の改善、これが最終的な妥協と打開、これをロシア側において可能にすると考えます。
そのような観点から、今回の日ロ首脳会談と関連の経済協力、国民感情の改善ということに着眼して展開されるのでしょうか。この点をお伺いいたします。
この発言だけを見る →本日、私は、まず岸田外務大臣に北方領土についての質問を申し上げます。
北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結することは、大臣も所信的挨拶でおっしゃいましたとおり、我が国外交の最も重要な課題の一つであります。
私は、二〇一二年五月二十五日から二十八日まで、ビザなし渡航で択捉島に上陸し、戦没した方々のお墓参りをしてまいりました。様々なことが思い出されますけれども、管理していたロシア人がチシマザクラを植えてくれていて、寒風に耐えるために小ぶりでございますけれども、鮮やかで美しい枝ぶりの桜が咲いていました。
ロシアが実質的に支配している北方領土の日本への帰属を実現するには、総合的な外交力、交渉力、それも非常に大事ですけれども、我が国の法的立場を害さない形での交流、経済交流、社会交流あるいは文化的な交流、これを深めて、そして、それをもってロシアの国民感情として日本への温かいといいますか明るい感情、これが広がることが必要であると考えます。冷戦期とは異なりましてロシアは民主主義国でありまして、ロシア外交はロシアの国民世論に寄り添う必要があるでしょうから、対日国民感情が良ければ外交でのロシアが妥協できる幅が広がるものと考えます。
例えば、ロシアから見て日本は見果てぬ夢のような長寿国ではないかと思うんですね。百九十を超える国際社会の国々の中で、我が国は一貫して男女総合で世界一の寿命、これをスイスと分かち合ってきています。二〇一五年も総合では一位、ロシアは百十位であって、男子で見ますと日本人の平均寿命、日本男子の平均寿命八十・五歳、ロシア人は六十四・七歳で十五歳の違いがあり、女子でも十歳もの違いがありまして、ロシア国民の平均寿命を延ばすような協力の視点から、医療、保健、福祉、労働環境あるいは環境対策、食育を含む食生活、雇用情勢の改善、住環境の改善等々の改善。
日本からの光、昔ヨーロッパではよく東方からの光、オストルストというドイツ語ですけれども、そういう言葉が使われることもありましたけれども、まさに日本からの光がロシアに届くようにと、経済的な交流拡大、これをそのように説明することが重要ではないかと思います。政策の良きを得て寿命というのはかくも拡大することができます。東京オリンピックの頃、我が国の男子の平均寿命は六十七歳ぐらいでしたので、そういうドラスチックな政策の効果というのは期待できます。
ロシアは不法に北方領土を支配しておりますけれども、そこを外交交渉で譲るときに、交渉の責任者、その人は国内的には多大な批判を受けることになると予想できます。それを少しでも軽減する日本への国民感情の改善、これが最終的な妥協と打開、これをロシア側において可能にすると考えます。
そのような観点から、今回の日ロ首脳会談と関連の経済協力、国民感情の改善ということに着眼して展開されるのでしょうか。この点をお伺いいたします。
岸
岸田文雄#9
○国務大臣(岸田文雄君) 国民感情について御質問いただきましたが、我が国の対ロ政策の基本方針は、平和条約締結問題を含む政治、さらには経済、文化、こうした幅広い分野において日ロ関係全体を国益に資する形で進めていく、これが基本的な方針です。
五月に安倍総理がソチで発表しました八分野の協力プランにつきましても、こうした考えにのっとって互恵的な協力関係を強化し、そして相互理解を増進する、もって日ロ関係全体を発展させる、こういったことを目指すものであります。このプランの中には、委員御指摘のように、医療水準を高め、ロシア国民の健康寿命の伸長に役立つ協力、あるいは人的交流の活性化など、ロシア国民が直接裨益するもの、こうしたものが含まれています。
これらの取組、これは日本との協力の重要性についてロシア側の理解を深めるものであり、こうした取組を通じて両国により肯定的な国民感情が醸成される、こうしたことによって両国関係を後押ししていく、こういったことにつながるものだと期待をしております。
御指摘のように、ロシアの国民感情というもの、こうした両国関係を進める上で重要なポイントであると思いますし、これを念頭に努力を続けていきたいと考えます。
この発言だけを見る →五月に安倍総理がソチで発表しました八分野の協力プランにつきましても、こうした考えにのっとって互恵的な協力関係を強化し、そして相互理解を増進する、もって日ロ関係全体を発展させる、こういったことを目指すものであります。このプランの中には、委員御指摘のように、医療水準を高め、ロシア国民の健康寿命の伸長に役立つ協力、あるいは人的交流の活性化など、ロシア国民が直接裨益するもの、こうしたものが含まれています。
これらの取組、これは日本との協力の重要性についてロシア側の理解を深めるものであり、こうした取組を通じて両国により肯定的な国民感情が醸成される、こうしたことによって両国関係を後押ししていく、こういったことにつながるものだと期待をしております。
御指摘のように、ロシアの国民感情というもの、こうした両国関係を進める上で重要なポイントであると思いますし、これを念頭に努力を続けていきたいと考えます。
猪
猪口邦子#10
○猪口邦子君 岸田大臣、ありがとうございます。
それでは、沖縄振興につきまして鶴保大臣にお伺いしてまいりたいと思います。
戦後、一九五二年四月二十八日、日本本土占領期を経まして、これを終えまして主権を回復して独立国として再出発、国連加盟も果たして高度成長時代へと邁進し、アジア随一の先進的な経済国家建設をしてきました。
その高度成長時代、この時代は沖縄を一緒に伴っていなかったわけですね。米国政府の施政権下にありまして、沖縄県民は、安全保障の不安、財政基盤の脆弱性、このような中で二十年遅れての本土復帰となります。私は、このようなことを前提に、本日、鶴保大臣に沖縄振興策、これについての格別の認識、これを質疑してまいりたいと思っております。
この二十年の遅れ、この間、アメリカ政府は、沖縄に対する日本政府の財政的協力を歓迎するという認識を示しています。池田・ケネディ会談に始まりまして佐藤総理の時代を通じて、例えば一般会計から直接援助の形で、幾らかの工夫の努力はありましたけれども、戦後日本の都道府県の猛烈な発展の原動力となった財政投融資による資金貸付けはもちろん及ばず、また、当時の政策融資機関であります日本開銀や国民金融公庫の融資、もちろん沖縄に及ばず、そのような金融財政措置をフル稼働して成長した日本経済の歴史を、これを共に生きることができなかったということの認識、これは今日に至る振興策の根本になければならないと思っております。
私たちは、自由と成長への道を走り出すとき、国民の一部をそこに置いてきてしまった。ようやく一緒になって、失われた二十年の国民国家としての歴史をいかに一緒に回復していくのか、これこそが沖縄振興策の本質ではないかと思います。
現在の沖縄経済ですけれども、目覚ましく発展している面と失われた初期の高度成長の二十年の空白を思わせるものがあります。両方あるんですね。例えば、製造業の力強さの不足、若年層や女性の貧困問題など、その一つの面であります。
わざわざ引用しなくてもいいんですけれども、たまたま私は千葉県の出身なので、沖縄戦の最後に、県民かく戦えり、県民に対し後世特別の御高配賜らんことをと打電して、五十四歳で自決した大田中将は千葉県の長柄町のお生まれでございました。特別の配慮、これはこのような戦中のことに基づく面もあるかもしれませんけれども、今私が述べましたとおり、むしろ戦後の高度成長時代に含まれなかった国民、県民への思い、そもそもそのことに基づかなければならないと感じております。二十年も分かれていた県民を大切に思う純真な国民社会全体の思いが伝わることがとても大事ではないかと思います。
沖縄振興予算や税制改正はその一つの表現でありまして、失われた年月の経済成長の回復を願ってのものであります。よって、状況的なことに余り左右されるべきではなく、安定感、安心感を持って推進し続けるべき施策の数々と思いますけれども、大臣のお考えを伺います。
この発言だけを見る →それでは、沖縄振興につきまして鶴保大臣にお伺いしてまいりたいと思います。
戦後、一九五二年四月二十八日、日本本土占領期を経まして、これを終えまして主権を回復して独立国として再出発、国連加盟も果たして高度成長時代へと邁進し、アジア随一の先進的な経済国家建設をしてきました。
その高度成長時代、この時代は沖縄を一緒に伴っていなかったわけですね。米国政府の施政権下にありまして、沖縄県民は、安全保障の不安、財政基盤の脆弱性、このような中で二十年遅れての本土復帰となります。私は、このようなことを前提に、本日、鶴保大臣に沖縄振興策、これについての格別の認識、これを質疑してまいりたいと思っております。
この二十年の遅れ、この間、アメリカ政府は、沖縄に対する日本政府の財政的協力を歓迎するという認識を示しています。池田・ケネディ会談に始まりまして佐藤総理の時代を通じて、例えば一般会計から直接援助の形で、幾らかの工夫の努力はありましたけれども、戦後日本の都道府県の猛烈な発展の原動力となった財政投融資による資金貸付けはもちろん及ばず、また、当時の政策融資機関であります日本開銀や国民金融公庫の融資、もちろん沖縄に及ばず、そのような金融財政措置をフル稼働して成長した日本経済の歴史を、これを共に生きることができなかったということの認識、これは今日に至る振興策の根本になければならないと思っております。
私たちは、自由と成長への道を走り出すとき、国民の一部をそこに置いてきてしまった。ようやく一緒になって、失われた二十年の国民国家としての歴史をいかに一緒に回復していくのか、これこそが沖縄振興策の本質ではないかと思います。
現在の沖縄経済ですけれども、目覚ましく発展している面と失われた初期の高度成長の二十年の空白を思わせるものがあります。両方あるんですね。例えば、製造業の力強さの不足、若年層や女性の貧困問題など、その一つの面であります。
わざわざ引用しなくてもいいんですけれども、たまたま私は千葉県の出身なので、沖縄戦の最後に、県民かく戦えり、県民に対し後世特別の御高配賜らんことをと打電して、五十四歳で自決した大田中将は千葉県の長柄町のお生まれでございました。特別の配慮、これはこのような戦中のことに基づく面もあるかもしれませんけれども、今私が述べましたとおり、むしろ戦後の高度成長時代に含まれなかった国民、県民への思い、そもそもそのことに基づかなければならないと感じております。二十年も分かれていた県民を大切に思う純真な国民社会全体の思いが伝わることがとても大事ではないかと思います。
沖縄振興予算や税制改正はその一つの表現でありまして、失われた年月の経済成長の回復を願ってのものであります。よって、状況的なことに余り左右されるべきではなく、安定感、安心感を持って推進し続けるべき施策の数々と思いますけれども、大臣のお考えを伺います。
鶴
鶴保庸介#11
○国務大臣(鶴保庸介君) 委員御指摘のとおり、さきの大戦におきまして沖縄が筆舌に尽くし難い悲惨な地上戦を経験をなさった、そしてまた、空白の二十年とおっしゃいましたが、二十年遅れて様々な苦難の道を乗り越え、今まさに空前の好景気を享受しているという状況であります。私たち国民一体となってこの空白を埋め、そして沖縄が一刻も早く本当の真の意味での振興を成し遂げるよう、ありとあらゆる手段を使って振興策を進めていくべきだということに変わりはございません。
こうした歴史を十分心に刻みながら、政府としては、沖縄振興特別措置法に基づきまして沖縄県の本土復帰以降様々な施策を講じてまいりました。
御案内のとおり、平成二十七年度の入域観光客数、とりわけ外国人観光客数は史上最高を記録をしておりますし、有効求人倍率は史上初めて一を超え、また社会資本の整備等々も着実に進めさせていただいております。
しかしながら、とはいえ、まだまだ沖縄県民一人一人が豊かさを実感できるまでには至っていないというのが私の認識でございまして、県民所得を引き上げるために、一人一人がその豊かさを実感できるようにするために、子供の貧困の連鎖を断ち切るために様々な施策を直接的に打っていかなければならないと考えております。
このためにも、特に県内の人材育成等々に力を入れ、そして、彼らに新たな企業や、そしてまた様々な産業の中にプレーヤーとして入り込んでいただくということをまず念頭に置きながら、そのための渋滞対策でありますとか、ネットワークの整備や新たな新技術の投入等々も、最先端の新技術の投入等々も考えさせていただいておるところであります。
いずれにいたしましても、委員御指摘のように、国民全体としてこの沖縄問題に当たっていく、こういう思いが大切なのではないかというふうに考えております。
この発言だけを見る →こうした歴史を十分心に刻みながら、政府としては、沖縄振興特別措置法に基づきまして沖縄県の本土復帰以降様々な施策を講じてまいりました。
御案内のとおり、平成二十七年度の入域観光客数、とりわけ外国人観光客数は史上最高を記録をしておりますし、有効求人倍率は史上初めて一を超え、また社会資本の整備等々も着実に進めさせていただいております。
しかしながら、とはいえ、まだまだ沖縄県民一人一人が豊かさを実感できるまでには至っていないというのが私の認識でございまして、県民所得を引き上げるために、一人一人がその豊かさを実感できるようにするために、子供の貧困の連鎖を断ち切るために様々な施策を直接的に打っていかなければならないと考えております。
このためにも、特に県内の人材育成等々に力を入れ、そして、彼らに新たな企業や、そしてまた様々な産業の中にプレーヤーとして入り込んでいただくということをまず念頭に置きながら、そのための渋滞対策でありますとか、ネットワークの整備や新たな新技術の投入等々も、最先端の新技術の投入等々も考えさせていただいておるところであります。
いずれにいたしましても、委員御指摘のように、国民全体としてこの沖縄問題に当たっていく、こういう思いが大切なのではないかというふうに考えております。
猪
猪口邦子#12
○猪口邦子君 大臣、ありがとうございます。
それでは最後に、西普天間住宅地跡地利用につきまして簡単にお伺いしたいと思います。
沖縄におきます在日米軍施設・区域の縮小、返還交渉、政府、積極的に進めておりまして、我々立法府でも跡地利用の特措法を制定しまして、また改定もしまして、そして、具体の昨年返還された西普天間住宅地区、これ宜野湾市にございますけれども、ここに国際医療拠点構想、これは琉球大学医学部と附属病院の移設を含むものであり、跡地利用のモデルケースとして大きく期待されています。
これを成功させるためにどのような更なる支援が必要か、また、これを成功させるには、政府と沖縄県と大学など、この三者の連携ですね、今は宜野湾市も含む、その連携の更なる緊密化が必要ですが、その観点からの大臣のお考えを伺います。
この発言だけを見る →それでは最後に、西普天間住宅地跡地利用につきまして簡単にお伺いしたいと思います。
沖縄におきます在日米軍施設・区域の縮小、返還交渉、政府、積極的に進めておりまして、我々立法府でも跡地利用の特措法を制定しまして、また改定もしまして、そして、具体の昨年返還された西普天間住宅地区、これ宜野湾市にございますけれども、ここに国際医療拠点構想、これは琉球大学医学部と附属病院の移設を含むものであり、跡地利用のモデルケースとして大きく期待されています。
これを成功させるためにどのような更なる支援が必要か、また、これを成功させるには、政府と沖縄県と大学など、この三者の連携ですね、今は宜野湾市も含む、その連携の更なる緊密化が必要ですが、その観点からの大臣のお考えを伺います。
鶴
鶴保庸介#13
○国務大臣(鶴保庸介君) 西普天間の住宅地区跡地における国際医療拠点構想は、今年度の骨太の方針においても、琉球大学医学部及び同附属病院の移設など駐留軍用地跡地の利用の推進を図る旨が明記されており、今後とも、地元の要請等を踏まえ、関係府省連携の下、政府として適切に対応してまいるところであります。
かねてより沖縄県知事や宜野湾市長及び琉球大学学長が連名により政府に対する積極的な財政支援等を求める要請などもいただいておりますから、今後、沖縄県ともしっかりと連携を取りながら、宜野湾市等とともにこの取組に関して大学移設用地の先行取得への積極的な協力なども進めていきたいというふうに考えております。
他方、沖縄県等々との協調問題についても懸念が示されておることは委員も御指摘のとおりだと思います、御承知のとおりだと思います。積極的に、今までの、これまでの歴史的経緯を踏まえ、協力関係を国としても要請をし、進めていきたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →かねてより沖縄県知事や宜野湾市長及び琉球大学学長が連名により政府に対する積極的な財政支援等を求める要請などもいただいておりますから、今後、沖縄県ともしっかりと連携を取りながら、宜野湾市等とともにこの取組に関して大学移設用地の先行取得への積極的な協力なども進めていきたいというふうに考えております。
他方、沖縄県等々との協調問題についても懸念が示されておることは委員も御指摘のとおりだと思います、御承知のとおりだと思います。積極的に、今までの、これまでの歴史的経緯を踏まえ、協力関係を国としても要請をし、進めていきたいというふうに考えております。
猪
石
石橋通宏#15
○石橋通宏君 民進党・新緑風会の石橋通宏です。
まず、ようやく沖北委員会、今日開催に至ったこと、大変うれしく思っております。両大臣におかれましても、大変お忙しい中、要請に応えて御出席をいただいたことに、この場をお借りしてまず感謝を申し上げておきたいと思います。今後、是非、参議院としてもしっかりと沖縄北方問題について議論を深めてまいりたいと思っておりますので、今後ともの御協力をまず冒頭お願いをしておきたいというふうに思います。
それでは、早速質問に入らせていただきます。
まず、鶴保大臣にお伺いをしたいと思います。既に参議院でも委員会等に来ていただいて御発言をいただいておりますが、改めて本委員会で大臣の御見解を聞かせていただきたいと思います。
それは、十月十八日に東村高江ヘリパッド移設工事現場で大阪府警から派遣された機動隊員が、ぼけ、土人がという大変問題の多い差別発言をした問題について、その後、沖縄県民の多くの本当に怒りの声が上がっておりますし、かなり歴史的に振り返って土人というこの差別発言が持つ意味というものについての分析も重ねて出されてきております。それを踏まえて、大臣、今なおあの発言は差別発言とは言えないという考えをお持ちなのか、改めて見解をただしたいと思います。
この発言だけを見る →まず、ようやく沖北委員会、今日開催に至ったこと、大変うれしく思っております。両大臣におかれましても、大変お忙しい中、要請に応えて御出席をいただいたことに、この場をお借りしてまず感謝を申し上げておきたいと思います。今後、是非、参議院としてもしっかりと沖縄北方問題について議論を深めてまいりたいと思っておりますので、今後ともの御協力をまず冒頭お願いをしておきたいというふうに思います。
それでは、早速質問に入らせていただきます。
まず、鶴保大臣にお伺いをしたいと思います。既に参議院でも委員会等に来ていただいて御発言をいただいておりますが、改めて本委員会で大臣の御見解を聞かせていただきたいと思います。
それは、十月十八日に東村高江ヘリパッド移設工事現場で大阪府警から派遣された機動隊員が、ぼけ、土人がという大変問題の多い差別発言をした問題について、その後、沖縄県民の多くの本当に怒りの声が上がっておりますし、かなり歴史的に振り返って土人というこの差別発言が持つ意味というものについての分析も重ねて出されてきております。それを踏まえて、大臣、今なおあの発言は差別発言とは言えないという考えをお持ちなのか、改めて見解をただしたいと思います。
鶴
鶴保庸介#16
○国務大臣(鶴保庸介君) 繰り返し答弁をさせていただいております。
前提として、私は今回の発言を容認したものでは全くございません。不適当な、しかも威圧的言動を公権力の行使を担う立場にある者がこうした形で行うことは断じて許すまじき行為であるというふうに繰り返し申し上げてきたことは、御理解をいただきたいと思います。
その意味で、差別という部分に当たるかどうかについては、これも繰り返しの答弁になりますが、人権問題に対し、これが第三者が一方的に差別であるということの認定をするのは大変難しい問題があるというふうに理解をしておりまして、この発言が差別であるかどうかを判断する立場に私はございませんということを申し上げておきたいと思います。
この発言だけを見る →前提として、私は今回の発言を容認したものでは全くございません。不適当な、しかも威圧的言動を公権力の行使を担う立場にある者がこうした形で行うことは断じて許すまじき行為であるというふうに繰り返し申し上げてきたことは、御理解をいただきたいと思います。
その意味で、差別という部分に当たるかどうかについては、これも繰り返しの答弁になりますが、人権問題に対し、これが第三者が一方的に差別であるということの認定をするのは大変難しい問題があるというふうに理解をしておりまして、この発言が差別であるかどうかを判断する立場に私はございませんということを申し上げておきたいと思います。
石
石橋通宏#17
○石橋通宏君 少し矛盾しているような答弁ですね。容認できない、断じて許せない。いや、でも、差別であるか言えない。これ、訳が分かりません。差別であるから断じて容認できないのではないんですか。これ、大事なところなんです。でなければ、じゃ、なぜこういう発言に至ってしまったのか。再発防止に向けて何をしなければならないのか。まず、大前提として、これは絶対に看過できない差別発言であると、そのことから様々な対策がスタートするんではないんでしょうか。
大臣、改めて、今回、例えば琉球処分の歴史について、一九〇三年に起こった人類館事件について、沖縄戦地上戦で残念ながら起こってしまった軍による住民の皆さんへの差別、スパイ扱い、虐殺、こういう歴史のこの事実、これを踏まえてこの土人発言が捉えられている。それでもなお、沖縄問題を担当する大臣として最も沖縄の皆さんに寄り添って、さっき大臣、猪口さんの答弁で歴史を十分に胸に刻みながらと言われた。刻んでないじゃないですか。それでどうやって沖縄に、皆さんに寄り添った沖縄振興担当大臣としての職責が果たせるのか、甚だ疑問であります。
私、すごく悩ましいんですね。なぜあの機動隊員が、ああいう状況とはいえ、あの差別用語が口をついて出たのか。大臣、どう思われますか。ああいう発言を若い機動隊員がぽんと出るものなのでしょうか。私が考えるのは、残念ながら、各地から派遣された機動隊員がふだんから、ネット上で拾ったのかもしれません、ああいう差別用語を使いながら会話をしていたのではないか。沖縄の反対住民の皆さんや県民の皆さんに対して、そういう差別的用語を使いながらふだんの会話をしていたのではないか。であるとすれば、大変ゆゆしき事態だと思います。それをしっかりとした調査をして、これが一体どういう事態になったのか。それを検討させるのがあなたの職責ではないんでしょうか。
今日は警察庁からおいでをいただいております。この当該発言をされた機動隊員、既に処分をされておりますが、その際に調査をされたと聞いています。教えてください。その調査に当たって、ほかの機動隊員、一緒に派遣をされていた、ふだんどういう会話をしていたのか、そういう差別用語は使っていなかったのか、そういう調査もされたのでしょうか。
この発言だけを見る →大臣、改めて、今回、例えば琉球処分の歴史について、一九〇三年に起こった人類館事件について、沖縄戦地上戦で残念ながら起こってしまった軍による住民の皆さんへの差別、スパイ扱い、虐殺、こういう歴史のこの事実、これを踏まえてこの土人発言が捉えられている。それでもなお、沖縄問題を担当する大臣として最も沖縄の皆さんに寄り添って、さっき大臣、猪口さんの答弁で歴史を十分に胸に刻みながらと言われた。刻んでないじゃないですか。それでどうやって沖縄に、皆さんに寄り添った沖縄振興担当大臣としての職責が果たせるのか、甚だ疑問であります。
私、すごく悩ましいんですね。なぜあの機動隊員が、ああいう状況とはいえ、あの差別用語が口をついて出たのか。大臣、どう思われますか。ああいう発言を若い機動隊員がぽんと出るものなのでしょうか。私が考えるのは、残念ながら、各地から派遣された機動隊員がふだんから、ネット上で拾ったのかもしれません、ああいう差別用語を使いながら会話をしていたのではないか。沖縄の反対住民の皆さんや県民の皆さんに対して、そういう差別的用語を使いながらふだんの会話をしていたのではないか。であるとすれば、大変ゆゆしき事態だと思います。それをしっかりとした調査をして、これが一体どういう事態になったのか。それを検討させるのがあなたの職責ではないんでしょうか。
今日は警察庁からおいでをいただいております。この当該発言をされた機動隊員、既に処分をされておりますが、その際に調査をされたと聞いています。教えてください。その調査に当たって、ほかの機動隊員、一緒に派遣をされていた、ふだんどういう会話をしていたのか、そういう差別用語は使っていなかったのか、そういう調査もされたのでしょうか。
斉
斉藤実#18
○政府参考人(斉藤実君) お答えいたします。
今般の大阪府警察から沖縄県警察に派遣をされた機動隊員の発言は不適切であり、極めて遺憾であるというふうに考えてございます。
この事案を受けまして、大阪府警察において機動隊幹部からの聴取など必要な調査を行いましたが、議員御指摘のように、差別的であると受け止められるような発言が機動隊の中で日常的になされていたという実態は確認をされなかったというふうに承知をいたしてございます。
いずれにいたしましても、このような事案を二度と起こすことがないように、今後とも引き続き様々な機会を捉え、人権に配意をした適切な職務執行を期するための教育を徹底してまいりたいと考えてございます。
この発言だけを見る →今般の大阪府警察から沖縄県警察に派遣をされた機動隊員の発言は不適切であり、極めて遺憾であるというふうに考えてございます。
この事案を受けまして、大阪府警察において機動隊幹部からの聴取など必要な調査を行いましたが、議員御指摘のように、差別的であると受け止められるような発言が機動隊の中で日常的になされていたという実態は確認をされなかったというふうに承知をいたしてございます。
いずれにいたしましても、このような事案を二度と起こすことがないように、今後とも引き続き様々な機会を捉え、人権に配意をした適切な職務執行を期するための教育を徹底してまいりたいと考えてございます。
石
石橋通宏#19
○石橋通宏君 お答えをいただいていません。幹部からの聞き取り調査をしたというのは私も聞いています。各地から派遣されていた機動隊員の皆さんにもしっかりとした調査をされたのでしょうか。
この発言だけを見る →斉
斉藤実#20
○政府参考人(斉藤実君) 必ずしも機動隊員それぞれからの聴取は行ってございませんが、日頃から隊員と行動を共にしている中隊長、小隊長等の機動隊の幹部からの聴取を行ったというふうに承知をいたしてございます。
この発言だけを見る →石
石橋通宏#21
○石橋通宏君 鶴保大臣、全く不十分な調査だと思われませんか。これ、やっぱり隊員の皆さんにもしっかりとした調査をしないと、私は隊員には調査していないというふうに聞いております。これでは実態はつかめません。
このことが大臣、再発防止を含めて、沖縄県議会、今日、資料の中に二にお付けしております。県議会からこのような決議が行われて、非常に悲痛な叫びです。今回の発言は、沖縄県民の苦難の歴史を否定し、平和な沖縄を願って歩んできた県民の思いを一瞬のうちに打ち砕いたものと言わざるを得ない、繰り返されないように強く要望すると。
大臣、この決議を受けてどういうふうな対応をされたんでしょうか。県警とか関係省庁に対して、一体いかなる事態が起こっていたのか、こういう問題発言が日常からされていなかったのか、絶対繰り返されないために何をしなければならないのか、それを先頭に立ってやっておられるんでしょうか。大臣、見解を述べてください。
この発言だけを見る →このことが大臣、再発防止を含めて、沖縄県議会、今日、資料の中に二にお付けしております。県議会からこのような決議が行われて、非常に悲痛な叫びです。今回の発言は、沖縄県民の苦難の歴史を否定し、平和な沖縄を願って歩んできた県民の思いを一瞬のうちに打ち砕いたものと言わざるを得ない、繰り返されないように強く要望すると。
大臣、この決議を受けてどういうふうな対応をされたんでしょうか。県警とか関係省庁に対して、一体いかなる事態が起こっていたのか、こういう問題発言が日常からされていなかったのか、絶対繰り返されないために何をしなければならないのか、それを先頭に立ってやっておられるんでしょうか。大臣、見解を述べてください。
鶴
鶴保庸介#22
○国務大臣(鶴保庸介君) まず、前提として、私ども沖縄振興策を担当する大臣としての職責は、まず一義的には振興策そのものでございます。したがって、基地問題等々に関わる周辺の事態については所掌外であることは御理解をいただきたいというふうにまず思います。
その上で、今の御質問にお答えを申し上げますと、これについて、私は、こうした状況の精査も含め、私どもがその判断を、差別についての、発言についての真意を問うその判断をする立場にないということを繰り返し申し上げているのであって、状況としては、今警察部局の方から御答弁なさったそのとおりだというふうに考えております。
この発言だけを見る →その上で、今の御質問にお答えを申し上げますと、これについて、私は、こうした状況の精査も含め、私どもがその判断を、差別についての、発言についての真意を問うその判断をする立場にないということを繰り返し申し上げているのであって、状況としては、今警察部局の方から御答弁なさったそのとおりだというふうに考えております。
石
石橋通宏#23
○石橋通宏君 全く担当大臣としての責任が感じられない答弁だったと思います。都合のいい、鶴保大臣、使い分けをされているのではないかと思えてしようがありません。
次の質問で振興策と基地問題のリンクの話をしたいと思うんですが、大臣は所掌外と言われた。しかし、あなた、八月四日の大臣就任会見で、その所掌外であるはずの基地問題と振興策をリンクされた、確実にリンクをしているという発言をされているじゃないですか。なぜ所掌外のこの基地問題、これとリンクをさせて御自身が所管する振興予算が減ることを容認するような発言を、ではあの場でされたのか。
残念ながら、実際に概算要求で沖縄関連予算、減額をされました。鶴保大臣、まさにあなたが言われたとおり、これリンクをされた結果こういう事態になった、そういうことでしょうか。
この発言だけを見る →次の質問で振興策と基地問題のリンクの話をしたいと思うんですが、大臣は所掌外と言われた。しかし、あなた、八月四日の大臣就任会見で、その所掌外であるはずの基地問題と振興策をリンクされた、確実にリンクをしているという発言をされているじゃないですか。なぜ所掌外のこの基地問題、これとリンクをさせて御自身が所管する振興予算が減ることを容認するような発言を、ではあの場でされたのか。
残念ながら、実際に概算要求で沖縄関連予算、減額をされました。鶴保大臣、まさにあなたが言われたとおり、これリンクをされた結果こういう事態になった、そういうことでしょうか。
鶴
鶴保庸介#24
○国務大臣(鶴保庸介君) 全くそういうことではございません。
私の発言の真意についてあえて申し上げるならば、振興策は、基地があるかないか、そしてそこに基地がこれからどういう状況になっていくかどうか等々について、策定の段階から振興策は変化をする、変化を遂げる、これは当然のことであろうと思いますので、そういう真意で申し上げました。
この発言だけを見る →私の発言の真意についてあえて申し上げるならば、振興策は、基地があるかないか、そしてそこに基地がこれからどういう状況になっていくかどうか等々について、策定の段階から振興策は変化をする、変化を遂げる、これは当然のことであろうと思いますので、そういう真意で申し上げました。
石
石橋通宏#25
○石橋通宏君 私は、改めて記者会見全文を見させていただきました。そういう真意と言われるけれども、大臣のあのときの記者会見の発言、あたかも沖縄予算が沖縄県によって無駄遣いをされているんじゃないか、そういう趣旨の発言を就任会見でされている、これとんでもない話だというふうに思います。沖縄県を暗に指して、あなた方、この予算を消化しないんだったら要らないんでしょうというような発言もされています。
大臣、その真意は何ですか。そもそも、もう沖縄県がこの一括交付金等を含めて消化しないんだったら要らないんでしょうか。それが振興策を担当する、まさに沖縄のこれからの振興をしっかりやっていく、全く矛盾した発言だったと思いますが、その真意は何ですか。
この発言だけを見る →大臣、その真意は何ですか。そもそも、もう沖縄県がこの一括交付金等を含めて消化しないんだったら要らないんでしょうか。それが振興策を担当する、まさに沖縄のこれからの振興をしっかりやっていく、全く矛盾した発言だったと思いますが、その真意は何ですか。
鶴
鶴保庸介#26
○国務大臣(鶴保庸介君) 今まさに委員が御指摘になられたように、振興額については、振興策と基地問題等々とはリンクをいたしておりません。その上で、振興額をいかにしていくかについては、厳しいやっぱり財政状況を勘案をして、しっかりとしたエビデンスに基づいてやっていかなければならないということであります。
国民の血税を使って行う振興策、そして振興額でありますから、こうしたことに無駄遣いがあってはならないというのは、全国民が期待をし、そして思っていることだというふうなことを理解をいただきたいと思います。その意味で私は申し上げたつもりであります。
ただ、あえて加えて申し上げるならば、振興策全体については振興額ありきのことではなくて、予算がたとえ掛からないものであったとしても様々な形で振興策を紡ぎ得ることはできると、私は繰り返しこれまでも答弁をさせていただいておるところであります。
したがいまして、政策を総動員して沖縄振興のために邁進をしていく、そのことの真意を御理解をいただきたいというふうに思います。
この発言だけを見る →国民の血税を使って行う振興策、そして振興額でありますから、こうしたことに無駄遣いがあってはならないというのは、全国民が期待をし、そして思っていることだというふうなことを理解をいただきたいと思います。その意味で私は申し上げたつもりであります。
ただ、あえて加えて申し上げるならば、振興策全体については振興額ありきのことではなくて、予算がたとえ掛からないものであったとしても様々な形で振興策を紡ぎ得ることはできると、私は繰り返しこれまでも答弁をさせていただいておるところであります。
したがいまして、政策を総動員して沖縄振興のために邁進をしていく、そのことの真意を御理解をいただきたいというふうに思います。
石
石橋通宏#27
○石橋通宏君 私が問題だと思うのは、就任会見でこれを言われた。いや、まさに、じゃ一体なぜ一括交付金、それぞれの自治体でまだ未消化があるのか。大臣、全部御覧になってこの発言をされたんでしょうか。私は、改めて全ての自治体でこの数年間の執行状況、予算の消化、具体的にどのような事業が行われているのか、つぶさに見させていただいております。その上で、大臣、この発言があったんでしょうか。甚だ疑問です、就任会見でそれをやられたということが。
もう一つ聞きます。税制改正要望も今回どうやら大変残念な結果になりそうです。県が五年の延長を要望された、しかし与党の大綱では多くの事業が二年延長にとどまってしまった。なぜ二年なんでしょうか。これによって企業の誘致が更に困難になる、事業の将来展望が描けなくなる、これ、沖縄県の産業界からの声が既に上がっています。
大臣、なぜ二年なんですか。これによってむしろ沖縄の振興、成長の可能性をゆがめてしまうことにはならないんですか。
この発言だけを見る →もう一つ聞きます。税制改正要望も今回どうやら大変残念な結果になりそうです。県が五年の延長を要望された、しかし与党の大綱では多くの事業が二年延長にとどまってしまった。なぜ二年なんでしょうか。これによって企業の誘致が更に困難になる、事業の将来展望が描けなくなる、これ、沖縄県の産業界からの声が既に上がっています。
大臣、なぜ二年なんですか。これによってむしろ沖縄の振興、成長の可能性をゆがめてしまうことにはならないんですか。
鶴
鶴保庸介#28
○国務大臣(鶴保庸介君) 延長幅につきましては、与党の税制調査会等々においても専門的な見地から総合的に判断をし、二年間又は三年間の延長とされたというふうに承知をしております。
さらに、あえて加えて申し上げるならば、平成二十一年の閣議決定によれば、期限の定めがある措置についてはその期限到来時に廃止、ただし、厳格な絞り込みを前提として原則として三年以下の期限を付して存続させることを検討するともされております。これは民主党政権時代であります。
近年の税制改正における延長幅については二年間とするものが大勢であるということも御理解をいただいていると思いますが、私としては、このことを踏まえ、適用実績が乏しい制度もある中で、本来ならば廃止になってもやむを得ないという声もあるところでありますから、制度そのものの縮減にまで踏み込まず、他の租税特別措置法の措置の延長幅に合わせる形で単純延長をお認めいただいたことから、一定の評価をいただけるものだと信じております。
この発言だけを見る →さらに、あえて加えて申し上げるならば、平成二十一年の閣議決定によれば、期限の定めがある措置についてはその期限到来時に廃止、ただし、厳格な絞り込みを前提として原則として三年以下の期限を付して存続させることを検討するともされております。これは民主党政権時代であります。
近年の税制改正における延長幅については二年間とするものが大勢であるということも御理解をいただいていると思いますが、私としては、このことを踏まえ、適用実績が乏しい制度もある中で、本来ならば廃止になってもやむを得ないという声もあるところでありますから、制度そのものの縮減にまで踏み込まず、他の租税特別措置法の措置の延長幅に合わせる形で単純延長をお認めいただいたことから、一定の評価をいただけるものだと信じております。
石
石橋通宏#29
○石橋通宏君 大臣は重々御存じのとおり、沖縄の場合は特措法があって、振興計画があって、いよいよ折り返し地点になる。あとこれからの後半五年間、どのようにしっかりとこの計画を進めていくのか、そこが問われているわけです。であれば、この特措法、振興計画、これに合わせて延長を検討する、それこそが沖縄の様々な特殊事情に応じた振興策の在り方ではないかと、私は強くそのように思います。
二年という数字、うがった見方をすれば、これがまさに基地問題と沖縄振興をリンクさせている結果ではないのか、そのことを指摘せざるを得ません。このことについては二十二日に閣議決定あると聞いておりますので、このことも含めてしっかりと対応を見させていただいた上で、沖縄県民の皆さんの声、聞いていきたいというふうに思います。
改めて、大臣、一括交付金の有効性については大臣もお認めになっているという理解でよろしいんでしょうか。これは県からは、市町村も含めて大変有効だ、是非今後とも続けてほしい、まだ使われていない部分、これからようやく軌道に乗ってきて本格的な事業、これをやっていく、今回減額をされてしまったら、まさにこれからというときにそのこれからの事業の継続が危うくなってしまう自治体も出てくるかもしれない。それは絶対にあってはならないと思いますが、大臣、そこは同じ認識ということでよろしいですか。
この発言だけを見る →二年という数字、うがった見方をすれば、これがまさに基地問題と沖縄振興をリンクさせている結果ではないのか、そのことを指摘せざるを得ません。このことについては二十二日に閣議決定あると聞いておりますので、このことも含めてしっかりと対応を見させていただいた上で、沖縄県民の皆さんの声、聞いていきたいというふうに思います。
改めて、大臣、一括交付金の有効性については大臣もお認めになっているという理解でよろしいんでしょうか。これは県からは、市町村も含めて大変有効だ、是非今後とも続けてほしい、まだ使われていない部分、これからようやく軌道に乗ってきて本格的な事業、これをやっていく、今回減額をされてしまったら、まさにこれからというときにそのこれからの事業の継続が危うくなってしまう自治体も出てくるかもしれない。それは絶対にあってはならないと思いますが、大臣、そこは同じ認識ということでよろしいですか。