外務委員会

2017-09-05 衆議院 全113発言

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会議録情報#0
平成二十九年九月五日(火曜日)
    午前十時三十分開議
 出席委員
   委員長 三ッ矢憲生君
   理事 黄川田仁志君 理事 新藤 義孝君
   理事 土屋 品子君 理事 中山 泰秀君
   理事 長尾  敬君 理事 小熊 慎司君
   理事 寺田  学君 理事 遠山 清彦君
      小田原 潔君    熊田 裕通君
      島田 佳和君    鈴木 憲和君
      鈴木 隼人君    武井 俊輔君
      辻  清人君    堀井  学君
      前川  恵君    宮路 拓馬君
      八木 哲也君    山田 美樹君
      石関 貴史君    篠原  豪君
      中川 正春君    原口 一博君
      渡辺  周君    輿水 恵一君
      笠井  亮君    足立 康史君
      玉城デニー君
    …………………………………
   外務大臣         河野 太郎君
   外務副大臣        佐藤 正久君
   防衛副大臣       山本ともひろ君
   外務大臣政務官      堀井  学君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  増田 和夫君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  横田 真二君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  菅原 隆拓君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  田中 勝也君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  三角 育生君
   政府参考人
   (外務省大臣官房長)   下川眞樹太君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 飯島 俊郎君
   政府参考人
   (外務省大臣官房審議官) 相木 俊宏君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 志水 史雄君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 松浦 博司君
   政府参考人
   (外務省北米局長)    森  健良君
   政府参考人
   (気象庁地震火山部長)  上垣内 修君
   政府参考人
   (原子力規制委員会委員長)            田中 俊一君
   政府参考人
   (原子力規制庁原子力規制部長)          山田 知穂君
   政府参考人
   (防衛省防衛政策局次長) 岡  真臣君
   外務委員会専門員     辻本 頼昭君
    —————————————
委員の異動
八月三日
 辞任         補欠選任
  佐々木 紀君     河井 克行君
同月七日
 辞任         補欠選任
  大野敬太郎君     堀井  学君
  岡本 三成君     吉田 宣弘君
同日
 辞任         補欠選任
  吉田 宣弘君     岡本 三成君
九月四日
 辞任         補欠選任
  浜地 雅一君     遠山 清彦君
同月五日
 辞任         補欠選任
  今津  寛君     鈴木 憲和君
  小渕 優子君     八木 哲也君
  河井 克行君     宮路 拓馬君
  松島みどり君     前川  恵君
  吉良 州司君     篠原  豪君
  岡本 三成君     輿水 恵一君
同日
 辞任         補欠選任
  鈴木 憲和君     今津  寛君
  前川  恵君     松島みどり君
  宮路 拓馬君     河井 克行君
  八木 哲也君     小渕 優子君
  篠原  豪君     吉良 州司君
  輿水 恵一君     岡本 三成君
同日
 理事岡本三成君八月七日委員辞任につき、その補欠として遠山清彦君が理事に当選した。
    —————————————
六月十六日
 一、国際情勢に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 理事の補欠選任
 政府参考人出頭要求に関する件
 国際情勢に関する件
 北朝鮮による六度目の核実験に対する抗議決議の件
     ————◇—————
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三ッ矢憲生#1
○三ッ矢委員長 これより会議を開きます。
 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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三ッ矢憲生#2
○三ッ矢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 それでは、理事に遠山清彦君を指名いたします。
     ————◇—————
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三ッ矢憲生#3
○三ッ矢委員長 次に、国際情勢に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として外務省大臣官房長下川眞樹太君、大臣官房審議官飯島俊郎君、大臣官房審議官相木俊宏君、大臣官房参事官志水史雄君、大臣官房参事官松浦博司君、北米局長森健良君、内閣官房内閣審議官増田和夫君、内閣審議官横田真二君、内閣審議官菅原隆拓君、内閣審議官田中勝也君、内閣審議官三角育生君、気象庁地震火山部長上垣内修君、原子力規制委員会委員長田中俊一君、原子力規制庁原子力規制部長山田知穂君及び防衛省防衛政策局次長岡真臣君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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三ッ矢憲生#4
○三ッ矢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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三ッ矢憲生#5
○三ッ矢委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中山泰秀君。
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中山泰秀#6
○中山(泰)委員 おはようございます。
 自由民主党を代表し、質問に立たせていただきます。
 まず、世界で唯一冷戦構造が色濃く残っているのが朝鮮半島であります。その朝鮮半島の三十八度線から以北をソビエトに武装解除、そしてまた以南を米軍に武装解除、この朝鮮半島の分断は、まさにヤルタ会談でチャーチルとルーズベルトとスターリンが決断をし、朝鮮半島の分断というものが行われました。それ以来、二十世紀の負の遺産とでも申しましょうか、これが二十一世紀にまで継続されているというのが、不幸にも朝鮮半島の現在に至る歴史であります。
 その中で、北朝鮮が愚かな行動を頻繁に行っている昨今、この衆議院の委員会が持たれたということでございます。
 また、国民の皆様方、今、閉会中で地元を歩かせていただいていると、中には勇ましい議論も正直聞かれるところもありますし、いろいろな御意見をいただきます。もっと強く対北朝鮮政策を練るべきじゃないか、実際に行動を起こすべきじゃないか、もしくは核保有の議論、そういったものまで聞こえてくる中で、我々、政治として、その最終手段に至る手前のしっかりとした外交というものを安定的に安倍政権で運んでいっていただかなければならない、そんなふうに強く思う次第でございます。
 佐藤外務副大臣はそもそも武人でおありになられて、自衛官という存在が最も戦争を回避したい、そう願っていることを私は信じておりますし、それをいかに回避するのかというのが世界のトレンドである中で北朝鮮が暴挙を行っている。まさに私がまず第一問にお伺いしたいのは、制裁の実効性をいかに高めていくのか、また、いけるのかということをお伺いしていきたいと思っています。
 北朝鮮が二〇〇六年に初めて核実験を行って以降、国連安保理は八本もの対北朝鮮制裁決議を採択しておりますが、制裁決議を重ねても包囲網を狭めても、常に制裁逃れをする北朝鮮の暴走をとめることができなかったというのが現実であります。
 今回、北朝鮮は、大陸間弾道ミサイル、ICBMに搭載可能な水素爆弾実験を成功させたと彼らは主張しています。
 米国においては、ジェームズ・マティス国防長官は、NSCの後、巨大な軍事行動で反応すると警告しております。米国は、グアムを含む米領、要するに自国と、同盟国である日韓両国を防衛する意思と意欲は鉄のように強固だと、コミットメントを申し述べております。北朝鮮という国を全滅させようとしているわけではないが北朝鮮の非核化を期待すると表明をしておりました。
 トランプ大統領はまたツイッターで、米国は、他の選択肢に加えて、北朝鮮と商取引をしている全ての国との貿易停止を検討していると表明を重ねております。なお、北朝鮮は、貿易の約九割を中国に依存していると言われます。また、原油の禁輸措置、こういったものも国連の安全保障理事会で検討されるやに聞いております。
 他方で、米国が強い調子で北朝鮮を脅しても、北朝鮮が世界的な非難を浴びていても、北朝鮮は、核開発活動を停止させるような気配も、それを制限する気配のみじんも感じられないというのが、正直、私たちの思うところです。しかも、核開発の速度は加速し続けているように思われます。
 日本も、対話と圧力、行動対行動との対北朝鮮に関する外交方針は明確ではありますが、これまでに行われた各種制裁や軍事的な威圧等では北朝鮮政府を動かすことは不可能であったという現実もあります。
 問題はこれからです。世界は、これまで北朝鮮による核開発をとめさせる方向で尽力はしてきておりますが、今後は、現実的に既に核保有国となっている北朝鮮と一体どのように共存していけるのか。また、朝鮮半島における非核化はもちろんのこと、核抑止や核の移動等に関する封じ込めなど、核保有国となった北朝鮮に対する戦略を各国と政策調整していかざるを得ない側面を持つと思いますが、政府はその点に関しどのような考え方で臨もうとしているのか、お伺いをしたい。
 対北朝鮮政策で重要な意味を持つ国が、現在世界じゅうで軍備拡大傾向を強めている中華人民共和国であることは、世界じゅうが認めている、これも現実であります。六者協議の枠組みで言う北朝鮮以外の国々が北朝鮮の悪行を非難しているものの、肝心の中国が、国連制裁以上の制裁や現実的に効果のある対応を容認する姿勢はいまだに見せていないという現実も、他方で存在しています。そういった中国に対するアクションを、日本として、政府として、いかに起こしていけるのか、お伺いをしたいと思います。
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佐藤正久#7
○佐藤副大臣 このたび外務副大臣を拝命しました参議院議員の佐藤正久です。どうぞよろしくお願いします。
 中山委員にお答え申し上げます。
 朝鮮半島の非核化、これは我が国にとっても譲れない共通目標、ほかの国と同じ目標だというふうに思っております。そういう中で、今回の核実験につきましては、その分析、データ等を見ると、やはりこれまでよりも規模が大きい、我が国にとってもこれまでにない現実的な脅威というふうな認識を持っているところであります。
 そういう中で、そもそも北朝鮮は、二〇〇五年の六者会合における共同声明において、全ての核兵器そして既存の核計画を放棄するということを約束しておりますし、また、関連の安保理決議も、累次、北朝鮮からの核の放棄というものを求めているという状況です。
 そういう中で、御指摘の中国ということにつきましては、極めて大きな役割を非核化に向けて果たすということは、委員と認識を共有するものであります。特に、中国は、安保理の常任理事国だけではなく、六者会合の議長国でもあります。また、北朝鮮の貿易額の約九割を占めるというふうにも言われております。
 そういう中で、今回の核実験を受けまして、中国政府の方も、断固たる反対と強い非難を表明する外交部声明を出しました。また、中国側の発表によれば、四日には、中国外交部は、駐中国北朝鮮の大使館の責任者を招致し、厳格な申し入れを行ったというふうに伺っております。
 我が国としても、引き続き、中国の取り組みを注視するとともに、日中間で連携しながら、北朝鮮に対する圧力を強化し、対話というステージに北朝鮮に出てもらうという環境をつくっていく、具体的な行動を強く求めていきたいと思っております。
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中山泰秀#8
○中山(泰)委員 また、国民保護の観点から申し上げたいと思いますが、シンガポール、スイス、イスラエル等ではシェルターが積極的に導入されています。飛来してくる飛翔体に対するイスラエルの防衛システム、アイアンドームなど、具体的な導入の検討を進めるべきだと私は考えます。政府は、この点について現時点でどのような考えや戦略を有しているのか。
 例えば、イスラエルでは、ホテルの地下駐車場がブラスター用の鉄扉を閉めますと二千床の病院に早変わりしたり、シンガポールにおいては、地下鉄の駅の構内がそのまま核シェルターになります。
 ミサイル等の飛翔体に対する攻撃以外にも、サイバー攻撃の開発にも進歩が見られる北朝鮮、バングラデシュ銀行から九十億以上のお金を巻き上げたことでもよく知られています、こういった攻撃に対して、本当の意味での国民保護をどのようにお考えでしょうか。
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佐藤正久#9
○佐藤副大臣 御指摘のように、イスラエル、私も訪問をし、シェルターの状況やアイアンドーム、これらを実際に見てまいりました。
 やはり、国民保護という観点につきましては、ミサイル防衛だけではなく、そういったシェルターとかいろいろな対応の要素が必要だというのは、委員御指摘のとおりだと思います。
 シェルターあるいは防衛システムの導入といった国民保護の観点については、やはり関係省庁全体がまとまって検討していくというふうに思っています。
 さらに、ミサイル防衛につきましても、多層的なミサイル防衛というものを目指していく。シェルターを含め、関係省庁全体として連携しながら対応してまいります。
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中山泰秀#10
○中山(泰)委員 ありがとうございました。
 以上で質問を終わります。
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三ッ矢憲生#11
○三ッ矢委員長 次に、遠山清彦君。
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遠山清彦#12
○遠山委員 公明党の遠山清彦でございます。
 佐藤外務副大臣、御就任おめでとうございます。
 時間がないので早速でございますが、まず、九月三日、北朝鮮が六回目となる核実験を強行したことは言語道断の暴挙でありまして、また、累次の国連決議違反、日本のみならず、アジア太平洋地域全体、ひいては世界全体の平和と安定への重大かつ新たな段階の脅威であるということは明らかでありまして、公明党といたしましても、既に声明は出しておりますけれども、北朝鮮に対して党として断固非難、抗議をするとともに、北朝鮮に対して今すぐ暴走をとめるように強く求めたいと思っております。
 これに関して、私は、先週一週間、超党派の若手中堅議員で構成いたしております日中次世代交流委員会第五次訪中団の団長として中国を訪問し、北京におきまして中国共産党並びに中国政府の要人と会見をしてまいりました。核実験の前ではありましたけれども、八月二十九日の北海道上空を通過した弾道ミサイルの発射の直後でありましたので、全ての中国側との会談で北朝鮮問題を取り上げ、意見交換をさせていただきました。この会談相手には孔鉉佑外交部部長助理・北朝鮮特使も含まれております。
 時間がないので、詳細は省きます。
 中国側が主張していた注目すべきポイントは、次の三点でございます。
 まず一つは、中国は北朝鮮の核兵器開発と弾道ミサイル発射に一貫して反対であり、国連安保理決議の履行も求める立場であること。二つ、北朝鮮は中国との国境からわずか九十キロメートルしか離れていないところで核実験を行っており、中国も日本と危機感を共有している。三番、北朝鮮に対し圧力を強めることは賛成だが、圧力だけでは解決しない問題なので、対話をしっかりすることが重要だと考えている。このように中国は言っております。
 特に三点目につきましては、中国は具体的な提案として、いわゆるダブルフリーズ案を出しております。これは、米韓軍事演習を一年間停止すると同時に、その同じ期間に北朝鮮も核実験とミサイル発射を凍結するという案でありまして、その一年間の間に、ダブルフリーズをしている間に対話をしようという提案でございます。
 私のこの中国側との会談の四日後に今回の核実験の強行がありました。状況は甚だしく悪化をしているわけでありますので、中国が今どういう立場か私は推しはかるしかないわけでありますが、ただ、日本としても、この北朝鮮問題を軍事的解決よりも外交的解決を図る方向に持っていった方がいいことは明らかでありますので、今後、圧力を強化、これは中国側もいいと言っているんです、圧力を強化してその実効性を担保することをやりながら、出口戦略を念頭に置いた対話とか交渉のあり方、この中には、政府間の交渉だけではなくて、トラック2とか国連を使うとか、そういうことも検討するべきだと私は思っておりますが、外務省として今どういうお立場か、教えていただきたいと思います。
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佐藤正久#13
○佐藤副大臣 遠山委員にお答えいたします。
 中国に行かれまして、日本の立場あるいは中国の考え方、議員外交で披露していただき、ありがとうございます。
 その上で、御指摘のように、あくまでも外交あるいは対話によってこの問題を解決するという方向性は、国際社会も、アメリカも日本も同じであります。
 ただ、八月五日の二三七一の、これまでにない国連決議で制裁を科しても北朝鮮は核実験をやったという事実は隠しようもないという状況ならば、今は、やはり、対話をするためにはもう一段圧力をかけるという必要があるというふうに我々は考えておりまして、ここは、国連の場あるいは二国間、中国との間でも話をしながら、どういう形で対話をするための圧力をかけていくか、これについては引き続き力を尽くしていきたいというふうに思います。
 御指摘のように、対話のための対話ではなく、もっとしっかり、向こうが結果を出すための対話というものを求めていくということに力を尽くしてまいります。
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遠山清彦#14
○遠山委員 私の質疑時間は終わりましたので、答弁は要りません、一言だけ申し上げたいと思いますが、かなり今深刻な事態に至っているというふうに私は認識をしております。もしかすると、もう一回、近いうちにミサイルを撃つかもしれないという状況であります。
 河野外務大臣初め外務省の皆さん、頑張っていらっしゃると思いますが、こういう深刻な事態ですから、例えば、国連事務総長が直接北朝鮮の指導者に会って、こういったことをやめるように申し入れるなど、ありとあらゆる外交手段で、これ以上のエスカレーションをとめるべく努力をしていただきたいということを申し上げて、私の質疑を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。
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三ッ矢憲生#15
○三ッ矢委員長 次に、原口一博君。
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原口一博#16
○原口委員 おはようございます。民進党の原口一博でございます。
 両副大臣、御就任おめでとうございます。
 きょうは大臣が電話会談ということで、質疑はできませんが、ぜひ、私たちが求めている憲法五十三条に基づく臨時国会、これを早く開いていただいて、差し迫った脅威に対する議論を詰めたい、まずこのように思います。
 また、民進党としても、北朝鮮の相次ぐ安保理決議違反、日朝平壌宣言違反の核実験、ミサイル発射を最大限の言葉で非難したい。これはまさに、世界の平和と安定に対する重大な脅威であり、挑戦であるというふうに思います。我が国にとっても、とても見逃すことはできません。
 ちょっと、まず、脅威の同定をしたいと思います。
 新たに核弾頭を小型化することに成功したのではないか、そのように考えていますが、小型化、弾頭化、核兵器のこの認識、どうですか、副大臣。
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佐藤正久#17
○佐藤副大臣 原口委員にお答えいたします。
 核兵器の弾頭の小型化、これについては、確たる確証はございませんが、これまでの六回の核実験という実績を踏まえれば、小型化が相当程度進んでいるという可能性も否定できない。
 ただ、我々としては、予断を持って判断するのではなく、いろいろなケースを考えながら対応していきたいというふうに思っております。
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原口一博#18
○原口委員 今お答えになったように、弾頭化、小型化に成功しているというふうに見る方が正しいんじゃないかと私は思います。その上で、委員長、資料をお配りさせていただいて。
 最初の方、これは制裁です。北朝鮮の累次の制裁を図にしたものでありますけれども、資料二をごらんになってください。これは、北朝鮮に関する安保理決議に基づく資産凍結等の措置の対象となるものでございます。これの一番と四十番をここに挙げてきました。
 一番、これはどういうものなのか。これは、北朝鮮の武器のいわゆるディールの中心となっているところじゃないか。そして、四十番、これはバージン諸島とか中国に拠点があるわけです。これはどういうものか。フロント企業なんじゃないですか。こういったものをしっかりと制裁をすることが必要だと思いますが、制裁の実効性はどこまで上がっているのか。
 それから、原油ですね。
 私は、さきの通常国会で、原油について当時の岸田外相にただしました。原油は中国から五十万トン輸入との説を当時の岸田外務大臣は私に示しましたけれども、中国の数字には上がっていないんですよ。また、ロシアの数字にも上がっていない。原油はどこかからか入っていなきゃおかしいわけです。これに対して、日本政府はただしているのか。
 それから、今、国連安保理が開かれていますけれども、原油禁輸をこの国連決議の中に盛り込む意向があるのか、日本政府として提案したのか。
 それから、さらに、北朝鮮は武器輸出でも外貨を得ていると言われています。この二月に、国連の制裁パネルの中で幾つかの国が挙がっていると思いますけれども、これは資料で結構ですから、本委員会に後で提示をしてください。
 まさかこれらの国に我が国の兵器を輸出したりという検討はないと信じますけれども、支援がないことをあわせて確認します。北朝鮮のミサイルの部品の九割が日本製という情報もありますけれども、信じがたいことであります。
 別に北朝鮮を支援しているものがいなければ。佐藤副大臣、北朝鮮というのは日本の小さな県ぐらいのGDPしかないんですよ。そのGDPの国がこれだけのことができるというのは、それを支援しているものがいるはずです。
 私は一貫して、朝銀に入れた公的資金一・四兆円を問題にしてきました。RCCは朝鮮総連の不良債権を回収できたんですか。できていないでしょう。であるにもかかわらず、巨額の不良債権、あれは五百億以上だったと思いますけれども、朝鮮総連は他の支援なしにどうやって運用しているんですか。
 私はこういった、やれることをやっていないんじゃないかと思うわけですけれども、お答えください。
 きょうは時間が限られていますので、今、制裁のところで幾つか質問をしました。
 次に、今度は守りですね。
 今回のミサイルで、一説によると、大規模な電磁波も観測されたのではないのか。つまり、アメリカのシンクタンク、ヘリテージ財団等はEMP攻撃、電磁パルス攻撃ですね、このパルス攻撃が壊滅的な被害を与えるとして、ペンタゴン、防衛省ともにその備えを急いでいます。しかるに、今までの北朝鮮のミサイルの兆候をどのように観測し、検討しているのか。これは山本副大臣。
 電磁パルス攻撃、EMP攻撃には、特段の大気圏突入の技術は要らないわけです、空中高く爆発させればいいわけで。そうやったときに、では、今の日本の備えは大丈夫かということで、資料の一番最後をごらんになってください。
 きょう、田中委員長にも来ていただいています。これは、本来だったら、ずっと原発の安全性を議論してきた河野大臣とやりたかったところですけれども。
 資料六をごらんください。本委員会での、私に対する当時の岸田外務大臣と田中委員長の答えです。本当にこれで大丈夫ですか。武力攻撃事態を認定し、初めて原発をとめていたのでは、間に合うはずがない。
 今回のミサイルの時系列、資料に出しています。この時系列でどうやってとめるんですか。今も、一説によると東京駅が停電しているらしいですね。停電したりパソコンが動かなくなったりしたら、制御を失うわけです。全電源喪失したら、まさに私たちは多くのコントロールを失う。そのときに、こういう悠長なことで本当にいいのか。
 これは副大臣と田中委員長に聞きたいんですが、この答弁後、政府でどのような検討を、原子力規制庁あるいは委員長には何か御指示や情報提供があったのか、政府の中で検討があったのか。これをごらんになってください、岸田外務大臣は検討を続けると約束をしているわけですけれども、その有無についてお尋ねをいたします。
 以上、二点大まかに、細かいことも聞きましたけれども、あわせてお尋ねをいたします。
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佐藤正久#19
○佐藤副大臣 原口委員にお答えいたします。
 まず、最初の資料で提出されました、団体の一番と四十番でございますけれども、このコリア・マイニング・デベロップメント・コーポレーション、これは北朝鮮の主要な武器ディーラーであり、弾道ミサイル及び通常兵器に関する物品、装備品の主要な輸出をしているものであります。
 また、四十番のディー・シー・ビー・ファイナンス・リミテッド、これは安保理決議二三二一号に基づく制裁対象に指定された団体でありまして、加えて安保理決議第二二七〇号に基づく制裁対象にも指定されたデドン・クレジット・バンクのフロントカンパニーであり、イギリス領のバージン諸島、中華人民共和国大連市に所在するというふうにされております。
 さらに、石油関係でございますけれども、中国あるいはロシアが北朝鮮の方に石油等あるいは原油関係を輸出しているのではないかという関係、これにつきましては、韓国の大韓貿易投資振興公社が発表したものによりますと、二〇一六年、北朝鮮への原油の輸出というものは約五十万トンの水準、そして石油製品は二十七万トン、原油が五十万トン、石油製品が二十七万トンとされております。
 また、ロシアの関税庁統計によれば、二〇一七年の一月から六月期の原油の輸出は七・六万トン、石油の輸出は〇・四万とされております。
 この情報に基づきまして、中国あるいはロシアとも連携しながら、どういう形で北朝鮮の核・ミサイル化をとめていくか、いろいろな面で調整をしていきたいと思っています。
 また、北朝鮮から武器を輸入している国についても御質問をいただきました。
 国連の安保理の北朝鮮制裁委員会専門家パネルによりますと、北朝鮮から武器や軍事通信機器を購入した国として、アンゴラ、コンゴ民主共和国、スリランカ、スーダン、モザンビークといった国が挙げられます。
 いずれにせよ、各国に全面的な安保理決議の履行を促して、このような北朝鮮の武器の輸出というものをとめるべく、安保理決議の実効性を確保してまいりたいと思います。
 また、北朝鮮へのいろいろな技術、資金流入についても御指摘がございました。
 これにつきましても、国連の制裁あるいは日本独自の制裁というものを通じまして、技術、資金、そしてまたそういうものに関連するものにつきまして、少しでも技術の移転や外貨収入を減少させるために、各国と連携をしながら、しっかりと安保理決議の厳格な履行を求めていきたいというふうに思っております。
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山本ともひろ#20
○山本副大臣 委員御指摘のEMP兵器でございますが、そもそもEMP兵器とは、核爆発などにより瞬時に強力な電磁波を発生させ、電子機器に過負荷をかけ、誤作動させたり破壊したりするものと承知をしております。
 また、北朝鮮が今月の三日に、広大な地域に対する超強力EMP攻撃を加えることができると発表していることも承知をしております。そのような兵器の開発の動向を含め、北朝鮮の軍事動向については、防衛省として平素から重大な関心を持って情報収集、分析に努めておりますが、個々の具体的な情報の内容については、我が国の情報収集能力が明らかになりかねませんので、お答えは差し控えさせていただきます。
 他方、我々としましては、自衛隊施設について、中期防において、各種事態に効果的に対応し得るよう運用基盤を維持する観点から、駐屯地、基地等の抗堪性を高める、これはEMPに対する抗堪性を高めると規定をさせていただきました。EMPに関するものも含め、さまざまな攻撃に対する抗堪性の強化が重要だと認識をしています。
 例えば、陸上総隊総司令部や海上作戦センター等の指揮中枢である施設については地下化を図る、あるいは空自のレーダーサイトで収集した情報を……(原口委員「委員長、質問に答えていません。違うことを答えています。防衛省の対応を聞いているんじゃないんです。よく質問を聞いておいて」と呼ぶ)
 失礼しました。では、以上です。(原口委員「ちょっと委員長、ひどいですよ、今の」と呼ぶ)
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三ッ矢憲生#21
○三ッ矢委員長 ちょっと、よく確認して答えてください。
 次に、原子力規制委員会田中委員長。
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田中俊一#22
○田中(俊)政府参考人 外務省からの指示があったかどうかということですが、御質問がありましたので確認させていただきましたが、いろいろ情報交換は綿密に行っておりますけれども、EMPについて具体的に要請を受けたことはありません。
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原口一博#23
○原口委員 政府として検討すると言って、規制委員会の方にも何の指示もないと。とんでもない話で、防衛副大臣は全然違う答弁。あなたに聞いたのは、そういうことじゃないですよ。
 答弁漏れがあるので。
 原油禁輸を今回の国連決議の中で働きかけているのかと。先ほどダブルフリーズの話がありましたが、ダブルフリーズを中ロで提案をしている、それは私も知っています。しかし、その一方で、その国々が油を北朝鮮に流しているというのでは説得力がないんじゃないか。私は、平和への動きというのは歓迎しますよ。しかし、他方で制裁逃れをやっているようであれば、それは説得力がないんじゃないかと私は思うわけです。
 佐藤大臣に再質問をいたします。
 原油禁輸を国連決議に働きかける意向があるのか。それから、あわせて、トランプ大統領は、あらゆるオプションがテーブルにあるとしていますが、休戦が破られた場合に、我が国に及ぶと予想される被害のシミュレーション、その有無を含めて提示をされたい。韓国は、米国が武力行使に移行する場合に事前の同意を了承させたと発表していると承知をしています。しからば、我が国はどのようになっているのか。
 そのことについて、以上三問伺いましたけれども、明確にお答えください。
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佐藤正久#24
○佐藤副大臣 お答えいたします。
 まず、ロシア、中国への、原油に関しての質問でございますけれども、先ほど私、答弁の中で、ロシアの関税庁統計によれば二〇一七年の一月から六月の上半期の原油の輸出は約七・六万トンと答えましたけれども、七・六万ドルの間違いでございますので、これは訂正をさせていただきたいと思います。
 まず、国連安保理の方における、新たな制裁における石油関連あるいは原油につきましては、これは今、ほかの制裁手段も含めまして各国で議論しているところであります。ただ、原油あるいは石油製品というものについては制裁対象になる一つの選択肢ということになる、これは間違いないと思います。
 済みません。二問目、三問目の質問につきまして、ちょっと今失念しましたので、もう一度簡潔に、二問目、三問目につきましてお願いします。
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原口一博#25
○原口委員 時間がないので。初めてですからあれですけれども。
 一問目についても、原油を国連決議の中で働きかけたかと。これは我が国のことですから。我が国が働きかけるべきだと私は申し上げているわけで、働きかけたかどうか教えてください。
 二番目は、先ほど田中委員長が、EMP攻撃について全く政府からも聞いていないと。備えについて。今、どうなっているか。
 佐藤副大臣もよく御存じのとおり、EMP攻撃があった、我が国の武力攻撃事態と認められた場合は、それは政府が原発をとめることになるでしょうけれども、そういう形で間に合うのか。先ほど山本副大臣がお答えになりましたけれども、北朝鮮が実際にEMP攻撃について言及をしている。この段階で備えがなくて、ではEMP攻撃が今あった、そうしたら全電源喪失して日本の原発はまたメルトダウンになったなんという話は絶対にだめだと思うから、そのことについての検討の内容を教えてください。
 三番目は、武力行使に米国が移行した場合のシミュレーションと、そして被害のシミュレーションがあるのかどうか。そのことについて韓国はアメリカに、事前に同意をとってくれと言っているわけです。前回の核危機のときは、金泳三さんがそれはやめてくれということでとまったというふうに私は承知しています。
 では、今回、我が国も韓国並みに事前に、軍事オプション、これ、全てをテーブルに出すと言っているわけですから、そのテーブルの中の軍事オプションを選んだときに、我が国として事前にアメリカから同意を求められる立場にあるのか、そのことについて言ったのかということを聞いているわけです。
 以上三問、明確にお答えください。
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佐藤正久#26
○佐藤副大臣 大変失礼いたしました。
 まず最初の、国連安保理決議、原油関係を含めてどういう働きかけを行ったかということにつきましては、先ほど答弁いたしましたように、原油以外にもいろいろな制裁手段があるというのは委員も御理解しているとおりだと思います。
 ただ、その中で、石油製品関係、これは極めて有効だということでございますので、我々としても、それも選択肢の一つとして、今、国連の方と安保理会議の場で調整をしているという状況でございます。
 また、EMP攻撃、これについて政府としてどういうふうに対応するかということについては、今私手元の方にその回答は持ち合わせておりませんので、後ほどまた改めて説明をさせていただきたいと思います。
 最後に、北朝鮮危機の場合のシミュレーションということについてでございますけれども、これは我が国の安全保障にかかわる事項でございますので、この場で細部を明らかにするということは差し控えたいと思います。いろいろな形で日本に対する影響というものについては考えているというところでございますが、ただ、韓国の立場あるいは米国政府の立場についてはお答えする立場にはないというのが、今我々のここで答えられる立場でございます。
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原口一博#27
○原口委員 いや、ちょっと余りにもひどいので。通告していますから。EMP攻撃については今初めて言ったんじゃないんですよ。
 新藤大臣もおられますけれども、私たちは、これは超党派でいろいろな議論をしてきました。おたくが、政府が検討するというからその検討内容を教えてくれと言っているのに、手元に資料がないから答えられないというんだったら、とめてください。
 それから、二番目。韓国の立場を聞いているんじゃないんですよ。よく聞いてくださいね。日本がアメリカに、アメリカが武力オプションを選択したときに日本にあらかじめ同意を求めるということを言っていますか、アメリカはそれにうんと言っていますか。
 安保条約じゃないですよ。日本の基地を使うときの同意じゃないですよ。そうじゃなくて、アメリカが軍事オプションを使うときに日本に対して同意を求めるように言っていますかと、日本のことを聞いているんです。正確にお答えください。これは通告していますから。
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佐藤正久#28
○佐藤副大臣 EMPにつきましては、私、事務方から伺っている範囲では、質問通告というのは来ていないというふうに承知をしております。
 二番目の、アメリカの軍事オプションに対しての日本への事前通知がどうかということにつきましては、これも先ほどお答えいたしましたが、今アメリカとはいろいろ外交交渉をやっているさなかでございまして、特に、事前の了承等を含めまして、我が国の安全保障に係る問題でございますので、明らかにすることは差し控えたいというふうに思います。(原口委員「ちょっと無理。それは無理だわ。だって、細かく通告しているんだから」と呼ぶ)
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三ッ矢憲生#29
○三ッ矢委員長 原口君に申し上げます。
 時間の関係もございまして、この件につきましては、改めてよく調整、確認した上で対応させるということにしたいと思います。よろしゅうございますか。
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