災害対策特別委員会

2019-10-01 参議院 全119発言

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会議録情報#0
令和元年十月一日(火曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
   委員の異動
 九月十三日
    辞任         補欠選任
     藤木 眞也君     宮島 喜文君
 九月十七日
    辞任         補欠選任
     宮島 喜文君     藤木 眞也君
 九月三十日
    辞任         補欠選任
     佐藤  啓君     河井あんり君
     佐藤 信秋君     三浦  靖君
     自見はなこ君     豊田 俊郎君
     馬場 成志君     本田 顕子君
     藤川 政人君     小野田紀美君
     藤木 眞也君     山田 太郎君
     鉢呂 吉雄君     小西 洋之君
     竹内 真二君     平木 大作君
     礒崎 哲史君     青木  愛君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         山本 博司君
    理 事
                そのだ修光君
                山田 修路君
                吉川 沙織君
                平木 大作君
    委 員
                小野田紀美君
                河井あんり君
                酒井 庸行君
                豊田 俊郎君
                堀井  巌君
                本田 顕子君
                三浦  靖君
                山田 太郎君
                青木  愛君
                小西 洋之君
                小林 正夫君
                田島麻衣子君
                音喜多 駿君
                室井 邦彦君
                武田 良介君
   国務大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(防災)
       )        武田 良太君
   副大臣
       内閣府副大臣   平  将明君
       農林水産副大臣  加藤 寛治君
   大臣政務官
       内閣府大臣政務
       官        今井絵理子君
       農林水産大臣政
       務官       藤木 眞也君
       防衛大臣政務官  渡辺 孝一君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        林  浩之君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       宮崎 祥一君
       内閣官房内閣審
       議官       松本 裕之君
       内閣府政策統括
       官        青柳 一郎君
       総務省大臣官房
       審議官      谷  史郎君
       総務省自治行政
       局公務員部長   大村 慎一君
       総務省総合通信
       基盤局電気通信
       事業部長     竹村 晃一君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    奈尾 基弘君
       農林水産省大臣
       官房危機管理・
       政策立案総括審
       議官       岩濱 洋海君
       農林水産省大臣
       官房参事官    上田  弘君
       経済産業省大臣
       官房技術総括・
       保安審議官    小澤 典明君
       経済産業省大臣
       官房原子力事故
       災害対処審議官  新川 達也君
       経済産業省大臣
       官房審議官    河本 健一君
       中小企業庁事業
       環境部長     奈須野 太君
       国土交通省住宅
       局長       眞鍋  純君
       環境省大臣官房
       審議官      正林 督章君
       環境省環境再生
       ・資源循環局長  山本 昌宏君
       防衛省統合幕僚
       監部総括官    菅原 隆拓君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○災害対策樹立に関する調査
 (令和元年台風第十五号及び第十七号並びに令
 和元年八月の前線に伴う大雨に係る被害状況等
 に関する件)
 (令和元年台風第十五号による被害からの復旧
 ・復興に関する件)
 (被災農家に対する支援措置に関する件)
 (令和元年台風第十五号に対する政府の初動対
 応に関する件)
 (被災者支援への防災・安全交付金の活用に関
 する件)
 (被災者の住宅再建支援に関する件)
    ─────────────
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山本博司#1
○委員長(山本博司君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日、竹内真二君、鉢呂吉雄君、礒崎哲史君、藤木眞也君、佐藤啓君、佐藤信秋君、自見はなこ君、馬場成志君及び藤川政人君が委員を辞任され、その補欠として平木大作君、小西洋之君、青木愛君、山田太郎君、河井あんり君、三浦靖君、豊田俊郎君、本田顕子君及び小野田紀美君が選任されました。
    ─────────────
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山本博司#2
○委員長(山本博司君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山本博司#3
○委員長(山本博司君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に山田修路君及び平木大作君を指名いたします。
    ─────────────
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山本博司#4
○委員長(山本博司君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 災害対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官宮崎祥一君外十六名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山本博司#5
○委員長(山本博司君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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山本博司#6
○委員長(山本博司君) 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。
 まず、令和元年台風第十五号及び第十七号並びに令和元年八月の前線に伴う大雨に係る被害状況等について政府から報告を聴取いたします。武田防災担当大臣。
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武田良太#7
○国務大臣(武田良太君) この度、国土強靱化担当、内閣府防災担当大臣を拝命した武田良太です。
 防災は国家の基本的かつ極めて重要な任務であると認識しており、災害対策を担当する大臣として、いつ起こるか分からない災害に備え、常に緊張感を持って職務に当たってまいる決意であります。そして、国家百年の大計として、災害に強くしなやかな国づくりを進めてまいる所存です。
 山本委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
 まず、被害状況の報告に先立ちまして、この度の台風及び豪雨によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
 九月九日午前五時前に、強い勢力で千葉市付近に上陸した台風第十五号の影響により、伊豆諸島や関東地方南部を中心に記録的な暴風となりました。この暴風により、九日の七時五十分には約九十三万件の停電が発生するとともに、停電に伴う約十四万戸の断水や携帯電話の通信障害が発生したほか、公共交通機関の運休など、市民生活に大きな影響が生じました。この台風により、昨日までに、人的被害及び全壊百十九棟、約二万棟を超える一部破損等の住家被害が報告されています。
 政府としては、台風が接近する前の九月六日に山本前防災担当大臣が出席して、関係省庁災害警戒会議を開催して警戒態勢を確保したほか、地方自治体や関係機関への注意喚起を行うなど、緊張感を持って対応に当たってきたところであります。
 台風による被害が生じてからは、九月十日に内閣府情報先遣チームを千葉県に派遣し、被災自治体や関係省庁との連携体制を整え、被災実態の把握や被災された方々のニーズの掌握に努めました。また、関係省庁災害対策会議及び千葉県に派遣された政府職員間での連絡調整会議を連日開催することなどにより、関係機関相互の緊密な連携と協力の下、停電復旧、断水解消、通信確保等の災害応急対策に全力で取り組んでまいりました。
 長期化する停電に対しては、発電機車約三百四十台により重要施設への緊急的な給電を行ったほか、各電力会社からの応援を含む約一万六千人の体制で復旧作業に当たりました。また、停電復旧の支障となる倒木の除去を強力に進めるため、自衛隊の部隊が最大一万人で対応できる態勢を確立し、昼夜を問わず作業に当たってまいりました。こうした活動により、一部の復旧困難な箇所を除き、高圧配電線の復旧を二十四日までに完了したところであります。
 また、被災者の生活支援としては、食料、飲料、ブルーシート等、被災された方々の命と生活環境に不可欠な物資を予備費を活用してプッシュ型で支援するとともに、自衛隊などによる応急給水や入浴支援、自衛隊に消防職員、消防団員も加わってのブルーシートの展張作業等に取り組んできたところであります。引き続き、現場主義を徹底し、被災した地域の課題等に、地元自治体と緊密に連携し、取り組んでまいります。
 住まいの確保は生活再建の第一歩です。このため、被災市町村において、災害救助法等の支援制度の運用に関する助言や説明会を開催したほか、暴風により壊れた屋根等の被害への対応として、被災者生活再建支援金、災害救助法による応急修理や国土交通省の防災・安全交付金を活用した切れ目ない支援を実施することとしました。さらに、罹災証明書の交付のため、住家の被害認定調査について弾力的運用を行うなど、被災者に寄り添った取組を行っております。
 また、八月下旬には、前線と湿った空気の影響で九州北部地方を中心に記録的な大雨となり、八月二十八日の明け方には、佐賀県、福岡県、長崎県に大雨特別警報が発表されました。この大雨により六角川水系牛津川が氾濫するなどし、佐賀県を中心に床上浸水千六百七十八棟、床下浸水三千八百五十七棟など多くの浸水被害が発生したほか、断水等のライフラインへの被害、鉄道の運休等の交通障害など、住民生活にも大きな支障が生じました。加えて、浸水により佐賀県大町町の鉄工所から流出した油が家屋や農地に流入しました。
 政府としては、八月二十八日早朝に佐賀県内の河川で氾濫のおそれが高まったことを受け、総理大臣官邸の危機管理センターに緊急参集チームを招集し対応を協議したほか、同日午前中には佐賀県へ内閣府情報先遣チームを派遣して、地元自治体と緊密に連携しつつ災害応急対策に当たりました。また、三十一日には山本前防災担当大臣を団長とする政府調査団を佐賀県へ派遣し、政府として被害状況を直接把握することに努めました。
 特に、油による家屋被害に対しては、被害拡大の防止等のため、国土交通省等によるオイルフェンスの設置や防衛省等による油吸着マットの設置、回収など、各省庁が連携し、九月十日までに緊急対策を完了させたところであります。
 家屋の浸水等により多くの方々が避難所での生活を余儀なくされたこと等を踏まえ、被災者の生活支援として、食料、飲料、クーラー、段ボールベッド等、被災された方々の命と生活環境に不可欠な物資について予備費を活用してプッシュ型で支援したところであります。
 また、生活再建の第一歩である住まいの確保としては、被災市町村において、災害救助法等の支援制度の運用に関する助言や説明会を開催したほか、油流出の被害への対応として、罹災証明書の交付のための住家の被害認定調査において、油による被害を加えて判定することが可能であるとしており、被災者生活再建支援金を始めとする各種支援制度により、被災者の生活再建を支援してまいります。
 私も、これまでに千葉県、佐賀県など、被災地を訪れ、今回の災害が市民生活に大きな影響が出ている実情をこの目で確認し、被災者の皆様方から切実な思い、そして様々な課題や御要望を承ってまいりました。被災された方々の不安なお気持ちに寄り添い、きめ細かな被災者支援を引き続き進めてまいります。
 このほかにも、九月二十一日頃からは台風十七号により西日本を中心に大雨が観測されました。この台風に伴い、宮崎県延岡市では竜巻が発生するなど、人的被害、住家の被害のほか、公共土木施設、農林水産業等へも被害が発生したところであります。
 このような中、被災自治体において財政面に不安なく復旧復興に取り組んでいただくため、台風第十号、第十三号、第十五号及び第十七号を含む本年八月から九月の前線等に伴う大雨による災害について、激甚災害に指定する見込みであります。今後は、指定政令の手続を速やかに進めてまいります。
 八月の前線に伴う大雨や台風第十五号、台風第十七号と連続して、日本列島は災害の脅威にさらされ続けてまいりました。こうした災害に対して、地域住民の皆様の安全のために、関係省庁が一体となり、被災自治体等の関係機関と緊密に連携し対応に当たっていくことが極めて重要であると認識しております。
 引き続き、災害応急対策に全力で取り組むとともに、罹災証明書の早期交付、公的住宅や応急仮設住宅の提供のほか、住宅の応急修理による住まいの確保、災害廃棄物の円滑な処理、なりわいの再建等、政府一丸となって全力で対応してまいります。
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山本博司#8
○委員長(山本博司君) 以上で報告の聴取は終わりました。
 これより質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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豊田俊郎#9
○豊田俊郎君 自由民主党の豊田俊郎でございます。千葉県選挙区から選出をされております。まさに今被災県ということになるわけでございます。
 まず初めに、武田防災大臣、平副大臣、また今井政務官におかれましては、着任後早々でございましたけれども、本県に何度もお越しになって、現地視察また県民の状況に対して直接御指導をいただいたこと、改めて感謝を申し上げます。
 また、千葉県の議員団、市町村長会、また市長会、そして千葉県の県議団含め各団体が次から次へと官邸を含め大臣のところには陳情に上がりまして、その際、快くお話をお聞きになっていただいたこと、改めて感謝を申し上げます。
 また、消防、自衛隊はもとよりでございますけれども、各県から多くのボランティアの方々にも本県に来往をいただき、御支援を賜ったこと、そして義援金の収集も含めて御協力を引き続きいただいていること、県民を代表いたしまして、改めて感謝を申し上げます。
 実は、九日の朝でございますけれども、私が目を覚ましたのはあの風と戸をたたく大きな音でございました。この音に驚きまして目を覚ましたんですけれども、電気のスイッチを入れましたら、まさに停電でございました。取りあえず朝まで様子を見ようということで、朝まで懐中電灯だけで待機をしておりましたけれども、そのうち天井から雨がどんどんどんどん落ちてまいりまして、うちの家内と二人で家中の洗面器をその部屋の中に敷き詰めた。それで、朝になるのを待っておりましたら、二時間ほどで停電は解消されました。
 実はその後もう一度停電があったんですけど、周りが明るくなりましたので外へ出てみましたら、庭に屋根瓦が散乱をいたしておりました。いや、大変なことが起きたなと思ったわけでございますけれども、ただ、台風は私どもも何回も体験をしておりますので、それほどの被害にはならないだろうと。まあ屋根瓦は飛ばされて、家もぼろ家でございますから、多少の雨漏りは仕方ないなと思っておりまして。
 昼過ぎになりまして、近くの量販店、ホームセンターに行きまして、土のう袋を自ら購入いたしました。実は、その前に屋根屋さんに電話をしたんですけれども、瓦の修理、とても行く状態じゃないということでございました。自分でブルーシートを買いまして、屋根に覆いかぶせまして、その買った土のう袋に庭の砂を入れまして、土のうで応急処置をし、ついまだ四、五日前に屋根の修理ができたわけでございますけれども、まさに今まで体験したことのないような被害に遭ったわけでございます。
 被災県であり、私自身も被災者ということになりますけれども、ただ、千葉県においては本当に広範囲で大きな被害が発生をいたしております。特に、農業関係の皆さん、それから南房総を含め、高齢者の方だけでお住まいになっている方々の御苦労というものは、本当に想像を絶するものがあるというふうに思います。被害に遭われた皆さんには、私の方からもお見舞いを申し上げたいというふうに思います。
 状況について、今大臣からも話がありました。住宅被害一万八千棟、強風による倒木の発生など、停電は一時九十三万戸、その停電などによるこれ断水なんですけれども、十四万戸余りに上っております。農業でも、農業用ハウスの倒壊、果実の落下、露地野菜、酪農、畜産の被害など、これ数字自体は果たして正確かどうかは分かりませんけれども、四百億を超えると言われております。三・一一、東日本大震災のときの千葉県の被害は約二百億を少し超えた金額でございましたので、今回の被害がいかに大きいかということがこの数字だけを見ても分かるというふうに思います。
 また、当初でございましたけれども、東京電力が停電は早期に復旧するとの見通しを示したこともあり、地元自治体の動きは鈍く、被害が長期化する事態を想定できませんでした。また、電話などの通信手段が途絶えたことも重なり、被害の詳細把握に遅れが生じたことは事実だというふうに思います。
 防災対策でございますけれども、私も、行政の長を預かっておった時代でございますけれども、この防災対策というと、どうしても地震や大雨、これに対する対応、対策が主であったというふうに思います。今回のような風、強風による被害というものは、議論の中では、まあ私の記憶では議論したことがなかったわけでございます。千葉県というのは、南の方の都道府県と違いまして、ここ五十年ぐらいで台風が上陸したのが今回で九回目だそうでございまして、その都度それほど大きな被害には遭っておりませんでしたので、この辺に甘さもあったのかなというふうに思っております。
 そこで、質問でございますけれども、今日、時間が限られておりますので、二点だけ質問をいたします。農業関係について質問をします。
 我が県は、実は農業県なんです、これ千葉県は。全国第四位の生産高を誇る県でございます。特に、農業用ハウスの倒壊、損壊に被害が集中しており、被災された農家の方が営農再開に速やかに取り組めるよう支援を早期に行うことが必要だというふうに考えております。
 農業用ハウスの復旧を行う、実際今までも交付をされておりました強い農業・担い手づくり総合交付金、この支援についてお聞かせをいただくわけでございますけれども、その前に大臣に、先ほどの状況判断も含めて、今回の災害に対する取組をお聞きをいたしたいというふうに思います。
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武田良太#10
○国務大臣(武田良太君) 先生の御出身の千葉県が被災県であり、先生御自身が被災者であるということ、心からお見舞いを申し上げたいと存じます。
 政府としましては、発災直後から、内閣府や経済産業省等のリエゾンですね、専門的な知識を有する者を順次千葉県庁や各市町村に派遣をしまして、被害実態や住民の方々のニーズの把握に努めていたところであります。
 これまでに、自衛隊が最大で約一万人が停電復旧のための倒木除去を実施、また、断水が続く被災者への給水支援、入浴支援も実施してまいりました。
 プッシュ型支援のための予備費約十三・二億円を閣議決定しまして、食料約三十万食、飲料約二十五万本、ブルーシート約二十二万枚等を提供してまいりました。
 また、自衛隊及び消防署員、団員によるブルーシート張り作業などの対策、罹災証明書等の発行を支援するため、被災経験のある千葉県外の自治体から延べ約千人の派遣による人的支援などを実施してきております。
 加えて、関係自治体の復旧復興事業が進みますよう、農地等の災害復旧事業等の特例は地域を限定しない本激として、中小企業の災害関係保証の特例は鋸南町を局激として激甚災害に指定する見込みを公表するとともに、館山市、南房総市、鋸南町に被災者生活再建支援法を適用する旨を公表したところであります。
 また、復旧復興への第一歩は安心して暮らせる住まいの確保であり、家屋の被害認定等を迅速に進めるため、台風による被害に降雨による被害も加味して判定するなどの留意点を通知するとともに、一部損壊についても国土交通省が防災・安全交付金を活用して対応できることとしたほか、記者説明会の開催や被災自治体へプッシュ型で応援職員の派遣も行いました。
 引き続き関係省庁が連携して被災地の課題等を把握し、その解決に向け地元自治体と緊密に連携し、被災者の皆さんに、心に寄り添いながら、被災者の方々の生活、なりわいの再建に向けて全力を尽くしてまいる所存であります。
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豊田俊郎#11
○豊田俊郎君 引き続きよろしくお願いをしたいというふうに思います。
 先ほど質問をいたしましたけれども、農林水産省からも御答弁をいただければというふうに思います。
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加藤寛治#12
○副大臣(加藤寛治君) お答えをいたします。
 まず、豊田先生におかれても、被災地である千葉県民、また千葉県の代表として、非常に御心痛のことであろうと心からお見舞いを申し上げたいと思います。
 先般発生した一連の気象災害によりまして、農林水産業に甚大な被害が発生しているところでございます。私自身、副大臣就任後、直ちに台風で被災した千葉県や長崎県内の被災現場を視察をさせていただきました。その被害の甚大さを痛感したところでございます。
 農林水産省としては、被災された方々が一日も早く経営再開できるよう、本日、支援対策を決定をしたところでございます。
 この中で、被災した農業用ハウス等の再建、修繕については、強い農業・担い手づくり総合支援交付金の被災農業者支援型を発動をしまして、補助上限額及び対象地域の制限を撤廃するとともに、事前着工を可能として被災した施設の撤去も支援することといたしました。あわせて、通常の強い農業・担い手づくり総合支援交付金を活用して被災した農業用ハウスの補強支援も処置したところでございます。さらに、被災を契機にパイプハウスに変え、産地で共同利用する耐候性ハウスを導入する取組についても支援することといたしました。今後、この対策の周知に努め、被災された方々が支援対策を活用して一日も早く経営再開できるように全力で取り組んでまいりたいと思います。
 なお、事前の備えとして園芸施設共済への加入が災害対策の基本であるとの考え方から、より一層の加入促進に向けて努めてまいりたいと、このように考えております。
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豊田俊郎#13
○豊田俊郎君 どうも、加藤副大臣、ありがとうございます。先ほどお名前を入っておりませんでした。何度もお見えになっていただきまして、加藤大臣にも改めて御礼を申し上げます。
 今回のこの強い農業・担い手づくり総合交付金でございますけれども、範囲が拡大されたということ、それから、事前着工、これをお認めいただいたこと、これはいち早く復旧する上でも今までとは違った対応が取れるというふうに思いますし、今回、ビニールハウスだけでなく、ガラスのハウスにも対応していただけるということでございます。本当に有り難いなというふうに思います。あわせまして、パイプハウスの補強、これが今回付け足された大きな施策の一つだというふうに思います。是非、県内周知をいたしまして、一日も早い復興のために活用をさせていただきたいというふうに思います。
 さて、もう一つ質問をさせていただきたいというふうに思います。住宅の問題でございます。
 もう何度も皆さん、テレビ等で、あのブルーシートの掛かった光景は現地に行かなくても映像を見て目に焼き付いていることだろうというふうに思います。暴風で屋根が飛ばされ、その後の、これ、雨なんですね、雨が大変だったんですね、降雨による屋内が浸水したケースが頻発に起こっております。住宅被害は一部損壊が九割以上と考えられ、早期復旧につなげるためにも支援の拡大が必要でございます。
 台風十五号による屋根等の一部損壊被害に対応する、これ、防災対策、防災・安全交付金が創生をされておりますけれども、この防災・安全交付金について国交省から御説明をいただければというふうに思います。
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眞鍋純#14
○政府参考人(眞鍋純君) 防災・安全交付金の方による支援策についての御質問をいただきました。お答え申し上げたいと思います。
 今般の台風十五号による被害の程度が半壊以上の住宅につきましては、災害救助法に基づく応急修理制度の活用がこれは本来可能でございます。しかしながら、この応急修理制度の活用ができない一部損壊の住宅につきましても国土交通省として何らか支援することができないかということで検討いたしましたところ、自治体が被災した住宅の耐震性の向上などに資する補修について支援を行う場合に国が防災・安全交付金の効果促進事業の対象としてその自治体を支援することができる、こういう枠組みを活用して支援をする、こういうふうに検討しているところでございます。
 あわせまして、総務省におきましても、地方負担額の八割を特別交付税による措置をすると、こういう御決定をいただいているところでございまして、防災・安全交付金による五割の支援と併せて被災自治体の実質負担は一割程度となると、こういうことでございます。
 被災者に対する支援の具体的な内容につきましては、現在、地方公共団体、具体的には千葉県とその市町村でございますが、そちらの方で検討を進めていただいております。
 国土交通省としても、被災自治体がこの制度を活用できるように、適宜職員を派遣するなど、きめ細かく相談に応じているところであります。引き続いて、一日も早い被災地の復旧復興に向けまして全力で支援に取り組んでまいりたいと考えております。
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豊田俊郎#15
○豊田俊郎君 本当に有り難い交付金だというふうに思いますけどね。ただ、この交付金を県民、国民に説明する上で後段の部分が先、出てくるんですよ。いわゆる市町村が決めた交付金に対して九割の交付をするということになりますと、果たして、じゃ市町村はどこまでの範囲を援助、補助するのかということが国の発表ですとなかなか伝わらないわけです。
 もう時間もないので後でいいんですけれども、先ほどの交付金も併せて、どの段階でそれが発動していくのかという時期的なもの、それから期間的なもの、どの期間それが効力を保てられるのか、この辺も併せてお知らせをいただきたいというふうに思います。
 市町村が一件一件の補助を出す範囲というのは、前例をお聞きいたしましたら、いわゆる被害の約二割程度、その二割に対して国が市町村に補填をするということ自体は承知をしておったつもりなんですけれども、なかなかこれが被災された方々にしっかりと理解がされていない、情報の発信の仕方がもう問題だというふうに思いますけれども、この辺も市町村も含めて一緒に、一日も早く被災者の不安を取り除くことに私どももしっかり働いてまいりますので、政府においても御協力をいただければというふうに思います。
 本当に多岐にわたりますいろんな批判もいただいていることも承知をいたしております。初動遅れの対応について云々という議論もあることも承知をいたしておりますけれども、一日も早い県民に安心感を与えることが私たち政治家の課せられた役目だというふうに思います。今後とも政府また議員各位におかれましても御協力をいただきますよう心からお願いを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。
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小西洋之#16
○小西洋之君 新会派、立憲・国民.新緑風会・社民の小西洋之でございます。
 冒頭、この度の大災害の犠牲者の方々の御冥福を心よりお祈り申し上げ、被災者の方々に深くお見舞いを申し上げます。
 この度の大災害に際して、立憲民主党の参議院議員は、吉川沙織理事らを先頭に、二十一日には枝野代表が長浜会派会長らと、あるいは県連の地方議員らとともに千葉に、また、十八日には福山幹事長が牧山議員らとともに横浜市に、それらに先立ち、塩村あやか議員が伊豆諸島新島に、小沼巧議員が茨城県内の被災調査に赴くなど取組を重ねてまいりました。社会民主党においても、又市党首の対策本部の下、福島議員、吉田議員らの奮闘に敬意を表します。国民民主党の御奮闘は青木議員に委ねまして、以下、政府の対策について伺います。
 まず、農水省に伺います。
 多くのパイプハウスなどが倒壊いたしましたが、その復旧支援について、原状復旧及び更なる補強、共に少なくとも昨年の台風二十四号と同等の支援をすべきであり、特に補強の部分においては、人・農地プランの中心経営体などであることの要件について、この度の災害後に新たに中心経営体などになる者も対象とするといった柔軟な対応を講ずべきと思いますが、答弁を願います。
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上田弘#17
○政府参考人(上田弘君) お答えいたします。
 委員御指摘のとおり、被災後に中心経営体と位置付けられた者も対象となるような対応を行ってまいりたいと考えております。
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小西洋之#18
○小西洋之君 明確な答弁をありがとうございました。
 防災担当大臣に伺います。
 この度の停電では、東電の九月十日の、明日中の停電復旧を目指すなどの発表を受け、発電機の自己調達などに直ちに着手することができず、十三日以降の発表などで急遽手配を行ったもののかなわず、野菜、イチゴ、米、花卉などの農作物や鶏などの家畜などに死滅などの大被害が生じています。
 これは、言わば誤った停電復旧表明による二次被害でありますが、過去にも例のないこうした被害の特殊性に鑑み、被災者を泣き寝入りさせることなく、これらの被害を最大限救済するために、国として何らかの支援措置を講じるべきではないでしょうか。千葉の県議会あるいは首長の皆様からも同じ要望をいただいております。
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武田良太#19
○国務大臣(武田良太君) 台風第十五号による農業被害につきましては、大規模かつ長期間の停電に伴い、生乳の廃棄、暑熱による家畜の死亡、キノコの菌床栽培における被害、水産物の廃棄等、農林水産業に甚大な二次的被害をもたらしたという特徴を踏まえ、本日、農林水産省において、北海道胆振東部地震の際の停電対策、これは生乳廃棄を行った酪農経営支援などでございますが、を拡充させた農林水産業の幅広い支援などから成る総合的な対策を取りまとめ、本日公表したと伺っております。
 また、経済産業省におかれましては、食品加工業や食品卸業等については、日本政策金融公庫が実施する災害復旧貸付けの対象として、長期停電による在庫被害等を受けた場合にまで拡充して適用することとしております。
 引き続き、被災地の具体的なニーズや課題等をお聞きしながら、被災された方々が一日も早く日常の生活に戻れるよう、関係省庁と連携して様々な支援策を講じてまいりたいと存じます。
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小西洋之#20
○小西洋之君 いや、政府発表あるいは政府取組の政策、私も調べていますけれども、今私が指摘したような、本当は、私が今指摘したような、本当は出荷できるはずだった、あるいは本当は育てて卵を産んでもらうはずだった、そうしたものが死んでしまった、それらに対する補償というものは、今の政府の中で講じられた、これは全く新しい特殊な災害なんですね。
 農水省の副大臣に伺いますけれども、御担当でございますので農家などから悲痛な声を聞いていると思いますけれども、農水省として政府の中でプッシュ型でこうした新しい被害に対して政策を立案して動かしていく、まあ新しい今日発表した政策の説明は、時間ないから、不要ですから、その決意だけ、農水省として政府の中でプッシュ型で頑張ると、その決意だけ一言だけお願いいたします。一言以外はしゃべらないでください。
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加藤寛治#21
○副大臣(加藤寛治君) 台風十五号に伴う停電によりまして、施設園芸で水分、温度調節などの栽培管理ができなくなり、野菜や培地の廃棄等の被害が発生したと承知をいたしております。
 このため、今般の支援対策では、出荷できなくなった野菜や使用できなくなった培地の処分、消毒等の栽培環境の整備、追加的な種子、種苗、培地の確保に対する経費等を支援することといたしております。これらを通じて速やかな営農再開を図ってまいりたいという思いでおります。
 また、停電により選果機が止まり他の集出荷施設に輸送して対応した産地については、追加的な輸送経費等々も支援することといたしております。
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小西洋之#22
○小西洋之君 それは抜本的な対策になっていないと思います。被災農家やあるいは漁業者の悲痛な声を受け止めて、政府の中で、安倍総理がふだん誇っているような政治主導を今こそ見せていただきたいということを強く要請をさせていただきます。
 では、次の質問、ブルーシートに行かせていただきます。
 今、復旧の途上でございます。しかし、今、今日この瞬間と言っても過言ではないんですが、なお千葉県民の被害が拡大し、深刻化している問題がございます。それは被災家屋にブルーシートを設置するという問題でございます。
 内閣府に伺います。
 昨日、九月三十日の時点でどれだけのブルーシートの未設置の家屋が県内にあるか、要支援者やそれ以外の一般の人を含めて、その数だけ、対応能力は結構ですから、その数だけ答弁ください。
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青柳一郎#23
○政府参考人(青柳一郎君) ブルーシート未設置の家屋につきましては、九月三十日現在、千七百十五件で、そのうち、自力での補修作業が困難な独居老人など要支援者については三十二件、要支援者でない方は千六百八十三件でございます。
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小西洋之#24
○小西洋之君 千七百十五件が未設置でございます。
 防衛省政府参考人に伺います。
 本日時点で、県内に展開可能なブルーシート設置の即応要員たる自衛隊員、すなわち、ブルーシート設置の訓練を受けた自衛隊員は何人いますでしょうか。数だけ時間がないのでおっしゃってください。
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菅原隆拓#25
○政府参考人(菅原隆拓君) お答え申し上げます。
 本日、十月一日の時点での即応要員の数については約二千名でございます。
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小西洋之#26
○小西洋之君 重ねて防衛省に伺います。
 昨日稼働した、ブルーシート設置のために動いた自衛隊員の数及び本日動いている自衛隊員の数、もう端的に答えてください。
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菅原隆拓#27
○政府参考人(菅原隆拓君) お答え申し上げます。
 昨日、九月三十日の活動人員は約百名でございました。昨日の作業分をもって自衛隊が実施する箇所が終了したため、現時点では本日の活動予定はございません。
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小西洋之#28
○小西洋之君 今、本日の活動予定がない、すなわち今日、千葉県内でブルーシートの設置のために頑張ってくれている自衛隊員、これゼロなんです。
 自衛隊、自衛官には全く責任はないです。これは政府の責任です。防衛省・自衛隊は、もうこの間一貫して、要請さえ受ければ我々は全力で県民を守る、そのことを繰り返し繰り返し私に言ってくれております。
 内閣府防災担当大臣に伺います。
 千七百十五件のブルーシート未設置の家屋が昨日の段階で千葉県内にあります。そして、それを頑張ってくれている、消防隊なども頑張ってくれています、建築業界の皆さん、技術ボランティアも頑張っている、自衛隊だけではない。ただ、二千名という、今すぐ今日から動ける、明日も動ける、そういう大規模即応能力を持ったブルーシート設置ができる要員は自衛隊しかいません。しかし、その自衛隊が今日張っているブルーシートの数はゼロでございます。
 雨が降り込めば家は腐ります。はりや柱に水がしみ込んで、カビが生えて、家が腐って倒壊してしまう、あるいはそのカビが健康問題を引き起こす。だから、台風があった後に、一日も早く、一刻も早く、次の雨が降るまでにブルーシートを張る、それが防災対策の要諦でございます。
 九日の台風以降、千葉県はもう四回、五回、雨に降られております。今週の金曜日もまた天候が崩れる、そのような予報がされております。
 大臣に、どうかお願いでございます。大臣のお力で、ブルーシート設置は、それを調整するのは防災担当の大臣の、内閣府の所掌でございます。どうか大臣のお力で、二千名の自衛隊要員を含めた国の力、あるいは消防隊など関係機関、あるいは献身的に頑張ってくださっているボランティア、そうした総力を挙げてどうか千葉県民を守っていただきますように、大臣、よろしくお願いいたします。答弁を願います。
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武田良太#29
○国務大臣(武田良太君) 自衛隊の活動におきましては、給水そして入浴支援等も含めて千葉県の要請に基づいて行うというルールがあると思います。
 そこのところ、千葉県の要請が本日どうあったかということもちょっと今から確認させていただきますけれども、いずれにしましても、我々は被災地の皆さん方の心に寄り添って、できることは全てやりながら一日でも早い復旧に努めていくということを方向性示しておりますので、全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。
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