文教委員会
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会
会議録情報#0
平成九年六月十日(火曜日)
午前十時二分開会
―――――――――――――
委員の異動
六月五日
辞任 補欠選任
林 久美子君 益田 洋介君
小島 慶三君 本岡 昭次君
六月六日
辞任 補欠選任
益田 洋介君 林 久美子君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 清水嘉与子君
理 事
小野 清子君
鹿熊 安正君
石田 美栄君
日下部禧代子君
委 員
井上 裕君
釜本 邦茂君
世耕 政隆君
田沢 智治君
馳 浩君
菅川 健二君
林 久美子君
山下 栄一君
山本 正和君
本岡 昭次君
阿部 幸代君
江本 孟紀君
堂本 暁子君
長谷川道郎君
衆議院議員
発 議 者 田中眞紀子君
発 議 者 河村 建夫君
発 議 者 住 博司君
発 議 者 中谷 元君
発 議 者 栗原 博久君
発 議 者 秋葉 忠利君
発 議 者 藤村 修君
発 議 者 山元 勉君
発 議 者 粟屋 敏信君
国務大臣
文 部 大 臣 小杉 隆君
政府委員
文部大臣官房長 佐藤 禎一君
文部省生涯学習
局長 草原 克豪君
文部省初等中等
教育局長 辻村 哲夫君
文部省教育助成
局長 小林 敬治君
事務局側
常任委員会専門
員 青柳 徹君
説明員
厚生省社会・援
護局施設人材課
長 井上 恒男君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係
る教育職員免許法の特例等に関する法律案(衆
議院提出)
―――――――――――――
この発言だけを見る →午前十時二分開会
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委員の異動
六月五日
辞任 補欠選任
林 久美子君 益田 洋介君
小島 慶三君 本岡 昭次君
六月六日
辞任 補欠選任
益田 洋介君 林 久美子君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 清水嘉与子君
理 事
小野 清子君
鹿熊 安正君
石田 美栄君
日下部禧代子君
委 員
井上 裕君
釜本 邦茂君
世耕 政隆君
田沢 智治君
馳 浩君
菅川 健二君
林 久美子君
山下 栄一君
山本 正和君
本岡 昭次君
阿部 幸代君
江本 孟紀君
堂本 暁子君
長谷川道郎君
衆議院議員
発 議 者 田中眞紀子君
発 議 者 河村 建夫君
発 議 者 住 博司君
発 議 者 中谷 元君
発 議 者 栗原 博久君
発 議 者 秋葉 忠利君
発 議 者 藤村 修君
発 議 者 山元 勉君
発 議 者 粟屋 敏信君
国務大臣
文 部 大 臣 小杉 隆君
政府委員
文部大臣官房長 佐藤 禎一君
文部省生涯学習
局長 草原 克豪君
文部省初等中等
教育局長 辻村 哲夫君
文部省教育助成
局長 小林 敬治君
事務局側
常任委員会専門
員 青柳 徹君
説明員
厚生省社会・援
護局施設人材課
長 井上 恒男君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係
る教育職員免許法の特例等に関する法律案(衆
議院提出)
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清
清水嘉与子#1
○委員長(清水嘉与子君) ただいまから文教委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五日、小島慶三さんが委員を辞任され、その補欠として本岡昭次さんが選任されました。
―――――――――――――
この発言だけを見る →まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五日、小島慶三さんが委員を辞任され、その補欠として本岡昭次さんが選任されました。
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清
清水嘉与子#2
○委員長(清水嘉与子君) 小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより直ちに質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより直ちに質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
小
小野清子#3
○小野清子君 自由民主党の小野清子でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
今回の法律案は、義務教育に従事をいたします教員が個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を高めるために大変重要なものであると私自身も認識しておりますし、これからの高齢化の進展、あるいは障害をお持ちの方々のためにも理解を深めていく、またそういう教育ができていかなければならないという、そういう観点から大変意義あるものと考えられますので、賛成の立場ではございますけれども、まずは幾つかの疑問点についてこれから御質問させていただきたいと思います。
改めまして、提案者の方から立法の趣旨をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →今回の法律案は、義務教育に従事をいたします教員が個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を高めるために大変重要なものであると私自身も認識しておりますし、これからの高齢化の進展、あるいは障害をお持ちの方々のためにも理解を深めていく、またそういう教育ができていかなければならないという、そういう観点から大変意義あるものと考えられますので、賛成の立場ではございますけれども、まずは幾つかの疑問点についてこれから御質問させていただきたいと思います。
改めまして、提案者の方から立法の趣旨をお伺いしたいと思います。
田
田中眞紀子#4
○衆議院議員(田中眞紀子君) お尋ねありがとうございます。
今までもるる提案理由等でも申し上げておりますし、自由民主党の部会でもお話を申し上げておりますけれども、私は基本的に今の日本の社会はどういう国かということをずっと考えてきておりますが、品物はたくさんありますけれども、日本の国が果たして強靱な社会であるかどうか。国民性も含めて、将来の見通しも含めてでございます。そういうときに、本当に人の心の痛みを理解して、そうして、自分一人ではなくて社会全体で連帯の意識を持って人づくりをしていくというような視点を持って本当に強い社会をつくっていかないことには、この国際化の中においても日本の将来はなかなか厳しいものになるのではないかというふうに思っています。
では、強い社会とは何かといいましたら、強さと優しさというものは表裏一体の関係にあるというふうに思うんです。そういう優しさを学ぶためには、人がそれぞれ違った資質を持っている、考え方、バックグラウンドを持っているということを学ぶには、いろいろなフィールドがあると思いますけれども、高齢者でありますとか障害者ですとか、心の面で、もちろんフィジカルな面は当然ですけれども、そういう面で弱さといいますか、つらい思いをしていらっしゃる方にじかに接することによって多くのことを学ぶことができて、結果的には優しさといたわりのある、ゆとりのある社会がつくれるのではないかということに考えが至ったわけでございます。
ですから、簡単に申しますれば、質の高い人材を教育現場に送り込むというのは、これは国家の義務でございますし、そういうふうな制度というものを構築していくように我々国会議員は努めていく義務があるというふうに思います。まず若い世代の人から、社会連帯とは何か、自分は何によって生かしてもらっているのか、日本はどうあるべきなのかということを学ぶためのインセンティブを与えるための一つの法案になればいいというふうに考えて立法いたしました。
以上です。
この発言だけを見る →今までもるる提案理由等でも申し上げておりますし、自由民主党の部会でもお話を申し上げておりますけれども、私は基本的に今の日本の社会はどういう国かということをずっと考えてきておりますが、品物はたくさんありますけれども、日本の国が果たして強靱な社会であるかどうか。国民性も含めて、将来の見通しも含めてでございます。そういうときに、本当に人の心の痛みを理解して、そうして、自分一人ではなくて社会全体で連帯の意識を持って人づくりをしていくというような視点を持って本当に強い社会をつくっていかないことには、この国際化の中においても日本の将来はなかなか厳しいものになるのではないかというふうに思っています。
では、強い社会とは何かといいましたら、強さと優しさというものは表裏一体の関係にあるというふうに思うんです。そういう優しさを学ぶためには、人がそれぞれ違った資質を持っている、考え方、バックグラウンドを持っているということを学ぶには、いろいろなフィールドがあると思いますけれども、高齢者でありますとか障害者ですとか、心の面で、もちろんフィジカルな面は当然ですけれども、そういう面で弱さといいますか、つらい思いをしていらっしゃる方にじかに接することによって多くのことを学ぶことができて、結果的には優しさといたわりのある、ゆとりのある社会がつくれるのではないかということに考えが至ったわけでございます。
ですから、簡単に申しますれば、質の高い人材を教育現場に送り込むというのは、これは国家の義務でございますし、そういうふうな制度というものを構築していくように我々国会議員は努めていく義務があるというふうに思います。まず若い世代の人から、社会連帯とは何か、自分は何によって生かしてもらっているのか、日本はどうあるべきなのかということを学ぶためのインセンティブを与えるための一つの法案になればいいというふうに考えて立法いたしました。
以上です。
小
小野清子#5
○小野清子君 まさにおっしゃるとおりで、教育の問題を語るときに教員の資質という問題が非常に言われるわけでございまして、これは高齢者とか、それから体に障害を持った方以上に、健常者であってもお互いの気持ちを推しはかるということが大変欠けているこのごろでございますので、そういった点でも大変いい一助になろうかと思います。
ただし、教職の免許状取得希望者に介護等の体験を義務づけるということになりますと、これは相当な数になるわけですね、免許状を取得する者が。そしてまた、実際に教職につく者にしても一万を超える数になるわけでございます。そういった意味におきまして、これが実際に社会の中での受け手の問題という観点からしまして、御議論の中に、免許状を取得できた者がこれを行うというふうな観点に議論はならなかったんでしょうか。
要するに、免許を受けたい者、例えば七万人以上の者がどっとこういう施設に行くということは非常に難しいのではないか。そういった意味では、現実に一万を超す皆様方、そういう就職の決まった方々が春休みとかそういう時期を使ってこういうことをやるという方がより実効的ではないかという観点をいかがお考えでしょうか。
この発言だけを見る →ただし、教職の免許状取得希望者に介護等の体験を義務づけるということになりますと、これは相当な数になるわけですね、免許状を取得する者が。そしてまた、実際に教職につく者にしても一万を超える数になるわけでございます。そういった意味におきまして、これが実際に社会の中での受け手の問題という観点からしまして、御議論の中に、免許状を取得できた者がこれを行うというふうな観点に議論はならなかったんでしょうか。
要するに、免許を受けたい者、例えば七万人以上の者がどっとこういう施設に行くということは非常に難しいのではないか。そういった意味では、現実に一万を超す皆様方、そういう就職の決まった方々が春休みとかそういう時期を使ってこういうことをやるという方がより実効的ではないかという観点をいかがお考えでしょうか。
河
河村建夫#6
○衆議院議員(河村建夫君) ただいま御指摘あった点、立法をする段階でいろんな角度から出た議論でございまして、我々としてもその辺も考えたわけであります。先ほど田中眞紀子議員の方から趣旨説明、立法の趣旨がございましたが、これはまさに国民総介護時代を迎えるときに当たって、まず先生になる方々にということでありますが、先生になろうと決意をされたといいますか、そういう方々に広くこれは体験をしていただくことが必要ではないか、そして受け入ればどうかということについてもいろんな角度から考えて、教員志願者に広くやっていただくことが適当であるというふうな結論に達して立法化したものであります。
この発言だけを見る →小
小野清子#7
○小野清子君 ですから、これは要するに受け手の福祉関係者の皆様方がいかにこのことを御理解くださり、現実に現場でこれがうまく執行できるかどうかということが、私はこの制度を定着させていく上で非常に大きな観点になってくるのではないかと、そんなふうに考えさせられます。
円滑に施行するために、学生を送り出す学校の側と、それを受けます社会福祉施設の両方の協力が私は不可欠であると、そんなふうに考えさせられますけれども、この点に関しましての双方の話し合いというものはうまくできた状況にあるのでしょうか。
この発言だけを見る →円滑に施行するために、学生を送り出す学校の側と、それを受けます社会福祉施設の両方の協力が私は不可欠であると、そんなふうに考えさせられますけれども、この点に関しましての双方の話し合いというものはうまくできた状況にあるのでしょうか。
粟
粟屋敏信#8
○衆議院議員(粟屋敏信君) 今、小野委員のお話の点は一番大事な点であろうと思っております。大学側もそうでございますが、特に受け入れ施設の方が問題があろうかと思うわけでございます。構想の段階におきましてはいろいろと心配の声も聞かれたわけでございますけれども、その立法作業の過程におきまして、受け入れ施設、また大学側とも十分意見の交換をいたしまして、両方とも御理解を得ることになったと確信をいたしておるところでございます。
いずれにいたしましても、今後ともその努力はさらに続けていかなければならないと考えております。
この発言だけを見る →いずれにいたしましても、今後ともその努力はさらに続けていかなければならないと考えております。
小
小野清子#9
○小野清子君 細かいことですけれども、例えば一人一人が個人的に施設にお邪魔をするのか、あるいはグループをつくってお邪魔するのか。それは例えば受け手の方々は、ちらほらと学生さんたちにしょっちゅう来られますと、やはり現場指導というのがあるわけですね、来ました、どうぞというわけにはいかないんで、説明をして、例えばこういうふうにやるんですよとやってみせて、それからやらせてみせて、さらに指導をする。こういうことを何万の学生たちがしょっちゅう来てやりますと現場は大変なんじゃないかということを、きょう質問させていただくに当たりまして夕べいろいろ考えたら、両方とも気持ちの上では非常に理解できるすばらしい法律であるという認識は持ちつつも、いざ現実になったときに、個人的に動くということになったらこれは大変なことになるのではないかと。例えば何人かずつグループ制にするとか、その辺のお話し合いはついていたのでしょうか、どうでしょうか。
この発言だけを見る →田
田中眞紀子#10
○衆議院議員(田中眞紀子君) 一年半、今、小野先生が御指摘のところは一番私どもも懸念をしておりました。それで、厚生省も文部省もそうですけれども、あらゆる関係者の方に実際に来ていただきまして、随分具体的な数字を挙げながらシミュレーションいたしました。
八万人を超える生徒さんがこうした施設を訪れるようになります。そして一万一千以上の受け入れ施設があるということですけれども、それが一極に集中してグループでどっと行くのではなくて分散して、例えば四年間、後ほどの質問にもあると思いますが、短大の場合は二年間ですけれども、その中でもって、できるだけ受け入れ施設の都合を聞きながら、自分で自主的に参加をしていくという形であれば施設も受け入れられるという結果を得ましたことを御報告申し上げます。
この発言だけを見る →八万人を超える生徒さんがこうした施設を訪れるようになります。そして一万一千以上の受け入れ施設があるということですけれども、それが一極に集中してグループでどっと行くのではなくて分散して、例えば四年間、後ほどの質問にもあると思いますが、短大の場合は二年間ですけれども、その中でもって、できるだけ受け入れ施設の都合を聞きながら、自分で自主的に参加をしていくという形であれば施設も受け入れられるという結果を得ましたことを御報告申し上げます。
小
小野清子#11
○小野清子君 おっしゃるとおりだと思いますけれども、八万人の希望者が一学年、二学年、三学年、四学年というと、結局三十二万人いるということにもなっていくわけですね。いずれにしろ、その方々が順次その四年間の中でそういうところにお邪魔するということになるわけです。
厚生省の方にちょっとお伺いをしたいと思いますけれども、厚生省の方といたしましては、社会福祉施設での受け入れという問題に関しましては、現実的な問題としてどのように受けとめていらっしゃるのか伺いたいと思います。
この発言だけを見る →厚生省の方にちょっとお伺いをしたいと思いますけれども、厚生省の方といたしましては、社会福祉施設での受け入れという問題に関しましては、現実的な問題としてどのように受けとめていらっしゃるのか伺いたいと思います。
井
井上恒男#12
○説明員(井上恒男君) この法律案によりまして年間約八万人の学生が社会福祉施設で介護等体験を行うことになるわけでございますが、現に社会福祉施設では、社会福祉士それから介護福祉士、そういった福祉専門職の養成の一環といたしまして多数の実習生を受け入れているのが実態でございます。
この法律案で言います介護等体験は施設実習とはやや趣旨を異にするものでございますが、いずれにしましても、今まで以上に多数の学生を受け入れるということになりますと、これを円滑に進めるためには、学生の自主性を尊重しながらも、特定の施設に偏らないような、学生と施設の要望をうまく調整する仕組みを整備するなど、施設の負担をできるだけ軽減していただくような配慮が必要ではないかというふうに考えております。
いずれにいたしましても、この法律案は、教育職員の資質の向上とともに、介護に対する理解を広めていただく意味で大変有意義であるというふうに思っておりますので、厚生省といたしましても、学生の受け入れが円滑に実施できるよう、都道府県などを通じまして関係の機関、施設に対しまして協力を求めるようできるだけ努力をしてまいりたい、このように考えております。
この発言だけを見る →この法律案で言います介護等体験は施設実習とはやや趣旨を異にするものでございますが、いずれにしましても、今まで以上に多数の学生を受け入れるということになりますと、これを円滑に進めるためには、学生の自主性を尊重しながらも、特定の施設に偏らないような、学生と施設の要望をうまく調整する仕組みを整備するなど、施設の負担をできるだけ軽減していただくような配慮が必要ではないかというふうに考えております。
いずれにいたしましても、この法律案は、教育職員の資質の向上とともに、介護に対する理解を広めていただく意味で大変有意義であるというふうに思っておりますので、厚生省といたしましても、学生の受け入れが円滑に実施できるよう、都道府県などを通じまして関係の機関、施設に対しまして協力を求めるようできるだけ努力をしてまいりたい、このように考えております。
小
小野清子#13
○小野清子君 社会福祉士等々は、一応そういう授業を受け、ある程度の理解を持った方々が入っていかれるわけですけれども、八万人を超す方々ということになりますと、その辺がどこまで勉強していらっしゃるのかなということを感じざるを得ないわけなんです。
私は基本的には賛成なんですけれども、心配をしながら今質問をさせていただいているわけですけれども、非常に介護の問題というのは専門的知識が必要であり、そして技能もやはり必要であり、若い者が普通に体を動かしてもそれが強かったりけがをさせてしまったり、いろんなことが現場ではあるんですね。
それと同時に、受け手側の方の意見というものはどのようにお聞きになられているのか。例えば、自分の体のぐあいが悪いときに、だれでもいいから来る人がなにをしてくれればいいというものではなくて、非常にナーバスな精神状態の中で、やはりこの人でなきやとても自分の世話はしてもらいたくないとか、非常に難しい精神構造の時代を迎えるわけですね。そういうときに、床ずれの方もいれば、そうでない方もいれば、いろんな条件の方がいるところに、どういうあたりまでの内容の介護を御認識していらっしゃるのか、その辺はいかがなものでしょうか。
この発言だけを見る →私は基本的には賛成なんですけれども、心配をしながら今質問をさせていただいているわけですけれども、非常に介護の問題というのは専門的知識が必要であり、そして技能もやはり必要であり、若い者が普通に体を動かしてもそれが強かったりけがをさせてしまったり、いろんなことが現場ではあるんですね。
それと同時に、受け手側の方の意見というものはどのようにお聞きになられているのか。例えば、自分の体のぐあいが悪いときに、だれでもいいから来る人がなにをしてくれればいいというものではなくて、非常にナーバスな精神状態の中で、やはりこの人でなきやとても自分の世話はしてもらいたくないとか、非常に難しい精神構造の時代を迎えるわけですね。そういうときに、床ずれの方もいれば、そうでない方もいれば、いろんな条件の方がいるところに、どういうあたりまでの内容の介護を御認識していらっしゃるのか、その辺はいかがなものでしょうか。
田
田中眞紀子#14
○衆議院議員(田中眞紀子君) 交流体験ということを考えておりますけれども、介護というのは、介護福祉士さんとか、かなりやはり専門的な技能を要するものです。そういうときには、今、小野先生が危惧を示されたようなことが受け入れ側も、それから本人も、それから生徒さん自身も非常に負荷がかかると思いますので、そういうことではなくて、具体的には例えば本を読み聞かせてさしあげるとか、話し相手になるとか、配ぜんの手伝いをするとか、お花を生けるのでもいいですし、おむつをたたむというふうなことでもいいと思うんですね。
要するに、自分自身が参加をしていくことによって、相手に迷惑をかけない範囲内で自分が何ができるかということに自発的に参加をしていくことでありまして、じかに資格もない人が突然わあっと迷惑も考えずに行って、患者さんを起こしたり引っ張ったりしょうとか、そういうことでは決してありません。車いすの動かし方一つにしましても、リフトアップするとかいろんなやり方がありますし、ベッドも、ギャッジアップをするとかいろいろ専門的なものが必要ですから、そういうことではなくて、自分のできる範囲でもって何をするか、これがいわゆる何度も言っている社会連帯のパブリックマインドでございまして、役所も、文部省だけではなくて、厚生省だけではなくて、学生も自治体も福祉施設もみんなが全員で、自分が何ができるか、そういう日本人をつくるために自分が何ができるかという志をみんなが持つ、啓発するきっかけにしたいということでありまして、危険な状態にしようというふうなことを毛頭思っておりません。
それから、現実に教師にならなくても、こういう体験をした方が社会の底辺に広がっていくということが理想でございます。
ですから、要は国民皆介護であるわけですけれども、ちょっと質問からずれますけれども、やっぱり学校の先生になる人はその影響力は大きいわけですし、本来でしたら、弁護士さんもお医者様も国会議員も、先生と言われる人がそれにふさわしい資質を持っているかどうかというのは大変大きな問題なわけですから、国民皆介護なんですけれども、まずやはり教職、特に心のやわらかい子供たちに接触をする先生は、先生を志す人たちは、せめてそういうことを自分で、人に迷惑をかけずに、自分なら何ができるかということを自分から積極的に能動的に働きかけていく、そういう心も自然に涵養されていくべきものではないかというふうに考えます。
この発言だけを見る →要するに、自分自身が参加をしていくことによって、相手に迷惑をかけない範囲内で自分が何ができるかということに自発的に参加をしていくことでありまして、じかに資格もない人が突然わあっと迷惑も考えずに行って、患者さんを起こしたり引っ張ったりしょうとか、そういうことでは決してありません。車いすの動かし方一つにしましても、リフトアップするとかいろんなやり方がありますし、ベッドも、ギャッジアップをするとかいろいろ専門的なものが必要ですから、そういうことではなくて、自分のできる範囲でもって何をするか、これがいわゆる何度も言っている社会連帯のパブリックマインドでございまして、役所も、文部省だけではなくて、厚生省だけではなくて、学生も自治体も福祉施設もみんなが全員で、自分が何ができるか、そういう日本人をつくるために自分が何ができるかという志をみんなが持つ、啓発するきっかけにしたいということでありまして、危険な状態にしようというふうなことを毛頭思っておりません。
それから、現実に教師にならなくても、こういう体験をした方が社会の底辺に広がっていくということが理想でございます。
ですから、要は国民皆介護であるわけですけれども、ちょっと質問からずれますけれども、やっぱり学校の先生になる人はその影響力は大きいわけですし、本来でしたら、弁護士さんもお医者様も国会議員も、先生と言われる人がそれにふさわしい資質を持っているかどうかというのは大変大きな問題なわけですから、国民皆介護なんですけれども、まずやはり教職、特に心のやわらかい子供たちに接触をする先生は、先生を志す人たちは、せめてそういうことを自分で、人に迷惑をかけずに、自分なら何ができるかということを自分から積極的に能動的に働きかけていく、そういう心も自然に涵養されていくべきものではないかというふうに考えます。
小
小野清子#15
○小野清子君 ボランティア活動を今回は入れずに介護だけをお入れになられたというのは、ボランティアというのは人対の場合もあれば、自然との、例えば重油の流出の場合のときとか、ボランティアというのは非常に幅広く、人対人じゃない部分もあるわけですね。それをあえて介護の問題に絞られたというのは、まさに人対人を通してこの問題を認識させるためだと、私はそのように理解をさせていただいたんです。
今おっしゃられた周辺の、おしめをたたむとかリフティングに協力するとかというあたりで、何かしらちょっとボランティア的なニュアンスが強いのかなという気がしないでもないわけですけれども、やはりこういうところに出かけるときには前もって研修がひとつ必要なんじゃないかという気持ちを強くさせていただいているんですけれども、その辺の議論はいかがだったのでしょうか。
この発言だけを見る →今おっしゃられた周辺の、おしめをたたむとかリフティングに協力するとかというあたりで、何かしらちょっとボランティア的なニュアンスが強いのかなという気がしないでもないわけですけれども、やはりこういうところに出かけるときには前もって研修がひとつ必要なんじゃないかという気持ちを強くさせていただいているんですけれども、その辺の議論はいかがだったのでしょうか。
秋
秋葉忠利#16
○衆議院議員(秋葉忠利君) おっしゃるとおりだと思います。
研修というフォーマルな形をとるかどうかは別として、やはり事前にほとんど知識がない学生ということを前提にしておりますので、どういった状況の中で自分がどういう役割を果たせばいいのかということを、例えば一つには、最初から完璧なことができるわけではありませんけれども、この制度によって経験を積み重ねることによってある程度基礎的なマニュアルといったようなものが出てくることを期待しております。
そのために福祉関係者あるいは教育関係者の皆さんに御苦労をおかけしなくてはいけないことになると思いますけれども、そういったマニュアルが基礎になって、それをもとにして事前の、今、小野委員がおっしゃった研修のような形、それも集中的に例えば一日二日やるということではなくても、例えば教職課程のガイダンスといったようなものが大学の中でありますけれども、その一環として行っていくというような形で、徐々にこの制度全体が教職課程、大学教育全体の中にうまく組み込まれていくのではないかということを期待しております。
この発言だけを見る →研修というフォーマルな形をとるかどうかは別として、やはり事前にほとんど知識がない学生ということを前提にしておりますので、どういった状況の中で自分がどういう役割を果たせばいいのかということを、例えば一つには、最初から完璧なことができるわけではありませんけれども、この制度によって経験を積み重ねることによってある程度基礎的なマニュアルといったようなものが出てくることを期待しております。
そのために福祉関係者あるいは教育関係者の皆さんに御苦労をおかけしなくてはいけないことになると思いますけれども、そういったマニュアルが基礎になって、それをもとにして事前の、今、小野委員がおっしゃった研修のような形、それも集中的に例えば一日二日やるということではなくても、例えば教職課程のガイダンスといったようなものが大学の中でありますけれども、その一環として行っていくというような形で、徐々にこの制度全体が教職課程、大学教育全体の中にうまく組み込まれていくのではないかということを期待しております。
小
小野清子#17
○小野清子君 介護の問題というのは、核家族になりますと家庭の中でチャンスがなくなりますし、また非常に個の時代になってきますと余計そのチャンスがなくなりますから、学校の中で幾ら教育的に理解を受けても、現場に行かなければやっぱり理解できないところが大変大きい。そういう意味では、こういう機会があるということは大変理解をするわけですが、片や学校の空き教室の問題が大変このごろ多く出てまいりまして、空き教室に福祉施設を併設していくという時代も今迎えつつあるわけでございます。そういった意味では、学校の中でそういうチャンスが逆にふえていく時代に入ってくるのではないかと、そんなふうに一方で考えさせられます。
たまたま、家に帰ります途中にありました戸越台という中学校を取り壊しをしておりまして、建て直しをするのかなと思っておりましたら、すばらしいビルが建ったんですね。中学校はどこへ行っちゃったんだろうと思っておりましたら、暗がりでよく見ましたらそれが中学でありまして、こんなすごい中学かと思いまして、横の看板を見ましたら高齢者福祉施設及び戸越台中学校というものが併設されてつくられていたわけで、今回質問するので改めてよく見てみましたら、戸越台特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター、在宅サービスセンターと戸越台中学校が一つの施設としてできておりまして、これはきのうちょっと区役所の方に問い合わせをさせていただきましたら、平成八年に総合施設としてつくられたということでございます。
さっき空き教室の問題もお話しさせていただきましたけれども、東京などは土地を取得するのが大変高うございますし、また遠いところではなかなか大変だということで、福祉施設の用地取得が困難なことから既存の区有地の有効活用を図ったものであるということですけれども、こういう中で、まさに二十一世紀にふさわしい多目的な要求に応じられるような教育施設にして改築するということが決まったと。これは教育的にも非常に多目的でありすばらしい施設であると同時に、社会福祉という両方が相まってこういうものを昨年つくったということでございます。余り時間がなくて詳しくは伺えなかったんですけれども、中学生がやはり日々の営みの中で交流を行い、高齢者と中学生との温かい触れ合いが生まれることを期待しているというのがこの施設をつくった中心になっているんだそうでございます。
具体的にどういうことをされるのかと伺いましたら、ボランティア部という部活があるんだそうでございます。その部活でもって、毎週金曜日に放課後に一ないし二時間、そういう皆様との触れ合いを行う。それから、交流部会というのが社会福祉施設の方にもできておりまして、中学生ばかりでなくて地域の方々との触れ合いを行う。他の中学生も体験学習というものをやり、教職員は年間四回、介護の実習を行うということが何か義務づけられているということを伺いました。
まさに今出される法案の先導的な役割を担って、いいものがたまたま私の家に帰る途中にできていたわけですけれども、先生たちの見通しの中に、こういう複合施設とかあるいは空き教室の問題との関連というお話し合いは出なかったのでしょうか。
この発言だけを見る →たまたま、家に帰ります途中にありました戸越台という中学校を取り壊しをしておりまして、建て直しをするのかなと思っておりましたら、すばらしいビルが建ったんですね。中学校はどこへ行っちゃったんだろうと思っておりましたら、暗がりでよく見ましたらそれが中学でありまして、こんなすごい中学かと思いまして、横の看板を見ましたら高齢者福祉施設及び戸越台中学校というものが併設されてつくられていたわけで、今回質問するので改めてよく見てみましたら、戸越台特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター、在宅サービスセンターと戸越台中学校が一つの施設としてできておりまして、これはきのうちょっと区役所の方に問い合わせをさせていただきましたら、平成八年に総合施設としてつくられたということでございます。
さっき空き教室の問題もお話しさせていただきましたけれども、東京などは土地を取得するのが大変高うございますし、また遠いところではなかなか大変だということで、福祉施設の用地取得が困難なことから既存の区有地の有効活用を図ったものであるということですけれども、こういう中で、まさに二十一世紀にふさわしい多目的な要求に応じられるような教育施設にして改築するということが決まったと。これは教育的にも非常に多目的でありすばらしい施設であると同時に、社会福祉という両方が相まってこういうものを昨年つくったということでございます。余り時間がなくて詳しくは伺えなかったんですけれども、中学生がやはり日々の営みの中で交流を行い、高齢者と中学生との温かい触れ合いが生まれることを期待しているというのがこの施設をつくった中心になっているんだそうでございます。
具体的にどういうことをされるのかと伺いましたら、ボランティア部という部活があるんだそうでございます。その部活でもって、毎週金曜日に放課後に一ないし二時間、そういう皆様との触れ合いを行う。それから、交流部会というのが社会福祉施設の方にもできておりまして、中学生ばかりでなくて地域の方々との触れ合いを行う。他の中学生も体験学習というものをやり、教職員は年間四回、介護の実習を行うということが何か義務づけられているということを伺いました。
まさに今出される法案の先導的な役割を担って、いいものがたまたま私の家に帰る途中にできていたわけですけれども、先生たちの見通しの中に、こういう複合施設とかあるいは空き教室の問題との関連というお話し合いは出なかったのでしょうか。
河
河村建夫#18
○衆議院議員(河村建夫君) 今、小野先生おっしゃったことは大変すばらしいことだというふうに思います。
議論の中で空き教室を活用して云々ということは、この立法化の段階では特に出ませんでしたが、ただ、今行革の時代でありまして、まさに行政改革、財政改革をやる中で、空き教室の福祉施設への転用ということは我々としても取り上げておりまして、これからそういう活用をしていくべきであろうと、こういう方向でおります。
今、先生御指摘があったことは、まさにもう先を見越したことでありまして、そういうふうになっていけば、まさに国民総介護時代が来るわけでありまして、このような法律がなくても当然のことのようにして、先生になる人あるいは一般に公務員になる人、そういう方々も体験をしていただけることになるんではないか、大いに歓迎すべきことだ、すばらしいことだというふうに理解をいたしました。
この発言だけを見る →議論の中で空き教室を活用して云々ということは、この立法化の段階では特に出ませんでしたが、ただ、今行革の時代でありまして、まさに行政改革、財政改革をやる中で、空き教室の福祉施設への転用ということは我々としても取り上げておりまして、これからそういう活用をしていくべきであろうと、こういう方向でおります。
今、先生御指摘があったことは、まさにもう先を見越したことでありまして、そういうふうになっていけば、まさに国民総介護時代が来るわけでありまして、このような法律がなくても当然のことのようにして、先生になる人あるいは一般に公務員になる人、そういう方々も体験をしていただけることになるんではないか、大いに歓迎すべきことだ、すばらしいことだというふうに理解をいたしました。
小
小野清子#19
○小野清子君 やはり法律というものは非常に大きく、新しい時代に対する牽引力といいますかリーダーシップを発揮するわけでございますけれども、今ちょうど、少子化の問題とあわせて高齢化社会が、今年度は十五歳未満と六十五歳以上がちょうど同数になる。そしてこれからますます高齢化時代が進んでいく、こう言われますときに、若い世代と高齢者の方々が一緒になって、お持ちになっているすばらしい知識や知恵を、若い方々との伝承をしていくその場が触れ合いとして生まれていくということは大変すばらしいことであり、まさに家の中に両親しかいない家族の場合にはこういう高齢者とのつながりというものが、お考え以上の私はすばらしいこれからの時代に対する日本の伝承にもつながっていくのではないかと思いますし、今、河村先生おっしゃいましたように、この免許法がなくてもいいほど中学校時代から教育の現場の中にきちんとしたこういうものが付されていった場合に、果たしてこういう実績を取得のための条件にする必要があるのかどうかということを問われるような時代になることを、私は大変期待をしながら質問をさせていただいているところでございます。
最後に、この法案をおつくりになりました皆様方の御決意を伺いまして、私の質問を終わらせていただきます。
この発言だけを見る →最後に、この法案をおつくりになりました皆様方の御決意を伺いまして、私の質問を終わらせていただきます。
田
田中眞紀子#20
○衆議院議員(田中眞紀子君) 要するに、この法律施行後は、結論だけ申しますけれども、この立法の精神があまねく日本の社会に速やかに浸透をするように、そのために最大の努力、関心を払ってまいりますし、また先生方の御協力をぜひ仰いでいきたいというふうに考えます。そして、今先生がおっしゃったように、こんなことが義務化なんかしなくていい社会、みんながパブリックマインドを持っている社会ができるように、その第一歩になるように願っております。
この発言だけを見る →小
林
林久美子#22
○林久美子君 平成会の林久美子でございます。
このたび提案されていらっしゃいますこの教職員免許法の特例法には、私も全般的には本当に賛成いたしております。先ほどからお話を伺っておりまして、本当に大事な法案であるなということも痛切に感じております。それは、私自身も議員になる前に舞台を踏んでおりましたときに、身障者の養護施設に行ったり、また老人ホームにボランティアでたびたび行かせていただきまして、いろんな体験をさせていただきました。そのときに、本当に見えない部分、心のひだというか、そういうものを感じ取ることもできましたし、またそういう方と接するということは、やはり人間というのはいろんな個性を持っている、いろんな能力を持っているんだということを感じるといいますか、そういうやはり心のひだをしっかりと植えつける、そのような私は体験をさせていただきました。
そういう意味で、今回のこの教職員に対してのこういう義務づけをするということは、先ほどからお話がありますけれども、義務づけることは本当にこれでいいのかなと思いますけれども、でも今の段階では本当にこういうことが必要だなということを感じまして、今回のこの法案に対して二問まず質問させていただきます。
まず、制度の対象者ですけれども、その中で特に短大生についてでありますが、短大生は四年制の学生の修得する単位を二年なり三年なりで修得します。極めて時間的に過重になっております。何かそれに対して考慮すべき点をお聞かせください。
また、これはちょっとダブりますけれども、ボランティア活動をする場合、問題になるのは不慮の事故ですね。例えば自分がけがをする場合、また相手をけがさせてしまう、そういうような対応の仕方に対してどういうようなことを考えていらっしゃるか、まずこの二点をお聞かせください。
この発言だけを見る →このたび提案されていらっしゃいますこの教職員免許法の特例法には、私も全般的には本当に賛成いたしております。先ほどからお話を伺っておりまして、本当に大事な法案であるなということも痛切に感じております。それは、私自身も議員になる前に舞台を踏んでおりましたときに、身障者の養護施設に行ったり、また老人ホームにボランティアでたびたび行かせていただきまして、いろんな体験をさせていただきました。そのときに、本当に見えない部分、心のひだというか、そういうものを感じ取ることもできましたし、またそういう方と接するということは、やはり人間というのはいろんな個性を持っている、いろんな能力を持っているんだということを感じるといいますか、そういうやはり心のひだをしっかりと植えつける、そのような私は体験をさせていただきました。
そういう意味で、今回のこの教職員に対してのこういう義務づけをするということは、先ほどからお話がありますけれども、義務づけることは本当にこれでいいのかなと思いますけれども、でも今の段階では本当にこういうことが必要だなということを感じまして、今回のこの法案に対して二問まず質問させていただきます。
まず、制度の対象者ですけれども、その中で特に短大生についてでありますが、短大生は四年制の学生の修得する単位を二年なり三年なりで修得します。極めて時間的に過重になっております。何かそれに対して考慮すべき点をお聞かせください。
また、これはちょっとダブりますけれども、ボランティア活動をする場合、問題になるのは不慮の事故ですね。例えば自分がけがをする場合、また相手をけがさせてしまう、そういうような対応の仕方に対してどういうようなことを考えていらっしゃるか、まずこの二点をお聞かせください。
秋
秋葉忠利#23
○衆議院議員(秋葉忠利君) 最初の点について答えさせていただきますけれども、まず最初に、この法案について全体的に非常に配慮のきいた評価をしていただいたことを感謝したいと思います。
短期大学の学生についてですけれども、御指摘のように、二年間という短い期間に教育実習を初めその他さまざまな実習、それから教職課程のさまざまな科目を取得するということで、確かに非常に忙しい二年間であることは御指摘のとおりだと思います。
ただ、私たちが考えておりますのは、この実際の研修は、例えば一週間なら一週間まとめて時間をとってということを考えてはおりません。土曜、日曜を使ったり、あるいは休暇を使ったりといった形で分散して行うことも可能ですので、当面はそういった形で柔軟な実施をしていただきたいというふうに考えております。
ただ、これはやはり人間対人間のことですから、実際にこの研修を行ってみた時点で二年間の短期大学については非常に大きな問題があるというような結論になれば、その時点でまたきちんとした対応をすべきであるというふうに考えておりますけれども、当面、例外を設けずに二年間の中で柔軟に対応していただくということでできるんではないかというふうに考えております。
この発言だけを見る →短期大学の学生についてですけれども、御指摘のように、二年間という短い期間に教育実習を初めその他さまざまな実習、それから教職課程のさまざまな科目を取得するということで、確かに非常に忙しい二年間であることは御指摘のとおりだと思います。
ただ、私たちが考えておりますのは、この実際の研修は、例えば一週間なら一週間まとめて時間をとってということを考えてはおりません。土曜、日曜を使ったり、あるいは休暇を使ったりといった形で分散して行うことも可能ですので、当面はそういった形で柔軟な実施をしていただきたいというふうに考えております。
ただ、これはやはり人間対人間のことですから、実際にこの研修を行ってみた時点で二年間の短期大学については非常に大きな問題があるというような結論になれば、その時点でまたきちんとした対応をすべきであるというふうに考えておりますけれども、当面、例外を設けずに二年間の中で柔軟に対応していただくということでできるんではないかというふうに考えております。
粟
粟屋敏信#24
○衆議院議員(粟屋敏信君) 今お話しの、体験実習中にお年寄りにけがをさせたり、また自分がけがをしたり、こういうことは本当にあってはならないことであろうと思いますけれども、不時の事故というものはいつ襲ってくるかもわからないわけでございます。
そのためにはまず、先ほど小野先生の御質問に対して秋葉議員が御答弁申し上げましたように、事前の研修に相当するものを丹念にやっておく必要があると思いますし、その中において、今先生御心配のような点を含めて安全の問題についてよく注意を払うような、そういうことを十分納得させておく必要があるんでないかと思っております。
ただ、不時の事故が起こった場合にどう対応をするかという問題でございますが、社会保険に加入している人につきましてはその範囲内である程度の措置がなされるわけでございますけれども、学生がお年寄りを傷つけたら、いわば損害賠償というような問題にも発展をするかと思うわけでございます。現在、ボランティア保険というものもあるようでございますけれども、新しい仕組みを考える必要もあるんでないかと思うわけでございまして、この点につきましては文部省を中心に今検討をしてもらっておるところでございます。いずれにしましても、制度を充実させて、こういう不時の事故に対する対応に遺憾のないようにする必要があると思っておるところであります。
この発言だけを見る →そのためにはまず、先ほど小野先生の御質問に対して秋葉議員が御答弁申し上げましたように、事前の研修に相当するものを丹念にやっておく必要があると思いますし、その中において、今先生御心配のような点を含めて安全の問題についてよく注意を払うような、そういうことを十分納得させておく必要があるんでないかと思っております。
ただ、不時の事故が起こった場合にどう対応をするかという問題でございますが、社会保険に加入している人につきましてはその範囲内である程度の措置がなされるわけでございますけれども、学生がお年寄りを傷つけたら、いわば損害賠償というような問題にも発展をするかと思うわけでございます。現在、ボランティア保険というものもあるようでございますけれども、新しい仕組みを考える必要もあるんでないかと思うわけでございまして、この点につきましては文部省を中心に今検討をしてもらっておるところでございます。いずれにしましても、制度を充実させて、こういう不時の事故に対する対応に遺憾のないようにする必要があると思っておるところであります。
林
林久美子#25
○林久美子君 ちょっと心配になってくるんですけれども、やはりこの点はきちっと文部省の方で対応をとっていただいて、早急に、この法案が立つに当たってよろしくお願いいたします。
それでは、学生がこのボランティア活動をするに際して、活動をスムーズに行えるように環境整備が要求されると思います。この法律には「関係者の責務」として第三条に規定されておりますけれども、国、地方自治体及びその他の関係団体は具体的にどういう環境整備を行うのか、お聞かせください。
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藤
藤村修#26
○衆議院議員(藤村修君) お答えします。
議論の過程では、学生がある意味では自分で介護体験をする施設などもある程度苦労しながら探していく、こういうことも非常に重要かという議論もございました。しかし、義務づけるということでこの三条関係、「関係者の責務」ということで関係者にも十分環境整備をしてもらおうという規定を盛り込んだところでございます。
具体的には、国によるということでは、まず一つは省令の制定等の制度的な措置。二番目に、施行通達の発出やら関係資料の作成、配布による制度の趣旨徹底をすること。三番目には、施設の所在情報の提供や受け入れについて関係者への協力を要請すること。四番目には保険制度、今ちょっと議論になりました、これも早く構築するということ。
それから自治体による対応としては、一つは、管内の特殊教育諸学校やあるいは社会福祉施設等に対する指導、助言を行っていただくこと。二つ目には、必要な情報を提供すること。三つ目には、特殊教育諸学校あるいは社会福祉施設等の設置者としての積極的な学生の受け入れをお願いすること。
そしてまた、その他関係団体による対応といたしまして、国や地方公共団体と連携を密にしつつ、場合によってはその地元での協力体制を整備していただく、そして学生の介護体験の受け入れを円滑に進めていただく、こういう措置を考えております。
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具体的には、国によるということでは、まず一つは省令の制定等の制度的な措置。二番目に、施行通達の発出やら関係資料の作成、配布による制度の趣旨徹底をすること。三番目には、施設の所在情報の提供や受け入れについて関係者への協力を要請すること。四番目には保険制度、今ちょっと議論になりました、これも早く構築するということ。
それから自治体による対応としては、一つは、管内の特殊教育諸学校やあるいは社会福祉施設等に対する指導、助言を行っていただくこと。二つ目には、必要な情報を提供すること。三つ目には、特殊教育諸学校あるいは社会福祉施設等の設置者としての積極的な学生の受け入れをお願いすること。
そしてまた、その他関係団体による対応といたしまして、国や地方公共団体と連携を密にしつつ、場合によってはその地元での協力体制を整備していただく、そして学生の介護体験の受け入れを円滑に進めていただく、こういう措置を考えております。
林
林久美子#27
○林久美子君 ありがとうございます。
地方自治体は本当に忙しくなるんですけれども、ある学校ではこのボランティアの情報、どこで、どういうときに、どんなものが情報として相手に与えられるかと、今そういうような学校もありますので、そういう細かい面をぜひきちっと整備していただきたいと思っております。
それでは、文部省の方、きょうは来てくださっていらっしゃいますね。この法案に対して対案を出されていると伺っております。なぜこの対案を出すようになったのか、そのことについて御説明お願いします。
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それでは、文部省の方、きょうは来てくださっていらっしゃいますね。この法案に対して対案を出されていると伺っております。なぜこの対案を出すようになったのか、そのことについて御説明お願いします。
小
小林敬治#28
○政府委員(小林敬治君) お答えいたします。
法律案の構想段階には幾つかの変遷があったわけでありますが、比較的初期の段階だったかと思いますが、その段階では、構想として一つは、大学のカリキュラム上の位置づけが二週間の実習となっていたということ、授業科目として開設をして、教員を配置して単位を認定する、こういうふうなことが果たして大学で可能なのかどうかという点。それからもう一つは、やはり先ほどから御議論がございますように、受け入れ施設の確保ができるのかどう女特に、この場合に二週間ということでございましたので私どもは懸念を持っていたわけであります。
しかしながら、その後、立法作業の過程で期間の短縮がございましたし、それからカリキュラムの内にするのか外にするのかは大学の裁量に任せると、この法案では外にしてもよろしいということになっておりますし、それから内容も弾力的になりました。つまり、実習といういわば専門的な技術を持たないとできないのではないかと思われることから、介護、介助あるいは交流等の体験という形になったわけでございます。
それと、もう一つの疑問点でございました受け入れ施設の関係でございますが、これは厚生省の御協力によりまして受け入れ先の確保のめどが立ったと、こういうふうなことがございまして、現在におきましては法律案の内容を行政的に十分実現可能なものというふうに認識いたしておるところでございます。
この発言だけを見る →法律案の構想段階には幾つかの変遷があったわけでありますが、比較的初期の段階だったかと思いますが、その段階では、構想として一つは、大学のカリキュラム上の位置づけが二週間の実習となっていたということ、授業科目として開設をして、教員を配置して単位を認定する、こういうふうなことが果たして大学で可能なのかどうかという点。それからもう一つは、やはり先ほどから御議論がございますように、受け入れ施設の確保ができるのかどう女特に、この場合に二週間ということでございましたので私どもは懸念を持っていたわけであります。
しかしながら、その後、立法作業の過程で期間の短縮がございましたし、それからカリキュラムの内にするのか外にするのかは大学の裁量に任せると、この法案では外にしてもよろしいということになっておりますし、それから内容も弾力的になりました。つまり、実習といういわば専門的な技術を持たないとできないのではないかと思われることから、介護、介助あるいは交流等の体験という形になったわけでございます。
それと、もう一つの疑問点でございました受け入れ施設の関係でございますが、これは厚生省の御協力によりまして受け入れ先の確保のめどが立ったと、こういうふうなことがございまして、現在におきましては法律案の内容を行政的に十分実現可能なものというふうに認識いたしておるところでございます。
林
林久美子#29
○林久美子君 どうもありがとうございました。
今度は大臣にお伺いいたします。
教育職員養成審議会は、ことしの七月をめどに、新しい時代に向けて教員養成課程のカリキュラムの改革を行うべくその結論を出そうとしているようですけれども、この中で、養成カリキュラムにボランティア活動や福祉活動、さらに自然体験などを導入することを検討していると言われております。このたびの教育職員免許法の特例法は、それを先取りしたものなのか、それとも別のものになるのか御見解をお願いします。
この発言だけを見る →今度は大臣にお伺いいたします。
教育職員養成審議会は、ことしの七月をめどに、新しい時代に向けて教員養成課程のカリキュラムの改革を行うべくその結論を出そうとしているようですけれども、この中で、養成カリキュラムにボランティア活動や福祉活動、さらに自然体験などを導入することを検討していると言われております。このたびの教育職員免許法の特例法は、それを先取りしたものなのか、それとも別のものになるのか御見解をお願いします。