原子力問題調査特別委員会

2016-05-12 衆議院 全128発言

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会議録情報#0
平成二十八年五月十二日(木曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 三原 朝彦君
   理事 岩田 和親君 理事 関  芳弘君
   理事 平  将明君 理事 中村 裕之君
   理事 宮澤 博行君 理事 阿部 知子君
   理事 田嶋  要君 理事 中野 洋昌君
      あかま二郎君    石川 昭政君
      うえの賢一郎君    大西 英男君
      勝沼 栄明君    神山 佐市君
      佐々木 紀君    斎藤 洋明君
      助田 重義君    中川 郁子君
      額賀福志郎君    細田 健一君
      細田 博之君    御法川信英君
      宮路 拓馬君    宗清 皇一君
      簗  和生君    吉野 正芳君
      荒井  聰君    小熊 慎司君
      太田 和美君    逢坂 誠二君
      菅  直人君    木内 孝胤君
      鷲尾英一郎君    岡本 三成君
      樋口 尚也君    塩川 鉄也君
      藤野 保史君    河野 正美君
    …………………………………
   内閣府副大臣       井上 信治君
   政府特別補佐人
   (原子力規制委員会委員長)            田中 俊一君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房審議官) 山本 哲也君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房審議官)           板倉周一郎君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁資源エネルギー政策統括調整官) 吉野 恭司君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁電力・ガス事業部長)      多田 明弘君
   政府参考人
   (原子力規制庁長官官房緊急事態対策監)      大村 哲臣君
   政府参考人
   (原子力規制庁長官官房審議官)          山田 知穂君
   政府参考人
   (原子力規制庁長官官房審議官)          青木 昌浩君
   政府参考人
   (原子力規制庁原子力規制部長)          櫻田 道夫君
   衆議院調査局原子力問題調査特別調査室長      関  武志君
    —————————————
委員の異動
五月十二日
 辞任         補欠選任
  村井 英樹君     神山 佐市君
  足立 康史君     河野 正美君
同日
 辞任         補欠選任
  神山 佐市君     村井 英樹君
  河野 正美君     足立 康史君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 原子力問題に関する件
     ————◇—————
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三原朝彦#1
○三原委員長 これより会議を開きます。
 原子力問題に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣府大臣官房審議官山本哲也君、文部科学省大臣官房審議官板倉周一郎君、資源エネルギー庁資源エネルギー政策統括調整官吉野恭司君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長多田明弘君、原子力規制庁長官官房緊急事態対策監大村哲臣君、原子力規制庁長官官房審議官山田知穂君、原子力規制庁長官官房審議官青木昌浩君及び原子力規制庁原子力規制部長櫻田道夫君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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三原朝彦#2
○三原委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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三原朝彦#3
○三原委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐々木紀君。
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佐々木紀#4
○佐々木(紀)委員 自由民主党の佐々木紀でございます。
 きょうは、質問の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。また、田中委員長に答弁に立っていただけるよう調整いただいたことも感謝したいと思います。
 そこで、すぐに田中委員長に御質問したいところでありますが、先に経産省にお伺いをしたいと思います。
 ここに五月九日の朝日新聞の記事を持ってまいりました。二人の元総理が並んで、片方は熊本県知事を経験された方でありますけれども、ここに、「原発は、安全で、一番安く、クリーン。」と書かれているんですけれども、その下の文章が問題でして、「これ、全部うそだ。」、こう書かれているんです。
 こういう意見広告を掲載されているわけでありますけれども、大変影響力のあるお二人が国の方針とは違う主張を大々的にされているということは、私は大変問題があるのではないかと思いますけれども、政府の見解をお伺いしたいと思います。
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多田明弘#5
○多田政府参考人 お答え申し上げます。
 原発に対してはさまざまな御意見があることは承知をしております。ただ、御指摘の意見広告につきましては、一民間団体の御意見でもございまして、コメントは差し控えたいと思います。
 私ども、五年前に福島第一原発の事故という経験をいたしまして、安全神話に基づく原子力に安易に依存してはならないという大きな教訓を得たことは御承知のとおりでございます。これを踏まえ、原子力発電への依存度は可能な限り低減させるという目標を掲げたところでございます。
 他方で、これも御承知のとおり、あらゆる面ですぐれたエネルギーはないという認識を持っておりまして、昨年、エネルギーミックスを策定するに当たりましても、改めて、スリーEプラスS、このエネルギー政策の目標の実現を念頭に、現実面におきまして、火力発電への過度な依存に伴うエネルギー自給率の大幅な低下、あるいは二酸化炭素の排出量の増加、さらには電力料金の上昇に伴います国民の方々あるいは中小企業の負担増加、こういった課題を見詰め直しまして、やはり、資源の乏しい我が国のエネルギー政策上、再生可能エネルギーの最大限の導入を行っていくことはもちろんでございますけれども、原子力という選択肢を放棄すれば責任あるエネルギー政策を実行できない、逆に申し上げれば、一定程度の原発の再稼働は必要であり、ゼロにはできない、こういう判断を行ったところでございます。
 そうした中で、準国産であって、運転コストも低廉で温室効果ガスも排出しないという特性を持つ原発の最大の課題は安全性でございます。したがいまして、この点につきましては、独立した原子力規制委員会の厳格な審査を経たものについてのみ再稼働させる、こういう考え方をとっております。
 もう一点の課題は、社会的な信頼だと思っております。原子力そのもの、そして事業者、さらには行政に対しまして、福島第一の事故後に失われた社会的信頼の回復を図らねばならないと思っております。安倍総理も国民の信頼回復が何より重要とおっしゃっているのは、そういう趣旨かと思っております。
 引き続き、安全最優先の姿勢で真摯に再稼働に対応していくことを通じまして、国民の方々の、そして社会的信頼を回復すべく取り組んでまいりたいと思っております。
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佐々木紀#6
○佐々木(紀)委員 ありがとうございます。私も本当にそのとおりだというふうに思っております。
 一方で、今、熊本の地震のような災害が起こったわけでありますけれども、やはり電気が安定して供給されるということがいかにありがたいことか、改めて身にしみるわけであります。
 停電が解消されるだけで被災者は安心しますし、避難生活の負担も軽くなりますし、復旧作業もはかどるわけであります。被災地である熊本の電力の安定供給にも原発は寄与しているわけでありますから、この時期での元熊本県知事によるこのような意見広告は大変残念であると私は考えています。
 原発は、化石燃料資源に乏しい日本にとっては大変重要なベースロード電源であり、電力の安定供給に欠かせないものであります。新規制基準に適合すると認められた原発は、地元を初めとした国民の理解を得た上で再稼働を進めるべきだというふうに思っています。
 しかし、この原発の再稼働ですけれども、滞っております。ことしの三月十一日で福島事故から五年、原子力規制委員会が発足してから約三年半が経過しましたが、遅々として原子力発電所の再稼働が進んでいません。
 原子力発電所の新規制基準の適合性審査の申請があった二十六基のうち、現在運転しているのは川内一、二号機の二基のみです。ようやく再稼働した高浜三号機は大津地裁による運転差しとめで停止、また四号機も運転差しとめの対象となっています。また、伊方三号機は設置変更許可等を終え、使用前検査を行っている段階であり、再稼働間近ですが、その他の二十一基はまだ設置変更許可の申請中という状況にあります。
 そこで、この適合性審査が進まないことについて質問させていただきたいと思います。
 前述のように、新規制基準の適合性審査の申請があった二十六基のうち、審査を終えて設置変更許可されたのは五基のみです。そのうち、川内一、二号機と高浜三、四号機を例にとりますと、申請から設置変更許可までに約一年二カ月から一年七カ月かかり、その後、工事計画等の認可や使用前検査で再稼働するまでにはさらに十カ月から一年かかっています。審査中のプラントの中には、平成二十五年七月の新規制基準の施行日に申請してから約二年十カ月が経過したプラントもあります。このように、審査が停滞しているのは明らかです。
 原子力発電所は、日本のエネルギー政策上重要なベースロード電源であり、これが審査の停滞により再稼働できない状況というのは、原子力規制委員会、原子力規制庁の審査体制が不十分、すなわち、審査員の数の不足と力量不足があるのではないかと思います。
 そこで、効率的な審査を進めるために具体的にどのようにされているか、政府の対応をお聞きしたいと思います。
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田中俊一#7
○田中政府特別補佐人 審査がおくれているという御指摘でございますが、私どもとしても、当初から、審査を全体として効率的に進めるために、適合性審査の結果のみならず、主要な論点等もあわせてまとめた審査書の作成、適合性審査で確認すべき事項の整理、審査をより効率的に進めるための集中審査などの工夫を重ねてきております。原子力規制委員会としては、引き続きこうした取り組みを継続していく考えであります。
 一方、事業者においても、先行審査における論点を踏まえて準備を行うなど、そういった課題について鋭意対応していただく必要があります。効率的な審査を進めるという観点からは、事業者の準備というのが極めて重要であります。
 こういった観点から、事業者に対しては、審査書のみならず先行審査の状況も公開されておりますけれども、現場に足を運んでいただいて十分にフォローしていただいて、それを踏襲していただくようにすることで審査の効率を上げるという方向で指導しているところでありますし、それを鋭意今後も進めていきたいと考えております。
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佐々木紀#8
○佐々木(紀)委員 ありがとうございました。
 御説明いただいたとおり、効率的な審査を進めるには、人材の確保だけでなく、いつまでに審査を終えるなどといった目標を掲げることも有効だと思います。そうすれば、その期限を守るためにどの程度の人材が必要かも見えてきますし、既存の人員でやろうとすると、当然おくれてきます。
 また、審査の仕方についても、今ほど御説明のように工夫をされているということでありますけれども、過去の知見や再稼働させた実績を次の審査に生かすなど、審査の重点化や合理化もしていただきたいと思います。
 また、炉安審や燃安審も大いに活用して、迅速かつ効率的で確実な審査をお願いしたいというふうに思います。
 次に、敷地内破砕帯の評価が行われているプラントの適合性審査についてお聞きいたします。なぜならば、原子力規制委員会が設置した有識者会合による敷地内破砕帯の評価が審査のおくれにつながっているのではないかなというふうに考えているからです。
 敷地内破砕帯評価の対象となった発電所は、大飯、美浜、東通、敦賀、志賀、「もんじゅ」の六つあるわけでありますけれども、これら敷地内破砕帯評価を実施中の発電所については、有識者会合による評価書が取りまとまり、原子力規制委員会へ報告がなされない限り、適合性審査に移ることができないというふうに決めてあります。
 そこで、これからは志賀原発における有識者会合についてお伺いします。
 四月二十七日に最終の有識者会合の評価書というのが原子力規制委員会に提出されたわけです。実に、一昨年八月の二号機の適合性申請から、既に約一年九カ月が経過しております。つまり、有識者会合のこの報告が出るまでの間、二年近く審査が滞っていたということになります。
 もう報告書が出ましたので、今後適合性審査が再開されることになろうと思いますけれども、その際、原子力規制委員会は、適合性審査に当たっては、この有識者会合による評価を重要な知見の一つとして参考にするとしています。
 そもそも、有識者会合自体が法的根拠がなく、また評価書が参考という位置づけにすぎないのであれば、許認可の可否を決定する適合性審査を早期に再開し、そこで速やかに評価を確定させるべきであると考えます。有識者会合に時間をかけるべきではありません。
 このように一昨年八月の適合性申請からかなりの時間が経過している志賀二号機については、早期に審査を再開すべきであると思います。規制委員会の見解をお伺いしたいところでありますけれども、ちょっと時間がありませんので、指摘することにとどめておきたいというふうに思います。ぜひ志賀二号機については、速やかに適合性審査を開始していただきたいというふうに思います。
 この有識者会合の評価書の具体的な中身についてもお聞きします。
 有識者会合では、現地調査も行った上で評価を行いました。その結果がお手元の資料にあります。
 この図を見ていただきたいんですけれども、問題になっているのは、一号機の原子炉建屋をかすめるように走っているS—1、黄色というかダイダイ色のラインであります。これが活断層かどうかということが議論されているわけです。ちなみに、S—1のSはシームのことで、破砕帯とは違います。破砕帯とは、過去に繰り返し動くことで幅の厚い断面となったもののことをいいますけれども、シームとは薄い粘土層のことで、断層にはほど遠いイメージです。
 報告書では、S—1の南東部、この青色の区間ですけれども、後期更新世、十二から十三万年前以降の活動はないという見解は一致しておりまして、四月二十七日の原子力規制委員会の場でもそれを認めています。その一方で、S—1の北西部、赤色の区間、ちょっとピンク色っぽく見えていますけれども、については、変位したと解釈するのが合理的という逆の評価がされました。
 同じシームなのに、途中から動く方と動かない部分に分かれているということなんですね。この時点で私は既にちょっと疑問を持っているわけでありますけれども、なぜ同じシームなのに二つの評価が存在するかというと、根拠となる資料が違うからです。
 S—1北西部の判断資料は、今から三十年前の志賀一号機の建設前に行われたトレンチ調査の壁面のスケッチを用いています。審査ガイドでは、設置面での確認が困難な場合には、当該断層の延長部で確認される断層等の性状等によって判断するとありますので、旧トレンチ部分というのは建屋が建って確認できないわけですから、旧トレンチからの延長部であるS—1で調査することとされており、有識者会合でも、この地点、つまり駐車場南東方トレンチと書いてある真ん中の方にある青色に囲まれた部分で調査をして、南東部については活動性はないと判断しております。これは大変合理的で科学的な判断と言えます。
 本来、北西部についてもこの調査で十分判断してもいいわけなんです。しかし、このS—1の北西部は、変位したと解釈するのが合理的という異なった判断がされているんです。それはなぜかといいますと、建設時と比べて新しい知見がないにもかかわらず、当時のスケッチを持ち出してきて判断しているからなんですね。
 これについては、最終評価書において、今回の評価は限られた資料やデータに基づいて行われたとしており、有識者会合も、これは科学的な判断とは言えないと認めています。四月二十七日の原子力規制委員会の場でも、有識者会合の事務局である原子力規制庁から、限られたデータで議論しても結論が出ないという説明がなされるとともに、有識者会合のメンバーの一人でもある石渡委員からは、これは解釈であるということが重要との念押しがあり、田中委員長も曖昧さがあるということを認めています。
 このように、不十分なデータによる解釈であり、曖昧さが残る評価であることから、より正確、確実な評価のために、今後の課題というのを出されて事業者に宿題を出されたわけであります。そういった意味でも、原子力規制委員会の場で更田委員長代理が指摘したように、今回の評価報告は、中間報告的な位置づけの域を出ない中途半端なものではないかというふうに考えています。
 そもそも、三十年前当時、審査官や専門家が、このスケッチだけでなく、現物も見て、活動性に関しては問題となるものではないと判断したので発電所が建設されたのであって、その後新たな知見がないのであるから、当時のトレンチが現存しない今にあっては、審査ガイドに沿った形での評価、つまり延長部での現地調査で判断すべきであり、その現地調査では問題ないと判断されたにもかかわらず、その後新しい知見が出たわけでもない当時のスケッチを持ち出してきて判断するというのは、科学的ではないというよりも、常軌を逸しているのではないかとすら言えると思います。事業者にすれば、そのような判断がなされるのであれば最初から建設しなかったと言いたいところだと思います。したがって、結論ありき、もう言いがかりに近い内容なのではないかな、私はそういうふうに思っています。
 こんな曖昧で非科学的で一方的な内容を導くのに二年近く費やして、事業者に調査のためのトレンチやボーリングなどに多額の費用を負担させて、意見すら聞かないで行った評価というのは大変問題があると思います。
 さらには、この程度の内容にもかかわらず、地元では、黒評価、志賀直下に活断層、北電の主張完全否定と報道されて、あたかも有識者会合の評価が審査そのものであるかのような誤った捉え方をされ、住民の不安をあおってしまったとも言えます。
 原子力規制庁は、有識者会合の評価書だけで審査するわけにはいかない、限界があったということも事実と説明しており、田中知委員からは、事業者から出される拡充データ等をもとに、審査会合においては科学的、総合的に判断していくことが必要という注文までつけられています。
 破砕帯の問題は、原子力発電所の存立や電力会社の経営、ひいては日本のエネルギー政策に大きな影響を与える問題でもあることから、有識者会合の評価書はさきに述べたように解釈と位置づけられたものでありますけれども、有識者会合の五人の解釈だけで決まることがあってはならないし、そのようなことがあれば厳密な規制行政とは言いがたいと思います。
 そこで、お伺いします。
 有識者会合が取りまとめた評価報告書は、適合性審査において重要な知見の一つとして参考にするとされておりますが、有識者会合自体、法的根拠がないものであり、北陸電力による調査結果を踏まえていない、スケッチ等の限られた情報のみによる評価と言えることから、こういったものを重要な知見として取り扱うことは問題があると考えます。
 適合性審査においては、有識者会合の評価書をベースに審査を行うのではなく、ピアレビュー会合で出された意見を尊重するとともに、宿題とされた事業者の追加調査結果も踏まえて、事業者と十分な議論を行いながら科学的、総合的な審査を進め、白紙の状態から判断すべきと考えますが、規制委員会の見解をお伺いしたいと思います。
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田中俊一#9
○田中政府特別補佐人 先生が非常によく御説明いただいたので、加えることはそう多くはないんですけれども、もともと、この破砕帯調査について、なぜ志賀が始まったかといいますと、旧安全・保安院の会合において、今先生御指摘の旧スケッチ、その図が話題になりまして、これは活断層に間違いないという評価がありまして、さらに調査をする必要があるという御指摘をいただいた一つであります。それをベースに、結局、私どもに与えられた一つの宿題でありますので、それをきちっと専門家の御意見を集めて評価していただこうということで、有識者会合というのは始まっています。
 ですから、そのこと自体が全く唐突なことではありませんし、その過程において事業者の意見を聞かないということを御指摘されましたけれども、そういうことではなくて、事業者からもできるだけ多くのデータを出していただくようお願いしましたけれども、旧トレンチについて見ると、旧安全・保安院から御指摘された明らかに活断層であるというようなものを覆すような古いデータ、要するに直下のデータがその一枚しか今まで出てきていないんです、何度も出すようにお願いしているんですが。
 そういうことで、結局、それを否定できないということで今回のような結論になっておりますけれども、今御指摘のように、私どもとしても、それだけで判断するのは少し拙速過ぎるのではないかということ、それから、有識者の方も、これだけ限られたデータなので確定的なことは言えないということで、六項目について、さらに今後こういった点にデータの拡充が必要という報告書になっておりますので、そういったデータを拡充して今後の私どもの審査に役立てていきたいということであります。
 それから、有識者会合が法的位置づけがないという御指摘ですけれども、これは、私どもだけではなくて、ほかのどんな場合でもそうですけれども、専門的知見を得るために、そういった有識者会合的なものは随時つくっていろいろな御意見をいただいて、それを参考にしながら判断していくということであります。
 あくまでもそれは参考にしていくということで、最終的には原子力規制委員会が判断をするということにはいささかも迷いはありませんけれども、そういうふうな位置づけでございますので、この辺は、今後とも、この活断層だけではなくて、最近は、火山部会の火山とか、いろいろな極めて専門的なところについてはそういった有識者の御助力をいただかなきゃいけないということだけは申し上げておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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佐々木紀#10
○佐々木(紀)委員 ありがとうございます。
 旧トレンチはもう建屋の下にあって見えないわけですから、その場合は延長線上で判断すべしということなので、それで十分なんですよ。その建屋の下の判断というのは三十年前に、建設前に行われているわけでありますから、そこをまた戻してきて判断するのはどうかというふうに思います。
 今御指摘のように、有識者会合の評価はあくまでも参考、本当に参考程度ということにしていただいて、審査会合でしっかりと審査をしていただきたいというふうに御指摘だけさせていただきまして、質問を終えたいと思います。
 どうもありがとうございました。
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三原朝彦#11
○三原委員長 次に、簗和生君。
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簗和生#12
○簗委員 自由民主党の簗和生でございます。
 本日は、質問の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。
 本日は、我が国のエネルギー政策について、今、我が国が置かれた状況、国情に鑑みた本質的な議論が行われているのかという観点から質問をさせていただきたいというふうに思います。
 我が国は、エネルギーの脆弱性を抱えているとよく言われます。海外にエネルギー資源の多くを依存している、化石燃料に乏しいという国情ですから、海外のエネルギーをめぐる状況の変化に大きく影響を受けやすい、そうした状況を抱えているわけであります。
 その中で、いかにエネルギー安全保障を確保して国民生活、経済活動を守り、さらには、それをいかに低コストで、つまりは国民負担を抑制する中で実現していくか、これが我が国のエネルギー政策の肝であるということは皆さんも一致している考え方であると思います。
 その中で、まず確認をしたいんですけれども、東日本大震災の発生によりまして、その前後で我が国の電源構成は大きく変化をしました。これについて事実確認と、そして経済産業省の電源構成に対する見解、国民生活や産業活動への影響も含めて、改めてまず確認をしたいと思います。
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吉野恭司#13
○吉野政府参考人 お答えいたします。
 福島第一原発の事故の後、国内の原発が全て停止したことによりまして、火力発電への依存度が九割近くになっている、一方、固定価格制度が開始された後に、再エネの導入量は三年間で倍増しているということでございまして、我が国の電源構成は震災前後で大きく変化をしております。
 こうした中で、エネルギー安全保障の観点からは、震災前に約二割でありましたエネルギーの自給率が六%程度まで下がってきている、これは主要先進国の中では極めて低い水準であると認識をしております。
 一方、国民負担の観点では、電気料金が家庭用で約二割、産業用で三割上昇しておりまして、国民生活や産業に大きな負担となっていると考えております。
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簗和生#14
○簗委員 今御答弁をいただきました安全保障の観点、すなわち自給率という点からも、さらには国民負担、産業活動、あるいは家庭用の料金という話もありましたけれども、そういう面で、今我が国にとっては、はっきり言ってしまえば好ましい状況にはないというふうに言えると思います。
 その中で、エネルギー基本計画において、エネルギーミックス、二〇三〇年度の電源構成の目標が掲げられているわけでありますけれども、これについて伺っていきたいと思います。
 まず、エネルギーミックスにおける電源構成ですけれども、先ほども質問したように、エネルギーの安全保障という観点と国民負担の抑制という観点から経済産業省としてどのような見解を持っているのか、これをまず伺いたいと思います。
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吉野恭司#15
○吉野政府参考人 昨年七月に策定をしましたエネルギーミックスでございますけれども、これは、安全性の確保を大前提に、安定供給、電力コストの引き下げ、CO2の排出の抑制、この三つを同時に達成するように検討を行ったものでございます。
 具体的には、エネルギー安全保障の観点からは、自給率を震災前の約二割をさらに上回るおおむね二五%程度まで改善する、国民負担抑制の観点からは、電力コストを現状よりも引き下げる、二〇一三年のレベルよりも引き下げるといったところを達成しなければならない、このために、徹底した省エネ、再エネの最大限の導入などを行ったぎりぎりの姿として描き出したものでございます。
 その結果として、各電源の比率は、再生可能エネルギーが二二から二四%程度、原子力が二二から二〇%程度、このようにお出しをしたものでございます。
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簗和生#16
○簗委員 今、国民負担のお話がありました。二〇一三年度よりもコストを引き下げる、それに向かって頑張るというお話でございますけれども、実現可能性という点についてはしっかりと確認をさせていただきたいというふうに思います。今どのような見込み、見立てを持っているのか、もう一度お話を聞かせていただきたいと思います。
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吉野恭司#17
○吉野政府参考人 お答えします。
 申し上げましたとおり、エネルギーミックスの一つの目標として、電力コストを一三年度のレベルよりも下げるということを申し上げましたが、これを実現するには、すなわちエネルギーミックスそのものを実現しなければならないということでございます。
 そのためには各分野でそれぞれ徹底した取り組みが大事ということで、省エネに関しましては、産業トップランナー、中小企業の省エネ、住宅の省エネといったところを進めてまいりますし、再エネに関しましては、ただいままさにFIT制度の見直しの観点から法案の審議をいただいておりますけれども、中長期的な価格目標の設定、比較的規模の大きな太陽光発電については入札の導入、それから、FIT以外でも、技術開発、さらにはアセスメントの規制改革といったところに関してあわせて取り組んでまいります。
 それから、火力発電に関しましても、発電効率の向上なども大事。
 そして、原発に関しましては、いかなる事情よりも安全性を最優先し、原子力規制委員会によって新規制基準への適合が認められた場合には、地元の理解を得ながら再稼働を進めていくということでございます。
 エネルギーミックスは、施策を講じたときに実現されるであろう将来の需給構造の見通しというふうにうたわれておりますので、こうした施策を全て進めることによって何とか実現をしたいと考えているところでございます。
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簗和生#18
○簗委員 今の答弁ですと、海外への輸入依存という中では、どうしても、今、原油価格が比較的落ちついている、そういう状況もありますし、あるいはまた、為替レートの変動でも影響を受けるわけです。そうしたものも含めて、しっかりと今後の推移を注視しながら、このコストの低減というものを実現していただきたい、それをまずお願いしたいと思います。
 続けて、二〇三〇年度のエネルギーミックスにおいての原子力の比率について話を伺っていきたいと思います。
 二〇%から二二%と今想定をしているということでございますけれども、この実現の見込みを伺いたいと思います。
 先ほど来佐々木委員からもお話がありました、適合性審査がスムーズに進んでいないんじゃないか、そういう国民の懸念もあります。その中で、この取り組みの進捗状況について、今、経済産業省としてどのように評価をしているか、今後どうしていくのかについて見解を伺います。
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多田明弘#19
○多田政府参考人 お答え申し上げます。
 エネルギーミックスで掲げました二〇三〇年度の電源構成に占めます原子力の比率、これは二〇から二二%とさせていただいたところでございます。
 この点につきまして、既に御案内のとおり、これまでに二十六基の再稼働の適合性審査の申請が出ているところでございます。
 私どもといたしましては、もちろん規制委員会の審査を経て、そして既存の原発を再稼働する、これがまず第一番でございます。そして、一部の炉につきましては、法令で認められました四十年を超える運転期間延長、こうしたものも期待をしているところでございます。
 そして、稼働率という問題がございます。これは、震災前は平均が七割程度であったわけでございますけれども、例えば八割程度まで、これは自主的安全性向上のさまざまな取り組みがあって初めて実現できると思っておりますけれども、そうした稼働率の向上によって二〇三〇年度の二〇から二二%という比率を目指したい、このように考えておりますし、それは達成可能であると思っております。
 この四月から小売の全面自由化をやらせていただいております。そうした自由化の中でそうしたミックスの実現が可能なのかどうか、こういった御指摘も時にあるところでございます。
 私ども、まず申し上げておきたいと思いますのは、自由化といいましても、小売の全面自由化をしておりますけれども、例えば送配電部門でございますとかそうしたものについてはしっかりと規制があるわけでございます。その上で、この自由化のもとにおきましても、エネルギーミックスで目指しております姿の実現に向けて政策措置を講じていくということを我々はしっかりと考えていきたいと思っております。
 例えば、自由化の後であっても、事業者が原子力事業の課題に円滑に対応できるような必要な措置があれば、これは講じていかなければいけないと思っておりまして、その一つの例といたしまして、この国会におきまして使用済み燃料の再処理等を着実に進めるための法案を提出させていただきまして、おかげさまで昨日成立をさせていただいたところでございます。
 今後、こうしたものの進捗状況を見ながら、必要があればしっかりと検討をしていきたいと思っております。
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簗和生#20
○簗委員 さまざまな施策を講じてしっかりとこの原子力比率の実現に努力していただくということでありますけれども、きょう、あわせて指摘をしたい点があります。
 それは、二〇三〇年度の電源構成を目標にして議論をしているわけですけれども、二〇三〇年度以降はどうなるのかという議論なんです。
 これはどういうことかといいますと、現状では政府としてはその先についてはまだ見解を提示されていないので、ここではお答えは難しい部分もあると思うんですけれども、国民の率直な疑問はこうですよ。
 例えば、原発を再稼働して、そして運転延長もしていくということで、二〇三〇年度においては何とかこの目標の比率は達成するということであっても、その先はどうなるのか。
 当然、再稼働しても、それは廃炉になる時期が来る。運転延長しても、そこで終わり。そうであれば、当然、次の手として新増設あるいはリプレースという話もしていかなければいけない。それも、二〇三〇年度になって慌てて、間に合わないからやろうということでは遅いわけですから、逆算をして、どの時点においてそういう議論をして、しっかりとした計画を今のうちから立てていかなければいけないのか、そういう議論が必要になる。それこそがまさにエネルギーの安全保障であって、国民生活や産業活動に責任を持つ政府の役割であるというふうに思います。
 そういう中で、お答えはできないのかもしれないですけれども、二〇三〇年度以降についてどう考えているのか、これについて一応聞かせていただきます。
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多田明弘#21
○多田政府参考人 お答え申し上げます。
 今先生御質問の中でも既にお触れになっていただきましたけれども、二〇三〇年度以降の、これは原子力のみならず、全体の電源構成につきまして、政府として現時点で具体的な見通しを検討しているわけではございません。
 なお、これは御承知のとおりかと思いますが、このエネルギーミックスの原発比率を検討していくに際しましても、先ほど吉野調整官の方からお話がありましたが、スリーEプラスSという政策目標を同時達成するためにどうしたことをやっていくか、徹底した省エネ、再エネの最大限の導入、そして火力の効率化等々をやっていくことで原子力依存度を低減させた結果、いわば引き算の結果として原子力の比率という数字が出てきたものでございます。
 したがいまして、このミックスの比率を検討していくに当たりましては、もともと、稼働する基数でありますとか、そうしたものを積み上げて計算したものではないということでございます。その意味で、例えば、今御指摘のございます新増設、リプレースとの関係等々について何かシミュレーションとかをしていくということもなかなかなじむアプローチではないというところを申し上げさせていただきたいと思っております。
 答えとしては不十分だと思っております。
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簗和生#22
○簗委員 今答弁できる範囲でお答えをいただいたんだと思います。
 我々は、原発ありきということで議論をしているわけではないんです。よくレッテル張りをされて、原発推進派と言う方もいるわけですけれども、そういうことではなくて、我が国の国情をしっかり踏まえて、エネルギー安全保障をいかに確保していくかという観点から、原発の必要性をしっかりと認識して必要な手だてを打っていこうということでありますから、そういう議論をぜひしていただきたいと思います。
 原発推進派などというレッテル張りは、本当に言論を萎縮させて、そして真に必要な議論を阻害して、我が国のエネルギー政策を、安全保障を危機に陥れる、そういうものを私ははらんでいると思いますので、しっかりとした現実を見据えた議論を国として主導していただきたいというふうに思います。
 最後の質問になるかと思いますけれども、原子力の関係人材の今の状況について伺います。
 震災後の原発停止によって若者の原子力離れが生じているんじゃないか、そういう懸念があります。大学の原子力関連学科を志望する人が減少しているとか、そんな声も聞こえてきます。
 改めて伺いますけれども、現在の、原発停止後の原子力分野への志望状況や育成の状況について伺います。まず文部科学省から聞かせてください。
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板倉周一郎#23
○板倉政府参考人 お答え申し上げます。
 文部科学省が行っております学校基本統計によりますと、東日本大震災の後、原子力関連の学科等への学生の入学者数は減少してございます。平成二十七年度におきましては、前年度に比べて微増となっておりまして、これは徐々に回復しているところでございますが、まだ震災前の水準には至っておりません。
 また、一般社団法人の日本原子力産業協会によりますと、この協会が主催します原子力関係企業の合同就職説明会参加企業数及び参加学生数は、東日本大震災後、減少しております。特に、原子力以外の分野を専攻する学生の参加につきましては、震災前の水準に比べると大きく下回っているという状況が続いているところでございます。
 この原子力人材につきましては、エネルギー基本計画に記載があるとおり、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉や原子力の安全等において高いレベルの人材の確保がますます重要であると認識しておりまして、文部科学省としましては、今後も、大学や産業界、関係省庁等との連携を図りながら、原子力人材の育成に関する取り組みをしっかりと進めてまいりたいと考えてございます。
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簗和生#24
○簗委員 今御答弁いただいたように、このままでは原子力発電所の安全性の向上あるいは廃炉作業に必要な人材が枯渇していくおそれがありますので、しっかりと人材育成というものをこれからの原子力政策の中心に据えて政策を打っていただきたいというふうに思います。
 次に聞きたいのは、今、試験研究炉、研究用の原子炉ですけれども、これが停止状況にあったということで、これの審査の状況それから再稼働の状況等について現状を確認させていただきたいと思います。
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板倉周一郎#25
○板倉政府参考人 お答え申し上げます。
 京都大学、近畿大学及び日本原子力研究開発機構が所有する研究用原子炉につきましては、現在、原子力規制委員会における新規制基準の適合性審査を終了したものはなく、全てが停止中であると承知してございます。
 このうち、京都大学の研究炉でありますKUCA及び近畿大学の研究炉でありますUTR—KINKIにつきましては、五月十一日、昨日でございますが、原子力規制委員会におきまして原子炉設置変更が許可されたところでございまして、これは新規制基準が適用されて以来、研究炉としては初めての許可でございます。この両大学としましては、今後、保安規定変更認可申請の審査や使用前検査などを経た上で、ことしの夏以降に運転を再開したいとの意向を持っていると承知してございます。
 一方で、京都大学のもう一つの研究炉でありますKUR及び原子力機構が保有する複数の研究用原子炉につきましては、新規制基準の適合性審査が進められているところであります。また、同機構の「常陽」につきましては、今年度には申請を行うべく、その準備をしていると承知しております。
 これら研究用原子炉につきましては、福島第一原子力発電所の廃炉や運転中の発電炉の安全確保を支えるとともに、中性子を用いた科学研究や原子炉運転実習などの人材育成ができる貴重な機会を提供するものと考えてございまして、文部科学省としましては、これらの施設の早期運転再開に向けて、引き続き必要な支援を行ってまいりたいと考えてございます。
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簗和生#26
○簗委員 最後の質問にしますけれども、経済産業省から、人材の今の状況について、あるいは今後の取り組み等について聞かせてください。
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多田明弘#27
○多田政府参考人 お答え申し上げます。
 御指摘いただきましたけれども、この原子力分野は非常に裾野の広い人材によって初めて支えられている分野でございます。
 改めて申し上げるまでもございませんけれども、電力業界はもちろんですけれども、当然、炉をつくっているメーカー、それから研究を支えているアカデミアの部分、そうした幅広い人材があって初めて、もう一つつけ加えるとすれば、先ほど来御議論がありますけれども、恐らく行政の中にもしっかりした専門的な人材がいるということがこの国の将来を考える上で大変重要だと思っております。
 その意味で、私ども、総合資源エネルギー調査会の下に、自主的安全性向上、そして、技術とあわせて人材も含めて議論をしていくワーキンググループというものを設置いたしまして、累次の議論を重ねているところでございます。例えば、その中の一つの成果といたしましては、軽水炉安全技術・人材ロードマップというふうなものを策定いたしまして、その検討に当たりましては文部科学省様にも参画していただいて、両省で連携して取り組んでいるところでございます。
 今後を考えますと、恐らく、高等教育だけではなくて、初等中等教育のところからしっかりとこうした重要性なりエネルギーに関心を持っていただく、さらには、その中で原子力に関心を持っていただく、そういった人材を育成する、そうした視点も大変重要かと思っておりまして、これは経済産業省だけではできない仕事でございますので、関係省庁と連携してしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
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簗和生#28
○簗委員 ありがとうございました。
 政府においては、我が国のエネルギー事情、こういった事実をしっかりと周知して、そして真に必要な議論を喚起し、責任のあるこれからの取り組みを主導していただきたい、それを強く求めて質問を終わります。
 ありがとうございました。
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三原朝彦#29
○三原委員長 次に、岡本三成君。
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