外務委員会
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会
会議録情報#0
令和五年四月十四日(金曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 黄川田仁志君
理事 小田原 潔君 理事 鈴木 馨祐君
理事 中川 郁子君 理事 西銘恒三郎君
理事 源馬謙太郎君 理事 徳永 久志君
理事 和田有一朗君 理事 吉田 宣弘君
秋本 真利君 伊藤信太郎君
上杉謙太郎君 城内 実君
島尻安伊子君 新藤 義孝君
鈴木 貴子君 鈴木 隼人君
高木 啓君 辻 清人君
寺田 稔君 平沢 勝栄君
穂坂 泰君 青山 大人君
篠原 豪君 松原 仁君
青柳 仁士君 杉本 和巳君
金城 泰邦君 鈴木 敦君
穀田 恵二君 吉良 州司君
…………………………………
外務大臣 林 芳正君
外務副大臣 山田 賢司君
外務大臣政務官 秋本 真利君
外務大臣政務官 高木 啓君
防衛大臣政務官 木村 次郎君
政府参考人
(内閣府宇宙開発戦略推進事務局審議官) 坂口昭一郎君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 實生 泰介君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 日下部英紀君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 北村 俊博君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 片平 聡君
政府参考人
(外務省総合外交政策局長) 市川 恵一君
政府参考人
(外務省欧州局長) 中込 正志君
政府参考人
(文部科学省大臣官房審議官) 永井 雅規君
政府参考人
(国土交通省大臣官房審議官) 大沼 俊之君
政府参考人
(防衛省防衛政策局次長) 安藤 敦史君
参考人
(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事長) 山川 宏君
―――――――――――――
委員の異動
四月十四日
辞任 補欠選任
高木 啓君 穂坂 泰君
同日
辞任 補欠選任
穂坂 泰君 高木 啓君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
平和的目的のための月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の枠組協定の締結について承認を求めるの件(条約第三号)
航空業務に関する日本国と欧州連合構成国との間の協定の特定の規定に関する日本国と欧州連合との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第七号)
協力及び電子的証拠の開示の強化に関するサイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書の締結について承認を求めるの件(条約第九号)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 黄川田仁志君
理事 小田原 潔君 理事 鈴木 馨祐君
理事 中川 郁子君 理事 西銘恒三郎君
理事 源馬謙太郎君 理事 徳永 久志君
理事 和田有一朗君 理事 吉田 宣弘君
秋本 真利君 伊藤信太郎君
上杉謙太郎君 城内 実君
島尻安伊子君 新藤 義孝君
鈴木 貴子君 鈴木 隼人君
高木 啓君 辻 清人君
寺田 稔君 平沢 勝栄君
穂坂 泰君 青山 大人君
篠原 豪君 松原 仁君
青柳 仁士君 杉本 和巳君
金城 泰邦君 鈴木 敦君
穀田 恵二君 吉良 州司君
…………………………………
外務大臣 林 芳正君
外務副大臣 山田 賢司君
外務大臣政務官 秋本 真利君
外務大臣政務官 高木 啓君
防衛大臣政務官 木村 次郎君
政府参考人
(内閣府宇宙開発戦略推進事務局審議官) 坂口昭一郎君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 實生 泰介君
政府参考人
(外務省大臣官房審議官) 日下部英紀君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 北村 俊博君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 片平 聡君
政府参考人
(外務省総合外交政策局長) 市川 恵一君
政府参考人
(外務省欧州局長) 中込 正志君
政府参考人
(文部科学省大臣官房審議官) 永井 雅規君
政府参考人
(国土交通省大臣官房審議官) 大沼 俊之君
政府参考人
(防衛省防衛政策局次長) 安藤 敦史君
参考人
(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事長) 山川 宏君
―――――――――――――
委員の異動
四月十四日
辞任 補欠選任
高木 啓君 穂坂 泰君
同日
辞任 補欠選任
穂坂 泰君 高木 啓君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
平和的目的のための月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の枠組協定の締結について承認を求めるの件(条約第三号)
航空業務に関する日本国と欧州連合構成国との間の協定の特定の規定に関する日本国と欧州連合との間の協定の締結について承認を求めるの件(条約第七号)
協力及び電子的証拠の開示の強化に関するサイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書の締結について承認を求めるの件(条約第九号)
――――◇―――――
黄
黄川田仁志#1
○黄川田委員長 これより会議を開きます。
平和的目的のための月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の枠組協定の締結について承認を求めるの件、航空業務に関する日本国と欧州連合構成国との間の協定の特定の規定に関する日本国と欧州連合との間の協定の締結について承認を求めるの件及び協力及び電子的証拠の開示の強化に関するサイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書の締結について承認を求めるの件の各件を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、参考人として国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事長山川宏君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として外務省大臣官房審議官實生泰介君、大臣官房審議官日下部英紀君、大臣官房参事官北村俊博君、大臣官房参事官片平聡君、総合外交政策局長市川恵一君、欧州局長中込正志君、内閣府宇宙開発戦略推進事務局審議官坂口昭一郎君、文部科学省大臣官房審議官永井雅規君、国土交通省大臣官房審議官大沼俊之君、防衛省防衛政策局次長安藤敦史君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →平和的目的のための月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の枠組協定の締結について承認を求めるの件、航空業務に関する日本国と欧州連合構成国との間の協定の特定の規定に関する日本国と欧州連合との間の協定の締結について承認を求めるの件及び協力及び電子的証拠の開示の強化に関するサイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書の締結について承認を求めるの件の各件を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、参考人として国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構理事長山川宏君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として外務省大臣官房審議官實生泰介君、大臣官房審議官日下部英紀君、大臣官房参事官北村俊博君、大臣官房参事官片平聡君、総合外交政策局長市川恵一君、欧州局長中込正志君、内閣府宇宙開発戦略推進事務局審議官坂口昭一郎君、文部科学省大臣官房審議官永井雅規君、国土交通省大臣官房審議官大沼俊之君、防衛省防衛政策局次長安藤敦史君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
黄
黄
鈴
鈴木馨祐#4
○鈴木(馨)委員 自由民主党の鈴木馨祐であります。
外務委員会での質疑はかなり久々でございますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、今回議題となっております条約の中で、日米の宇宙協定についての質疑をさせていただきたいと思います。
二月の終わりには日本人宇宙飛行士も新たに選ばれ、そして、今月の後半には、日本の民間企業の月へのランダーが、民間としては初めて月面に着陸をするということが期待をされていまして、地球近傍もそうですけれども、月近傍も含めて、かなり今、宇宙の開発、宇宙の探査、こういったものが注目を集めている状況であります。
そういった中で、今回、こうした包括的な枠組みということで、包括的な協定ということで、日米の間で締結をするということでありますけれども、外務省山田副大臣に、今回、このタイミングでこうした協定を包括的に締結をする意義について伺いたいと思います。
この発言だけを見る →外務委員会での質疑はかなり久々でございますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、今回議題となっております条約の中で、日米の宇宙協定についての質疑をさせていただきたいと思います。
二月の終わりには日本人宇宙飛行士も新たに選ばれ、そして、今月の後半には、日本の民間企業の月へのランダーが、民間としては初めて月面に着陸をするということが期待をされていまして、地球近傍もそうですけれども、月近傍も含めて、かなり今、宇宙の開発、宇宙の探査、こういったものが注目を集めている状況であります。
そういった中で、今回、こうした包括的な枠組みということで、包括的な協定ということで、日米の間で締結をするということでありますけれども、外務省山田副大臣に、今回、このタイミングでこうした協定を包括的に締結をする意義について伺いたいと思います。
山
山田賢司#5
○山田(賢)副大臣 お答え申し上げます。
まず、米国が、将来的な火星探査を視野に入れた国際的な月探査計画であるアルテミス計画を主導しておりまして、我が国も、二〇一九年十月に同計画に参画することを決定しております。
同計画は、一九六〇年代のアポロ計画に続く大型の宇宙開発計画でありますが、アポロ計画と異なり、有志国との国際協力を通じた役割分担、民間企業の持つ能力の最大限の活用を提唱しており、我が国及び我が国の民間企業の積極的な参画が期待されているところでございます。
同計画の下、日米間では、既に、月面探査関連の協力を始めとする様々な協力が予定されております。宇宙空間における技術開発競争が活発化する中、同計画に我が国も積極的に参加するためには、日米宇宙協力の更なる促進及び効率性の向上が急務であります。
今後予定されている様々な日米宇宙協力を迅速かつ効率的に実施するためにも、日米間の宇宙協力を行う際の基本事項を定める本協定を早期に締結することは極めて重要であります。
我が国といたしましては、本協定の締結により米国との宇宙協力を一層進展させることが可能であり、これまで国際宇宙ステーション等の宇宙協力活動を通じて培ってきた日本の技術力や経験を生かしつつ、日本単独ではなし得ない宇宙の探査及び利用の成果を得ることが可能であるところでございます。
この発言だけを見る →まず、米国が、将来的な火星探査を視野に入れた国際的な月探査計画であるアルテミス計画を主導しておりまして、我が国も、二〇一九年十月に同計画に参画することを決定しております。
同計画は、一九六〇年代のアポロ計画に続く大型の宇宙開発計画でありますが、アポロ計画と異なり、有志国との国際協力を通じた役割分担、民間企業の持つ能力の最大限の活用を提唱しており、我が国及び我が国の民間企業の積極的な参画が期待されているところでございます。
同計画の下、日米間では、既に、月面探査関連の協力を始めとする様々な協力が予定されております。宇宙空間における技術開発競争が活発化する中、同計画に我が国も積極的に参加するためには、日米宇宙協力の更なる促進及び効率性の向上が急務であります。
今後予定されている様々な日米宇宙協力を迅速かつ効率的に実施するためにも、日米間の宇宙協力を行う際の基本事項を定める本協定を早期に締結することは極めて重要であります。
我が国といたしましては、本協定の締結により米国との宇宙協力を一層進展させることが可能であり、これまで国際宇宙ステーション等の宇宙協力活動を通じて培ってきた日本の技術力や経験を生かしつつ、日本単独ではなし得ない宇宙の探査及び利用の成果を得ることが可能であるところでございます。
鈴
鈴木馨祐#6
○鈴木(馨)委員 ありがとうございます。
しっかり、日本のプレゼンスを含めて、これから宇宙開発は当然一国ではできていかない話でありますから、きちんと日本の強みというものを生かしていけるような、そういったことを期待していきたいと思います。
そして、宇宙開発においては、よく問題になるのがデブリの問題でありまして、今、相当の、地球の周回軌道も含めて、かなりのデブリと言われるようなものが浮遊していて、かなりリスクにさらされている。それは衛星であったり、あるいはISSであったり、こういったものがリスクにさらされているという状況にあります。
そういった中で、今回、この協定の中の第十五条というところにも、宇宙機廃棄や軌道上デブリの低減についてという項目がありますけれども、まさにこれは国連の様々な運用基準等々にのっとって各国がやらなきゃいけない、そういった状況だろうと思います。
その一方で、中ロを始め、衛星の破壊実験であったりとか、まさにこういったことをある意味でしっかり遵守していないようなケースも認められる。さらには、恐らく、今、デブリをこれからどうきれいにしていくのかというときに、そこの資金メカニズムというか、そういったものをどうつくっていくのか、こういったものはかなり大きな課題となっていると思います。
恐らく、長期的にいうと、マルチでしっかりと、衛星打ち上げあるいはロケット打ち上げの際に多少のコストというものを負担をしてもらうであるとか、あるいは、場合によっては、それに反するようなことがあった場合の罰則等々についても国際的に恐らくこれから議論していかなくてはいけない状況であろうと思いますけれども、そして、昨日ですか、報道でも、今週末のG7外務大臣会合でそういったことについても若干触れるのではないかといった報道もありますが、日本としてこうした取組についてどういう取組を国際的に働きかけをしているのかについて、外務省に伺いたいと思います。
この発言だけを見る →しっかり、日本のプレゼンスを含めて、これから宇宙開発は当然一国ではできていかない話でありますから、きちんと日本の強みというものを生かしていけるような、そういったことを期待していきたいと思います。
そして、宇宙開発においては、よく問題になるのがデブリの問題でありまして、今、相当の、地球の周回軌道も含めて、かなりのデブリと言われるようなものが浮遊していて、かなりリスクにさらされている。それは衛星であったり、あるいはISSであったり、こういったものがリスクにさらされているという状況にあります。
そういった中で、今回、この協定の中の第十五条というところにも、宇宙機廃棄や軌道上デブリの低減についてという項目がありますけれども、まさにこれは国連の様々な運用基準等々にのっとって各国がやらなきゃいけない、そういった状況だろうと思います。
その一方で、中ロを始め、衛星の破壊実験であったりとか、まさにこういったことをある意味でしっかり遵守していないようなケースも認められる。さらには、恐らく、今、デブリをこれからどうきれいにしていくのかというときに、そこの資金メカニズムというか、そういったものをどうつくっていくのか、こういったものはかなり大きな課題となっていると思います。
恐らく、長期的にいうと、マルチでしっかりと、衛星打ち上げあるいはロケット打ち上げの際に多少のコストというものを負担をしてもらうであるとか、あるいは、場合によっては、それに反するようなことがあった場合の罰則等々についても国際的に恐らくこれから議論していかなくてはいけない状況であろうと思いますけれども、そして、昨日ですか、報道でも、今週末のG7外務大臣会合でそういったことについても若干触れるのではないかといった報道もありますが、日本としてこうした取組についてどういう取組を国際的に働きかけをしているのかについて、外務省に伺いたいと思います。
市
市川恵一#7
○市川政府参考人 お答え申し上げます。
国連においては、我が国も参加する宇宙空間平和利用委員会におきまして、二〇〇七年に、人工衛星などの設計や製造、運用の段階においてデブリを低減させるための推奨行動等を規定する、スペースデブリ低減ガイドラインが策定されているところでございます。
また、我が国の国内的な取組といたしましては、宇宙デブリの除去等も含む、軌道上サービスに関するガイドラインを策定いたしまして、国連の場において、各国に対し当該ガイドラインの意義を説明したり、各国にも同様の取組を働きかけたりしているところでございます。
また、我が国は、二〇二二年九月に、宇宙空間における責任ある行動の規範の形成に向けた国際場裏での議論を積極的に推進していく考えから、同年四月の米国による発表に続きまして、破壊的な直接上昇型ミサイルによる衛星破壊実験を実施しない旨、決定したところでございます。
これにつきましては、これまでにG7の全ての国が表明したほか、豪州、韓国、スイスなど、各国による表明が相次いでおりまして、昨年十二月には、米国主導で提出されました同実験の不実施に関する国連総会決議が圧倒的多数で可決されたところでございます。
我が国としましては、このような安全、安定かつ持続可能な宇宙領域の実現のためのプラクティス、こうしたものを積み上げることによりまして、実効的な国際規範の策定に向けて、米国を始めとする関係国と連携しまして、引き続き関係国に積極的に働きかけていく考えでございます。
この発言だけを見る →国連においては、我が国も参加する宇宙空間平和利用委員会におきまして、二〇〇七年に、人工衛星などの設計や製造、運用の段階においてデブリを低減させるための推奨行動等を規定する、スペースデブリ低減ガイドラインが策定されているところでございます。
また、我が国の国内的な取組といたしましては、宇宙デブリの除去等も含む、軌道上サービスに関するガイドラインを策定いたしまして、国連の場において、各国に対し当該ガイドラインの意義を説明したり、各国にも同様の取組を働きかけたりしているところでございます。
また、我が国は、二〇二二年九月に、宇宙空間における責任ある行動の規範の形成に向けた国際場裏での議論を積極的に推進していく考えから、同年四月の米国による発表に続きまして、破壊的な直接上昇型ミサイルによる衛星破壊実験を実施しない旨、決定したところでございます。
これにつきましては、これまでにG7の全ての国が表明したほか、豪州、韓国、スイスなど、各国による表明が相次いでおりまして、昨年十二月には、米国主導で提出されました同実験の不実施に関する国連総会決議が圧倒的多数で可決されたところでございます。
我が国としましては、このような安全、安定かつ持続可能な宇宙領域の実現のためのプラクティス、こうしたものを積み上げることによりまして、実効的な国際規範の策定に向けて、米国を始めとする関係国と連携しまして、引き続き関係国に積極的に働きかけていく考えでございます。
鈴
鈴木馨祐#8
○鈴木(馨)委員 この問題は、今後の宇宙開発については極めて大事な課題でもありますし、一国だけが守ってもしようがない、同志国だけが守ってもしようがない、全ての国が守っていかなくてはいけない話ですので、引き続き積極的な働きかけをお願いをしたいと思います。
それでは、次の課題に移りたいと思いますが、先月末ですか、英国についてTPP加入が実質的に妥結をする、そういった状況になりました。これからの我が国の国益を考えたときにも、どうこのCPTPPをきちんとこれからいい形で拡大をしていくのか、これが非常に大事な状況になってくると思います。
英国が加入の申請を正式にしたのが二〇二一年の二月でありましたけれども、実は、その後、かなりいろいろな国が申請をしていますが、その次に、二〇二一年の九月に申請をしたのが、中国と台湾が相次いで加入申請を行っている。その後も、エクアドル、コスタリカ、あるいはウルグアイについての申請というのがあるわけでありますけれども、まさに、これからどう国益にのっとった形で日本として拡大を促していくのか、このことは極めて大事な問題であろうと思います。
当然、最初のタイミングで申請をしてきている中国あるいは台湾をどうしていくのか、こういったことがこれから課題にはなっていくと思うんですが、まず中国について伺いたいんですが、例えば、前回の委員会でもいろいろな議論になっていましたけれども、在留邦人の拘束事案であったりとか、あるいはウイグルでの人権の状況、さらには、国有企業にも実質的な補助金等々が供与されていたりとか、かなりTPPの理念からは若干かけ離れているんじゃないか、こういったことを多くの国民も感じていると思いますし、世界的にもそう感じている方が多いのではないかと思います。
そういった中で、今、政府として、中国がTPPが求めている基準というものを満たしていると考えているのかどうか、政府の認識を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →それでは、次の課題に移りたいと思いますが、先月末ですか、英国についてTPP加入が実質的に妥結をする、そういった状況になりました。これからの我が国の国益を考えたときにも、どうこのCPTPPをきちんとこれからいい形で拡大をしていくのか、これが非常に大事な状況になってくると思います。
英国が加入の申請を正式にしたのが二〇二一年の二月でありましたけれども、実は、その後、かなりいろいろな国が申請をしていますが、その次に、二〇二一年の九月に申請をしたのが、中国と台湾が相次いで加入申請を行っている。その後も、エクアドル、コスタリカ、あるいはウルグアイについての申請というのがあるわけでありますけれども、まさに、これからどう国益にのっとった形で日本として拡大を促していくのか、このことは極めて大事な問題であろうと思います。
当然、最初のタイミングで申請をしてきている中国あるいは台湾をどうしていくのか、こういったことがこれから課題にはなっていくと思うんですが、まず中国について伺いたいんですが、例えば、前回の委員会でもいろいろな議論になっていましたけれども、在留邦人の拘束事案であったりとか、あるいはウイグルでの人権の状況、さらには、国有企業にも実質的な補助金等々が供与されていたりとか、かなりTPPの理念からは若干かけ離れているんじゃないか、こういったことを多くの国民も感じていると思いますし、世界的にもそう感じている方が多いのではないかと思います。
そういった中で、今、政府として、中国がTPPが求めている基準というものを満たしていると考えているのかどうか、政府の認識を伺いたいと思います。
日
日下部英紀#9
○日下部政府参考人 お答え申し上げます。
CPTPPは、自由で公正な経済秩序を構築するという戦略的意義を有し、市場アクセスの面でもルールの面でも高いレベルの協定となっております。
委員からも幾つか御指摘がありましたけれども、中国の貿易慣行に関しましては様々な意見があると理解しておりまして、中国がCPTPPの高いレベルを完全に満たすことができるかについては、まずはしっかりと見極める必要があると考えているところでございます。
加入申請を提出したエコノミーの扱いについては、他のCPTPP参加国とともによく相談する必要がありますけれども、我が国としましては、戦略的観点や国民の理解も踏まえながら対応していきたいと考えているところでございます。
その上で、加入手続につきましては、CPTPPの締約国のコンセンサスで意思決定されることとなっておりまして、現時点で具体的な評価を明らかにすることは、今後のプロセスに影響を及ぼすおそれがあるため、差し控えたいと思います。
この発言だけを見る →CPTPPは、自由で公正な経済秩序を構築するという戦略的意義を有し、市場アクセスの面でもルールの面でも高いレベルの協定となっております。
委員からも幾つか御指摘がありましたけれども、中国の貿易慣行に関しましては様々な意見があると理解しておりまして、中国がCPTPPの高いレベルを完全に満たすことができるかについては、まずはしっかりと見極める必要があると考えているところでございます。
加入申請を提出したエコノミーの扱いについては、他のCPTPP参加国とともによく相談する必要がありますけれども、我が国としましては、戦略的観点や国民の理解も踏まえながら対応していきたいと考えているところでございます。
その上で、加入手続につきましては、CPTPPの締約国のコンセンサスで意思決定されることとなっておりまして、現時点で具体的な評価を明らかにすることは、今後のプロセスに影響を及ぼすおそれがあるため、差し控えたいと思います。
鈴
鈴木馨祐#10
○鈴木(馨)委員 今おっしゃったように、様々な評価、議論があるわけであります。しっかりこれから見極めをしていただきたい。これは全ての申請国についてそうでありますけれども、その点、よろしくお願い申し上げたいと思います。
次に、台湾についてでありますけれども、資料を御覧いただきたいと思うんですが、席上配付しておりますこの資料は、いわゆる交流協会のホームページということで、これは実質的には日本の政府とも密接な関係がある機関と承知しておりますけれども、ここで、台湾のTPP加入申請時の当時の外務大臣、茂木外務大臣だったと承知していますけれども、のコメントというものが掲載をされています。
この中で、下線を一部引いておりますけれども、例えば、下線の二つ目、三つ目、台湾はこれまでも加入申請へ向けた様々な取組を公にしてきている、そして、そのような台湾が今般加入申請を提出したことを我が国としてまず歓迎したい、そして、その上で、台湾のようなエコノミーがTPP11のこうした高いレベルを完全に満たす用意ができているかについてはしっかりと見極めをしていく、こういった当時の外務大臣としてのコメントが掲載をされておりますが、これらについての現時点での外務省としての認識を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →次に、台湾についてでありますけれども、資料を御覧いただきたいと思うんですが、席上配付しておりますこの資料は、いわゆる交流協会のホームページということで、これは実質的には日本の政府とも密接な関係がある機関と承知しておりますけれども、ここで、台湾のTPP加入申請時の当時の外務大臣、茂木外務大臣だったと承知していますけれども、のコメントというものが掲載をされています。
この中で、下線を一部引いておりますけれども、例えば、下線の二つ目、三つ目、台湾はこれまでも加入申請へ向けた様々な取組を公にしてきている、そして、そのような台湾が今般加入申請を提出したことを我が国としてまず歓迎したい、そして、その上で、台湾のようなエコノミーがTPP11のこうした高いレベルを完全に満たす用意ができているかについてはしっかりと見極めをしていく、こういった当時の外務大臣としてのコメントが掲載をされておりますが、これらについての現時点での外務省としての認識を伺いたいと思います。
日
日下部英紀#11
○日下部政府参考人 お答え申し上げます。
委員御指摘の日本政府の立場については、現在においても変更はないところでございます。
また、先ほど申し上げましたとおり、加入手続につきましては、CPTPPの締約国のコンセンサスで意思決定されることとなっておりまして、現時点で具体的な評価を明らかにすることは、今後のプロセスに影響を及ぼすため、差し控えたいと思います。
その上で、CPTPP参加国は、昨年十月の閣僚共同声明において、協定のハイスタンダードなルール及び包括的な市場アクセスのコミットメントを満たしかつ遵守することができ、また、貿易のコミットメントを遵守する行動を示してきたエコノミーによるCPTPPの拡大を支持すること等を確認したところでございます。
我が国としましては、こうしたCPTPP参加国間での議論も踏まえつつ、引き続き、戦略的観点や国民の理解を踏まえながら対応していきたいと考えているところでございます。
この発言だけを見る →委員御指摘の日本政府の立場については、現在においても変更はないところでございます。
また、先ほど申し上げましたとおり、加入手続につきましては、CPTPPの締約国のコンセンサスで意思決定されることとなっておりまして、現時点で具体的な評価を明らかにすることは、今後のプロセスに影響を及ぼすため、差し控えたいと思います。
その上で、CPTPP参加国は、昨年十月の閣僚共同声明において、協定のハイスタンダードなルール及び包括的な市場アクセスのコミットメントを満たしかつ遵守することができ、また、貿易のコミットメントを遵守する行動を示してきたエコノミーによるCPTPPの拡大を支持すること等を確認したところでございます。
我が国としましては、こうしたCPTPP参加国間での議論も踏まえつつ、引き続き、戦略的観点や国民の理解を踏まえながら対応していきたいと考えているところでございます。
鈴
鈴木馨祐#12
○鈴木(馨)委員 私もいろいろな国の方々とも議論しますけれども、このCPTPPは、価値というところ、あるいは戦略性というところ、当然貿易に関してもそうでありますけれども、そういった価値であったり戦略性というところが非常に重視をされている非常に大事な枠組みという認識がかなり強いと思います。これからの拡大においても、しっかりとそういった高いスタンダードを維持する、あるいは日本の国益ということもしっかりと考えていく必要があるのであろうと思います。
今、過去のこれまでのいろいろな流れというもの、そういったものを踏まえて判断するような話もありましたけれども、例えば、中国であったら、WTOについても加入する前と後で若干その行動が変わってくるようなこともありますので、そういったことがないような形に、是非、外務省としても、しっかりと見極めをしていただく中で、国益という観点をしっかりと腹に据えて、関係各国との今後の拡大に向けての調整を進めていただきたいと思っております。
特に、今後のCPTPPの拡大は日本にとっても極めて大事な問題でありますので、最後に大臣に伺いたいと思います。
台湾についてあえて申し上げたいと思いますけれども、日本として台湾の加入というものをどう考えているのか、あるいは、台湾の加入に向けてほかの関係国に働きかけをしていくという考えはあるのかどうか、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →今、過去のこれまでのいろいろな流れというもの、そういったものを踏まえて判断するような話もありましたけれども、例えば、中国であったら、WTOについても加入する前と後で若干その行動が変わってくるようなこともありますので、そういったことがないような形に、是非、外務省としても、しっかりと見極めをしていただく中で、国益という観点をしっかりと腹に据えて、関係各国との今後の拡大に向けての調整を進めていただきたいと思っております。
特に、今後のCPTPPの拡大は日本にとっても極めて大事な問題でありますので、最後に大臣に伺いたいと思います。
台湾についてあえて申し上げたいと思いますけれども、日本として台湾の加入というものをどう考えているのか、あるいは、台湾の加入に向けてほかの関係国に働きかけをしていくという考えはあるのかどうか、伺いたいと思います。
林
林芳正#13
○林国務大臣 我が国にとって、台湾は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係を有する極めて重要なパートナーであります。台湾は、かねてからCPTPPへの加入申請に向けた様々な取組を公にしてきていると承知しております。そうした台湾が加入申請を提出したことを我が国として歓迎しております。
その上で、加入手続については、CPTPPの締約国のコンセンサスで意思決定されることとなっておりまして、加入申請を提出したエコノミーの扱いについては、他のCPTPP参加国ともよく相談する必要があります。
このため、我が国としては、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広めていくというCPTPPの意義を参加国と共有しながら、戦略的観点、そして国民の理解、こうしたことを踏まえながら、CPTPPの議論を主導していきたいと考えております。
この発言だけを見る →その上で、加入手続については、CPTPPの締約国のコンセンサスで意思決定されることとなっておりまして、加入申請を提出したエコノミーの扱いについては、他のCPTPP参加国ともよく相談する必要があります。
このため、我が国としては、ハイスタンダードでバランスの取れた二十一世紀型の新たな共通ルールを世界に広めていくというCPTPPの意義を参加国と共有しながら、戦略的観点、そして国民の理解、こうしたことを踏まえながら、CPTPPの議論を主導していきたいと考えております。
鈴
鈴木馨祐#14
○鈴木(馨)委員 今大臣がおっしゃったように、国民の理解、国益の観点が非常に大事であろうと思いますので、是非とも今後ともそういった姿勢で交渉に臨んでいただきたいということを申し上げた上で、質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →ありがとうございました。
黄
吉
吉田宣弘#16
○吉田(宣)委員 おはようございます。公明党の吉田宣弘でございます。
早速質問に入らせていただきます。
まず、日米宇宙協力に関する枠組み協定について質問をいたします。
本協定は、アルテミス計画を含め、日本も積極的に参加するために日米間で取り決められた協定です。アルテミス計画は、宇宙飛行士を再び月に送る計画で、アメリカが中心となって進め、日本やヨーロッパなども参画をしているとお聞きをしております。
そこで、まず端的に、日本としてこのアルテミス計画に積極的に参加する意義について、外務省から説明をお願いしたいと思います。
この発言だけを見る →早速質問に入らせていただきます。
まず、日米宇宙協力に関する枠組み協定について質問をいたします。
本協定は、アルテミス計画を含め、日本も積極的に参加するために日米間で取り決められた協定です。アルテミス計画は、宇宙飛行士を再び月に送る計画で、アメリカが中心となって進め、日本やヨーロッパなども参画をしているとお聞きをしております。
そこで、まず端的に、日本としてこのアルテミス計画に積極的に参加する意義について、外務省から説明をお願いしたいと思います。
市
市川恵一#17
○市川政府参考人 お答え申し上げます。
アルテミス計画は、米国が提唱した、将来的な火星探査を視野に入れた国際的な月探査計画でございます。我が国も、二〇一九年十月に同計画に参画することを決定したところでございます。
同計画の下で、日米間では、既に月面探査関連の協力を始めとする様々な協力が予定されておりまして、これらの協力を迅速かつ効率的に実施するためにも、日米間の宇宙協力を行う際の基本事項を定める本協定の締結は極めて重要であると考えているところでございます。
本協定は、共同活動は平和的目的のための活動でございまして、全ての活動は国際法を含む全ての法令に従う旨規定していることから、本協定の下で行う全ての活動は、日本国憲法が定める平和主義の理念に合致し、かつ、国連憲章等にも従って行うこととなるところでございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →アルテミス計画は、米国が提唱した、将来的な火星探査を視野に入れた国際的な月探査計画でございます。我が国も、二〇一九年十月に同計画に参画することを決定したところでございます。
同計画の下で、日米間では、既に月面探査関連の協力を始めとする様々な協力が予定されておりまして、これらの協力を迅速かつ効率的に実施するためにも、日米間の宇宙協力を行う際の基本事項を定める本協定の締結は極めて重要であると考えているところでございます。
本協定は、共同活動は平和的目的のための活動でございまして、全ての活動は国際法を含む全ての法令に従う旨規定していることから、本協定の下で行う全ての活動は、日本国憲法が定める平和主義の理念に合致し、かつ、国連憲章等にも従って行うこととなるところでございます。
以上でございます。
吉
吉田宣弘#18
○吉田(宣)委員 平和目的が強く打ち出されて、日本として、外務省として認識をされていることに非常に安心をしますし、是非その点を踏み外さずにお願いしたいと思います。
その上で、次に、本協定締結以前の、これまでは、JAXAやNASAなどの日米の実施機関の間で個別の協力を行うたびに、そのたびたびに政府間で国際約束を締結してきたと説明をお聞きしております。非常に手間がかかっていたんだろうなと推察をいたしますが、では、この協定の締結により、協力がより迅速に実施されることが期待されるわけですけれども、具体的にどのように迅速化がされるのかについて、外務省から改めて説明をお聞きしたいと思います。
この発言だけを見る →その上で、次に、本協定締結以前の、これまでは、JAXAやNASAなどの日米の実施機関の間で個別の協力を行うたびに、そのたびたびに政府間で国際約束を締結してきたと説明をお聞きしております。非常に手間がかかっていたんだろうなと推察をいたしますが、では、この協定の締結により、協力がより迅速に実施されることが期待されるわけですけれども、具体的にどのように迅速化がされるのかについて、外務省から改めて説明をお聞きしたいと思います。
市
市川恵一#19
○市川政府参考人 お答え申し上げます。
これまで日米間では、打ち上げを伴うような大規模な宇宙協力を実施する際には、ただいま御指摘がありましたように、一九九五年に締結されました日米宇宙損害協定を適用すべく、個別の宇宙協力ごとに政府間で国際約束を締結してきたところでございます。
本協定の締結によりまして、実際に宇宙協力を実施する機関が個別の協力ごとに本協定の基本事項に従って実施取決めを作成することが可能となることから、今後の様々な協力を実施するための手続が迅速化し、ひいては協力も効率化することが期待される、このように考えているところでございます。
この発言だけを見る →これまで日米間では、打ち上げを伴うような大規模な宇宙協力を実施する際には、ただいま御指摘がありましたように、一九九五年に締結されました日米宇宙損害協定を適用すべく、個別の宇宙協力ごとに政府間で国際約束を締結してきたところでございます。
本協定の締結によりまして、実際に宇宙協力を実施する機関が個別の協力ごとに本協定の基本事項に従って実施取決めを作成することが可能となることから、今後の様々な協力を実施するための手続が迅速化し、ひいては協力も効率化することが期待される、このように考えているところでございます。
吉
吉田宣弘#20
○吉田(宣)委員 協力が迅速化することによって、スピード、これも、時間も非常に大切ですので、非常に意義があることだというふうに高く評価いたしますし、また、火星を視野に入れているという意味では、改めて、人類の歴史においては、私は非常に夢がある協定であるというふうに思っております。どうかよろしくお願いいたします。
次に、二国間航空協定に関する日・EU協定について質問をいたします。
この協定を締結することによって、既存の二国間航空協定においてEU構成国のEU航空企業の定期便運航が可能になるとお聞きをいたしました。
具体的には、あくまで例えでございます、個別の国名を挙げますけれども、あくまで例えでございますのでお許しいただいた上で、例えば、日本と二国間航空協定が結ばれていないポルトガルの航空会社が、日本と二国間協定を結んでいるフランスからなら日本に定期便の運航が可能になる、そのように理解をいたしました。
私の理解は正しいのかも含めて、補足がありましたら、それも併せて外務省から答弁をお願いしたいと思います。
この発言だけを見る →次に、二国間航空協定に関する日・EU協定について質問をいたします。
この協定を締結することによって、既存の二国間航空協定においてEU構成国のEU航空企業の定期便運航が可能になるとお聞きをいたしました。
具体的には、あくまで例えでございます、個別の国名を挙げますけれども、あくまで例えでございますのでお許しいただいた上で、例えば、日本と二国間航空協定が結ばれていないポルトガルの航空会社が、日本と二国間協定を結んでいるフランスからなら日本に定期便の運航が可能になる、そのように理解をいたしました。
私の理解は正しいのかも含めて、補足がありましたら、それも併せて外務省から答弁をお願いしたいと思います。
中
中込正志#21
○中込政府参考人 お答え申し上げます。
我が国は、EU構成国、例えばフランスとの間で締結している二国間航空協定におきましては、原則として、定期便を運航できる航空企業は締約国の航空企業に限られているということでございます。しかしながら、EU域内では、いわゆるEU航空企業が国籍を問わず自由に運航を行っております。
今回御審議をお願いしています協定におきましては、このようなEU側の現状を踏まえまして、我が国とEU構成国との間の既存の二国間航空協定の下においてもEU航空企業が定期便を運航できるようにするものでございます。
したがいまして、今委員の方から御質問がございました具体例に即して言えば、EU航空企業でありますポルトガルの航空会社が、本協定に従い、日仏、日本とフランスとの航空協定の下で定期便を運航することが可能になるということでございます。
一方、この協定が締結されましても、我が国とEU構成国との間の既存の二国間航空協定の下での、我が国と相手国それぞれの定期航空業務の路線あるいは便数等の輸送力に対する制限に変更はございません。
ですので、今御質問がありました具体例に即して申し上げますと、例えば、ポルトガルの航空会社が、日本とフランスの航空協定の下で設定されております路線や便数の範囲内で運航する、こういうことになるものでございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →我が国は、EU構成国、例えばフランスとの間で締結している二国間航空協定におきましては、原則として、定期便を運航できる航空企業は締約国の航空企業に限られているということでございます。しかしながら、EU域内では、いわゆるEU航空企業が国籍を問わず自由に運航を行っております。
今回御審議をお願いしています協定におきましては、このようなEU側の現状を踏まえまして、我が国とEU構成国との間の既存の二国間航空協定の下においてもEU航空企業が定期便を運航できるようにするものでございます。
したがいまして、今委員の方から御質問がございました具体例に即して言えば、EU航空企業でありますポルトガルの航空会社が、本協定に従い、日仏、日本とフランスとの航空協定の下で定期便を運航することが可能になるということでございます。
一方、この協定が締結されましても、我が国とEU構成国との間の既存の二国間航空協定の下での、我が国と相手国それぞれの定期航空業務の路線あるいは便数等の輸送力に対する制限に変更はございません。
ですので、今御質問がありました具体例に即して申し上げますと、例えば、ポルトガルの航空会社が、日本とフランスの航空協定の下で設定されております路線や便数の範囲内で運航する、こういうことになるものでございます。
以上でございます。
吉
吉田宣弘#22
○吉田(宣)委員 御答弁ありがとうございます。
非常に分かりやすくお答えいただいたと思って感謝します。バランスもしっかり配慮されていることがよく分かりました。よろしくお願いいたします。
次に、この協定によって、日本とEUとの航空関係の安定的な発展に向けた基盤が整備されることになると期待をしております。これを機に、新たに二国間航空協定の締結が促進されるべきと考えますけれども、外務省の見解をお聞かせいただければと思います。
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次に、この協定によって、日本とEUとの航空関係の安定的な発展に向けた基盤が整備されることになると期待をしております。これを機に、新たに二国間航空協定の締結が促進されるべきと考えますけれども、外務省の見解をお聞かせいただければと思います。
中
中込正志#23
○中込政府参考人 お答え申し上げます。
二国間航空協定に関する日・EU協定でございますけれども、我が国とEU構成国との間の既存の二国間航空協定の特定の規定を我が国とEUとの間の航空関係の現状を踏まえた内容とすることで、今御指摘がありましたとおり、日・EU航空関係の安定的な発展に向けた基盤を整備するものでございます。
EU構成国との間で新たに締結する二国間航空協定につきましては、各協定の下においていわゆるEU航空企業が運航できる内容とするということとしておりますけれども、昨年四月にこの協定の交渉の実質合意がされましたことを受けまして、既に、クロアチアそれからチェコとの間で二国間航空協定の交渉が再開されたという経緯がございます。
その他の新たなEU構成国との二国間航空協定につきましても、定期航空路線開設に対する需要の見込みなども踏まえつつ、締結を検討してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →二国間航空協定に関する日・EU協定でございますけれども、我が国とEU構成国との間の既存の二国間航空協定の特定の規定を我が国とEUとの間の航空関係の現状を踏まえた内容とすることで、今御指摘がありましたとおり、日・EU航空関係の安定的な発展に向けた基盤を整備するものでございます。
EU構成国との間で新たに締結する二国間航空協定につきましては、各協定の下においていわゆるEU航空企業が運航できる内容とするということとしておりますけれども、昨年四月にこの協定の交渉の実質合意がされましたことを受けまして、既に、クロアチアそれからチェコとの間で二国間航空協定の交渉が再開されたという経緯がございます。
その他の新たなEU構成国との二国間航空協定につきましても、定期航空路線開設に対する需要の見込みなども踏まえつつ、締結を検討してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
吉
吉田宣弘#24
○吉田(宣)委員 二国間協定を進めることによって、更なる直行便というふうなものを増やしていただければ、それだけ日本とEUの関係性が私はよくなると思うし、友好も進むと思うし、経済的な発展も見込めるんじゃないかと思いますので、是非お願いしたく存じます。
次に、サイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書について、関連をして質問をいたします。
サイバー犯罪を取り締まる必要性は、私は年々高まってきていると思っております。先日、外務委員会において、私は、ロシアによるウクライナ侵略において、頻繁にサイバー攻撃が繰り返され、ウクライナ国内の混乱に乗じて軍事侵攻を有利に進めるハイブリッド戦が展開されていることを紹介し、サイバーに対する備えについて質問をさせていただきました。国家安全保障戦略においても、サイバー分野に対する体制整備の強化がうたわれているところでもございます。
また、サイバーは、戦争の手段として用いられるだけでなく、例えば、情報やシステムそのものを人質に取って身の代金を要求するような経済犯罪にも利用され、国外から犯行が行われることも多いことから、国際的な枠組みをより深化させる必要性も高まっていると私は思っております。
本条約の第二追加議定書は、今申し上げた、時代と世界が強く求めるところであり、公明党として強く支持いたします。
事前に御説明いただきましたところ、この第二追加議定書は、二〇二三年、本年四月時点で未発効とのことです。早期の発効に向けて、本委員会でも承認を望むところでございます。
その上で、サイバー犯罪は世界中のどこからでも実行できる犯罪でございますから、親条約であるサイバー犯罪に関する条約の締約国の拡大をする取組、これを外務省に強く期待するところでございます。その上で、林外務大臣の見解をお聞かせいただければと思います。
この発言だけを見る →次に、サイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書について、関連をして質問をいたします。
サイバー犯罪を取り締まる必要性は、私は年々高まってきていると思っております。先日、外務委員会において、私は、ロシアによるウクライナ侵略において、頻繁にサイバー攻撃が繰り返され、ウクライナ国内の混乱に乗じて軍事侵攻を有利に進めるハイブリッド戦が展開されていることを紹介し、サイバーに対する備えについて質問をさせていただきました。国家安全保障戦略においても、サイバー分野に対する体制整備の強化がうたわれているところでもございます。
また、サイバーは、戦争の手段として用いられるだけでなく、例えば、情報やシステムそのものを人質に取って身の代金を要求するような経済犯罪にも利用され、国外から犯行が行われることも多いことから、国際的な枠組みをより深化させる必要性も高まっていると私は思っております。
本条約の第二追加議定書は、今申し上げた、時代と世界が強く求めるところであり、公明党として強く支持いたします。
事前に御説明いただきましたところ、この第二追加議定書は、二〇二三年、本年四月時点で未発効とのことです。早期の発効に向けて、本委員会でも承認を望むところでございます。
その上で、サイバー犯罪は世界中のどこからでも実行できる犯罪でございますから、親条約であるサイバー犯罪に関する条約の締約国の拡大をする取組、これを外務省に強く期待するところでございます。その上で、林外務大臣の見解をお聞かせいただければと思います。
林
林芳正#25
○林国務大臣 現在、サイバー犯罪に関する条約の締約国数は六十八か国でありますが、サイバー犯罪の手法や技術が日々進歩している中で、国境を越えるサイバー犯罪に効果的に対処するため、より多くの国がサイバー犯罪に関する条約を締結することはまさに有意義であると考えております。
ただし、同条約を締結するためには、一定の国内法令の整備、また法執行当局の対処能力が求められるため、同条約を締結していない諸国の中には、こうした点に課題を抱えている場合があるわけでございます。
こうした観点から、我が国は、国連薬物犯罪事務所、また国際刑事警察機構等が実施主体となるプロジェクトへの拠出を通じまして、特にアジア諸国を中心とするサイバー犯罪対策分野における能力構築支援プロジェクトに力を入れております。
こうした支援を通じまして、サイバー犯罪対策の重要性に関する共通理解が広まり、そして各国の法執行当局の対処能力が向上することで、サイバー犯罪に関する条約の更なる普及、これにつなげてまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →ただし、同条約を締結するためには、一定の国内法令の整備、また法執行当局の対処能力が求められるため、同条約を締結していない諸国の中には、こうした点に課題を抱えている場合があるわけでございます。
こうした観点から、我が国は、国連薬物犯罪事務所、また国際刑事警察機構等が実施主体となるプロジェクトへの拠出を通じまして、特にアジア諸国を中心とするサイバー犯罪対策分野における能力構築支援プロジェクトに力を入れております。
こうした支援を通じまして、サイバー犯罪対策の重要性に関する共通理解が広まり、そして各国の法執行当局の対処能力が向上することで、サイバー犯罪に関する条約の更なる普及、これにつなげてまいりたいと思っております。
吉
吉田宣弘#26
○吉田(宣)委員 世界各国、様々な状況があろうかと思います。なかなか体制を整備しようとしても難しい国もあろうかと思います。外務省の方でお力をいただき、そういった国を支援する形で、サイバー犯罪に関する条約の締約国が拡大するように、是非よろしくお願いしたいと思います。
さて、先月末に、日中防衛当局間ホットラインが、日中双方における器材の設置及び回線の敷設を完了し、設置をされたとお聞きをいたしました。今後、日中防衛当局間において、日中防衛当局間ホットラインの運用が開始することとなります。
山口那津男公明党代表も、訪中の機会を得るごとに、海空の連絡メカニズムの確立を急ぐべきと中国側に働きかけてきたこともありますが、こうした流れの中でホットラインができたことについて、誠に画期的である、併せて、防衛省の取組に感謝を申し上げたいと思います。
そこで、不測の事態を未然に防ぐ本来の役割が果たせるように、意思疎通を密にして、協力の質を高めていただきたく存じますが、最後に、防衛省政務官、今日は、木村政務官、わざわざお忙しいところありがとうございます、お越しいただいておりますので、防衛省政務官から、ホットライン運用への決意をお聞きしたく存じます。
この発言だけを見る →さて、先月末に、日中防衛当局間ホットラインが、日中双方における器材の設置及び回線の敷設を完了し、設置をされたとお聞きをいたしました。今後、日中防衛当局間において、日中防衛当局間ホットラインの運用が開始することとなります。
山口那津男公明党代表も、訪中の機会を得るごとに、海空の連絡メカニズムの確立を急ぐべきと中国側に働きかけてきたこともありますが、こうした流れの中でホットラインができたことについて、誠に画期的である、併せて、防衛省の取組に感謝を申し上げたいと思います。
そこで、不測の事態を未然に防ぐ本来の役割が果たせるように、意思疎通を密にして、協力の質を高めていただきたく存じますが、最後に、防衛省政務官、今日は、木村政務官、わざわざお忙しいところありがとうございます、お越しいただいておりますので、防衛省政務官から、ホットライン運用への決意をお聞きしたく存じます。
木
木村次郎#27
○木村大臣政務官 お答えいたします。
日中防衛当局間ホットラインの設置は、日中防衛当局間における海空連絡メカニズムの目的である防衛当局間における信頼醸成や不測事態の回避などを図る上で、極めて大きな意義を有するものと考えております。
本ホットラインは、日中防衛当局間の専用回線であり、確実かつ円滑な通話が可能となります。今後、このホットラインをしっかりと運用することにより、中国側とより緊密な意思疎通を図り、信頼醸成や不測事態の回避に努めてまいります。
この発言だけを見る →日中防衛当局間ホットラインの設置は、日中防衛当局間における海空連絡メカニズムの目的である防衛当局間における信頼醸成や不測事態の回避などを図る上で、極めて大きな意義を有するものと考えております。
本ホットラインは、日中防衛当局間の専用回線であり、確実かつ円滑な通話が可能となります。今後、このホットラインをしっかりと運用することにより、中国側とより緊密な意思疎通を図り、信頼醸成や不測事態の回避に努めてまいります。
吉
吉田宣弘#28
○吉田(宣)委員 御答弁ありがとうございます。
私は、日中関係の信頼関係が継続すること、強まることが国際秩序を維持し、平和の維持につながるというふうに繰り返し言っておりまして、是非、防衛省においても、その旨をお心に留めていただいて、適切な運用、そして日中関係の適切な構築、これに努めていただきたいとお願いを申し上げて、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →私は、日中関係の信頼関係が継続すること、強まることが国際秩序を維持し、平和の維持につながるというふうに繰り返し言っておりまして、是非、防衛省においても、その旨をお心に留めていただいて、適切な運用、そして日中関係の適切な構築、これに努めていただきたいとお願いを申し上げて、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
黄