決算委員会

1955-07-11 参議院 全174発言

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会議録情報#0
昭和三十年七月十一日(月曜日)
   午後二時九分開会
  ―――――――――――――
   委員の異動
本日委員八木幸吉君辞任につき、その
補欠として市川房枝君を議長において
指名した。
  ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   委員長     山田 節男君
   理事
           野本 品吉君
           岡  三郎君
           中川 幸平君
           石川 清一君
   委員
           石井  桂君
           小沢久太郎君
           大谷 瑩潤君
           西川彌平治君
           白井  勇君
           宮田 重文君
           飯島連次郎君
           久保  等君
           白川 一雄君
           市川 房枝君
  委員外議員
           八木 幸吉君
  政府委員
   防衛政務次官  田中 久雄君
   防衛庁経理局長 石原 周夫君
   防衛庁装備局長 久保 龜夫君
   建設省営繕局長 木村 惠一君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       池田 修蔵君
  説明員
   防衛庁調達実施
   本部長     武内 征平君
   会計検査院事務
   総局検査第二局
   長       上村 照昌君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○本委員会の運営に関する件
○昭和二十八年度一般会計歳入歳出決
 算(内閣提出)
○昭和二十八年度特別会計歳入歳出決
 算(内閣提出)
○昭和二十八年度政府関係機関決算報
 告書(内閣提出)
  ―――――――――――――
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山田節男#1
○委員長(山田節男君) ただいまから第二十七回決算委員会を開会いたします。
 議事に入る前に本日の理事会におきましてお諮り申し上げた事件について御報告申し上げます。
 第一には当委員会の今後の日程の問題でございます。本日は保安庁、ただいまの防衛庁関係を審議いたします。それから十二日の火曜日は農林省関係、それから十五日の金曜日の午後一時から日本開発銀行並びに厚生省の部を審議して頂きまして、それから来週の月曜日の十八日午後一時から国鉄関係を審議いたすことにいたします。それから各省の警告決議、審査報告書の議決でございますが、これを十九日を二十一日の木曜日に繰り延べまして、各省に対する警告決議及び審査報告、本会議における報告は、二十二日となっておりますのを二十七日の水曜日の本会議にいたす、大体かように理事会の方で申し合せをいたしました。その間来週中に防衛庁関係の横須賀の海上自衛隊の方の視察をするということになっておりますが、これは防衛庁の方と打ち合せをいたしまして、日程をきめて御報告申し上げる、こういうことになっております。なお、この間、日程がとれますれば、国鉄関係で問題になっておる鉄道会館、民衆駅の問題につきまして、これはもう数時間でもって視察できるような日程で、来週あるいは再来週中に御視察を願う、かように理事会におきましての申し合せができましたので、御報告申し上げて御了解を得たいと存じます。
 それから決算報告審査の結果、各省に対する警告決議というものでございますが、これは各行、あるいは特別会計、あるいは三公社のうちでどれに対して警告決議を発するかということにつきましては、目下専門員室等におきましていろいろ研究していただいておりますので、これが具体的にどことどこをやるべきかということが大体案ができましたら、委員会にお諮りして決定いたしたいと存じます。
 なお、閉会中にも引き続いて継続審査いたすべき事案についてもお諮りを申し上げたわけでありますが、従来より継続しております国鉄の民衆駅、外郭団体、日本郵便逓送株式会社、虎の門の土地の件、内部監査等がございますが、なお、これに加えて、防衛庁関係、ことに防衛庁の調達関係、農林脚の農業共済再保険、補助金等に関する事項につきまして継続調査事項としてきめておいたらいいじゃないか、こういう御意見がございまして、大体理事会で御了承を得たような次第でございまして、御報告申し上げます。
 以上申し上げました理事会の申し合せ事項につきまして御異議ございませんですか。
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白井勇#2
○白井勇君 私、経験が浅いので、決算委員会の審議の最後の取扱いの問題はどういうふうに扱うものか、はっきりしない点もあるのですが、今お話のような日程によりますと、継続審査になりますものは、今お読み上げになったようですが、そのほかのものは、警告決議とか、審査報告というような格好で、一応委員会で議決をして、本会議にかかるわけですな。そうしますと、今委員長からお話の継続審査以外のものは、何と言いますか、何か条件付きかもしれませんが、何か完了したことになるわけですな。
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山田節男#3
○委員長(山田節男君) 承認することですね。
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白井勇#4
○白井勇君 そういう扱いで決算委員会というものの建前としていいものか悪いものか。私は非常に疑義を持つのですが……。
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山田節男#5
○委員長(山田節男君) それは先ほどもちょっと理事会で申し上げたんですが、決算の報告書の審査の結果、いわゆるこれは承認議決するわけですな。ということは、会計検査院法によれば、会計検査院がこれを一応検査して、そうしてこの決算を確認――確認という言葉がある、確認して内閣に出すわけです。内閣はこの決算報告書を国会に出すわけです。内閣はこの決算報告書を国会に出す、それが当委員会に付託になるわけです。当委員会ではこれをどういう取扱をすべきかということは、これは、会計検査院で行い得ない、いわゆる政治的立場からこれを批判して、その所管の者に対しては政治的な責任を追及するということになっております。同時に、是正せしめる。これが当会のいわゆるわれわれが今やっておることなんです。なるほどこの会計検査院の報告書というものは、会計検査院が、一般会計特別会計、あるいは政府関係機関特別会計ですか、一応調べて、それで確認する、これまで確認はされておるわけです。しかし、それでは十分でない、やはり国会に提出しなければならぬというものは国会に提出して、国会の批判を仰ぐ。国会としては、大臣に対し、あるいは所管の者に対して政治的批判を加えて、是正しろというということをやっておるわけです。それをやりまして、この決算報告書というものを当委員会で承認するかしないか、これは先ほど私説明を省きましたが、ただいまの理事会でも、たとえばここでやった全部のものを承認すべきかどうかということについて、たとえば、その中の二、三のもので、いろいろな調査審議が完了しないものは、これはこの国会においては報告書に間に合わないかもしれない。そういうものは、これはたとえば次の臨時国会あるいは通常国会になってもやむを得ないじゃないか、一応これが完了して、是正もなし得る、それから政治的な責任追及も一応われわれがしたあとで承認するということを会議へ報告してもらうようにしたらどうか、これを一律に全部やるということはどうか……、今あなたのおっしゃったように、継続調査、その他全体的に見ても重要な部分で審査が完了していないものは、それだけは残してもやむを得ないじゃないか、こういう意見がありました。この点は各理事も大体御異議がないわけです。ですから、われわれとしては、先ほど申し上げたように、やはりこの決算報告書というものは、会計検査院が内閣に出しただけで、これがすべて終るわけではない。さらに、この法律に定めてあるように、国会に出しまして、われわれがこれを承認しなければ、所管大臣あるいは公社の最高責任者は責任が解除されない、こういう建前です。今までもそういうふうになっておりますが、少くとも、今日われわれとしては、それだけの明確な線を通していくべきじゃないか、かような御意見がありました。私もこれはきわめてもっともだと申し上げたので、実はそういう取扱いの建前で先ほど申し上げたわけです。
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白井勇#6
○白井勇君 私の考えとしましては、決算委員会というものは、まだ何と言いますか、継続審査の場合はもちろんですが、店は閉じちゃいかんという考えです。店はいつでも開いておかなければならぬ。この間からずっと聞いておりますと、会計検査院が非常に弱いですね。二十七年度の場合に特に注意をした問題があって、五百何十件か一応再調査してみますと、わずかに三割だけは会計検査院から事後処理に行くからということであわててやっておる。ほかのものは多少手をかけておる程度で、最後の三分の一というものは全然ほったらかしだ、こういう格好ですね。二十八年度の分でもこまかい問題というのは、これからこうさせるというのばかりで、こうしたというものは少いですね。だから解決しないものが多いわけです。私たちは少くも一通りやったわけですが、これは重要なことを今委員長のお話しのように、継続審査もちろん大事でありましょうけれども、ほかの問題も、その後の各省の事後処理の経過というものをずっと見きわめてもらいたい。そうしておりますと、いずれ二十九年度の決算というものが出てくるだろう、そういう段階と見合せて、この今御予定になっております各省に対する警告決議とか、承認云々という問題は、そういう段階になってからあげるべき筋合のものであって、一応二十八年度のは七月のなかばにおいて、特殊なものを除いては、一応完了して店なをしめるのだと、こういうことになっては、会計検査院としても、もうなかなかあと事後処理の問題を出した場合に非常に弱いのではないか。とにかく各省では決算委員会においてまだ承認がされないのだからと、こういう格好に、やはりここはいつも店を開いていて、いつでも何と言いますか、情勢判断において、仕事がやれるようなことにしておきませんと、どうもまずいのじゃないかと思います。
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山田節男#7
○委員長(山田節男君) 今の私の説明が足りなかったかもしれませんが、一応二十八年度の決算報告をここで承認するしない、そういうことについても先ほど申し上げたように、不明確だ、承認しないものも、承認できないものもある。承認するにしてもこれは次の国会においてまたやらなければならない。もう一つ先ほど委員から強い発言がありました。たとえば会計検査院が早期検査をやっております。早期検査ならば、これは先ほど申し上げましたように、休会中も決算委員会を開きますから、この決算委員会はずっとあるわけです。休会中にも、早期検査を取り上げて、二十八年度の一応われわれが承認し得るものは承認しておいて、残るものは残さざるを得ないのだ。そういう残っているものについては、今のような継続調査で、いろいろそういう問題を究別して、たとえば還付金の問題であるとか、その他ここで特に問題になっているものが順次実行されてくれば、その時期にきて、その省なり公社に対して承認しよう。こういうようにしたわけです。ですから今の私の申し上げたのは、決してこれで報告してしまえば決算委員会の機能が休むのじゃなくて、ずっと休会中もやるわけです。先ほど申し上げたのですが、昨年のごときは十日間もやったような気がするのですが、少なくとも五日ないし一週間はやってて、この問題点はやはり、ことに会計検査院が非常に実績をあげた早期検査、これはどうしてもわれわれも並行的にここへ出してもらってそれも審議していく、そうすれば二十八年度は終えてすぐに二十九年度の実態がどうだということがわれわれは把握できますから、そういうようなことはもちろん当委員会で継続してやるという意味で、実は先ほど申し上げたわけです。ですから今あなたのおっしゃるように、これはごもっともでもあり、先に理事会でも同じような御意見がでまして、もちろんこれはそれを承認して先のような申し合せになったので御了承願います。
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白井勇#8
○白井勇君 くどいようですけれども、しまいの方の今の二十一日、二十七日の予定のこういうことは、まあ大体二十九年度の決算が出てくる段階に入ってやる方がどうも妥当じゃないかという、私はそういう気持ですが……。
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山田節男#9
○委員長(山田節男君) 二十九年度のやつはおそらく早くて年内に内閣へ出して、われわれの手元へは一月。昨年は会計検査院が勉強をされて、昨年末にこれはできて、われわれのところにたしか一月末にここへきたわけです。今年も非常に会計検査院が努力してくれましても、おそらく二十九年度の決算報告は来年の早々一月に出てくるでしょう。それではどうも、それまでこれをほっとくわけにはいきませんから、一応承認すべきものは承認して、それから今国会で承認しなかったものも、できれば特別国会、あるいは通常国会には承認できるまでにいろいろ残された審査をやりたい。そうしてその間に今の早期検査でもって、二十九年度のやつは会計検査院でいろいろ報告を出させますから、二十九年度の決算報告が出る前に、締めくくりをするまでに、少なくとも早期検査はこっちへ報告をさせて、二十八年の承認した事項と、二十九年度と合せて比較検討できるのじゃないか、私はそういうように思うのです。ですから議事の進行上、そういうようにはかっていきたい……。
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白井勇#10
○白井勇君 私は経験もありませんから、くどく申し上げる必要はありませんけれども、事前検査とか早期検査というものはごく一部しかやれない。今やっておりますのはわずかに補助金だけなんですし、ほかのものを一応まあ二十一日なり二十七日までにやられるという、この事項にありまするこうします、ああしますというのは、全部わかって、大体見通しがついているという段階に入っている現状であれば、私もこういうものに特殊な条件をつけてお上げになるということもけっこうだと思いますが、大部分のものは未解決なんです。やはり事後の解決をいかにつけるということが少いものだけなんです。そうすると、大部分のものは完了しておらぬ、そうするといくら会計検査院が事後処理の問題について督励してやってみても、一応国会の方で――これは衆議院の方でも上げましょうが、そういう格好になるということが、どうも芳ばしくないのじゃないかという私は気持だけです。
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山田節男#11
○委員長(山田節男君) これは先ほど来、いわゆるおざなりではいけない、それから政府あるいは政府関係機関も、ただここへ来て頭を下げればいいのだということでは済まないのだ、そうすべきじゃないということが強く言われて、いろいろ論議がありました。あなたのおっしゃることもまことに同感です。だけれども、一応けりをつけて、未完成のものをけりをつけるのじゃなく、やはり今申し上げたように、この中であるものに対しては、特にこういう点がいかぬ、これをなるべく早く是正しろという警告決議をつけて、所管大臣も呼んでやり、それほどでもないわれわれ一応審議を終って見通しのつくものは直ちに解決する、残るものは継続していく。そうして次の国会で承認することはやむを得ないのじゃないか。それですから大体今あなたの御希望の線に沿って、理事会として申し合せたものは、あなたの御趣旨に反しないと思い捜す。どうぞその点で御了承願いたいと思います。
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久保等#12
○久保等君 私も理事会でいろいろ検討されて満場一致で、きまったということなら、あえて固守はしないのですが、やはりこの日程を見て私の感ずることは、今白井委員の言ったようなやはり気がするのです。当決算委員会が非常に精力的に二十八年度の決算報告を扱って今日に来たのですが、しかしあの膨大な二十八年度の不正不当事項、の内容の点について、やはりわれわれ振り返って今日までの審査を考えてみた場合に、どうしてもやはり時間が十分でない関係から、非常にたくさん何十件と不正不当事項とされているところが、数件程度にとどまっているわけです。大体同じ事件がせいぜい二日か――三日にわたったところもあまりないと思いますが、そういう程度の審議でひとわたりやって来た。しかしやはり継続審査なり継続調査であとへ問題を残すのだと言っているけれども、二十八年度の決算報告の中では実はそういう問題こそ最重要問題であったと思うし、検査の対象として――いや、そういう問題は継続するが、やはり決算報告にはそういう問題に対して承認を与えたのだ、そこにやはり何か私は形の上から言っても、若干どうもつじつまが合わぬのじゃないかという気がいたします。やはり決算報告で承認を与えたということになれば、あとはほんの特殊の問題をとり上げて、それを継続調査するのだということなら話がわかるのだけれども、一、二でなくて主たる山になっている問題はすべて今後の継続調査なり二十九年度の決算報告に関連してやっていくのだという点では、ちょっとその点が不分明のような気もするし、ここでわれわれが完全に承認を与えられないような問題は補助金問題等についても非常にたくさんあるわけです。そういう問題を一応切り離して、今後に残すのだということも言われて、二十八年度の決算報告で承認を与える問題というのは、まあどちらかと言えば、そう大した、決算委員会で問題にしなくてもいいような問題だと思うのですね、しかし国会において承認を与えたということになれば、各省の立場からすれば二十八年度の決算報告は国会の承認を得たということに少くとも私はなると思うのでありますが、先ほど来、いろいろ御意見も出ておりますが、私はやはり本来ならば決算委員会というものは、この決算委員会の審議の過程を通じて、訂正させるものは訂正させるというやはり措置がある程度とられて、しかしこれの完全に完結を待っておった、のでは二年も三年もかかる、そんなものに国会の審議のすべてを委せるというわけにいかぬから、ここらで一つきまりをつけて、その特殊問題について時機を見て報告を求めるという形で是正をさせる措置をとってゆくのが本筋じゃないか、ここで一わたり問題を審査をしたのですが、現状を聞き、不正、不当事項についてかくかくの件はこうすべきじゃないかという非常に強い当委員会としての決意を表明したと思うので、そんなことによってその後どういう措置をとられたかということについて、時間的にも主管各省に対してはちょっと無理だと思う、そういう注文をすることは。直ちに右から左というわけに参らない、ある程度改善の状況等もにらみ合せながら、やはり決算委員会としては最終的に承認を与えるならば、国会における最後の審査をする機関だけに、十分にその点は審議していって、いいのじゃないか、次の決算報宵も来年早々にならなければ出ないという状態であれば、必ずしも形式的な面までも完結してしまっておかなければならないという一体特別な事情というものはどういうことかということになってくると、ちょっとどうもせっかくここまで審査してきておるのですから、私ももうちょっと時間をかけて審議してもいいのじゃないかという気がするのです。というのは今までの審査の経過を見てみましても、非常に広範にわたり、不正、不当事項の問題のある省についても一応、一日きりか、特殊な場合には二日、あるいは三日にわたったところもほとんどないと思いますが、その程度の審議だったと思いますが、そのつど申し上げておるように、一応のほんとうの……一応本日のところ審議を打ち切るという程度にしてもらってということも、二、三回申し上げたこともあるのです。この日程を見ると一応きまりをつけるという形になっているのですが、きまりをつけて国会において承認されてしまったあとで、特殊な問題といっても、それが第何号、第何号という問題については、これはとにかく継続審査でやるのだということをはっきりしておればいいのですが、補助金の問題を初めとするという程度になってくると、ちょっとその辺ぼやけるという気がするのですが。
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山田節男#13
○委員長(山田節男君) だから最初申し上げたように、継続調査としての案件を従来のやつにまた四件分を加えて、これに関してたとえば補助金ならば各省と共通した問題であり、防衛庁、運輸省、農林省、たとえば農業共済再保険と、こういう特殊なものについては、一応それ以外においては承認するけれども、一応そういうものについてこれは二十八年度の決算報告の承認と別個に離して根本的な問題としてやろうというのであって、それからこれは急いてやるじゃないかということを言われますが、これは従来の決算報告を見ましても、なるほどこれはもう少しゆっくり一年春かけてやればいいじゃないかと思いますが、休会中に継続調査だけでも相当になるのです。特別国会ということになっても、これは非常に短い、通常国会といいまして毛、来年一月末にならなければ軌道に乗らぬ、そのうちに二十九年度は出てくるのじゃないか、こういうことになるのですから、実際議事の進行上、こういうふうにしたらいいということと、それからもう一つ御報告申し上げたいのは、例の補助金の適正化に関する法律案を明日の閣議で一応決定して、今週中にこれをもう一度出すというわけです。そうすればこの間大蔵委員会にかかるか、どこにかかるかわかりませんが、必ず連合審査を、一回二回の連合審査をしなければいけない、こういうことになりますから、ここに特にブランクができるのも、視察もありますし、それから補助金の法律案を今週中に出せばこれに対する審査もあるだろうしというので、そこを、ブランクを、特にあけたわけです。そうして二十九日までということにして、ですから、これは何も私が委員長をしておるだけにけじめをつけたいというのではなくて、けじめをつけるべきものはけじめをつけてやって、そのかわり基本的なものを、部分的でも重要な問題は不正事項と見なくちゃいかぬものはやはり取り上げて、おそらく今度の継続調査で、全部で九件になります。
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久保等#14
○久保等君 たとえば今ちょっと委員長が言われた農業共済再保険の問題にしても、本来ならばもう少し僕ら、政府そのものが、一体これほどまで当委員会でいろいろと意見が出ておる問題について、政府そのものが今後の問題についてどうこれを解決していこうという一体考え方を持っておるのかという問題についても、たまたまこの前の委員会で農政局長が出ておったので、農政局長なり、関係担当官から話を聞いたのですが、それで、ある程度納得というか、事情がわかったというところまではちょっと行きかねているのです。ところがその問題は継続調査でやるのだからいいじゃないかというのですが、そうなってくると、二十八年度の問題について、決算委員会で審議して一応ピック・アップして問題のあるのは一応出して、ピック・アップしていくのだという状態であるとすれば、なおさら二十八年度の決算報告書については審議が終ったというよりも、問題点を非常に強く抜き出してみるという状態にあるのじゃないかという気がするし、十分に審議して、それでかりに最後のここで議決をするとか、あるいは本会議に報告するという状態までのところへもっていっておけばいいと思うのです。それでたとえば次の通常国会の初頭にやるのだ、しかし実質的には審議はある程度終えたのだという状態にしておいてもいいと思うのです。ですから必ずしも国会の本会議にまで上げてしまうということを考えたところで、一月ならば一月いっぱいに必ず本会議まで上げてしまうのだという状態にするのは、いささかどうかと思ってね。自分自身長い過去の経験はありませんけれども、去年あたりから、二十六年度、二十七年度。二十八年度を今上げるという直前までに来ているというので精力的にこれは審議をしてきたわけですけれども、昭和二十八年度だけの一会計年度の分をとってみても、もう少しやっぱり重要なポイントそのものについてもお互いに審議する問題があるのじゃないかという気がするものですから、あえてそういうことを申し上げるのですがね。
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山田節男#15
○委員長(山田節男君) そのお考えごもっともです、私過去の経験からみても。ただこれを来年に入るまでやって、そうして休会中は継続調査をやり、またこれをほじくり出して臨時国会、特別国会あるいは通常国会、年末早々通常国会に入ると、すぐやれるかというと、実際それはなかなかだらだらというわけじゃないのですけれども、議員ももう非常に一つの何と言いますか、いつまでもやっておると……だからやはり思い切ってぱっとやって、つくところはつくというふうにしないと、政府の方もだらだらしたような気持になって、むしろ今のような警告決議かなんかで早急にこれを改めろと、そのかわりこれはわれわれも承認するけれども、こういう条件付だと、こういう工合にした方がしまるのじゃないか、こういうようなことで、私はこれから来年度までじっくりゆっくりやればいいじゃないかというけれども、実際やる上において……。
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白井勇#16
○白井勇君 その委員長のお気持よくわかりますけれどもね。これは今日理再会でも御審議願ったわけでしょうが、どうですか、もう一ぺん次の理事会かなんかで、おしまいの方の扱い方の問題だけで……、そうして全員で懇談会でも開いていただいて、もう一ぺん御相談願った方がやはり一人私だけでなしに、ほかにもやはり私と同じような考え方がありましょうし、考えた方がいいのじゃないかという気もするのですが。
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山田節男#17
○委員長(山田節男君) 政府としてはやはり、何と言うか、二十九年度も検査進行中であるし、それから問題はもう同時に二十九年にこれは入っておるわけですから、やはり事務を整理するという立場からすれば、これはもう二十八年度きりしかない問題ならば別問題として、二十九年度、三十年度まで進行している問題ですから、これだけ一生懸命にやって二十九年度はどうするのだと、これっきりじゃなくて、三十年度まで全部これは継続しているのですから、一応ここではその線については取り上げて、この問題はいかぬぞという警告を発する程度にしておいて、一応政治的な責任上、われわれがいろいろ審議したものの結果について承認せられるものは承認してやるというけじめをつけてやる、これは各省の大臣も、ただそれは何と言いますか、解除されたというわけじゃないけれども、われわれとしても、これはずっと来年の一月までやって、二月までやって、果してどれだけの成果が二十九年度の……。
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白井勇#18
○白井勇君 役所では解除されたと、一応参議院で通ったということは、これはもうほっとしてしまいますよ。それは幾ら会計検査院がなんとかと言ってみたって、それはだらだら、だらだら……、従来こういうふうに早く扱ってしまったという例があるのですか。
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山田節男#19
○委員長(山田節男君) ありますね。ただ二十六年度、二十七年度は、これはとにかく一緒になっちゃった、二十六年度、これは前から延ばされたのです。これはしかし私は決して――私もずいぶん長いことやっておりますが、これは前々回ぐらいの東君のときからでしたか、これも非常に決算がいろいろな問題が起きてしまったものですから、熱心になりまして、それから小林君、それから非常にこれは能率も上がるし、熱心になって来たんですよ、各委員が非常に熱心にやった。ことにまあこの国会においては、非常に皆さんから御協力していただいて、だから、さっさとやったというけれども、内容においては速記録を見ても予算委員会より多いのです。ですからそういう点御協力願ったということを感謝しておるわけです。ですから問題は、ただ、だらだらやって日にちをかけた方がいいか、あるいはもう急所だけを一応突いて、そうしてその他のものはどうのこうのといってみたところで、これはやっぱり根本的な問題に触れているものは、政府がとにかくこれはやってくれなきゃしょうがない。これは二十八年度について警告を発しておいて、二十九年度の決算報告するまでには、われわれはどういう結果になるかということをこれを非常に注視している。三十年度になったら実行予算においてこれはほんとうに一生懸命やれというくらいなことを言った方がむしろいいんじゃないかと思うのです。これはわれわれ見ておって、二十九年度はどうだ、三十年度になったらこれはもっとこの点を気をつけろというくらいなことをいった方が、これはむしろダイナミックで、この間の過去の死児のよわいを数えるようなことではいけないのであって、やはり過去を調べると同時に現在を有利にするようにした方がいいのじゃないか、決算委員会は生きるのじゃないか。
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白井勇#20
○白井勇君 全員で懇談会をやって下さい。
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山田節男#21
○委員長(山田節男君) それはいいですよ、だから、そういう御意見があれば。
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白井勇#22
○白井勇君 皆さんそれでいいというなら、われわれもそういうふうにいたしますし……。
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山田節男#23
○委員長(山田節男君) ではこの問題については、さらに懇談会でまた御協議願うということにしてよろしゅうございますか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山田節男#24
○委員長(山田節男君) それから次は御報告の事項ですが、八日の例のいわゆる補助金の不正使用に関する法律案――鳩山総理以下五人の閣僚が見えまして、本委員会が補助金行政に対して非常に固い決意を持っているということを目の前に見て、そうしてあの法律案も実は新聞にもありましたように行政罰にしてあの法案を出そうというような意見もどうやら消えかかって来て、明日の閣議に法案を、体刑を、七年を五年にして出して、大体これが閣議で承認をされて、今週中には国会に提出の運びになる見込みが多分にある、こういう実は報告がありまして、同時にこの参議院の決算委員会が、こういう方面について非常に間接、直接に応援したような形になっていることについて、実は非常に感謝しておるということを承わったわけであります。これが出ましたのちは、付託委員会は、どの委員会でありましょうとも、本委員会においてまた連合審査に加わる、こういうことも実は御了承得たわけであります。大体以上が理事会におきまする申し合せ事項の報告でございます。
  ―――――――――――――
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山田節男#25
○委員長(山田節男君) それでは議事に移ります。
 昭和二十八年度一般会計歳入歳出決算
 昭和二十八年度特別会計歳入歳出決算
 昭和二十八年度政府関係機関決算報告書を議題といたします。
 本日は保安庁の部を審議続行いたします。なお、検査報告事項は第十八号から第四十七号までであります。
 ただいまお見えになっているのは防衛庁の田中政務次官、石原経理局長、武内調達実施本部長、建設省から木村営繕局長、なお、会計検査院側は、上村検査第二局長がお見えになっております。
 それから、石原局長にお尋ねしますが、この間この批難事項については概略御説明があったように思うんですが、なお、何か補足して御説明の必要がございますか。
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石原周夫#26
○政府委員(石原周夫君) 前々回でございましたか、総括的に長官からのお話がございました。事務的に多少私どもが補足して申し上げましたけれども、特に今日追加して申し上げることはございません。
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山田節男#27
○委員長(山田節男君) それでは各委員の御質疑をお願いいたします。
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久保等#28
○久保等君 この不当事項の中で十八号ですが、これについてこの報告書に載っておりますところを見ますと、工事を実際やって完成をしておらなかったんだけれども、その代金の至福が早く支払われたという案件なんです。しかも会計検査院での検査当時にもまだ工事が完結しておらなかったというような報告になっておるようですが、この十八と、それから二十三ですか、やはり大体内容は同じような内容になっておるようですが、これについてのその後の事後措置といいますか、経過について御説明をもし何だったら伺いたいと思うのです。
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石原周夫#29
○政府委員(石原周夫君) この本件の会計検査院に指摘を受けましたことが生じましたのは、ただいま御質問の点よりはずれることになるかと思いますが、順序として申し上げておきますると、この年の十二月の三十一日を工事期間といたしまする契約をいたしまして、この年は比較的雪が早かったものでございますから、十二月三十一日以後の状況におきましては、相当積雪の深い状況でございまして、そのためにここに御指摘を受け、私の方で御説明をいたしておりますような工事の竣工につきましての精密なる検査をいたすことが不可能に相なったわけでございます。それで当庁といたしましては、その点につきましての若干の疑問があったものでございますから、もし雪が解けてまして十分にできていないということの場合におきましては、当然請負者の負担におきまして工事をいたすという念書を取りまして処理をいたしたわけであります。とけてみますると、そういうようなことでございましたので、その後工事をいたしたのでありますが、ちょうど留萌のキャンプといたしましては、この射撃場を使う以外に射撃場はございません。この射撃場の状況におきまして、すでに使用可能だったから演習訓練に使っておりまして、そのために工事専の竣工がおくれまして、会計検査院指摘の日までには竣工いたしてなかったわけであります。これは十月のなかば頃にでき上っております。それから締めくくりという意味でお尋ねの中に含まれておるかどうか存じませんが、関係者の処分といたしまして第二地方建設部長を戒告にいたし、工事検査の担当官を戒告にいたし、工事監督官を訓戒にいたしております。
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