予算委員会
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会
会議録情報#0
平成二年三月八日(木曜日)
午前十時一分開議
出席委員
委員長 越智 伊平君
理事 近藤 鉄雄君 理事 佐藤 信二君
理事 野田 毅君 理事 原田昇左右君
理事 宮下 創平君 理事 加藤 万吉君
理事 佐藤 敬治君 理事 村山 富市君
理事 神崎 武法君
粟屋 敏信君 池田 行彦君
石井 一君 稲村 利幸君
内海 英男君 小此木彦三郎君
越智 通雄君 工藤 巌君
倉成 正君 小坂 憲次君
後藤田正晴君 左藤 恵君
坂井 隆憲君 田澤 吉郎君
戸井田三郎君 葉梨 信行君
長谷川 峻君 浜田 幸一君
林 義郎君 原田 憲君
松本 十郎君 村岡 兼造君
村田敬次郎君 村田 吉隆君
村山 達雄君 伊藤 茂君
川崎 寛治君 木間 章君
串原 義直君 佐藤 泰介君
嶋崎 譲君 新村 勝雄君
新盛 辰雄君 戸田 菊雄君
藤田 高敏君 松浦 利尚君
武藤 山治君 和田 静夫君
市川 雄一君 日笠 勝之君
冬柴 鐵三君 矢追 秀彦君
正森 成二君 三浦 久君
伊藤 英成君 大内 啓伍君
楢崎弥之助君
出席国務大臣
内閣総理大臣 海部 俊樹君
法 務 大 臣 長谷川 信君
外 務 大 臣 中山 太郎君
大 蔵 大 臣 橋本龍太郎君
文 部 大 臣 保利 耕輔君
厚 生 大 臣 津島 雄二君
農林水産大臣 山本 富雄君
通商産業大臣 武藤 嘉文君
運 輸 大 臣 大野 明君
郵 政 大 臣 深谷 隆司君
労 働 大 臣 塚原 俊平君
建 設 大 臣 綿貫 民輔君
自 治 大 臣
国家公安委員会
委員長 奥田 敬和君
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 坂本三十次君
国 務 大 臣
(総務庁長官) 塩崎 潤君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官)
(沖縄開発庁長
官) 砂田 重民君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 石川 要三君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 相沢 英之君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 大島 友治君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 北川 石松君
国 務 大 臣
(国土庁長官) 佐藤 守良君
出席政府委員
内閣官房副長官 大島 理森君
内閣法制局長官 工藤 敦夫君
内閣法制局第一
部長 大森 政輔君
公正取引委員会
委員長 梅澤 節男君
公正取引委員会
事務局官房審議
官 矢部丈太郎君
公正取引委員会
事務局経済部長 糸田 省吾君
警察庁刑事局長 中門 弘君
警察庁警備局長 城内 康光君
総務庁長官官房
審議官
兼内閣審議官 杉浦 力君
総務庁長官官房
会計課長 大橋 豊彦君
総務庁行政管理
局長 百崎 英君
防衛庁参事官 内田 勝久君
防衛庁長官官房
長 児玉 良雄君
防衛庁防衛局長 日吉 章君
防衛庁経理局長 藤井 一夫君
防衛施設庁長官 松本 宗和君
防衛施設庁総務
部長 吉住 愼吾君
防衛施設庁施設
部長 大原 重信君
防衛施設庁建設
部長 黒目 元雄君
防衛施設庁労務
部長 竹下 昭君
経済企画庁国民
生活局長 末木凰太郎君
経済企画庁物価
局長 栗林 世君
経済企画庁総合
計画局長 冨金原俊二君
経済企画庁調査
局長 田中 努君
科学技術庁研究
開発局長 須田 忠義君
環境庁長官官房
長 渡辺 修君
国土庁長官官房
長 北村廣太郎君
国土庁長官官房
会計課長 森 悠君
国土庁土地局長 藤原 良一君
国土庁大都市圏
整備局長 三木 克彦君
法務省刑事局長 根來 泰周君
法務省人権擁護
局長 篠田 省二君
法務省入国管理
局長 股野 景親君
外務大臣官房領
事移住部長 久米 邦貞君
外務省北米局長 松浦晃一郎君
外務省欧亜局長 都甲 岳洋君
外務省経済局長 林 貞行君
外務省条約局長 福田 博君
外務省情報調査
局長 佐藤 行雄君
大蔵大臣官房審
議官
兼内閣審議官 谷口 米生君
大蔵省主計局長 小粥 正巳君
大蔵省主税局長 尾崎 護君
大蔵省銀行局長 土田 正顕君
大蔵省国際金融
局次長 江沢 雄一君
文部大臣官房長 國分 正明君
文部大臣官房会
計課長 吉田 茂君
文化庁次長 遠山 敦子君
厚生大臣官房総
務審議官 加藤 栄一君
厚生大臣官房老
人保健福祉部長 岡光 序治君
社会保険庁運営
部長
兼内閣審議官 土井 豊君
農林水産大臣官
房長 鶴岡 俊彦君
農林水産大臣官
房予算課長 東 久雄君
林野庁長官 甕 滋君
通商産業大臣官
房商務流通審議
官 山本 貞一君
通商産業大臣官
房審議官 横田 捷宏君
通商産業省通商
政策局長 畠山 襄君
通商産業省機械
情報産業局長 山本 幸助君
中小企業庁小規
模企業部長 川田 洋輝君
運輸大臣官房長 松尾 道彦君
運輸大臣官房会
計課長 岩田 貞男君
運輸省運輸政策
局長 中村 徹君
運輸省航空局長 丹羽 晟君
郵政大臣官房経
理部長 木下 昌浩君
郵政省通信政策
局長 中村 泰三君
郵政省放送行政
局長 大瀧 泰郎君
労働大臣官房長 若林 之矩君
労働省労政局長 岡部 晃三君
労働省労働基準
局長 野崎 和昭君
労働省職業安定
局長 清水 傳雄君
建設大臣官房長 牧野 徹君
建設大臣官房総
務審議官 福本 英三君
建設大臣官房会
計課長 小野 邦久君
建設省建設経済
局長 望月 薫雄君
建設省住宅局長 伊藤 茂史君
自治大臣官房長 小林 実君
自治省行政局選
挙部長 浅野大三郎君
自治省税務局長 湯浅 利夫君
委員外の出席者
参 考 人
(日本銀行副総
裁) 吉本 宏君
予算委員会調査
室長 多田 俊幸君
─────────────
委員の異動
三月八日
辞任 補欠選任
池田 行彦君 村田 吉隆君
小此木彦三郎君 小坂 憲次君
越智 通雄君 坂井 隆憲君
井上 普方君 伊藤 茂君
嶋崎 譲君 木間 章君
武藤 山治君 佐藤 泰介君
市川 雄一君 矢追 秀彦君
小沢 和秋君 正森 成二君
大内 啓伍君 伊藤 英成君
同日
辞任 補欠選任
小坂 憲次君 小此木彦三郎君
坂井 隆憲君 越智 通雄君
村田 吉隆君 池田 行彦君
伊藤 茂君 井上 普方君
川崎 寛治君 武藤 山治君
木間 章君 嶋崎 譲君
矢追 秀彦君 市川 雄一君
伊藤 英成君 大内 啓伍君
同日
辞任 補欠選任
佐藤 泰介君 川崎 寛治君
─────────────
本日の会議に付した案件
平成元年度一般会計補正予算(第2号)
平成元年度特別会計補正予算(特第2号)
平成元年度政府関係機関補正予算(機第2号)
────◇─────
この発言だけを見る →午前十時一分開議
出席委員
委員長 越智 伊平君
理事 近藤 鉄雄君 理事 佐藤 信二君
理事 野田 毅君 理事 原田昇左右君
理事 宮下 創平君 理事 加藤 万吉君
理事 佐藤 敬治君 理事 村山 富市君
理事 神崎 武法君
粟屋 敏信君 池田 行彦君
石井 一君 稲村 利幸君
内海 英男君 小此木彦三郎君
越智 通雄君 工藤 巌君
倉成 正君 小坂 憲次君
後藤田正晴君 左藤 恵君
坂井 隆憲君 田澤 吉郎君
戸井田三郎君 葉梨 信行君
長谷川 峻君 浜田 幸一君
林 義郎君 原田 憲君
松本 十郎君 村岡 兼造君
村田敬次郎君 村田 吉隆君
村山 達雄君 伊藤 茂君
川崎 寛治君 木間 章君
串原 義直君 佐藤 泰介君
嶋崎 譲君 新村 勝雄君
新盛 辰雄君 戸田 菊雄君
藤田 高敏君 松浦 利尚君
武藤 山治君 和田 静夫君
市川 雄一君 日笠 勝之君
冬柴 鐵三君 矢追 秀彦君
正森 成二君 三浦 久君
伊藤 英成君 大内 啓伍君
楢崎弥之助君
出席国務大臣
内閣総理大臣 海部 俊樹君
法 務 大 臣 長谷川 信君
外 務 大 臣 中山 太郎君
大 蔵 大 臣 橋本龍太郎君
文 部 大 臣 保利 耕輔君
厚 生 大 臣 津島 雄二君
農林水産大臣 山本 富雄君
通商産業大臣 武藤 嘉文君
運 輸 大 臣 大野 明君
郵 政 大 臣 深谷 隆司君
労 働 大 臣 塚原 俊平君
建 設 大 臣 綿貫 民輔君
自 治 大 臣
国家公安委員会
委員長 奥田 敬和君
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 坂本三十次君
国 務 大 臣
(総務庁長官) 塩崎 潤君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官)
(沖縄開発庁長
官) 砂田 重民君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 石川 要三君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 相沢 英之君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 大島 友治君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 北川 石松君
国 務 大 臣
(国土庁長官) 佐藤 守良君
出席政府委員
内閣官房副長官 大島 理森君
内閣法制局長官 工藤 敦夫君
内閣法制局第一
部長 大森 政輔君
公正取引委員会
委員長 梅澤 節男君
公正取引委員会
事務局官房審議
官 矢部丈太郎君
公正取引委員会
事務局経済部長 糸田 省吾君
警察庁刑事局長 中門 弘君
警察庁警備局長 城内 康光君
総務庁長官官房
審議官
兼内閣審議官 杉浦 力君
総務庁長官官房
会計課長 大橋 豊彦君
総務庁行政管理
局長 百崎 英君
防衛庁参事官 内田 勝久君
防衛庁長官官房
長 児玉 良雄君
防衛庁防衛局長 日吉 章君
防衛庁経理局長 藤井 一夫君
防衛施設庁長官 松本 宗和君
防衛施設庁総務
部長 吉住 愼吾君
防衛施設庁施設
部長 大原 重信君
防衛施設庁建設
部長 黒目 元雄君
防衛施設庁労務
部長 竹下 昭君
経済企画庁国民
生活局長 末木凰太郎君
経済企画庁物価
局長 栗林 世君
経済企画庁総合
計画局長 冨金原俊二君
経済企画庁調査
局長 田中 努君
科学技術庁研究
開発局長 須田 忠義君
環境庁長官官房
長 渡辺 修君
国土庁長官官房
長 北村廣太郎君
国土庁長官官房
会計課長 森 悠君
国土庁土地局長 藤原 良一君
国土庁大都市圏
整備局長 三木 克彦君
法務省刑事局長 根來 泰周君
法務省人権擁護
局長 篠田 省二君
法務省入国管理
局長 股野 景親君
外務大臣官房領
事移住部長 久米 邦貞君
外務省北米局長 松浦晃一郎君
外務省欧亜局長 都甲 岳洋君
外務省経済局長 林 貞行君
外務省条約局長 福田 博君
外務省情報調査
局長 佐藤 行雄君
大蔵大臣官房審
議官
兼内閣審議官 谷口 米生君
大蔵省主計局長 小粥 正巳君
大蔵省主税局長 尾崎 護君
大蔵省銀行局長 土田 正顕君
大蔵省国際金融
局次長 江沢 雄一君
文部大臣官房長 國分 正明君
文部大臣官房会
計課長 吉田 茂君
文化庁次長 遠山 敦子君
厚生大臣官房総
務審議官 加藤 栄一君
厚生大臣官房老
人保健福祉部長 岡光 序治君
社会保険庁運営
部長
兼内閣審議官 土井 豊君
農林水産大臣官
房長 鶴岡 俊彦君
農林水産大臣官
房予算課長 東 久雄君
林野庁長官 甕 滋君
通商産業大臣官
房商務流通審議
官 山本 貞一君
通商産業大臣官
房審議官 横田 捷宏君
通商産業省通商
政策局長 畠山 襄君
通商産業省機械
情報産業局長 山本 幸助君
中小企業庁小規
模企業部長 川田 洋輝君
運輸大臣官房長 松尾 道彦君
運輸大臣官房会
計課長 岩田 貞男君
運輸省運輸政策
局長 中村 徹君
運輸省航空局長 丹羽 晟君
郵政大臣官房経
理部長 木下 昌浩君
郵政省通信政策
局長 中村 泰三君
郵政省放送行政
局長 大瀧 泰郎君
労働大臣官房長 若林 之矩君
労働省労政局長 岡部 晃三君
労働省労働基準
局長 野崎 和昭君
労働省職業安定
局長 清水 傳雄君
建設大臣官房長 牧野 徹君
建設大臣官房総
務審議官 福本 英三君
建設大臣官房会
計課長 小野 邦久君
建設省建設経済
局長 望月 薫雄君
建設省住宅局長 伊藤 茂史君
自治大臣官房長 小林 実君
自治省行政局選
挙部長 浅野大三郎君
自治省税務局長 湯浅 利夫君
委員外の出席者
参 考 人
(日本銀行副総
裁) 吉本 宏君
予算委員会調査
室長 多田 俊幸君
─────────────
委員の異動
三月八日
辞任 補欠選任
池田 行彦君 村田 吉隆君
小此木彦三郎君 小坂 憲次君
越智 通雄君 坂井 隆憲君
井上 普方君 伊藤 茂君
嶋崎 譲君 木間 章君
武藤 山治君 佐藤 泰介君
市川 雄一君 矢追 秀彦君
小沢 和秋君 正森 成二君
大内 啓伍君 伊藤 英成君
同日
辞任 補欠選任
小坂 憲次君 小此木彦三郎君
坂井 隆憲君 越智 通雄君
村田 吉隆君 池田 行彦君
伊藤 茂君 井上 普方君
川崎 寛治君 武藤 山治君
木間 章君 嶋崎 譲君
矢追 秀彦君 市川 雄一君
伊藤 英成君 大内 啓伍君
同日
辞任 補欠選任
佐藤 泰介君 川崎 寛治君
─────────────
本日の会議に付した案件
平成元年度一般会計補正予算(第2号)
平成元年度特別会計補正予算(特第2号)
平成元年度政府関係機関補正予算(機第2号)
────◇─────
越
越智伊平#1
○越智委員長 これより会議を開きます。
平成元年度一般会計補正予算(第2号)、平成元年度特別会計補正予算(特第2号)、平成元年度政府関係機関補正予算(機第2号)の三案を一括して議題とし、質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近藤鉄雄君。
この発言だけを見る →平成元年度一般会計補正予算(第2号)、平成元年度特別会計補正予算(特第2号)、平成元年度政府関係機関補正予算(機第2号)の三案を一括して議題とし、質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近藤鉄雄君。
近
近藤鉄雄#2
○近藤(鉄)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、総理及び関係閣僚に御質問を申し上げたいと思います。
本予算委員会は、さきの総選挙後最初の予算委員会でございますので、まず、総選挙の結果について御質問をいたしたいと思います。
海部総理、我が自由民主党は、総理を中心として戦いまして、まさに衆議院二百八十六議席の安定多数を確保することができたわけであります。昨年の夏の七月の参議院選挙のことを考えれば、まさに驚くべき成果であると言っていいと思うわけでありますが、総理、なぜ我が党はこれだけの勝利を得ることができたのか、総理のお考えをまず承りたいと思います。
この発言だけを見る →本予算委員会は、さきの総選挙後最初の予算委員会でございますので、まず、総選挙の結果について御質問をいたしたいと思います。
海部総理、我が自由民主党は、総理を中心として戦いまして、まさに衆議院二百八十六議席の安定多数を確保することができたわけであります。昨年の夏の七月の参議院選挙のことを考えれば、まさに驚くべき成果であると言っていいと思うわけでありますが、総理、なぜ我が党はこれだけの勝利を得ることができたのか、総理のお考えをまず承りたいと思います。
海
海部俊樹#3
○海部内閣総理大臣 選挙の結果についてのお尋ねでございますが、まず最初に、極めて厳しい状況の中で迎えた選挙でございましたけれども、自由民主党は、内外の山積するいろいろな諸問題について新しい時代を築くための選挙であると位置づけまして、対外的には、今東西の対立が終わりを告げて、世界が平和共存に向かって流れていこう、そしてその中で日本の果たすべき役割は、今までいろいろと我々が行ってきた自由民主主義と市場経済、東欧諸国で顕著に起こりました社会主義的統制経済の失敗、こういったものを踏まえて、新しい枠組みづくりが始まっていく世界に日本も積極的に貢献していかなければならないし、これまでの経済力とか蓄積した技術力とか経験とか、そういったものを生かして協力をしていきたいという、新しい世界の枠組みづくりに積極的に参加したいという対外政策を掲げたことと、それから国内的には、やはり公正で心豊かな社会というものを目指して、特に高齢化時代、国民生活を守るための物価の問題、土地問題に対する対応、そういったようなことについて具体的な政策をひたむきに掲げたこと、さらには、リクルート事件の反省に立って政治改革も徹底して行っていきたい、これらの十の問題点を全国で我が党のすべての候補者がこれを厳しく受けとめて、そして地をはぅような努力をして国民の皆さんに説得工作を続けた選挙戦の結果であったと、二百八十六という議席でこの国会に臨むことができましたのは、有権者の皆さんに心からお礼を申し上げたいような感謝の気持ちでいっぱいでございますが、この結果を謙虚に受けとめて、より一層政策努力を続けていかなければならない、このように受けとめております。
この発言だけを見る →近
近藤鉄雄#4
○近藤(鉄)委員 総理のお話がございましたように、まさに我が自由民主党は大変広い分野の政策課題をひっ提げての選挙でございました。ただ野党は、社会党を中心としてまさに消費税の廃止を訴えての選挙であったわけであります。それを中心としての選挙であったと私は思うわけでありますが、自民党は安定多数を確保いたしました。しかし野党は、公明党、民社党、そして共産党まで議席を減らしたわけでありますが、ひとり社会党は大幅な議席を伸ばしたことも事実でございますが、この現象について、総理はどういうふうにお考えでございますか。
この発言だけを見る →海
海部俊樹#5
○海部内閣総理大臣 どう申し上げたらよろしいのでしょうか、選挙というのは、確かに消費税が大きな争点の一つであったことは事実でありますけれども、消費税だけであったとはちょっと考えられませんが、ただ、消費税の問題については、私は率直に言って、いつの演説会でも、党首討論会のときでも、税の問題は決して楽しいお話ではありませんけれどもお願いしなきゃならぬことだから率直に言わせてくださいと言って、自民党の見直し案の説明や主張等も続けてまいりましたが、もちろんさきに述べたように、外交問題や政治姿勢や内政のほかのテーマについても述べてまいりました。
社会党が大きく議席を伸ばされたこと、これは事実でございます。どう思うかと言われても、ちょっとここでどう思うこう思うということよりも、その事実を率直に受けとめさせていただいて、先ほど申し上げたように、この事実を謙虚に受けとめながら、今後の国会において実りある議論、実りある政策論争が行われていくようにしたいものだ、こう願っております。
この発言だけを見る →社会党が大きく議席を伸ばされたこと、これは事実でございます。どう思うかと言われても、ちょっとここでどう思うこう思うということよりも、その事実を率直に受けとめさせていただいて、先ほど申し上げたように、この事実を謙虚に受けとめながら、今後の国会において実りある議論、実りある政策論争が行われていくようにしたいものだ、こう願っております。
近
近藤鉄雄#6
○近藤(鉄)委員 私は、自由民主党が安定多数を確保した、そしてあえてその対極として社会党が議席数を伸ばしたということは、やはり国民は、私たち国会議員に論点を明確にして徹底的に議論してもらいたいということのあらわれではないか。やはり是は是、非は非として堂々と議論する。どうも、消費税の問題だけではございませんが、さきの臨時国会を見ても、いろいろ国会対策上の話し合い、悪く言えば駆け引きが先行して十分に議論ができなかった。私は、さきの臨時国会におきましても、税制改正に関する特別委員会の理事をしておったわけでありますけれども、参議院を通ってきた野党の税制見直し法案を衆議院で議論する機会がなかったということも含めて、やはり国民はもっともっと活発な議論をしてもらいたいということのあらわれが、片や自民党、そして片や社会党というふうに行ったのかなというふうに分析をするわけでございますので、そこで総理、消費税でございますけれども、最近のいろいろテレビ会社その他の世論調査を見ましても、いっときと変わりまして、現状のまま継続してもらいたいという考え、見直しをして継続してほしいという考え方がいろいろな世論調査の六割をもう超えているわけですね。これはいっときの世論調査と大きな違いでございますが、海部内閣は消費税見直し法案を今般国会に提出されたわけでありますけれども、この消費税見直し法案の審議について、そしてその成立について、総理はどのような御決意で、お考えで臨まれるのか、承りたいと思います。
この発言だけを見る →海
海部俊樹#7
○海部内閣総理大臣 消費税の問題をめぐって今度の選挙で多くの時間を割いて論争されたことは、御指摘のとおりでございます。
消費税に対する基本的な考え方は、来るべき高齢化社会を迎えて、今までの不公平だと言われた税制を直して、直接税に偏り過ぎておった仕組みを改めて、減税を行いながら資産課税や消費課税もバランスよく組み合わせていくという、そういう趣旨で起こった税制改革でございます。昨年の四月からこれは消費税もスタートをしておるわけでありますけれども、ただ国民の皆さんや各党からいろいろな御意見や御不満があったことも率直にこれは受けとめさせていただいて、政府と自民党が思い切って見直し案を考えて、委員よく御承知のように、各般にわたっての見直しも実行してまいりました。人間性の尊厳に触れるような問題、例えば出産の問題とか教育とか、今住宅政策が非常に大切なときですから家賃に対する非課税とか、食料品の小売段階非課税、流通段階半額とか、そのほかいろいろな問題について見直しをしたことを選挙中にも国民の皆さんにお訴えをして、ぜひ御理解いただきたいとお願いをしてまいりました。
ただ、選挙中、この消費税問題をめぐって、野党の首脳の方のお話では、今度の選挙は消費税の存廃を決める国民投票の意味がある、こういうことをおっしゃったわけでありますけれども、ひたむきに訴えた結果、国民の皆さんは自由民主党に過半数の御支持を与えていただいた。この意味からいけば、その角度から見れば、私は、自民党の見直し案も国民の多数にお認めいただけたのではないか。
しかし、世論調査を眺めてみても、いろいろな世論調査がありますが、今委員御指摘のように、六割を超える者がその見直しをして実施をしていけという声もございます。しかし、最高の御議論を願う場所はやはり国会だと思いますし、それから中身はとおっしゃいますけれども、選挙中にもやはり野党の首脳の皆さんは個別間接税の発想をお出しになったり、直間比率は七対三というところの数字も出てまいる。そうしますと、税収六十兆円時代の七対三の間接税といえば、一体その十八兆円前後のところはどのような姿かたちの間接税をお考えになっておるのだろうか。やはりそういったようなことがこれから将来に向かって議論をしていく接点になるのではないかという気持ちがいたしますし、私は、選挙の結果とか世論調査の結果だけではなくて、この国会における御議論も一番大切な議論の場である、こう受けとめますので、与党、野党のそれぞれの考え方が、将来の税制に向かってどのような姿が望ましいかということを積極的に御議論を願って、議論のかみ合うところを探し出していく努力をしていくことがこれから大切だろうと思い、政府は、国会に見直し案を提案をして御議論をいただき、御審議を賜りたい、こういう考えでおるところであります。
この発言だけを見る →消費税に対する基本的な考え方は、来るべき高齢化社会を迎えて、今までの不公平だと言われた税制を直して、直接税に偏り過ぎておった仕組みを改めて、減税を行いながら資産課税や消費課税もバランスよく組み合わせていくという、そういう趣旨で起こった税制改革でございます。昨年の四月からこれは消費税もスタートをしておるわけでありますけれども、ただ国民の皆さんや各党からいろいろな御意見や御不満があったことも率直にこれは受けとめさせていただいて、政府と自民党が思い切って見直し案を考えて、委員よく御承知のように、各般にわたっての見直しも実行してまいりました。人間性の尊厳に触れるような問題、例えば出産の問題とか教育とか、今住宅政策が非常に大切なときですから家賃に対する非課税とか、食料品の小売段階非課税、流通段階半額とか、そのほかいろいろな問題について見直しをしたことを選挙中にも国民の皆さんにお訴えをして、ぜひ御理解いただきたいとお願いをしてまいりました。
ただ、選挙中、この消費税問題をめぐって、野党の首脳の方のお話では、今度の選挙は消費税の存廃を決める国民投票の意味がある、こういうことをおっしゃったわけでありますけれども、ひたむきに訴えた結果、国民の皆さんは自由民主党に過半数の御支持を与えていただいた。この意味からいけば、その角度から見れば、私は、自民党の見直し案も国民の多数にお認めいただけたのではないか。
しかし、世論調査を眺めてみても、いろいろな世論調査がありますが、今委員御指摘のように、六割を超える者がその見直しをして実施をしていけという声もございます。しかし、最高の御議論を願う場所はやはり国会だと思いますし、それから中身はとおっしゃいますけれども、選挙中にもやはり野党の首脳の皆さんは個別間接税の発想をお出しになったり、直間比率は七対三というところの数字も出てまいる。そうしますと、税収六十兆円時代の七対三の間接税といえば、一体その十八兆円前後のところはどのような姿かたちの間接税をお考えになっておるのだろうか。やはりそういったようなことがこれから将来に向かって議論をしていく接点になるのではないかという気持ちがいたしますし、私は、選挙の結果とか世論調査の結果だけではなくて、この国会における御議論も一番大切な議論の場である、こう受けとめますので、与党、野党のそれぞれの考え方が、将来の税制に向かってどのような姿が望ましいかということを積極的に御議論を願って、議論のかみ合うところを探し出していく努力をしていくことがこれから大切だろうと思い、政府は、国会に見直し案を提案をして御議論をいただき、御審議を賜りたい、こういう考えでおるところであります。
近
近藤鉄雄#8
○近藤(鉄)委員 総選挙後、海部総理は第二次海部内閣をつくられたわけでございますが、この組閣に当たりまして、清新にして実力のある閣僚を布陣されたわけでございます。最近のフジテレビの世論調査においても、海部内閣の支持率は五二%、テレビ朝日に至っては五五・六%、大変高い内閣支持率でございます。最近の内閣の支持率を考えますとこれは大変な改善だと思うわけでありますが、総理、なぜ海部内閣の支持率が最近こんなに高いのでしょう。
この発言だけを見る →海
海部俊樹#9
○海部内閣総理大臣 そのような数字の発表があったことは、大変心強いことだと思ってありがたく受けとめております。
それから、第二次内閣を組閣しますときは、申し上げましたようにいろいろな、内外ともに問題がたくさんございます。人材豊富な我が党で適する方が非常に多いわけでありますから、この問題を片づけるためにどのようにしたらいいかということで、この問題に取り組んでいく、問題解決するにはどうしたらいいかということの角度から考えてふさわしい陣容を選んでいったということでございまして、お認めいただきましたことに心から感謝をしております。
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近
近藤鉄雄#10
○近藤(鉄)委員 こうした非常に改善された内閣支持率は、第二次海部内閣に寄せる国民の期待の大きさを示すものと思います。
そこで総理、施政方針演説でも承ったわけでございますが、改めてこうした強い内閣支持率を背景に、どのような政治課通そして政策課題にお取り組みになるのか、一言でひとつお話をしていただきたいと思います。
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海
海部俊樹#11
○海部内閣総理大臣 その一言でということだけはちょっと御勘弁いただきまして、やっぱり国際社会の中で今日ほど劇的に世界の情勢が変わったことはございません。しかもスピードも物すごく劇的であります。私が、ことしの一月早々にヨーロッパを訪問したときにコール首相と話し合いをしましたときは、ドイツの統一問題についても三段階方式とか、十項目の提案とか、最初は条約共同体からスタートしてのいろいろな話がございました。けれども、あれから一カ月くらいの間に、予想以上に世界の情勢は変わって、ドイツの統一問題というのはもう具体的にあすの日程に入ろうとしておるほど進歩は速いわけであります。ですから、こういったヨーロッパの動きに対して、アジア・太平洋にもいい影響が来るように積極的な努力をしていかなければなりません。新しい世界の秩序をつくろうという模索の中に日本も積極的に参加をしていって、力の支配が世界の枠組みをつくっておるときには力でお役に立ちましょうということは言えないし、言ってはいけない立場でありましたけれども、自由で豊かで明るい世の中をつくりたいという世界の動きに対して御協力をし、国づくり、人づくりに積極的に貢献していくというのは、これは日本がきょうまでを顧みて果たさなければならぬ大きな使命だと思いますから、まずこれは力強く取り組んでまいります。
国内は、いろいろ豊かさが実感できるように、そして公正であるように、高齢化社会に消費者の立場を考えながらやっていかなければなりません。特に、今問題になっております、国は豊かになったが一人一人に豊かさの実感がないというお言葉には、住宅問題から土地問題から幅広くあります。とても一言では言えませんけれども、それらのことを全部踏まえて、公正な社会をつくるための、そして心豊かな世の中をつくっていくための諸施策を強力に進めていきたい。
ですから、そういった意味において、きょうまで選挙その他を通じて訴えてきた問題を実現すると同時に、これは実はかねて前川レポートというものがありましたけれども、あれなんかにおいても構造を変えていく、内需中心の経済政策にしていく、それが世界との摩擦をなくしていく方法だということで努力してまいりましたが、特に最近重要な日米の間における経済構造協議の問題もございます。いろいろな努力を続けてきてはおりますけれども、結果がまだ双方において大変な隔たりもあります。これはもう、ことしの目の前の春に中間的評価、夏には最終報告という日程も近づいてきております。これに対しても、きょうまで各実務者間においてそれぞれ日米間で問題を指摘しながら、日本から米国へは七項目、米国から日本へは六項目、大きく分けるとそれだけのものをさらに細分してどうするかという構造問題の協議も続いておるさなかでありますから、これを双方の努力によって片づけていくことが、世界の大きな秩序づくりの根底になるべき日米関係がこれによってゆがんでいったりよくない方へ走っていくということは断じて避けなければならぬと考えておりますので、これを当面の経済の最重点課題として取り組んで解決に向かって努力をしていきたい、こう思っております。
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ですから、そういった意味において、きょうまで選挙その他を通じて訴えてきた問題を実現すると同時に、これは実はかねて前川レポートというものがありましたけれども、あれなんかにおいても構造を変えていく、内需中心の経済政策にしていく、それが世界との摩擦をなくしていく方法だということで努力してまいりましたが、特に最近重要な日米の間における経済構造協議の問題もございます。いろいろな努力を続けてきてはおりますけれども、結果がまだ双方において大変な隔たりもあります。これはもう、ことしの目の前の春に中間的評価、夏には最終報告という日程も近づいてきております。これに対しても、きょうまで各実務者間においてそれぞれ日米間で問題を指摘しながら、日本から米国へは七項目、米国から日本へは六項目、大きく分けるとそれだけのものをさらに細分してどうするかという構造問題の協議も続いておるさなかでありますから、これを双方の努力によって片づけていくことが、世界の大きな秩序づくりの根底になるべき日米関係がこれによってゆがんでいったりよくない方へ走っていくということは断じて避けなければならぬと考えておりますので、これを当面の経済の最重点課題として取り組んで解決に向かって努力をしていきたい、こう思っております。
近
近藤鉄雄#12
○近藤(鉄)委員 本予算委員会で当面私ども審議いたしますのは、平成元年度予算に対する補正予算でございますが、本来ですと、この補正予算は総選挙前に与野党の協力で通すべきものであったと思うわけでありますけれども、野党側の協力がなくて総選挙後に持ち越されてしまったのであります。もうきょう三月の八日でございますので、今年度もう日数もそう多くないわけでございますが、ぜひひとつ、私どもも補正予算の衆参両議院の通過に努力をしなければならぬ、政治家として。同時に、この補正予算が執行されるためには、関連のいわゆる六法案がございますから、これも与野党の合意で早急に通さなければならない。私どもも努力をいたしたいと思いますが、総理を中心として、関係各政府側も全力を挙げて、この補正予算そして関連法案の国会通過に取り組んでいただきたいということを御要望をして、次に進みたいと思います。
海部総理は就任してすぐにワシントンへ行かれ、そしてメキシコ、カナダへ飛ばれました。そして、お正月の忙しい中を縫って西ヨーロッパ主要国、そしてポーランド、ハンガリーを訪問され、また選挙後、本当に国会が再開した慌ただしい土日を利用しての訪米でございました。総理、お話の中にもございましたが、まさに国際情勢は激動しておりますし、日本の総理だけが孤立しているわけにはいかない。どんどんどんどん世界を駆けめぐっていただきたい。各国の総理大臣、首相がそういうまさに華々しい外交をみずから展開しているわけでありますから、私ども国民は総理が非常にアクティブに国際的に行動されますことに対して全面的な支持をしているわけでございますが、この今般の日米首脳会議、カリフォルニア州のパームスプリングズで行われたわけでございますが、私は、総理から直接、この会談のセットがどのような経緯でなされたのか、そしてどのような話をされたのか、また、これからの日米関係また世界の中で日本が果たすべき役割、意義についても当然お話があったと思うわけでありますが、総理御自身の口から改めて今回の日米首脳会談の意義について御説明をいただきたいと思います。
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海
海部俊樹#13
○海部内閣総理大臣 基本的に申し上げますと、日本の外交の基軸は日米関係であることは御承知のとおりでございます。そして私は、この日米関係を基軸にしながら日本が戦後選択をした自由民主主義と市場経済は制度として間違いなかった、ますますその意を強くしております。同時に、世界の大きな移り変わりの中でヨーロッパにおける大きな変化も、自由と民主主義と市場経済の価値を認めて、平和共存のできる対決と対立のない時代をつくっていこうという動きに入っておることは御承知のとおりでございます。そうなりますと、アメリカとヨーロッパの動きというものについて日本も積極的にできるだけの協力をし、できるだけ参加もしていかなきゃならぬ、またいくべきである、こう思ったのです。
昨年の九月、ブッシュ大統領と日米首脳会談をいたしまして、日本もアメリカと政策協調しながら二国間関係のみならず、例えば累積債務問題で苦しむ途上国に対する協力の問題でメキシコともいろいろ話し合いをしましたし、また、地球環境の問題で方々の環境問題について日本も積極的に協力をしていくというような話もしておりました。今年早々、松永前通産大臣が訪米のときにブッシュ大統領と出会って、議題を決めないでこれからの大きな、グローバルの関係についても話し合いたいという、そういう伝言もいただき、また、マルタ会談にブッシュ大統領が臨む前にも電話がかかってきましたときに、世界の動きについて日本の意見も聞いてきたり、私は、アジア・太平洋の問題もどうぞ忘れないで、平和と安定はヨーロッパだけで終わるものではありませんし、日本には日ソ問題というものもあるし、いろいろなことをそのとき電話で要望しました。
また、地球的規模の協力という面からいくと、日本がきょうまで鉄のカーテンの向こう側にあって入りにくかった東ヨーロッパに対して積極的な援助をするということは、まさに地球的規模の平和と繁栄への協力でございますが、それらのことについては西側の首脳も高い評価をしてくれましたし、またブッシュ大統領ともそのことについていろいろ話し合いをしておきたい、こう思いましたので、ヨーロッパ訪問が終わった後では外務省を通じて、西側首脳との会談内容等についての報告とともに、それらのことについての話し合いもしたいという私の意向も申し上げておきました。
日米関係が極めて重要であるということは、これは与野党挙げてお認め願っておるところであり、過般の党首討論会においても、社会党の委員長もそのことをお認めになり、アメリカを訪問するという意向を表明される。私も訪米して、率直な意見の交換をしたいということで、その点は全く意見が一致したわけでありますけれども、大統領の方から電話がかかってきて、自分の都合のあいておる日はこの日であるから、西海岸まで行くので都合がついたらそこで話すことはできないかという電話の申し入れもありました。私はそのときに、国会の開会中でありますから、施政演説や質問を受けなければならぬその日程もあります、同時に、海外へ出るには議院運営委員会の了解も要りますから、その二つを取りつけてから御返事をしますということで、提案だけは受けたのでありますけれども、皆様方の御了解がいただけましたことと、幸いに西海岸まではトンボ返りで往復して会談時間ができるということでありましたので、決心をして往復をしてまいりました。
積極的に、これからは首脳同士の話し合いも、ヨーロッパ、アメリカではもう日常茶飯事のように気軽に行われておるわけでありますから、事情が許すなれば、議題を特定しないでいろんな問題について率直な話し合いをするということを続けていったらいいのではないか。友好国の間柄というのは、まさにそういうものであってしかるべきものだと、私はこう判断をして、日米首脳会談をやってきたわけでございます。
この発言だけを見る →昨年の九月、ブッシュ大統領と日米首脳会談をいたしまして、日本もアメリカと政策協調しながら二国間関係のみならず、例えば累積債務問題で苦しむ途上国に対する協力の問題でメキシコともいろいろ話し合いをしましたし、また、地球環境の問題で方々の環境問題について日本も積極的に協力をしていくというような話もしておりました。今年早々、松永前通産大臣が訪米のときにブッシュ大統領と出会って、議題を決めないでこれからの大きな、グローバルの関係についても話し合いたいという、そういう伝言もいただき、また、マルタ会談にブッシュ大統領が臨む前にも電話がかかってきましたときに、世界の動きについて日本の意見も聞いてきたり、私は、アジア・太平洋の問題もどうぞ忘れないで、平和と安定はヨーロッパだけで終わるものではありませんし、日本には日ソ問題というものもあるし、いろいろなことをそのとき電話で要望しました。
また、地球的規模の協力という面からいくと、日本がきょうまで鉄のカーテンの向こう側にあって入りにくかった東ヨーロッパに対して積極的な援助をするということは、まさに地球的規模の平和と繁栄への協力でございますが、それらのことについては西側の首脳も高い評価をしてくれましたし、またブッシュ大統領ともそのことについていろいろ話し合いをしておきたい、こう思いましたので、ヨーロッパ訪問が終わった後では外務省を通じて、西側首脳との会談内容等についての報告とともに、それらのことについての話し合いもしたいという私の意向も申し上げておきました。
日米関係が極めて重要であるということは、これは与野党挙げてお認め願っておるところであり、過般の党首討論会においても、社会党の委員長もそのことをお認めになり、アメリカを訪問するという意向を表明される。私も訪米して、率直な意見の交換をしたいということで、その点は全く意見が一致したわけでありますけれども、大統領の方から電話がかかってきて、自分の都合のあいておる日はこの日であるから、西海岸まで行くので都合がついたらそこで話すことはできないかという電話の申し入れもありました。私はそのときに、国会の開会中でありますから、施政演説や質問を受けなければならぬその日程もあります、同時に、海外へ出るには議院運営委員会の了解も要りますから、その二つを取りつけてから御返事をしますということで、提案だけは受けたのでありますけれども、皆様方の御了解がいただけましたことと、幸いに西海岸まではトンボ返りで往復して会談時間ができるということでありましたので、決心をして往復をしてまいりました。
積極的に、これからは首脳同士の話し合いも、ヨーロッパ、アメリカではもう日常茶飯事のように気軽に行われておるわけでありますから、事情が許すなれば、議題を特定しないでいろんな問題について率直な話し合いをするということを続けていったらいいのではないか。友好国の間柄というのは、まさにそういうものであってしかるべきものだと、私はこう判断をして、日米首脳会談をやってきたわけでございます。
近
近藤鉄雄#14
○近藤(鉄)委員 総理は、ブッシュさんと総理、大統領の関係で二回お会いになっておるわけでありますね。二回お会いになったのですから、お二人間の相互信頼、相互理解は一段と深まったと思うわけでありますが、その日米首脳同士だけの会談の内容について、いわゆる個別分野に触れた話し合いがあったかどうかというようなことをいろいろ周りで憶測をするわけでありますが、私は総理、あえて申し上げるのだけれども、まさに日米首脳だけの話ですから、あなたが最も外交問題で信頼される中山外務大臣すら同行されない、片やブッシュさんは国務長官のベーカーさんも連れないで、お二人で話し合いをしよう。何の話があったって私はおかしくないと思うのです。そのための日米首脳会談ですから、だから突っ込んだ話をされて、大きな世界の政治の問題から個別案件だって構わないのであって、それは表に出す話と出せぬ話があって当たり前なんです。日米、各国首脳で話をしたのを全部話をしなければならなかったら、何のための首脳会談ですか。私は、総理がおっしゃったかどうか知らないけれども、いろいろな事情があって日本はどうしても米は買えないんだよということも本音でお話があったっておかしくないと思うのです。そうしたら、向こうは向こうのいろいろな要望があるわけで、それは言うことであって、ただ格好だけの首脳会議で、密室に入って全部外で話をしていいような話をするのであったら、時間のむだじゃないですか、そんなことは。
ですから、そのために総理大臣になっていただいたのです。そのための大統領でしょう。何でも言ってください、お任せしているのだから。その結果がどうかということは、まさにおのずから結果で総理は政治責任をとられるべきだ。一々経過についてお話をする必要は全くないと私は思いますので、いろいろ揣摩憶測があるようでありますが、私は、それはもうお任せしたことだ、それが嫌なら、我々が信頼できなかったら総理をおやめになっていただく以外にないのでありますから、その点はぴしっとしていただいていいと思うのでありますが、ただ総理、もう二回お会いになって、ブッシュ大統領というのはどういう人なんでしょうね。私はブッシュさんとは直接話したことはないけれども、二、三回目の前で会ったことはありますが、海部総理とブッシュ大統領は何か性格も似ているしウマが合うような気がするのですが、まず総理御自身から、政治家ブッシュというのはどんな人か、いい機会でありますから承っておきたいと思います。
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海
海部俊樹#15
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領との首脳会談においては、特定の議題を決めずに話し合おうということで、何らの交渉をしたり何らの取り決めをしたりするんじゃなく、大きな、グローバルな問題から二国間問題から地域問題から、本当に幅広く、食事の時間も入れると六時間以上にわたってずっと隣席で話し合っておったわけでありますから、随分いろいろなお話をいたしました。
また、どんな人かとこう言われますけれども、やはりアメリカの指導者でありますから、いろいろ率直に物の言い合える、極めて信頼のできる、真摯な人柄の人である、こう思いました。飛行場まで迎えに来てもらって、車に一緒に乗って会談場まで走った。そういったときにも、沿道から人がたくさん立って手を振っている。大統領、一生懸命手を振っていらっしゃる。私も思わず一緒に手を振ったのですが、そういうようなことが同じような心の通い路を感ずるところなのかな。やはり政治家として、いつも有権者の方を向きながら、彼はアメリカのことを率直に考えておられる。私も日本のことを考えていろいろな意見の交換を高い次元に立って十分にすることができた、こう思っております。
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近
近藤鉄雄#16
○近藤(鉄)委員 まさに日米関係は重大な、大事な関係であり、かつての駐日アメリカ大使のマンスフィールドさんも、世界の中で日米ほど二国間の関係で大事な関係はない、こうおっしゃいました。私も全く賛成でございます。その日米関係で今最大の問題はいわゆる経済関係、経済摩擦と言われているわけでありますが、私は日本の経済も結構今いいし、アメリカの経済も結構いいと思うのだけれども、幸い経企庁長官がいらっしゃいますから経企庁長官に承りたいのでありますが、長官は日本経済の現状についてどういうふうに見ていらっしゃいますか。ついでに、アメリカ経済はどうでしょう。悪いのですか、いいのですか。
この発言だけを見る →相
相沢英之#17
○相沢国務大臣 日本の経済並びにアメリカの経済をどう見ているかというお尋ねでございますが、近藤先生にはいささか釈迦に説法の感じがいたしますが、御答弁を申し上げます。
日本の経済は、御案内のように需要は大変に堅調に推移いたしておりますし、企業収益もさらに増加を続けております。雇用者数が堅調に増加し、有効求人倍率も依然として一・三程度ということであります。ただ、年初来に御承知のように為替あるいは株式、債券の動きにつきまして一種の攪乱要因と申しますか、不安定な現象があらわれておりますけれども、今申し上げましたように経済の基調、ファンダメンタルズとしては変化がない、景気拡大の基調には特段の変化は見られないということでございます。
ちなみに、けさの為替は対ドル百五十円二十五銭ということで始まっておりまして、きのうの終わりの百五十円七十五銭よりは若干強含みになっております。
なお、今回の景気上昇期間は、六十一年の十一月を底として、ことしの二月で三十九カ月続いております。御承知のように神武景気の三十一カ月を上回り、イザナギ景気の五十七カ月、岩戸景気の四十二カ月に続くところの戦後三番目の長さとなり、今のままでいけば少なくとも岩戸景気を上回ることは確実である。
それから、経常収支の黒字幅は、これは縮小しておりまして、平成元年度が六百十億ドルの黒字でありますけれども、平成二年度は大体五百六十億ドルの黒字というふうに見込まれております。物価も需要が拡大する中で引き続き安定的な基調を保っているという現状でございます。
それからなお、アメリカの経済でございますけれども、アメリカの経済につきましても、御承知のように大変に順調な推移を示しているのでありまして、特に対日本との関係におきましては、御承知のように貿易収支につきましても五百六十億程度あった赤字幅が逐次狭まってまいります。そういう意味におきまして、私はアメリカ経済の推移につきましても今のところ特別に心配することはない、このように考えております。
なお、お尋ねございましたらもう少し申し上げますが、とりあえずは。
この発言だけを見る →日本の経済は、御案内のように需要は大変に堅調に推移いたしておりますし、企業収益もさらに増加を続けております。雇用者数が堅調に増加し、有効求人倍率も依然として一・三程度ということであります。ただ、年初来に御承知のように為替あるいは株式、債券の動きにつきまして一種の攪乱要因と申しますか、不安定な現象があらわれておりますけれども、今申し上げましたように経済の基調、ファンダメンタルズとしては変化がない、景気拡大の基調には特段の変化は見られないということでございます。
ちなみに、けさの為替は対ドル百五十円二十五銭ということで始まっておりまして、きのうの終わりの百五十円七十五銭よりは若干強含みになっております。
なお、今回の景気上昇期間は、六十一年の十一月を底として、ことしの二月で三十九カ月続いております。御承知のように神武景気の三十一カ月を上回り、イザナギ景気の五十七カ月、岩戸景気の四十二カ月に続くところの戦後三番目の長さとなり、今のままでいけば少なくとも岩戸景気を上回ることは確実である。
それから、経常収支の黒字幅は、これは縮小しておりまして、平成元年度が六百十億ドルの黒字でありますけれども、平成二年度は大体五百六十億ドルの黒字というふうに見込まれております。物価も需要が拡大する中で引き続き安定的な基調を保っているという現状でございます。
それからなお、アメリカの経済でございますけれども、アメリカの経済につきましても、御承知のように大変に順調な推移を示しているのでありまして、特に対日本との関係におきましては、御承知のように貿易収支につきましても五百六十億程度あった赤字幅が逐次狭まってまいります。そういう意味におきまして、私はアメリカ経済の推移につきましても今のところ特別に心配することはない、このように考えております。
なお、お尋ねございましたらもう少し申し上げますが、とりあえずは。
近
近藤鉄雄#18
○近藤(鉄)委員 今経企庁長官からお話がございましたように、日本経済も大変いい線いっている、アメリカ経済もいい線いっているんですね。だから、日本経済一体と考えれば問題はない。ただ、いわゆる貿易収支という切り口で切ってみると、日米間に五百億ドル、四百九十億ドルの国際収支のインバランス、日本の黒字、アメリカの赤字があるからこれは確かに問題でありますが、しかしどうでしょう、これを急に変えようとすると非常にドラスチックな政策をしなければならない。極端に言うと日本経済は非常な不況になってくる、アメリカはインフレになる、もうジャパンマネーが行かなくなってアメリカの株が暴落する、いろいろなことがあるわけでありますから、これは収支のインバランスがいつまでも続いていいということじゃありませんが、むしろこの改善には冷静に一歩一歩やるべきだと思うわけであります。
ただ、そういってもアメリカの国際収支の半分が日本との赤字だとなると、アメリカ側のいら立ちもわかる、やっぱり議会のいら立ちもわからないじゃないので、対日批判の声が強まっていわゆる包括貿易法案にスーパー三〇一条が採択になった、こういうことでございます。
そこで外務大臣に承りたいのでありますが、我我はこのスーパー三〇一、しょっちゅう新聞に出ておるのだけれども、一体どういう内容のものか、必ずしも国民はわからないで言っているわけでありますが、日米関係が大事なだけに、きょうは幸い全国にこうして放映をされている際でございますから、外務大臣から改めてスーパー三〇一条とはどんなものかについて簡単、明快に御説明をしていただきたいと思います。
この発言だけを見る →ただ、そういってもアメリカの国際収支の半分が日本との赤字だとなると、アメリカ側のいら立ちもわかる、やっぱり議会のいら立ちもわからないじゃないので、対日批判の声が強まっていわゆる包括貿易法案にスーパー三〇一条が採択になった、こういうことでございます。
そこで外務大臣に承りたいのでありますが、我我はこのスーパー三〇一、しょっちゅう新聞に出ておるのだけれども、一体どういう内容のものか、必ずしも国民はわからないで言っているわけでありますが、日米関係が大事なだけに、きょうは幸い全国にこうして放映をされている際でございますから、外務大臣から改めてスーパー三〇一条とはどんなものかについて簡単、明快に御説明をしていただきたいと思います。
中
中山太郎#19
○中山国務大臣 スーパー三〇一条は、いわゆる包括貿易法が採択された中の一部でございまして、この背景、どういうことでアメリカの議会でこういうものが立法されたか。それは、一九八七年の五百七十億ドルに上る米国の貿易赤字、これに対する議会のいら立ちがこの包括貿易法案を成立させたという背景があったと思います。
なお、この内容につきましてはUSTRに対して八九年、九〇年両年について米国が貿易自由化を求めていく上で優先的に取り上げるべき貿易慣行と貿易相手国を一方的に認定して、調査協議を行って、当該相手国との間で貿易問題の解決が見られない場合には対抗措置をとる、こういうふうな強い内容を持ったアメリカの国内法でございますが、日本としてはかねてこのようなスーパー三〇一条のような米国の国内法で海外の国々を相手に一つの罰則を規定するということは極めて遺憾であるという意思を表明してまいっております。
この発言だけを見る →なお、この内容につきましてはUSTRに対して八九年、九〇年両年について米国が貿易自由化を求めていく上で優先的に取り上げるべき貿易慣行と貿易相手国を一方的に認定して、調査協議を行って、当該相手国との間で貿易問題の解決が見られない場合には対抗措置をとる、こういうふうな強い内容を持ったアメリカの国内法でございますが、日本としてはかねてこのようなスーパー三〇一条のような米国の国内法で海外の国々を相手に一つの罰則を規定するということは極めて遺憾であるという意思を表明してまいっております。
近
近藤鉄雄#20
○近藤(鉄)委員 そこで、このスーパー三〇一条の対象に上がったのが日本のスーパーコンピューターと人工衛星と木製品だ、こういうふうに我々聞いているわけでございますが、通産大臣に承りたいのでありますが、なぜスーパーコンピューターがこのスーパー三〇一条の対象になっているのか、そしてこれに対して日本はどういうような対応をしてきたのか、これから日米関係の改善のためどういう対応をしようとお考えなのか、承りたいと思います。
この発言だけを見る →武
武藤嘉文#21
○武藤国務大臣 今外務大伍からも、この三〇一の問題については大変日本政府としては遺憾であるということでございますが、アメリカとしては、日本政府のスーパーコンピューターの導入について、大変大きな値引きを強いられるとかあるいは技術的な問題でいろいろ日本企業に有利ではないか、こういう受けとめ方をしているわけでありまして、その点日本側もいろいろ努力をいたしまして、幸い来年度の予算案の中でも文部省の方も何か非常にそういう点では予算措置をしていただいているようでございますし、技術的な問題についても相当詰めてまいりまして、最近は専門家会議の中でも大分うまくいっているようでございますが、まだ多少問題点も残っているようでございます。
やはり私どもは、三〇一の問題は別といたしましても、日米友好、こういう関係からできるだけ向こう側の言い分も聞きながら、しかし例えば技術的な問題でも、入札の問題などで日本は御承知のとおり会計法で同じものであればその中で安いものを買わなければいけない、こうなっているわけですが、先方はある程度技術の方にももっとウエートを置けというようなことがありますけれども、これはある程度の技術を満たしたものであれば、ある程度の性能を満たしておれば、やはりそれについては安いものを買うというのがどうしたって日本政府の、これは法律上そうせざるを得ないわけですから、その辺は事務当局が今よく向こうへ説明をしているようでございますので、近い将来私はこれは解決するのではないかというふうに期待をいたしております。
この発言だけを見る →やはり私どもは、三〇一の問題は別といたしましても、日米友好、こういう関係からできるだけ向こう側の言い分も聞きながら、しかし例えば技術的な問題でも、入札の問題などで日本は御承知のとおり会計法で同じものであればその中で安いものを買わなければいけない、こうなっているわけですが、先方はある程度技術の方にももっとウエートを置けというようなことがありますけれども、これはある程度の技術を満たしたものであれば、ある程度の性能を満たしておれば、やはりそれについては安いものを買うというのがどうしたって日本政府の、これは法律上そうせざるを得ないわけですから、その辺は事務当局が今よく向こうへ説明をしているようでございますので、近い将来私はこれは解決するのではないかというふうに期待をいたしております。
近
近藤鉄雄#22
○近藤(鉄)委員 次に、人工衛星でございますが、これについて科学技術庁長官そして郵政大臣、お二人からそれぞれ、なぜこれが取り上げられて、そしてどういうふうに政府としては対応してまいったのか、対応していくのか、御説明をしていただきたいと思います。最初に、科学技術庁長官お願いいたします。
この発言だけを見る →大
大島友治#23
○大島国務大臣 結論的に申し上げますと、衛星問題につきましては真剣にこれは努力をしていく、同時に今後とも日米間でもお互いに積極的に話し合いをしていくという考えでおりますが、そこで二、三、従来の経過といいましょうか、それを申し上げてみますると、人工衛星の調達の問題につきまして、スーパー三〇一条の枠外で、日米貿易委員会のフォローアップの会合といたしまして日米の専門委員会として、昨年の十一月の末から始まりまして今日までというか先月まで三回にわたって話し合いもしているという経過をたどっておるわけでございます。
さらにまた、我が国の宇宙開発は、自在な宇宙活動を展開するために必要な技術基盤の確保を目的として我が国としては推進しておるのでありますが、米側は、衛星を開発することに反対しているというのではございませんけれども、研究開発した衛星が実用的な、実利あるいはまた商業目的に利用されるんじゃないか、その結果衛星そのものが売れなくなるんじゃないかというような心配をされているように私どもは考えておるわけでございますが、先ほど申し上げましたように、決して我が国としてはそういうことでなくてやっておるんだということ。したがいまして、これからも政府としては米国の問題意識というものとその真意につきまして、いろいろ今のような経過を十分踏まえて、今後とも、総理も述べられておりますように真剣に努力していくということで、先ほども申し上げましたように昨年の十一月から既にもう専門家の会議を三回ばかりやっておりますけれども、実は来週早々にも第四回目を開いて、今後積極的にこれを進めていくというのが今日我が科学技術庁として考えておる状況でございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →さらにまた、我が国の宇宙開発は、自在な宇宙活動を展開するために必要な技術基盤の確保を目的として我が国としては推進しておるのでありますが、米側は、衛星を開発することに反対しているというのではございませんけれども、研究開発した衛星が実用的な、実利あるいはまた商業目的に利用されるんじゃないか、その結果衛星そのものが売れなくなるんじゃないかというような心配をされているように私どもは考えておるわけでございますが、先ほど申し上げましたように、決して我が国としてはそういうことでなくてやっておるんだということ。したがいまして、これからも政府としては米国の問題意識というものとその真意につきまして、いろいろ今のような経過を十分踏まえて、今後とも、総理も述べられておりますように真剣に努力していくということで、先ほども申し上げましたように昨年の十一月から既にもう専門家の会議を三回ばかりやっておりますけれども、実は来週早々にも第四回目を開いて、今後積極的にこれを進めていくというのが今日我が科学技術庁として考えておる状況でございます。
以上でございます。
深
深谷隆司#24
○深谷国務大臣 ただいま科学技術庁長官から既にお答えいたしておりますから簡単につけ加えさせていただきますと、要するにアメリカ側は、外国衛星を調達するに当たって日本側市場を開放せよ、こう言っているわけです。ただその場合に、技術開発の部分だけは別に考えてもいいという配慮なのです。それに対して日本側の方は、技術開発ということはこれからの宇宙開発を考えますと非常に大事ですから、その技術基盤をつくるためには実験と研究を重ねなければならない、しかし実験と開発というものと実用というものは二次的には一体化するものでございますから、そこの区別がなかなか外国、アメリカには理解できない、我が方は相乗りでいこうという考え方でおりますから。
例えば通信衛星の四号を例にとりますと、世界で初めての移動体衛星通信装置を搭載しているわけです。これは研究開発の要素はまことに大きいわけですが、これが成功いたしますとNTTが実用にも使う、相乗りなんですね。要は、技術開発の要素がどれだけウエートを置いているかということで我々としては判断したい、しかし向こうは実用化された部分は開放しなければいかぬ、ここに大きな違いがあるようでございます。
ただいまもお話がありましたように、専門家会合で鋭意調整をいたしておりまして、日本側も新たな提案を含めて積極的な協調を図ろうと努力しておりますので、いずれ理解されるものと考えております。一層日米関係を良好にするためにも努力をしなければならぬと思っております。
この発言だけを見る →例えば通信衛星の四号を例にとりますと、世界で初めての移動体衛星通信装置を搭載しているわけです。これは研究開発の要素はまことに大きいわけですが、これが成功いたしますとNTTが実用にも使う、相乗りなんですね。要は、技術開発の要素がどれだけウエートを置いているかということで我々としては判断したい、しかし向こうは実用化された部分は開放しなければいかぬ、ここに大きな違いがあるようでございます。
ただいまもお話がありましたように、専門家会合で鋭意調整をいたしておりまして、日本側も新たな提案を含めて積極的な協調を図ろうと努力しておりますので、いずれ理解されるものと考えております。一層日米関係を良好にするためにも努力をしなければならぬと思っております。
近
山
山本富雄#26
○山本国務大臣 お答えいたします。
林産物が今お話しのいわゆる三〇一条の適用対象とされた段階で直ちに、制裁を前提とした交渉には応じられないということをはっきり表明いたしました。しかし、日米関係は非常に大事でございますから、友好関係を維持していく上で冷静な話し合いが重要だ、こういう観点で、建築基準、JAS、関税分類の技術的事項についての話し合いには応じますけれども、関税引き下げにつきましては、先生御承知だと思いますが、林産物のMOSS協議、これの合意によりまして大幅な関税の引き下げ等の措置を講じました。三九%という結果でございますから非常に大幅でございます。またその結果、木材製品の輸入も大幅に増加をいたしまして、平成元年、六十一年との対比では二・七倍、三倍ですね。こういうことから、その必要はないという旨の説明をいたしてまいったところでございます。
また、今後の対応でございますけれども、スーパー三〇一条のような一方的制裁措置の発動を前提とした交渉には応じられない、これは従来からのスタンスでございますが、この基本方針のもとに、技術的事項については専門家による話し合いを通じましてもう既に四回もやっております。近近またいたしますが、相互に納得のいく解決が得られるように努力をしてまいりたい、こういうふうに考えております。
なお、米側の主張する関税問題につきましては、現在進行中のウルグアイ・ラウンドにおいて検討すべき課題である、このように承知をしておりまして、その方向で対処をしてまいりたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →林産物が今お話しのいわゆる三〇一条の適用対象とされた段階で直ちに、制裁を前提とした交渉には応じられないということをはっきり表明いたしました。しかし、日米関係は非常に大事でございますから、友好関係を維持していく上で冷静な話し合いが重要だ、こういう観点で、建築基準、JAS、関税分類の技術的事項についての話し合いには応じますけれども、関税引き下げにつきましては、先生御承知だと思いますが、林産物のMOSS協議、これの合意によりまして大幅な関税の引き下げ等の措置を講じました。三九%という結果でございますから非常に大幅でございます。またその結果、木材製品の輸入も大幅に増加をいたしまして、平成元年、六十一年との対比では二・七倍、三倍ですね。こういうことから、その必要はないという旨の説明をいたしてまいったところでございます。
また、今後の対応でございますけれども、スーパー三〇一条のような一方的制裁措置の発動を前提とした交渉には応じられない、これは従来からのスタンスでございますが、この基本方針のもとに、技術的事項については専門家による話し合いを通じましてもう既に四回もやっております。近近またいたしますが、相互に納得のいく解決が得られるように努力をしてまいりたい、こういうふうに考えております。
なお、米側の主張する関税問題につきましては、現在進行中のウルグアイ・ラウンドにおいて検討すべき課題である、このように承知をしておりまして、その方向で対処をしてまいりたいというふうに考えております。
近
近藤鉄雄#27
○近藤(鉄)委員 スーパー三〇一条は報復措置を前提としたものであるという問題は、私は確かにあると思うわけであります。しかし同時に、日米関係を良好に展開していくためには我が方として努力すべきことはあるわけでございますので、三大臣それぞれ、いろいろその理を尽くしていきたい、こういうことでございますので、ぜひひとつその努力を進めていただきたいわけでありますが、こうした三〇一条との日米のいわば対決みたいなものをちょっと先送りするような感じで、私は、昨年の秋にいわゆる日米構造協議が始まって、そして既に三回も日米間で専門家レベルの議論が進められているというふうに解釈、理解しておるわけでございますが、外務大臣、このスーパー三〇一と今の日米経済構造協議の関係、そして、これら三回の日米協議にどういう進展が見られるのか、これをひとつ簡単に御質問申し上げたいと思います。
この発言だけを見る →中
中山太郎#28
○中山国務大臣 スーパー三〇一条につきましては先ほど御答弁申し上げたとおりでございますが、日米構造調整協議につきましては、日米間の経済問題、こういうものを長期的に良好な方向に維持していくために日米間のそれぞれの専門家によって協議を行う、こういうことで昨年のアルシュ・サミットの際に両国の首脳によってこの設置が決められたわけでございまして、今日まで御指摘のように三遍会議が持たれております。日米双方それぞれの国の問題点、お互いに勉強し合っておりますが、例えば日本側からアメリカに対しては、アメリカのいわゆる競争力の弱いのは、何といいますか、貯蓄率が低いとか、あるいはアメリカの働く人たちのいわゆる訓練の度合いが日本に比べて低いのではないかとか、あるいはこの膨大な双子の赤字を何とか早期に解決して均衡のとれた財政を堅持すべきでないかというようなことを日本側も堂々と主張しておりますし、アメリカ側は日本に対して、市場アクセスをするについても、御存じのように大店法の問題とか、アメリカで厳しい刑事罰を科している独禁法の問題とか、いろいろな問題について双方が意見の交換を行っておる、こういうことでこれからも協議を続けていく、こういう性格の状態になっております。
この発言だけを見る →近
近藤鉄雄#29
○近藤(鉄)委員 そこで、今外務大臣からも話があったわけでありますが、日米構造協議の中で三点取り上げられているというふうに私は理解しておるわけであります。第一点がいわゆる大店法の問題でございますけれども、通産大臣、なぜ大店法が問題になるのですか。そして、大臣はどういうふうにこの問題について取り組まれていかれるのか、承りたいと思います。
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