本会議
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会
会議録情報#0
平成二十八年十月十八日(火曜日)
―――――――――――――
平成二十八年十月十八日
午後一時 本会議
―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件
裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件
裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
裁判官訴追委員及び同予備員の選挙
検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙
日本ユネスコ国内委員会委員の選挙
国土審議会委員の選挙
国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明及び質疑
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明及び質疑
午後一時二分開議
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平成二十八年十月十八日
午後一時 本会議
―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件
裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件
裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
裁判官訴追委員及び同予備員の選挙
検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙
日本ユネスコ国内委員会委員の選挙
国土審議会委員の選挙
国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明及び質疑
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明及び質疑
午後一時二分開議
大
大
大島理森#2
○議長(大島理森君) 御報告することがあります。
永年在職議員として表彰された元議員加藤紘一君は、去る九月九日逝去されました。痛惜の念にたえません。謹んで御冥福をお祈りいたします。
加藤紘一君に対する弔詞は、議長において去る七日既に贈呈いたしております。これを朗読いたします。
〔総員起立〕
衆議院は 多年憲政のために尽力され 特に院議をもってその功労を表彰され さきに国際連合平和協力に関する特別委員長 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員長の要職につき また再度国務大臣の重任にあたられた正三位旭日大綬章 加藤紘一君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます
――――◇―――――
裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件
裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件
この発言だけを見る →永年在職議員として表彰された元議員加藤紘一君は、去る九月九日逝去されました。痛惜の念にたえません。謹んで御冥福をお祈りいたします。
加藤紘一君に対する弔詞は、議長において去る七日既に贈呈いたしております。これを朗読いたします。
〔総員起立〕
衆議院は 多年憲政のために尽力され 特に院議をもってその功労を表彰され さきに国際連合平和協力に関する特別委員長 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員長の要職につき また再度国務大臣の重任にあたられた正三位旭日大綬章 加藤紘一君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます
――――◇―――――
裁判官弾劾裁判所裁判員辞職の件
裁判官訴追委員及び同予備員辞職の件
大
大島理森#3
○議長(大島理森君) お諮りいたします。
裁判官弾劾裁判所裁判員棚橋泰文君及び原田義昭君から裁判員を、また、裁判官訴追委員森英介君、三ッ矢憲生君及び松野頼久君から訴追委員を、裁判官訴追委員の予備員大串博志君から予備員を、辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →裁判官弾劾裁判所裁判員棚橋泰文君及び原田義昭君から裁判員を、また、裁判官訴追委員森英介君、三ッ矢憲生君及び松野頼久君から訴追委員を、裁判官訴追委員の予備員大串博志君から予備員を、辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
大
大島理森#4
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決まりました。
――――◇―――――
裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
裁判官訴追委員及び同予備員の選挙
検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙
日本ユネスコ国内委員会委員の選挙
国土審議会委員の選挙
国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙
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裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
裁判官訴追委員及び同予備員の選挙
検察官適格審査会委員及び同予備委員の選挙
日本ユネスコ国内委員会委員の選挙
国土審議会委員の選挙
国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙
大
大島理森#5
○議長(大島理森君) つきましては、裁判官弾劾裁判所裁判員並びに裁判官訴追委員及び同予備員の選挙を行うのでありますが、この際、あわせて、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員、検察官適格審査会委員及び同予備委員、日本ユネスコ国内委員会委員、国土審議会委員及び国土開発幹線自動車道建設会議委員の選挙を行います。
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笹川博義#6
○笹川博義君 各種委員等の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名され、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員、裁判官訴追委員の予備員の職務を行う順序については、議長において定められることを望みます。
この発言だけを見る →大
大
大島理森#8
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。
議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に
平沢 勝栄君 及び 望月 義夫君
を指名いたします。
また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に神山佐市君を指名いたします。
なお、その職務を行う順序は第一順位といたします。
次に、裁判官訴追委員に
保岡 興治君 左藤 章君
及び 牧 義夫君
を指名いたします。
また、裁判官訴追委員の予備員に
田所 嘉徳君 及び 本村賢太郎君
を指名いたします。
なお、予備員の職務を行う順序は、田所嘉徳君を第一順位とし、本村賢太郎君を第四順位といたします。
次に、検察官適格審査会委員に古川禎久君を指名いたします。
また、宮路拓馬君を坂本哲志君の予備委員に指名いたします。
なお、予備委員門山宏哲君は古川禎久君の予備委員といたします。
次に、日本ユネスコ国内委員会委員に
青山 周平君 及び 大西 英男君
を指名いたします。
次に、国土審議会委員に林幹雄君を指名いたします。
次に、国土開発幹線自動車道建設会議委員に
細田 博之君 茂木 敏充君
及び 竹下 亘君
を指名いたします。
――――◇―――――
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明
この発言だけを見る →議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に
平沢 勝栄君 及び 望月 義夫君
を指名いたします。
また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に神山佐市君を指名いたします。
なお、その職務を行う順序は第一順位といたします。
次に、裁判官訴追委員に
保岡 興治君 左藤 章君
及び 牧 義夫君
を指名いたします。
また、裁判官訴追委員の予備員に
田所 嘉徳君 及び 本村賢太郎君
を指名いたします。
なお、予備員の職務を行う順序は、田所嘉徳君を第一順位とし、本村賢太郎君を第四順位といたします。
次に、検察官適格審査会委員に古川禎久君を指名いたします。
また、宮路拓馬君を坂本哲志君の予備委員に指名いたします。
なお、予備委員門山宏哲君は古川禎久君の予備委員といたします。
次に、日本ユネスコ国内委員会委員に
青山 周平君 及び 大西 英男君
を指名いたします。
次に、国土審議会委員に林幹雄君を指名いたします。
次に、国土開発幹線自動車道建設会議委員に
細田 博之君 茂木 敏充君
及び 竹下 亘君
を指名いたします。
――――◇―――――
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明
大
大島理森#9
○議長(大島理森君) この際、内閣提出、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案について、趣旨の説明を求めます。財務大臣麻生太郎君。
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
この発言だけを見る →〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
麻
麻生太郎#10
○国務大臣(麻生太郎君) ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明させていただきます。
世界経済の不透明感が増す中、新たな危機に陥ることを回避するため、あらゆる政策を講ずることが必要となっております。これを踏まえ、本法律案は、国税に関し、消費税率引き上げの実施時期の変更及びこれに関連する税制上の措置につきまして、所要の改正を行うものであります。
以下、その大要を御説明申し上げます。
第一に、消費税率引き上げの実施時期を平成三十一年十月一日に変更するとともに、消費税の軽減税率制度及び適格請求書等保存方式等の導入時期を二年半延期することとしております。
第二に、住宅ローン減税制度等の適用期限を二年半延長するとともに、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の適用期間を変更する等の改正を行うことといたしております。
第三に、地方法人税率引き上げの実施時期を二年半延期することとしております。
以上、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げた次第であります。拍手
――――◇―――――
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑
この発言だけを見る →世界経済の不透明感が増す中、新たな危機に陥ることを回避するため、あらゆる政策を講ずることが必要となっております。これを踏まえ、本法律案は、国税に関し、消費税率引き上げの実施時期の変更及びこれに関連する税制上の措置につきまして、所要の改正を行うものであります。
以下、その大要を御説明申し上げます。
第一に、消費税率引き上げの実施時期を平成三十一年十月一日に変更するとともに、消費税の軽減税率制度及び適格請求書等保存方式等の導入時期を二年半延期することとしております。
第二に、住宅ローン減税制度等の適用期限を二年半延長するとともに、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の適用期間を変更する等の改正を行うことといたしております。
第三に、地方法人税率引き上げの実施時期を二年半延期することとしております。
以上、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げた次第であります。拍手
――――◇―――――
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑
大
土
土井亨#12
○土井亨君 自由民主党の土井亨でございます。
私は、自由民主党・無所属の会及び公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。拍手
アベノミクスを推進してデフレからの脱却を果たし、経済を再生させると同時に、財政の健全化を実現することも重要な政策課題となっております。このため、社会保障と税の一体改革のもと、平成二十六年四月に消費税率を五%から八%に引き上げるとともに、これにより得た財源で社会保障の充実、安定化を図ってきたところであります。
このように、安倍政権においては、経済の再生と財政健全化を車の両輪とし、これらを実現するための取り組みを推進してまいりました。
今般、消費税率一〇%への引き上げ時期を二年半延期する法案が提出されましたが、これは、世界経済がさまざまなリスクに直面しており、各国が協調してあらゆる政策を総動員することが求められている中で、経済の再生と財政の健全化を確実に進めるための決断と認識をいたしております。
改めて、提出された法案で消費税率一〇%への引き上げを延期する理由を財務大臣にお伺いいたします。
社会保障と税の一体改革を着実に進め、社会保障の充実、安定化を早期に実現することが必要であります。このため、赤字国債に頼ることなく、しっかりと財源を確保した上で、優先順位をつけながら社会保障の充実を行うことが重要であります。
そこで、二十九年度予算編成に向けて、社会保障の充実にどのように取り組んでいくのか、財務大臣にお伺いをいたします。
社会保障と税の一体改革を進め、国民から信頼される社会保障制度を確立することは、国民の将来不安を払拭し、消費マインドにも好影響を与えるものと考えます。これに加えて、財政への信認を確保するためには、平成三十一年十月に消費税率を一〇%に引き上げ、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化の目標を実現する必要があります。
そこで、財務大臣に財政健全化目標の実現に向けた御決意をお伺いいたします。
提出された法案においては、軽減税率制度など、消費税率引き上げに関連する施策の実施時期の変更なども盛り込まれております。軽減税率制度は、税制抜本改革法に基づく低所得者対策として導入されるものですが、これによって、社会保障と税の一体改革や、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化目標の達成が損なわれることがあってはなりません。
このため、政府としても、軽減税率制度の導入に当たっては、安定的な恒久財源を確保していくという明確な姿勢を示すことが重要と考えますが、財務大臣の御見解をお伺いいたします。
軽減税率制度の導入に当たりましては、事業者の方々にレジの変更を初めとする準備をしていただく必要があります。このため、既にレジ導入補助金などの支援策が講じられております。
今般の消費税率一〇%への引き上げの延期に伴い、軽減税率制度の導入時期も二年半延期されることとなり、準備期間に若干の余裕が生まれたところではありますが、しかし、事業者の方々に万全の準備を進めていただくため、必要な支援を行っていくことが必要だと考えております。
そこで、軽減税率の円滑な導入に向けた政府の取り組み方針について、財務大臣にお伺いをいたします。
本法案を成立させ、引き続き経済の再生と財政健全化の実現のために全力を尽くすことをお誓い申し上げ、私の質問とさせていただきます。
ありがとうございました。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
この発言だけを見る →私は、自由民主党・無所属の会及び公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。拍手
アベノミクスを推進してデフレからの脱却を果たし、経済を再生させると同時に、財政の健全化を実現することも重要な政策課題となっております。このため、社会保障と税の一体改革のもと、平成二十六年四月に消費税率を五%から八%に引き上げるとともに、これにより得た財源で社会保障の充実、安定化を図ってきたところであります。
このように、安倍政権においては、経済の再生と財政健全化を車の両輪とし、これらを実現するための取り組みを推進してまいりました。
今般、消費税率一〇%への引き上げ時期を二年半延期する法案が提出されましたが、これは、世界経済がさまざまなリスクに直面しており、各国が協調してあらゆる政策を総動員することが求められている中で、経済の再生と財政の健全化を確実に進めるための決断と認識をいたしております。
改めて、提出された法案で消費税率一〇%への引き上げを延期する理由を財務大臣にお伺いいたします。
社会保障と税の一体改革を着実に進め、社会保障の充実、安定化を早期に実現することが必要であります。このため、赤字国債に頼ることなく、しっかりと財源を確保した上で、優先順位をつけながら社会保障の充実を行うことが重要であります。
そこで、二十九年度予算編成に向けて、社会保障の充実にどのように取り組んでいくのか、財務大臣にお伺いをいたします。
社会保障と税の一体改革を進め、国民から信頼される社会保障制度を確立することは、国民の将来不安を払拭し、消費マインドにも好影響を与えるものと考えます。これに加えて、財政への信認を確保するためには、平成三十一年十月に消費税率を一〇%に引き上げ、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化の目標を実現する必要があります。
そこで、財務大臣に財政健全化目標の実現に向けた御決意をお伺いいたします。
提出された法案においては、軽減税率制度など、消費税率引き上げに関連する施策の実施時期の変更なども盛り込まれております。軽減税率制度は、税制抜本改革法に基づく低所得者対策として導入されるものですが、これによって、社会保障と税の一体改革や、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化目標の達成が損なわれることがあってはなりません。
このため、政府としても、軽減税率制度の導入に当たっては、安定的な恒久財源を確保していくという明確な姿勢を示すことが重要と考えますが、財務大臣の御見解をお伺いいたします。
軽減税率制度の導入に当たりましては、事業者の方々にレジの変更を初めとする準備をしていただく必要があります。このため、既にレジ導入補助金などの支援策が講じられております。
今般の消費税率一〇%への引き上げの延期に伴い、軽減税率制度の導入時期も二年半延期されることとなり、準備期間に若干の余裕が生まれたところではありますが、しかし、事業者の方々に万全の準備を進めていただくため、必要な支援を行っていくことが必要だと考えております。
そこで、軽減税率の円滑な導入に向けた政府の取り組み方針について、財務大臣にお伺いをいたします。
本法案を成立させ、引き続き経済の再生と財政健全化の実現のために全力を尽くすことをお誓い申し上げ、私の質問とさせていただきます。
ありがとうございました。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
麻
麻生太郎#13
○国務大臣(麻生太郎君) 消費税率引き上げの延期の理由についてのお尋ね等、五問頂戴しました。
新興国経済の陰りなど、世界経済がさまざまなリスクに直面し、日本経済も個人消費に力強さを欠いた状況にあります。
このような中、経済再生、デフレ不況からの脱却に向けた取り組みに万全を期すため、構造改革の加速など、総合的かつ大胆な経済対策を講ずることとあわせ、消費税率一〇%への引き上げ時期を二年半延期することといたしております。
いずれにせよ、社会保障の充実、安定化、財政健全化の観点からは、消費税率一〇%への引き上げが不可欠と考えております。政府としては、経済財政運営に万全を期し、平成三十一年十月の確実な引き上げに向けて力を尽くしてまいりたく考えております。
次に、平成二十九年度における社会保障の充実についてのお尋ねがあっております。
社会保障の充実につきましては、給付と負担のバランスを考えれば、消費税率一〇%への引き上げを延期する以上、全てを行うことはできませんが、赤字公債を財源に社会保障の充実を行うような無責任なことは行いません。
その中で、待機児童ゼロに向けた保育の受け皿五十万人分の確保については、来年度までの達成に向け、約束どおり実施をいたしたく考えております。
また、年金の受給資格の短縮については、平成二十九年度中に確実に実施できるよう、所要の法案を今国会に提出させていただいております。
さらに、保育士、介護職員などの処遇改善など、一億総活躍プランに関する取り組みにつきましては、アベノミクスの成果の活用も含め、財源を確保して優先的に実施してまいります。
その他の取り組みについても、優先順位をつけながら、今後の予算編成過程の中で最大限努力をしてまいります。
次に、財政健全化目標の実現についてのお尋ねがあっております。
日本の財政は、毎年度の予算の三分の一以上、三十兆円以上を借金に頼り、社会保障関係費も予算全体の三分の一を占め、毎年度増加をしているなど、大変厳しい状況にありますのは御存じのとおりです。
社会保障制度を次世代に引き渡すとともに、国に対する信認を確保するため、財政健全化は避けて通ることができません。
二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標は堅持します。その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、未来への投資を実現する経済対策を初めとする強い経済の実現を目指した取り組みを進めてまいります。
あわせて、歳出歳入両面からの財政健全化の取り組みが必要であります。そのため、二〇一九年十月に消費税率を一〇%に確実に引き上げるとともに、引き続き、経済・財政再生計画の枠組みのもと、改革工程表に基づき、社会保障の改革を含め、徹底的な重点化、効率化などの歳出改革を継続してまいります。
今後とも、経済再生を進めながら、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化に向けて、しっかりと財政健全化に取り組んでまいります。
次に、消費税軽減税率制度の財源確保についてのお尋ねがありました。
軽減税率制度の財源確保につきましては、与党及び政府の税制改正大綱において、財政健全化目標を堅持するとともに、社会保障と税の一体改革の原点に立って安定的な恒久財源を確保することとされ、これを踏まえて、平成二十八年度税制改正法において、歳入及び歳出における法制上の措置を講ずると明記したところであります。
政府としては、こうした方針のもと、与党とも御相談をさせていただきつつ、歳入歳出両面にわたって検討を行い、安定的な恒久財源の確保にしっかりと取り組んでまいります。
最後に、軽減税率制度の円滑な導入に向けた取り組み方針についてのお尋ねもあっております。
政府として、軽減税率制度の円滑な導入に向けて取り組むことは重要だと考えております。法律においても、事業者の準備状況等を検証しつつ、必要な対応を行うことといたしております。
具体的には、既に本年四月にQアンドAを公表しておりますほか、説明会の開催により周知、広報を図っておるところです。また、中小企業者向けにはレジの導入等への支援も行っております。
引き続き、事業者の準備状況を把握しつつ、万全の対応を進めてまいりたいと考えております。拍手
―――――――――――――
この発言だけを見る →新興国経済の陰りなど、世界経済がさまざまなリスクに直面し、日本経済も個人消費に力強さを欠いた状況にあります。
このような中、経済再生、デフレ不況からの脱却に向けた取り組みに万全を期すため、構造改革の加速など、総合的かつ大胆な経済対策を講ずることとあわせ、消費税率一〇%への引き上げ時期を二年半延期することといたしております。
いずれにせよ、社会保障の充実、安定化、財政健全化の観点からは、消費税率一〇%への引き上げが不可欠と考えております。政府としては、経済財政運営に万全を期し、平成三十一年十月の確実な引き上げに向けて力を尽くしてまいりたく考えております。
次に、平成二十九年度における社会保障の充実についてのお尋ねがあっております。
社会保障の充実につきましては、給付と負担のバランスを考えれば、消費税率一〇%への引き上げを延期する以上、全てを行うことはできませんが、赤字公債を財源に社会保障の充実を行うような無責任なことは行いません。
その中で、待機児童ゼロに向けた保育の受け皿五十万人分の確保については、来年度までの達成に向け、約束どおり実施をいたしたく考えております。
また、年金の受給資格の短縮については、平成二十九年度中に確実に実施できるよう、所要の法案を今国会に提出させていただいております。
さらに、保育士、介護職員などの処遇改善など、一億総活躍プランに関する取り組みにつきましては、アベノミクスの成果の活用も含め、財源を確保して優先的に実施してまいります。
その他の取り組みについても、優先順位をつけながら、今後の予算編成過程の中で最大限努力をしてまいります。
次に、財政健全化目標の実現についてのお尋ねがあっております。
日本の財政は、毎年度の予算の三分の一以上、三十兆円以上を借金に頼り、社会保障関係費も予算全体の三分の一を占め、毎年度増加をしているなど、大変厳しい状況にありますのは御存じのとおりです。
社会保障制度を次世代に引き渡すとともに、国に対する信認を確保するため、財政健全化は避けて通ることができません。
二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標は堅持します。その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、未来への投資を実現する経済対策を初めとする強い経済の実現を目指した取り組みを進めてまいります。
あわせて、歳出歳入両面からの財政健全化の取り組みが必要であります。そのため、二〇一九年十月に消費税率を一〇%に確実に引き上げるとともに、引き続き、経済・財政再生計画の枠組みのもと、改革工程表に基づき、社会保障の改革を含め、徹底的な重点化、効率化などの歳出改革を継続してまいります。
今後とも、経済再生を進めながら、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化に向けて、しっかりと財政健全化に取り組んでまいります。
次に、消費税軽減税率制度の財源確保についてのお尋ねがありました。
軽減税率制度の財源確保につきましては、与党及び政府の税制改正大綱において、財政健全化目標を堅持するとともに、社会保障と税の一体改革の原点に立って安定的な恒久財源を確保することとされ、これを踏まえて、平成二十八年度税制改正法において、歳入及び歳出における法制上の措置を講ずると明記したところであります。
政府としては、こうした方針のもと、与党とも御相談をさせていただきつつ、歳入歳出両面にわたって検討を行い、安定的な恒久財源の確保にしっかりと取り組んでまいります。
最後に、軽減税率制度の円滑な導入に向けた取り組み方針についてのお尋ねもあっております。
政府として、軽減税率制度の円滑な導入に向けて取り組むことは重要だと考えております。法律においても、事業者の準備状況等を検証しつつ、必要な対応を行うことといたしております。
具体的には、既に本年四月にQアンドAを公表しておりますほか、説明会の開催により周知、広報を図っておるところです。また、中小企業者向けにはレジの導入等への支援も行っております。
引き続き、事業者の準備状況を把握しつつ、万全の対応を進めてまいりたいと考えております。拍手
―――――――――――――
大
木
木内孝胤#15
○木内孝胤君 民進党・無所属クラブの木内孝胤です。
私は、民進党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。拍手
二年前、安倍総理は、増税を再び延期することはない、ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします、平成二十九年四月の引き上げについては、景気判断条項をつけることなく確実に実施いたします、三年間、三本の矢をさらに前に進めることにより必ずやその経済状況をつくり出すことができるとまで言い切り、誰も反対していなかった消費税延期を争点だと言って、強引に衆議院を解散しました。
さて、あれから二年、あれだけの大見えを切りながら、消費税増税の延期を余儀なくされたということは、端的に言えば、アベノミクスがうまく機能しなかったということではないでしょうか。私は、アベノミクスは失敗だとか成功だとか、事を単純化して思考停止にならないように論じたいと思います。
安倍政権成立後の異次元の金融緩和と機動的な財政は、一定の効果を上げ、企業収益の改善、有効求人倍率や失業率の改善という成果に結びついたと率直に評価をしています。
評価をするべきところは評価をした上で、失策をきちんと指摘したいと思います。
デフレ脱却が道半ばの中で消費税を二年半前に引き上げたことは、アクセルを踏み続けるべきときにブレーキを踏んだ失敗と言えます。そして、個人消費への悪影響は一過性という甘い見通しで十分な逆進性対策を講じなかったこと、産業の新陳代謝を促し潜在成長率が高まるような政策、規制改革のおくれなど、成長戦略の成果がなかったことが評価をしていない部分です。
企業収益の改善も喜ぶべきことですが、内部留保が九十兆円積み上がるだけで、経済の好循環ともいうべき実質賃金の上昇や設備投資に回っていないのが実態です。したがって、結果だけを素直に見ると、アベノミクスは家計から大企業へ資産を移転させただけと総括できます。
安倍総理や関係大臣がいい数字だけに目を向けて経済は好循環だと説明するのとは裏腹に、国民が景気を実感できないでいる理由は簡単です。個人消費と実質賃金が低迷しているからです。この現実を直視しないで、増税の延期理由を世界経済のリスクのためにと一言で片づけていることが誤った政策につながっていると思いますが、麻生財務大臣の御見解を伺います。
アベノミクスの一番の課題は、個人消費が弱いということは明らかです。家計を温めるという最大の課題に取り組むべきときに、安倍政権は、厚生年金を年間十四万円カットする法案により、個人消費をさらに冷え込ませようとしています。
年金カット法案の年金減少額の試算を依頼すると、前提条件を変えての回答がありました。同じ前提条件での情報開示をお願いすると同時に、情報公開が不十分なことが不安をあおっています。
介護報酬のカットもそうです。介護離職者ゼロという政策を高々と掲げながら、介護報酬のカットの政策を進めています。これまた家計と個人消費を軽視した政策と断じざるを得ません。
塩崎厚生労働大臣に、年金カットの試算、個人消費への影響の御答弁を求めます。
安倍政権は、二〇一五年度五百一兆円の名目GDPを、二〇二〇年には六百兆円と目標を掲げています。年率三・七%成長というのはどのように実現するつもりなのですか。個人消費六十兆円の押し上げの具体策を教えてください。
財政再建の数値目標について伺います。
二〇二〇年度プライマリーバランス黒字化の目標も荒唐無稽だと思います。
伊勢志摩サミットで消費税増税延期を宣言した際、安倍総理は、財政再建に関して、長期債務残高対名目GDP比を安定的に推移させると説明しました。
この際、デフレ脱却に向けたコミットメントを強く見せるためにも、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化という目標を撤回し、長期債務残高対名目GDP比に変える方が、期待成長率を押し上げ、個人消費や設備投資の拡大につながるのではないでしょうか。石原経済財政担当大臣の御答弁をお願いいたします。
アベノミクスの頼みの株価について伺います。
外国人投資家が日本株の売り越しを続けて、株価下落につながっています。資本市場は、財政投融資の復活、官民ファンドへの回帰など官僚統制型の計画経済に後戻りしていることや規制改革のおくれに失望しています。
コーポレートガバナンスの強化というかけ声はよかったのですが、電機メーカーの不正会計への甘い対応、先日も、呉服メーカーをめぐって善管注意義務、コーポレートガバナンスコード違反が疑われるような取引が進められています。
現政権は、民間活力を阻害する方向に後戻りしています。潜在成長率〇・三%という数字がそれを物語っています。潜在成長率〇・三%という現実、資本市場の動向について、石原経済再生担当大臣の御答弁をお願いいたします。
公正な経済という観点から質問いたします。
稲田防衛大臣の二百六十枚の白紙の領収書を、高市総務大臣は問題ないと答弁しました。高市総務大臣はこの答弁を撤回していただけませんか。
今後は、飲食店で白紙領収書に勝手に金額を書き込むことでも税務上の経費として処理して差し支えないのか、麻生財務大臣に伺います。
景気判断条項を今回も設けない理由は何ですか。世界経済はリスクを増していると説明しているのに、三年後に消費税を確実に上げられる状況をつくり出すとまた大見えを切るのか、財務大臣及び経済財政担当大臣に伺います。
次に、消費税の逆進性対策について伺います。
多くの有識者から、軽減税率は高所得者優遇である、対象品目の線引きが難しく、利権発生の温床になりかねない、中小企業、小規模事業者に大きな負担を与えるなど、逆進性対策にはふさわしくないとの指摘がなされています。有効な逆進性対策は最低生活費に係る消費税を払い戻す給付つき税額控除であるということも、多くの有識者が指摘するところです。逆進性対策を軽視すると、個人消費の低迷という同じ失策につながります。
政府は、給付つき税額控除について、消費税そのものの負担が直接軽減されるものではなく、消費者にとって痛税感の緩和の実感につながらないという問題、所得や資産の把握が難しいといった問題等があると批判しています。
消費税そのものの負担が直接軽減されるものではないという点では、現行の簡素な給付措置も同じですが、痛税感の緩和につながっていないと考えているのですか。
所得の把握については、マイナンバー制度が導入され、正確性が高まりつつあると考えますが、不十分と考えているのですか。所得税減税に当たり、資産の把握まで行ったことはないし、行う必然性も考えがたいのですが、政府として今後、給付つき税額控除と同様の所得税減税を行う際には、資産の把握が必要であると考えているのですか。財務大臣に答弁を求めます。
小池百合子新都知事の登場で、豊洲移転、五輪関連施設の見直しで注目が集まっています。税金の使い方が余りにもずさんで、都民のみならず、国民も怒っています。
新国立競技場も大きな問題になりましたが、NHKの新社屋計画三千四百億円が目にとまり、その金額の根拠を問いただしたところ、いきなり千七百億円に見直されました。NHKのバランスシート上の五千億円を超える資金、経営努力や受信料の徴収率七六%の向上により、受信料を一〇%程度は十分に引き下げが可能だと思います。
高市総務大臣は昨年の予算委員会ではゼロ回答でしたが、籾井NHK会長に、苦しい家計を助けるために受信料を下げるように指示していただけないか、御答弁をお願いいたします。
日曜日に、米山隆一新潟県知事が誕生しました。新潟県民の民意をあらわした正々堂々の勝利と歓迎をしています。
少し関連して、原発事故にかかわる賠償支援と除染処理のために交付国債が発行されています。本来であれば、円高、原油安で電力料金の引き下げが可能ですが、円高、原油安のメリットは交付国債の償還原資に回されています。
賠償金と除染費用の総額、交付国債の残高、今後の残高の増加見通し、償還が完了する時期の見通しを麻生財務大臣に伺います。
民進党は、身を切る改革、行政改革の徹底は必須であると考えます。
二〇二〇年国勢調査に基づいた議員定数十削減はスタートにすぎず、さらなる削減が必要です。行革をさらに進めていくためには、行政事業レビューの法定化はもちろんのこと、公開プロセスにかける対象事業を拡大していく必要があると考えます。
また、特別会計改革として、外国為替特別会計、国債整理基金特別会計、労働保険特別会計などを財源とするお考えはありませんか。NTT、日本たばこの株式六兆円、これを財源にはできませんか。へそくり的なあらゆる国有資産を売却して、個人消費を押し上げるための財源に総動員させるお考えはありませんか。麻生財務大臣に伺います。
最後に、民進党は、野党第一党として、今後とも国民目線で安倍政権を厳しくチェックするとともに、建設的な提案を重ね、自民党にかわり政権を担い得る政党を目指すことを国民の皆様方にお約束し、私の質問とさせていただきます。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
この発言だけを見る →私は、民進党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。拍手
二年前、安倍総理は、増税を再び延期することはない、ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします、平成二十九年四月の引き上げについては、景気判断条項をつけることなく確実に実施いたします、三年間、三本の矢をさらに前に進めることにより必ずやその経済状況をつくり出すことができるとまで言い切り、誰も反対していなかった消費税延期を争点だと言って、強引に衆議院を解散しました。
さて、あれから二年、あれだけの大見えを切りながら、消費税増税の延期を余儀なくされたということは、端的に言えば、アベノミクスがうまく機能しなかったということではないでしょうか。私は、アベノミクスは失敗だとか成功だとか、事を単純化して思考停止にならないように論じたいと思います。
安倍政権成立後の異次元の金融緩和と機動的な財政は、一定の効果を上げ、企業収益の改善、有効求人倍率や失業率の改善という成果に結びついたと率直に評価をしています。
評価をするべきところは評価をした上で、失策をきちんと指摘したいと思います。
デフレ脱却が道半ばの中で消費税を二年半前に引き上げたことは、アクセルを踏み続けるべきときにブレーキを踏んだ失敗と言えます。そして、個人消費への悪影響は一過性という甘い見通しで十分な逆進性対策を講じなかったこと、産業の新陳代謝を促し潜在成長率が高まるような政策、規制改革のおくれなど、成長戦略の成果がなかったことが評価をしていない部分です。
企業収益の改善も喜ぶべきことですが、内部留保が九十兆円積み上がるだけで、経済の好循環ともいうべき実質賃金の上昇や設備投資に回っていないのが実態です。したがって、結果だけを素直に見ると、アベノミクスは家計から大企業へ資産を移転させただけと総括できます。
安倍総理や関係大臣がいい数字だけに目を向けて経済は好循環だと説明するのとは裏腹に、国民が景気を実感できないでいる理由は簡単です。個人消費と実質賃金が低迷しているからです。この現実を直視しないで、増税の延期理由を世界経済のリスクのためにと一言で片づけていることが誤った政策につながっていると思いますが、麻生財務大臣の御見解を伺います。
アベノミクスの一番の課題は、個人消費が弱いということは明らかです。家計を温めるという最大の課題に取り組むべきときに、安倍政権は、厚生年金を年間十四万円カットする法案により、個人消費をさらに冷え込ませようとしています。
年金カット法案の年金減少額の試算を依頼すると、前提条件を変えての回答がありました。同じ前提条件での情報開示をお願いすると同時に、情報公開が不十分なことが不安をあおっています。
介護報酬のカットもそうです。介護離職者ゼロという政策を高々と掲げながら、介護報酬のカットの政策を進めています。これまた家計と個人消費を軽視した政策と断じざるを得ません。
塩崎厚生労働大臣に、年金カットの試算、個人消費への影響の御答弁を求めます。
安倍政権は、二〇一五年度五百一兆円の名目GDPを、二〇二〇年には六百兆円と目標を掲げています。年率三・七%成長というのはどのように実現するつもりなのですか。個人消費六十兆円の押し上げの具体策を教えてください。
財政再建の数値目標について伺います。
二〇二〇年度プライマリーバランス黒字化の目標も荒唐無稽だと思います。
伊勢志摩サミットで消費税増税延期を宣言した際、安倍総理は、財政再建に関して、長期債務残高対名目GDP比を安定的に推移させると説明しました。
この際、デフレ脱却に向けたコミットメントを強く見せるためにも、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化という目標を撤回し、長期債務残高対名目GDP比に変える方が、期待成長率を押し上げ、個人消費や設備投資の拡大につながるのではないでしょうか。石原経済財政担当大臣の御答弁をお願いいたします。
アベノミクスの頼みの株価について伺います。
外国人投資家が日本株の売り越しを続けて、株価下落につながっています。資本市場は、財政投融資の復活、官民ファンドへの回帰など官僚統制型の計画経済に後戻りしていることや規制改革のおくれに失望しています。
コーポレートガバナンスの強化というかけ声はよかったのですが、電機メーカーの不正会計への甘い対応、先日も、呉服メーカーをめぐって善管注意義務、コーポレートガバナンスコード違反が疑われるような取引が進められています。
現政権は、民間活力を阻害する方向に後戻りしています。潜在成長率〇・三%という数字がそれを物語っています。潜在成長率〇・三%という現実、資本市場の動向について、石原経済再生担当大臣の御答弁をお願いいたします。
公正な経済という観点から質問いたします。
稲田防衛大臣の二百六十枚の白紙の領収書を、高市総務大臣は問題ないと答弁しました。高市総務大臣はこの答弁を撤回していただけませんか。
今後は、飲食店で白紙領収書に勝手に金額を書き込むことでも税務上の経費として処理して差し支えないのか、麻生財務大臣に伺います。
景気判断条項を今回も設けない理由は何ですか。世界経済はリスクを増していると説明しているのに、三年後に消費税を確実に上げられる状況をつくり出すとまた大見えを切るのか、財務大臣及び経済財政担当大臣に伺います。
次に、消費税の逆進性対策について伺います。
多くの有識者から、軽減税率は高所得者優遇である、対象品目の線引きが難しく、利権発生の温床になりかねない、中小企業、小規模事業者に大きな負担を与えるなど、逆進性対策にはふさわしくないとの指摘がなされています。有効な逆進性対策は最低生活費に係る消費税を払い戻す給付つき税額控除であるということも、多くの有識者が指摘するところです。逆進性対策を軽視すると、個人消費の低迷という同じ失策につながります。
政府は、給付つき税額控除について、消費税そのものの負担が直接軽減されるものではなく、消費者にとって痛税感の緩和の実感につながらないという問題、所得や資産の把握が難しいといった問題等があると批判しています。
消費税そのものの負担が直接軽減されるものではないという点では、現行の簡素な給付措置も同じですが、痛税感の緩和につながっていないと考えているのですか。
所得の把握については、マイナンバー制度が導入され、正確性が高まりつつあると考えますが、不十分と考えているのですか。所得税減税に当たり、資産の把握まで行ったことはないし、行う必然性も考えがたいのですが、政府として今後、給付つき税額控除と同様の所得税減税を行う際には、資産の把握が必要であると考えているのですか。財務大臣に答弁を求めます。
小池百合子新都知事の登場で、豊洲移転、五輪関連施設の見直しで注目が集まっています。税金の使い方が余りにもずさんで、都民のみならず、国民も怒っています。
新国立競技場も大きな問題になりましたが、NHKの新社屋計画三千四百億円が目にとまり、その金額の根拠を問いただしたところ、いきなり千七百億円に見直されました。NHKのバランスシート上の五千億円を超える資金、経営努力や受信料の徴収率七六%の向上により、受信料を一〇%程度は十分に引き下げが可能だと思います。
高市総務大臣は昨年の予算委員会ではゼロ回答でしたが、籾井NHK会長に、苦しい家計を助けるために受信料を下げるように指示していただけないか、御答弁をお願いいたします。
日曜日に、米山隆一新潟県知事が誕生しました。新潟県民の民意をあらわした正々堂々の勝利と歓迎をしています。
少し関連して、原発事故にかかわる賠償支援と除染処理のために交付国債が発行されています。本来であれば、円高、原油安で電力料金の引き下げが可能ですが、円高、原油安のメリットは交付国債の償還原資に回されています。
賠償金と除染費用の総額、交付国債の残高、今後の残高の増加見通し、償還が完了する時期の見通しを麻生財務大臣に伺います。
民進党は、身を切る改革、行政改革の徹底は必須であると考えます。
二〇二〇年国勢調査に基づいた議員定数十削減はスタートにすぎず、さらなる削減が必要です。行革をさらに進めていくためには、行政事業レビューの法定化はもちろんのこと、公開プロセスにかける対象事業を拡大していく必要があると考えます。
また、特別会計改革として、外国為替特別会計、国債整理基金特別会計、労働保険特別会計などを財源とするお考えはありませんか。NTT、日本たばこの株式六兆円、これを財源にはできませんか。へそくり的なあらゆる国有資産を売却して、個人消費を押し上げるための財源に総動員させるお考えはありませんか。麻生財務大臣に伺います。
最後に、民進党は、野党第一党として、今後とも国民目線で安倍政権を厳しくチェックするとともに、建設的な提案を重ね、自民党にかわり政権を担い得る政党を目指すことを国民の皆様方にお約束し、私の質問とさせていただきます。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
麻
麻生太郎#16
○国務大臣(麻生太郎君) 木内先生から六問頂戴をいたしております。
消費税率引き上げ延期の判断についてのお尋ねがありました。
現下の日本経済は、雇用・所得環境が大きく改善するなど、確実に経済再生に向けた成果があらわれております。
他方、個人消費は力強さを欠く状況にあるほか、世界経済は、新興国経済の陰りなど、需要の低迷、成長の減速リスクが懸念されておりますのは御存じのとおりです。
今般の消費税率引き上げ延期は、こうした状況を十分に踏まえ、経済再生、デフレ不況からの脱却に向けた取り組みに万全を期すため、構造改革の加速など、総合的かつ大胆な経済対策を講じることとあわせて判断をしたものであります。
したがって、現実を直視しないとの御指摘は当たらないと考えております。
白紙領収書に関する税務上の処理についてのお尋ねがありました。
領収書の要件につきましては、法人税法及び所得税法上、特段の定めはありませんが、適正な申告を確保する観点から、領収書を含めた帳簿の保存義務が設けられております。
仮に、御質問のような、白紙に金額を書き込んだ領収書があり、その内容に疑義が生じた場合は、他の帳簿書類を含め、帳簿書類全体として、金銭の支払いといった事実関係の適正性が総合的に判断されるものと承知をいたしております。
なお、御指摘の高市総務大臣の答弁につきましては、政府としても、本日、一定の前提のもとに述べたものであり、誤りであり訂正すべきものとは考えていない旨、答弁書を決定いたしております。
消費税率引き上げの景気判断条項についてのお尋ねもあっております。
消費税率の一〇%への引き上げは、国民の安心を支える社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために極めて必要なものであり、二〇一九年十月には引き上げを実施いたします。
政府としては、二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標も堅持いたします。
その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、民需主導の経済の好循環を確実なものとすることを通じて、二〇一九年十月の消費税率の一〇%への引き上げが可能な環境を確実に整えるべく、経済財政運営に万全を期してまいります。
このため、今般の法律には、御指摘の景気判断条項は盛り込んでおりません。
簡素な給付措置や所得、資産の把握についてのお尋ねがありました。
御指摘のように、簡素な給付措置は、給付つき税額控除と同様に、消費者にとりまして、買い物の都度、消費税負担に係る痛税感の緩和を実感できるものではありませんが、税制抜本改革法に基づき、消費税率引き上げによる影響を緩和するための暫定的及び臨時的な措置として実施しているものであります。
また、所得把握の問題につきましては、マイナンバー制度の導入によって、導入以前よりも正確な所得把握が可能となっておりますが、他方で、例えば、導入から間もないことに加えまして、課税最低限以下の所得の方々についても、そもそも申告義務がないことから、その所得を把握できないなどの点も考慮する必要があると考えております。
なお、御指摘の、給付つき税額控除と同様の所得減税を含む税制一般において、資産の多寡を要件の一つとするか否かについては、当該制度の趣旨、目的や仕組み次第であろうと考えております。
福島第一原子力発電所事故に係る交付国債などについてのお尋ねがありました。
福島第一原子力発電所事故の賠償、除染、中間貯蔵施設費用につきましては、原子力損害賠償・廃炉等支援機構に九兆円の交付国債を交付することにより、東京電力の資金繰りを支援いたしております。
現時点での東京電力における賠償や除染等の費用の支払い総額は、約六兆三千億円となっております。また、現金化されていない交付公債の残高は二兆七千億円となっております。
したがって、賠償等の費用は増加してきてはおりますが、直ちに支障が生じるわけではなく、今後、必要に応じ、賠償等の費用の見きわめを行うこととなろうと存じます。
なお、交付公債の償還費用の回収については、期限が設けられているものではありませんが、原子力事業者の負担金を主な原資として着実に回収されることとなっております。
最後に、行政改革等についてのお尋ねがありました。
まず、行政事業レビューにつきましては、法定化はしていないものの、行政改革推進本部のもと、外部有識者によるチェック対象の重点化や、新たに基金シートを毎年公表するといった見直しが行われており、財務省としても、予算編成にしっかりと反映してまいりたいと考えております。
次に、特別会計改革について御指摘がありましたが、外国為替資金特別会計につきましては、その保有する外貨資産を財源として活用することは、外貨から円貨への転換が必要となります。ドル売り・円買いということですが、ドル売り・円買い介入として金融為替市場に不測の影響を及ぼすおそれがあり、適切ではないと考えております。
国債整理基金特別会計につきましては、その剰余金を財源として活用することは、余剰金の大宗が国債入札の偶発的な未達に備えているものであることから、適切ではないと考えております。
労働保険特別会計については、その積立金を財源として活用することは、積立金の原資が労働者や雇用者が負担する保険料でありますことから、保険給付以外の財源として活用することは適切ではないと考えております。
最後に、政府保有株式の売却につきましては、御指摘のNTT株式につきましては、電話サービスを全国あまねく適切に提供する、ユニバーサルサービスですが、責務を有する等の公共的役割を踏まえ、政府保有を維持する必要があろうと考えております。
JT株式の政府保有は、国産葉たばこの全量買い取りを実質的に担保するなどの意義を有するものであり、その売却につきましては、現時点では慎重な検討が必要であろうと考えております。拍手
〔国務大臣高市早苗君登壇〕
この発言だけを見る →消費税率引き上げ延期の判断についてのお尋ねがありました。
現下の日本経済は、雇用・所得環境が大きく改善するなど、確実に経済再生に向けた成果があらわれております。
他方、個人消費は力強さを欠く状況にあるほか、世界経済は、新興国経済の陰りなど、需要の低迷、成長の減速リスクが懸念されておりますのは御存じのとおりです。
今般の消費税率引き上げ延期は、こうした状況を十分に踏まえ、経済再生、デフレ不況からの脱却に向けた取り組みに万全を期すため、構造改革の加速など、総合的かつ大胆な経済対策を講じることとあわせて判断をしたものであります。
したがって、現実を直視しないとの御指摘は当たらないと考えております。
白紙領収書に関する税務上の処理についてのお尋ねがありました。
領収書の要件につきましては、法人税法及び所得税法上、特段の定めはありませんが、適正な申告を確保する観点から、領収書を含めた帳簿の保存義務が設けられております。
仮に、御質問のような、白紙に金額を書き込んだ領収書があり、その内容に疑義が生じた場合は、他の帳簿書類を含め、帳簿書類全体として、金銭の支払いといった事実関係の適正性が総合的に判断されるものと承知をいたしております。
なお、御指摘の高市総務大臣の答弁につきましては、政府としても、本日、一定の前提のもとに述べたものであり、誤りであり訂正すべきものとは考えていない旨、答弁書を決定いたしております。
消費税率引き上げの景気判断条項についてのお尋ねもあっております。
消費税率の一〇%への引き上げは、国民の安心を支える社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために極めて必要なものであり、二〇一九年十月には引き上げを実施いたします。
政府としては、二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標も堅持いたします。
その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、民需主導の経済の好循環を確実なものとすることを通じて、二〇一九年十月の消費税率の一〇%への引き上げが可能な環境を確実に整えるべく、経済財政運営に万全を期してまいります。
このため、今般の法律には、御指摘の景気判断条項は盛り込んでおりません。
簡素な給付措置や所得、資産の把握についてのお尋ねがありました。
御指摘のように、簡素な給付措置は、給付つき税額控除と同様に、消費者にとりまして、買い物の都度、消費税負担に係る痛税感の緩和を実感できるものではありませんが、税制抜本改革法に基づき、消費税率引き上げによる影響を緩和するための暫定的及び臨時的な措置として実施しているものであります。
また、所得把握の問題につきましては、マイナンバー制度の導入によって、導入以前よりも正確な所得把握が可能となっておりますが、他方で、例えば、導入から間もないことに加えまして、課税最低限以下の所得の方々についても、そもそも申告義務がないことから、その所得を把握できないなどの点も考慮する必要があると考えております。
なお、御指摘の、給付つき税額控除と同様の所得減税を含む税制一般において、資産の多寡を要件の一つとするか否かについては、当該制度の趣旨、目的や仕組み次第であろうと考えております。
福島第一原子力発電所事故に係る交付国債などについてのお尋ねがありました。
福島第一原子力発電所事故の賠償、除染、中間貯蔵施設費用につきましては、原子力損害賠償・廃炉等支援機構に九兆円の交付国債を交付することにより、東京電力の資金繰りを支援いたしております。
現時点での東京電力における賠償や除染等の費用の支払い総額は、約六兆三千億円となっております。また、現金化されていない交付公債の残高は二兆七千億円となっております。
したがって、賠償等の費用は増加してきてはおりますが、直ちに支障が生じるわけではなく、今後、必要に応じ、賠償等の費用の見きわめを行うこととなろうと存じます。
なお、交付公債の償還費用の回収については、期限が設けられているものではありませんが、原子力事業者の負担金を主な原資として着実に回収されることとなっております。
最後に、行政改革等についてのお尋ねがありました。
まず、行政事業レビューにつきましては、法定化はしていないものの、行政改革推進本部のもと、外部有識者によるチェック対象の重点化や、新たに基金シートを毎年公表するといった見直しが行われており、財務省としても、予算編成にしっかりと反映してまいりたいと考えております。
次に、特別会計改革について御指摘がありましたが、外国為替資金特別会計につきましては、その保有する外貨資産を財源として活用することは、外貨から円貨への転換が必要となります。ドル売り・円買いということですが、ドル売り・円買い介入として金融為替市場に不測の影響を及ぼすおそれがあり、適切ではないと考えております。
国債整理基金特別会計につきましては、その剰余金を財源として活用することは、余剰金の大宗が国債入札の偶発的な未達に備えているものであることから、適切ではないと考えております。
労働保険特別会計については、その積立金を財源として活用することは、積立金の原資が労働者や雇用者が負担する保険料でありますことから、保険給付以外の財源として活用することは適切ではないと考えております。
最後に、政府保有株式の売却につきましては、御指摘のNTT株式につきましては、電話サービスを全国あまねく適切に提供する、ユニバーサルサービスですが、責務を有する等の公共的役割を踏まえ、政府保有を維持する必要があろうと考えております。
JT株式の政府保有は、国産葉たばこの全量買い取りを実質的に担保するなどの意義を有するものであり、その売却につきましては、現時点では慎重な検討が必要であろうと考えております。拍手
〔国務大臣高市早苗君登壇〕
高
高市早苗#17
○国務大臣(高市早苗君) 木内議員から私には、NHKの受信料の引き下げについてお尋ねがありました。
NHKの受信料については、放送法第七十条において、国会が、日本放送協会の収支予算を承認することによって定めることとされており、その水準については、まずはNHKにおいて、国民・視聴者への説明責任をしっかり果たしていただきたいと考えています。
その上で、私から籾井会長に対し、本年六月二十八日の平成二十七年度NHK決算提出の際に、公共放送としての業務のあり方なども踏まえ、受信料の還元のあり方について議論してほしい旨申し上げました。
NHKのあり方については、業務、受信料、ガバナンスの三位一体で改革を進めていくことが必要であり、総務省としても、有識者による検討会の場で、NHKを含む関係者の意見をお聞きした上で、具体的な方策を検討してまいります。拍手
〔国務大臣塩崎恭久君登壇〕
この発言だけを見る →NHKの受信料については、放送法第七十条において、国会が、日本放送協会の収支予算を承認することによって定めることとされており、その水準については、まずはNHKにおいて、国民・視聴者への説明責任をしっかり果たしていただきたいと考えています。
その上で、私から籾井会長に対し、本年六月二十八日の平成二十七年度NHK決算提出の際に、公共放送としての業務のあり方なども踏まえ、受信料の還元のあり方について議論してほしい旨申し上げました。
NHKのあり方については、業務、受信料、ガバナンスの三位一体で改革を進めていくことが必要であり、総務省としても、有識者による検討会の場で、NHKを含む関係者の意見をお聞きした上で、具体的な方策を検討してまいります。拍手
〔国務大臣塩崎恭久君登壇〕
塩
塩崎恭久#18
○国務大臣(塩崎恭久君) 木内孝胤議員にお答えを申し上げます。
年金額の試算及び年金額、介護報酬の個人消費への影響についてお尋ねがございました。
今回の年金改革法案は、マクロ経済スライドの調整期間の長期化を防ぐことにより、将来世代の給付水準の確保を図り、世代間の公平性の確保等に資するものでございます。
御指摘の年間十四万円カットの根拠は不明ですが、政府としては既に試算を行っております。
また、年金額改定ルールの見直しは、現在の低年金の高齢世代の方にも十分配慮をし、最大年六万円の年金生活者支援給付金の施行後の平成三十三年四月から実施することとしています。
さらに、今回の改正は、世代間の分かち合いの考え方に基づき、現役世代が将来受け取る年金の水準を確保するためのものであり、また、安倍政権では、デフレ脱却、賃金上昇を含む経済再生に全力で取り組むとしており、これが個人消費に悪影響を与えるという御指摘は当たらないと考えております。
介護報酬については、平成二十七年四月の改定において、質の高いサービスを提供する事業者には手厚い報酬が支払われる、めり張りのある改定を行いました。これは、介護職員の処遇改善や高齢者の保険料の上昇の抑制に資するものであり、御指摘は当たらないものと考えております。拍手
〔国務大臣石原伸晃君登壇〕
この発言だけを見る →年金額の試算及び年金額、介護報酬の個人消費への影響についてお尋ねがございました。
今回の年金改革法案は、マクロ経済スライドの調整期間の長期化を防ぐことにより、将来世代の給付水準の確保を図り、世代間の公平性の確保等に資するものでございます。
御指摘の年間十四万円カットの根拠は不明ですが、政府としては既に試算を行っております。
また、年金額改定ルールの見直しは、現在の低年金の高齢世代の方にも十分配慮をし、最大年六万円の年金生活者支援給付金の施行後の平成三十三年四月から実施することとしています。
さらに、今回の改正は、世代間の分かち合いの考え方に基づき、現役世代が将来受け取る年金の水準を確保するためのものであり、また、安倍政権では、デフレ脱却、賃金上昇を含む経済再生に全力で取り組むとしており、これが個人消費に悪影響を与えるという御指摘は当たらないと考えております。
介護報酬については、平成二十七年四月の改定において、質の高いサービスを提供する事業者には手厚い報酬が支払われる、めり張りのある改定を行いました。これは、介護職員の処遇改善や高齢者の保険料の上昇の抑制に資するものであり、御指摘は当たらないものと考えております。拍手
〔国務大臣石原伸晃君登壇〕
石
石原伸晃#19
○国務大臣(石原伸晃君) 木内議員にお答えいたします。
まず、名目GDP六百兆円の実現についてお尋ねがございました。
政権交代後、アベノミクス三本の矢の政策によりまして、デフレではないという状況をつくり出す中で、名目GDPは三十三兆円増加し、国、地方合わせた税収は二十一兆円増加するなど、経済の好循環が生まれております。
政府は、当面の需要喚起だけではなく、民需主導の持続的な経済成長と一億総活躍社会の着実な実現につなげるため、八月二日に未来への投資を実現する経済対策を閣議決定し、先日、それを具体化する補正予算を成立させていただいたところでございます。本対策には、国民全体の所得の底上げを図るための施策についても盛り込まれており、これらの施策は消費の底上げにもつながると期待をしているところでございます。
加えて、本格的な人口減少社会において経済成長を実現するためには、生産性の飛躍的な向上が必要でございます。鍵となるのは、第四次産業革命を初めとする技術革新の成果を社会に取り入れることでございます。このため、成長戦略の新司令塔である未来投資会議を創設いたしました。スピードアップとパワーアップを図る体制で構造改革の総ざらいを行い、イノベーションの社会実装を強力に進めてまいります。
こうしたあらゆる施策を総動員することで、中長期的に、実質GDP成長率二%程度、名目GDP成長率三%程度を上回る経済成長を実現し、二〇二〇年度ごろに六百兆円経済を達成することを目指します。
財政健全化についてお尋ねがございました。
財政健全化については、経済再生なくして財政健全化なしとの方針のもと、二〇二〇年度までに国、地方を合わせたプライマリーバランスを黒字化し、その後、債務残高対GDP比を安定的に引き下げることを目指しております。
経済・財政再生計画の枠組みのもと、安倍内閣のこれまでの歳出改革の取り組みをさらに強化するとともに、経済のパイを大きくし、経済再生と財政健全化を両立させてまいります。
このため、先ほども申し上げたとおり、未来への投資を実現する経済対策を具体化する補正予算を成立させていただいたところでもあり、これらによりまして、個人消費や設備投資など、内需をしっかりと拡大してまいりたいと考えております。
潜在成長率の御指摘と構造改革の推進についてお尋ねがございました。
これまで安倍内閣は、数々の構造改革を断行し、成長戦略を進めてまいりました。
本格的な人口減少社会において経済成長を実現するためには、生産性の飛躍的な向上が必要でございます。この鍵は、第四次産業革命を初めとする技術革新の成果を生産現場や実際の生活等に取り入れることでございます。このため、成長戦略の新司令塔である未来投資会議を創設いたしました。
今後は、スピードアップとパワーアップを図る体制で構造改革の総ざらいを行い、イノベーションの社会実装を強力に進めてまいります。
未来投資会議の第一回では、建設現場の生産性を二〇二五年までに二〇%向上させるよう、総理から関係閣僚に具体的な指示をいただいたところでもございます。私自身、建設現場の視察を行い、新技術の活用による生産性革命で人手不足を克服し、若者、女性の活躍につながる可能性を大いに感じたところでもございます。
今後も、そうした取り組みや第四次産業革命の強力な進展により、国民生活を豊かにし、また企業の生産性を向上させるため、必要な構造改革をちゅうちょなく断行してまいります。
消費税引き上げの景気判断条項についてのお尋ねがございました。
先ほども申し上げましたが、政府としては、経済再生なくして財政健全化なしとの方針のもと、経済のパイを大きくし、経済再生と財政健全化の両立をさせてまいります。
未来への投資を実現する経済対策の着実な実行を初め、アベノミクスを一層加速化させることを通じまして、二〇一九年十月の消費税率引き上げが可能な環境を整えるべく、経済財政運営に万全を期してまいります。このため、今般の法案には景気判断条項を盛り込んでいないものと承知をしているところでございます。拍手
―――――――――――――
この発言だけを見る →まず、名目GDP六百兆円の実現についてお尋ねがございました。
政権交代後、アベノミクス三本の矢の政策によりまして、デフレではないという状況をつくり出す中で、名目GDPは三十三兆円増加し、国、地方合わせた税収は二十一兆円増加するなど、経済の好循環が生まれております。
政府は、当面の需要喚起だけではなく、民需主導の持続的な経済成長と一億総活躍社会の着実な実現につなげるため、八月二日に未来への投資を実現する経済対策を閣議決定し、先日、それを具体化する補正予算を成立させていただいたところでございます。本対策には、国民全体の所得の底上げを図るための施策についても盛り込まれており、これらの施策は消費の底上げにもつながると期待をしているところでございます。
加えて、本格的な人口減少社会において経済成長を実現するためには、生産性の飛躍的な向上が必要でございます。鍵となるのは、第四次産業革命を初めとする技術革新の成果を社会に取り入れることでございます。このため、成長戦略の新司令塔である未来投資会議を創設いたしました。スピードアップとパワーアップを図る体制で構造改革の総ざらいを行い、イノベーションの社会実装を強力に進めてまいります。
こうしたあらゆる施策を総動員することで、中長期的に、実質GDP成長率二%程度、名目GDP成長率三%程度を上回る経済成長を実現し、二〇二〇年度ごろに六百兆円経済を達成することを目指します。
財政健全化についてお尋ねがございました。
財政健全化については、経済再生なくして財政健全化なしとの方針のもと、二〇二〇年度までに国、地方を合わせたプライマリーバランスを黒字化し、その後、債務残高対GDP比を安定的に引き下げることを目指しております。
経済・財政再生計画の枠組みのもと、安倍内閣のこれまでの歳出改革の取り組みをさらに強化するとともに、経済のパイを大きくし、経済再生と財政健全化を両立させてまいります。
このため、先ほども申し上げたとおり、未来への投資を実現する経済対策を具体化する補正予算を成立させていただいたところでもあり、これらによりまして、個人消費や設備投資など、内需をしっかりと拡大してまいりたいと考えております。
潜在成長率の御指摘と構造改革の推進についてお尋ねがございました。
これまで安倍内閣は、数々の構造改革を断行し、成長戦略を進めてまいりました。
本格的な人口減少社会において経済成長を実現するためには、生産性の飛躍的な向上が必要でございます。この鍵は、第四次産業革命を初めとする技術革新の成果を生産現場や実際の生活等に取り入れることでございます。このため、成長戦略の新司令塔である未来投資会議を創設いたしました。
今後は、スピードアップとパワーアップを図る体制で構造改革の総ざらいを行い、イノベーションの社会実装を強力に進めてまいります。
未来投資会議の第一回では、建設現場の生産性を二〇二五年までに二〇%向上させるよう、総理から関係閣僚に具体的な指示をいただいたところでもございます。私自身、建設現場の視察を行い、新技術の活用による生産性革命で人手不足を克服し、若者、女性の活躍につながる可能性を大いに感じたところでもございます。
今後も、そうした取り組みや第四次産業革命の強力な進展により、国民生活を豊かにし、また企業の生産性を向上させるため、必要な構造改革をちゅうちょなく断行してまいります。
消費税引き上げの景気判断条項についてのお尋ねがございました。
先ほども申し上げましたが、政府としては、経済再生なくして財政健全化なしとの方針のもと、経済のパイを大きくし、経済再生と財政健全化の両立をさせてまいります。
未来への投資を実現する経済対策の着実な実行を初め、アベノミクスを一層加速化させることを通じまして、二〇一九年十月の消費税率引き上げが可能な環境を整えるべく、経済財政運営に万全を期してまいります。このため、今般の法案には景気判断条項を盛り込んでいないものと承知をしているところでございます。拍手
―――――――――――――
大
宮
宮本徹#21
○宮本徹君 私は、日本共産党を代表して、消費税増税延期法案について質問します。拍手
国民の多くが増税中止を求める中、安倍政権は二度目の増税先送りへと追い込まれました。安倍政権は、消費税を八%に引き上げる際、消費税増税の影響はワンショットだと言いました。しかし、現実には、実質賃金の低下、年金の目減りをもたらし、GDPの個人消費は二年連続のマイナス。消費増税は長期にわたって個人消費を落ち込ませる要因となっています。
大臣、消費税増税路線の破綻を素直に認めるべきではありませんか。
総理が所信表明で、経済の好循環が生まれていますと言い切ったことに驚きました。家計調査の消費支出は、うるう月効果を除けば十二カ月連続マイナスです。個人消費が低迷して経済が好循環するはずがないではありませんか。
好循環の根拠として、GDPの個人消費がことしの一―三月と四―六月と二期連続プラスに転じたと言います。しかし、名目で見れば、四―六月の個人消費はマイナスです。実質がマイナスのときは名目が大事だと言い、名目がマイナスのときは実質で実績を強調する、こういう御都合主義はやめるべきではありませんか。
麻生大臣、消費税増税頼みの財源論の行き詰まりは明らかです。破綻した消費税増税路線にしがみつくのはやめ、消費税増税は二年半の延期実施ではなく、きっぱり断念をして、そして、消費税に頼らない道を決断すべきではないでしょうか。
格差と貧困が広がる中、社会保障、子育て支援、若者支援を拡充することは緊急の課題です。私たちは、税金の使い方の転換とあわせ、不公平な三つの税逃れを正すことで財源をつくることを提案します。
第一に、大企業の負担は、中堅・中小企業並みの負担を求めるべきです。
受取配当益金不算入制度など、主に大企業が利用する税制により、大企業の実際の法人税負担率は中堅・中小企業を大きく下回る不公平が生じている、こういう認識はお持ちでしょうか。大企業優遇税制は思い切って見直すべきです。
研究開発減税のうち、増加型と高水準型は今年度末で適用期限を迎えます。増加型と高水準型による減税額は、二〇一四年度で合計一千九十億円です。期限どおり終わりにすれば、子育て支援や社会保障の財源とすることができます。
ところが、経団連と経産省は、減税額の維持、恒久的措置化を求めています。これは、期限の定めのある政策税制は、原則、期限到来時に廃止するという政府税調の基準を踏みにじるものではありませんか。
高水準型は減税総額の九〇%以上を上位十社が占めており、一部の企業への偏重は明らかです。二〇一二年度に研究開発減税が縮小になった際の経産省の委託調査でも、企業の研究開発投資にはほとんど影響しなかったことがはっきりしております。
増加型、高水準型は期限どおりに廃止し、総額型などへの形を変えての恒久減税化はやめるべきであります。
安倍政権は、法人税率の引き下げを進めてきました。しかし、実質賃金は大幅に低下、設備投資も伸び悩み、大企業の内部留保をさらにうずたかく積み上げるだけだったのではありませんか。法人税減税は中止すべきです。
第二に、所得税の負担率が所得一億円を超えると下がるという不公平を正し、富裕層に力に応じた税負担を求めるべきです。
富裕層の株式配当や売却益への課税は、欧米主要国は三〇から四〇%ですが、日本は所得税一五%、住民税五%です。これが不公平の最大の原因です。富裕層の株式売却益や配当については、欧米並みの三〇%へ引き上げるべきです。
今月、経済同友会も、株式譲渡益や配当所得の税率引き上げを提言いたしました。大企業の経営者がみずから課税してほしいと言っています。遠慮なく、来年度から引き上げるべきではありませんか。
配偶者控除の対象拡大が検討されております。
控除の見直しに当たっては、基礎控除や低所得者の給与所得控除の拡大など、所得再分配の観点で整合性のとれた見直しにすべきであります。
第三に、タックスヘイブンの税逃れを正すことです。
パナマ文書のデータをデンマーク政府が課税逃れを調査するため購入したと報道されました。日本政府はパナマ文書にかかわるデータを入手したのでしょうか。パナマ文書に基づく税務調査の到達点をお示しいただきたいと思います。
タックスヘイブンとされる地域への日本からの投資は、公表分だけで百兆円前後に上るにもかかわらず、タックスヘイブン対策税制の対象となった所得は〇・四兆円にすぎません。トリガー税率の撤廃、日本からの出資が五〇%超などの適用要件の見直しなど、抜本的に取り組むべきであります。そして、税逃れのツールとなっている外国子会社配当益金不算入制度も見直すべきであります。
国内で富を築いた富裕層が相続税、贈与税のない国へ移住するケースがふえています。相続人、被相続人とも、五年以上海外に住めば、国外財産は相続税の対象になりません。五年という期間を見直すべきという提案に、麻生大臣は検討を約束されました。来年度から実現すべきではないでしょうか。
こうした税逃れも正さず、消費税の一〇%増税で穴埋めするなど、断じて許されません。ましてや、租税特別措置の延長の一方で、社会保障の自然増の一千四百億円のカット、介護保険などの給付減、負担増というのは、削るものが間違っているのではありませんか。
先週、経団連は、主要政党の政策評価を発表し、企業献金を呼びかけました。この間の法人税率引き下げなどを評価する一方で、消費税率の確実な引き上げ、社会保障制度改革、大胆な規制緩和など、国民の痛みを伴う改革を求めています。企業献金と引きかえに、経団連の要求を丸のみするのでしょうか。
政治が国民よりも財界に顔を向けていては、経済も財政も国民の暮らしも行き詰まるだけであります。大企業優遇の政治姿勢を根本的に改めることを求めて、私の質問を終わります。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
この発言だけを見る →国民の多くが増税中止を求める中、安倍政権は二度目の増税先送りへと追い込まれました。安倍政権は、消費税を八%に引き上げる際、消費税増税の影響はワンショットだと言いました。しかし、現実には、実質賃金の低下、年金の目減りをもたらし、GDPの個人消費は二年連続のマイナス。消費増税は長期にわたって個人消費を落ち込ませる要因となっています。
大臣、消費税増税路線の破綻を素直に認めるべきではありませんか。
総理が所信表明で、経済の好循環が生まれていますと言い切ったことに驚きました。家計調査の消費支出は、うるう月効果を除けば十二カ月連続マイナスです。個人消費が低迷して経済が好循環するはずがないではありませんか。
好循環の根拠として、GDPの個人消費がことしの一―三月と四―六月と二期連続プラスに転じたと言います。しかし、名目で見れば、四―六月の個人消費はマイナスです。実質がマイナスのときは名目が大事だと言い、名目がマイナスのときは実質で実績を強調する、こういう御都合主義はやめるべきではありませんか。
麻生大臣、消費税増税頼みの財源論の行き詰まりは明らかです。破綻した消費税増税路線にしがみつくのはやめ、消費税増税は二年半の延期実施ではなく、きっぱり断念をして、そして、消費税に頼らない道を決断すべきではないでしょうか。
格差と貧困が広がる中、社会保障、子育て支援、若者支援を拡充することは緊急の課題です。私たちは、税金の使い方の転換とあわせ、不公平な三つの税逃れを正すことで財源をつくることを提案します。
第一に、大企業の負担は、中堅・中小企業並みの負担を求めるべきです。
受取配当益金不算入制度など、主に大企業が利用する税制により、大企業の実際の法人税負担率は中堅・中小企業を大きく下回る不公平が生じている、こういう認識はお持ちでしょうか。大企業優遇税制は思い切って見直すべきです。
研究開発減税のうち、増加型と高水準型は今年度末で適用期限を迎えます。増加型と高水準型による減税額は、二〇一四年度で合計一千九十億円です。期限どおり終わりにすれば、子育て支援や社会保障の財源とすることができます。
ところが、経団連と経産省は、減税額の維持、恒久的措置化を求めています。これは、期限の定めのある政策税制は、原則、期限到来時に廃止するという政府税調の基準を踏みにじるものではありませんか。
高水準型は減税総額の九〇%以上を上位十社が占めており、一部の企業への偏重は明らかです。二〇一二年度に研究開発減税が縮小になった際の経産省の委託調査でも、企業の研究開発投資にはほとんど影響しなかったことがはっきりしております。
増加型、高水準型は期限どおりに廃止し、総額型などへの形を変えての恒久減税化はやめるべきであります。
安倍政権は、法人税率の引き下げを進めてきました。しかし、実質賃金は大幅に低下、設備投資も伸び悩み、大企業の内部留保をさらにうずたかく積み上げるだけだったのではありませんか。法人税減税は中止すべきです。
第二に、所得税の負担率が所得一億円を超えると下がるという不公平を正し、富裕層に力に応じた税負担を求めるべきです。
富裕層の株式配当や売却益への課税は、欧米主要国は三〇から四〇%ですが、日本は所得税一五%、住民税五%です。これが不公平の最大の原因です。富裕層の株式売却益や配当については、欧米並みの三〇%へ引き上げるべきです。
今月、経済同友会も、株式譲渡益や配当所得の税率引き上げを提言いたしました。大企業の経営者がみずから課税してほしいと言っています。遠慮なく、来年度から引き上げるべきではありませんか。
配偶者控除の対象拡大が検討されております。
控除の見直しに当たっては、基礎控除や低所得者の給与所得控除の拡大など、所得再分配の観点で整合性のとれた見直しにすべきであります。
第三に、タックスヘイブンの税逃れを正すことです。
パナマ文書のデータをデンマーク政府が課税逃れを調査するため購入したと報道されました。日本政府はパナマ文書にかかわるデータを入手したのでしょうか。パナマ文書に基づく税務調査の到達点をお示しいただきたいと思います。
タックスヘイブンとされる地域への日本からの投資は、公表分だけで百兆円前後に上るにもかかわらず、タックスヘイブン対策税制の対象となった所得は〇・四兆円にすぎません。トリガー税率の撤廃、日本からの出資が五〇%超などの適用要件の見直しなど、抜本的に取り組むべきであります。そして、税逃れのツールとなっている外国子会社配当益金不算入制度も見直すべきであります。
国内で富を築いた富裕層が相続税、贈与税のない国へ移住するケースがふえています。相続人、被相続人とも、五年以上海外に住めば、国外財産は相続税の対象になりません。五年という期間を見直すべきという提案に、麻生大臣は検討を約束されました。来年度から実現すべきではないでしょうか。
こうした税逃れも正さず、消費税の一〇%増税で穴埋めするなど、断じて許されません。ましてや、租税特別措置の延長の一方で、社会保障の自然増の一千四百億円のカット、介護保険などの給付減、負担増というのは、削るものが間違っているのではありませんか。
先週、経団連は、主要政党の政策評価を発表し、企業献金を呼びかけました。この間の法人税率引き下げなどを評価する一方で、消費税率の確実な引き上げ、社会保障制度改革、大胆な規制緩和など、国民の痛みを伴う改革を求めています。企業献金と引きかえに、経団連の要求を丸のみするのでしょうか。
政治が国民よりも財界に顔を向けていては、経済も財政も国民の暮らしも行き詰まるだけであります。大企業優遇の政治姿勢を根本的に改めることを求めて、私の質問を終わります。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
麻
麻生太郎#22
○国務大臣(麻生太郎君) 宮本先生から十問いただいております。
消費税率引き上げについてのお尋ねがありました。
安倍内閣において、平成二十六年四月に消費税率を八%に引き上げましたが、三本の矢等の政策により、有効求人倍率は二十四年ぶりの高水準となり、また、三年連続して賃上げが行われるなど、雇用・所得環境は大きく改善をしており、消費増税路線が破綻しているとの御指摘は当たらないと考えております。
また、消費税率の一〇%への引き上げは、国民の安心を支えます社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために極めて必要な問題であり、断念することはあり得ません。
政府としては、経済財政運営に万全を期し、平成三十一年十月の確実な引き上げに向けて力を尽くしてまいりたいと考えております。
大企業の法人税負担率についてのお尋ねがありました。
安倍政権のもとで、平成二十七年度、二十八年度税制改正において取り組んだ法人税改革は、課税ベースの拡大により、財源をしっかりと確保しつつ税率を引き下げたものでありますが、課税ベースの拡大に当たりましては、外形標準課税について中小企業を引き続き対象外とするなど、中小企業には十分な配慮を行っておると考えております。
なお、御指摘の受取配当金の益金不算入制度は、子会社の段階との法人税の二重課税を避けるため、諸外国においては一般的に導入されている制度であります。こうした制度の影響を捉えて、大企業の法人税の負担割合を低いと単純に結論づけることは、妥当ではないと考えております。
研究開発税制についてのお尋ねもありました。
研究開発税制などの租特につきましては、特定の政策目的を実現するために有効な政策手段となり得る一方で、税負担のゆがみを生じさせる面があることから、政府税調の提言のとおり、真に必要なものに限定していくことが必要と考えております。
研究開発税制につきましても、今年度末に期限が到来いたします増加型や高水準型のほか、総額型も含めた制度全般にわたり、研究開発投資に向けた有効なインセンティブとなっているかといった観点からもしっかりと検討してまいりたいと考えております。
次に、法人実効税率の引き下げについてのお尋ねがありました。
企業の内部留保につきましては、三百七十兆円を超えるまで積み上がりました。現預金もふえておるのが現状であります。経済界がマインドを変え、投資拡大等に取り組んでいくことが何より重要な局面になってきていると考えております。
平成二十七年度、二十八年度税制改正において取り組んだ法人税改革は、単なる税率の引き下げだけではなくて、法人課税をより広く負担を分かち合う構造へと改革し、企業の収益力拡大に向けた前向きな投資等を促すためのものであります。したがって、これを見直すということを考えてはおりません。
株式譲渡益や配当に対する課税についてのお尋ねがあっております。
金融所得に係る分離課税の税率に関しましては、平成二十六年度から、一〇%の軽減税率を廃止し、二〇%の本則税率としたところです。これによりまして、高所得者ほど所得税の負担率が上昇する傾向が見られ、所得再配分機能の回復に一定の効果があったのではないかと考えております。
今後の税率の水準につきましては、こうした改正の効果も見きわめるとともに、景気情勢や市場の動向、税制や社会保障制度によります所得再分配の状況等々、税制全体のあり方の中での金融所得の課税の位置づけなどを勘案して検討する必要があるものと考えております。
所得税の控除の見直しについてもお尋ねがありました。
所得再分配機能の回復を図る観点から、近年の税制改正におきましては、ただいま申し上げた金融所得課税の見直しに加え、所得税の最高税率を四〇%から四五%に引き上げ、給与所得控除が頭打ちとなる収入を一千五百万円から一千万円まで引き下げるといった取り組みを行ってきたところであります。
まずは、こうした見直しが与える影響を注視しつつ、政府税制調査会における議論を踏まえ、所得税の各種控除のあり方について検討を行ってまいりたいと考えております。
いわゆるパナマ文書についてのお尋ねがありました。
国税当局におきましては、一般論として申し上げれば、引き続き、租税条約等に基づく情報交換や国外送金等調書などの資料情報を積極的に活用するほか、今後は、金融口座情報の自動的交換により外国当局から得られる預金等の情報も活用し、より有効な資料情報の収集、分析を行うこととしていますが、御指摘のパナマ文書など個別資料の入手の有無については言及しないことといたしておりますことを御承知おき願いたいと存じます。
いずれにしても、国税当局におきましては、あらゆる機会を通じて情報収集を行い、その上で、課税上問題のある取引が認められれば税務調査を行うなど、適正、公平な課税の実現に努めているものと承知をいたしておるところであります。
国際的租税回避への対応についてのお尋ねがありました。
外国子会社合算制度、いわゆるタックスヘイブン対策税制につきましては、平成二十八年度与党税制改正大綱を踏まえ、租税回避の防止という本税制の趣旨、日本の産業競争力や経済への影響、適正な執行の確保などに留意しつつ、トリガー税率も含めまして、総合的な検討を行っているところであります。
その際、外国子会社配当益金不算入制度によって、資産や事業を形式的に外国子会社へと移転し、得られた所得を配当として日本に戻すことで課税を逃れる行為が助長され得る点についても留意しつつ、検討を進めてまいりたいと考えております。
海外財産に対する相続税等の課税範囲につきましては、平成二十五年度改正において見直しを行ったところでありますが、引き続き、意図的な課税逃れが発生していないかといった課税の実態や諸外国の実例等も踏まえ、検討していきたいと考えております。
税逃れへの対応と消費税、社会保障の取り扱いについてのお尋ねもあっております。
政府としては、適正、公平な課税の実現に向けて、国際的な租税回避等をめぐる近年の動きを踏まえつつ、制度、執行の両面から不断に取り組んでいるところであります。
消費税の一〇%への引き上げは、高齢化の進展を背景に社会保障費の伸びが引き続き見込まれる中、国民の安心を支えます社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために不可欠なものと考えております。
また、持続可能な社会保障制度を構築する上では、社会保障分野の歳出改革も避けて通れない課題と考えます。負担の公平性の確保や公的保険給付の適正化など、社会保障の効率化や制度改革に不断に取り組むことが必要と考えており、こうした取り組みが間違っているとの御指摘は当たらないと考えております。
最後に、企業献金と税制の関係についてのお尋ねがありました。
安倍内閣の経済政策が、政治献金によって影響を受けているということはありません。
このことは、税制についても同様であり、例えば、平成二十七年度、二十八年度税制改正において取り組んだ法人税改革は、大企業を優遇するためのものではなく、企業に対して、収益力拡大に向けた前向きな投資や、継続的、積極的な賃金引き上げが可能な体質への転換を促す観点から、法人税の構造改革を行ったものであります。拍手
〔国務大臣石原伸晃君登壇〕
この発言だけを見る →消費税率引き上げについてのお尋ねがありました。
安倍内閣において、平成二十六年四月に消費税率を八%に引き上げましたが、三本の矢等の政策により、有効求人倍率は二十四年ぶりの高水準となり、また、三年連続して賃上げが行われるなど、雇用・所得環境は大きく改善をしており、消費増税路線が破綻しているとの御指摘は当たらないと考えております。
また、消費税率の一〇%への引き上げは、国民の安心を支えます社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために極めて必要な問題であり、断念することはあり得ません。
政府としては、経済財政運営に万全を期し、平成三十一年十月の確実な引き上げに向けて力を尽くしてまいりたいと考えております。
大企業の法人税負担率についてのお尋ねがありました。
安倍政権のもとで、平成二十七年度、二十八年度税制改正において取り組んだ法人税改革は、課税ベースの拡大により、財源をしっかりと確保しつつ税率を引き下げたものでありますが、課税ベースの拡大に当たりましては、外形標準課税について中小企業を引き続き対象外とするなど、中小企業には十分な配慮を行っておると考えております。
なお、御指摘の受取配当金の益金不算入制度は、子会社の段階との法人税の二重課税を避けるため、諸外国においては一般的に導入されている制度であります。こうした制度の影響を捉えて、大企業の法人税の負担割合を低いと単純に結論づけることは、妥当ではないと考えております。
研究開発税制についてのお尋ねもありました。
研究開発税制などの租特につきましては、特定の政策目的を実現するために有効な政策手段となり得る一方で、税負担のゆがみを生じさせる面があることから、政府税調の提言のとおり、真に必要なものに限定していくことが必要と考えております。
研究開発税制につきましても、今年度末に期限が到来いたします増加型や高水準型のほか、総額型も含めた制度全般にわたり、研究開発投資に向けた有効なインセンティブとなっているかといった観点からもしっかりと検討してまいりたいと考えております。
次に、法人実効税率の引き下げについてのお尋ねがありました。
企業の内部留保につきましては、三百七十兆円を超えるまで積み上がりました。現預金もふえておるのが現状であります。経済界がマインドを変え、投資拡大等に取り組んでいくことが何より重要な局面になってきていると考えております。
平成二十七年度、二十八年度税制改正において取り組んだ法人税改革は、単なる税率の引き下げだけではなくて、法人課税をより広く負担を分かち合う構造へと改革し、企業の収益力拡大に向けた前向きな投資等を促すためのものであります。したがって、これを見直すということを考えてはおりません。
株式譲渡益や配当に対する課税についてのお尋ねがあっております。
金融所得に係る分離課税の税率に関しましては、平成二十六年度から、一〇%の軽減税率を廃止し、二〇%の本則税率としたところです。これによりまして、高所得者ほど所得税の負担率が上昇する傾向が見られ、所得再配分機能の回復に一定の効果があったのではないかと考えております。
今後の税率の水準につきましては、こうした改正の効果も見きわめるとともに、景気情勢や市場の動向、税制や社会保障制度によります所得再分配の状況等々、税制全体のあり方の中での金融所得の課税の位置づけなどを勘案して検討する必要があるものと考えております。
所得税の控除の見直しについてもお尋ねがありました。
所得再分配機能の回復を図る観点から、近年の税制改正におきましては、ただいま申し上げた金融所得課税の見直しに加え、所得税の最高税率を四〇%から四五%に引き上げ、給与所得控除が頭打ちとなる収入を一千五百万円から一千万円まで引き下げるといった取り組みを行ってきたところであります。
まずは、こうした見直しが与える影響を注視しつつ、政府税制調査会における議論を踏まえ、所得税の各種控除のあり方について検討を行ってまいりたいと考えております。
いわゆるパナマ文書についてのお尋ねがありました。
国税当局におきましては、一般論として申し上げれば、引き続き、租税条約等に基づく情報交換や国外送金等調書などの資料情報を積極的に活用するほか、今後は、金融口座情報の自動的交換により外国当局から得られる預金等の情報も活用し、より有効な資料情報の収集、分析を行うこととしていますが、御指摘のパナマ文書など個別資料の入手の有無については言及しないことといたしておりますことを御承知おき願いたいと存じます。
いずれにしても、国税当局におきましては、あらゆる機会を通じて情報収集を行い、その上で、課税上問題のある取引が認められれば税務調査を行うなど、適正、公平な課税の実現に努めているものと承知をいたしておるところであります。
国際的租税回避への対応についてのお尋ねがありました。
外国子会社合算制度、いわゆるタックスヘイブン対策税制につきましては、平成二十八年度与党税制改正大綱を踏まえ、租税回避の防止という本税制の趣旨、日本の産業競争力や経済への影響、適正な執行の確保などに留意しつつ、トリガー税率も含めまして、総合的な検討を行っているところであります。
その際、外国子会社配当益金不算入制度によって、資産や事業を形式的に外国子会社へと移転し、得られた所得を配当として日本に戻すことで課税を逃れる行為が助長され得る点についても留意しつつ、検討を進めてまいりたいと考えております。
海外財産に対する相続税等の課税範囲につきましては、平成二十五年度改正において見直しを行ったところでありますが、引き続き、意図的な課税逃れが発生していないかといった課税の実態や諸外国の実例等も踏まえ、検討していきたいと考えております。
税逃れへの対応と消費税、社会保障の取り扱いについてのお尋ねもあっております。
政府としては、適正、公平な課税の実現に向けて、国際的な租税回避等をめぐる近年の動きを踏まえつつ、制度、執行の両面から不断に取り組んでいるところであります。
消費税の一〇%への引き上げは、高齢化の進展を背景に社会保障費の伸びが引き続き見込まれる中、国民の安心を支えます社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために不可欠なものと考えております。
また、持続可能な社会保障制度を構築する上では、社会保障分野の歳出改革も避けて通れない課題と考えます。負担の公平性の確保や公的保険給付の適正化など、社会保障の効率化や制度改革に不断に取り組むことが必要と考えており、こうした取り組みが間違っているとの御指摘は当たらないと考えております。
最後に、企業献金と税制の関係についてのお尋ねがありました。
安倍内閣の経済政策が、政治献金によって影響を受けているということはありません。
このことは、税制についても同様であり、例えば、平成二十七年度、二十八年度税制改正において取り組んだ法人税改革は、大企業を優遇するためのものではなく、企業に対して、収益力拡大に向けた前向きな投資や、継続的、積極的な賃金引き上げが可能な体質への転換を促す観点から、法人税の構造改革を行ったものであります。拍手
〔国務大臣石原伸晃君登壇〕
石
石原伸晃#23
○国務大臣(石原伸晃君) 宮本議員にお答えいたします。
経済の好循環と個人消費についてお尋ねがございました。
アベノミクス三本の矢の政策によりまして、過去最高水準の企業収益は雇用の拡大、賃金の上昇につながっており、経済の好循環は確実に生まれております。
御指摘の家計調査は一世帯当たりの消費支出を示すものですが、核家族化や少子化などによる世帯人員の減少により、一世帯当たりの消費支出が伸び悩む一方、世帯数は増加しております。このため、経済全体を示すGDP統計の個人消費を見ますと、実質では、本年一―三、四―六、二四半期連続でプラス、名目でも、ならして見ますとおおむね横ばいでございます。総じて見れば、個人消費は底がたい動きと言えるのではないでしょうか。
個人消費を拡大していくためには、賃上げを今春の三巡目にとどまらず、四巡目、五巡目と続け、最低賃金の引き上げとあわせて持続的な所得の向上を図ることで、将来の展望を明るいものとすることが重要と考えております。
また、持続的な賃金上昇には生産性の向上が不可欠であり、多様で柔軟な働き方を可能とする働き方改革に取り組みますとともに、成長戦略を実行してまいります。拍手
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この発言だけを見る →経済の好循環と個人消費についてお尋ねがございました。
アベノミクス三本の矢の政策によりまして、過去最高水準の企業収益は雇用の拡大、賃金の上昇につながっており、経済の好循環は確実に生まれております。
御指摘の家計調査は一世帯当たりの消費支出を示すものですが、核家族化や少子化などによる世帯人員の減少により、一世帯当たりの消費支出が伸び悩む一方、世帯数は増加しております。このため、経済全体を示すGDP統計の個人消費を見ますと、実質では、本年一―三、四―六、二四半期連続でプラス、名目でも、ならして見ますとおおむね横ばいでございます。総じて見れば、個人消費は底がたい動きと言えるのではないでしょうか。
個人消費を拡大していくためには、賃上げを今春の三巡目にとどまらず、四巡目、五巡目と続け、最低賃金の引き上げとあわせて持続的な所得の向上を図ることで、将来の展望を明るいものとすることが重要と考えております。
また、持続的な賃金上昇には生産性の向上が不可欠であり、多様で柔軟な働き方を可能とする働き方改革に取り組みますとともに、成長戦略を実行してまいります。拍手
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大
吉
吉田豊史#25
○吉田豊史君 日本維新の会、吉田豊史、富山県富山市出身、初登壇です。
私は、国士無双、日本一の政治家を目指し、努力いたしてまいります。諸先輩方の御指導をいただきますよう、心からお願い申し上げます。拍手
ただいま議題となりました税制抜本改革法改正案について、党を代表して質問いたします。
今回の改正案は、消費税率の一〇%への引き上げが再度延期されたことによって提出されたものです。
我が党は、消費税率の引き上げのためには、国会議員の身を切る改革、公務員人件費削減等の徹底行革、そして景気回復が必要と主張しております。こうした改革はいまだに進んでおらず、ことしになっても内外の経済状況は予断を許さないことから、消費増税の凍結を訴えております。
一方、今回の改正案では、消費税率の一〇%引き上げの時期を平成三十一年十月と明記しております。
そして、もともと税制抜本改革法の附則に盛り込まれていた景気条項は、二年前の消費増税延期のときに削除されました。
財務大臣にお伺いいたします。
前回の消費増税延期は、消費税引き上げで景気が腰折れしては国民生活に負担が大きいという理由で決定されました。今回の延期は、景気条項が削除された後になされたものですが、理由としては、内需を腰折れさせかねないということが挙げられております。これは、前回と同じ理由による決定ではないでしょうか。
政府は、今後も、景気や内需の腰折れを理由とした消費増税延期を行う場合があるのでしょうか。それならば、どのような場合に延期するのかを景気条項として明記し、消費税率引き上げの時期は示さない法案とすべきではないでしょうか。御見解をお伺いいたします。
平成二十四年に消費税率の一〇%への引き上げを決定した際、民主党政権下で決められた社会保障・税一体改革大綱には、議員定数削減や公務員総人件費削減などみずから身を切る改革を実施した上で、税制抜本改革による消費税引き上げを実施すべきだと明記されました。この大綱をもとに、民主党、自民党、公明党の三党合意で税制抜本改革法が成立しました。政府と三党は、その後、大綱で示した国民との約束を守ったのでしょうか。
まず、議員定数の削減は、ことしようやく決まりましたが、衆議院で定数を十減らすのみで、その際に我が党が要求した国会改革も実現しておりません。
議員歳費と公務員人件費について、復興財源のための議員歳費と公務員給与の削減は二年余りで終了する一方、国民への復興所得課税は平成四十九年まで続きます。平成二十七年、二十八年には公務員給与を引き上げる給与法案が成立し、ことしの人事院勧告では三年連続の公務員給与引き上げとなっています。
以上を踏まえ、財務大臣にお伺いいたします。
社会保障と税の一体改革大綱に定めた議員定数削減や公務員総人件費削減は、まだまだ不十分ではないでしょうか。御認識をお伺いいたします。
先月の参議院本会議で、我が党の片山虎之助共同代表が、四年間の延期で社会保障費と消費税とのつながりは薄くなるばかりで、自公民三党で合意した社会保障と税の一体改革プランは事実上破綻したのではないかと総理に質問いたしました。総理は、これに対し、三党合意においても、消費税率引き上げの実施は時の政権が判断するとされているので、破綻していないと答弁されました。しかし、消費増税延期が続く中での社会保障の恒久財源について、総理から新たな具体的答弁はありませんでした。
財務大臣にお伺いいたします。
社会保障と税の一体改革の考え方を見直し、社会保障の恒久財源を消費税以外に求めることを真剣に検討すべきではないでしょうか。御所見をお伺いいたします。
最後に、我が党は、どの党よりも先駆けて、消費税増税凍結を訴えてまいりました。本法案で消費増税を延期すること自体に反対はいたしておりませんが、中身についてはしっかりとした議論が必要と考えております。充実した議論を通して、最後には、有言実行の国民目線に立って、是々非々での判断をさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
この発言だけを見る →私は、国士無双、日本一の政治家を目指し、努力いたしてまいります。諸先輩方の御指導をいただきますよう、心からお願い申し上げます。拍手
ただいま議題となりました税制抜本改革法改正案について、党を代表して質問いたします。
今回の改正案は、消費税率の一〇%への引き上げが再度延期されたことによって提出されたものです。
我が党は、消費税率の引き上げのためには、国会議員の身を切る改革、公務員人件費削減等の徹底行革、そして景気回復が必要と主張しております。こうした改革はいまだに進んでおらず、ことしになっても内外の経済状況は予断を許さないことから、消費増税の凍結を訴えております。
一方、今回の改正案では、消費税率の一〇%引き上げの時期を平成三十一年十月と明記しております。
そして、もともと税制抜本改革法の附則に盛り込まれていた景気条項は、二年前の消費増税延期のときに削除されました。
財務大臣にお伺いいたします。
前回の消費増税延期は、消費税引き上げで景気が腰折れしては国民生活に負担が大きいという理由で決定されました。今回の延期は、景気条項が削除された後になされたものですが、理由としては、内需を腰折れさせかねないということが挙げられております。これは、前回と同じ理由による決定ではないでしょうか。
政府は、今後も、景気や内需の腰折れを理由とした消費増税延期を行う場合があるのでしょうか。それならば、どのような場合に延期するのかを景気条項として明記し、消費税率引き上げの時期は示さない法案とすべきではないでしょうか。御見解をお伺いいたします。
平成二十四年に消費税率の一〇%への引き上げを決定した際、民主党政権下で決められた社会保障・税一体改革大綱には、議員定数削減や公務員総人件費削減などみずから身を切る改革を実施した上で、税制抜本改革による消費税引き上げを実施すべきだと明記されました。この大綱をもとに、民主党、自民党、公明党の三党合意で税制抜本改革法が成立しました。政府と三党は、その後、大綱で示した国民との約束を守ったのでしょうか。
まず、議員定数の削減は、ことしようやく決まりましたが、衆議院で定数を十減らすのみで、その際に我が党が要求した国会改革も実現しておりません。
議員歳費と公務員人件費について、復興財源のための議員歳費と公務員給与の削減は二年余りで終了する一方、国民への復興所得課税は平成四十九年まで続きます。平成二十七年、二十八年には公務員給与を引き上げる給与法案が成立し、ことしの人事院勧告では三年連続の公務員給与引き上げとなっています。
以上を踏まえ、財務大臣にお伺いいたします。
社会保障と税の一体改革大綱に定めた議員定数削減や公務員総人件費削減は、まだまだ不十分ではないでしょうか。御認識をお伺いいたします。
先月の参議院本会議で、我が党の片山虎之助共同代表が、四年間の延期で社会保障費と消費税とのつながりは薄くなるばかりで、自公民三党で合意した社会保障と税の一体改革プランは事実上破綻したのではないかと総理に質問いたしました。総理は、これに対し、三党合意においても、消費税率引き上げの実施は時の政権が判断するとされているので、破綻していないと答弁されました。しかし、消費増税延期が続く中での社会保障の恒久財源について、総理から新たな具体的答弁はありませんでした。
財務大臣にお伺いいたします。
社会保障と税の一体改革の考え方を見直し、社会保障の恒久財源を消費税以外に求めることを真剣に検討すべきではないでしょうか。御所見をお伺いいたします。
最後に、我が党は、どの党よりも先駆けて、消費税増税凍結を訴えてまいりました。本法案で消費増税を延期すること自体に反対はいたしておりませんが、中身についてはしっかりとした議論が必要と考えております。充実した議論を通して、最後には、有言実行の国民目線に立って、是々非々での判断をさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。拍手
〔国務大臣麻生太郎君登壇〕
麻
麻生太郎#26
○国務大臣(麻生太郎君) 吉田議員から三問頂戴をいたしております。
消費税率引き上げの時期等についてのお尋ねがあっております。
消費税率の一〇%への引き上げは、国民の安心を支えます社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために必要なものであり、二〇一九年十月には引き上げを実施いたします。
政府としては、二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標も堅持いたします。
その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、民需主導の経済の好循環を確実なものにすることを通じて、二〇一九年十月の消費税率一〇%への引き上げが可能な環境を確実に整えるべく、経済財政運営に万全を期してまいりたいと考えております。
このため、御指摘のような、景気条項を設けることや引き上げ時期を明記しないといった対応を行う必要はないと考えております。
議員定数削減や公務員総人件費についてのお尋ねがありました。
国家公務員の総人件費につきましては、厳しい財政事情に鑑み、抑制に努めていくことが重要であります。
政府といたしましては、職員構成の高齢化等に伴います構造的な人件費の増加を抑制するため、一昨年の給与法改正に盛り込んだ給与制度の総合的見直しにおきまして、初任給を据え置く一方、高齢者を四%引き下げることにより、俸給表水準を約二%引き下げることといたしております。また、簡素で効率的な行政組織、体制を確立することで、総人件費の抑制に努めていく考えでもあります。
なお、国会議員の定数のあり方につきましては、民主主義の根幹にかかわることでもありますので、各党各会派でしっかりと御議論いただくべきものであろうと考えております。
最後に、社会保障の財源についてのお尋ねがあっております。
社会保障と税の一体改革は、社会保障の充実と安定化を図ることで、社会保障の持続可能性の確保と財政健全化を同時に達成しようといたしております。
そのための財源としては、消費税は、税収が景気や人口構成の変化に左右されにくく安定している、特定の人に負担が集中しないといった特徴を有しており、国民が広く受益をする社会保障の費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合うという観点から、社会保障の財源としてふさわしいものと考えております。
なお、社会保障と税の一体改革におけます社会保障の充実につきましては、消費税財源に加えて、社会保障改革プログラム法に基づきます重点化、効率化による財源も充てることといたしており、こうした取り組みに努めてまいりたいと考えております。拍手
この発言だけを見る →消費税率引き上げの時期等についてのお尋ねがあっております。
消費税率の一〇%への引き上げは、国民の安心を支えます社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの国の信認を確保するために必要なものであり、二〇一九年十月には引き上げを実施いたします。
政府としては、二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標も堅持いたします。
その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、民需主導の経済の好循環を確実なものにすることを通じて、二〇一九年十月の消費税率一〇%への引き上げが可能な環境を確実に整えるべく、経済財政運営に万全を期してまいりたいと考えております。
このため、御指摘のような、景気条項を設けることや引き上げ時期を明記しないといった対応を行う必要はないと考えております。
議員定数削減や公務員総人件費についてのお尋ねがありました。
国家公務員の総人件費につきましては、厳しい財政事情に鑑み、抑制に努めていくことが重要であります。
政府といたしましては、職員構成の高齢化等に伴います構造的な人件費の増加を抑制するため、一昨年の給与法改正に盛り込んだ給与制度の総合的見直しにおきまして、初任給を据え置く一方、高齢者を四%引き下げることにより、俸給表水準を約二%引き下げることといたしております。また、簡素で効率的な行政組織、体制を確立することで、総人件費の抑制に努めていく考えでもあります。
なお、国会議員の定数のあり方につきましては、民主主義の根幹にかかわることでもありますので、各党各会派でしっかりと御議論いただくべきものであろうと考えております。
最後に、社会保障の財源についてのお尋ねがあっております。
社会保障と税の一体改革は、社会保障の充実と安定化を図ることで、社会保障の持続可能性の確保と財政健全化を同時に達成しようといたしております。
そのための財源としては、消費税は、税収が景気や人口構成の変化に左右されにくく安定している、特定の人に負担が集中しないといった特徴を有しており、国民が広く受益をする社会保障の費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合うという観点から、社会保障の財源としてふさわしいものと考えております。
なお、社会保障と税の一体改革におけます社会保障の充実につきましては、消費税財源に加えて、社会保障改革プログラム法に基づきます重点化、効率化による財源も充てることといたしており、こうした取り組みに努めてまいりたいと考えております。拍手
大
大島理森#27
○議長(大島理森君) これにて質疑は終了いたしました。
〔議長退席、副議長着席〕
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社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明
この発言だけを見る →〔議長退席、副議長着席〕
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社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明
川
川端達夫#28
○副議長(川端達夫君) この際、内閣提出、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について、趣旨の説明を求めます。総務大臣高市早苗君。
〔国務大臣高市早苗君登壇〕
この発言だけを見る →〔国務大臣高市早苗君登壇〕
高
高市早苗#29
○国務大臣(高市早苗君) 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。
本法律案は、世界経済の不透明感が増す中で、新たな危機に陥ることを回避するためにあらゆる政策を講ずることが必要となっていることを踏まえ、地方税に関し、所要の施策を講ずるものであります。
以下、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。
その一は、地方消費税率引き上げ時期の変更等の改正であります。
地方消費税の税率引き上げの施行日の変更及び消費税に係る地方交付税の率の変更等を行うこととしております。
その二は、地方法人課税の偏在是正措置の実施時期の変更等の改正であります。
法人住民税法人税割の税率の引き下げ時期及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の廃止時期の変更等を行うこととしております。
その三は、車体課税の見直しの実施時期の変更等の改正であります。
自動車取得税の廃止時期並びに自動車税及び軽自動車税における環境性能割の導入時期の変更等を行うこととしております。
その他、個人住民税の住宅借入金等特別税額控除の適用期限の延長を行うこととしております。
以上が、この法律案の趣旨であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同を賜りますようお願い申し上げます。拍手
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社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑
この発言だけを見る →本法律案は、世界経済の不透明感が増す中で、新たな危機に陥ることを回避するためにあらゆる政策を講ずることが必要となっていることを踏まえ、地方税に関し、所要の施策を講ずるものであります。
以下、法律案の内容について、その概要を御説明申し上げます。
その一は、地方消費税率引き上げ時期の変更等の改正であります。
地方消費税の税率引き上げの施行日の変更及び消費税に係る地方交付税の率の変更等を行うこととしております。
その二は、地方法人課税の偏在是正措置の実施時期の変更等の改正であります。
法人住民税法人税割の税率の引き下げ時期及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の廃止時期の変更等を行うこととしております。
その三は、車体課税の見直しの実施時期の変更等の改正であります。
自動車取得税の廃止時期並びに自動車税及び軽自動車税における環境性能割の導入時期の変更等を行うこととしております。
その他、個人住民税の住宅借入金等特別税額控除の適用期限の延長を行うこととしております。
以上が、この法律案の趣旨であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同を賜りますようお願い申し上げます。拍手
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社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出)の趣旨説明に対する質疑