財政金融委員会

2020-05-12 参議院 全100発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
令和二年五月十二日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月三十日
    辞任         補欠選任
     山田 太郎君     大家 敏志君
 五月一日
    辞任         補欠選任
     本田 顕子君     森 まさこ君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         中西 祐介君
    理 事
                有村 治子君
                中西 健治君
                藤末 健三君
                那谷屋正義君
                熊野 正士君
    委 員
                大家 敏志君
                長峯  誠君
                西田 昌司君
                林  芳正君
                藤川 政人君
                宮沢 洋一君
                宮島 喜文君
                大塚 耕平君
                勝部 賢志君
                川合 孝典君
                熊谷 裕人君
                古賀 之士君
                杉  久武君
                音喜多 駿君
                小池  晃君
                大門実紀史君
                浜田  聡君
                渡辺 喜美君
   国務大臣
       財務大臣     麻生 太郎君
   副大臣
       財務副大臣    藤川 政人君
       経済産業副大臣  牧原 秀樹君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        前山 秀夫君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       向井 治紀君
       内閣官房内閣審
       議官       山内 智生君
       内閣官房内閣人
       事局内閣審議官  稲山 文男君
       内閣府地方創生
       推進室次長    長谷川周夫君
       金融庁企画市場
       局長       中島 淳一君
       総務省大臣官房
       審議官      佐藤啓太郎君
       財務省理財局長  可部 哲生君
       財務省国際局長  岡村 健司君
       国税庁次長    田島 淳志君
       文部科学省大臣
       官房審議官    矢野 和彦君
       文部科学省大臣
       官房審議官    森  晃憲君
       文部科学省総合
       教育政策局社会
       教育振興総括官  寺門 成真君
       経済産業省大臣
       官房審議官    中原 裕彦君
       中小企業庁事業
       環境部長     奈須野 太君
       国土交通省鉄道
       局次長      寺田 吉道君
       国土交通省航空
       局航空ネットワ
       ーク部長     平岡 成哲君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○財政及び金融等に関する調査
 (新型コロナウイルス感染症収束後の世界経済
 に関する件)
 (令和二年度国債発行計画の変更に関する件)
 (学校再開等に向けた政府の取組に関する件)
 (マイナンバーカードの普及促進に関する件)
 (持続化給付金の支給要件に関する件)
 (令和二年度第二次補正予算編成に関する件)
○株式会社日本政策投資銀行法の一部を改正する
 法律案(内閣提出、衆議院送付)
    ─────────────
この発言だけを見る →
中西祐介#1
○委員長(中西祐介君) ただいまから財政金融委員会を開会をいたします。
 委員の異動について御報告をいたします。
 昨日までに、山田太郎君及び本田顕子君が委員を辞任され、その補欠として大家敏志君及び森まさこ君が選任をされました。
    ─────────────
この発言だけを見る →
中西祐介#2
○委員長(中西祐介君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
 財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官向井治紀君外十五名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
中西祐介#3
○委員長(中西祐介君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
この発言だけを見る →
中西祐介#4
○委員長(中西祐介君) 財政及び金融等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →
藤末健三#5
○藤末健三君 自由民主党・国民の声の藤末健三でございます。
 本日は、このコロナ対策、そしてポストコロナ、コロナの後の経済について、財政について議論させていただきたいと思います。
 まず、ポストコロナということにつきましては今いろんなレポートが出ているわけでございますけれど、新型コロナの感染の拡大におきまして、世界経済は世界の大恐慌以来の大きな後退をしているというふうに言われております。日本のみならず、アメリカ、欧州を含みます先進国におきましても、財政政策、金融政策の総動員という形でございまして、まずはその感染の早期終息こそが一番大事だとは考えますけれど、やはりこの経済対策、恐らく経済対策の方が息が長くなるんではないかと考えています。そういう中で、未曽有の景気後退局面である中で、先般の緊急経済対策そして補正予算を着実に実行するということが必要でございますけれど、是非、コロナ対策の後のポストコロナについて、ちょっと議論させていただきたいと思います。
 皆様のお手元に資料を配らさせていただきましたが、これは何かと申しますと、各国、アメリカ、日本、あとECB、ヨーロッパ中央銀行の資産規模のグラフでございます。これを見ていただきますと分かりますように、最近になりまして急激に中央銀行の資産規模が上がっている、簡単に申しますと金融緩和を一気に進めているという状況でございます。実際に、IMFの統計データを見ますと、二〇二〇年の末において、恐らく先進国の政府の財政支出、財政赤字がどれぐらいになるかというデータがございまして、六十六兆ドル、約七千兆円になるんではないかと言われております。
 政府の財政支出も始まっておりまして、アメリカは一兆ドルということでございますが、このコロナ対策におきまして、約六兆ドル、七百兆円の政府赤字が増えるんではないかと言われています。これは、GDP比でいきますと約一〇五%なのが一二二%に増えるということでございまして、戦後最大の政府の財政支出が始まり、かつ、このデータにございますように、ヨーロッパの中央銀行においても、国債の、あとコマーシャルペーパーなどを買い取るということが戦後初行われる、そしてドイツも戦後初財政赤字を出すという状況でございまして、何を申し上げたいかと申しますと、IMFなどのエコノミストが書いているレポートなどを読みますと、この後に、コロナが終息した後に、ポストコロナ、恐らく経済的な問題が大きく生じるんじゃないかと。バブルが生じ、そのバブルがコントロールできないんではないかということがございます。
 ハーバード大学のカーマン・ラインハート教授という方が書かれたレポートにも、恐らく恐慌に近い状況になっているんではないかということで、国としてやるべきことを今から準備しなきゃいけないという提言も出ている状況でございまして、是非、麻生大臣の、この点、ポストコロナについての御認識を伺いたいと思います。お願いします。
この発言だけを見る →
麻生太郎#6
○国務大臣(麻生太郎君) 少なくとも、戦後とか戦前とかいう言葉はよく使われたんですけれども、今どき戦前とか戦後とか言ったら、ベトナム戦以後ですかって。東大の学生の質問だそうですから、東大でその程度のレベルですから。大体、戦前戦後なんという言葉を私らの世代が使えば、大体、まあ大東亜戦争、アメリカに言わせりゃ太平洋戦争ですけれども、この大東亜戦争以前、以後という言葉で使って、昭和三十年には、何でしたっけね、もはや戦後ではないという言葉が出たんですけれども、今、戦後なんという言葉はなかなか若い代議士なんかは通じないんじゃないですかね。
 そういった意味では、しばらくするとコロナ後とかコロナ前とかいう言葉が多分定着してくるほど世の中というのはすごく大きく変わるんだと思って、そうですね、人、物、金というのを自由に動かすのがグローバルと言われて、グローバライゼーションという言葉が一時よく新聞で受けていたと記憶しますけれども、まあ国会の中でも受けていましたけれども、止まるでしょうね、人、物、金が動かないんですから。
 だから、当然、グローバライゼーションという言葉の見直しが起きていくのは当然なんであって、インターナショナライズということは間違いないでしょうけれども、ローカライズということはないでしょうけど、インターナショナライズというようなまともな話になっていくので、価値観が全部一緒になるグローバライゼーションなんということはあり得るかと思っていましたけれども、結果的にはコロナのおかげでそれが止まるということになるので。
 物の移動、人の移動は多分、人の移動は多分、最初はコロナ以前のヨーロッパの難民の、シリア難民の受入れを止めたあれが最初に止まった最初でしょうし、金は、いわゆるリーマンが直接、まあリーマンですかな、リーマンが一番大きな感じで金が止まって、今回、物の動きも止まったと。三つ止まりますので、やっぱり人、物、金が動かなくなる、グローバライゼーションというのは終わって、やっとちゃんと、マスクなんというのは安いから全部中国に頼んでいたのが、全部、こういった非常事態に合わせて、安いからといってそういったものを頼むのはやめようと。アメリカはこういった状態になって、マスクをアメリカは中国から買わねばならぬのは恥と思わぬかというのを、クオモ・ニューヨーク市長が、おとといか、先週だったかな、今あの人毎日テレビに出ていますので言っていたのを聞いていたんですけど、イッツ・ア・シェーム・オブ・アメリカという言葉を使っていましたので、それぐらいやっぱり事態は、意識が変わってきていると思いますので。
 グローバライズというのの見直しで、中国とのデカップリングとかいろんな言葉、片仮名が使われていますけれども、そういった意味では、すごく大きく変わる中において日本の立ち位置をどうしていくかって改めて検討せにゃいかぬ、そういう時期に来るんだと思っています。
この発言だけを見る →
藤末健三#7
○藤末健三君 ありがとうございます。
 いろいろレポートを読まさせていただきますと、やはり大臣がおっしゃるように、このグローバリゼーションがどんどん進んだものが逆の方向に行ってローカリゼーションが始まるんじゃないかと、サプライチェーンの見直しがあるんじゃないかという話と、もう一つございますのは、それに合わせて生活必需品、先ほどマスクの話をおっしゃいましたけど、食料とか、あと医薬品とかいうそういう、あとエネルギーといった生活必需品を国内化するという動きがもう強まるだろうという予測が出ていまして、是非、大臣を中心にいろいろそういうことを検討していただければと思います。
 私が特に重要だと思いますのは、先ほど中国のデカップリングという話が出ましたけれど、中国に対するやっぱりアメリカの反発は非常に大きいものがございまして、米中の貿易戦争というのがある中で、かつこのコロナが起きて、やっぱりアメリカの友人からすると、あれは中国のバイラスだという話を一般市民の方が言っている状況でございまして、恐らく米中の衝突はよりひどく、強くなるんではないかと思います。
 そういう中では是非サプライチェーンの見直しが必要だと思いますし、また、中国の友人から先々週ぐらいメールが来まして、何が書いてあったかというと、中国どうかと聞いたら、今、中国はVの字回復と書いてあったんですよ。これはファンドをしている友達なんですけど。何かというと、中国は前のリーマン・ショックのときに約五十七兆円ぐらいの財政出動をしたと、インフラを造ったわけでございますけれど、今回は5G、AI、IoTという通信系に、たしか5Gの基地を六十万局造ると書いてあったんです、それには。今それに向けてみんな非常に燃えていると、Vの字回復するだろうというふうに書いていたわけでございますけれど。
 是非、経済産業省におかれましては、そういうデカップリングの動きや、あとは、韓国も新しい投資をもう、特にテクノロジーイノベーションについて始めるということも聞いておりますので、経済産業省を中心にして、是非ともその産業構造、経済構造をつくるべく、どうあるべきかという、政策自体がという議論をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
中原裕彦#8
○政府参考人(中原裕彦君) 議員から御指摘を頂戴しましたとおり、産業構造について、新型コロナウイルスの感染症拡大の前に完全に戻るといいますよりは、かつてのオイルショックのように中長期的に不可逆的な産業構造の変化を伴うものと考えるべきというふうに思っております。
 大きな変化の要素の一つはデジタル化であると考えております。テレワークの推進、オンライン診療、遠隔教育の拡大など、あらゆる分野でデジタル化が進む兆候が我が国でも見られております。デジタル化が加速する中で産業構造のシフトが必要となっていきますけれども、これはソサエティー五・〇とかあるいはSDGsの実現と目指すべき方向性は同じだというふうに思っております。未来への投資を拡大し、イノベーションを加速させていくということが最重要課題だというふうに考えております。
 こうした変革の時代には、これまで以上にイノベーションの担い手となるスタートアップの役割も重要になってまいりますし、特にAI、IoTといった最先端のデジタル分野においては、自前主義に陥ることなくその変革に取り組むことが必要であります。事業会社によるスタートアップ企業のMA、MアンドAなどによる連携推進やスピンオフを含む事業再編などを行いやすくするといったことで、日本企業の変革を促し、事業ポートフォリオの見直しを進める必要があるというふうに考えております。
 より具体的に申しますと、規制のサンドボックスといったものによる新規事業による挑戦しやすい環境整備、あるいは事業再編の推進、オープンイノベーション促進税制などによる事業会社からの投資の促進、ポスト5Gなどの今後の競争力の鍵となる基盤技術の開発、こういったところに注力してまいりたいというふうに思っております。
 いずれにしましても、政府一体となって、各省とも連携しながら、あらゆる政策を総動員しまして取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
この発言だけを見る →
藤末健三#9
○藤末健三君 それ、多分おっしゃっていることは現在の延長だと思います、はっきり申し上げて。一応私も経済産業省出身なので後輩に余り強く言っちゃいけないんですけど。
 何が起きるかというと、恐らく中国のデカップリングが起きますので、サプライチェーンが変わる中で、アメリカの企業と日本の企業が、日本の企業が今まで中国がやっていたところをできると思います、僕は、例えば半導体であり、通信機器であり。そういうサプライチェーンの変化に合わせて、じゃ、日本に足りない技術は何かということに集中してやるという、そういう政策が僕は必要だと思っています。
 ターゲティングポリシーと言われるかもしれないけど、今こそターゲティングポリシーで、中国ができないところを我々日本がサプライチェーンを代わりにやるということをやる、足りない技術は国が責任を持って開発するということをしなければ、恐らく日本は外されますよ。韓国に行っちゃう、多分、テクノロジーは。本当に危機感大きいですよ。韓国もそんな半端じゃないですから、動き方は。
 是非、ちょっと、今やっているやつを続けてやりますよという話だったら、もう言わない方がいいですよ、正直言って。全く違う政策をつくり直すぐらいのことをやらないと、このタイミングで、多分日本上がらないですよ、絶対。経産省がやっていただかないと。
 それに併せてちょっと一つ御提案があるのは、是非、MアンドAをやるタイミングじゃないかと思っています。
 今、世界の企業を見ると、一九九〇年には、株の価値、企業の価値でいくと、トップテンに日本企業が六社、七社入っているような状況。今トップテン入っていないです、やっとトヨタが三十位に入るぐらいというレベル。
 それは何かというと、もう麻生大臣はお分かりのとおり、例えばエネルギー産業ではどんどんどんどんMアンドA、グローバルレベルでMアンドA。電力も今ヨーロッパは何社かに収束されています、国境を越えて。そういう形でどんどんどんどん会社が規模を大きくする、その規模によって戦うということを諸外国はやってきたわけでございますけど、我が国は余り進んでいない。銀行は進みましたけれども、進んでいないという中で、私は、やはりこの日本国がより強い技術力、産業を持つためには、やはり大きな企業、売上げでいくと二十兆円ぐらいなければ私はグローバルに戦えないと思っておりまして、そういう意味ではMアンドAを進めるべきではないかと思っていますけれども、是非、経産省の方も、今MアンドAについては、融資でいきますと、政府が出す融資、七億円ぐらいしかないんですよ。何がといいますと、本当に飲食店とかホテルのMアンドAができるレベルしかない。それよりも、やはり地域できちんと力を持った企業、若しくはもう大きな企業がMアンドAで一つになれるような方策を是非経産省、財務省とで議論していただきたいと思いますが、まず経産省、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
中原裕彦#10
○政府参考人(中原裕彦君) 委員御指摘のMアンドAによる事業再編の促進については、非常に重要な政策課題と認識しておりまして、これまでも様々な施策を講じてきたところでありますけれども、例えば企業の事業再編を促進するための方策に関する実務指針の取りまとめといったようなものを検討しておりますほか、産業競争力強化法に基づいて設立された官民ファンドである産業革新投資機構の投資基準においては、既存企業による産業や組織の枠を超えた大型の事業再編を促すことが喫緊の課題であるとの認識の下、国際競争力に向けた大規模な事業再編投資等をその重点投資分野として位置付けているところでございます。
 経済産業省としましては、こうした実務指針の策定やJICによる事業再編投資などを通じた事業再編の促進により、引き続きまして我が国の産業競争力の強化というものに取り組んでまいりたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →
麻生太郎#11
○国務大臣(麻生太郎君) 質問があるんですけど、何でMアンドAというのは、官立、いわゆる官の会社、例えば日本たばことかNTTというのは成功しているよ、世界中で。物すごいものになっていますよ、NTTなんというのは。日本たばこなんて、多分世界三大たばこにのし上がったんじゃないの、今は。あの光とかピースとかやっていた日本たばこがだよ。フィリップモリスを超えたんだよ。すごいことになっていますよ。
 何で民間の会社はならないんだね。民間の会社でそんなになったのはありますかね、MアンドAでですよ。トヨタがなったなったって、みんな自分で工場を造って自分で金出して自分で技術出してやっている会社じゃない。マージャー・アンド・アクイジション、MアンドAでやった民間会社というのは聞かないんだけど、どうしてだか教えてくれると助かりますので、次回までに教えてください。よろしくお願いします。
この発言だけを見る →
藤末健三#12
○藤末健三君 麻生大臣、ありがとうございます。
 MアンドAはいろいろ研究しておりますので、一回ちょっと本当に御報告させてください、お時間いただいて。
 本当に、やっぱりフェイスブック、グーグルとかいろいろ大きな企業ありますけど、あれって何かというと、MアンドAなんですよ、何百社吸収していますから。フェイスブックは多分千超えていると思います、MアンドAで。そういうのもちょっと事例ございますので、是非議論させていただきたいと思います。
 ちょっと時間がなくなりましたので、マイナンバーについてお話しさせていただきたいと思っていまして、このマイナンバーは、二〇一〇年に民主党が政権時代に、今、大塚先生とかを中心に私も参画させていただいてつくらさせていただきました。
 非常に今回残念なのは、十万円の給付などについても、このマイナンバーがきちんとカードが普及していれば何とかなったんじゃないかと。よく中国、韓国、台湾と、日本は遅れていると比較されますけれど、彼らには国民総ナンバーとカードがあります、はっきり申し上げて。中国は新幹線に乗るときにカードがないと買えませんという状況。
 中国みたいにするべきだということは絶対申し上げませんけれど、ただ、こういう危機のときにこういうマイナンバーが普及していなかったのは残念だと思いますし、同時に、やはりシステムがこれからどんどん普及する中で、サイバーセキュリティー、特にサプライチェーン上のサイバーセキュリティーのリスクが非常に重要となると思うんですが、この点について、ちょっと簡単にお答えいただきたいと思います。お願いします。
この発言だけを見る →
佐藤啓太郎#13
○政府参考人(佐藤啓太郎君) お答えいたします。
 マイナンバーカードは、対面やオンラインで確実な本人確認を行うことができる、安全、安心で利便性の高いデジタル社会の基盤でございます。その普及促進は、ただいま委員御指摘いただきましたように、大変重要な課題であると認識をしております。
 政府としましては、昨年六月にデジタル・ガバメント閣僚会議において普及促進策を取りまとめますとともに、昨年九月の同会議におきまして、令和二年九月からのマイナンバーカードを活用したマイナポイントによる消費活性化策、また、令和三年三月から本格運用する予定の健康保険証としての利用等を踏まえたカード交付枚数を想定したスケジュールもお示しをしているところでございます。
 こうした普及促進策やデジタル・ガバメント実行計画などに基づきまして、健康保険証としての利用に加え、介護保険被保険者証、障害者手帳、また母子健康手帳、ハローワークカードとしての利用など、政府全体で様々なマイナンバーカードの普及、利活用策を進めることとしております。また、今般の特別定額給付金におきましても、マイナンバーカードを活用してオンライン申請による迅速な給付を図ることとしております。
 これらの取組を通じましてマイナンバーカードの普及促進を更に推進してまいりたいと考えてございますので、御指導をよろしくお願い申し上げます。
この発言だけを見る →
山内智生#14
○政府参考人(山内智生君) お答え申し上げます。
 委員御指摘のとおり、サプライチェーンリスクというものに対する対応は喫緊の課題というふうに承知をしております。サイバーセキュリティ戦略が一昨年に閣議決定されておりますけれども、情報通信機器やソフトウエアに、利用者が意図しないような動作、こういうものが生じないように、技術的に検証するための体制ということを整備をしたいというふうに思っております。昨年度、この検証をするための技術動向についての調査をまず実施をいたしました。
 引き続き、内閣サイバーセキュリティセンターが中心となって、関係府省との間で密接に連携しながら取組を進めてまいります。
この発言だけを見る →
藤末健三#15
○藤末健三君 ありがとうございました。
この発言だけを見る →
古賀之士#16
○古賀之士君 おはようございます。合同会派の国民民主党、古賀之士でございます。
 先月、つまり四月の末に補正予算が成立をいたしました。ただ、皆さんよく御存じのように、与野党や、何より国民、県民の皆様からは、今までの補正予算だけでは十分でないという新型コロナ感染症に対する声も次々に上がっております。
 先月の二十八日だったと記憶しておりますが、野党は、家賃の一時肩代わり、政策金融公庫などが家賃を肩代わりする法案を出しております。与野党共にこれからその法案についても審議が行われるかと思いますが、通告をしておりませんけれども、恐縮ですが、麻生副総理としてのお立場としてもお尋ねをいたします。
 今、四月の、先月の分ですね、既に家賃が全く仕事ができていないのに請求をされて滞っているという状況、それから、貸主さんによっては、一か月は免除するよという大変有り難い言葉を掛けてもらったという借主さんもいらっしゃいます。あるいは、割引をしましょうという言葉もあります。二次の補正予算を待っていて、例えば早くても五月の末だとか言われておりますけれども、そこからの家賃の支払猶予だとやっぱり大変苦しいんだという状況の声が上がってきております。
 麻生大臣は、例えばこの家賃の支払について、もし法案が通り、そして補正の、二次補正でもし予算が採決されたという、仮定の問題で大変恐縮なんですが、家賃のこの一時支払を公庫などにやってもらう際には、何とか四月から遡って、少なくとも四月から遡ってその家賃を肩代わりするというようなことはお考えの中におありでしょうか、お願いいたします。
この発言だけを見る →
麻生太郎#17
○国務大臣(麻生太郎君) これは既に、古賀先生、この話は最初におたくの、おたくのという言い方ですけれども、高島が、高島って、市長がこの話を最初に言ったんだと思いますね。全国の首長の中で高島市長が最初に言って、それを総理に言われたのがその後でしたかね。それでこの話がよく言われるようになって、各自治体、あそこの高島さんやら北海道の知事やら、横につながっている知事さん、首長さんが結構仲のいいのがいますので、それぱぱっとつながってあれがわっとできていったのが最初だったと私記憶するんですけれども。
 これ、極めて有効な話だと私は思っていましたので、これは有効だと思って、どのみち私ちょっと偏見があるので恐縮ですけれども、これは風邪ですからね、はやり病ですから。スペイン風邪だって、みんな七月になったら、みんなスペイン風邪なんというのは大体止まっていますから、調べてみましたけれども。みんな大体七月で大体終わっておるんで、一回目も二回目も。ですから、この種の話は六月には今何となく収まるのかなと思わないでもありませんよ。
 したがって、緩和されたりするのは、今既に緩和も始まっていますけれども、そういったもので、数か月の話なんだから家賃ぐらい待ったれという話をしてやったらどうというので、おたくでいえば川原、川原というのはめんたいこをやっている川原、あれ一番あの辺の土地持っていますからね。あいつに、おまえやってやれ、やってやりゃええやないかと言ったら、言ったら、しばらくしたら返事来ましたよ。まけるのはいいと、延ばすのもいいですと、ただ、ただにしろは勘弁してくれと言うから、それはそうだろうと。どのみち客は帰ってくるんだから、そのみち、しばらく待ったらええやないかという話については待てますという話だった。数か月なんで、一年、二年待てという話しているんじゃないんだからという話で、あれが一番資産持っていてそれですから。
 ただ、借りている人の立場で金を借りるのと、貸している人の立場がその人の分が足りない分だけ金を借りてくるのと、これ借り方がいろいろありますので、そういった意味等々は考えないかぬねという話をして、私ども政府金融機関に関しては、この種のことに関して延滞を申し込んでくるというたな子の人たちのあれですから、まあ大抵、銀行というより信用金庫というところだと思いますけれども、そういったところのものについては黙って三か月延期しろと、黙って三か月間その代金は見てやれと、どのみち返ってくるんだからというような例を申し上げて、全国銀行協会から下ろして、私ども、計三回その種の方々とお話をさせていただいて、今既にそうしておりますといういろんな例もあっちゃこっちゃ出てくるようになりましたので、流れとしてはそうなってきていると思っておりますし、加えて、この間総理の方から、五月の四日でしたか、その方向で検討しろという指示もあっておりましたし、今御党からも話が出ておりますし、自民党の方からもいろいろ、それでやり方等々いろいろやっておられますので、その種の案をよく見ながら判断をせないかぬところだと思っておりますが、流れとしてはそういった方向で動いていると思っております。
この発言だけを見る →
古賀之士#18
○古賀之士君 一つの自治体の首長さんがきっかけで、そしてそれがまた県知事さんや道知事さんも含めて大きな輪になってきてというお話は大変貴重なことだと思いますし、また、それを不公平感がないように連携をして、国がリーダーシップを取りながら国民の皆様に行き渡るように是非尽力をしていただきますようお願い申し上げます。
 私も福岡市長とは、アナウンサーの一応彼が後輩でございますので、少し強いことは言えますのでいろいろとまた言ってまいりますし、また、めんたいこの川原さんも、それから一風堂も河原さんという、まあカワハラさん、結構福岡、有名人が多いものですから、ひとつ、そういうことも含めて連携を図って、官民一体となってまたやっていきたいと思っております。ありがとうございます。
 それでは、次の質問へ参らせていただきますが、通告のこれ二番目に移らせていただきます。国債の発行条件についてです。
 まず、財務省の参考人に伺います。
 補正予算における国債及び政府保証債の発行についてですが、六か月の割引国債の十兆円の新規発行と一年割引国債の五・四兆円の増額発行、さらには政策公庫短期債の〇・五兆円、五千億円の新規発行が行われるなど、補正予算で追加発行を含める短期債が多いように見えるんですが、なぜこういった形の発行になっているのか、御答弁お願いします。
この発言だけを見る →
可部哲生#19
○政府参考人(可部哲生君) お答えいたします。
 今回の補正予算に伴いまして、カレンダーベースの国債市中発行額を二十四兆円増額をいたしております。
 この国債の追加発行につきましては、安定的な発行が行われるように、四月の頭に国債市場特別参加者会合並びに国債投資家懇談会を開催いたしまして、市場参加者から意見を聴取をいたしております。この意見を踏まえて、今回、委員お尋ねの国債発行計画の見直しを行ったところでございます。こうした市場参加者からの意見では短期ゾーンに相対的に増額余地が見られましたことから、幅広い年限で追加発行を行いつつも、委員御指摘のとおり、短期債を中心とした追加発行を行うことといたしました。
 また、併せてお尋ねがございました日本政策金融公庫が発行する政府保証債、こちらにつきましても、短期社債で〇・五兆円ということを予定いたしておりますが、これは日本政策投資銀行などによる事業者の発行するCP買取りのための資金という目的で調達するものであることから、一年未満の年限といたしております。
 いずれにいたしましても、引き続き、市場の状況や投資家の動向などを注視しつつ、市場参加者との丁寧な対話を行いながら、適切な国債管理政策を行ってまいりたいと存じております。
この発言だけを見る →
古賀之士#20
○古賀之士君 市場参加者というようなお話もありました。
 これはちょっと想像なのでお答えいただきたいんですが、恐らくこれ、四月二日の国債市場特別参加者会合というものを指しているんじゃないかと思います。これ、短期ゾーンについては、令和三年度は借換債が令和二年度に比べて十兆円程度減少することから、今回の補正では平準化のため、Tビル、いわゆる短期債ですね、これを十兆円程度まで増額可能と考えるとか、年度間の発行の凸凹を減らすために、令和二年度補正予算に伴う国債発行の増額は、大半をTビル、六か月物及び一年物で行うのが適当であると考えるという発言がありますので、こうした意見によるものではないかと推察しております。
 うなずいていただいているので間違いないと思いますが、だからこそ、ただ、当初予算の国債発行計画を説明した去年の十一月の二十五日の会合で、令和三年度の借換債発行が十兆円程度減ることを考慮すると、短中期債についてはある程度の減額が可能という意見もありましたけれども、銀行等の担保ニーズや海外投資家の強いニーズに配慮してほしいという声も見られたと財務省自身が中立的なことを述べていらっしゃいます。
 借換債が減少するのはあらかじめ分かっているので、当初でやった方がよかったんじゃないかというふうにちょっと素朴にも感じてしまうわけなんですけれども、当初の国債発行計画の中で補正で短期債がいきなり増額されたというのは何か訳があるのでしょうか。もしあるんでしたら、教えていただけないでしょうか。
この発言だけを見る →
可部哲生#21
○政府参考人(可部哲生君) 市場の状況を御説明申し上げますと、三月末に世界的にやや金利が、国債、上昇いたした局面がございました。それに伴いまして、国債価格のボラティリティーが高まったという時期があったものですから、そういうときには市場参加者の方々は長いものよりも短いものの方がリスクが限定されるので取りやすい、こういうような状況があるというふうに市場参加者からは聞いております。
 そうしたことから、先ほど申し述べましたように、この四月のタイミングといたしましては短期ゾーンに相対的に増額余地が大きいという御意見が市場参加者から多かったのではないかというふうに受け止めております。
この発言だけを見る →
古賀之士#22
○古賀之士君 分かりました。
 そういったことも含めると、現状、ちょっと時間の関係で、これはまた後日機会がありましたら深掘りさせていただきますが、現状の問題提起だけさせていただきます。
 つまり、そういった短期国債、国庫短期証券の保有者が、実は七割は海外の投資家が保有をしております。つまり、海外の声をその計画に反映させるという形になっているわけで、例えば、普通の国債が日銀の金融緩和頼みになっているばかりか、短期国債の市場までもが海外勢に左右されているのが現状ではないかというような問題意識も生まれてくるわけでございます。これはまた機会がありましたら、財務大臣始め関係者の皆様方に質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 次の質問、移らせていただきます。
 今日は文部科学省の参考人も来ていただいておりますが、今、コロナの件で大変問題になっております学生の皆さんたちの奨学金に関しての質問です。
 学生支援機構法の施行省令についてですが、日本学生支援機構の中で様々な貸与する奨学金がございますけれども、これ、文部科学大臣ができる、この対コロナに対してできる奨学金の制度というのは可能性としてはどういったものがあるのか、参考人の方、お答えできないでしょうか、お願いいたします。
この発言だけを見る →
森晃憲#23
○政府参考人(森晃憲君) この新型コロナの影響を受けた学生等に対する支援の仕組みといたしましては、一つは、この四月から実施をいたしております新しい修学支援制度ということで、授業料減免と学生支援機構の給付奨学金、これをセットで行う、これがございます。これらは低所得世帯に対するものでございまして、この対象にならないより幅広い方については貸与奨学金で対応するということをしておりまして、これらについては、今回のコロナの影響を受けまして緊急の採用ということで募集をしているところでございます。
 あわせまして、返還中の、貸与奨学金についての返還中の方については、返還が困難な方についての猶予の仕組みというのがあると、そういうことでございます。
この発言だけを見る →
古賀之士#24
○古賀之士君 いわゆる貸与している奨学金に関しては、これは支払を、いわゆる返さなくてもいいような期間を設けたり、あるいは事情によっては返さなくてもいいというような、そういう捉え方もできるということなんでしょうか、確認ですが。
この発言だけを見る →
森晃憲#25
○政府参考人(森晃憲君) 日本学生支援機構の貸与奨学金については、奨学金の返還が困難な方については、期限を猶予する、あるいはその当初の計画よりか減額をいたしまして、そして長い期間で返していただくというような、そういうような仕組みがございます。
 そういうことで、コロナの感染症の影響を受けた方についても、返還が困難な方については、そういった猶予とか期限の延長、そういう仕組みがございます。ただ、これによって返還そのものを免除するという、そういうことがあるわけではございません。
この発言だけを見る →
古賀之士#26
○古賀之士君 時間がなくなってまいりましたので、麻生大臣にこの件ちょっとお尋ねをさせていただきますが、学生の皆さんへの奨学金です。
 貸与というのがこれまで日本の主流で、今年度からいわゆる給付型の奨学金というものも幾ばくかは採用されるようになりました。ただ、こういうコロナという緊急事態において、学生さんの皆さんたちの中には、アルバイトもできない状況で、生活費も、そして学費も払えない、もう大学や専門学校をやめるしかない、そういう方々もいらっしゃる、それがひいては第二の就職氷河期にもつながってくるんじゃないかという声も聞かれます。
 当然、これ給付型の奨学金であれば、ある程度はこれは皆さんたちにも行き渡ってくる部分では大きいと思うんですが、何よりも財源の問題もございます。是非、この辺の学生さんに救いの手を差し伸べる、野党では法案も昨日出させていただいていると思いますけれども、麻生財務大臣の御所見を伺って、最後の質問にさせていただこうと思います。よろしくお願いします。
この発言だけを見る →
麻生太郎#27
○国務大臣(麻生太郎君) この新型コロナに関係するところでいけば、いわゆる給付型と貸与型と、いろいろあるんですけれども、家計、家計って、家族の収入というものが急変した場合というものには、これは所得基準というものも急激に変わってきていますので、それに対応せにゃいかぬということで、厳しい状況にあるアルバイト等々の支援について与党で検討しろという話を言われているところでもありますし、これはいろいろ対応策というのを考えにゃいかぬところなので、これ、今あります金利の、延納、さっき、銀行に対するあれというのと同じように延期をするとか、まあ手形でいえばジャンプですな、飛ばして減らして延ばすとか、いろんな、いうようなことが考えられると思っておりますので、これについては検討せにゃいかぬところだと思っております。
この発言だけを見る →
古賀之士#28
○古賀之士君 是非、家賃の件もそうですが、学生さんの皆さんにとっても、新年度は四月からでございますので、その辺の、四月に遡ってという部分も含めて二次補正で検討していただければ大変有り難いです。
 終わります。ありがとうございました。
この発言だけを見る →
勝部賢志#29
○勝部賢志君 おはようございます。立憲・国民.新緑風会の勝部賢志でございます。
 先週少し質問が時間がなくてできなかったこともありましたものですから、新型コロナウイルス関連で、特に学校再開に向けた課題についてまずお聞きをしたいと思うんですけれども、その中で、学校の九月入学、始業について伺いたいと思います。
 文科省では各省庁から課題を集約しているというふうに聞いておりますが、まだ完全に集約し切っていないというようなこともお聞きをしているんですけれども、現時点でどのようなメリット、デメリットがあるとお考えか、お聞きをしたいと思います。
この発言だけを見る →
← 戻る