予算委員会第五分科会
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会
会議録情報#0
本分科会は令和五年二月十五日(水曜日)委員会において、設置することに決した。
二月十七日
本分科員は委員長の指名で、次のとおり選任された。
大岡 敏孝君 土屋 品子君
根本 匠君 牧原 秀樹君
後藤 祐一君 阿部 司君
二月十七日
牧原秀樹君が委員長の指名で、主査に選任された。
令和五年二月二十日(月曜日)
午前九時開議
出席分科員
主査 牧原 秀樹君
泉田 裕彦君 大岡 敏孝君
土屋 品子君 根本 匠君
務台 俊介君 後藤 祐一君
阿部 司君 池下 卓君
兼務 勝目 康君 兼務 佐々木 紀君
兼務 穂坂 泰君 兼務 堤 かなめ君
兼務 野田 佳彦君 兼務 山田 勝彦君
兼務 國重 徹君 兼務 中野 洋昌君
兼務 福重 隆浩君 兼務 西岡 秀子君
兼務 田村 貴昭君 兼務 福島 伸享君
…………………………………
厚生労働大臣 加藤 勝信君
法務大臣政務官 高見 康裕君
外務大臣政務官 吉川ゆうみ君
文部科学大臣政務官 伊藤 孝江君
厚生労働大臣政務官 本田 顕子君
最高裁判所事務総局家庭局長 馬渡 直史君
政府参考人
(内閣官房こども家庭庁設立準備室次長)
(厚生労働省子ども家庭局長) 藤原 朋子君
政府参考人
(内閣府子ども・子育て本部審議官) 北波 孝君
政府参考人
(警察庁長官官房審議官) 友井 昌宏君
政府参考人
(金融庁総合政策局参事官) 新発田龍史君
政府参考人
(法務省大臣官房審議官) 松井 信憲君
政府参考人
(文部科学省大臣官房審議官) 安彦 広斉君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房危機管理・医務技術総括審議官) 浅沼 一成君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官) 城 克文君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官) 佐々木昌弘君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房高齢・障害者雇用開発審議官) 堀井奈津子君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 本多 則惠君
政府参考人
(厚生労働省医政局長) 榎本健太郎君
政府参考人
(厚生労働省健康局長) 佐原 康之君
政府参考人
(厚生労働省医薬・生活衛生局長) 八神 敦雄君
政府参考人
(厚生労働省労働基準局長) 鈴木英二郎君
政府参考人
(厚生労働省社会・援護局長) 川又 竹男君
政府参考人
(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長) 辺見 聡君
政府参考人
(厚生労働省老健局長) 大西 証史君
政府参考人
(厚生労働省保険局長) 伊原 和人君
政府参考人
(厚生労働省人材開発統括官) 奈尾 基弘君
政府参考人
(厚生労働省政策統括官) 中村 博治君
政府参考人
(厚生労働省政策統括官) 岸本 武史君
政府参考人
(農林水産省大臣官房生産振興審議官) 安岡 澄人君
政府参考人
(経済産業省商務情報政策局商務・サービス政策統括調整官) 田中 一成君
政府参考人
(中小企業庁事業環境部長) 小林 浩史君
政府参考人
(環境省大臣官房審議官) 奥山 祐矢君
厚生労働委員会専門員 若本 義信君
予算委員会専門員 齋藤 育子君
―――――――――――――
分科員の異動
二月二十日
辞任 補欠選任
土屋 品子君 務台 俊介君
阿部 司君 堀場 幸子君
同日
辞任 補欠選任
務台 俊介君 泉田 裕彦君
堀場 幸子君 池下 卓君
同日
辞任 補欠選任
泉田 裕彦君 土屋 品子君
池下 卓君 一谷勇一郎君
同日
辞任 補欠選任
一谷勇一郎君 阿部 司君
同日
第一分科員穂坂泰君、第二分科員中野洋昌君、西岡秀子君、第三分科員勝目康君、堤かなめ君、野田佳彦君、田村貴昭君、第四分科員山田勝彦君、國重徹君、福島伸享君、第六分科員佐々木紀君及び第七分科員福重隆浩君が本分科兼務となった。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
令和五年度一般会計予算
令和五年度特別会計予算
令和五年度政府関係機関予算
(厚生労働省所管)
――――◇―――――
この発言だけを見る →二月十七日
本分科員は委員長の指名で、次のとおり選任された。
大岡 敏孝君 土屋 品子君
根本 匠君 牧原 秀樹君
後藤 祐一君 阿部 司君
二月十七日
牧原秀樹君が委員長の指名で、主査に選任された。
令和五年二月二十日(月曜日)
午前九時開議
出席分科員
主査 牧原 秀樹君
泉田 裕彦君 大岡 敏孝君
土屋 品子君 根本 匠君
務台 俊介君 後藤 祐一君
阿部 司君 池下 卓君
兼務 勝目 康君 兼務 佐々木 紀君
兼務 穂坂 泰君 兼務 堤 かなめ君
兼務 野田 佳彦君 兼務 山田 勝彦君
兼務 國重 徹君 兼務 中野 洋昌君
兼務 福重 隆浩君 兼務 西岡 秀子君
兼務 田村 貴昭君 兼務 福島 伸享君
…………………………………
厚生労働大臣 加藤 勝信君
法務大臣政務官 高見 康裕君
外務大臣政務官 吉川ゆうみ君
文部科学大臣政務官 伊藤 孝江君
厚生労働大臣政務官 本田 顕子君
最高裁判所事務総局家庭局長 馬渡 直史君
政府参考人
(内閣官房こども家庭庁設立準備室次長)
(厚生労働省子ども家庭局長) 藤原 朋子君
政府参考人
(内閣府子ども・子育て本部審議官) 北波 孝君
政府参考人
(警察庁長官官房審議官) 友井 昌宏君
政府参考人
(金融庁総合政策局参事官) 新発田龍史君
政府参考人
(法務省大臣官房審議官) 松井 信憲君
政府参考人
(文部科学省大臣官房審議官) 安彦 広斉君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房危機管理・医務技術総括審議官) 浅沼 一成君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官) 城 克文君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官) 佐々木昌弘君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房高齢・障害者雇用開発審議官) 堀井奈津子君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 本多 則惠君
政府参考人
(厚生労働省医政局長) 榎本健太郎君
政府参考人
(厚生労働省健康局長) 佐原 康之君
政府参考人
(厚生労働省医薬・生活衛生局長) 八神 敦雄君
政府参考人
(厚生労働省労働基準局長) 鈴木英二郎君
政府参考人
(厚生労働省社会・援護局長) 川又 竹男君
政府参考人
(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長) 辺見 聡君
政府参考人
(厚生労働省老健局長) 大西 証史君
政府参考人
(厚生労働省保険局長) 伊原 和人君
政府参考人
(厚生労働省人材開発統括官) 奈尾 基弘君
政府参考人
(厚生労働省政策統括官) 中村 博治君
政府参考人
(厚生労働省政策統括官) 岸本 武史君
政府参考人
(農林水産省大臣官房生産振興審議官) 安岡 澄人君
政府参考人
(経済産業省商務情報政策局商務・サービス政策統括調整官) 田中 一成君
政府参考人
(中小企業庁事業環境部長) 小林 浩史君
政府参考人
(環境省大臣官房審議官) 奥山 祐矢君
厚生労働委員会専門員 若本 義信君
予算委員会専門員 齋藤 育子君
―――――――――――――
分科員の異動
二月二十日
辞任 補欠選任
土屋 品子君 務台 俊介君
阿部 司君 堀場 幸子君
同日
辞任 補欠選任
務台 俊介君 泉田 裕彦君
堀場 幸子君 池下 卓君
同日
辞任 補欠選任
泉田 裕彦君 土屋 品子君
池下 卓君 一谷勇一郎君
同日
辞任 補欠選任
一谷勇一郎君 阿部 司君
同日
第一分科員穂坂泰君、第二分科員中野洋昌君、西岡秀子君、第三分科員勝目康君、堤かなめ君、野田佳彦君、田村貴昭君、第四分科員山田勝彦君、國重徹君、福島伸享君、第六分科員佐々木紀君及び第七分科員福重隆浩君が本分科兼務となった。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
令和五年度一般会計予算
令和五年度特別会計予算
令和五年度政府関係機関予算
(厚生労働省所管)
――――◇―――――
牧
牧原秀樹#1
○牧原主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。
私が本分科会の主査を務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
本分科会は、厚生労働省所管について審査を行うことになっております。
令和五年度一般会計予算、令和五年度特別会計予算及び令和五年度政府関係機関予算中厚生労働省所管について、政府から説明を聴取いたします。加藤厚生労働大臣。
この発言だけを見る →私が本分科会の主査を務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
本分科会は、厚生労働省所管について審査を行うことになっております。
令和五年度一般会計予算、令和五年度特別会計予算及び令和五年度政府関係機関予算中厚生労働省所管について、政府から説明を聴取いたします。加藤厚生労働大臣。
加
加藤勝信#2
○加藤国務大臣 令和五年度厚生労働省関係予算案の概要について説明いたします。
厚生労働省所管一般会計予算案の総額は三十三兆一千六百八十六億円であり、令和五年度からこども家庭庁に移管される経費を除いた令和四年度当初予算額三十二兆六千三百四億円と比較しますと、五千三百八十二億円、一・六%の増加となっています。また、厚生労働省所管特別会計予算案については、労働保険特別会計、年金特別会計及び東日本大震災復興特別会計にそれぞれ所要額を計上しています。
以下、令和五年度予算案の重点事項について説明いたします。
第一に、コロナ禍からの経済社会活動の回復を支える保健、医療、介護の構築について、新型コロナウイルス感染症対策を着実に実行するとともに、次の感染症危機に備えるための対応能力の強化に取り組みます。あわせて、安心で質の高い医療・介護サービスの提供に向け、医療介護DXを推進するほか、医薬品等の品質、安定供給の確保を図るとともに、科学技術力向上やイノベーションの実現のため、がん、難病の全ゲノム解析や創薬力の強化に取り組みます。また、地域医療構想、医師偏在対策、医療従事者の働き方改革を推進するとともに、健康寿命の延伸に向けた予防、重症化予防、健康づくり、歯科保健医療の推進等に取り組みます。
第二に、成長と分配の好循環に向けた人への投資について、令和四年十月に策定した「賃上げ・人材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージに基づき、労働者の賃上げ支援、人材の育成、活性化、賃金上昇を伴う労働移動の円滑化等に取り組みます。また、多様な人材の活躍を推進するため、女性や高齢者、障害者、外国人、就職氷河期世代等の就労支援に取り組みます。さらに、多様な働き方を支援するため、非正規雇用労働者への支援、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保、働く方の相談支援、働く環境の改善等に取り組みます。
第三に、安心できる暮らしと包摂社会の実現について、地域共生社会の実現に向けて、対象者の属性を問わず包括的に相談を受け止める重層的支援体制の整備、生活困窮者自立支援、引きこもり支援、自殺対策等を推進します。あわせて、障害者支援、水道の基盤強化、戦没者遺骨収集等の推進、持続可能で安心できる年金制度の確立等に取り組みます。
なお、委員の皆様のお手元に資料が配付されていますが、一般会計予算案の主要経費別内訳及び特別会計予算案の歳入・歳出予定額については、お許しを得て、説明を省略させていただきます。
コロナ禍からの経済社会活動の回復を見据え、国民の命、雇用、暮らしを守り、全世代型社会保障の構築を推進するとともに、未来を切り開く新しい資本主義を実現し、国民一人一人が豊かさを実感できる社会を構築するため、厚生労働行政の推進に一層努力してまいりますので、皆様の一層の御理解と御協力をお願いをいたします。
この発言だけを見る →厚生労働省所管一般会計予算案の総額は三十三兆一千六百八十六億円であり、令和五年度からこども家庭庁に移管される経費を除いた令和四年度当初予算額三十二兆六千三百四億円と比較しますと、五千三百八十二億円、一・六%の増加となっています。また、厚生労働省所管特別会計予算案については、労働保険特別会計、年金特別会計及び東日本大震災復興特別会計にそれぞれ所要額を計上しています。
以下、令和五年度予算案の重点事項について説明いたします。
第一に、コロナ禍からの経済社会活動の回復を支える保健、医療、介護の構築について、新型コロナウイルス感染症対策を着実に実行するとともに、次の感染症危機に備えるための対応能力の強化に取り組みます。あわせて、安心で質の高い医療・介護サービスの提供に向け、医療介護DXを推進するほか、医薬品等の品質、安定供給の確保を図るとともに、科学技術力向上やイノベーションの実現のため、がん、難病の全ゲノム解析や創薬力の強化に取り組みます。また、地域医療構想、医師偏在対策、医療従事者の働き方改革を推進するとともに、健康寿命の延伸に向けた予防、重症化予防、健康づくり、歯科保健医療の推進等に取り組みます。
第二に、成長と分配の好循環に向けた人への投資について、令和四年十月に策定した「賃上げ・人材活性化・労働市場強化」雇用・労働総合政策パッケージに基づき、労働者の賃上げ支援、人材の育成、活性化、賃金上昇を伴う労働移動の円滑化等に取り組みます。また、多様な人材の活躍を推進するため、女性や高齢者、障害者、外国人、就職氷河期世代等の就労支援に取り組みます。さらに、多様な働き方を支援するため、非正規雇用労働者への支援、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保、働く方の相談支援、働く環境の改善等に取り組みます。
第三に、安心できる暮らしと包摂社会の実現について、地域共生社会の実現に向けて、対象者の属性を問わず包括的に相談を受け止める重層的支援体制の整備、生活困窮者自立支援、引きこもり支援、自殺対策等を推進します。あわせて、障害者支援、水道の基盤強化、戦没者遺骨収集等の推進、持続可能で安心できる年金制度の確立等に取り組みます。
なお、委員の皆様のお手元に資料が配付されていますが、一般会計予算案の主要経費別内訳及び特別会計予算案の歳入・歳出予定額については、お許しを得て、説明を省略させていただきます。
コロナ禍からの経済社会活動の回復を見据え、国民の命、雇用、暮らしを守り、全世代型社会保障の構築を推進するとともに、未来を切り開く新しい資本主義を実現し、国民一人一人が豊かさを実感できる社会を構築するため、厚生労働行政の推進に一層努力してまいりますので、皆様の一層の御理解と御協力をお願いをいたします。
牧
牧原秀樹#3
○牧原主査 この際、お諮りいたします。
厚生労働省所管予算の主要経費別概要につきましては、その説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →厚生労働省所管予算の主要経費別概要につきましては、その説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
牧
牧
牧
牧原秀樹#6
○牧原主査 この際、分科員各位に申し上げます。
質疑時間はこれを厳守され、議事の進行に御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
なお、政府当局に申し上げます。
質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申出がありますので、順次これを許します。務台俊介君。
この発言だけを見る →質疑時間はこれを厳守され、議事の進行に御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
なお、政府当局に申し上げます。
質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申出がありますので、順次これを許します。務台俊介君。
務
務台俊介#7
○務台分科員 ありがとうございます。予算委員会第五分科会のトップバッターを務めさせていただくこととなりました。
実は、今日の分科会に向けての質問を、二月の十六日にこの分科会へ配属になりまして、その日のうちに質問を通告させていただきました。そして、翌日の十七日には、私、松本にいましたが、リモートで微調整をさせていただいた。働き方改革が叫ばれておりますが、国会議員自らそういう対応をする。できれば、どの議員が、いつ質問通告をして、どういう形で調整をしたか、それも公表していく、こんなことも考えていただければというふうに思います。
さて、今後の我が国が見舞われる最大の課題は、少子化だと思います。こども家庭庁を創設し、異次元の子供対策を推進することとされています。社会福祉というと高齢者福祉だと思い込んでいた事態は、少子化という局面で大きく変化しつつあるというふうに思います。少子化対策は、この数年で大きく充実していくものと想定しています。その意味では、現在政府が打ち出している少子化対策は、これからより進化していくもの、そんなふうに受け止めております。
一方で、私の受け止めでは、現在の異次元の少子化対策は、子育て支援がメインだというふうに思っております。出産一時金の増額、児童手当や幼児教育、保育サービスの拡充、育児休業制度の強化、育児期の親の働き方改革といった対策は、子育て世代に大きな恩恵をもたらすもので、大変重要な政策だと思います。
一方で、そういった政策で若い夫婦がもう一人子供を持とうと思うかは、別問題だと思います。本来は、なぜ少子化が進んだのか、科学的な分析がその前提となるべきだと思っております。
この点について政府はどんなお考えなのか、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →実は、今日の分科会に向けての質問を、二月の十六日にこの分科会へ配属になりまして、その日のうちに質問を通告させていただきました。そして、翌日の十七日には、私、松本にいましたが、リモートで微調整をさせていただいた。働き方改革が叫ばれておりますが、国会議員自らそういう対応をする。できれば、どの議員が、いつ質問通告をして、どういう形で調整をしたか、それも公表していく、こんなことも考えていただければというふうに思います。
さて、今後の我が国が見舞われる最大の課題は、少子化だと思います。こども家庭庁を創設し、異次元の子供対策を推進することとされています。社会福祉というと高齢者福祉だと思い込んでいた事態は、少子化という局面で大きく変化しつつあるというふうに思います。少子化対策は、この数年で大きく充実していくものと想定しています。その意味では、現在政府が打ち出している少子化対策は、これからより進化していくもの、そんなふうに受け止めております。
一方で、私の受け止めでは、現在の異次元の少子化対策は、子育て支援がメインだというふうに思っております。出産一時金の増額、児童手当や幼児教育、保育サービスの拡充、育児休業制度の強化、育児期の親の働き方改革といった対策は、子育て世代に大きな恩恵をもたらすもので、大変重要な政策だと思います。
一方で、そういった政策で若い夫婦がもう一人子供を持とうと思うかは、別問題だと思います。本来は、なぜ少子化が進んだのか、科学的な分析がその前提となるべきだと思っております。
この点について政府はどんなお考えなのか、伺いたいと思います。
北
北波孝#8
○北波政府参考人 お答えいたします。
少子化の原因といたしましては、未婚化、晩婚化の進行や、夫婦の持つ子供の数の減少等がありますが、その背景には、出会いの機会の減少、若者の経済的な不安定さ、子育てや教育に係る費用負担の重さ、男女の仕事と子育ての両立の難しさなど、個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が絡み合っていると考えております。
そのような中で、夫婦の持つ子供の数というのは、一九七〇年代以降おおむね二人前後で推移していることから、少子化の原因としては、特に未婚化、晩婚化の影響が大きいと言われているものと承知しております。
このような要因を一つ一つ取り除いていくことが必要であると考えております。
この発言だけを見る →少子化の原因といたしましては、未婚化、晩婚化の進行や、夫婦の持つ子供の数の減少等がありますが、その背景には、出会いの機会の減少、若者の経済的な不安定さ、子育てや教育に係る費用負担の重さ、男女の仕事と子育ての両立の難しさなど、個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が絡み合っていると考えております。
そのような中で、夫婦の持つ子供の数というのは、一九七〇年代以降おおむね二人前後で推移していることから、少子化の原因としては、特に未婚化、晩婚化の影響が大きいと言われているものと承知しております。
このような要因を一つ一つ取り除いていくことが必要であると考えております。
務
務台俊介#9
○務台分科員 今、夫婦の持つ子供が二人前後だというお話がありました。日本では、結婚さえすれば二人近い子供が生まれてくる、そういう社会的実態があるということだと思います。であれば、おっしゃったように、現在の深刻な少子化は非婚化が原因であることは明らかだと思います。であれば、本来あるべき少子化対策は、結婚の奨励であることは明らかだと思われますが、しかし、これには抵抗感を覚える国民が大変多いと思います。戦前の産めよ増やせよの反省、そして、それを受けての産児制限、生き方を強制することへのためらいがそこにあると思います。自分の子供にさえ、まだ結婚しないのかと家庭で言えない、そんな実態があります。少子化対策としては、育児支援策が前面に出て、結婚支援策が前面に出にくいのは、そういう背景があろうかと思います。
しかし、間接的な結婚支援策が封じられているということではないというふうに思います。
厚生労働省所管の独立行政法人労働政策研究・研修機構の調べでは、二十代後半男性の有配偶者率、結婚しているかどうか、これを見ると、年収が五百万台の男性に関しては、二〇一九年の調査では四三・九、その前の二〇一四年だと五三・三%ということで、半分近い方が結婚している。一方で、年収が百五十万円から二百万円未満の方は、二〇一九年の調査では結婚している人が一一・一%、その五年前の調査だと一四・七%という非常に低い、年収によって四分の一くらいの率に下がってしまう。
年収の低い男性の多くは、学生などを除けば非正規労働だと想定できます。非正規の男性は結婚しにくい現実があるということではなかろうかと思います。日本では、結婚しないのではなくて、結婚できない、そういう現実も多々あるというふうに思います。
この二〇一四年と二〇一九年の数字の傾向、年収と結婚率の関係について、厚労省のお考えを伺いたいと思います。
この発言だけを見る →しかし、間接的な結婚支援策が封じられているということではないというふうに思います。
厚生労働省所管の独立行政法人労働政策研究・研修機構の調べでは、二十代後半男性の有配偶者率、結婚しているかどうか、これを見ると、年収が五百万台の男性に関しては、二〇一九年の調査では四三・九、その前の二〇一四年だと五三・三%ということで、半分近い方が結婚している。一方で、年収が百五十万円から二百万円未満の方は、二〇一九年の調査では結婚している人が一一・一%、その五年前の調査だと一四・七%という非常に低い、年収によって四分の一くらいの率に下がってしまう。
年収の低い男性の多くは、学生などを除けば非正規労働だと想定できます。非正規の男性は結婚しにくい現実があるということではなかろうかと思います。日本では、結婚しないのではなくて、結婚できない、そういう現実も多々あるというふうに思います。
この二〇一四年と二〇一九年の数字の傾向、年収と結婚率の関係について、厚労省のお考えを伺いたいと思います。
中
中村博治#10
○中村政府参考人 ただいま委員から御指摘いただきました点も含めまして、独立行政法人労働政策研究・研修機構が男性の有配偶率について分析した結果によりますと、年齢を問わず一定水準までは年収が高いほど配偶者のいる割合が高い、経年で見ますと、特に三十代前半は二百五十万円以下の層で長期的に減少しているという傾向があるものと承知をしているところでございます。
厚生労働省といたしましては、働く人の希望に応じた働き方を実現するとともに、少子化対策の観点からも若者の経済的基盤の強化を図ることが重要であると考えているところでございます。
この発言だけを見る →厚生労働省といたしましては、働く人の希望に応じた働き方を実現するとともに、少子化対策の観点からも若者の経済的基盤の強化を図ることが重要であると考えているところでございます。
務
務台俊介#11
○務台分科員 そういう分析が出ているのであれば、正面から結婚を奨励する対策を講じる代わりに、最低賃金というのを思い切って引き上げ、非正規労働の所得を上げることが少子化対策につながると考えるべきだというふうに思います。
さらに、少子化は特に東京を始めとして大都市で顕著であるということに注目すべきだと思います。現在は、最低賃金は東京が最も多くて、地方は低い、そんな現状にあります。若者が最低賃金の高い大都市に集中し、そしてそこで結婚できず少子化が加速するという現実は、政府の最低賃金制度がその原因の一つになっているのではないかという指摘すらあるというふうに思っております。この点について、厚生労働省の認識を伺います。
この発言だけを見る →さらに、少子化は特に東京を始めとして大都市で顕著であるということに注目すべきだと思います。現在は、最低賃金は東京が最も多くて、地方は低い、そんな現状にあります。若者が最低賃金の高い大都市に集中し、そしてそこで結婚できず少子化が加速するという現実は、政府の最低賃金制度がその原因の一つになっているのではないかという指摘すらあるというふうに思っております。この点について、厚生労働省の認識を伺います。
鈴
鈴木英二郎#12
○鈴木政府参考人 大都市への若者の移動の背景には、仕事のほか、教育や家族の事情があり、また、少子化の背景には、個々人の結婚や妊娠、出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が絡み合っておりまして、その要因の一つに若者の経済的な不安定さが挙げられると承知してございます。非正規雇用労働者など、経済的な不安定さを理由として結婚や妊娠、出産、子育ての希望を実現できていない方に対しましては、地方も含めまして、最低賃金の引上げが希望の実現に資するものであると認識しております。
この発言だけを見る →務
務台俊介#13
○務台分科員 ということであれば、最低賃金の引上げかつ都市と地方での最低賃金水準の格差を埋めること、これを少子化対策の一丁目一番地の政策に位置づけていただけないかというふうに思います。
私は、自民党の中で、衛藤征士郎代議士の下、最低賃金一元化推進議員連盟の事務局長を務めさせていただいております。実は加藤大臣もそのメンバーに入っていただいているということでございますが、政府には累次の提言を提出してまいりました。大きな方向としては、最低賃金が少しずつ引き上げられ、都市と地方の格差も少しずつ埋められつつあるという、そんな現状にありますが、残念ながらそのスピードは緩慢だというふうに思います。
政府におかれては、官邸主導で最低賃金の大幅引上げ、そして全国一元化の実現を、例えば十年くらいの計画で実現する、そういう議論の場を設定すべきだと思いますが、お考えを伺いたいと思います。
この発言だけを見る →私は、自民党の中で、衛藤征士郎代議士の下、最低賃金一元化推進議員連盟の事務局長を務めさせていただいております。実は加藤大臣もそのメンバーに入っていただいているということでございますが、政府には累次の提言を提出してまいりました。大きな方向としては、最低賃金が少しずつ引き上げられ、都市と地方の格差も少しずつ埋められつつあるという、そんな現状にありますが、残念ながらそのスピードは緩慢だというふうに思います。
政府におかれては、官邸主導で最低賃金の大幅引上げ、そして全国一元化の実現を、例えば十年くらいの計画で実現する、そういう議論の場を設定すべきだと思いますが、お考えを伺いたいと思います。
鈴
鈴木英二郎#14
○鈴木政府参考人 最低賃金につきましては、今年度は過去最高となります全国加重平均で三十一円の引上げを行ったところでございますが、政府としましては、できる限り早期に全国加重平均千円以上となることを目指しまして引上げに取り組んでいくこととしております。
また、全国一律という御提言がございましたけれども、最低賃金法では、各地域におけます労働者の生計費、賃金、企業の賃金支払い能力を考慮して地域別最低賃金を決定することとされておりまして、全国一律の最低賃金ということにつきましては、特に地方におきまして、中小企業を中心に人件費が増加することによりまして経営が圧迫されるというようなこともございますので、慎重に検討する必要があるとは認識しておりますが、地域間格差への配慮は必要とされておりますので、近年は地域間格差に配慮しながら地域別最低賃金の目安額を示してきておりまして、その結果、最高額に対します最低額の比率は八年連続で改善しておるところでございまして、今後とも、そういった地域間格差も配慮しながら最低賃金の引上げを図ってまいりたいと考えてございます。
この発言だけを見る →また、全国一律という御提言がございましたけれども、最低賃金法では、各地域におけます労働者の生計費、賃金、企業の賃金支払い能力を考慮して地域別最低賃金を決定することとされておりまして、全国一律の最低賃金ということにつきましては、特に地方におきまして、中小企業を中心に人件費が増加することによりまして経営が圧迫されるというようなこともございますので、慎重に検討する必要があるとは認識しておりますが、地域間格差への配慮は必要とされておりますので、近年は地域間格差に配慮しながら地域別最低賃金の目安額を示してきておりまして、その結果、最高額に対します最低額の比率は八年連続で改善しておるところでございまして、今後とも、そういった地域間格差も配慮しながら最低賃金の引上げを図ってまいりたいと考えてございます。
務
務台俊介#15
○務台分科員 今の制度の下では全国で格差があるということを当然の前提としているということなんですが、世界を広く見ると格差のある国の方が少ないという現状がありますので、そろそろそういう現実を見て、制度の在り方を抜本的に見直す時期ではないかというふうに思います。
そして、今御指摘がありましたように、中小企業の給与負担の問題があるという御指摘がありました。
現在は、生産性向上投資を行った場合に財政支援をする、そういう仕組みがありますが、中小企業の負担増分に対して直接の財政支援をするということも必要ではないかというふうに感じております。この手法について検討すべきこともあえて申し上げますが、いかがでしょうか。
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現在は、生産性向上投資を行った場合に財政支援をする、そういう仕組みがありますが、中小企業の負担増分に対して直接の財政支援をするということも必要ではないかというふうに感じております。この手法について検討すべきこともあえて申し上げますが、いかがでしょうか。
鈴
鈴木英二郎#16
○鈴木政府参考人 委員御指摘の最低賃金の引上げ分の直接補填につきましては、企業の生産性や稼ぐ力を向上させない限り企業収益の拡大にはつながらないということで、長期的な賃上げでありますとか事業の継続には結びつかないので、なかなか困難な点があろうかと思っておりますけれども、厚生労働省におきましては、中小企業の生産性の向上の支援としまして業務改善助成金というものを拡充してございまして、引き続き中小企業が賃上げしやすい環境整備に努めてまいりたいと考えてございます。
この発言だけを見る →務
務台俊介#17
○務台分科員 現行制度の説明を一生懸命していただいていますが、そろそろ抜本的な検討をしていただきたい、これは政治のレベルの話かもしれませんが、よくこういう議論があるということを共有していただきたいと思います。
そして、最賃法で地域ごとの最低賃金水準を決定する要素のうち、事業の賃金支払い能力の要素があります。これを思い切ってなくすということもあるんじゃないかと思います。外国の法制度では、その要素はあえて入れていない国もございます。これについてのお考えも併せていただきたいと思います。
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鈴
鈴木英二郎#18
○鈴木政府参考人 最低賃金の制度につきましては、各国、様々な制度がございますけれども、我が国の最低賃金制度につきましては、法的強制力をもちまして労働者の最低限度の水準の賃金を保障するものでございますので、国民経済や各地域の経済力とかけ離れた水準で決定されるべきものではないということから、企業の賃金支払い能力の要素が入っているというふうに認識してございます。
政府としましては、繰り返しになりますけれども、生産性向上の支援や価格転嫁の実現などによりまして、中小企業が賃上げしやすい環境整備に総合的に取り組んでまいりたいと考えてございます。
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務
務台俊介#19
○務台分科員 この問題は大きな問題になっていると思いますが、少子化対策という観点でちょっと違う次元の議論をする、異次元の少子化対策と政府・与党が言っている以上は、我々もその方向を忘れてはならないというふうに思います。
所得水準の問題に加えて、結婚の障壁となっている制度的課題について、この際、議論を開始すべきだと思います。
一人っ子同士の男女が結婚してどちらかの姓に統一することに抵抗感を覚える若者が結構な率で存在するというふうに認識しています。伝統ある名字を自分の代でなくすことを懸念し、結婚を断念するケースを私も知っています。選択的夫婦別姓については自民党内でも議論が分かれていますが、少子化対策の面から検討の俎上にのせる時期なのかもしれないというふうに思っております。そうした考え方こそが、まさに異次元の少子化対策と言えるのではないでしょうか。
厚生労働省は選択的夫婦別姓の所管ではないかもしれませんが、少子化対策を行っている立場から、あえてお伺いします。
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一人っ子同士の男女が結婚してどちらかの姓に統一することに抵抗感を覚える若者が結構な率で存在するというふうに認識しています。伝統ある名字を自分の代でなくすことを懸念し、結婚を断念するケースを私も知っています。選択的夫婦別姓については自民党内でも議論が分かれていますが、少子化対策の面から検討の俎上にのせる時期なのかもしれないというふうに思っております。そうした考え方こそが、まさに異次元の少子化対策と言えるのではないでしょうか。
厚生労働省は選択的夫婦別姓の所管ではないかもしれませんが、少子化対策を行っている立場から、あえてお伺いします。
藤
藤原朋子#20
○藤原政府参考人 お答え申し上げます。
少子化の背景には、個々人の結婚や妊娠、出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が絡み合っていると認識しており、特に、委員からの御指摘のとおり、男女が互いの生き方を尊重しつつ、主体的な選択により、希望する時期に結婚でき、かつ、希望するタイミングで希望する数の子供を持てる、そういった社会をつくることは重要な課題であると考えております。
選択的夫婦別氏制度につきましては、我が国の家族の在り方にも深く関わる事項であり、国民の間に様々な意見がございますので、国民各層の意見や国会における議論の動向を注視しながら検討が進められていくものと認識をしてございます。
いずれにいたしましても、結婚の希望がかない、また、どのような家庭の子供であっても全ての子育て家庭と子供をきめ細かく支援していくことが重要であり、こども政策担当大臣の下で子供政策の充実内容を三月末を目途に具体化していくこととしておりますので、厚生労働省といたしましても必要な連携をしていきたいと考えております。
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選択的夫婦別氏制度につきましては、我が国の家族の在り方にも深く関わる事項であり、国民の間に様々な意見がございますので、国民各層の意見や国会における議論の動向を注視しながら検討が進められていくものと認識をしてございます。
いずれにいたしましても、結婚の希望がかない、また、どのような家庭の子供であっても全ての子育て家庭と子供をきめ細かく支援していくことが重要であり、こども政策担当大臣の下で子供政策の充実内容を三月末を目途に具体化していくこととしておりますので、厚生労働省といたしましても必要な連携をしていきたいと考えております。
務
務台俊介#21
○務台分科員 繰り返しになりますが、少子化対策という観点の要素をちょっと重く見ていっていただきたい、そんなふうに思います。
次に、産業用大麻の活用について伺いたいと思います。
産業用大麻については、これまで殊のほか厳しい規制がありました。一九四八年制定の大麻取締法の下で、都道府県知事の許可による栽培制度の下、近年の大麻事犯の増加に伴い、原則禁止栽培としての運用がなされ、国内の栽培農家が激減し、我が国の大麻生産は壊滅状態になっています。
他方、世界では、覚醒物質の少ない大麻の栽培が広がっております。その有用性について改めて注目が集まっております。
厚労省でも、二〇二一年頃から規制緩和の動きがあり、大麻取締法の改正に向けての作業の進展が報道されています。その動きを厚労省に伺いたいと思います。
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産業用大麻については、これまで殊のほか厳しい規制がありました。一九四八年制定の大麻取締法の下で、都道府県知事の許可による栽培制度の下、近年の大麻事犯の増加に伴い、原則禁止栽培としての運用がなされ、国内の栽培農家が激減し、我が国の大麻生産は壊滅状態になっています。
他方、世界では、覚醒物質の少ない大麻の栽培が広がっております。その有用性について改めて注目が集まっております。
厚労省でも、二〇二一年頃から規制緩和の動きがあり、大麻取締法の改正に向けての作業の進展が報道されています。その動きを厚労省に伺いたいと思います。
八
八神敦雄#22
○八神政府参考人 大麻取締法をめぐる議論についてお尋ねをいただきました。
大麻取締法の改正につきましては、その方向性について、厚生科学審議会大麻規制検討小委員会におきまして御議論をいただき、昨年九月には、大麻由来医薬品を利用可能とすること、また、大麻の使用についての罰則を適用すること、さらに、産業用途の栽培免許の対象を有害成分の上限値以下の大麻草に限定するなど、栽培規制の合理化等の方向性が取りまとめられたところでございます。
こうした議論を基にいたしまして、厚生労働省では、大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の改正を目指した検討を進めているところでございます。
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こうした議論を基にいたしまして、厚生労働省では、大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の改正を目指した検討を進めているところでございます。
務
務台俊介#23
○務台分科員 大麻は大変優れた植物で、繊維、薬品、食品、燃料、建材、紙など、多様な用途があるというふうに承知しております。二酸化炭素の吸収源としても非常に優れた機能があり、大きな効果が見込まれています。こうした潜在的需要を見込み、私は、地域活性化と地球温暖化防止の観点から大麻復活に期待を寄せている一人です。
実は、私の選挙区には、麻にちなんだ名前のある地区があります。麻をつむということで、麻績村という名前があります。美麻村という、美しい麻という地区もあります。昔は、絹と並び、麻が日本を代表する地域の特産物であった時代が長く続いておりました。中山間地の休耕田に大麻が栽培できると、農薬が不要な大麻は中山間地活性化に大きな効果がございます。先週末、地元の有権者の皆様との会合があったときにこの話を出しましたら、昔は麻をたくさん栽培していた、桑に替わる前は麻でこの地域は生きていた、そんなお話もありました。
現に、若者が、都会から移住して中山間地で大麻栽培にかけてみたいという希望も寄せられています。しかし、残念ながら、地元の一定の理解と協力者の支援を得た上で県庁に栽培許可を申請しても、栽培経験がないから駄目だという県の基準によってはね返される、そんな事態が続いております。
長野県庁では都会からの移住を奨励しているんですが、中山間地で大麻栽培にかけてみたいという若者の希望が、制度の運用の壁ではね返されるという皮肉な現状にあります。法律を厳格に執行する公務員の立場は分かるんですが、今局長がおっしゃった制度改正を見込み、現行制度の厳格な解釈を押し通す現場の制度の運用について、これを緩和する、これを法律改正を見込んで行うということも必要ではないかと思うんですが、厚労省のお考えを伺いたいと思います。
この発言だけを見る →実は、私の選挙区には、麻にちなんだ名前のある地区があります。麻をつむということで、麻績村という名前があります。美麻村という、美しい麻という地区もあります。昔は、絹と並び、麻が日本を代表する地域の特産物であった時代が長く続いておりました。中山間地の休耕田に大麻が栽培できると、農薬が不要な大麻は中山間地活性化に大きな効果がございます。先週末、地元の有権者の皆様との会合があったときにこの話を出しましたら、昔は麻をたくさん栽培していた、桑に替わる前は麻でこの地域は生きていた、そんなお話もありました。
現に、若者が、都会から移住して中山間地で大麻栽培にかけてみたいという希望も寄せられています。しかし、残念ながら、地元の一定の理解と協力者の支援を得た上で県庁に栽培許可を申請しても、栽培経験がないから駄目だという県の基準によってはね返される、そんな事態が続いております。
長野県庁では都会からの移住を奨励しているんですが、中山間地で大麻栽培にかけてみたいという若者の希望が、制度の運用の壁ではね返されるという皮肉な現状にあります。法律を厳格に執行する公務員の立場は分かるんですが、今局長がおっしゃった制度改正を見込み、現行制度の厳格な解釈を押し通す現場の制度の運用について、これを緩和する、これを法律改正を見込んで行うということも必要ではないかと思うんですが、厚労省のお考えを伺いたいと思います。
八
八神敦雄#24
○八神政府参考人 大麻栽培の免許に関する制度運用についてのお尋ねでございました。
大麻草の栽培免許につきましては、まず、個々の都道府県の事情に応じて都道府県が実施をする自治事務でございますので、個別の運用について厚生労働省からお答えをすることは差し控えさせていただきます。
その上で、各都道府県では、大麻草の適正な栽培を確保するとともに、その濫用を防止する観点から、必要な栽培免許基準を設けた上で適正に免許事務を行っていただいているもの、このように承知をいたしております。
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その上で、各都道府県では、大麻草の適正な栽培を確保するとともに、その濫用を防止する観点から、必要な栽培免許基準を設けた上で適正に免許事務を行っていただいているもの、このように承知をいたしております。
務
務台俊介#25
○務台分科員 私も週末に長野県庁のこの問題の担当の部署の方に来ていただいて、制度の運用を伺いました。そうしたら、厚労省の通知があって、制度の緩和の方向はあるんだけれども、その中で、経験者がしっかりいて、最後、どのように使われるかまでしっかり監視することが必要だ、そういう文言があるので、その文言に基づいて厳格に解釈しているという返事がありました。
自治事務だという話がありましたが、現実は、厚労省の考え方を体してやっている、そんな動きもあるので、是非弾力的な対応を心がけていただきたい、そんなふうに思います。
私としては、大麻に対する取組の改革の変化に合わせて、過度な規制運用は今から緩和していくことが求められているというふうに思います。
今お答えいただいたんですが、改めて、この点についての考え方を伺いたいと思います。
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私としては、大麻に対する取組の改革の変化に合わせて、過度な規制運用は今から緩和していくことが求められているというふうに思います。
今お答えいただいたんですが、改めて、この点についての考え方を伺いたいと思います。
八
八神敦雄#26
○八神政府参考人 大麻の免許に関しましての制度運用について、改めてのお尋ねでございました。
大麻草の栽培免許につきましては、厚生科学審議会大麻規制検討小委員会でも、今御指摘ございました合理的な見直しといった方向性が示されてございます。現行法の範囲内で一定の合理化ができるものにつきましては、厚生労働省から都道府県に対して通知を発出をして、技術的な助言といったことも行っているところでございます。
引き続き、免許事務が適正かつ合理的に行われるように各都道府県と連携をして対応してまいりたい、このように考えております。
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引き続き、免許事務が適正かつ合理的に行われるように各都道府県と連携をして対応してまいりたい、このように考えております。
務
務台俊介#27
○務台分科員 現在、大麻栽培農家は、全国で、何と二十七軒に減ってしまっています。そういう中で、栽培経験がないから駄目だというと、これは、栽培経験をなくしてしまった運用の結果、自分で自分に球を投げているようなことになっていると思います。戦後七十年以上にわたり、大麻栽培の空白をつくり出したということ、これは、いろんな事情があって、いい悪いは言えないと思いますが、その意味で、今準備されている大麻取締法の早期改正を行うべきだというふうに思います。厚労省も、法律がたくさんあって、なかなかその中に入れ込むのは大変かもしれませんが、是非、できれば今国会に提出していただく、そんなことをお願いしたいというふうに思います。
そして、安全、安心な無毒大麻の開発と、それを支える農業生産基盤の確立、そして、産学官連携の体制をつくり出す一大プロジェクトを推進していく必要があるというふうに思います。私も、院内の勉強会で、三重大学でこの取組をすばらしい形で進めている、そういう情報にも接しております。この考え方について、厚労省、そして農水省も絡む問題だと思うんですが、両省からお話を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →そして、安全、安心な無毒大麻の開発と、それを支える農業生産基盤の確立、そして、産学官連携の体制をつくり出す一大プロジェクトを推進していく必要があるというふうに思います。私も、院内の勉強会で、三重大学でこの取組をすばらしい形で進めている、そういう情報にも接しております。この考え方について、厚労省、そして農水省も絡む問題だと思うんですが、両省からお話を伺いたいと思います。
八
八神敦雄#28
○八神政府参考人 まず、厚労省からお答えを申し上げます。
大麻規制の見直しの方向性につきましては、大麻規制検討小委員会の取りまとめを踏まえまして、本年一月に審議会で議論を行い了承されたところでございます。
現在、これまでの審議会等での議論も踏まえまして、大麻取締法の改正に向けた検討を進めているところでございます。引き続き、法制化に向けて必要な検討作業を進めてまいりたい、このように考えております。
また、大麻草の適正な栽培を管理する立場として、引き続き農林水産省を始めとした関係省庁とも十分に連携をしてまいりたい、このように考えております。
この発言だけを見る →大麻規制の見直しの方向性につきましては、大麻規制検討小委員会の取りまとめを踏まえまして、本年一月に審議会で議論を行い了承されたところでございます。
現在、これまでの審議会等での議論も踏まえまして、大麻取締法の改正に向けた検討を進めているところでございます。引き続き、法制化に向けて必要な検討作業を進めてまいりたい、このように考えております。
また、大麻草の適正な栽培を管理する立場として、引き続き農林水産省を始めとした関係省庁とも十分に連携をしてまいりたい、このように考えております。
安
安岡澄人#29
○安岡政府参考人 農林水産省では、これまでも、工芸作物として、大麻などに対して、その生産性の向上であるとか生産体制の強化ということで、例えば、栽培に関する技術の確立だとか、マニュアルの作成、さらには農業機械の改良や導入などの支援を行ってきたところでございます。
農林水産省としては、厚生労働省における今ほど来の検討の状況を踏まえながら、新たな制度になった場合は、それに対応した大麻の生産の在り方、こういったことをしっかり検討していきたいと考えております。
この発言だけを見る →農林水産省としては、厚生労働省における今ほど来の検討の状況を踏まえながら、新たな制度になった場合は、それに対応した大麻の生産の在り方、こういったことをしっかり検討していきたいと考えております。