内閣委員会

2023-05-09 参議院 全121発言

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会議録情報#0
令和五年五月九日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月八日
    辞任         補欠選任
     有村 治子君     佐藤 信秋君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         古賀友一郎君
    理 事
                上月 良祐君
                森屋  宏君
                山田 太郎君
                小沼  巧君
                塩田 博昭君
    委 員
                磯崎 仁彦君
                衛藤 晟一君
                佐藤 信秋君
                自見はなこ君
                広瀬めぐみ君
                三宅 伸吾君
                山谷えり子君
                塩村あやか君
                杉尾 秀哉君
                水野 素子君
                三浦 信祐君
                柴田  巧君
                高木かおり君
                上田 清司君
                井上 哲士君
                大島九州男君
   国務大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(こども
       政策 少子化対
       策 若者活躍 男
       女共同参画))  小倉 將信君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(科学技
       術政策))    高市 早苗君
       国務大臣     後藤 茂之君
   副大臣
       内閣府副大臣   星野 剛士君
       法務副大臣    門山 宏哲君
       文部科学副大臣  簗  和生君
       厚生労働副大臣  伊佐 進一君
   大臣政務官
       内閣府大臣政務
       官        自見はなこ君
       内閣府大臣政務
       官        中野 英幸君
       財務大臣政務官  宮本 周司君
       文部科学大臣政
       務官       山本 左近君
       厚生労働大臣政
       務官       本田 顕子君
       経済産業大臣政
       務官       里見 隆治君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        宮崎 一徳君
   政府参考人
       内閣官房新しい
       資本主義実現本
       部事務局次長   松浦 克巳君
       内閣官房デジタ
       ル田園都市国家
       構想実現会議事
       務局審議官    内田 幸雄君
       内閣府大臣官房
       審議官      五味 裕一君
       こども家庭庁長
       官官房長     小宮 義之君
       こども家庭庁成
       育局長      藤原 朋子君
       こども家庭庁支
       援局長      吉住 啓作君
       法務省大臣官房
       審議官      保坂 和人君
       文部科学省大臣
       官房学習基盤審
       議官       寺門 成真君
       文部科学省大臣
       官房審議官    里見 朋香君
       文部科学省大臣
       官房審議官    西條 正明君
       文部科学省大臣
       官房文部科学戦
       略官       鈴木 敏之君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    鳥井 陽一君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    本多 則惠君
       国土交通省大臣
       官房審議官    楠田 幹人君
       国土交通省大臣
       官房技術審議官  奥田  薫君
       国土交通省総合
       政策局次長    岩月 理浩君
       国土交通省海事
       局次長      宮武 宜史君
       環境省大臣官房
       審議官      松本 啓朗君
       環境省環境再生
       ・資源循環局次
       長        前佛 和秀君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○内閣の重要政策及び警察等に関する調査
 (特定妊婦の母子生活支援施設における受入体
 制の強化に関する件)
 (多様な人生設計を可能にする育児休業等の少
 子化対策に関する件)
 (経済安全保障重要技術育成基金の意義及び執
 行状況に関する件)
 (女性トイレの行列解消に向けた政府の取組に
 関する件)
 (整骨院の名称の使用に関する件)
○医療分野の研究開発に資するための匿名加工医
 療情報に関する法律の一部を改正する法律案(
 内閣提出、衆議院送付)
    ─────────────
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古賀友一郎#1
○委員長(古賀友一郎君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日、有村治子君が委員を辞任され、その補欠として佐藤信秋君が選任されました。
    ─────────────
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古賀友一郎#2
○委員長(古賀友一郎君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 内閣の重要政策及び警察等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長松浦克巳君外十八名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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古賀友一郎#3
○委員長(古賀友一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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古賀友一郎#4
○委員長(古賀友一郎君) 内閣の重要政策及び警察等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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塩村あやか#5
○塩村あやか君 おはようございます。立憲民主・社民の塩村でございます。質問の機会をありがとうございます。
 資料一を御覧ください。今お配りいただいているんですけれども、こちら、以前、予算委員会で取り上げた内容になります。自殺をされた十七歳の女子高校生に対しまして葬儀場の職員が遺体安置所で御遺体に対して性犯罪を行っていたという事案についてお伺いをしたいというふうに思っています。
 現在、なぜか日本は遺体に対する性暴力には刑罰が科されておらず、この件は、葬儀場の職員が葬儀会社の施設へ建造物侵入罪で立件をされたという、誰の理解も得られない結末となりました。
 さらに、建造物侵入罪ですから、被害者は十七歳の自殺をした女子高生でも、そして母親、これはシングルマザーだったんですけれども、母親でもなく、葬儀会社の管理者が被害者となったということなんですね。これ、やっぱりおかしいという声がかなり上がりまして、報道にもたくさん取り上げられました。これ、お亡くなりになった御本人も、そしてお母様も、さぞかし無念だったというふうに思います。
 私から、予算委員会にて、刑罰の検討をすべきだということで要望をさせていただいておりました。大臣からの御答弁は、十分な検討が必要であると考えておりますので、検討するということでありますという御答弁をいただきました。その後の検討状況をお伺いいたします。
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門山宏哲#6
○副大臣(門山宏哲君) この死者に対する性暴力が死者を冒涜するものであって、御遺族や国民一般の感情を害するものであるという点においては、委員の問題意識は私としても本当によく理解できるところでございます。
 その上で、先日大臣が答弁したとおり、お尋ねの死者に対する性的行為を刑罰の対象とすることにつきましては、まず、その保護法益を具体的にどのようなものと捉えるか、そして、その保護法益を前提に処罰すべき行為を的確に捕捉し得る規定を定めることができるのか、また、死体損壊等の罪は死者に対する社会風俗としての宗教的感情が保護法益とされているところでございますが、そうした死者を客体とする既存の罪との関係をどのように捉えるかといった検討をしているところでございますが、更に十分な検討が必要であると考えております。
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塩村あやか#7
○塩村あやか君 ありがとうございます。
 前回の予算委員会から前に進んでいるというふうに認識をさせていただきました。ありがとうございます。
 この件は、お母様とも知人を介してお話をさせていただいております。やっぱりおかしいということでございますので、十分な検討をしていただきながら前に進めていただきたいと。私がちょっと調べただけでも、イギリスとかアメリカには御遺体に対するこうした刑罰法規があるんですね。参考にしていただきながら前に進めていただきたいと要望をしておきたいというふうに思います。
 ありがとうございます。副大臣、ここまでで結構でございます。委員長、お願いいたします。
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古賀友一郎#8
○委員長(古賀友一郎君) 門山法務副大臣におかれては、御退席いただいて結構です。
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塩村あやか#9
○塩村あやか君 続きまして、梅毒が激増している問題について触れさせていただきたいというふうに思っております。
 梅毒が物すごく増えておりまして、二〇〇六年には百人程度だった感染者が昨年は一万人を超えたということになっております。資料二を御覧ください。
 現在の感染状況と、梅毒とはどういう病気か、お伺いしたいと思います。端的に教えてください。
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鳥井陽一#10
○政府参考人(鳥井陽一君) お答えいたします。
 梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌により引き起こされる、主に性的な接触により感染する感染症でございまして、感染症法上の五類感染症に位置付けられておりまして、診断した医師は最寄りの保健所に届出が義務付けられております。
 梅毒に罹患しますと、様々な症状を呈し得ることが知られております。口の中や性器等にしこりや潰瘍ができたり、湿疹が生じたりすることがございます。また、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあるほか、妊婦が罹患すると流産、死産となったり、子が梅毒にかかった状態で生まれる先天梅毒となったりいたします。これは早期の適切な抗菌薬治療で完治が可能な疾患でございまして、妊娠した新婦への適切な抗菌薬治療によって母子感染のリスクも下げることができます。
 発生状況でございますけれども、御指摘のとおり、二〇〇〇年は約七百六十件だったところでございますけれども、報告、発生報告数ですね、近年は二〇一四年の約千七百件から二〇一八年に約七千件になるまで年々増加しておりまして、直近の二〇二二年の報告者数は一万二千九百六十六例となってございます。
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塩村あやか#11
○塩村あやか君 ありがとうございます。もうかなり増えているということなんです。一万人を超えているということなんですね。
 資料二の下の部分の方を見ていただきたいんですけれども、国立感染研のこの担当の方とお話を昨年したんですけれども、現在の調査方法では感染経路の捕捉が難しくて対策が容易ではないというふうに分かりました。
 また、第四百四回東京産婦人科学会の例会の発表資料なんですけれども、この下の部分なんですが、これ見ていただきたいんですね。この産婦人科での梅毒の診断に至ったきっかけなんですが、六割の方が偶発的だったということなんですね。つまり、たまたまほかの疾患とか検診などで来て、血液検査をしてみたらたまたま発見されたということで、うち七割の方が無症候だったということなんですね。で、四割近い方は特定のパートナーしかいないと、感染が分かった方の。
 ということを考えると、報告されている以上に今感染が拡大しているのではないかというふうに考えられますけれども、厚労省の見解をお伺いいたします。
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鳥井陽一#12
○政府参考人(鳥井陽一君) 梅毒には、症状がなく中枢神経浸潤がない潜伏梅毒と呼ばれる状態がございます。したがって、このため、献血や健診を契機にして偶発的に梅毒が発見されることが多いということが知られております。
 それで、国立感染症研究所の先ほどの発生届出を基に、基づいた二〇二三年の第一・四半期の報告においても、潜伏梅毒の状態に相当する無症候性病原体保有者は二千七百五例中の六百二十三例、約二三%は潜伏梅毒の状態ということで報告がされております。それで、したがいまして、そういう意味では捕捉が難しいところがあるということでございます。
 年代とか性別ですけれども、女性は二十代が感染者全体の五八%を占めておりまして、多いということでございますが、男性は二十歳から五十四歳までの幅広い層を中心に報告されているということでございます。
 それから、同じ報告でございますけれども、性風俗、直近六か月以内の性風俗産業の従事歴及び利用歴も公表いたしておりまして、それを見ますと、従事歴ありは、直近六か月以内の従事歴ありは女性四〇%、男性二%と女性で多く、それから利用歴の方を見ますと、利用歴ありは男性四〇%、女性一%で男性で多くなっているということが分かっております。
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塩村あやか#13
○塩村あやか君 ありがとうございます。
 つまり、まだまだ自分で梅毒にかかっているという方、自覚をしていない方が非常に多いということが分かるというふうに思うんですね。で、まあ後から聞く内容でもあるんですけれども、女性は性風俗に従事している方がまあ数が多い、それは、そうはいっても四分の一以下でございますから、そうではない方も多いということになっておりまして、この捕捉というのは非常に難しいというふうに思っています。
 国立感染研の調査では、女性であれば性風俗に従事をしているか、男性であればそれ利用したことがあるかという聞き方をしておりますので、その性風俗を利用したことがある、従事したことがあるに含まれる方はそこでイエスと答えることになると思うんですけれども、ちゃんとイエスと答えているかというところも分からないという上に、最近は性風俗ではなくてパパ活とかいろんな問題がやっぱりありますので、そうした問題をしっかりと捕捉していくということがやっぱり重要なのではないか、それが感染を食い止めていくことになるのではないかとも思いますので、その辺りもしっかりやっていただきたいというふうに思っているんですね。
 資料二の上の部分、先ほど審議官からも指摘があったんですが、東京とか大阪など、圧倒的に都市部に集中しているんですね。東京や大阪等、都市部の自治体と連携をして、ネットとかターゲット層に届く場所でキャンペーンを張るなど、これ以上拡大しない効果的な対策が必要であると昨年から厚労省にも私お伝えをしてきたところでございます。これを受けてどのように対応したのか、お伺いをいたします。
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鳥井陽一#14
○政府参考人(鳥井陽一君) お答えいたします。
 委員御指摘のように、現在の梅毒の流行については、地域による差がございますし、また都市部に多いなどの特徴がございます。このため、保健所において、地域の実情に合わせた取組というものが重要と認識しております。
 先生の御指摘もありまして、梅毒の感染拡大防止のためには様々な施策を行っていることでございまして、まずは検査を受けやすい環境の整備が重要であるということから、自治体において、医療機関も含めた無料匿名検査の外部委託を可能としておりまして、特に感染者が多い都市部などにおいては、こうした方法を活用して必要な方が検査を受けることができる環境整備を進めることが必要、重要と考えております。国としても、自治体の相談や検査の取組への補助等の支援を行っているところでございます。
 また、啓発活動ということで、厚生労働省といたしましては、リーフレット配布やホームページ等による普及啓発を行っております。来月のHIV検査普及期間におきましても、梅毒に関して、街頭での呼びかけや感染リスクの高い性産業従事者等への啓発活動など、積極的な広報に努めてもらうように都道府県に依頼をしたところでございます。
 このような地域の実情に応じた普及啓発や検査の推奨、相談、指導の充実といった対策を更に進めてまいりたいと考えております。
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塩村あやか#15
○塩村あやか君 ありがとうございます。様々に進めていただいているんだなということが分かりました。
 次なんですけれども、資料二の上の部分の方の下側の方の棒グラフですね、こちらを御覧ください。特に二十代の女性の感染が顕著、赤いグラフが女性の感染者なんですけれども、コロナ禍で梅毒は増加したという指摘もございます。この梅毒の増加をどのように分析をしているのかなというふうに思っております。
 先ほどもお伝えしたんですけれども、増加の一因として、不特定の人と関係を持つSNSでのパパ活、これ個人売春のことなんですけれども、ネットを介した問題も報道等で指摘がされているところでございます。
 国立感染研の行っている動向調査で、上記のような、今お伝えしたような多数との性接触を持つ可能性の高い人の把握ができているのか、ちょっと時間の関係もありますので、ここ端的にお答えいただけないでしょうか。
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鳥井陽一#16
○政府参考人(鳥井陽一君) お答えいたします。
 医師の先ほどの発生届出の中の解析によりますと、性風俗産業の従事歴とか利用歴の記載欄がございますので、それについてはありますけれども、そこは不明とか空欄の回答はございます。この記載欄については、そういう意味で、産業との関連であることから、そういう認知がされていないネットを介した不特定の性的接触であった場合については、不明とされたり空欄となっている可能性はございます。
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塩村あやか#17
○塩村あやか君 そのとおりなんですね。なかなかつかみにくいような今調査になってしまっていると。いろんな、感染の機会が多様化しているということになっているというふうに思いますので、想定していなかったような状況になっているというふうに思われるんですね。なので、そうしたことをしっかりと把握をしていくことがやっぱり重要なのだろうというふうに思っています。
 東京都なんですけれども、無料検査を歌舞伎町などの繁華街でスタートさせました。何回かやられたようなんですけれども、こうした匿名検査を活用して、調査項目を工夫して、感染の分析ですね、経路、これ把握を行うことが重要だと思うんですけれども、厚労省の対応状況、お伺いをいたします。
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鳥井陽一#18
○政府参考人(鳥井陽一君) お答えいたします。
 やはり感染抑制のためには、感染者早期診断、それから的確に治療に結び付けることが必要でございまして、そのためには、調査等により感染経路や感染リスクのある環境などを把握、分析していくことが重要であると考えております。
 このような中、更に実態把握や今般の流行拡大の要因等を分析するために令和五年度から梅毒の実態把握等に特化した研究班を立ち上げておりまして、その研究の中で、御指摘の匿名検査の機会の活用も含めて実態把握の方法を検討し、必要な実態把握を行ってまいりたいと考えております。
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塩村あやか#19
○塩村あやか君 ありがとうございます。
 これ、昨年から何度もこれやり取りさせていただく中で、しっかりと、問題意識伝えたところ、きちんと受け止めて前に進めていただいているということは感謝しております。ですので、もうしっかりとこれ結果に結び付けていただきたいなというふうに思っています。本当にありがとうございます。
 続いてなんですけれども、先ほどの資料の二の下の部分ですね。これ、資料を提供してくださったのは関東中央病院産婦人科の稲葉可奈子先生、医師からなんですね。その稲葉医師より御要望をいただいております。
 まず、結果がすぐ分かる検査を増やすということが重要ですという、こういう御要望をまずいただいております。
 そして、飲み薬なんですけれども、これ一か月の内服薬、これサワシリンですね、一か月の内服薬なんです。これ一か月掛かるということで、自己中断した患者さんも実際にいるということなんですね。特に若い方、そうした傾向があるのかもしれませんけれども。海外では七十年使用されて、梅毒の第一選択、これ標準治療となっているのがペニシリンの筋注製剤、これ日本でも昨年から使用ができるようになったということなんです。これ一回の注射で治療が完結するということで、筋注製剤を推奨する意義は十分にあるという御意見をいただいております。
 無料検査の重要性、そして筋注製剤の推奨をして感染拡大を抑止していただきたいということなんですけれども、いかがでしょうか。
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鳥井陽一#20
○政府参考人(鳥井陽一君) 済みません、筋注製剤のことについてお答えいたしますが、よろしゅうございますか。
 まず、無料匿名検査については、やはりこれ重要と考えておりますので、実施率向上については匿名、取組を進めてまいりたいと考えています。
 それから、ベニシルペニシリンベンザチン筋注注射薬でございますけれども、これも外来での、早期梅毒治療では外来での単回筋注で治療が完結いたしますので、内服薬に比べて内服忘れや治療中断による治療失敗が低いという利点がございますので、一定の医療機関で活用されております。これにつきましても、先ほど申し上げました令和五年度から立ち上げる、立ち上がった研究班と連携をいたしまして、医療機関に対して梅毒の適切な治療手順を分かりやすく解説した冊子の配布等を行うなどにより周知を図ってまいりたいと考えております。
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塩村あやか#21
○塩村あやか君 ありがとうございます。いろいろと前に進めてくださっていることに対して、本当に感謝を申し上げたいというふうに思います。
 これで、令和五年度からいろいろ始めてくださったということで、この辺りで感染の拡大が止まっていくといいなというふうに思っているんですけれども、何せどんどん増えていくものですから追い付かないという可能性もあります。しっかりと対応していただきますように改めて申し上げて、梅毒についての質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
 続きまして、資料三、御覧ください。特定妊婦についてお伺いをしたいと思います。
 特定妊婦とは、予期しない妊娠や貧困などの問題を抱える妊婦さんのことです。国の調査では、この十年で何と八倍も増加をしているということなんですね。生まれて間もない乳児が遺棄される事件が各地で相次いでおりまして、神奈川県では昨年だけでも四名の母親が逮捕されているということになっています。予期せぬ妊娠で孤立をして、誰にも助けを求めることができず、生まれた子供を死に至らしめるということが起こっているということなんです。
 この資料のケースなんですけれども、これ、パパ活、個人売春ですね、で妊娠してしまいまして、乳児を遺棄して執行猶予付有罪判決が出た二十歳の女性のケースになります。パパ活の理由は、はまっていたアイドルにお金をつぎ込みたかったということなんですね。一種の経済困難と言えるんですけれども、こうしたケースは増加しているので、こうしたアイドルにはまったという、こうしたものについての対応はまた別の対応が必要なんだろうというふうに思っています。これはまた別の機会にというふうに思っています。
 少し話がそれてしまったんですけれども、一九年度で虐待死をした子供七十八人のうち、実母が、実母、実の母親が加害者だったのは五割を超えて四十一人にも上っています。特定妊婦の支援は、生後すぐに遺棄をされる乳児や虐待死をする子供を減らすということにつながっていくと思います。
 そこで、本日は二点、確認と要望をしたいと思っています。
 まず一点目。
 国は、特定妊婦が激増していることを重く見て、一九年から様々な支援に予算を付けたということに感謝をしております。これ、運営費の半額を補助するなど様々に行っていただいているというふうに思います。しかしながら、特定妊婦が頼ることができる入所の施設は、昨年の段階では、厚労省に確認したところ、全国で十八か所しかないんですね。DV被害者や生活困窮者の親子を受け入れる施設の二百十五か所と比較をすると格段に少ないというのが実態です。
 入所施設は必要ないという妊婦もいるかもしれませんけれども、特定妊婦は特にそもそも精神的にずたぼろになっているわけなんです。恐怖とか悩みと常に闘っている状況です。だからこそ、産もうというふうに思っている妊婦さんが二十四時間安心できる入所施設というのは必要だというふうに私は思います。
 全国二百か所以上ある母子生活支援施設に特定妊婦に対応できる人材を配置するなどして受入れ体制を強化するということは一つの解決策になると思うんですけれども、小倉大臣に見解をお伺いしたいと思います。
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小倉將信#22
○国務大臣(小倉將信君) 特定妊婦の受入れにつきましては、これまで、産前・産後母子支援事業を通じて、看護師、コーディネーターの人員配置や受入れ後の生活費の支援等を行うとともに、特定妊婦等や出産後の母と子に対する相談支援や自立支援等、必要な支援を行ってきたところであります。
 産前・産後母子支援事業を拡大するためには、助産婦、あっ、済みません、妊産婦の孤立化を防ぎ、虐待の重篤事案の防止を図る観点から、特定妊婦への支援への更なる啓発、そして、事業を実施する母子生活支援施設や乳児院等に特定妊婦への支援を行うための十分な余力がないといった課題に取り組んでいく必要があるものと認識をしております。
 このため、昨年の通常国会で成立をしました改正児童福祉法におきましては、特定妊婦への支援のための事業を法律で位置付けた上で、母子生活支援施設や乳児院など既存の施設を活用するとともに、アパート等の賃貸住宅への入居等によって特定妊産婦等の支援等を行う事業を新たに創設をし、地域の実情に応じて事業を取り組みやすくしているところであります。
 塩村議員御指摘の母子生活支援施設の担い手に新たに特定妊婦の支援にも取り組んでいただけるようにすることは、一つの方向性ではないかと受け止めております。
 今後も、母子生活支援施設の担い手の方々の声をしっかり伺いながら、特定妊婦への支援の受皿が広がるように取り組んでいきたいと思っております。
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塩村あやか#23
○塩村あやか君 ありがとうございます。
 是非応援をしていただきたいと思います。ありがとうございます。
 二点目なんですけれども、子供の虐待についてなんですね。
 先ほど来よりちょっと登場しております産婦人科医の稲葉可奈子先生もツイートされていたんですけれども、虐待を疑う所見の一つに、外傷の数、傷ですよね、けがの回数が多いんだけれども、異なる病院を受診しているというのがあるそうなんですね。現状では、重複受診、検査、処方がリアルタイムではチェックできないという課題があるというふうに伺っております。マイナ保険証の活用がセーフティーネットにもつながってほしいというふうにツイートされているんですけれども、マイナ保険証の賛否あると思うんですが、それはまずここはおいておきまして、デジタル化を生かし、子供、命を守る仕組みの構築は重要と考えます。答弁を求めます。
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自見はなこ#24
○大臣政務官(自見はなこ君) 御質問ありがとうございます。
 委員御指摘のとおり、医療機関において虐待が疑われる事案を把握した場合には、子供の安全確保を始めとする適切な対応につなげることが非常に重要であると考えております。
 このため、児童虐待防止法におきましては、虐待を受けた子供を発見した場合には、その疑いがある場合も含め、児童相談所等への通告義務が課せられております。また、病院についてでございますけれども、児童虐待を発見しやすい立場であることを自覚し、児童虐待の早期発見に努めなければならないとされております。
 児童虐待の早期発見、早期対応を重要視するこども家庭庁といたしましては、委員御指摘のように、医療機関において不審な点が認められる場合には他の医療機関への照会等を経ることなく児童相談所等へ通告していただきたいと考えており、これまで児童相談所や医療機関に対して通告に関する周知を行ってきたところであります。
 その上で、御指摘のマイナンバーカードのオンライン資格確認のインフラを活用した医療情報の閲覧には保護者の同意が必要となるものと承知しております。児童虐待が疑われる事案において活用することは限界があることにも留意が必要であると考えております。
 こども家庭庁といたしましては、先ほど申し上げました児童相談所と医療機関等との連携の充実を図り、児童虐待が疑われる事案も含め、被虐待児の適切な認知と支援に向けて取り組んでまいります。
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塩村あやか#25
○塩村あやか君 ありがとうございます。
 確かに、親御さんの許可がなければできないということで限界があるんだろうというふうに思います。御答弁ありがとうございました。
 続きまして、資料四、御覧ください。デートレイプドラッグに関連をしてお伺いをしたいというふうに思っております。
 警察庁によりますと、睡眠薬を悪用した性犯罪の摘発は、昨年、全国で六十件に上りまして、十年前から約三倍に増えているということでございます。SNSやマッチングアプリの普及などで見知らぬ男女が飲食を共にする機会が増えたことが一因と捜査幹部は見ていると報道されています。
 この度、警視庁は、こうしたデートレイプドラッグの被害、これは、その睡眠薬を女性の食事や飲物に入れて意識をもうろうとさせて、そしてレイプを行うというものなんですけれども、これを数分で検査をできるキットを開発したということです。これはすばらしいと思いますし、期待をしたいというふうに思います。
 これ一方で、ネットでは睡眠薬の売買がされていたりするんですね。簡単に睡眠薬が必要以上に処方されているという問題も医師から指摘されています。こうした必要以上の睡眠薬の処方もマイナ保険証の活用で対応できるようにすべきではないかというふうに医師から御意見をいただいていますけれども、こちらについて御見解はいかがでしょうか。
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伊佐進一#26
○副大臣(伊佐進一君) マイナンバーカードの健康保険証利用によりまして、この過去の薬剤情報の閲覧が可能となります。睡眠薬の過剰な処方、調剤の防止に寄与するものというふうに考えております。
 ただ、これ、そもそも犯罪を未然に防止することを企図したものではございませんで、先ほどの児童虐待での答弁でもありましたとおり、例えば、患者の同意を前提とした仕組みであるということを踏まえますと、その悪意を持った者への未然の防止対策としては限界があるんではないかというふうに認識をしております。
 一方で、でも、この処方薬を個人が転売する行為というのは、これは薬機法の違反になります。厚労省としては、ネット上の違法な売買の監視を含めまして、医薬品の不適切な流通が発生しないように監視、指導にこれまでも努めてまいりましたが、引き続き、関係省庁とも連携しながら、この睡眠薬の不適切な使用の防止に努めてまいりたいというふうに思っております。
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塩村あやか#27
○塩村あやか君 ありがとうございます。適切に前に進めていただきたいというふうに思っております。
 マイナ保険証ですけれども、医師の皆さんが期待しているようにはなかなか使えないのではないかというふうに御答弁から感じてしまうところでございます。
 続きまして、子ども・子育てについてお伺いをしたいというふうに思っております。
 多胎児の妊婦健診についてお伺いをしたいと思います。
 これ不妊治療の影響もやっぱりあるんではないかというふうに思いますけれども、双子ちゃん、三つ子ちゃんなどの多胎児がとても多くなっています。妊婦健診は十四回分が公費負担となっておりますけれども、これ、多胎児ではチケットが足りず困っているという声が私の下にも数件寄せられているんですね。
 ちょっといろいろ調べてみたんですけれども、その差額を補う補助事業というものを国は行っているんですが、全自治体のうち一五%程度しか参加をしておらず、多くの多胎の妊婦家庭に自己負担が生じているような状態になってしまっています。
 子ども・子育て政策の強化(試案)でも、多胎妊婦健診での自己負担の解消は掲載されていなかったんですね。制度のかつてない大幅な拡充を標榜しているわけですから、多胎妊婦に妊婦健診で自己負担が出ないよう、こうしたことを検討に加えて実現をしていくべきだと考えますが、小倉大臣の考えをお伺いいたします。
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小倉將信#28
○国務大臣(小倉將信君) 多胎児を妊娠した妊婦は単胎妊婦の場合よりも頻回の妊婦健診診査の受診が必要となる場合があるため、多胎妊娠の妊婦健診診査支援事業におきまして、通常十四回程度の妊婦健診に追加で受診する費用の補助を委員御指摘のとおり行ってございます。具体的に、通常の十四回を超えた五回分の健診費用につきましては、別途国庫補助を実施していることといたしております。
 本事業を開始をいたしました令和三年度におけます実施市町村数は、委員御指摘のとおり、二百四十五で全体の約一五%でございましたけれども、令和四年度には約二倍の四百七十九市町村、割合にいたしまして約二八%が実施をしておりまして、各市町村における取組が確実に進んでいるところでもございます。
 多胎妊産婦への支援というのは私どもとしても重要と認識しておりますので、引き続き、全国説明会の機会などを通じまして各自治体に対して事業実施に向けた働きかけを行い、多胎妊婦の経済的負担の軽減を図ってまいりたいと思っております。
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塩村あやか#29
○塩村あやか君 少し増えたということで、それでも二八%ということですよね。全国の自治体さん、使ってくださいよと都度呼びかけるのではなくて、ここはしっかりと制度変えた方がいいと思います。自治体がやってくれなければ、やっぱり予算食うわけですから、やってくれなければ、私が住んでいるこの地域は、多胎、双子ちゃんになったけれども自己負担が発生してしまっていると。これ自分で選べないわけですね。申請できるわけでもない。
 ですから、これしっかりと一律でやるということが重要で、異次元というふうに言っているわけですから、これ異次元でも何でもないですよね、この程度ぐらいはしっかりやっていただかないと困ってしまいますから、ここはしっかりと、小倉大臣、やっていただきたいというふうに強く要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、資料五を御覧ください。ギフテッド、特異な才能がある子供についてお伺いをいたします。
 先日、地方に行ったときに、ある御夫婦から切実なお願いを受けました。自分の子供はギフテッドで特定分野の発達がすばらしいにもかかわらず、その才能を伸ばす教育制度に日本はなっていないとのことで、日本の教育は保守的で、発達障害としてギフテッドを扱い、娘を異端と判断し、いじめに遭うような状況になってしまったという悲痛な声でした。
 政府はギフテッドという言葉を使わず、特異な才能がある子供という言葉を使うとのことで、本年度の予算に八千万円の予算を付けたということです。そうした点では確実に前進をしているわけなんですけれども、まだまだ公教育はギフテッドを認識せず、個人の個性を異端と捉まえてはじいてしまう教育を行っているということで、お父様、お母様が大変に嘆かれておられました。ギフテッドの子供たちを地方で支援してくれる公的な機関は皆無に等しく、医療関係者はある程度認識はしていても、教育関係者はさっぱりな状況とのことで、個性を伸ばす教育支援や保護者支援を地方でも是非行っていただきたいとのことです。
 小倉大臣より、ギフテッドを持つ御家族に、日本のどの地域でも安心をして子育てができるという国にするという意気込みを伝えて、安心をしていただきたいというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。
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