運輸及び交通委員会
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会
会議録情報#0
昭和二十二年十二月三日(水曜日)
午後一時四十六分開議
出席委員
委員長 正木 清君
理事 佐伯 宗義君
井谷 正吉君 佐々木更三君
重井 鹿治君 島上善五郎君
館 俊三君 志賀健次郎君
橘 直治君 原 彪君
堀川 恭平君 矢野 政男君
岡村利右衞門君 高橋 英吉君
飯田 義茂君
出席政府委員
運輸政務次官 田中源三郎君
運 輸 技 官 岡田 信次君
委員外の出席者
議員 本田 英作君 議員 根本龍太郎君
議員 庄司 一郎君 議員 伊藤 恭一君
議員 秋田 大助君 議員 松浦 東介君
議員 村上 清治君 議員 淵上房太郎君
運輸事務官 石井 昭正君
運輸事務官 柴田 吟三君
運輸事務官 川村 二郎君
專門調査員 岩村 勝君
專門調査員 堤 成威君
—————————————
十二月二日
瑞浪、深澤間鐵道敷設の請願(長谷川俊一君紹
介)(第一二六三號)
釜石線全通促進の請願(志賀健次郎君外七名紹
介)(第一二七〇號)
大澤假停車場昇格の請願(神山榮一君紹介)(
第一二八五號)
富山港線拂下に關する請願(鍛冶良作君紹介)
(第一三〇五號)
大糸線全通促進の請願外一件(増田甲子七君紹
介)(第一三一四號)
甲府・鹽尻間、鹽尻・名古屋及び鹽尻、長野間
電化促進の請願外一件(増田甲子七君紹介)(
一三一五號)
荒尾市増永に停車場設置の請願(寺本齋君外一
名紹介)(第一三二九號)
右左府、御影間鐵道敷設の請願(山中日露史君
外三名紹介)(第一三三四號)
網代驛の驛名變更反對の請願(足立梅市君紹
介)(第一三三九號)
の審査を本委員會に付託された。
—————————————
本日の會議に付した事件
請願
一 遠州地區内における國營トラック運營中止
に關する請願(鈴木里一郎君紹介)(第六
二一號)
二 二俣、佐久間間鐵道速成の請願(竹山祐太
郎君外一名紹介)(第六二九號)
三 松本よりの二路線に、明科よりの二路線に、
及び山清路・上田間に國營バス運輸開始の
請願(増田甲子七君紹介)(第六三七號)
四 奈良、上野間國營バス運輸開始の請願(前
田正男君紹介)(第六六四號)
五 西彼杵半島内に國營バス及び航路開設の請
願(本田英作君紹介)(第六六五號)
六 羽後鐵道災害復舊國庫補助の請願(根本龍
郎君紹介)(第六六六號)
七 久慈、白山間及び久慈、玉ノ脇間國營バス
運輸開始の請願(山本猛夫君紹介)(第六
六七號)
八 滯貨亞炭の輸送増強に關する請願(庄司一
郎君紹介)(第六七二號)
九 角館、阿仁合兩驛間鐵道速成の請願(根本
龍太郎君紹介)(第六七三號)
一〇 沿岸荷役業者に貨物自動車營業認可の請願
(八並達雄君紹介)(第七一五號)
一一 新制中學校生徒の通學鐵道運賃減額に關す
る請願(西山冨佐太君紹介)(第七一九
號)
一二 横須賀市沼間に停車場設置の請願(小暮藤
三郎君外一名紹介)(第七二七號)
一三 城端、西赤尾間國營トラツク運輸開始の請
願(橘直治君外一名紹介)(第七三八號)
一四 古津信號所を一般驛に昇格の請願(高岡忠
弘君紹介)(第七四一號)
一五 七尾、氷見間國營バス運輸開始の請願(橘
直治君外二名紹介)(第七四二號)
一六 羽咋、氷見間鐵道敷設の請願(橘直治外二
名紹介)(第七四四號)
一七 若江本線を金居原まで延長の請願(森幸太
郎君紹介)(第七五六號)
一八 省線電車を小田原まで延長の請願(鈴木雄
二君紹介)(第七五八號)
一九 都農町に停車場設置の請願(片島港君紹
介)(第七六三號)
二〇 近畿日本鐵道會社線法隆寺、平端間復活の
請願(細川八十八君紹介)(第七六八號)
二一 東京、鳥羽間直通列車復活の請願(石原圓
吉君紹介)(第七七〇號)
二二 川之江、大杉間國營バス運輸開始の請願(
馬越晃君外八名紹介)(第七九〇號)
二三 姫路市より新宮、山崎を經て曲里に至る間
に國營バス運輸開始の請願外四件(佐々木
盛雄君紹介)(第七九一號)
二四 川之江、池田間鐵道敷設の請願(馬越晃君
外八名紹介)(第七九三號)
二五 熊本より山鹿を經て大牟田に至る前に電車
敷設の請願(宮村又八君紹介)(第七九八
號)
二六 久慈、岩泉間國營バス運輸開始の請願(石
川金次郎君紹介)(第八〇〇號)
二七 下呂、飯田間國營トラツク運輸開始の請願
(伊藤恭一君紹介)(第八〇四號)
二八 三田、有馬間鐵道復活の請願(後藤悦治君
紹介)(第八〇九號)
二九 右左府、御影間鐵道敷設の請願(森三樹二
君紹介)(第八一四號)
三〇 油津港に臨港鐵道敷設の請願(川越博君外
二名紹介)(第八二〇號)
三一 笹島驛、名古屋港間に貨物線敷設の請願(
辻寛一君紹介)(第八三六號)
三二 穴吹、白地間國營バス運輸開始の請願(岡
田勢一君外四名紹介)(第八四五號)
三三 姫路市より新宮、山崎を經て曲里に至る間
に國營バス運輸開始の請願外五件(佐々木
盛雄君紹介)(第八六〇號)
三四 神戸市長田區に停車場設置の請願(佐々木
盛雄君紹介)(第八九九號)
三五 桃ノ川、彼杵間鐵道敷設の請願(中村又一
君外一名紹介)(第九〇三號)
三六 澁民信號所を一般驛に昇格の請願(山本猛
夫君紹介)(第九二四號)
三七 大糸線全通促進の請願(増田甲子七君紹
介)(第九三一號)
三八 甲府・鹽尻間、鹽尻・名古屋間及び鹽尻・
長野間電化促進の請願(増田甲子七君紹
介)(第九三九號)
三九 山形、鶴岡鐵道敷設の請願(松浦東介君紹
介)(第九四一號)
四〇 矢島鐵道の損害賠償に關する請願(村上清
治君外一名紹介)(第九五〇號)
四一 一戸、岩泉間國營バス運輸開始の請願(山
本猛夫君紹介)(第九五五號)
四二 荒谷前驛を一般に變更の請願(山本猛夫君
紹介)(第九五六號)
四三 柏木平、遠野間改軌工事促進の請願(山本
猛夫君紹介)(第九五七號)四四 直方、福岡間國營バス運輸強化の請願(淵
上房太郎君紹介)(第九六五號)
四五 常野線を水戸まで延長の請願(葉梨新五郎
君紹介)(第九七二號)
四六 水戸、波崎間竝びに鹿島、佐原間國營バス
運輸開始の請願(葉梨新五郎君紹介)(第
九七五號)
四七 岐阜、根尾間國營バス運輸開始の請願(大
野伴睦君紹介)(第九七八號)
四八 楯岡、寒河江間寒河江、荒砥間及び神町、
谷地間國營バス運輸開始の請願(圖司安正
君外一名紹介)(第九八三號)
四九 楯岡、寒河江間左澤、荒砥間及び神町、谷
地間鐵道敷設の請願(圖司安正君外一名紹
介)(第九八四號)
五〇 國鐵電氣工事開放に關する請願(前田榮之
助君外二名紹介)(第一一四六號)
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出席委員
委員長 正木 清君
理事 佐伯 宗義君
井谷 正吉君 佐々木更三君
重井 鹿治君 島上善五郎君
館 俊三君 志賀健次郎君
橘 直治君 原 彪君
堀川 恭平君 矢野 政男君
岡村利右衞門君 高橋 英吉君
飯田 義茂君
出席政府委員
運輸政務次官 田中源三郎君
運 輸 技 官 岡田 信次君
委員外の出席者
議員 本田 英作君 議員 根本龍太郎君
議員 庄司 一郎君 議員 伊藤 恭一君
議員 秋田 大助君 議員 松浦 東介君
議員 村上 清治君 議員 淵上房太郎君
運輸事務官 石井 昭正君
運輸事務官 柴田 吟三君
運輸事務官 川村 二郎君
專門調査員 岩村 勝君
專門調査員 堤 成威君
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十二月二日
瑞浪、深澤間鐵道敷設の請願(長谷川俊一君紹
介)(第一二六三號)
釜石線全通促進の請願(志賀健次郎君外七名紹
介)(第一二七〇號)
大澤假停車場昇格の請願(神山榮一君紹介)(
第一二八五號)
富山港線拂下に關する請願(鍛冶良作君紹介)
(第一三〇五號)
大糸線全通促進の請願外一件(増田甲子七君紹
介)(第一三一四號)
甲府・鹽尻間、鹽尻・名古屋及び鹽尻、長野間
電化促進の請願外一件(増田甲子七君紹介)(
一三一五號)
荒尾市増永に停車場設置の請願(寺本齋君外一
名紹介)(第一三二九號)
右左府、御影間鐵道敷設の請願(山中日露史君
外三名紹介)(第一三三四號)
網代驛の驛名變更反對の請願(足立梅市君紹
介)(第一三三九號)
の審査を本委員會に付託された。
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本日の會議に付した事件
請願
一 遠州地區内における國營トラック運營中止
に關する請願(鈴木里一郎君紹介)(第六
二一號)
二 二俣、佐久間間鐵道速成の請願(竹山祐太
郎君外一名紹介)(第六二九號)
三 松本よりの二路線に、明科よりの二路線に、
及び山清路・上田間に國營バス運輸開始の
請願(増田甲子七君紹介)(第六三七號)
四 奈良、上野間國營バス運輸開始の請願(前
田正男君紹介)(第六六四號)
五 西彼杵半島内に國營バス及び航路開設の請
願(本田英作君紹介)(第六六五號)
六 羽後鐵道災害復舊國庫補助の請願(根本龍
郎君紹介)(第六六六號)
七 久慈、白山間及び久慈、玉ノ脇間國營バス
運輸開始の請願(山本猛夫君紹介)(第六
六七號)
八 滯貨亞炭の輸送増強に關する請願(庄司一
郎君紹介)(第六七二號)
九 角館、阿仁合兩驛間鐵道速成の請願(根本
龍太郎君紹介)(第六七三號)
一〇 沿岸荷役業者に貨物自動車營業認可の請願
(八並達雄君紹介)(第七一五號)
一一 新制中學校生徒の通學鐵道運賃減額に關す
る請願(西山冨佐太君紹介)(第七一九
號)
一二 横須賀市沼間に停車場設置の請願(小暮藤
三郎君外一名紹介)(第七二七號)
一三 城端、西赤尾間國營トラツク運輸開始の請
願(橘直治君外一名紹介)(第七三八號)
一四 古津信號所を一般驛に昇格の請願(高岡忠
弘君紹介)(第七四一號)
一五 七尾、氷見間國營バス運輸開始の請願(橘
直治君外二名紹介)(第七四二號)
一六 羽咋、氷見間鐵道敷設の請願(橘直治外二
名紹介)(第七四四號)
一七 若江本線を金居原まで延長の請願(森幸太
郎君紹介)(第七五六號)
一八 省線電車を小田原まで延長の請願(鈴木雄
二君紹介)(第七五八號)
一九 都農町に停車場設置の請願(片島港君紹
介)(第七六三號)
二〇 近畿日本鐵道會社線法隆寺、平端間復活の
請願(細川八十八君紹介)(第七六八號)
二一 東京、鳥羽間直通列車復活の請願(石原圓
吉君紹介)(第七七〇號)
二二 川之江、大杉間國營バス運輸開始の請願(
馬越晃君外八名紹介)(第七九〇號)
二三 姫路市より新宮、山崎を經て曲里に至る間
に國營バス運輸開始の請願外四件(佐々木
盛雄君紹介)(第七九一號)
二四 川之江、池田間鐵道敷設の請願(馬越晃君
外八名紹介)(第七九三號)
二五 熊本より山鹿を經て大牟田に至る前に電車
敷設の請願(宮村又八君紹介)(第七九八
號)
二六 久慈、岩泉間國營バス運輸開始の請願(石
川金次郎君紹介)(第八〇〇號)
二七 下呂、飯田間國營トラツク運輸開始の請願
(伊藤恭一君紹介)(第八〇四號)
二八 三田、有馬間鐵道復活の請願(後藤悦治君
紹介)(第八〇九號)
二九 右左府、御影間鐵道敷設の請願(森三樹二
君紹介)(第八一四號)
三〇 油津港に臨港鐵道敷設の請願(川越博君外
二名紹介)(第八二〇號)
三一 笹島驛、名古屋港間に貨物線敷設の請願(
辻寛一君紹介)(第八三六號)
三二 穴吹、白地間國營バス運輸開始の請願(岡
田勢一君外四名紹介)(第八四五號)
三三 姫路市より新宮、山崎を經て曲里に至る間
に國營バス運輸開始の請願外五件(佐々木
盛雄君紹介)(第八六〇號)
三四 神戸市長田區に停車場設置の請願(佐々木
盛雄君紹介)(第八九九號)
三五 桃ノ川、彼杵間鐵道敷設の請願(中村又一
君外一名紹介)(第九〇三號)
三六 澁民信號所を一般驛に昇格の請願(山本猛
夫君紹介)(第九二四號)
三七 大糸線全通促進の請願(増田甲子七君紹
介)(第九三一號)
三八 甲府・鹽尻間、鹽尻・名古屋間及び鹽尻・
長野間電化促進の請願(増田甲子七君紹
介)(第九三九號)
三九 山形、鶴岡鐵道敷設の請願(松浦東介君紹
介)(第九四一號)
四〇 矢島鐵道の損害賠償に關する請願(村上清
治君外一名紹介)(第九五〇號)
四一 一戸、岩泉間國營バス運輸開始の請願(山
本猛夫君紹介)(第九五五號)
四二 荒谷前驛を一般に變更の請願(山本猛夫君
紹介)(第九五六號)
四三 柏木平、遠野間改軌工事促進の請願(山本
猛夫君紹介)(第九五七號)四四 直方、福岡間國營バス運輸強化の請願(淵
上房太郎君紹介)(第九六五號)
四五 常野線を水戸まで延長の請願(葉梨新五郎
君紹介)(第九七二號)
四六 水戸、波崎間竝びに鹿島、佐原間國營バス
運輸開始の請願(葉梨新五郎君紹介)(第
九七五號)
四七 岐阜、根尾間國營バス運輸開始の請願(大
野伴睦君紹介)(第九七八號)
四八 楯岡、寒河江間寒河江、荒砥間及び神町、
谷地間國營バス運輸開始の請願(圖司安正
君外一名紹介)(第九八三號)
四九 楯岡、寒河江間左澤、荒砥間及び神町、谷
地間鐵道敷設の請願(圖司安正君外一名紹
介)(第九八四號)
五〇 國鐵電氣工事開放に關する請願(前田榮之
助君外二名紹介)(第一一四六號)
—————————————
正
正木清#1
○正木委員長 會議を開きます。
これより請願の審査にはいります。採決は後日にまわすことといたしまして、議事の進行上逐次日程を變更して審査いたします。
日程を變更いたしまして、日程第五、西彼杵半島内に國營バス及び航路開設の請願、本田英作君ほか一名紹介、文書表番號第六六五號を議題とします。本田英作君。
この発言だけを見る →これより請願の審査にはいります。採決は後日にまわすことといたしまして、議事の進行上逐次日程を變更して審査いたします。
日程を變更いたしまして、日程第五、西彼杵半島内に國營バス及び航路開設の請願、本田英作君ほか一名紹介、文書表番號第六六五號を議題とします。本田英作君。
本
本田英作#2
○本田英作君 ただいま議題になつておりまする西彼杵郡西彼半島というのはちようど長崎港を中心として兩翼に擴がつておる半島なのであります。この半島は、陸の方からも海路の方からもまつたく惠まれない、昔ながらの状況を示しておる古典的な所なのであります。それで住民一同がその交通不便のために、多年非常に悩んできておるわけでありますが、今日までなお鐵道の便も、航海の方も、舊式のものによつてわずかに交通せられておる所でありまして、一日千秋の思いをもつてもう少しく交通が恵まれるようにありたいと希望しておるわけであります。そういう次第で、長崎港というような、日本として非常に古くから開けてきたその兩翼の所が、まつたくそういう交通不便の状態にあるわけでありまして、バスはありまするけれども、私營のバスで、それも故障がちで、一日ほとんど交通もできないようなことがたびたびあるし、また船の方は長崎港から二、三里くらい隔たつたところであつて一週間も船の通わないような所です。そういう次第で名前からしてあまり世間にも知られていない西彼杵というまことに舊式な所でありますので、ぜひひとつ國營のバスと適當な航路をもつて、陸上及び海上の交通の便宜をはかつてもらいたいというのが、本請願の趣旨であります。何とぞ多年の同方面の住民の熱望をかなえさせていただくようにお願いいたします。
この発言だけを見る →川
川村二郎#3
○川村説明員 ただいまお話がありました通り、半島内の交通はきわめて不便で、まことに申譯ないと思つております。島内の路線には大部分現在は長崎自動車株式會社のバスが運行されておりまして、非常に運行囘數は不的確で、地元に御迷惑をかけておりまするが、さしあたりはこれらのバスに資材を配給するなり、増車をするなり、そういつた増強方法を講じて、サービスの改善をはかりたいと考えております。國營自動車の營業開始については、御承知のように豫算なり資材なりの事情があり、目下の情勢では、早急に實施することは困難かと思われます。しかし長崎、面高間、村松、瀬戸間については、今囘の輸入貨物自動車を十輛、トレーラーを十二輛配置して、旅客貨物運輸の實施をいたすような運びになつております。御了承願います。
この発言だけを見る →石
石井昭正#4
○石井説明員 ただいまの御請願のうちに、航路開設の件がございました。大村灣沿岸航路を省營をもつて開設いたしますことは、地方の事情、あるいは旅客貨物の動きなどを調査の上、鐵道直營の航路の運營の箇所を檢討いたしたいとは存じておりますが、ただいまのところではいろいろな事情から、さしあたりの實現は困難ではないかと考えております。
この発言だけを見る →正
正
淵
淵上房太郎#7
○淵上房太郎君 この請願は直方、福岡間と書いてありますが、直方、福間間の誤植ではないかと思います。運輸省當局でもいろいろ御配慮をいただいておるのでありますが、資材とか車輛の關係もあつて、現在非常に運行囘數が少いので、きわめて地方民は困つております。現在直方、福丸間が十四往復、福丸、福間間が四囘往復です。しかるに昭和十八年の省營の始まりましたときには、直方、福丸間は十八囘往復であり、福丸、福間間は十二囘往復であつたのであります。さらにさかのぼりまして、前の民營時代には直方、福丸間が三十四囘往復であり、福丸、福間間が十八囘往復であつたのでありまして、民營時代から省營になつて非常に減つており、その省營の發足當時から現在は、さらにうんと減つておるというような状態でありまして、例を昭和十七年にとりますれば、福間、福丸間一日平均二百八十人、福間、直方間は一日平均八百五十人の乘客を輸送してもらつておつたのであります。現在非常に囘數が少くなつて、何時間も待つておつても毎囘のバスに乘り切れず、積み切れずに終日待ちぼうけを食うというような、まことに悲惨な状況でありまして、資材不足の折柄でもありますが、運輸當局に何とか特別の御考慮をお願いしたいと考えます。この筑豐沿線は御承知のように炭鑛が非常に多いのでありますが、その炭鑛からちよつと西に、ほんの一里か二里、あるいは三里くらいしかない実地になつておる所であります。しか海岸にも三、四里しか離れていない土地がありますが、いわし一匹一圓五十錢から二圓もする、相當物價も高く、經濟的に相當開けておりますが、ただ輸送状況というか、運輸状況がそういうぐあいできわめて困つておりますので、各地方のいろいろな關係もありましようけれども、特に運輸省としては格別の御考慮を願いまして、運輸囘數の増加、輸送力の擴充に格段の御配慮を特にお願い申し上げたいのであります。よろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →川
川村二郎#8
○川村説明員 ただいまおしかりを受けましたごとく、まことに申譯ないと思つておりますが、現在のかような輸送力の貧困は、國營自動車といわず、民營自動車といわず、戰時中の車輛の酷使、あるいは車輛用資材の配給不足、その他燃料の不足等の事情によりまして、民營の自動車においては免許線の約半數は休業状態でございますし、省營自動車においても、本路線に限らず、全般的に今申し上げましたような事情で非常に運行囘數は減少しておりますし、サービスは下つておるのでありまして、申譯ないと考えております。しかし現在においても、車輛の事情その他資材の事情は非常に窮乏状態にありまして、御希望の通りの輸送力を發揮することは非常に困難であると考えられますが、それについては現在もつております貨物自動車を改善して、逐次旅客の輸送力をつけたいとも思つておりますし、最近入手の見込みのつきました新しい自動車を、さしあたり五輛ほど本路線に配置して、幾分でも輸送を緩和して、御要望に應えたいと思つております。
この発言だけを見る →正
正
松
松浦東介#11
○松浦東介君 山形、鶴岡間の鐵道敷設の請願でありますが、これはずつと以前にも衆議院を通つたことがあり、また昨年私が紹介議員として本院において採擇になつておるところのものであります。山形縣は御承知のように山形、米澤兩市を中心とする村山、置賜地方と、いわゆる庄内地方と呼ばれますところの酒田、鶴岡方面の日本海地帶とからなつておるのでありますが、同一行政區域内にありながらこの間の交通がきわめて惠まれません。縣廳所在地の山形市から庄内地方に行くには、遠く新庄地方を迂囘して陸羽西線を通らねばならず、日歸りはとうてい不可能というような状態でありまして、縣の行政上にも、またいろいろな方面、物心兩面においていろいろな支障があるのでありまして、從つてこの山形、鶴岡間をつなぐところのこの鐵道は、實に重要路線となるわけでございます。しかし從來請願して採擇になつたものは昔のいわゆる六十里も多いと言われる道順なのでありますが、今囘請願いたしますものは、同じ山形、鶴岡間の鐵道敷設でありましても、道順に多少相違があるのでございます。請願者は地方の縣會議員町村長、町村會議員、その他有力者七十有數名でございます。その代表者となつております松田實という人は七十餘歳の老人でありますが、これは若いころから鑛山業で鍛えた人でありまして、この出羽山脈のすみずみまでくまなく拔渉している練達の山の體験者であります。非常にこの山について知識の深い人であります。前に山形縣の縣會議員をやつた經歴もあります。すなわちこの請願はこの鐵道をかけるならば、舊來考えておりました道順とは多少違うのでありまして、鶴岡壁から分岐して赤川と梵字川の合流點から大越川と寒河江川との合流點を通過しまして、西村山郡大井澤を南進した路線をとりますればその間寒河江川に沿うて平坦地があるのでありまして、そこを通つて寒河江川を渡り下峠に約二キロのトンネルをもつて同じ西村山郡の七軒村大字柳川字徳澤に直通し、それから大字柳川字青柳に達し、それから約四キロ東進いたしまして、七軒村大字貫見に至り、本郷村を經て約十四キロで省線左澤線左澤驛に達するのでありまして、こういうような道順をとれば工事は他の路線と相違しまして、なだれの防止設備も少く、また工事費も少額で足るだろう、こういうような觀點からこの道順について請願をするような次第なのでございます。またこの鐵道が敷設になりますと、その間にはいわゆる朝日嶽と大島湖の大自然林があるのでありまして、ぶな材その他松、杉等が繁茂しておりまして、まだ一度も人跡のなてない伐採したことのない自然林があるのであります。ここに鐵道が敷設になりますれば、いわゆる林産物の開發はもちろんのことでありまして、その他の地下資源の開發をはかり、また同時に日本海方面と山形地方との運輸を圓滑にすることができる、かような意味においてこれを請願したような次第でございます、何とぞ御採擇あらんことをお願いいたします。
この発言だけを見る →岡
岡田信次#12
○岡田(信)政府委員 ただいまお話の鐵道の沿線には森林資源、鑛物資源が非常にございまして、かつ未開發のままに殘されておるわけでございます。なおこの鐵道ができますれば、日本海と山形、本州中部との連絡に非常な役に立つということは申すまでもないのでございますが何分鶴岡、左澤間は七十二キロございまして、非常に廣大なトンネルとかあるいは廣大な橋梁等を必要といたしますので、目下の情勢では早急にこれを敷設する運びに至らない状態でございます。
この発言だけを見る →正
正
村
村上清治#15
○村上清治君 簡單に御説明を申し上げます。矢島鐵道と申しますのは、現在秋田縣省線羽後本庄線から矢島線というのが運行されておるのでありますが、その路線のうちの矢島、前郷間の路線、これを大正十一年九月三日に軌道特許を受け、この矢島鐵道株式會社というのは大正十三年の十月四日に設立いたしたものでありますけれども、敷設工事が未完成の間に、昭和十年八月三日工事竣工期間の不認可と軌道特許の取消の處分を受けたのであります。當時敷設工事が延期に延期を重ねておりましたために——御承知の通り當時は非常に農村の不況な時代でありまして、米の値段が一俵五、六圓のときであります。全國的に救農請願運動が展開された當時でありまして、これがために第六十三臨時議會が召集せられ、次いで第六十四議會におきまして、全國的に災害匡救對策竝びに東北振興策の徹底せられた當時であります。かくのごとき不況時代でありましたがために、零細なる農民資本をもつて始まりました本軌道の敷設の困難を極めたことは當然なことでございます。この間におきまして會社の重役などは資材を投げ出して、ようやく工事の七割程度まで進捗させたような次第であります。しかるに政府におきましては右の災害匡救對策竝びに東北振興の政策の一環といたしまして、政府線の現在運行いたしておりまする矢島線の著工を昭和十年の三月に發表いたしたのでございます。しかるにこの線は子品川をさしはさみして、すでに工事中の矢島鐵道の路本と、新たに政府線として著工を始ました線とが竝行いたしております。しかも、接近してその川の兩側を通つておりまして、かつ横斷するというような、竝行、接近、横斷の關係にある新線でありますために、この場合私鐵でありますところの矢島鐵道を買收しなければならないのは當然であつたのであります。しかるに政府におきましては、買收もいたしませんで、また同年六月、會社から提出いたしました補償の申請に對しましても應諾いたしませんで、かえつて八月に至りまして、特許權の失效處分をいたしたのでございます。もちろんこの買收する、しないは政府の權限でございますけれども、かくのごとき明白に竝行接近しておりまして、かつ政府線が竣工の曉には、矢島鐵道の既成軌道というものは無價値のものになつてしまい、地方の一局部に當時の不況時代において五十五萬餘圓の損害をもたらしたというこの處置は、正當な行政措置とは申し上げがたいのであります。しかも矢島鐵道と同じ運輸系統に屬しておりまして、先ほど申し上げました本荘から接續しておりますところの模荘鐵道西線——これは本荘、前郷間でございまして、省線羽越線と竝行線ではございませんが、これは買收されております。また當時北海道の江當線のごとき竝行線ではないものが、省線新設のために無價値になるという同情ある理由のもとに、補償されておるのでありますが、ひとり矢島鐵道のみは買收も補償もされていないという状態でありまして、片手落ちの措置だと言わざるを得ないのであります。ここにおきまして會社側といたしましては、同年九月に行政訴訟を提起いたしまして、かつ衆議院に請願をいたしまして、前後二囘にわたつて採擇せられております。この行政訴訟は敗訴になりまして、さらに昭和十三年十二月に、政府と會社線の交叉地點不法侵害によるところの損害賠償の請求訴訟を秋田地方裁判所に提起いたしたのでありますが、當時議會に請願中でありましたので、紹介議員その他の關係衆議院議員の斡旋勧告によりまして、あまり穏當でないのではないかというような話がありまして、翌十四年の一月にこの訴訟を取下げたのであります。次いで昭和十七年十一月二十八日に、翼贊政治會の民情部に陳情いたしまして、その斡施了解によりまして、當時の八田鐵道大臣はこれを了解是認されたのでございましたが、當時事務當局側におきましては、豫算がないという理由のもとに十八年の十一月に金一封を會社側に提示して解決をはからんとしたのでございます。金一封というのは二千圓だそうであります。會社役員會におきましては、これに從うことはできないときめまして、同年十一月二十八日に八田鐵道大臣あて不服の囘答をしたのであります。大體以上申し上げるような事情でございますが、本件はまつたく當時の鐵道當局の、地方の實情を無視した處置だと言わざるを得ないのでありまして、このため地方の中堅農家——これは中堅農家だけの株式會社でありますが、この中堅農家の破産したものが八人までおり、それからその村は非常に疲弊いたしております。それまでは優良村として全國的に嘱望された村でございましたが、それから非常に貧弱な村になりました。それのみならず、このほか有形無形に地方に與えた悪影響というものは、きわめて大なるものがあるのであります。すでに二囘にわたつて採擇せられました請願でもありますから、新しい憲法の實施によりまして、國民の權利が再確認されました今日、多年にわたる行政の誤診を訂正しまして、虐げられた國民に温かい救濟の手を伸ばして、新して民主政治の明朗な出發を發足せられんことを要望するために、本請願を提出した次第であります。何とぞ委員各位におかれましては、愼重に御審議の上に御採擇あらんことをお願いいたします。
この発言だけを見る →柴
柴田吟三#16
○柴田説明員 ただいまいろいろお話がございましたように、事情はまことにお氣の毒に存じます。しかしながら當時の書類について調べてみますると、大正十四年十一月に工事施行の認可が下りまして、その後數囘にわたりまして竣工期限の延期をしてまいつたのであります。その間九箇年を經過したのでありまするが、なお事業遂行の見込みがつきませんので、昭和十年に至りまして特許の取消があつたわけであります。また省の矢島線の開業は昭和十二年でございまするが、すでに矢島鐵道につきましては特許の取消がせられておりましたために、地方鐵道法に基すますところの買收または補償の方法によることを得なかつたのであります。地方鐵道法には、政府が地方鐵道に接近しまたは竝行して鐵道を敷設したために、地方鐵道業者が營業を繼續することができない場合には補償することになつておりますが。ここで敷設と申しまするのは、營業開始という意味でございまして、從いまして本件の場合につきましては、省線が營業開始のときにすでに矢島鐵道は特許を取消されておりますので、矢島鐵道の補償の途はないということになつております。また先刻も申されましたように行政訴訟が本件につきまして提起せられておりますが、これは敗訴になつておりますし、また民事訴訟につきましても、提起を取下げたというような經緯もありますので、事情はまことにお氣の毒に存じますが、事情はまことにお氣の毒に存じますが、目下のところ損害賠償に對する方法がないのであります。まことにその點は遺憾に存じます。
この発言だけを見る →正
村
村上清治#18
○村上清治君 ただいまのお話で、特許を取消されたために補償の途がないというようなことはごもつともでございますが、事情かくのごとき状態でございまして、御調査になれば明瞭になると思いますから、地方の實情によつて何らか御考慮を願いたいと、當局に向つてお願いする次第であります。
この発言だけを見る →正
秋
秋田大助#20
○秋田大助君 御説明申し上げます。これは徳島縣の穴吹、白地間に省營バスを通してもらいたいという請願でありまして、穴吹、白地間の沿道にありまする十一箇町村が、この間に省營自動車を通してもらいたいという期成同盟會を結成いたしまして、熱心に陳情をいたしてまいつておるものであります。陳情者の方から運輸省御當局に對しましては、再三すでに御陳情申し上げておりますので、事情は當局においてはよくおわかりであり、またその必要性も御認識くださつていることと思うのでありますが、國會の請願の紹介者の一人として責任上、同僚諸君にも御説明申し上げて、ぜひとも御採擇願いたいと存ずるのであります。穴吹、白地間と申しますのは、徳島縣の有名な吉野川の約中流に位しまして、北岸地帶を連絡する地帶で、約二十數キロにわたつていると記憶いたしております。こ間南岸には國有鐵道徳島線が通つておりますが、大した交通機關が北岸にはないのであります。しかもその沿道には地方事務所、警察署、裁判所、税務署、職業安定所、專賣局の出張所等の諸官署を初めていたしまして、脇町中學校、池田中學校、三好農林、美馬高女の各中學校その他銀行支店等がありまして、これらの通勤、通學する者の數もきわめて多く、また産業方面を見ますれば、米麥、甘藷、葉タバコ、木材、薪炭あるいは和傘等の生産地帶をなしておりますので、そういう物資の集散も頻繁でありまして、産業上から申しましても重要な路線をなしているわけであります。しかるに並行的に南岸には國鐵が通つているのでありますが、有名な荒川として全國に名高い吉野川が、雨が降りますとただちに氾濫をいたしまして、交通が南北間杜絶する。しかもその二十四キロの間に橋梁は互いに兩端に一つずつあるだけというような状態でありまして、沿道の住民の困惑もはなはだしいのであります。しかるにこの穴吹から吉野川の下流までは、同じ北岸に現在すでに國營バスがいわゆる鍛冶原線として運行しているのであります。これを延長していただきたいというのでありまして、現在の鍛冶原線の上流地帶にあたつている北岸の者は、同じ北岸でありながら、下流地帶は交通に惠まれているにもかかわらず、相當重要な所でありながら、惠まれていないというような觀點からしても、ぜひ交通の利便に均霑したいという要望を抱くのは無理からぬところであろうと思うのであります。ところが實際は、現在穴吹、白地間の約中間に位します重清という所までは、私營の西部陸運株式會社というものが路線權をもつてバスを運行しておつたのでありますが、現在非常にサービス悪く、不定期で、一日一囘出たり出なかつたりというようなことで、非常に不便でありますから、これもぜひ省營にかえたいということと同時に、それを延長したいという要望であります。何とぞ請願者の熱望の状況、理由等もよく御勘案くださいまして、ぜひともこの際鍛冶原線を延長していただきたい。しかもこの請願には、穴吹、白地間となつておりますが、實際は白地から少し延長して南岸にずつとまわり、池田まで御延長願いたい。これは愛媛縣の川之江に至るいわゆる川之江に至るいわゆる川之江バスとその間竝行するわけでありますが、現地の地理的状況から申しますれば、當然池田まで延長せしむべきものであろうと思うのであります。穴吹、池田間には車庫の設備もありますし、また道路もりつぱな道路であります。いろいろ事情御勘案になりまして、ぜひこの請願を御採擇あらんことをお願いする款第であります。
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川村二郎#21
○川村説明員 ま話の通り、まことにお氣の毒に存じておりますが、正式に國營自動車の運營事業を開始するということにつきましては、目下の豫算、資材その他の事情から早急實施は困難かと存ぜられます。先ほど來お話がありましたように、民營自動車の件につきましても突き進んだ了解ができているようでございますし、さいわいにして、私どもの方の川之江線竝びに阿波線兩方とも池田と穴吹まで行つておりますので、いろいろ實情を調査いたしましたところ、一輛なり二輛なりの車を兩線から稔出いたしますれば、從事員につきましてもあまり無理をしないで一日二往復程度の實施は可能ではないかと思われますので、御希望通りには困難かと思いますが、現地の鐵道局長の責任で一日二往復程度の實施はいたしたいと考えております。
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正
伊
伊藤恭一#24
○伊藤恭一君 岐阜市を起點といたしまして富山に通じております高山線の中間にある下呂驛から、中央線の坂下驛を通じまして長野縣の飯田驛に通ずるところの道路は、裏日本、北陸方面と東海地方、静岡方面とを結ぶところの最短距離の路線でありまして、中部地方の最も重要なる道路の一つと信ずるものでありますが、從來トラック、バス等の運轉状況はきわめて振わない。特に最近は運轉車輛が非常に少くなりまして、沿道隣接町村間においての物質の交流竝びに供出物資の輸送等に關しましても、事缺くことが非常に多くなつたのであります。ここにおいて沿道一市十七箇所町村にわたるところの各町村民の間に、省營トラックの運轉開始を要望する聲が非常に高まつてまいりまして、各關係町村相はかつてここに請願をする次第であります。なお飯田市におきましては御承知のごとく本年四月の大火災によりまして、全市のほとんど八割程度を失つておりまして、その復興資材の必要を痛切に迫られておる現状であります。一方沿道各町村におきましては、木材、薪炭等あらゆる生産物質の滯貨は非常におびただしい量に上つております。この際下呂から坂下驛を通じて飯田間の約百七キロの全線に省營トラツクの運轉が開始せられましたならば、この沿道の關係區域の愛くる恩恵は實に大なるものがあるとともに東海、北陸の物資交流はますます活發となり、山林資源の開發などにより新生日本の建設に寄與するところが非常に多いということを確信するものであります。從つてトラツクをまず第一に開通さしていただきまして——もちろんこの關係町村はトラツク、バス兩方を切望しておりまするけれども、まず第一段階といたしましては、トラツク運轉を速やかに實施していただきますように格段の御配慮を煩わしたいという沿道民衆の熱意を代表しまして、關係の一市十七箇町村の代表者が先だつても請願にわざわざ參つたのであります。どうぞ委員の皆様におかれましては、その邊を御了解いただきまして、御採擇いただきますように切に懇願をいたす次第であります。
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川村二郎#25
○川村説明員 ただいまのお話の通で非常にお氣の毒に考えておりますけれども、私どもの國營トラツクの關係といたしましては、御案内の通り今年の初めに運輸省に千輛ほど頂戴いたしまして、方々の貨物運輸の計畫をいたしたのでありまして、當該の鎮につきましても事業實施の調査なり交渉を進めたのでございますが、何分にも地元の業者の協定もなかなか進みませんし、また車輛の面につきましても、このほかの地方の交渉が著々進みまして、車輛の都合もつかなくなつたような状況でございまして、さらに本年度以降の豫算なり資材の面から勘案いたしましても、今後急速に貨物運輸を開始することは非常に困難なような状況になつております。從いまして、既存の貨物自動車業者の輸送力を増強いたしまして、御要望にこたえたいと思つておりますが、貨物自動車事業者としましては二業者ありまして、伊那貨物自動車株式會社、代表者中上市三、資本金五十二萬圓、保育車輛數が七十二輛、實動車輛數は約六〇%となつております。次は下伊那貨物自動車株式會社、代表者中島嚴、資本金百萬圓、車輛は百輛で、同様に六〇%の稼動率を示しております。この事業者の輸送力を増強いたしまして、當分の間御要望におこたえしたいと思つております。
この発言だけを見る →伊
伊藤恭一#26
○伊藤恭一君 ただいま政府委員から御説明がありましたように、長野縣の方におきましてはそういう民間の業者が一應あるようでありまするが、岐阜縣の方におきましては下呂から坂下に通ずる間には何らの民間業者がありません。それで關係九箇町村が今非常に熱望しております。なおこれについては、いわゆる全貨連とか、そういうようなものの反對は、岐阜縣の下呂から坂下に通ずる所には全然ありません。でありますから林産、薪炭すべてが非常に滯貨しております。そういうような關係から、もし長野縣の方が非常に困難でありましたならば、ぜひとも岐阜縣の下呂、坂下間は至急にやつていただきたいということを切にお願いします。
この発言だけを見る →川
川村二郎#27
○川村説明員 ただいまのお話の通りでございまして、岐阜側といたしましてはすぐ近くに業者がないのでございまして、御不便のことと考えますけれども、輸入自動車の關係の車がただいまのところ全然目あてがございませんので、さいわいに進駐軍の拂下等が期待されるような場合には、優先的に考えて御希望に副うようにいたします。
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正