水産委員会
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会
会議録情報#0
昭和二十九年十二月十六日(木曜日)
午前十時五十一分開会
—————————————
委員の異動
十二月十五日委員片岡文重君及び野田
俊作君辞任につき、その補欠として東
隆君及び河井彌八君を議長において指
名した。
—————————————
出席者は左の通り。
委員長 小林 孝平君
理事
千田 正君
委員
秋山俊一郎君
雨森 常夫君
森崎 隆君
東 隆君
有馬 英二君
事務局側
常任委員会専門
員 林 達麿君
説明員
外務省参事官 寺岡 洪平君
水産庁長官 清井 正君
通商産業政務次
官 山本 勝市君
通商産業省通商
局次長 大堀 弘君
通商産業省鉱山
局長 川上 為治君
—————————————
本日の会議に付した事件
○水産政策に関する調査の件
(漁業用石油外貨割当に関する件)
(英国旗下における出漁に関する
件)
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委員の異動
十二月十五日委員片岡文重君及び野田
俊作君辞任につき、その補欠として東
隆君及び河井彌八君を議長において指
名した。
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出席者は左の通り。
委員長 小林 孝平君
理事
千田 正君
委員
秋山俊一郎君
雨森 常夫君
森崎 隆君
東 隆君
有馬 英二君
事務局側
常任委員会専門
員 林 達麿君
説明員
外務省参事官 寺岡 洪平君
水産庁長官 清井 正君
通商産業政務次
官 山本 勝市君
通商産業省通商
局次長 大堀 弘君
通商産業省鉱山
局長 川上 為治君
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本日の会議に付した事件
○水産政策に関する調査の件
(漁業用石油外貨割当に関する件)
(英国旗下における出漁に関する
件)
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小
小林孝平#1
○委員長(小林孝平君) 只今より水産委員会を開会いたします。
最初に漁業用石油外貨割当に関する件を議題に供します。只今出席の政府委員は川上鉱山局長、それから山本政務次官でございます。御質疑のあるかたは御発言を願います。
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千
千田正#2
○千田正君 これは鉱山局長よく御存じのことと思いますが、昨年もこの問題については当委員会としまして通産省当局の意向を十分質したのでありますが、その際においても通産省の一つの方針として従来の石油その他の油類の取扱の方法については増加する意思はないのだと、こういうことだつたわけであります。ただ問題はこの油を使う、石油の相当量を水産業者が水産の必需品として特に要求して来ているということは、中間において業者と需要者の間に或る程度の価格の差があるということであります。そうしてそれが外貨の割当等が狭められれば狭められるほど価格差がひどくなつて来る、この点については当時川上局長に対しましても十分こういう問題が起らないようにということを特に要望したのでありますが、そのときの御答弁といたしましては、今後そういう価格の値上がりというようなことは絶対させないという、とにかくこれで或る程度の需要者の便宜を図るつもりだからということであつたのであります。併しその後漁民の立場から言うと、実際市場価格が上がつて来ておるばかりでなく、本当の必要な時期においてそれを買取るということは非常に至難であつたのであります。その実例としましては、昨年あたりの、漁民が沿岸に魚が見えたけれども油がなくてとれない、わざわざ現金を背負つて東京に出て来て、そうして油屋を探す、油屋を探しても当然値上りということを予想してなかなか出さない、ますます価格の、値において闇の油でも買わなければ生業が成立たないという現状を繰返しておるのであります。そこで通産省としての考え方は、勿論従来の取扱業者というものに重点を置いているであろうけれども、需要者の大宗がそういう取扱業者の意向如何によつて常に価格が正常でない、或る場合においては闇値でこれが売算されるという傾向にあるということは、実際油を使つて生産に従事する者にとつては堪えられないことであります。そういう意味からしばしば当委員会に対しましては、この漁民からの陳情、請願が来ておるのであります。最近も当委員会に陳情して来ておるところの事情というものは誠に切実なものであります。そこでこの漁民の協同組合であるところの全国漁業協同組合が何とかして需要者の立場から十分にこうした水産業者の窮状を酌み取つてその取扱方をやつて頂きたい、全部というわけではありませんが、外貨の割当を要望して、そうして生産の、いわゆる高くなりつつあるところのコストを何とかしてこういう燃料の面からして切下げて行かなければ今後の食料政策に重大なる影響を及ぼすという要望で陳情を受けておるのでありますが、通産省の立場からいつて一体これは恐らく今後も今までの吉田内閣の性格からいろいろと行くというとこの貿易のバランスの立場からいつて成るべく輸入というものは差控えて行きたいと、こういう方針をとつて来たようであります。内閣が代つて鳩山内閣となつて或いは前内閣の方針を踏襲するかどうか知らんけれども、実際の生産業者が中間のいわゆる取扱業者によつて当然安く入るべきものを、この中間業者のために高いものを買わされて、それが生産に及ぼす影響というものは大きいということになるというと、我々水産委員会としましても、この水産の食糧対策の立場からいつてもこれは何とかして考えて上げなければならないと思うのですが、通産当局のお考えを、一応承わつて更に質疑をして行きたいと思います。この点についてはどういうふうにお考えになつておりますか。
先ず第一に一体この油の配給というものは安くならないのか。それから需要者の立場から考えてこういうふうなことをいつまでも続けられ行くのであるか。これは当然外貨割当を需要者の立場に立つておるところの方面に対しても割当てるべきであるということが我々の考えなんですが、その点に対して通産省の考えを聞きたいと思います。
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川
川上為治#3
○説明員(川上為治君) 現在重油の価格が或る程度高いということにつきましては仰せの通りでありまして、大体漁村関係のものとしまして、まあ元売業者の販売価格は全国大体平均いたしまして一万三千円から一万四千円となつておる。それから小売価格につきましては大体一万五千円でということになつておるかと思うのですが、この価格につきましては四月、五月頃の価格とそう非常に高くなつておるということは言えないのじやないだろうかというふうに考えます。ただ問題は地方によりまして、所によりまして非常に高い価格が出ておる、例えば北海道の一部においてはそういう価格が出る、或いは最近におきましては島根、鳥取方面におきまして相当高い値段が出る、そのために漁業者に対しまして非常に迷惑をかけておるという点につきましては我々としましてもこれは非常に何とかしなきやならんというふうに考えております。たださつきも申上げましたように、そういう、所によりまして非常に高い値段が出ておるわけなんですが、大体におきましては一万三千円から一万五千円という程度の、これはB重油でありますが、そういうことになつておるのじやないかと考えております。私どものほうとしましては値段が極力上らないようにということでこの委員会でありましたかにおきましても丁度三月頃お話申上げたのですが、その方法としましては地方にその苦情処理機関というのを設ける、それは地方の特約店の協同組合、この組合が事務所になつておるわけなんですが、その苦情処理機関に対しまして若し値段が非常に高いと、どこかの特約店の販売価格が非常に高いということでありますればその機関にお話を願えれぱその機関からどういうわけでその特約店の価格が高いかということをよく調べまして不当に高い場合におきましてはその特約店に対しましてもつと安く販売すべきだと、若しそれがなかなか販売価格が依然として高いという場合におきましては、別の特約店のほうから販売させる、或いは又そういうべらぼうな値段を出すものに対しましては、その系統を手繰りまして、元売業者における外貨の割当で調整して行くというような措置で極力値段を上げないようにということで、私どものほうとしましては今日までやつておるわけでございます。そこで私のほうとしまして、今までいろいろなケースがあつたと思うのですが、それほど全国的に非常に高く売つているというようなふうには実は聞いていなかつたのでありまして、これは或いは私のほうの調査が不十分であつたせいかもわかりませんが、それほどひどいことではない。又そういうひどいことも時たまあつたけれども、それは部分的な問題であつたと、そういうものに対しましては極力今の苦情処理機関なり、或いは地方の通産局なりそうした方面で措置をとるというふうに考えておりまして、今これを何か特別な機構によつて値段を相当抑えつけるということにつきましては、相当これは研究しなけりやならんのじやないかというふうに考えております。この重油の問題は、現在行政指導ですべてやつたのですが、別に法的な規制というものはありませんし、公定価格制度というものもありませんので、我々の行政力といいますか、行政指導によつてやつておるわけでありまして、問題は漁村関係、船舶関係がどうしてもこれは何とかして確保してやらなきやいかん、それから又一面地上の、陸上用のものにつきましては、これは或る程度制限して行かなければならん、それはまあ両方一つの枠内においてやつておりますので、なかなか価格の問題につきましてはむずかしい点も私はあるかと思うのですけれども、今申上げましたように、もつと安くできないか、そういうべらぼうな価格を出さないように一つできないかという問題につきましては、私のほうとしましては今申上げましたように、苦情処理機関というような、或いは通産局、そういうところへ若しそういう事態が出て参りますれば、そつちのほうで一つ解決して行きたい、若し油のほうが非常に高くて或いは手に入らんということがありますれば、漁村関係は優先的にやるということになつておりますので、そつちのほうから常にこれは元売業者が、特約店も或る程度のストックを持つておりますし、持たしておるものですから、そつちのほうからいつでも出せるように私どもとしましてはやつて行きたい。需給関係から申しましても、今本当に重油がそれほど逼迫しておるかというと、必ずしもそうではないというふうに我々のほうは考えておりまして、石炭企業方面からはとても今行政指導というのは非常に甘いのじやないか、計画数量というのは非常に甘いのじやないか、もつと大きく切るべきだという意見もあるほどでありまして、大体それほど需給関係にいて逼迫しておるというようなことではないのじやないかというふうにも考えますし、又ストックにつきましても先ほど申しましたように、いつでも或る程度のものは、出せるようにしておりますので、何とかそつちのほうで一つ解決して行きたいというふうに考えております。
それから需要者団体に外貨を割当てるという問題につきましては、これは私のほうとしましては、若し漁業関係にそういうような措置をとりますというと、或いは鉄鋼でありますとか、或いはその他のものがすべてそういう共同行為によつて而も直接外貨を割当ててくれというようなことになりますと、これは全体の配給系統と申しますか、そういうものが全般的に崩れて参りまして、特に中小商業者との関係が非常に政治的にうるさい問題も私は出て来ると考えますので、やはり私どもとしましては従来の通り、従来の系統において配給さして行きたいというふうに考えております。従つて従来の系統でなかなか高い値段が出るというような場合におきましては、さつきも申上げましたような措置で何とか一つ解決して行きたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →それから需要者団体に外貨を割当てるという問題につきましては、これは私のほうとしましては、若し漁業関係にそういうような措置をとりますというと、或いは鉄鋼でありますとか、或いはその他のものがすべてそういう共同行為によつて而も直接外貨を割当ててくれというようなことになりますと、これは全体の配給系統と申しますか、そういうものが全般的に崩れて参りまして、特に中小商業者との関係が非常に政治的にうるさい問題も私は出て来ると考えますので、やはり私どもとしましては従来の通り、従来の系統において配給さして行きたいというふうに考えております。従つて従来の系統でなかなか高い値段が出るというような場合におきましては、さつきも申上げましたような措置で何とか一つ解決して行きたいというふうに考えております。
千
千田正#4
○千田正君 これはこの前の、去年のお答えと同じようなお答えを頂いているんですが、実情はあなたのおつしやるような実情ではないということは、一々反証を挙げるまでもない。しぼつて言えば例えば十分に、最高機関であるあなたがたのほうでは需要者に対しては、殊に漁業面においては優先的に与えるという御指示をやつておる。ところが優先的には来ない。これが実情である。もう一つ、それから苦情機関を設けておるから苦情機関に訴えて、それによつて何らかの緩和の方針をとつたらいいじやないかと、特にそういうために置いてあるんだからと言うけれども、実際苦情機関に持つて行くということになるというと、結局苦情機関に持出したが故に、逆に油を欲しいときには、お前のほうは苦情言つて来たんだからやらない、逆に言えばそういうような方向にまで持つて行かれるというようなケースがこれは末端においてあるのでありまして、それは通産省そのものにはそういうことは言つて行かないかも知れないけれども、我々のほうにはそういうことが聞えて来る。で、非常に理想的な方向をとつておるようであるけれども、これはそうでもないと私は思う。それから重油が大分余つて来ておるようだから、仄聞するところによるというと、来年度あたりからは重油の輸入を或る程度削減する、こういうように、少くとも吉田内閣の施政方針の中にあつたようでありますが、これはどうも我々としては、当然そういう問題が起るとすれば、削減されたことによつてますます窮屈になる。もう一つこれは通産行政の一つとして私は今重大な問題をあなたから示唆を受けた。これは次官もいるから今日はつきり聞いておきたいと思うが、いわゆる生産、実際の現在における国際収支のバランスの上において貿易が伸長しないという一面、或いは生産コストが割高だということは私が申上げるまでもなく、割高の原因はどこかということを追求して行くというと、やはりこういうところにネックがあると私は思うのであります。あなたがたの言うことは、やはり通産省の立場からやはり従来の中小企業なり油業者を助けて行きたい、これは御尤もな理論であります。併し生産ということを考えて来るというと、そういう人たちによつて中間搾取が行われるが故に実際の生産面の需要に対しては十分ではないだけに、又高いものを買うから当然生産コストも割高になつて来ておる。でも需要者団体には割当てない、こういうことで中小企業を育てて行く、これは育てて行くのは結構でありますけれども、法外な育て方をするが故に私はむしろ生産コストのほうにおいて非常に高いものについて対外輸出というものはこの点で阻害されて行くという結果になつていると思う。私は鳩山内閣がどういう施政方針を今後とるか知らんけれども、こういう根本的な、日本の食糧対策の重点であるところの農業とか漁業というものに対しては、当然それは或る場合においては調整価格をつけてまでも安いものを与えて、そうして生産コストの上らない方向をとつて行くのが当然だろろと思う。そういう意味からいつても私は需要者団体に対して或る程度真剣に、日本の食糧対策なり或いは国際貿易というものを考えた場合には、そういうところに重点を置いて油の配給なり調整というところまでは行かなくても、或る程度の通産行政というものはやるべきであると私は思うが、その点に対しては私は次官から一応、あなたがた今後内閣を背負つて立つて行くんであるから、今後の生産と、それから今の企業との関係の考え方、これによつてやる油の輸入と、配給の方法なり運営の方法に対するところの根本方針を承わつておきたいと思います。
この発言だけを見る →山
山本勝市#5
○説明員(山本勝市君) いろいろ私の考えもありますけれども、実は正直のところ二、三日前に政務次官になつたばかりでうつかりしたことを言つてあちこちと食い違いが生ずると却つて御迷惑をかけると思いますので、御勘弁を願いたいのでありますが、まあ私は問題は自分の考えでは外貨を割当てておる、割当制をとつておるというところに一つのやはりむずかしい問題を起しておるのではないだろうか。そういう重大なところに重点的にウエイトを置かなくてはならんということは全く同感であります。ただ恐らくその外貨の割当制というものも一つの止むを得ざる政策としてとつた措置で、やはりここにいろいろのアンバランスが生じている。ですから安く買えるのに高いというようなやはり感じといいますか、そういう実際の事実も起つて来ているわけであります。只今鉱山局長に聞いたのですけれども、どこの店でも買えるのだ、買うほうは……。だからこちらが高けれぱもつと安いところで買えるのだというような話であります。そうすると非常に複雑な個々のケースにおいては支払がうまく行つているとか行かんというようなこともやはり値段の上に影響して来ておるのじやないか。これは非常に複雑な問題だと思うので、暫らく私の私見は別としまして政府として考え方は研究さして頂きたいと思います。
この発言だけを見る →千
小
小林孝平#7
○委員長(小林孝平君) 政務次官はちよつと衆議院のほうの委員会が開かれますので、そちらにちよつと御挨拶に行かれるのですが、政務次官に何か御質問ありませんか……。政務次官が今率直に何も知らないとおつしやつたのですが、御答弁を聞いてもおつしやつた通りどうも千田委員の御質問に対する答弁がちよつとちぐはぐなんです。それで研究などといつておられる段階じやないのですよ。もう時期的に急速にこの問題をどうするかということをやつて頂かなければなりませんから、一つ早急にはつきりした案を立ててここでこの次の機会に御発表願いたいと、こう思います。
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森
森崎隆#9
○森崎隆君 委員長に聞くのですが、今の内閣は初めからはつきりしておるのです。選挙管理内閣です。政策問題を一切出すなと言つておいて政策はどうだと聞くことは、これは政務次官の立場としても困ると思う。ですから政府に対してまあこれまでの状況を聞くとか、現状の報告を聞くとかというならいいけれども、今の政府に対してどうするのかということは、これは聞くことが失礼だと思つております。
この発言だけを見る →小
小林孝平#10
○委員長(小林孝平君) 森崎委員に申上げます。私は委員長としてでなく、社会党所属の識員といたし、ましてあなたと同意見でございます。今の内閣がいろいろの政策を発表されることに私は非常に不満でございます。併し今千田委員は我が党の所属の議員でなく独自の立場で御質問になつた。私はその質問が適切であるかどうかということに非常に疑問を持ちましたけれども、委員長として阻止する権利はありません。更に政務次官に申上げたいのは私はそういう研究などをやつている段階でなくて、今一両日を争う問題であるから行政的措置を、これは政府としても当面の行政的措置をやる必要がありますからそれをやつてくれと、その御答弁は政務次官が謙遜して申された通り極めてちぐはぐであつて答弁になつておらんと、こういうふうに思つて政務次官に……。
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千田正#11
○千田正君 今の委員長のお言葉はあなたがたは社会党の立場からそういうふうに今の内閣は選挙管理内閣として認容しておる。これがあなたがたの御方針であろうと思う。私は今の内閣を担当して少くとも選挙内閣であつてもいわゆる内閣の座に坐つているということは一日も国政をゆるがせにすべからざる問題であると思う。単に選挙だけで内閣を組織していると私は思わない。少くとも担当している以上は次の解散後においても自分らの党は大多数を以て政権を握ろうという意欲においては私は変りないと思う。これは私の観点から質問しているのであつて、あなたがたが仮に途中で、あと三十日で内閣を投げ出すにしても、少くとも国民の前においては、担当している間においてはこれまでの国民に対しての信託に寄与する方針を持たなければならんと思う。単に選挙だけの内閣という意味においては、私は立場が違いますから、そういう意味において質問しておりません。三十日でも、十日でも、あなたがたが内閣の座に坐つている以上は、あなたがたの方針はたとえ一日であつてもやはりあるべきだと思いますから質問しました。その点誤解のないように……。
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山本勝市#12
○説明員(山本勝市君) 今の御質問御尤もで、委員長のお話も御尤もと存じますが、併し従来のその消費者団体に直接外貨を割当てるという方針をとつて来ていなかつた。従来のそれを直ちにここで根本的に、そういう非常に根本的な変革をするかしないかということは、これは相当慎重な態度をとつて臨まないといかん問題だろうと思うのです。ですから只今の質問が根本の政府の方針をという御質問でありましたから、そういう従来政府がやつておつたことを軽々に根本的変革をなすべきじやなかろうと、だから研究さしてもらいたいと、こういうわけであります。ただ当面の問題に対しての委員長の早急に行政的な措置でも考える必要があるという御意見御尤もで、その点は十分相談しまして、委員長の御意見のように副いたいと思いますから、御了承願いたいと思います。
この発言だけを見る →東
東隆#13
○東隆君 ちよつと関連して……。私は今の質疑の中で、大きな疑問を持つていることは、鉱山局長が言われた言葉で、配給の系統を乱すと、こういうようなことが言われているわけです。それで在来のこの石油類関係の配給は、これは今の一元化されたやり方によつて非常に問題を起しているわけです。それは農村の関係、それに漁村の関係もこれは同一なんです。それで農村にしても、漁村にしても協同組合ができて、そうして当然必要な物資の配給をするための組織ができているわけです。その組織に当然乗せてやるときに、闇に流れたり、横流しをしなくても済むわけです、それに乗せないで、一つの商業的機構の中に乗つけて行くことに問題があるわけです。だから農村と漁村に関する限り、生産面に使うものは当然協同組合の系統機関に割当てる、こういう体系を整えれば、石油類の割当なんかは、これは非常に正しくできると思う。これはもうずつと昔から争つて来た問題なんで、特に政務次官は研究されると、こういうお話ですが、その点をはつきり一つお考えになつて、研究を進めて頂かなければならん問題だと、こう思うのです。これはもう今の問題でなくて、農村のほうじやずつと昔から、これはもう争つて来た問題です。
この発言だけを見る →千
千田正#14
○千田正君 今の東委員のに関連して、やはり追加して私は政務次官に一つ研究して頂きたいと思うのです。先ほど絋山局長が言つておられるように、需要者に割当てられていないというのですが、実際は資本漁業のほうには外貨は割当てておる、外地買付という理由の下に実際やつております。そういう実際の経過を十分研究して頂きたい。それは或いはいろいろな理由の措置でやつていると思います。例えば資本漁業においては、外国へ例えば魚なら魚を売つて、その代りに外貨輸入という範囲の中にとりつけて実際は買付けておると思う。買付けていないというならば、私は実際に不思議であつて、その点は私のほうもちやんと資料を揃えています。ですからそういう意味からいろいろ十分考えて頂きたい。それから、外貨の買付をしておらないと言うならば、それならば、おらないという十分なる説明をして頂きたい。それから今東委員が言つた通り、漁業協同組合の全国団体なり或いは農業協同組合の全国団体なりというものは、いわゆる配給機構である。需要者の便宜、農民なり漁民の生産団体に対する、需要者の上に立つて、配給をスムーズにやつて、漁業の生産或いは食糧増産という対策の根本方針の指導機関であり、又配給機構である。でありますから、そういうところに真剣になつて、こういうものを割当てない限りにおいては、日本の食糧の生産コストも高くなるし、外国に向つて日本の生産物を売るにしても、コストが高くなつて行く、こういう意味においては十分研究して頂いて、それはあなたがたが仮に選挙管理内閣で、途中でやめると言われるかも知らんが、そうでなく、将来ともあなたがたは更に内閣をとるかも知れない。仮に自分らが将来内閣を組織するという前提に立つて、少くとも今日の段階においてはお考えになつて然るべきだと思いますので、十分御研究を願いたいと思います。
この発言だけを見る →小
千
千田正#16
○千田正君 それで鉱山局長にお尋ねしますが、資本漁業がそれならば大きな会社を組織して、外貨の買付に対する割当は、油という名前じやなくともとつておりますか。とつておらないと断言できますか。
この発言だけを見る →川
川上為治#17
○説明員(川上為治君) 石油類につきましては、国内配給のために、今お話がありました資本漁業といいますか、そういうかたがたに外貨は私の記憶しておるところでは割当はしていない。ただ遠洋漁業といいますか、そういうような関係で、これは国内の配給とはもう全然別でありますので、そういう関係のものは或いは油その他におきまして割当をしておるのじやないかというふうに考えます。これはもつとよく調べて見ないとわかりません。
この発言だけを見る →千
千田正#18
○千田正君 実際に漁業に携わつておるものは国内と国外にかかわらず、油の、いわゆる燃料の補給ということは非常に重点問題であつて、それを国内に取つておるか外国に取つておるか、こういうこともあなたがたが考えなければならん問題だと思う。私は取つていないということは断言できないと思います。外国の寄港地においても買付けております。そういう点においての外貨の操作はどうなつておるかということをお聞きしたいのです。
この発言だけを見る →川
千
川
川上為治#21
○説明員(川上為治君) これは例えば出光とか、そういう油の専門会社のほうから、例えば大洋漁業とかそういうところでは買付をしておりまして、それは必ずしも、内地に持つて来て、国内に特つて来てそうして渡しておるというところもありましよう、或いは向うで渡しておるというところもあるのじやないかと考えます。我々のほうももう少し調べて見ないとはつきりしたことは申上げられませんが。
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千田正#22
○千田正君 少くとも私は資本漁業の燃料は一万円以下の価格において購入外貨をちやんと取つておられるのだ、私はそういう意味においては、実はあなたがたは資料を提出しないというならば我々としても考えますが、あなたがたのほうにはそういう資料は入つておると思いますが……。
この発言だけを見る →大
大堀弘#23
○説明員(大堀弘君) 私のほうにしても細かい点はわかりませんが、只今の捕鯨事業等の場合については、国内で調達します場合は、やはり普通の外貨割当によつて参るわけでありますが、海外に参ります場合は、これは海外事業活動のための一般のインビジブルの外貨送金の手続によりまして計可は与えておる。併しこれはいわゆる海外におけるあらゆる費用を含んだ意味の送金として許可を与えております。
この発言だけを見る →千
大
大堀弘#25
○説明員(大堀弘君) 食い違いと申しますか、これは油の購入費が外国における活動の一部として考えられておるわけでありまして、油の、つまり輸入のための外貨割当という意味ではない。これは外国における商社の活動の場合のあらゆる経費が外貨送金を認めておりますと同様な意味におきまして割当をしておる。
この発言だけを見る →千
千田正#26
○千田正君 いずれにしても油を使うことについてはちつとも変りがないのであつて、ただそれは取扱方法において或る面においては外国において活動するという恩恵を与えておる、国内の産業は国内の産業として一つの枠があるのだから、その意味においてやつておるというだけの話であつて、油を使うということについては何ら変りはないじやありませんか。
この発言だけを見る →小
小林孝平#27
○委員長(小林孝平君) 川上鉱山局長は捕鯨事業における油の入手事情をよく御存じなくて御答弁になつておると思います。従つて今千田委員その他のかたから当委員会としていろいろ要求しておることに対して、あなたの御答弁は十分の研究なくして御答弁になつておると思うのです。従つて至急そういうことを十分研究になり、そしてその上で今の千田委員の要求に応じられるのか、応じられないのか、応じられないなら、じや具体的にどういうことで満足の行くような配給をやるのかということを至急に案を示してこの委員会で又御報告を願うということにいたしたいと思いますが、如何でございますか。
この発言だけを見る →川
川上為治#28
○説明員(川上為治君) 今委員長がおつしやいましたように、私のほうといたしましても今の海外活動の関係のものにつきましては、十分私も調べました上で、それとの関連もいろいろ研究した上で、この次の機会に御答弁申上げたいと思いますが、私のほうはやはり海外活動の場合と、国内の配給即ち輸入して配給するものとは、性質が違つておるかというふうに考えておりますし、又国内の配給につきましては先ほど来申上げましたように、私には系統を乱すという意味を申上げたのではないのですが、やはり従来の配給機構で成るべく配給さすべきではないか。勿論それと外貨の割当ということは若干これは違つておるのではないだろうか、即ち地方の漁業組合或いはその元売業者の特約店ということになつて現実に配給をしておるものもたくさんあるわけなんでありますが、そういう配給を私のほうでよくないということを言つているわけではないのであります。私は全国漁業組合連合会というその一番上の機構が外貨を直接受けてそうして配給するということがこれがいいかどうかという点について私のほうは十分これは研究しなければならんということを申上げておるわけでありまして、現在やつております地方の漁業組合が元売業者等から配給してもらつてそうして漁民に対しまして配給しておるということをそれをやめさせるというようなことは毛頭私のほうは考えていないわけであります。まあいずれにしましても私はやはり従来の配給機構というものを一応尊重いたしまして、どうしてもそれでいろいろな手段を尽しましてもどうしてもうまく行かないという場合においてはそれは私は先生方のおつしやつたことも十分考えなければならないと思いますが、今直ちにこれをそこまで持つて行くということがいいかどうかという点については十分研究した上でなければいけないではないかというふうに考えております。
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千田正#29
○千田正君 どうしてこう油の値段は高くなるのですか一体、これは我々は重油の輸入価格も知つております、それから原油の輸入価格も知つております、それとの問に余り格差があるのじやないでしようか、重要者との間に。ということはあなたがたが温存しようという機構が余りに儲け過ぎていると思う。我々としてはどういうわけでこういう高い値段で一体割当を買わなければならないのですか、生産業者が……、原油の値段が上つておる……。
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