予算委員会第四分科会
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会
会議録情報#0
昭和五十六年四月一日(水曜日)
午前十時開会
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分科担当委員の異動
三月三十一日
辞任 補欠選任
坂倉 藤吾君 勝又 武一君
和泉 照雄君 中野 鉄造君
山中 郁子君 小笠原貞子君
四月一日
辞任 補欠選任
対馬 孝且君 小野 明君
勝又 武一君 本岡 昭次君
小笠原貞子君 市川 正一君
柄谷 道一君 中村 鋭一君
—————————————
出席者は左のとおり。
主 査 亀井 久興君
副主査 渋谷 邦彦君
分科担当委員
岩上 二郎君
藏内 修治君
古賀雷四郎君
関口 恵造君
名尾 良孝君
小野 明君
勝又 武一君
本岡 昭次君
中野 鉄造君
市川 正一君
小笠原貞子君
中村 鋭一君
国務大臣
文 部 大 臣 田中 龍夫君
政府委員
警察庁刑事局長 中平 和水君
文部大臣官房会
計課長 植木 浩君
文部省初等中等
教育局長 三角 哲生君
文部省大学局長 宮地 貫一君
文部省体育局長 柳川 覺治君
文部省管理局長 吉田 壽雄君
文化庁長官 佐野文一郎君
文化庁次長 別府 哲君
説明員
警察庁刑事局保
安部少年課長 石瀬 博君
文部大臣官房人
事課長 齊藤 尚夫君
厚生省薬務局麻
薬課長 市原 久照君
会計検査院事務
総局第二局文部
検査第二課長 疋田 周朗君
—————————————
本日の会議に付した案件
○昭和五十六年度一般会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十六年度特別会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十六年度政府関係機関予算(内閣提出、
衆議院送付)
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この発言だけを見る →午前十時開会
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分科担当委員の異動
三月三十一日
辞任 補欠選任
坂倉 藤吾君 勝又 武一君
和泉 照雄君 中野 鉄造君
山中 郁子君 小笠原貞子君
四月一日
辞任 補欠選任
対馬 孝且君 小野 明君
勝又 武一君 本岡 昭次君
小笠原貞子君 市川 正一君
柄谷 道一君 中村 鋭一君
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出席者は左のとおり。
主 査 亀井 久興君
副主査 渋谷 邦彦君
分科担当委員
岩上 二郎君
藏内 修治君
古賀雷四郎君
関口 恵造君
名尾 良孝君
小野 明君
勝又 武一君
本岡 昭次君
中野 鉄造君
市川 正一君
小笠原貞子君
中村 鋭一君
国務大臣
文 部 大 臣 田中 龍夫君
政府委員
警察庁刑事局長 中平 和水君
文部大臣官房会
計課長 植木 浩君
文部省初等中等
教育局長 三角 哲生君
文部省大学局長 宮地 貫一君
文部省体育局長 柳川 覺治君
文部省管理局長 吉田 壽雄君
文化庁長官 佐野文一郎君
文化庁次長 別府 哲君
説明員
警察庁刑事局保
安部少年課長 石瀬 博君
文部大臣官房人
事課長 齊藤 尚夫君
厚生省薬務局麻
薬課長 市原 久照君
会計検査院事務
総局第二局文部
検査第二課長 疋田 周朗君
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本日の会議に付した案件
○昭和五十六年度一般会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十六年度特別会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十六年度政府関係機関予算(内閣提出、
衆議院送付)
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亀
亀井久興#1
○主査(亀井久興君) ただいまから予算委員会第四分科会を開会いたします。
分科担当委員の異動について御報告いたします。
昨三月三十一日、坂倉藤吾君、和泉照雄君、及び山中郁子君が分科担当委員を辞任され、その補欠として勝又武一君、中野鉄造君及び小笠原貞子君が分科担当委員に選任されました。
また、本日、対馬孝且君及び柄谷道一君が分科担当委員を辞任され、その補欠として小野明君及び中村鋭一君が分科担当委員に選任されました。
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この発言だけを見る →分科担当委員の異動について御報告いたします。
昨三月三十一日、坂倉藤吾君、和泉照雄君、及び山中郁子君が分科担当委員を辞任され、その補欠として勝又武一君、中野鉄造君及び小笠原貞子君が分科担当委員に選任されました。
また、本日、対馬孝且君及び柄谷道一君が分科担当委員を辞任され、その補欠として小野明君及び中村鋭一君が分科担当委員に選任されました。
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亀
小
中
中平和水#4
○政府委員(中平和水君) 三月の二十八日でございますか、早稲田大学の方から警視庁に対しまして、大学の職員による成績の原簿等の改ざんの不正の事実があると、こういう通報を受けまして、警視庁といたしましては、早速大学の責任者から正式に事情を聴取いたしまして、職員の中にそうした不正の行為が行われていると、そういうことを確証を得まして、三月の三十日に早稲田大学の調度部管財課の書記をしております岸田孝二、三十三歳、この人物につきまして警視庁に任意出頭を求めまして、取り調べの結果、こうした成績原簿改さんの事実がございましたので、私文書偽造並びに同行使の容疑で同日、本人を逮捕をいたしまして、現在、鋭意取り調べ中でございます。
なお、その後の捜査によりまして、学内にまだほかに関係者がいる疑いが出てまいりましたので、本日さらに同大学の職員二名に任意出頭を求めまして、警視庁で現在事情聴取中でございます。
以上が報告でございます。
この発言だけを見る →なお、その後の捜査によりまして、学内にまだほかに関係者がいる疑いが出てまいりましたので、本日さらに同大学の職員二名に任意出頭を求めまして、警視庁で現在事情聴取中でございます。
以上が報告でございます。
小
小野明#5
○小野明君 その岸田孝二の逮捕というのはすでに報道されておりますが、いまお話しのありましたその他二名というのは、二名の任意出頭ですか、あるいは逮捕に踏み切られたわけですか。
この発言だけを見る →中
小
中
中平和水#8
○政府委員(中平和水君) 大学の職員でございます。いまのところ、任意で事情を聞いておりますので、事柄の性質上、まだ容疑が確定しているわけではございませんので、名前はこの席では公表を差し控えさせていただきたいと思います。
この発言だけを見る →小
小野明#9
○小野明君 きょうの新聞報道によりますと、岸田孝二の自白であるのか、自白のように書いてありますが、謝礼は一人一回十万円である、そして岸田に指示をしたのは、その背後グループなんだと、こういう報道がされておりますが、その背後グループ等についての捜査というのも当然おやりになっているわけでしょうね。どうですか。
この発言だけを見る →中
中平和水#10
○政府委員(中平和水君) 成績原簿を具体的に改ざん——法律的に言えば偽造、同行使でございますが、そういうことをした職員は、これはすでに逮捕しております岸田でございます。まあしかし、この種の問題というのは、これは常識的に考えましても単独でできるものではございません。だれか依頼者があったわけでございますから、その辺の関係については、警察としては慎重かつ厳正に明らかにしてまいりたい、そういう方針で臨んでおるわけでございまして、そういう岸田の取り調べの結果から介在しておる人物が出てまいりましたので、その人物について現在事情の聴取をしていると、こういうことでございまして、まあ私どもはこれは当然学内の問題でございますし、事柄は教育の問題でございますから、慎重に対処してまいるつもりではございますが、同時にやはり、これは大変社会に与える影響が大きい事件でございますから、その辺については厳正に対処してまいりたいと、そういう方針で臨んでおるわけでございまして、そういう過程で出てまいりました事情聴取でございます。
この発言だけを見る →小
小野明#11
○小野明君 いまお話がございましたように、大学には大学の自治という問題もございまして、しかしながらこの事件というのはやはり事が学園でありますだけに不正は不正として厳しくやっぱり追及をして、再びこの事件が起こらないような徹底的な捜査というものが必要であろうかと思います。
で、お話がありましたように、ひとつ入試が公正に——あるいは原簿が書きかえられるなんということは常識では考えられぬことであります。ひとつ徹底的なメスを入れていただくように要請をしたいと思いますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →で、お話がありましたように、ひとつ入試が公正に——あるいは原簿が書きかえられるなんということは常識では考えられぬことであります。ひとつ徹底的なメスを入れていただくように要請をしたいと思いますが、いかがでしょうか。
中
中平和水#12
○政府委員(中平和水君) 私どもはこれは捜査機関でございますので、あくまでもこれは犯罪事実を踏まえ、しかも証拠によって事柄を明らかにしてまいるわけでございますから、そこにおのずから限界はございます。
それから、事柄が本質的に教育の問題でございますから、本来やっぱり教育の場でこの問題は十分に解明をされなければいかぬわけでございまして、その点学校の当局とも十分に連絡をとりながらやってまいりたい、このように考えておるわけでございます。
また、事柄がこういう性格の事件でございますから、できるだけ早く事柄を明らかにし、それなりのやはり社会的な結末と申しますか、今後の対応策、そうしたところに結論が導かれていくように、そういう各場各場からの努力もしてまいりたいと、こういうように考えております。
この発言だけを見る →それから、事柄が本質的に教育の問題でございますから、本来やっぱり教育の場でこの問題は十分に解明をされなければいかぬわけでございまして、その点学校の当局とも十分に連絡をとりながらやってまいりたい、このように考えておるわけでございます。
また、事柄がこういう性格の事件でございますから、できるだけ早く事柄を明らかにし、それなりのやはり社会的な結末と申しますか、今後の対応策、そうしたところに結論が導かれていくように、そういう各場各場からの努力もしてまいりたいと、こういうように考えております。
小
小野明#13
○小野明君 大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、この早稲田大学商学部の事件が、世間の耳目を驚かしたわけでございまして、管理運営等についての責任というのは当然文部省にあるわけでありますが、この事件についての大臣の所見をまずお伺いをいたしたいと思います。
この発言だけを見る →田
田中龍夫#14
○国務大臣(田中龍夫君) まず最初に、今回の早稲田大学のこの事件が起こりましたことはまことに遺憾なことでございまして、ことに私学の名門校中の名門であります早稲田大学、その本当の権威の上から申しましても残念なことでございます。しかしながら、本件に関しましては、私はこれが大学自身が一年余にわたって調査をいたしましたその大学を浄化しなきゃならぬという熱意といいますか、自浄努力というものに対しましては、非常に私は敬意を表すると同時にまたりっぱなことであったと喜んでおるのでございます。いまの、これらの成績の改ざん事件や、その他の問題につきましては政府委員から詳細お答えいたしますが、文部省といたしましては大学の対応を見守りながら、今後必要な指導と助言とをしてまいりたい、かように考えております。以下、担当の局長からお答えをいたします。
この発言だけを見る →小
小野明#15
○小野明君 いま大臣が言われますように、確かに早稲田の商学部というのは昨年入試漏洩事件がございまして、今回逮捕された岸田孝二の義父になりますか、養父になりますかこの事件にかかわる、親子二代にわたってこの事件が行われている。そして昨年以来、商学部の中に調査チームというものができて大学自体の手でも調査が行われておる。そして調査の限界があって、警察庁にも連絡をして真相解明に当たるというのは、大臣が言われるように私はまずまずこれは適切な処置ではないか、こう思うわけです。その主体的な解決の努力は私も評価をいたします。
〔主査退席、副主査着席〕
いま刑事局長が言われますように、事が大学にかかわる問題でありますだけに慎重に対処してまいるというお話がございました。これも適切であろうかと思います。ところで、この大学の管理運営に対しまして指導、助言の責任というのは文部省にあるわけでございますね。これは設置法にも明記をされているところであります。昨年の入試漏洩事件が起こりまして以来、文部省としては当然——この入試漏洩事件、いま事件を起こしました養父岸田茂雄というのはまだ収監中であると、こういうふうに報告をされておるわけですが、この事件の起こりました以後、大学局としてはこの入試漏洩事件の究明のためにどういう努力をされてきたのか、その辺をひとつ明らかにしていただきたいと思います。
この発言だけを見る →〔主査退席、副主査着席〕
いま刑事局長が言われますように、事が大学にかかわる問題でありますだけに慎重に対処してまいるというお話がございました。これも適切であろうかと思います。ところで、この大学の管理運営に対しまして指導、助言の責任というのは文部省にあるわけでございますね。これは設置法にも明記をされているところであります。昨年の入試漏洩事件が起こりまして以来、文部省としては当然——この入試漏洩事件、いま事件を起こしました養父岸田茂雄というのはまだ収監中であると、こういうふうに報告をされておるわけですが、この事件の起こりました以後、大学局としてはこの入試漏洩事件の究明のためにどういう努力をされてきたのか、その辺をひとつ明らかにしていただきたいと思います。
宮
宮地貫一#16
○政府委員(宮地貫一君) 先ほど大臣が御答弁をされたわけでございますが、昨年の入試漏洩事件が発生をいたしまして大学当局として、早稲田におきましてみずから調査班を設置をして調査をした結果、今回の事件が発見されたというわけでございますが、昨年の入試不正事件以後の対応でございますけれども、早稲田大学に伺ったところによりますと、大学当局としては、具体的な改善措置としては、まず入試問題の印刷につきましては、大学に印刷局を設置をいたしまして、直接大学の管理下で入試問題の印刷を行うように改善したということが一つございます。また第二点といたしましては、入試の合否を関係教官に発表前に内報する内覧制度を廃止する。それから第二点としましては、大学全体として入試管理体制の再点検を行いまして管理を厳格にするというような措置をとったというぐあいに伺っております。そして、こういうような措置と並行いたしまして、先ほど大臣からも御答弁申し上げましたような、商学部では過去にも不正入試があったという風評がございましたので、それを究明するために調査班を設けて懸命な調査を行って、その結果今回の事件が発見されたというぐあいに伺っておるわけでございます。
なお、今回の事柄につきましては、新聞等に報道されました直後でございますが、去る三月三十日でございますけれども、大学の教務部長外一名の方に文部省に御来省いただきましてとりあえずの概要を伺ったわけでございます。
その後、今回の事件そのものが新聞等で報道されておりますようになお非常に流動的な要素もございますので、私どもとしては報道された直後まず教務部長等に伺ったわけでございますが、その報告の概要を申し上げますと、商学部に調査班を設けて調査を行ったわけでございますが、商学部長以下の方々八名で、対象としては二年生以上約四千二百名について調査をしたということでございます。入試答案のチェックで入試の答案と入試後の成績の相関関係というようなことも調査をされたようでございます。そして、調査の結果といたしましては、三十日に報告を伺ったところでは、在学生四名の学業成績が改ざんされていたということで、そのうち一名は今春卒業予定でございましたが、単位不足のため卒業は取り消したということでございます。
なお、早稲田大学の職員一名がこの改ざんを行ったことを認めたということと、成績の改ざんに関与した職員はこの一名のみとは断定できなくて、不正入試が過去に行われていた蓋然性も大変高いというようなことが明らかになったということを大学当局から伺ったわけでございます。
なお、先ほども申しましたように、事態につきましては、今後警察当局の究明の問題もございますし、私どもとしては、大学当局の取り組みを見守りながら今後こういう教務を含めまして大学の入試の問題でございますとか、あるいはこういう成績の管理等を行います教務事務の管理体制といいますか、そういうようなものについてさらに検討をし、改善が行われることが望ましいわけでございますし、私どもは、文部省といたしましては早稲田の問題に限らず、大学全体のそういう管理体制、入試の厳正な執行ということについては今後とも必要な指導、助言を行ってまいりたい、かように考えております。
この発言だけを見る →なお、今回の事柄につきましては、新聞等に報道されました直後でございますが、去る三月三十日でございますけれども、大学の教務部長外一名の方に文部省に御来省いただきましてとりあえずの概要を伺ったわけでございます。
その後、今回の事件そのものが新聞等で報道されておりますようになお非常に流動的な要素もございますので、私どもとしては報道された直後まず教務部長等に伺ったわけでございますが、その報告の概要を申し上げますと、商学部に調査班を設けて調査を行ったわけでございますが、商学部長以下の方々八名で、対象としては二年生以上約四千二百名について調査をしたということでございます。入試答案のチェックで入試の答案と入試後の成績の相関関係というようなことも調査をされたようでございます。そして、調査の結果といたしましては、三十日に報告を伺ったところでは、在学生四名の学業成績が改ざんされていたということで、そのうち一名は今春卒業予定でございましたが、単位不足のため卒業は取り消したということでございます。
なお、早稲田大学の職員一名がこの改ざんを行ったことを認めたということと、成績の改ざんに関与した職員はこの一名のみとは断定できなくて、不正入試が過去に行われていた蓋然性も大変高いというようなことが明らかになったということを大学当局から伺ったわけでございます。
なお、先ほども申しましたように、事態につきましては、今後警察当局の究明の問題もございますし、私どもとしては、大学当局の取り組みを見守りながら今後こういう教務を含めまして大学の入試の問題でございますとか、あるいはこういう成績の管理等を行います教務事務の管理体制といいますか、そういうようなものについてさらに検討をし、改善が行われることが望ましいわけでございますし、私どもは、文部省といたしましては早稲田の問題に限らず、大学全体のそういう管理体制、入試の厳正な執行ということについては今後とも必要な指導、助言を行ってまいりたい、かように考えております。
小
小野明#17
○小野明君 いま大学局長から御説明がありましたのは、これは三月三十日に早稲田の方から報告に来ていまのような事情を説明されたのではありませんか。
この事件は、もともと大学にかかわることでございますから、第一義的にはやっぱり文部省がこれはタッチをすべきことである、しかし、さらにもとを正せば、それは大学自体が解決をしなければならぬ、しかし指導、助言の責任がある文部省が、大学局がやらなければならぬ、警察はもちろんこれは第二義的な私は解決に対処する立場でなければならぬと、こう思うわけです。
局長ね、去年の入試の漏洩事件で岸田茂雄が逮捕されたので、もう一件落着ということで、この商学部の事件については適切な指導、助言が一年間行われてなかったんではないか。その前から、その背後関係、いわゆる親和会というようなものについてはもう云々されていたわけで、根ははっきり残っていたわけですから、その辺では、大学局としては一年間無為に過ごしたのではないか。いかがですか。
この発言だけを見る →この事件は、もともと大学にかかわることでございますから、第一義的にはやっぱり文部省がこれはタッチをすべきことである、しかし、さらにもとを正せば、それは大学自体が解決をしなければならぬ、しかし指導、助言の責任がある文部省が、大学局がやらなければならぬ、警察はもちろんこれは第二義的な私は解決に対処する立場でなければならぬと、こう思うわけです。
局長ね、去年の入試の漏洩事件で岸田茂雄が逮捕されたので、もう一件落着ということで、この商学部の事件については適切な指導、助言が一年間行われてなかったんではないか。その前から、その背後関係、いわゆる親和会というようなものについてはもう云々されていたわけで、根ははっきり残っていたわけですから、その辺では、大学局としては一年間無為に過ごしたのではないか。いかがですか。
宮
宮地貫一#18
○政府委員(宮地貫一君) 大学局と申しますか、文部省としての全体の対応で申し上げますと、昨年の事件以後——五十五年の六月でございますが、全国の国公私立の大学長に対しまして、大学入学者選抜実施要項の改正を通知いたしました際に、特に入学者選抜の公正な実施ということについては、一部の大学において試験問題漏洩等の事故が発生してまことに遺憾であるけれども、今後こういうようなことのないように、そしてまた大学に対する社会の信頼を損なうことのないように、入試管理体制全般の再点検と整備、改善について、これは全国の国公私立の大学長あてにその点を重ねて特に留意するよう触れまして、通知を発したところでございます。
そしてまた、早稲田大学の対応といたしましては、先ほども御答弁申しましたように、大学自体で調査班を設置して調査を続けてまいってきたわけでございますが、早稲田大学としての対応としてどういうことをやったかということについては、入試問題の印刷その他についてこういう改善措置をとったと、先ほど御報告を申し上げたようなことを昨年の九月に報告を承っておったわけでございます。商学部内でのその後の調査の経過につきましては、ただいま申しましたような経過をたどって今日に至っておるわけでございますが、大学の事務職員のこういう改ざん問題等について、商学部が対応した、調査をした結果判明したわけでございますが、私どもとしては大学当局のそういう努力にまずまつというのが対応としては第一義的な対応ではないかと、かように考えております。
文部省といたしましては、全国の国公私立の大学全体がこれらの事件を反省いたしまして、二度とこういうことのないように各大学に注意を促して、指導を徹底するということが私どもの当面なすべき事柄と承知をいたしておるわけでございます。
この発言だけを見る →そしてまた、早稲田大学の対応といたしましては、先ほども御答弁申しましたように、大学自体で調査班を設置して調査を続けてまいってきたわけでございますが、早稲田大学としての対応としてどういうことをやったかということについては、入試問題の印刷その他についてこういう改善措置をとったと、先ほど御報告を申し上げたようなことを昨年の九月に報告を承っておったわけでございます。商学部内でのその後の調査の経過につきましては、ただいま申しましたような経過をたどって今日に至っておるわけでございますが、大学の事務職員のこういう改ざん問題等について、商学部が対応した、調査をした結果判明したわけでございますが、私どもとしては大学当局のそういう努力にまずまつというのが対応としては第一義的な対応ではないかと、かように考えております。
文部省といたしましては、全国の国公私立の大学全体がこれらの事件を反省いたしまして、二度とこういうことのないように各大学に注意を促して、指導を徹底するということが私どもの当面なすべき事柄と承知をいたしておるわけでございます。
小
小野明#19
○小野明君 もう時間がなくなりましたが、大臣、あの早稲田でさえこういった不正な黒幕的なグループが存在をして、入試から卒業まで流れ作業、一貫して成績簿が改ざんをされる、あるいは入試時点でも不正が行われたということで、まあ多くの国民は全くこれは大変な疑惑の日で国公私立の大学のあり方について目を向けていると思うんですね。これは早稲田大学商学部がこういうことがあったが、恐らく他の大学でもこういう事件が行われているんではないか、あるんではないか。四人不正があれば四人の入学希望者が泣いているわけですから、八人あれば八人泣いているわけです。中には野球部の選手で、本人の知らないうちにこの成績の改ざんが行われたと、有名選手の中に。そういうことも報道されております。
これは、これを契機にしまして、氷山の一角だと、こういうふうな見方もあるわけだし、その心配を私はいたします。ですから、早稲田に限らず、他の国公私立の大学に対しましても、この種事件が再び起こらぬように、国民の不信を買うことのないように、これはもちろん大学の自治を侵すというわけにはいきませんが、厳正な注意をこの際喚起すべきではないかと、こう思います。大臣の御所見をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →これは、これを契機にしまして、氷山の一角だと、こういうふうな見方もあるわけだし、その心配を私はいたします。ですから、早稲田に限らず、他の国公私立の大学に対しましても、この種事件が再び起こらぬように、国民の不信を買うことのないように、これはもちろん大学の自治を侵すというわけにはいきませんが、厳正な注意をこの際喚起すべきではないかと、こう思います。大臣の御所見をいただきたいと思います。
田
田中龍夫#20
○国務大臣(田中龍夫君) 小野先生のおっしゃるとおりでありまして、冒頭にも申しましたように、こういったことが行われるということはまことに残念でございます。大学の教育のスタートとゴールとも言うべき入学と卒業につきましては、各大学におきまして公平、厳正に行っておるところであると信じております。なかんずく、早稲田大学の商学部のような例はないと私は信じたい次第でございますが、なお一部の医科大学等におきましても、必ずしも適正と言いがたいような入試の実態も指摘されておるところでございますが、文部省といたしましては、この入試の実施要項でありますとかあるいは説明会等を通じまして、機会あるごとに必要な指導と助言とを行っておるところでございます。今後ともに、能力、適正のある者がその持っておる能力、適性に従って進学し、適切な進級、卒業ができまするように、大学とも努力をいたしてまいりたい。
なお、いろいろの不正事件が起こってまいりましたことに対しましても、速やかにこれが厳正な対処をいたしたいと思っておりましたのでありますが、実は入学試験中でございまして、その入試の終わりますまで実はわれわれといたしましては差し控えておったのでありますが、今週になりましてから、新聞等にも公表いたしましたように、大学に対しましては再度調査もいたし、これが究明に努めてまいった次第でございますが、大体以上申し上げたような次第でございます。
この発言だけを見る →なお、いろいろの不正事件が起こってまいりましたことに対しましても、速やかにこれが厳正な対処をいたしたいと思っておりましたのでありますが、実は入学試験中でございまして、その入試の終わりますまで実はわれわれといたしましては差し控えておったのでありますが、今週になりましてから、新聞等にも公表いたしましたように、大学に対しましては再度調査もいたし、これが究明に努めてまいった次第でございますが、大体以上申し上げたような次第でございます。
小
勝
勝又武一#22
○勝又武一君 本年は国際障害者年でございますし、文部省は国際障害者年記念特殊教育推進事業といたしまして、新規に三千万円を計上しておりますが、特に文部省としては障害者のための教育を具体的に各県にどのように指導されているのか、お伺いをしたいわけです。
一例を挙げますが、視覚障害の上にさらに二重、三重に障害をあわせ持つ子供、重複障害児について、もっと温かい手を差し伸べてよいのではないかと思いますが、昭和四十八年度から盲学校の高等部には特に重複障害者の教育が保障されておりますし、それからすでに八年を経過しているわけです。特にこの重複障害学級の全国の設置状況はどうなっているのか。本年でございますので特にお伺いをしたいわけであります。
この発言だけを見る →一例を挙げますが、視覚障害の上にさらに二重、三重に障害をあわせ持つ子供、重複障害児について、もっと温かい手を差し伸べてよいのではないかと思いますが、昭和四十八年度から盲学校の高等部には特に重複障害者の教育が保障されておりますし、それからすでに八年を経過しているわけです。特にこの重複障害学級の全国の設置状況はどうなっているのか。本年でございますので特にお伺いをしたいわけであります。
三
三角哲生#23
○政府委員(三角哲生君) 昭和五十五年五月一日現在におきまして、特殊教育諸学校の高等部に重複障害学級を設置している学校は、全体四百五十五校ありますうち百六十校でございまして、比率で申しますと三五・二%、こういう状況でございます。そして、この学級数で申し上げますと、全体で四百十学級、在籍者数は千八百二十九人となっておりまして、全高等部の生徒が二万一千百八十一人でございますから、そのうちの八・六%がこの重複障害学級に在籍をしておる、こういう状況になってございます。
この発言だけを見る →勝
勝又武一#24
○勝又武一君 いま局長からありましたが、特に特殊教育諸学校高等部のうちで、たとえば盲学校の高等部だけを限定しますと、お話がありましたうちで文部省の調査によりましても、恐らく半分以上のところの学校にこの重複障害学級というのが置かれているというように思いますが、その状況についてもお聞きをしたいですし、そういう意味で今回静岡県の浜松盲学校の高等部というのがございまして、この浜松盲学校の高等部では、相当な無理をして、学校の中での校内操作で重複学級を発足をさしたということがございます。しかし、県が正式に認可をいたしませんので、PTA、父母、教職員等が中心になりましてこの重複障害学級の特設についていろいろと働きかけを行ったようでありますが、この年度末までについに県は認可をしなかったというように聞いておるわけでありまして、私は先ほどから申し上げましたように、別に国際障害者年だからということだけではなくて、もう日常から重視すべきだと当然考えますけれども、特段、いまお話のありましたような状況にございますので、こういうような状況につきまして、私は当然認可すべきだというように思いますけれども、文部省としてどのように指導をなさるのかお聞きをいたしたいわけです。
この発言だけを見る →三
三角哲生#25
○政府委員(三角哲生君) まず、先ほど全般の状況を申し上げましたが、盲学校について勝又委員の御質問にお答え申し上げますと、全国で盲学校で高等部を置く学校数が六十二校でございますが、そのうち重複障害学級を置く学校が三十三校でございますので、おっしゃいますように、半分ちょっとを超えておりまして、五三・二%と、こういう数値でございます。それで、その高等部の学級数が五十学級で、在籍者数は百七十人というのが全国の状況でございます。
ただいまの浜松盲学校でのお話でございますが、私どもの方も県の方に若干事情を聞いたわけでございます。勝又委員もお調べになっておることとは存じますが、静岡県立浜松盲学校では、学校といたしまして高等部に重複障害学級を設置することを希望したようでございます。それで、この状況でございますが、現在は高等部本科一年に一名だけ重複児がおりまして、この四月から新たに二名が入学予定で、合計、重複障害児が三名になる。いずれも精神薄弱との重複障害でございまして、普通科に在籍しておるようでございます。そういった状況で、県の教育委員会では対象者が三人ということで、きわめて少数でございますので、これまでの通常の学級という形で、しかるべく適切な配慮を加えながら教育をするということが可能であるという判断で、希望ということで正式な申請ではなかったようでございますけれども、その間の詳しい事情はわかりませんが、設置ということを認めなかったというふうに聞いておるのでございます。
この特殊教育諸学校の高等部での重複障害学級の設置につきましては、これは改めて申すことでもございませんが、それぞれの学校の設置者の判断によることになっておるわけでございますが、私どもとしては、国側の対応としましては、そういう学級が設置された場合には、今回の高校標準法の改正におきまして、一学級の生徒数の標準を通常五名でございますものを三名に引き下げるというようなことでやっておるわけでございます。国としましては、心身障害児の後期中等教育ということはまだいろいろと研究すべき問題も多い事柄でございますので、その教育形態でございますとか、それから対象者の範囲をどうするかといったことも含めまして、このあり方について現在協力者会議を設けまして、研究調査を行っておるところでございますが、これらの結論も得ました上で、また改めて都道府県の教育委員会に対しまして必要な指導を行ってまいりたい、こういうふうに考えております。
この発言だけを見る →ただいまの浜松盲学校でのお話でございますが、私どもの方も県の方に若干事情を聞いたわけでございます。勝又委員もお調べになっておることとは存じますが、静岡県立浜松盲学校では、学校といたしまして高等部に重複障害学級を設置することを希望したようでございます。それで、この状況でございますが、現在は高等部本科一年に一名だけ重複児がおりまして、この四月から新たに二名が入学予定で、合計、重複障害児が三名になる。いずれも精神薄弱との重複障害でございまして、普通科に在籍しておるようでございます。そういった状況で、県の教育委員会では対象者が三人ということで、きわめて少数でございますので、これまでの通常の学級という形で、しかるべく適切な配慮を加えながら教育をするということが可能であるという判断で、希望ということで正式な申請ではなかったようでございますけれども、その間の詳しい事情はわかりませんが、設置ということを認めなかったというふうに聞いておるのでございます。
この特殊教育諸学校の高等部での重複障害学級の設置につきましては、これは改めて申すことでもございませんが、それぞれの学校の設置者の判断によることになっておるわけでございますが、私どもとしては、国側の対応としましては、そういう学級が設置された場合には、今回の高校標準法の改正におきまして、一学級の生徒数の標準を通常五名でございますものを三名に引き下げるというようなことでやっておるわけでございます。国としましては、心身障害児の後期中等教育ということはまだいろいろと研究すべき問題も多い事柄でございますので、その教育形態でございますとか、それから対象者の範囲をどうするかといったことも含めまして、このあり方について現在協力者会議を設けまして、研究調査を行っておるところでございますが、これらの結論も得ました上で、また改めて都道府県の教育委員会に対しまして必要な指導を行ってまいりたい、こういうふうに考えております。
勝
勝又武一#26
○勝又武一君 いまの問題につきましては、特に教育現場の実情というものを十分お考えをいただきたい、そういう意味で一層の適切な御指導を願いたいと思います。
なお、この浜松盲学校の教職員数を私なりの標準法で計算をしてみまして、現在の実際の教職員数と比較をいたしてみました。そうしますと、教職員数は九十名から九十一名になりますが、実際には七十六名です。十四名から十五名の不足になると思うんです。特に盲学校等で重要な役割りを果たしております寮母——最近は男の寮母も出ているわけでありますが、この寮母の数で見ますと、同じように十九名から二十名ということになりますが、実際浜松盲学校では現在十五名でありまして、四名から五名が不足、つまり標準法からいきましても、それぞれこのように大幅な不足をいたしておる。文部省はこういう実態についてどう思われるのか、これが一つです。
それから他府県の同規模校と比較をいたしてみました。それぞれ二十二校ばかり私なりにやってみますと、きわめて大きな差があるわけです、ほかの府県の同規模校と比べましても。一体こういう点についてどういうようにお考えになるのか、さらにどういう指導をなさるのか、お聞きしたいんです。
この発言だけを見る →なお、この浜松盲学校の教職員数を私なりの標準法で計算をしてみまして、現在の実際の教職員数と比較をいたしてみました。そうしますと、教職員数は九十名から九十一名になりますが、実際には七十六名です。十四名から十五名の不足になると思うんです。特に盲学校等で重要な役割りを果たしております寮母——最近は男の寮母も出ているわけでありますが、この寮母の数で見ますと、同じように十九名から二十名ということになりますが、実際浜松盲学校では現在十五名でありまして、四名から五名が不足、つまり標準法からいきましても、それぞれこのように大幅な不足をいたしておる。文部省はこういう実態についてどう思われるのか、これが一つです。
それから他府県の同規模校と比較をいたしてみました。それぞれ二十二校ばかり私なりにやってみますと、きわめて大きな差があるわけです、ほかの府県の同規模校と比べましても。一体こういう点についてどういうようにお考えになるのか、さらにどういう指導をなさるのか、お聞きしたいんです。
三
三角哲生#27
○政府委員(三角哲生君) この問題につきましても、直接の責任と申しますか、当事者は県の教育委員会でございますので、県の教育委員会がそれぞれどのような実情認識をし、かつどういう判断で措置をしておるかということが基本になるかと思う次第でございます。でございますが、私ども全国の状況についてみますと、五十五年五月一日現在で全国の公立盲、聾、養護学校——特殊教育諸学校でございますが、これの小中学部の教職員の配置状況について見てみますと、定数三万九百四十人に対しまして、実数は二万九千三百八十二人ということで、充足率というものは九五%と、こういうぐあいになっております。
いま静岡県の学校についての御指摘でございましたが、静岡県についてみますと、県内の公立盲、聾、養護学校の、同じく教職員の配置状況は、定数八百五十一人に対しまして六百三十八人ということでございますから、定数に比較しまして低いという状況が見られるわけでございます。私ども文部省といたしましては、基本的には従来から各都道府県教育委員会に対しまして、やはり法律の定める標準に沿った教職員の配置について指導してきてまいっておりますので、今後とも同様の方針で指導の徹底を図ってまいる、こういうふうに思っております。
この発言だけを見る →いま静岡県の学校についての御指摘でございましたが、静岡県についてみますと、県内の公立盲、聾、養護学校の、同じく教職員の配置状況は、定数八百五十一人に対しまして六百三十八人ということでございますから、定数に比較しまして低いという状況が見られるわけでございます。私ども文部省といたしましては、基本的には従来から各都道府県教育委員会に対しまして、やはり法律の定める標準に沿った教職員の配置について指導してきてまいっておりますので、今後とも同様の方針で指導の徹底を図ってまいる、こういうふうに思っております。
勝
勝又武一#28
○勝又武一君 次に、幼児期と小学生、幼児という定義いろいろあると思いますが、五歳未満、乳児を終わってから五歳まてのいわゆる幼児、それと小学生、これの体力低下の問題について、私はいろいろお伺いをしたいと思うんです。この問題は三十年、五十年後の日本の将来、今後の日本の教育について実に重要な問題だと考えるからであります。ここに文部省発行——文部省なんです、大臣。「子育ての中の基礎体力つくり」こういう本があるんです。非常に中身はいい本なんです。私も読んでみますと全く教えられるところがたくさんあるんです。お聞きしたいのは、一体これがどう使われておるのか、この中に指摘をされていることが、実際文部省、文部大臣、本当にどこまでこれ本気でおやりになっているのかということを二、三伺いたい。
その意味で、これにも書いてあるんですが、たとえば私たち、特に私などが幼児、小学生のころは、いわゆる自然との遊びの中で、歩く、走る、登る——木に登るですね。跳ぶ、はねる、投げる、打つ、転がる、握る、引く、押す、泳ぐ、こんなことはみんな外遊びの中でやってきたわけですね。そうして、そういう遊びの中で自然と運動機能の発達や、基礎体力もつくられましたし、いわゆるしなやかさというものが身についてきたというふうに思っています。杉鉄砲をつくったり、家ではぞうきんがけをしてきた。ところがいま、これまあ一つの例ですけれど、たとえばいまの子供たちが杉鉄砲を撃ったり、家でぞうきんがけをやるなんということはほとんどない。そういう中で、いまの子供たちの外遊びの場所がないということをこの本も指摘をされていらっしゃる。そしてまた、この本見ますと、たとえば幼児のテレビを見る時間について、二時間から三時間までが四七%、三時間以上が四〇%、夜の八時以降でもテレビを見ている幼児というのは一五%以上。幼児の手足の運動が低下し、神経系の発達の悪さ、手足の不器用さが目立つ。幼児に近視と虫歯がふえ、六歳児の九八%、一人平均九・八本の虫歯。ところが、この本には、外遊びのために道路で、公園で、団地でそういう外遊びをやりなさいと書いてある。小中学枝を開放してあるから、そこでそういう外遊びをやったらいいんじゃないかということが書いてある。一体いま小中学校がどの程度に幼児の外遊びの場所として開放されているのか。外遊びのための環境づくりを文部省として本気にどういうようにおやりになってきたのか。この本の発行部数、配布先、利用状況等はどうなっておりますか。
この発言だけを見る →その意味で、これにも書いてあるんですが、たとえば私たち、特に私などが幼児、小学生のころは、いわゆる自然との遊びの中で、歩く、走る、登る——木に登るですね。跳ぶ、はねる、投げる、打つ、転がる、握る、引く、押す、泳ぐ、こんなことはみんな外遊びの中でやってきたわけですね。そうして、そういう遊びの中で自然と運動機能の発達や、基礎体力もつくられましたし、いわゆるしなやかさというものが身についてきたというふうに思っています。杉鉄砲をつくったり、家ではぞうきんがけをしてきた。ところがいま、これまあ一つの例ですけれど、たとえばいまの子供たちが杉鉄砲を撃ったり、家でぞうきんがけをやるなんということはほとんどない。そういう中で、いまの子供たちの外遊びの場所がないということをこの本も指摘をされていらっしゃる。そしてまた、この本見ますと、たとえば幼児のテレビを見る時間について、二時間から三時間までが四七%、三時間以上が四〇%、夜の八時以降でもテレビを見ている幼児というのは一五%以上。幼児の手足の運動が低下し、神経系の発達の悪さ、手足の不器用さが目立つ。幼児に近視と虫歯がふえ、六歳児の九八%、一人平均九・八本の虫歯。ところが、この本には、外遊びのために道路で、公園で、団地でそういう外遊びをやりなさいと書いてある。小中学枝を開放してあるから、そこでそういう外遊びをやったらいいんじゃないかということが書いてある。一体いま小中学校がどの程度に幼児の外遊びの場所として開放されているのか。外遊びのための環境づくりを文部省として本気にどういうようにおやりになってきたのか。この本の発行部数、配布先、利用状況等はどうなっておりますか。
柳
柳川覺治#29
○政府委員(柳川覺治君) 先生御指摘のとおり、いま文部省では体力、運動能力のスポーツテストを実施いたしまして、その分析の上に立ちまして最近における子供たちの体力、運動能力の動向を推計いたしておるわけでございますが、御指摘のように小学生の体力、運動能力は、体位、体格が毎年向上しております。それにつれて全体的には伸びております。しかし、御指摘の筋力、あるいは体の柔軟性、その面で明らかに衰えが生じているということでございます。その面から幼児期における基礎体力づくりの強化ということが大きな課題であるということで、いま御指摘いただきました「子育ての中の基礎体力つくり」、指導資料を作成して、いま十六万ぐらい出ているかと思いますが、親と子の基礎体力づくり教室の指導資料にも充てるというような試みをしておるわけでございます。引き続きまして第二集をつくりまして、いま第三集、これは小学校の高学年十歳から中学校の三年生十四歳までのをいまつくっておる次第でございます。
ハードの面といたしましては、身近な連動広場を各地につくっていく、また自然の中で子供たちが自然の動きに動を知る、そういう場つくりということでグリーンスポーツ施設構想を続けております。それらと家庭、地域、学校、三位一体となりましての子供たちの基礎体力づくりの推進ということに現在取り組んでおるところでございます。
この発言だけを見る →ハードの面といたしましては、身近な連動広場を各地につくっていく、また自然の中で子供たちが自然の動きに動を知る、そういう場つくりということでグリーンスポーツ施設構想を続けております。それらと家庭、地域、学校、三位一体となりましての子供たちの基礎体力づくりの推進ということに現在取り組んでおるところでございます。