経済産業委員会

2005-07-26 参議院 全148発言

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会議録情報#0
平成十七年七月二十六日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 七月二十一日
    辞任         補欠選任
     藤末 健三君     山下八洲夫君
 七月二十二日
    辞任         補欠選任
     山下八洲夫君     藤末 健三君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         佐藤 昭郎君
    理 事
                泉  信也君
                加納 時男君
                小林  温君
                藤原 正司君
                渡辺 秀央君
    委 員
                沓掛 哲男君
                倉田 寛之君
                保坂 三蔵君
                松田 岩夫君
                松村 祥史君
                加藤 敏幸君
                木俣 佳丈君
                直嶋 正行君
                平田 健二君
                藤末 健三君
                浜田 昌良君
                松 あきら君
                鈴木 陽悦君
   国務大臣
       経済産業大臣   中川 昭一君
   副大臣
       経済産業副大臣  保坂 三蔵君
   大臣政務官
       経済産業大臣政
       務官       山本 明彦君
   事務局側
       事務総長     川村 良典君
       常任委員会専門
       員        世木 義之君
   政府参考人
       外務省経済協力
       局長       佐藤 重和君
       財務省主計局次
       長        松元  崇君
       文部科学省科学
       技術・学術政策
       局科学技術・学
       術総括官     河村 潤子君
       経済産業大臣官
       房長       鈴木 隆史君
       経済産業大臣官
       房商務流通審議
       官        迎  陽一君
       経済産業大臣官
       房審議官     長谷川榮一君
       経済産業省通商
       政策局長     北村 俊昭君
       経済産業省産業
       技術環境局長   齋藤  浩君
       資源エネルギー
       庁長官      小平 信因君
       資源エネルギー
       庁省エネルギー
       ・新エネルギー
       部長       岩井 良行君
       資源エネルギー
       庁原子力安全・
       保安院長     松永 和夫君
       国土交通省総合
       政策局次長    平田憲一郎君
       国土交通省道路
       局長       谷口 博昭君
       国土交通省住宅
       局長       山本繁太郎君
       国土交通省政策
       統括官      春田  謙君
       環境省地球環境
       局長       小林  光君
       環境省環境管理
       局長       竹本 和彦君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部
 を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
    ─────────────
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佐藤昭郎#1
○委員長(佐藤昭郎君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
 この際、中川経済産業大臣から発言を求められておりますので、これを許します。中川経済産業大臣。
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中川昭一#2
○国務大臣(中川昭一君) おはようございます。
 経済産業省大臣官房企画室の問題に関連して、内部調査を行ったところ、二件の不適切な資金がありましたので御報告いたします。
 一件目は、およそ五千二百万円弱が大臣官房会計課で引き継がれていた案件であります。
 内部調査から判明した経緯を申し上げますと、通商産業省は、昭和三十六年度から、ユニセフの委託を受けて、ユニセフのドル資金による海外向け援助物資を国内において調達する業務を行っていました。
 そして、具体的な期間は不明ですが、援助物資の調達価額の一%が事務管理費としてユニセフから通商産業省に対して後払いで支払われていたようであります。この点につきまして、昨日、ユニセフ駐日事務所から、合意の下に正当に支払われた経費である等とする内容が発表されております。
 その後、昭和四十五年度にユニセフが委託業務のうち支払業務等を通商産業省から他の機関に移譲したことに伴い、昭和四十九年度の半ばごろを境に、ユニセフからの事務管理費の支払はなくなったようであります。
 その残余金は、昭和四十九年ごろにおよそ一千八百万円であったようでありますが、その後、定期預金に預け替えされ、利息が加わって、現在はおよそ五千二百万円弱の定期預金の形で引き継がれております。
 なお、この残余金につきましては、これまでの内部調査の結果、過去三十年間、一件を除き不明な金員の出入りはなく、その一件は、昭和五十年十一月に会員制レストランの会員権購入に充てられ、四か月後に解約、返金された模様であります。それ以外には、利息や定期預金への預け替えのほかには金員の出入りはないと聞いております。
 何分古くからのものなので詳細な実態の解明にまで現在まだ至っておりませんけれども、残余金がこのような形で引き継がれてきたことは極めて遺憾であります。事務方に対しましては、早急に事実の確認を行い、残された金員につきましてユニセフにお返しする方向で早急に対応するよう指示いたしました。
 もう一件は、平成七年度以降、通商政策局米州課が非常勤職員、いわゆるアルバイトの賃金を不適切に管理してきた案件であります。
 具体的には、平成七年ごろ、日米通商問題等で多忙を極めていた米州課において、臨時緊急にアルバイトを雇う必要から、時間を要する正規の手続を取らずにアルバイトに緊急に出勤を依頼していたことが度々ありました。この賃金につきましては、雇用契約はあるものの休暇等のために実際には出勤していないアルバイトの賃金を課で受給して保管し、ピンチヒッターとして出勤したアルバイトへの支払に充てていたようであります。
 その結果、平成七年度以降、平成十四年度までおよそ百三十九万円を受け取り、これまでに百七万円をアルバイトへの支払に充て、差額の三十二万円が米州課に現在残っております。
 私的流用を含め他の用途に使われていたことはないと聞いておりますが、公金が不適切に処理されていたことは誠に遺憾であります。このため、早急に百三十九万円に利子を加えた金額を国庫に返還するよう指示いたしました。また、捜査当局及び会計検査院に相談するよう指示し、既に相談を開始しております。
 以上のとおり、内部調査の結果判明した二件につきまして御報告いたしましたが、こうした不適切な資金が存在したことは極めて遺憾であります。今後、関係先とも十分連絡を取り、事実関係の確認を進め、関係者の処分など適切な対応を行いたいと考えております。
 このように、国民の皆様におわび申し上げなければならない事案が判明したことにつきまして、私自身も、経済産業省の長として、俸給額の一か月分を自主的に返納することといたしました。
 いずれにいたしましても、失った信頼を回復するために、襟を正して職務に全力を尽くすしかないと考えており、今後はこのようなことが起こらぬよう全省挙げて取り組んでまいります。
 参議院経済産業委員会の先生方にも大変御迷惑をお掛けいたしましたが、どうぞ今後とも御指導をよろしくお願いをいたします。
    ─────────────
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佐藤昭郎#3
○委員長(佐藤昭郎君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に外務省経済協力局長佐藤重和君、財務省主計局次長松元崇君、文部科学省科学技術・学術政策局科学技術・学術総括官河村潤子君、経済産業大臣官房長鈴木隆史君、経済産業大臣官房商務流通審議官迎陽一君、経済産業大臣官房審議官長谷川榮一君、経済産業省通商政策局長北村俊昭君、経済産業省産業技術環境局長齋藤浩君、資源エネルギー庁長官小平信因君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長岩井良行君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院長松永和夫君、国土交通省総合政策局次長平田憲一郎君、国土交通省道路局長谷口博昭君、国土交通省住宅局長山本繁太郎君、国土交通省政策統括官春田謙君、環境省地球環境局長小林光君及び環境省環境管理局長竹本和彦君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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佐藤昭郎#4
○委員長(佐藤昭郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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佐藤昭郎#5
○委員長(佐藤昭郎君) エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
 本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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加納時男#6
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。
 通告しました質疑に先立ちまして、今、中川大臣からお話のあった、二件の不適切な事例があったという報告に関連して、ちょっと事実だけ確認したいと思います。
 質問するたびに不祥事件があって、私、これで三回目、不祥事件今年取り上げているわけでございますが、前回の六月三十日の質疑のときに、大臣は事実調査を徹底的にやる、内部調査をやる、加えて、類似の事件がないかどうかも調べるということをお約束されました。そして、外部の目でこれをチェックしたいということで、外部から専門の知識を持った人、弁護士さんだと思いますが、三名ほど入れるというお話がありました。今御報告のあった件はこの内部調査、内部の調査で出てきた話でしょうか、それとも外部の目で見たのか、これで調査は終わったのか、この件についてはまだ調査するとおっしゃいましたけれども、省内における類似の事件があるかどうか、そういったことについては引き続き調査をするのか、今回はそういう意味では中間段階なのか、最終段階なのか、それを伺いたいと思います。
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中川昭一#7
○国務大臣(中川昭一君) もう加納先生始め委員の皆様方には、本来の法律あるいは政策マターの御審議以前の経済産業省の過去、そしてまた、現在まだ全部のことが終わっておりませんので、現時点におきましても続いております、この不適正な処理につきまして、本当に御迷惑をお掛けしていることを重ねておわびを申し上げます。
 六月の段階で企画室の、不適切に保管をしていた、あるいは一部を株取引に使ったということの衝撃は私あるいは事務方にも大変大きいものがございまして、それを徹底解明するために外部調査委員会の先生方、専門家の先生方にお願いをすると同時に、もちろん自浄能力というのは公務員には常に求められるものでありますけれども、今は経済産業省は平時の状態ではないと私自身思っておりますので、外部調査委員会と同時に内部における調査も徹底的にやらなければいけないということで、企画室の作業も外部調査委員会にやっていただくと同時に、内部調査も引き続き徹底的にやっております。と同時に、各庁、局、あるいは課単位でこのような不適正な処理がほかにないのかということを徹底的に調査するようにということを命じた結果、官房会計課及び通商政策局米州課においてこのような事案が発見されたということを、課長、局長を通じて私のところに出てまいりました。
 その時点での書類というのは、特にユニセフにつきましては昭和三十六年以降の事務管理の問題でございますから、古い部分が先週発表したときにはまだ出ていなかったんですけれども、しかし書庫の中を徹底調査した結果、まだ調査し切れていない、本当にまとめてほこりだらけになっている書類がまだ残っているということなんで、土曜、日曜、休みを返上して、会計課課長を先頭に徹底的に調査した結果、実は新たなデータが出てまいりました。これは早急にもちろん当委員会にも御報告しなければいけないと思っておりますけれども、現在その膨大な、しかもごちゃごちゃにまとめられた資料でございますので、会計課そのものが判読が今極めて困難を窮めておりまして、延ばすということのそしりの絶対ないように、御説明できるような最低限の形を整えた段階で当委員会始め国民の皆様に公にしたいと思っております。
 それから、米州課も同じようなことでありますけれども、これは先ほど御報告いたしましたように、捜査当局その他会計検査院とか、あくまでも一般会計のお金でございますので、そういうところとも御相談をしながらきちっとした厳しい対応をしていかなければならないと。百三十九万円プラス利息ということになりますと、もう既に退職した方にもお声を掛けて、そして協力をしていただかなければならないと。関係者として、当時在職された方には、これは強制権はないようでありますのであくまでもお願いベースであります。
 いずれにいたしましても、御報告した三件は現在進行形であると同時に、私としては本当にわらをもすがるような気持ちで、もうないだろうという気持ちではありますけれども、内部調査を徹底することによって、二度とこれ以外には絶対に不適切な内部管理はないんだということの確信が得られるまで内部調査を徹底的にやっていくと同時に、既に発覚しました三件につきましても、外部、内部、内部調査の体制も強化することも今指示しておりますけれども、そういう形で全容解明、そして処分、あるいはまた当委員会、各方面でのいろんな御論議、御指導を受け止めさせていただいて、最終的な対応をさせていただきたいと思っております。
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加納時男#8
○加納時男君 何しろ、昭和三十六年といいますとどのくらい前ですか、今から四十四年前の書類まで調べて大変な作業だと思いますけれども、こういう事件が事件ですから、今大臣がおっしゃったとおりの方向で結構ですので、是非よろしく調査をお願いしたいと思っています。大臣は事実が全部細かく分かるまで発表しないんじゃなくて、まず分かったというところで先週二十二日にすぐ発表されたというのは私は、それは大臣が約束を守ってこられたというふうに我々は考えております。
 ユニセフのことが一番気になったわけで私はありますが、今のお話を伺いますと、ユニセフからの事務管理費の残額を言わば経理担当者の責任者の下でただひたすら管理をしてきたんだと、不正に使う目的で何かやったんではないんだというふうに受け止めるわけでございます。そうしますと、いわゆる不正な裏金というふうに新聞では見出しに載っていましたけれども、私の認識はどうもそれとは違うんじゃないかと。不正な裏金ではなく、不思議な表金といいますか、とっても不思議なこれ事件でございます。ただひたすら管理していたら利息が付いて、いつの間にか五千二百万円になっちゃったと。五千二百万円というのは国民感情から見ると決して小さなお金ではない、かなり大きなお金かと思いますが、それをただひたすら管理して数十年というのは全く何か信じられない不思議な話でございますが、ただし不正目的に使ったんではないということのように私は考えていますので、事案の解明を是非、更に調査をお願いしたいと思っています。
 ちょっと気になったことは、そもそも四十四年前のそのユニセフとの業務委託契約、今ほこりをかぶっているということですけれども、事務管理費はどんな性格なのか、渡し切りの手数料であるとすれば全然これはおかしなことはないわけです。それとも、後払いとさっきちょっと言われましたけれども、後払いで実費をそのまま払うのか、実費プラスアルファを後払いで払っていたのかよく分かりませんけれども、これは契約書を見れば分かると思うので、もし将来分かったらば、それはまた聞きたいなと思っています。
 それから、新聞によりますと、三十年前の一件だけ出入りがあったと書いてありまして、レストランの会員権を買って四か月後にすぐ返したというので、何か間違って買っちゃって、気が付いたので返したんだろうと善意に思っておりますが、この辺のいきさつも、もし分かればこれから先、調べていただければと。
 それから、三点目でありますけれども、ちょっとこれは是非申し上げたいと思うんですが、不正ではなくて不思議だということの一つに、これが経済産業省の業務なのかということであります。通商産業省設置法というのを見ますと、確かにユニセフの事務管理の委託は載っていました。ところが、平成十三年にその通産省設置法が省庁再編で、改編で廃止されたときにこの条項も落ちています。つまり、ユニセフの事務委託は事実上なくなっていたので設置法から削除されました。ならばそのときに、それまで不思議にずうっとひたすら、ためたんじゃなくて管理していたお金を何か処分する。例えば、ユニセフにさっき返したいと大臣ちょっとおっしゃいましたけれども、そういう選択もあるだろうし、国庫納付というのはあるのかどうか知りませんが、そういうこともあるだろうし、いろんな使い方があったんじゃないかと。それをまだ、このたびまでずっとひたすらただ管理していたというのはどうかなと思いますけれども、これは今日は感想でありますので答弁は結構ですから、これから先また事実が分かったら折を見て伺いたいと思いまして、この問題ばかり今日やっていると終わっちゃいますのでここまでにさせていただいて、今日の法案の質問に入りたいと思います。
 実は、省エネ法なんですけれども、省エネルギーと非常に関係の深いものに新エネルギーがあります。これ、いつもリンクしながら進めていきたいなと思っているところなんで、新エネ法についてちょっと先に伺いたいと思いますが、一体新エネ法の目的は何なんでしょうか。そして、その新エネ法においては新エネルギーをどのように定義しているんでしょうか。その辺をまず伺いたいと思います。
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小平信因#9
○政府参考人(小平信因君) 今先生から御指摘のございました新エネルギーでございますけれども、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法第一条におきましては、法の目的といたしまして、「内外の経済的社会的環境に応じたエネルギーの安定的かつ適切な供給の確保に資する」ということがうたわれておりまして、この内外の経済的社会的環境には我が国のエネルギー供給構造の脆弱性や地球環境問題の顕在化等が含まれております。したがいまして、この法律は、エネルギーセキュリティーの確保及び地球環境問題への対応を図る観点から、資源制約や環境負荷の面で優れておりますものの、他方、経済性の面における制約から普及が十分でない新エネルギーの加速的な導入を目的として制定をされたものでございます。
 次に、新エネルギーの定義でございますけれども、この法律におきましては、この定義といたしまして、石油代替エネルギーの製造、発生、利用等のうち、経済性の面での制約から普及が進展しておらず、かつ石油代替エネルギーの促進に特に寄与するものとして政令で定めるものを新エネルギーというふうにするということになっているところでございます。
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加納時男#10
○加納時男君 今の答弁を伺っていますと、エネルギーの安定的なかつ適切な供給の確保に資すると、環境という言葉は確かに出ているんですが、これは「内外の経済的社会的環境に応じた」と法律に書いてあるので、恐らくそういう意味での環境だろうと思います。それは結構だと思いますが、具体的に新エネルギー、この法律も、私、一応自分なりには読んだつもりなんですが、また作るときにもいろいろ関心があったわけでありますが、新エネルギーという定義はしてないんですね。新エネ利用等と、新エネ利用等という大変難しい日本語を使っておりまして、として定義をしていると思います。
 内容は今正に小平長官おっしゃったとおりでありまして、ちょっと気になるのは、石油代替エネルギーを製造、発生させると、石油代替というのは非常に力が入っています。経済的な制約があって普及が不十分、十分でないもので、それを促進することによって代替エネルギーの導入に役立つもので政令で定める。つまり石油代替エネルギーというのが頭にあるわけです。ということは、石油代替エネルギー法というのは、今日は細かいこと聞きませんけれども、私なりに理解しているところでは、石油代替エネルギーというのが根幹にあって、その延長線上でこの新エネルギーをやっていると思います。
 石油代替エネルギー法というのは、実は昭和五十五年ですから今から二十五年ぐらい前にできたかなり古い法律なんですが、これは正に石油に代替するためにほかの方策を考えようという法律で、石油代替供給目標等を定めています。ですから、その候補に挙がったのは、というかリストに挙がるのは、何と石炭、それから水力、地熱、原子力等であります、もちろん新エネルギー入りますが。こういったことが石油代替なんですね。ということになると、この石炭を推進するのが石油代替エネルギーから出てくる一つの大きな柱で、事実、当時としては決して私、間違っていないと思うんです。ただ、時代が大きく変わったということを今日は申し上げたいわけでありまして、こういう古い石油代替エネルギー法がまだ残っていて、その中でいろいろつじつまを合わせていくというのは非常に厳しくなってきたのかなと思っているわけであります。
 むしろ、石炭だってもちろん使うべきなんですが、これクリーンに使うというところに力点を置いた、言わば省CO2、日本語で言うと、何と言うか難しいんですが、脱炭素といいますか、英語で言うとディカーボナイゼーションというのが今国際的によく使われますが、そういうディカーボナイゼーションを目指した新エネルギーということじゃなきゃおかしいので、石油代替の新エネルギーというのはちょっと狭いのかなという気もしているところでございますが、これは是非また今後とも検討していただきたいと思います。
 ところで、その新エネルギーで、今いろいろおっしゃったもので具体的にはというところが大事なんですが、具体的には政令で定めると。政令でどんなものを定めているでしょうか。全部じゃ大変だと思うので、四つか五つぐらいで結構でございますが。
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岩井良行#11
○政府参考人(岩井良行君) お答え申し上げます。
 今御指摘がありました政令で十五の新エネルギーを規定してございますけれども、代表的なものといたしましては、太陽光発電、風力発電、廃棄物発電、バイオマス発電あるいは天然ガスコージェネレーションといったものが定義されてございます。
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加納時男#12
○加納時男君 ありがとうございました。
 こういうものを政令ですから定義するのは結構でございますが、高効率給湯器というのが実は非常に今注目を浴びています。私も実は自民党の中の地球環境特別委員会という、地球温暖化防止の関係の委員会は全部出ているつもりでありますが、その中で、特に今年閣議決定したばかりの、京都議定書の目標達成計画というのが閣議決定されたわけでありますが、その中で、民生部門が非常に省エネルギーが後れている、そこで高効率給湯器を救世主として起用しようというので、これの八百万台普及ということをそこでうたい込んだわけであります。
 これはもう非常に夢のある技術でありまして、現実に技術開発に成功した。ただし、今正に岩井、ちょっと長い名前で済みません、省エネルギー・新エネルギー部長ですね、が言われましたとおり、まだ経済的にちょっと高い、ちょっとかなり高いものですから、何とか初期の普及を図ろうということで、そうやって考えていくと、これは非常に脱CO2には非常に役に立つ、しかも経済的普及がまだ値段が高いためにいまいちである、というと新エネに入ってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。
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小平信因#13
○政府参考人(小平信因君) 先ほどお答えを申し上げましたように、新エネルギー利用等の促進に関します特別措置法におきます新エネルギー利用等の定義でございますけれども、石油代替エネルギーの製造、発生、利用等のうち、経済性の面での制約から普及が進展しておらず、かつ石油代替エネルギーの促進に特に寄与するものとして政令で定めるというふうにされているわけでございますけれども、御指摘の高効率給湯器のうち、例えばCO2冷媒ヒートポンプ給湯器につきましては、空気の熱源を利用するものでございまして、石油代替エネルギーを利用するということは明らかでございます。一方で、これが経済性の面での制約から普及が進展していないのかどうかという点につきましては、今後、家庭用機器の技術開発の短期集中的実施等によりまして市場が急速に拡大をしていくというふうに見込まれていること等を考えますと、この点につきましてどのように判断をすべきであるかということは今後の課題であろうかというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、私どもといたしましては、先ほど御指摘ございましたように、地球温暖化対策を進める上でこの高効率給湯器の急速な普及を図っていく必要があるというふうに思っておりまして、これは目標達成計画にも位置付けられておりますので、今の先生の御指摘も踏まえまして、今後よく検討をしてまいりたいというふうに考えております。
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加納時男#14
○加納時男君 今後検討していきたいという小平長官のはっきりしたお約束があったわけですから、それを期待したいと思っています。
 感想だけ申し上げたいと思うんですが、実は、現在、政令に指定されていないというのは私も確認して事実だと思います。しかし、また意味合いとしては、今正に長官がおっしゃったように、石油代替って私余り好きな言葉じゃないので、私風に言うと脱CO2と、これは閣議決定で使った表現、脱CO2と言っていますが、脱CO2のエースである、技術開発が進んでいる、ただしまだ初期投資が高い、ですからこれを普及をさせることによって初期投資を下げよう、正にぴったりの何か感じかなと思いますので、そういう意見も申し上げた上で、引き続き検討をお願いしたいと思っています。
 ヒートポンプというものは古い話ではないかと言われますけれども、確かにヒートポンプ自体は昔からある技術かもしれません。そういえば、雪や氷は新エネルギーに政令で決まりましたけれども、雪や氷も昔からあるもので、急に最近、雪や氷が出たものじゃない、利用が新しいんだと、こういうことですね。それから、河川水、海水利用のヒートポンプ、これはちゃんと政令で指定されています。ですから、これは新しく指定されたので、この形でいくと空気熱源の高効率ヒートポンプは、従来のヒートポンプと違って、熱の成績、成績係数、COPと言っていますが、これが従来の二ぐらいから四とか五という、倍増しておりまして、だからこそ閣議でも重視して閣議決定した、正に革命的な技術でありますので、値段がちょっと高いわけですから、ちょっと高いのをちょっとだけ援助すればこれは進むと経済産業省の方もその席でおっしゃっておりました。これが決め手になって実は閣議で採用になったわけでありますので、是非とも前向きな検討をお願いして、次の質問に移りたいと思います。
 天然ガスコージェネレーションということを先ほど政令指定の例示で五番目ぐらいにおっしゃったように思います。その天然ガスコージェネレーションに最後の質問を集中したいと思っています。
 最近の実績ですね、平成十六年度の天然ガスコージェネレーションの導入量はどのくらいで、そのうち言わば補助金が出たもの、新エネ事業者支援対策事業補助金というたしか整理になっていると思いますけれども、補助金で導入されたものはどのくらいなのかな、それはどのくらいの比率になるのかなというのが今分かれば、事前に通告してありますけれども、分かればその範囲で結構ですから教えてください。
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岩井良行#15
○政府参考人(岩井良行君) お答え申し上げます。
 最新の業界の数字に基づきましてお答え申し上げますけれども、天然ガスコージェネレーションは平成十六年度に四十四・五万キロワット、設備が増加をしてございます。このうち私どもの補助金でございます新エネルギー事業者支援対策事業補助金により導入された設備の量は二十一・九万キロワットが確認されておりますので、御指摘の補助金が付いて導入されたものの比率は約四九%というふうになろうかと思います。
 以上でございます。
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加納時男#16
○加納時男君 大体半分が補助金だということ、約四十五万キロ程度入っているということであります。
 累計というのは分かりますか。もし分からなかったら結構ですが、分かれば教えてください。
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岩井良行#17
○政府参考人(岩井良行君) 平成十六年度は、先ほどの増加量を加えまして合計で三百七・七万キロワットの設備形成がされているという調査がございます。
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加納時男#18
○加納時男君 ありがとうございました。
 コージェネレーションが進んできていることは、コージェネレーションを日本に最初に導入しようと言った、今から三十年前、今、芝浦工大の学長をやっていらっしゃる平田賢先生が東大のまだ現役の機械工学の先生だったんですが、その先生の呼び掛けで七人の侍が集まってスタートした。大学の助教授だとかメーカーの方、東京ガスの方、私も加わって七人で立ち上げた研究会が、今日、今伺うと三百万キロワットを超えたというので、とてもうれしい限りだと思っています。
 こういう普及に補助金が私は大いに役に立ったということも大変うれしく思っていますし、今の御回答で約半分が補助金だということでありますので、これは私は率直に評価したいと思います。
 ちょうど太陽光発電、これも私、夢中で応援してきた一人でございますが、これが、値段が高いけれどもともかく普及させようよというので手厚い補助金と、それからまた研究の補助、それからまた電力会社が高値で買い取るという経営判断をしてくれて、そういうものが相まって太陽光発電、日本が世界一の生産国になり、そしてまた世界一の変換効率を達成していることをとても誇りに思っているわけであります。
 これもずっと補助をやってきて、それで値段が下がってきて普及してきて、それで成果が果たしたので補助金は打切りと、こういうことに、シナリオどおりになってきたわけですが、天然ガスコジェネはどうでしょうか。大体同じような形で進むんでしょうか、これから。補助金の、何というんですか、これからのシナリオといいますか、どんなふうに考えていらっしゃるんですか。未来永劫に続けていくのか、成果を見ながら縮減をしていって、最終的には太陽光みたいに役割を果たしたならばフェーズアウトすることも将来は考えることがあるのかないのか、その辺伺いたいと思います。
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小平信因#19
○政府参考人(小平信因君) 新エネルギーの導入に対します補助につきましては、量産効果や技術開発の進展によります設置コストの低減等を踏まえまして、補助事業の不断の見直しを行うことが必要であるというふうに考えております。
 天然ガスコージェネレーションに対します補助につきましては、平成十五年度及び十七年度に、本年度に設備規模に応じた補助率の削減を行ったところでございます。
 具体的には、平成十五年度には、三千キロワット以上の高効率天然ガスコージェネレーション設備への補助率を二割削減をいたしました。さらに、本年度、平成十七年度におきましては、三千キロワット以上の設備への補助率につきましては更に一割削減をいたしますとともに、八百キロワット以上三千キロワット未満の設備への補助率につきましては二割削減をいたしまして、十キロワット以上八百キロワット未満の設備への補助率につきましても一割削減をいたしたところであります。
 新エネルギーの導入補助制度の在り方につきましては、先ほども申し上げましたとおり、量産効果や技術開発の進展によります設置コストの低減を踏まえまして、経済的な制約により普及が進まない状況にあるのかどうかということを絶えず十分に評価をしながら、今後とも補助の在り方につきまして不断の見直しを行っていくことといたしております。
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加納時男#20
○加納時男君 今の回答で結構だと思います。
 補助金というのは大体三分の一だったと私、記憶していますけれども、三分の一。自治体だと二分の一ですか、何かそういうのがいろんな仕組みにあります。今日の質問では三分の一をスタートにして九掛けする、〇・九に掛ける、物によっては〇・八、今年からは〇・七まで圧縮するというのは非常に私は漸進的な、急激にやると世の中大変ですから、漸減していくというのは方向性は非常によく分かりました。
 この天然ガスコージェネレーションシステムの補助制度というのは、制度開始からたしか十二年ぐらいたっているんじゃないかと思います。いろんな考え方がありまして、例えばコージェネレーションをやっているんだけれどもまだまだ苦しいんだと、まだまだ自立できない、この先も自立するのは当分無理なんだと、ということに仮になりますと、仮の話ですけれども、今後、今まで十二年掛かった、これからもずっとやっていって、ずっと無理だということになると、これはやりがいがない、補助のしがいがないなと思います。
 もう一つの考え方は、そんなものではないよと、これは必ず物になると、私もそう信じていますが、物になる、だからこそ、既に先ほどのお話では三百七万から八万キロワット、累計というお話がありましたけれども、そこまで到達したんだと。そして、中にはもう自立してマーケットで競争することができるものも出てきたんだということになりますと、これは状況を見て将来の縮減、廃止もあり得るのかな、こう思いますけれども、これは私の感想でありますので、こんなことをひとつ意見として聞いてもらって、参考にしてもらったら有り難いと思っています。
 それでは、最後の質問のまた最後になりますけれども、残った時間で電源コジェネについて伺いたいと思います。
 最近、自家消費、自家発電、自家消費ってよくありますが、自家消費をはるかに超える発電能力を持って、つくった電気の大半を外に売る、売電する、売り電ですね、売電するもの、これ電源コジェネというふうに名前が付く、付いているのかどうか知らぬが、そう言う人もいます。私の大好きな言葉で言うと本来的コジェネというのが、熱と電気のバランスが取れて需要場所で電気も必要、熱も必要、ならばばらばらにつくらずに一緒につくろうというのが、その平田先生が始められたコージェネレーションを日本で普及させようといったときのねらいであって、私もヨーロッパの事例、北欧の事例等もつぶさに調べてきたんですが、どんな場合に熱電バランスが取れて採算に合うのかというケーススタディーもいろいろやりました。その結果、当面の天然ガス価格ではちょっとこれきついなと、日本ではですね、だけれども、これがより効率が上がるまで補助をしてもらえば、これは将来値打ちが出てくるんじゃないかというので、そういうものは補助してほしいということも答申に入れて今の補助制度ができたんだと理解しているわけであります。
 それを我々は本来的コジェネと言っているわけでありますが、これに対して電源コジェネというものが新しく出てきました。何をつくったって、自由経済ですから私は全然何をつくろうと構わないし、電源コジェネがけしからぬなんて言うつもりは毛頭ありません。ただ、問題は、この天然ガスコジェネの中で、電源コジェネと言われる、つまりもうけのためのコジェネ。
 本来の自家発、自家消費で熱も電気もバランス良く賄おうという本来とは違って、熱は要るんだと、その熱に対して、熱に比べて電気の方はごくわずかなんだと、バランスが全然取れていないんだといったときに、その熱を、ボイラーでたけば簡単なんですけれども、そうじゃなくて、わざわざ値段の高い発電機、ガスエンジンだとか、いろいろなものがありますけれども、そういうのをくっ付けて高いコストでつくって、ただし、補助金が来るからそれでペイをして、なおお釣りが若干出るので、競争市場で安く値段を付けて競争しようという動きも一部にあるやに聞いています。私もちょっと調べてみましたけれども、そういう実例は確かにありました。
 それに、そういう正に商売のために、もう競争相手としてマーケットで十分プレーヤーとしての資格がありそうな人に補助金を付けるというのはどうなのかなと。本来コジェネの方に重点を置いてほしいと思うんですけれども、電源コジェネに補助金を払うというのは、市場における公正競争政策という点から見ますとちょっと疑問が私は感ずるんですけれども、この辺はどのように考えておられますか、伺います。
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小平信因#21
○政府参考人(小平信因君) 御指摘の天然ガスコージェネレーションに対する補助でございますけれども、この実施に際しましては、発生いたします熱をなるべく効率的に利用することによりまして、総合的なエネルギー効率や省エネルギー効果の高くなります案件を採択する方針で実施をしてきているところでございます。
 御指摘の電源コージェネレーションにつきましても、自家消費型の天然ガスコージェネレーションと同様、今申し上げました考え方に基づきまして、売電分も含めまして総合的なエネルギー効率や省エネルギー効果の高いものを採択するということでやってきているところでございます。
 補助の目的は、あくまでも経済性の面での制約から普及が進展していないものの普及を促進するということでございますので、補助金がなくとも十分採算が取れるものにつきましては、仮に効率が良い場合でございましても、助成の対象とすべきものとは考えておりません。
 したがいまして、この採算性の点をしっかりと見ていくことが重要であるというふうに考えておりまして、具体的に申し上げますと、個別の事例によりましては、総合エネルギー効率がほかのものに比べてより一層高い場合、あるいは余剰電力を売る際の価格が高いというようなことを理由といたしまして、補助金がなくとも十分採算性が高い場合があるものというふうに考えております。
 したがいまして、こうした考え方に立ちまして、電源コージェネレーションと言われるものに対します補助金交付におきましては、今後とも、投資回収年数等も勘案の上、個別事例ごとに厳密に審査をいたしまして、その採否を検討してまいりたいというふうに考えております。
 また、補助金の対象として採択をいたしました案件につきましては、設備の運用開始から四年間の事業運営報告を求めておりまして、実際に総合的なエネルギー利用が効率的に行われているかどうかということにつきましてもきちんと確認をしてまいりたいというふうに考えております。
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加納時男#22
○加納時男君 方向性は結構だと思います。是非そういう方向で検討していただきたいと思っております。
 今のお話の中で、四年間事業報告を取ること、それからもう一つは、個別によく、電源コジェネで疑義のある場合ですね、よく個別に検討するんだと、これは大事なことだと思っています。四年間の実績を取ると、この実績が恐らく公表されることになると思うんですけれども、そういう公表を是非またお願いしたいと思っています。また、公表されているようでしたら、そういうことも我々は調べて勉強してみたいと思っています。
 何も私は、何かを除外しろとか排除の議論を展開しているんじゃなくて、効果的にこの補助金が使われることを希望しているんだということは是非分かってもらいたいと思っています。
 その点でちょっと気になる事例があるので一つ伺いたいと思いますが、自家消費量の十倍程度のものを外販に回しているものがあります。こういうのは個別審査でいくとちょっと、今の個別審査でいくといかがかなと思うんですね。
 余剰電力を売っているんですという説明だと私は納得するんですが、元々熱がある程度要りますよ、だけれども、それに対して電気はほとんど、わずかしか要らないんですというならば、普通、ボイラー造るんですね。私のこの調べた事例は、まあ二、三億円でボイラーできちゃうんで、二、三億円ボイラー造りゃいいのに、十数億も掛かってわざわざ発電機をくっ付けて、そのつくった電気というのは物すごく余っちゃうわけですよね。これは九割余るわけです。九割の余ったものを全部外に売る、それが競争市場で札を入れるというようなことになりますと、これは競争の一方にだけ補助金が回るような、結果的にですね。
 だから、経済産業省がせっかく善かれと思ってやっていることが、こういう知恵のある人に掛かっちゃうと、何か妙な競争上ハンディキャップを片っ方に負わせるようなことになってしまうケースもどうもあるみたいなんで、そういうところは今個別にもうよく調べていくとおっしゃったんで、是非それを私は期待しますので、個別に十分チェックして、こういうのはちょっと私は例外かとは思いますけれども、是非検討してもらいたいと思いますが、何か補足ありましたら伺います。
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岩井良行#23
○政府参考人(岩井良行君) お答え申し上げます。
 基本的な考え方につきましては、長官の方から先ほど御説明させていただきましたとおりでございまして、この制度の目的を十分勘案をいたしまして、補助が必要であるかどうか、どのような投資構造になっているのかというようなケースを個別に厳密に審査をして、適切な補助金の執行に努めてまいりたいと思います。
 また、補助金を採択いたしました後につきましても、先ほども御説明申し上げましたように、設備運用開始から四年間の事業運営報告も求めるわけでございまして、具体的にどのようなエネルギーの使われ方がしているのか、このような点でも、先ほど御説明いたしましたとおり、今後とも厳密に執行してまいりたいというふうに考えているところでございます。
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加納時男#24
○加納時男君 済みません、四年間の事業報告というのはこれから取るんですか、既に取っているんですか。
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岩井良行#25
○政府参考人(岩井良行君) 従前から要求をしてございます。
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加納時男#26
○加納時男君 これちょっと通告していないのを余り聞いちゃ悪いとは思うんですけれども、まあ常識、あなたなら常識豊かな方だから常識の範囲で答えていただけりゃいいんですけれども。
 そういったときに、よく我々の言葉ではカタログ効率と言うんですけれども、こういったコージェネレーション、大変に、このコージェネレーションは大変すばらしいものですと、熱需要も電気需要もそれぞれバランス良く使うために熱の、正に我々が主張した熱力学の第二法則と言うんですけれども、熱をカスケーティングに、段階的にグレードに従って利用していく、そういうので大変すばらしいんです、その結果、総合熱効率は、エネルギー効率は七〇%になります、七五%ですという、私、カタログ見たことあるんですが、これをまあ私はカタログ効率と仮に呼びますと、このカタログ効率どおり行ってくれればこりゃいいなと、我々、コージェネレーションの応援団としてはこんなうれしいことないなと思うんですが、ただし実際はどうなんだろうということもちょっと気になるんですね。
 もし岩井部長、今日御存じでしたらで結構です。御存じなかったらまた調べていただければいいんですが、カタログ効率と実際調べたものがほとんど合っているのか、いろんな事情で合っていないのもあるのか、その辺、感触で結構ですけれども、分かったら教えてください。
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岩井良行#27
○政府参考人(岩井良行君) お答え申し上げます。
 この熱の利用につきましては二つの点で難しい点がございます。具体的な熱の需要が動いてしまっているために、熱の需要そのものが変動すると。あともう一つは、電気のように量って売っているわけではございませんので、どれぐらい熱を使ったかという記録が必ずしも十分取れていないというようなことがございまして、おっしゃるとおり、カタログのとおりの運転実績があるのかどうかということについては、必ずしも判然としないケースが多かったというのが実態だろうと思います。
 その意味で、このコージェネレーションというのは、御指摘のように、正に熱と電気が効率的に使われることが大事でございますので、私どもは、こういった記録を取るケースや、またこの熱利用の研究もしておりまして、具体的にこのコージェネレーションがどのような実績を果たしているのか、そういう点につきましてそのデータの蓄積を今図ろうとしているところでございます。
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加納時男#28
○加納時男君 余り、私しつこく質問するというのは余り得意じゃないんで、この辺でとどめたいと思うんですけれども、私は、何でも調査をしてどんどんデータを取って、いろんな企業の人にいろんな手間掛けるのがいい行政だとは思っていないんですよ。なるべく報告というのはもう少なくして、簡素化して、できたらコンピューターを使ってぱっと分かるようなものにとどめてほしいと思っているんですが、ただしなんです、ただし補助金を付けたものについては、補助金を交付した目的に合ったものかどうか、もっと言い換えればカタログと実際の総合熱効率とはどのぐらいのバランスになっているのか、どんな関係になっているのかというのは、これは報告を取ってもいいんじゃないのかなと思うんで、取ったんだろうと思います。
 これ、是非とも、そういうので妙な事例があれば、それはやっぱり指摘をしていただきたいと思うんですが、今までにそういう事例ありましたか。まだ調べて、そこまでは細かくやっていないですか。
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岩井良行#29
○政府参考人(岩井良行君) 現時点でその実績がよく上がっていないという実例は必ずしも承知しておりませんけれども、御指摘を踏まえて、引き続き、補助をしたものについての実績をよく見てまいりたいと存じます。
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