決算行政監視委員会第二分科会

2010-05-18 衆議院 全177発言

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会議録情報#0
平成二十二年五月十八日(火曜日)
    午前九時開議
 出席分科員
   主査 木村 太郎君
      五十嵐文彦君    櫛渕 万里君
      城島 光力君    本多 平直君
      松本 大輔君    谷田川 元君
      柚木 道義君    小泉進次郎君
      田中 和徳君
   兼務 森山 浩行君 兼務 吉田おさむ君
   兼務 谷  公一君 兼務 馳   浩君
    …………………………………
   財務大臣         菅  直人君
   文部科学大臣       川端 達夫君
   防衛大臣         北澤 俊美君
   総務副大臣        渡辺  周君
   財務副大臣        野田 佳彦君
   文部科学副大臣      中川 正春君
   文部科学副大臣      鈴木  寛君
   内閣府大臣政務官     泉  健太君
   財務大臣政務官      古本伸一郎君
   防衛大臣政務官      長島 昭久君
   会計検査院事務総局事務総長官房審議官       太田 雅都君
   会計検査院事務総局第二局長            小武山智安君
   会計検査院事務総局第四局長            金刺  保君
   会計検査院事務総局第五局長            真島 審一君
   政府参考人
   (国税庁課税部長)    岡本 榮一君
   財務金融委員会専門員   首藤 忠則君
   文部科学委員会専門員   芝  新一君
   安全保障委員会専門員   金澤 昭夫君
   決算行政監視委員会専門員 尾本 哲朗君
    —————————————
分科員の異動
五月十八日
 辞任         補欠選任
  田中 和徳君     小泉進次郎君
同日
 辞任         補欠選任
  小泉進次郎君     田中 和徳君
同日
 第一分科員森山浩行君、吉田おさむ君、第三分科員谷公一君及び第四分科員馳浩君が本分科兼務となった。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 平成二十年度一般会計歳入歳出決算
 平成二十年度特別会計歳入歳出決算
 平成二十年度国税収納金整理資金受払計算書
 平成二十年度政府関係機関決算書
 平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書
 平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書
 (財務省所管、国民生活金融公庫、日本政策投資銀行、国際協力銀行、株式会社日本政策金融公庫、文部科学省及び防衛省所管)
     ————◇—————
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木村太郎#1
○木村主査 これより決算行政監視委員会第二分科会を開会いたします。
 平成二十年度決算外二件中、本日は、防衛省所管、文部科学省所管、財務省所管、国民生活金融公庫、日本政策投資銀行、国際協力銀行、株式会社日本政策金融公庫、総務省所管及び公営企業金融公庫について審査を行います。
 これより防衛省所管について審査を行います。
 まず、概要説明を聴取いたします。北澤防衛大臣。
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北澤俊美#2
○北澤国務大臣 平成二十年度における防衛省の決算につきまして、その概要を御説明いたします。
 まず、防衛省主管一般会計の歳入につきまして御説明申し上げます。
 歳入予算額は四百八十二億三千百万円余でありまして、これを収納済み歳入額四百八十六億九千万円余に比較しますと、四億五千八百万円余の増加となっております。
 次に、防衛省所管一般会計の歳出につきまして御説明申し上げます。
 当初の歳出予算額は四兆七千七百九十六億四千九百万円余でありまして、これに予算補正追加額五百九十九億九千五百万円余、移しかえを受けた額百六十億二千五百万円余、前年度からの繰越額千七百二十一億四千四百万円余、予備費を使用した額百五十七億九千七百万円余を加え、予算補正修正減少額二百十七億二千百万円余、移しかえをした額六億八千八百万円余を差し引きますと、歳出予算現額は五兆二百十二億百万円余となります。
 この歳出予算現額に対して支出済み歳出額は四兆八千百六十五億九千六百万円余、翌年度へ繰り越した額は千五百七十三億七千四百万円余でありまして、差し引き不用額は四百七十二億三千万円余であります。
 なお、主な事項につきましては、お手元に配付してある資料のとおりでありますが、委員各位のお許しを得まして御説明を省略させていただきたいと存じます。
 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
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木村太郎#3
○木村主査 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院小武山第二局長。
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小武山智安#4
○小武山会計検査院当局者 平成二十年度防衛省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を御説明いたします。
 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項一件、意見を表示しまたは処置を要求した事項三件及び本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項四件であります。
 まず、不当事項について御説明いたします。
 これは、職員の不正行為による損害が生じたものであります。
 次に、意見を表示しまたは処置を要求した事項について御説明いたします。
 その一は、アウトソーシング契約の契約方式及び予定価格の積算に関して是正改善の処置を要求いたしたもの、その二は、有料道路損失補償額の支払いに関して改善の処置を要求いたしたもの、その三は、調達した装備品等のふぐあい調査及び瑕疵処理に関して改善の処置を要求いたしたものであります。
 次に、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項について御説明いたします。
 その一は、陸上自衛隊が配備している軽装甲機動車の巡回点検に関するもの、その二は、航空機の機体及びエンジンの定期修理作業の役務請負契約に係る社外購入部品の調達に関するもの、その三は、陸上自衛隊における即応予備自衛官手当の支給に関するもの、その四は、修理の上使用することが見込まれる物品の再利用に関するもので、これら四件について指摘したところ、それぞれ改善の処置がとられたものであります。
 なお、以上のほか、平成十九年度決算検査報告に掲記いたしました、廃電池の管理、部隊発注工事により取得した財産の国有財産台帳等への記録、専用サービス契約における高額利用割引の適用及び陸上自衛隊の会計業務システムの運用について、それぞれ処置を要求した事項につきまして、それらの結果を掲記いたしました。
 以上をもって概要の説明を終わります。
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木村太郎#5
○木村主査 ただいまの会計検査院の指摘に基づき講じた措置について説明を聴取いたします。北澤防衛大臣。
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北澤俊美#6
○北澤国務大臣 平成二十年度決算検査報告において会計検査院から指摘を受けました事項につきましては、まことに遺憾に存じております。
 不当事項として指摘を受けましたものにつきましては、損害の回復に努めるとともに、綱紀粛正のより一層の徹底を図り、再発防止に万全を期する所存であります。
 次に、処置要求事項のうち、有料道路損失補償額の支払いの指摘につきましては、直ちに米側と調整を図り、引き続き鋭意調整しているところであります。
 その他の指摘事項につきましては、直ちに是正措置を講じたところであります。
 今後このような御指摘を受けることのないよう、より一層事務の適正な執行に努めてまいる所存であります。
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木村太郎#7
○木村主査 この際、お諮りいたします。
 お手元に配付いたしております決算概要説明等のうち、ただいま説明を聴取した部分を除き、詳細な説明は、これを省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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木村太郎#8
○木村主査 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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木村太郎#9
○木村主査 以上をもちまして防衛省所管についての説明は終わりました。
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木村太郎#10
○木村主査 これより質疑に入ります。
 質疑の申し出がありますので、これを許します。小泉進次郎君。
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小泉進次郎#11
○小泉(進)分科員 きょうは、分科会で初めての質問の機会をいただきまして、大臣も御出席いただいて、お忙しい中ありがとうございます。
 きょうは、もともと幾つか質問を通告してありますが、その前に一つ触れたいことがあります。それは、やはり普天間問題。
 先週、五月の十四日、あれは安全保障委員会でしたが、北澤大臣そして岡田外務大臣も御出席のもとに、私が三十分間質問をさせていただきました。ただ、その場では、岡田大臣とは初めての質問の場だったもので、北澤大臣には一度も質問を振ることなく終えてしまいました。
 その日、岡田大臣の発言で、今までの私の認識とは違う点が幾つかありました。その点、大臣が同じ認識をお持ちかどうか、確認をさせていただきたいと思います。
 一つ目が、岡田大臣があの質問でおっしゃったこと、それは、政府案はないと明言されたことなんです。
 それは、五月末の決着まであと二週間を切った今この時点で、あのときは四日前ですから、五月の十四日の時点で岡田大臣が、政府案はないと明言をされたこと、政府案がないということで間違いはありませんか。
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北澤俊美#12
○北澤国務大臣 五月十四日の質疑は私も陪席をして十分聞いておりましたが、あのときのやりとりの中で、外務大臣が、政府案がない、こういうふうに言ったのは、まず、鳩山総理を中心にした関係閣僚の中で方向性について共通認識を共有して、それを米側そしてまた地元側と調整を進めている中でつくり上げていく、今その過程にあるということを言いたかったのではないかなというふうに認識しております。
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小泉進次郎#13
○小泉(進)分科員 つまり、正式な政府案というものはまだないということでよろしいんですよね。
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北澤俊美#14
○北澤国務大臣 これはとらえ方の問題だというふうに思います。
 一定の共通認識はあります。しかし、それが米側あるいは地元側と協議をする中で、削られる部分、調整がつかない部分、そういうものが出てくることは、交渉事ですから当然のことで、それを、岡田大臣独特の生まじめな性格で、正確を期すために、ないと、多分そう言ったのではないか。
 私とすれば、方向性がある中で調整をしていく過程で、私のように大ざっぱな人間は、政府案の概要はあるんだろう、こういうふうには認識しておりますが、正確に言えば、岡田大臣の言い方も、これはより正確な言い方なのかなという考えを私自身は今持っております。
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小泉進次郎#15
○小泉(進)分科員 ということは、政府案の概要はあるけれども、政府案はないということですね。
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北澤俊美#16
○北澤国務大臣 今、政府案を正確につくり上げる、そして、それが総理の言う五月の末に提示できる、そういう過程にある、しかも極めて煮詰まってきている段階、こういうふうに認識しております。
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小泉進次郎#17
○小泉(進)分科員 煮詰まってきていると言いますが、煮詰まってきているのは、もうこの時期に来てかなり議論も煮詰まり、沖縄も徳之島も正式な政府案を提示されるのを待っていると思うんです。
 そして、大臣は政府案の概要はあるとおっしゃいましたが、あのとき岡田大臣は、報道でされているいわゆる政府原案と言われるもの、つまり、辺野古の修正案、現行案の修正案、それと徳之島に対する訓練もしくは機能の移転、これを報道関係は政府原案と呼びますが、この政府原案も政府案もないとはっきりおっしゃった。そして、それが岡田大臣の生まじめな性格からくるものだとしたら、まじめな方が言うことですから、政府案がないということは間違いないのかなと。
 そして、大臣が今おっしゃったのは、政府の案の概要はあるということですが、仲井眞知事が大臣に直接お求めになったような紙にできるものはないということで現時点でよろしいですね。
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北澤俊美#18
○北澤国務大臣 前政権の日米合意も、ロードマップがきちんと決まるまでには、例えばV字案にたどり着くまでには、L字から始まってポンツーンから、さまざまな案がありました。それを一つずつ詰めながら来られたわけでありまして、当時、野党の我々とすれば、そこで協議されていた内容はつまびらかにはされなかった。
 だから、それと同じ進行で今来ている。あれほど拡大したものではなくて、ロードマップの中で国内あるいはグアムへ移転するというような事案については我々も認めておるわけでありまして、残された普天間の移設先、これに今特定して協議をしておるわけであります。その辺のところはぜひ御理解をいただきたいと思います。
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小泉進次郎#19
○小泉(進)分科員 ということは、政府として考えているのはこれです、あとは修正もしくは変更に応じられる範囲で協議をしましょう、こういう段階でよろしいですか。
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北澤俊美#20
○北澤国務大臣 そのように考えていただいていいと思います。
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小泉進次郎#21
○小泉(進)分科員 ありがとうございます。
 二つ目の岡田大臣がおっしゃったことは、五月末決着、この決着とは何かということなんです。決着の定義です。
 岡田大臣は、決着というのは合意ではない、理解だというふうなことを言いました。あの場に大臣も長島政務官もおいででしたから、あのやりとりはよく覚えているかと思いますが、今までの話だと、決着というのは、沖縄との合意、政府、連立三党の中での合意、そしてアメリカとの合意、この三つの合意をすべて取りつけるのが五月末の決着の意味だと。つまり三つの合意です。
 しかし、五月十四日の質問の場で、岡田大臣はかたくなに合意という言葉を使うのを避けました。そして、私も、なぜ合意という言葉を使えないのかということをただしました。それでも、理解ということで終始一貫をしていました。
 大臣の考える五月末決着の定義を教えてください。
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北澤俊美#22
○北澤国務大臣 あのときは、小泉委員、国会へ初めて出てきて、地方議会もやらない割には詰めがなかなか厳しかったな、そのせいか大臣答弁もややエキサイトしていたなというふうに今思い出しておるわけでありますが、五月末に決着するという言葉は総理がずっと申し上げておることでありまして、私は、前政権の日米合意ができた後も、アセスの問題、それからそれに対する当該知事の工法に対する認可、そういうものが当然残るわけでありまして、今回、この五月末にはきちんとした方向性は出して、その中で詰め切れないものは当然残るだろうというふうに思っております。
 しかし、おおむね、米側、そしてまた特に地元は、民意の代表者として、民主主義制度に基づいて選ばれた知事あるいは市町村長、そういう方々が代表して一定の協議に入るということではなかろうか、こういうふうに思っております。
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小泉進次郎#23
○小泉(進)分科員 ありがとうございます。
 五月末の合意を得ること、それは違うんですか。理解を得ることなんですか。合意というのか理解というのか、岡田大臣は理解だったんです。私は、今までの鳩山さんが言ってきたこと、ずっと合意を得るということを言ってきましたから、関係閣僚の皆さんも同じように合意を決着とするのは当然のことだと思うんです。
 大臣は、詰め切れないものは五月以降もやるのは当然だと言いましたが、国民の今までの鳩山総理の発言からとらえたイメージというのは、五月末、これで在日米軍再編は前に進むんだ、普天間の危険性の除去もそこで進むんだという認識が五月末決着の国民の持つ認識なんです。どうかその発言の後退を関係の五閣僚の皆さんが自覚していただいて、何か気づけば、五月末まではできる限りのことはやるという今の雰囲気を当たり前のように思わないでいただきたい、ぜひそれを申し上げたいと思います。
 三つ目。鳩山総理が五月末の決着を御自分の判断で決めたと私は思っていました。そうしたら、岡田大臣は、それは違う、関係五閣僚で決めたことだとおっしゃいました。その御認識、鳩山総理が御自分の判断で決めたのではなく、五月末決着だというのは、総理、官房長官、防衛大臣、外務大臣、そして沖縄北方大臣、この関係五閣僚で決めたということでよろしいですか。
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北澤俊美#24
○北澤国務大臣 総理はみずから、あの当時、ほぼ半年という意味合いだったというふうに思いますが、総理自身がこれについて強い思いを持って五月末ということを主張されて、それを五閣僚の中でオーソライズした、こういうことであります。
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小泉進次郎#25
○小泉(進)分科員 ありがとうございます。
 岡田大臣が明言をされた三つのこと、大臣も、性格の違いの表現の違いでしょうか、最初の一点を除けばほぼ同じということですが、五月末の決着がなされなかったとき、関係五閣僚の皆さんが決めた五月末の期限ですから、それが果たされなかったときの対応というのを関係五大臣皆さんが御認識いただいて、残り二週間を切った今、一刻も早い解決に全力を傾けていただきたいと思います。
 それでは、きょう、もともと質問も通告をしておりました。これから、幾つかその質問内容に沿って質問をします。
 一つ目の質問ですが、私、地元が横須賀で、海上自衛隊、陸上自衛隊、航空自衛隊、そして在日米海軍基地と、すべての国防を担う組織といいましょうか施設、これが集中している。もちろん、那覇や対馬、その地域も陸海空あわせて、そして米軍基地施設はそろっておりますが、横須賀の在日米軍基地というのは実力部隊、いわゆる戦力となる部隊がおりますから、そういった地方自治体は日本全国の中でも私の地元横須賀だけだと思います。
 その中で頻繁にある行事というのが、海外の任務に赴く海上自衛隊の護衛艦の出港式そして帰国式なんです。昨年の十一月の二十九日ですが、私の地元横須賀の海上自衛隊の地方総監部で行われたのが護衛艦「はるさめ」の帰国式でありました。この「はるさめ」というのは、当時、海賊対処でソマリア沖から帰ってきた船であります。
 私は、それに出席をして驚いたことがありました。それは、政府からどなたも出席をされていなかったことなんです。政府の命令のもとに、厳しい環境のもと、与えられた任務を粛々とこなしている多くの隊員、その皆さんが無事に任務を終えて帰ってきたときに、命令をした政府側からだれも出席をしていない。私はショックを受けました。
 その後、自民党では部会がありまして、あれは国防部会だったと思いますが、国防部会でその場に出席をされていた防衛省の方々に私はその点をただしました。そうしたら、現地には行っていないけれども、後日、防衛省の本省の方に指揮官を呼び、その指揮官に対して防衛大臣が直接会い、あれは特別賞状というんですかね、総理大臣特別賞状を授与している、ちゃんとやっていますということでした。
 しかし、私が言いたいのは、後で指揮官を呼んで、本省の方で大臣が会って労をねぎらうことではないんです、あの帰国式もしくは出港式、あの現場の姿を皆さんにも見てほしいんです。それはどういう姿か。長島政務官、そしてきょうはいらっしゃいませんが楠田政務官も含め、横須賀まで足を運んでくださったお二人、あの現場の状況、そして、隊員だけではなくて、どういう方々がその式典に集まっているか、よくおわかりだったと私は思うんです。
 長島政務官、三月の十八日ですが、「たかなみ」そして「はまぎり」の出迎え、歓迎行事、こちらに長島政務官も出席をされました。私は非常にうれしかった思いがあります。政府が動いてくれたと。あの場の光景、そして来ていた方々、どういった思いを政務官はお持ちになりましたか。
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北澤俊美#26
○北澤国務大臣 小泉委員には、地元が横須賀ということで、とりわけ思いを強くしていただいて、自衛隊の活動に参加をしていただいておりまして、大変ありがたく思っております。
 また、横須賀の市民の皆さん方も非常に愛着を持っていただいておりまして、たまたま私の同級生が長いことあそこの日赤の院長をしていましたので、訪ねていったりしたこともありまして、独特の雰囲気は私も十分承知をしておるわけであります。
 自衛隊の任務につきましては、我々とすれば、この重要性を改めて認識させる観点から、出港、帰港、その任務完遂の労をねぎらう、そんなようなことで、御家族に対する感謝の意も含めまして、可能な限り防衛大臣初め政務三役が出席するように配慮をいたしております。やむを得ず政務三役の出席が困難な場合には先ほど御指摘のありましたようなこともありますが、我々が政権を担当して以来、今御指摘のありました「はるさめ」の一件だけ三役が出なかったわけであります。
 私も大臣になりまして、一番最初に、十月の十三日、「たかなみ」「はまぎり」が横須賀で出港行事をやったわけでありますが、そのとき事情をいろいろ聴取しましたら、前政権はその前の三回にわたっての行事についてだれもお出にならなかったと。我々とすれば、それはよくないじゃないか、極力我々は出るようにしなきゃいかぬという基本的な考えをまとめた上で、まず榛葉副大臣が行かれて、その後、楠田政務官が行った。
 たまたま、三回目のこの「はるさめ」のときは四人が全く対応ができなくて、そこへ小泉委員が御出席をいただいたということで、強い御指摘をいただいて、それ以降も、早目に日程を組む段取りをしまして、それ以降は全事業について出席をさせていただいておる、こういうことであります。
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小泉進次郎#27
○小泉(進)分科員 ありがとうございます。
 大臣や民主党の閣僚の方、もしくはほかの委員の方、よく自民党政権の話をされますが、自民党政権がやってこなかったじゃないかと、それは私はもうやめてほしいんです。自民党政権がやらなかったことでやるべきだったことは、それはやってくれればいいんですよ。だから、ぜひ、そういう発言をされないで、もう国民もそれを求めていませんから、自民党政権がやらなかったこと、やるべきことをやらなかったこともあるでしょう、そこは非を認め、反省をし、本来やるべきだったものを民主党政権で、政権交代したんですから、やってほしいと私は言っているんです。
 そして、この帰国式、出港式に対する政府の対応も、自民党政権で過去三回だれも政府から出席をしなかったと大臣はおっしゃいました。そして、やるべきだと考えていたところに、たまたま、政権交代後、政務三役も大臣もだれも出席をしないこの「はるさめ」の行事に私が出席をして、政府からだれもいないのを見られてしまった、そういうことですが、私があの国防部会で指摘をしたとき、そういう反応は防衛省の方からいただきませんでしたよ。今大臣から指示をいただいていますなんということはまるっきり言われなかった。それを、あたかも、あれは考えていたんですと言われることは、私はすとんときません、納得ができない。
 長島防衛大臣政務官が三月の十八日、現地に行ってくださいました。そして、総理大臣の特別賞状を代読として読んでいただきました。あの場、私はあれが、なぜそこまで私がやってほしいと言うのかといったら、後日、指揮官を大臣が防衛省に呼んでも、そこで表彰されたとわかるのは、見られるのは、その場にいる大臣を含めた一部の防衛省の本省の方だけですよ。しかし、この現場にはだれがいるかといったら、隊員の御家族、そして自衛隊の後援会、協力会の方々、こういった地元地域で自衛隊の活動を支える多くの方々が現地にいるんですよ、あの岸壁に。その姿を長島政務官も楠田政務官も自分の目で見たと思うんです。
 だからこそ、そういった多くの皆さんの前で隊員の労をねぎらってほしい。そして、よく任務を無事に、そして粛々とこなしてくれたと、このねぎらいを多くの方の前でやっていただくことが、自衛隊員の士気の向上、そして自衛隊を抱える地方自治体の市民の理解、これを得るためにも私は非常に重要なことだと思っているんです。
 どうか、この今の改めた政府対応、これを引き続き、防衛大臣、そして防衛大臣が御出席いただけないとき、政務三役の皆さんが今後ともでき得る限り足を運んでいただけることを心からお願いしたいと思います。
 次の質問ですが、この海上自衛隊を含めた私の地元横須賀の自衛隊に関することです。
 さっき申し上げましたとおり、陸海空すべての自衛隊の施設があります。海上自衛隊だったら、主なものを言えば、横須賀の海上自衛隊地方総監部、そして陸自でいえば、第一教育団、そして新しく改編をされた少年工科学校が高等工科学校にもなり、これからの自衛隊を担う若き高校生の世代がそこで訓練を、そして勉学を積んでいます。また、通信学校も久里浜の地にあります。航空自衛隊は、PAC3も武山駐屯地の中に配備をされているんです。第二高射隊があります。
 こういった中で、この横須賀において、陸海空の自衛隊の持つ日本の安全保障、国防における意義、そして役割、大臣の方、政府の考えを教えていただきたいと思います。
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長島昭久#28
○長島大臣政務官 お答えを申し上げます。
 小泉委員御指摘いただいたように、横須賀という自治体は、日本にも珍しく、陸海空の三自衛隊がそろっているんですね。那覇、木更津、対馬もそうなんですけれども、先ほど御指摘いただいたように、米軍も含めると、これは唯一の自治体と言っても過言ではないと思うんです。
 その中で、今、陸海空、少し御紹介いただきましたけれども、一つは陸上自衛隊、武山駐屯地には第三一普通科連隊、歩兵が置かれておりまして、これは紛れもなく首都圏の防衛の一翼を担っている、こういう位置づけであります。その他、御紹介いただきました高等工科学校を初めとして、通信学校、こういう部隊、隊員の教育訓練の大変重要な施設がございます。加えて、海上自衛隊、これは横須賀地区に十二隻の護衛艦を初めとする各種の艦艇が配備をされております。自衛艦隊司令部、護衛艦隊司令部、海上自衛隊の中枢の司令部が配置をされております。加えて、航空自衛隊、PAC3、これは首都圏防衛のための弾道ミサイルの大変重要な基地になっている。こういう観点からいって、横須賀市、非常に重要であります。
 今、沖縄の基地の問題が大変国民の間で問題になっておりますけれども、横須賀市における米軍も含めた基地施設の配置というのは、私ども、日本の安全保障、あるいは在日米軍ということを考えれば、東アジア、アジア太平洋地域の平和と安定に大きな貢献をしている、そのまさに根拠地が横須賀でありますから、今後とも小泉委員にはぜひお支えをいただきたい、このことをお願い申し上げたいと思います。
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小泉進次郎#29
○小泉(進)分科員 ありがとうございます。
 自衛隊とともに横須賀にあるのが、在日米海軍横須賀基地であります。第七艦隊の事実上の母港でもあります。そして、アメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンも入港を既に始めております。
 この在日米海軍横須賀基地の、日米安保、そして日本の安全保障に与える意義と役割も教えてください。
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