予算委員会

2011-04-26 衆議院 全231発言

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会議録情報#0
平成二十三年四月二十六日(火曜日)
    午後零時五十八分開議
 出席委員
   委員長 中井  洽君
   理事 泉  健太君 理事 城井  崇君
   理事 武正 公一君 理事 手塚 仁雄君
   理事 中川 正春君 理事 若泉 征三君
   理事 塩崎 恭久君 理事 武部  勤君
   理事 富田 茂之君
      安住  淳君    石毛えい子君
      稲見 哲男君    打越あかし君
      生方 幸夫君    小川 淳也君
      緒方林太郎君    大串 博志君
      岡田 康裕君    金森  正君
      川村秀三郎君    吉良 州司君
      工藤 仁美君    郡  和子君
      佐々木隆博君    菅川  洋君
      空本 誠喜君    高井 美穂君
      高邑  勉君    竹田 光明君
      中後  淳君    津村 啓介君
      道休誠一郎君    中川  治君
      中根 康浩君    中屋 大介君
      仲野 博子君    仁木 博文君
      橋本 博明君    花咲 宏基君
      福田衣里子君    本多 平直君
      水野 智彦君    向山 好一君
      村越 祐民君    山口  壯君
      渡部 恒三君    小里 泰弘君
      小野寺五典君    金子 一義君
      金田 勝年君    小泉進次郎君
      佐田玄一郎君    齋藤  健君
      菅原 一秀君    額賀福志郎君
      野田  毅君    馳   浩君
      山本 幸三君    石田 祝稔君
      遠山 清彦君    笠井  亮君
      吉井 英勝君    阿部 知子君
      江田 憲司君    山内 康一君
      下地 幹郎君
    …………………………………
   内閣総理大臣       菅  直人君
   総務大臣         片山 善博君
   財務大臣         野田 佳彦君
   文部科学大臣       高木 義明君
   厚生労働大臣       細川 律夫君
   農林水産大臣       鹿野 道彦君
   経済産業大臣       海江田万里君
   国土交通大臣       大畠 章宏君
   環境大臣
   国務大臣
   (防災担当)       松本  龍君
   国務大臣
   (内閣官房長官)     枝野 幸男君
   国務大臣
   (国家公安委員会委員長) 中野 寛成君
   国務大臣
   (金融担当)       自見庄三郎君
   国務大臣
   (経済財政政策担当)   与謝野 馨君
   国務大臣
   (国家戦略担当)     玄葉光一郎君
   財務副大臣        五十嵐文彦君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁原子力安全・保安院長)     寺坂 信昭君
   政府参考人
   (環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長)   伊藤 哲夫君
   政府参考人
   (環境省水・大気環境局長)            鷺坂 長美君
   参考人
   (原子力安全委員会委員長)            班目 春樹君
   参考人
   (東京電力株式会社取締役社長)          清水 正孝君
   予算委員会専門員     春日  昇君
    —————————————
委員の異動
四月二十六日
 辞任         補欠選任
  石毛えい子君     工藤 仁美君
  稲見 哲男君     中川  治君
  城島 光力君     仁木 博文君
  高井 美穂君     中屋 大介君
  三谷 光男君     安住  淳君
  水野 智彦君     中後  淳君
  宮島 大典君     花咲 宏基君
  小里 泰弘君     額賀福志郎君
  馳   浩君     小野寺五典君
  遠山 清彦君     石田 祝稔君
  笠井  亮君     吉井 英勝君
  山内 康一君     江田 憲司君
同日
 辞任         補欠選任
  安住  淳君     橋本 博明君
  工藤 仁美君     石毛えい子君
  中後  淳君     水野 智彦君
  中川  治君     稲見 哲男君
  中屋 大介君     高井 美穂君
  仁木 博文君     向山 好一君
  花咲 宏基君     道休誠一郎君
  小野寺五典君     馳   浩君
  額賀福志郎君     小里 泰弘君
  石田 祝稔君     遠山 清彦君
  吉井 英勝君     笠井  亮君
  江田 憲司君     山内 康一君
同日
 辞任         補欠選任
  道休誠一郎君     福田衣里子君
  橋本 博明君     菅川  洋君
  向山 好一君     岡田 康裕君
同日
 辞任         補欠選任
  岡田 康裕君     城島 光力君
  菅川  洋君     空本 誠喜君
  福田衣里子君     緒方林太郎君
同日
 辞任         補欠選任
  緒方林太郎君     宮島 大典君
  空本 誠喜君     三谷 光男君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 国政調査承認要求に関する件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 予算の実施状況に関する件(東日本大震災関連)
     ————◇—————
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中井洽#1
○中井委員長 これより会議を開きます。
 議事に入るに先立ち、一言申し上げます。
 去る三月十一日に発生した東日本大震災とそれに伴う大津波により、幾多のとうとい命が失われましたことは、まことに痛恨のきわみであります。ここに、犠牲となられた方々とその御遺族に対しまして深く哀悼の意を表し、被災者の皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
 これより、犠牲となられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。
 御起立をお願いいたします。——黙祷。
    〔総員起立、黙祷〕
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中井洽#2
○中井委員長 黙祷を終わります。御着席ください。
     ————◇—————
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中井洽#3
○中井委員長 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
 予算の実施状況に関する事項について、議長に対し、国政調査の承認を求めることとし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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中井洽#4
○中井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
     ————◇—————
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中井洽#5
○中井委員長 予算の実施状況に関する件について調査を進めます。
 本日は、東日本大震災関連についての集中審議を行います。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、参考人として原子力安全委員会委員長班目春樹君、東京電力株式会社取締役社長清水正孝君の御出席を求め、意見を聴取し、政府参考人として資源エネルギー庁原子力安全・保安院長寺坂信昭君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長伊藤哲夫君、環境省水・大気環境局長鷺坂長美君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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中井洽#6
○中井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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中井洽#7
○中井委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安住淳君。
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安住淳#8
○安住委員 きょうは予算委員会の集中審議でございますけれども、中井委員長を初め武部筆頭理事、野党の皆さんにも、質問に立たせていただきまして、本当に御配慮いただいてありがとうございます。きょうは、国会対策委員長というよりは被災地の議員として質問をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 閣僚の皆さんにも、連日被災地等々入っていただきまして、いろいろな御無理、お願いを申し上げましたが、迅速にこたえていただきまして、本当に感謝を申し上げます。
 私がきょう質問に立たせていただくのは、実は、私の地元の石巻地方というのは、最も死者・行方不明者が多数出たところでございます。いまだに一万人弱の方々が行方不明、死者としてありまして、本当に親戚のどなたかが亡くなっている、そういう方々ばかりでございます。避難所にも、まだ二万人近い方々が周辺地域で御苦労しておられますので、私も実家の方が被災をして、週末帰ってもなかなか住むところもなくて、石巻市役所の方にお世話になりまして、この一カ月間は災害対策本部で一緒に寝起きをともにしてきたものでございますから、きょうは、そうした中から、率直な疑問やこうあるべきではないかということについて、少しお話をしたいというふうに思っております。
 この間、自衛隊を初め多くの政府関係機関並びに米軍を初め世界各国から御支援をいただいたことに本当に心から感謝を申し上げます。また、ボランティアの皆さん初め全国の支援者の皆様にも厚く御礼を申し上げます。
 総理、本当に御苦労さまでございます。私個人の感想を含めて申し上げますと、三陸沿岸、岩手、青森も入りますが、宮城、福島、場合によっては千葉までのこの大災害。私の地域は本当に漁業の盛んなところで、世界三大漁場、多くの方々が戦前戦後、営々となりわいを立ててきました。私の家も含めてそうでございますが、あの津波は多分、何十万人ものそういう方々の、戦後築き上げてきた人的財産そして資源、すべてを一瞬にして奪ってしまったということは私は言えると思うんです。
 政府も素早い対応をそれぞれ打っていただきましたが、私は少し疑問にといいますか、ちょっと感想を申し上げますと、やはり、国で今ある法整備は、激甚災害を想定した法体系なんです。しかし、今度の場合は、後で福島原発のことも少し触れさせていただきますが、今までの法体系の激甚災害ではとても対応できないような、とてつもない大災害。もしかしたら、太平洋戦争が終わった後、最も困難な局面に今あるのではないかと思っております。
 私は、まずそうした認識を踏まえて、どういうふうに政府が対応していくのかということについて、総理の御認識をまず伺わせていただきたいというふうに思っております。
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菅直人#9
○菅内閣総理大臣 大震災発生以来、安住議員には、地元での被災がありながら、国会対策委員長という立場でも、その中でも大変活動いただいたことをお礼申し上げ、また地元の皆さんにもそういった経緯を私の方からも説明を申し上げたい、こう思っております。
 今、今回の地震、津波、原発、いわゆるこれまでの法体系で予想されなかった、あるいは、それでは対応し切れない大震災だという認識、私も全くそのとおりだと思っております。
 特に、今回の場合、津波の被害が大きかったことと、そして原子力災害という、ある意味では我が国にとっても初めての、新しい形の災害、それが同時に発生し、そして同時にそうしたことに対応しなければならないという中で、私も、二つの本部を即日立ち上げ、できる限り頑張ってまいったつもりでありますけれども、すべてに対して一〇〇%確実にやれたかと言われれば、いろいろな反省点もあるわけであります。
 しかし、これから復旧から復興に向けて、今お話のあったように、従来の法体系というものに、場合によってはそれにかかわらず、それを超えて、しっかりした対応あるいは対策を打っていかなければならない、こう考えております。
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安住淳#10
○安住委員 ありがとうございます。
 そこで、何点か個別の案件についてお伺いをしたいというふうに思っています。
 まず、瓦れきの処理の問題が地域では大きな問題になっております。
 実は、どれだけこの震災がすさまじかったかということを少し数字でお示ししたいと思います。お手元に資料を配っておりますけれども、実は、私の住んでいる宮城県の話で恐縮でございますが、これはテレビの皆さんにもごらんいただきたいんですが、宮城県内で今、積算を宮城県にお伺いしますと、一千八百万トンの瓦れきが出ています。これは実は宮城県の二十三年分の瓦れきでございます。
 これは宮城県全体ですね。ところが、私の直撃をした被災地の石巻市だけを見ますと、約六百万トンの瓦れきが出ています。宮城県の石巻市で一年間に処理する廃棄物は五・三万トンぐらいですから、簡単に単純に申し上げますと、あの一瞬の津波で百年分の瓦れきが出てしまったということなんです。これを見ただけでも、いかに破壊がすさまじかったかということは私は国民の皆さんにもおわかりをいただけるのではないかなと思うんです。
 さて、この瓦れきの処理というのは、実は、今、町の中にある瓦れきをきれいに処理するのを一次処理と申します。この一次処理をした後、さらにそれをきちっと分けて、分別をしてまた処理をするのを二次処理、最後は最終処分ということになるわけでございますが、このお金と人は、やはり大変な経費と人的エネルギーが必要だろうなと私は思っております。
 阪神・淡路大震災のときの例を神戸市の方にお伺いしますと、大変な人手がかかった、瓦れきの処理チームだけで、何年間にわたって神戸市で百人ぐらいのチームでこの仕事をやり遂げたというんですね。神戸市は人口が石巻の比べ物にならない数でございます。しかし、今度の問題は、三陸沿岸のどの町も、町の庁舎すら破壊をされて、それぞれ小さな町役場が本当に連ねております。
 松本防災大臣、この瓦れきの処理は、確認をさせていただきますけれども、国の経費で全額、一次の処分も二次の処分もまずは見ていただくという認識でよろしゅうございますね。
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松本龍#11
○松本(龍)国務大臣 お答えいたします。
 石巻にも三週間ほど前に行きましたけれども、大変な寒さの中、河北のところでは自衛隊の皆さんが御遺体の捜索をされておりました。
 そういう状況の中で、瓦れきの問題、大変重要な御指摘であります。二次、三次ということでいえば、仮置き場から中間処理、最終処理ということでありましょうけれども、最終的にすべてが国庫負担ということで取り組ませていただいておりますし、最重要の課題としてこれからも鋭意努力をしてまいりたいというふうに思っております。
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安住淳#12
○安住委員 ありがとうございます。
 実は、何を心配しているかというと、地元の例だけで恐縮ですけれども、この六百万トンになる瓦れきを処理するのに、市役所の方で積算をなさると、石巻市だけで多分四千億円前後のお金がかかるのではないかということなんですよ。ということは、大臣にそう言っていただいて安心しましたが、もし後で一%でも地元負担になると、それだけであっという間に四十億、二%だったら八十億。そうなると、市役所や県は大変なためらいを持つわけですね。ですから、そういう点では、安定した、ちゃんとしたスキームのもとに資金を国からフォローアップしていくということを、安心感を持ってやはり地元に伝えていただきたいというふうに思います。
 さらに、もう一点です。やはり人の手配が非常に重要だと思うんですね、大臣。今、実は片山総務大臣には私も電話で直接お願いをさせていただきましたけれども、これは、片山総務大臣にお答えいただければと思いますが、全国の市町村会なりからやはり応援をいただかないと、多分なかなか町や市では対応し切れない。私は、宮城県や岩手県でもちょっと大変なんじゃないかなと思うので、そういう点では、応援の部隊を長期にわたってやはり派遣する仕組みというのも必要だと思います。
 この二点について、松本大臣とそれから片山大臣に御答弁をいただきたいと思っております。
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松本龍#13
○松本(龍)国務大臣 お答えいたします。
 市町村の横横の支援は総務大臣の方からお答えになると思いますけれども、厚生労働省を中心として、緊急雇用創出事業というのがありまして、いち早く、瓦れきの処理に被災された方々の雇用を生み出そう、仮設住宅もそうしようということで、何よりも、なれない作業でありますので安全に気をつけていただいて、被災された方々に雇用を創出しようということで、そういう事業もつくっているというところでございます。
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片山善博#14
○片山国務大臣 市町村がこれから復旧復興を進めていく過程でマンパワーというのは非常に重要になってきます。しかも、それぞれ専門的な経験とか知識を持った職員がある一定期間必要になってくるというステージになります。
 そこで、全国市長会と相談をしまして、全国の市町村からそういう知見を持った職員を派遣してもらうということにしておりまして、現在、被災地から七百名弱の、それぞれ専門的な職種に応じて要請が来ておりまして、これを全国の市町村に照会をかけましたところ、二千数百名の応募がありまして、順次、市町村の受け入れ体制が整うに応じてその派遣をするという仕組みにしております。これからも、それぞれ復旧復興の段階が変わってきますので、それに応じて柔軟に、地元の要請を受けて、これを全国から募って適宜派遣をしていきたいと考えております。
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安住淳#15
○安住委員 ありがとうございます。
 市役所や町役場の職員の方も被災をしております。そういう点では、やはりマンパワーをどういうふうにお手伝いに行くかというのも、本当に国の大きな責任だと私は思っておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 さて、私もまだまだ全部を歩いているわけではございませんので、そういう点では不十分かもしれません。しかし、三十カ所近くの避難所、宮城県内、岩手県を歩かせていただいて、一番ニーズが高い、御要望が高いのは、やはり仮設住宅なわけですね。この仮設住宅をとにかく早くつくってほしいという声をやはり多くの皆さんがお訴えになられております。ごもっともなことだと思います。あの寒い中で体育館や小中学校の教室にいるのは本当に忍びないといいますか、特に年配者の方や小さなお子さんを抱えた御家族を見るに本当に忍びないところがあります。
 そこで、やはり国の責任、また県や市にも頑張っていただいて、市町村にも頑張っていただいて、この仮設住宅の完成を何とか急ぎたいというふうに思っております。
 そこで、ボードを出させていただいて、今の現状について、これは提案も含めて少し大畠大臣とお話をさせていただきたいと思います。
 大畠大臣、今この資料を出させていただいたのは、これは国土交通省からいただいたものをもとにつくらせていただきました。確認いたしますけれども、御要望のある戸数は七万二千二百九十。現時点といいますか四月三十日累計で、そのうち、でき上がり、完成をするというのは三千五十二、全体の四・二%ということになります。私は、残念ながら、これはちょっと遅いんじゃないかなと思いますが、まず、この事実はこれで間違いございませんか。
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大畠章宏#16
○大畠国務大臣 安住議員の御質問にお答えを申し上げます。
 仮設住宅に関する現状について質問をいただきました。現状について御報告を申し上げたいと思います。
 まず、私ども国土交通省としても、御指摘のように、仮設住宅を早急に完成させ、今避難所で生活をされている方が一日も早く仮設住宅に入っていただくことが大変重要だと認識しておりまして、各県とも連携をとりながら、今日までやってまいりました。
 そのときに大変大事な視点は、土地の確保でございます。これは、各自治体とも、県も一生懸命にその土地の確保に尽力していただきまして、現在のところを申し上げますと、岩手県が約一万二千五百戸の土地、それから宮城県が二万八千戸の土地、福島県が約一万一千戸の土地を確保していただきまして、先週より二万五千五百戸の増加となりまして、現在、土地の確保は五万一千五百戸となりました。
 この土地を活用して仮設住宅を建てるために、国土交通省から、これまで二十四人でありましたけれども、四十九人にふやしまして、土地の確定の支援をしているところであります。
 さらに、御指摘のように、岩手、宮城、福島の三県から、合わせて七万二千二百九十戸の仮設住宅を建てるようにという要請をいただいておりまして、昨日、四月二十五日時点では、百八十八地区、一万六千四百四十五戸の建設に着手し、御指摘のように、今月末時点には約三千戸、そして五月末までには約三万戸の仮設住宅を完成する見込みとしております。六月以降については、まだいろいろな要因がありますが、八月までには三万戸のさらに供給準備をしておりまして、各県と連携をとりながら、早急に完成するように努力してまいりたいと思います。
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安住淳#17
○安住委員 私から何点か提案をさせていただきたいと思います。
 実は、私どもの住んでいるこの三陸の地域というのは、本当に山が険しくて、そこからもう急激に海に向かって土地がほとんどなくて、平らなところに今まで民家がありました。私のところも、沿岸部から大体二十メーターぐらいのところに、本当に軒を連ねて集落がずっとあったというところなんです。ですから、場所を探すのが容易でないことは私も百も承知なんです。ただ、そうはいっても、やはりその同じ地域の中、圏域の中で土地を探し、人を手配し、早急に仮設をつくっていただかなければ、住民の皆さんに本当にこの苦しみを長く続けさせるわけにはいかないという姿勢をもっとやはり出していただく。
 そこで、大臣、まず私の提案は二点ほどございます。
 まず一点なんですけれども、災害援助法の法律を見ますと、民有地の活用は、無償でやればいいよと書いてあるんですね。国有地だったらいいと。民有地をもし借り受けるのだったらば、無償で民有地を借りてここに仮設をつくるのはいいと書いてあるんですが、思い切って、これは有償でやる。つまり、民間の土地を借り上げてでも仮設をつくるというのが、私はスピードアップのまず第一だと思うんです。
 それから、もう一つは、土地が狭いものですから、私の集落なんかも二階建てにしてもらうといいと思うんです。ところが、二階建てにすると、私はなるほどと思ったんですが、建築基準法で構造計算をすると厳しくなって、くい打ちは今木なんですよ、木を打って、それをコンクリートにしないとだめだから、三週間以上後ろに延びるというんです。ということは、運用でこれをうまくやればできるんじゃないでしょうか。
 私は、ここは、法律の壁を越える、先ほど総理が御指摘ありましたけれども、やはり今までの災害と違うスピードアップをしていくためには、この二点については少し知恵と工夫を早急にしていただくとありがたいと思うんですが、いかがでございますか。
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大畠章宏#18
○大畠国務大臣 ただいま二点の御提案を賜りました。
 一つは、土地の確保という意味で、もっと柔軟な形で土地を確保したらどうかということでございます。
 御指摘の点を踏まえて私ども努力いたしますが、農地、企業の工場建設予定地、あるいは私的な土地、いずれも、ぜひとも、きょうのテレビをごらんの皆さんにもお願いを申し上げますが、各市町村に自分の土地を提供したい、そういう方は、ぜひ各市町村の担当のところにお申し出をいただきたいと思います。私ども国土交通省としても、係官を派遣して現在土地の確保に努めておりますが、ぜひ、安住議員の御提言を受けて、私たちも全力を挙げてまいりたいと思います。
 それから、二階建ての件でございますが、これは既に、二階建ての仮設住宅を建てたい、そういう御希望もございまして、私どもも、二階建ても含めて柔軟に対応すべき、特に三陸の方は土地が非常に不足しているということから、何とか仮設住宅も二階建てのものをできないのか、あるいは地元の建設の方々の協力を得てそのような対策ができないか、全力で取り組んでまいりたいと思います。
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安住淳#19
○安住委員 よろしくお願いします。
 それで、細川厚生労働大臣、ちょっと確認しますが、入居期間は二年になっているわけですね。しかし、私はこれはやはり延長すべきだと思います。この二年で、一戸三百万円ぐらいするんですか、落ちつかれて、二年のうちにほかに移れというのはちょっと酷なので、私は、これは何年かやはり延長していくということは当然考えておられると思いますけれども、一言このことについて御答弁いただきたいと思います。
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細川律夫#20
○細川国務大臣 安住委員が御指摘のように、これは原則として二年ということになっておりますけれども、更新して住めるようにいたします。安心して住んでいただくということで、それはやってまいります。
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安住淳#21
○安住委員 今ここでお答えをいただいたことをぜひ実現していただきたいと思います。
 また、義援金、お見舞金の支払いも本当に私は急ぐべきだというふうに思っておりますので、それぞれ配分委員会等を設けさせていただいたようでございますが、対応していただきたいと思います。
 高木文部科学大臣、今回、七百人を超える子供たちが亡くなりました。本当に痛ましいことです。私は、亡くなった子供たちへの何らかのお見舞いの気持ちをやはり国として出すべきだと思っております。例えば、災害共済給付制度等があります。これが適用できないかどうか。私は、これも、やはり子供さんを亡くされた御遺族の皆さんに対して気持ちが伝わるような何らかのことというのはあっていいと思うんですけれども、いかがでございますか。
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高木義明#22
○高木国務大臣 改めて、お亡くなりになられた皆様、そして御遺族の皆さん方には心からお悔やみを申し上げたいと思っております。安住委員も地元で大変御苦労いただいておることを承知いたしております。
 御承知のとおり、学校の管理下における児童生徒の死亡などについては、今、独立行政法人日本スポーツ振興センターの行う災害共済給付制度において、児童生徒の保護者に対して、医療費や障害見舞金あるいは死亡見舞金、これを支給することになっております。被災者の皆さん方の気持ちを考えますと、私も、何とかできないか、何とかしてやりたい、そういう気持ちはございます。
 ただ一方、根拠になるセンター法の施行令によりますと、多数の住民が被害を受ける非常災害による場合については、制度の破綻を回避するため災害共済給付は行わない、このようなことになっております。
 しかし、私たちとしても、今回の状況を踏まえて、加入者の掛金により成立している共済制度の性格、災害共済給付を実施するセンターの資金調達方法、また学校管理下か否かによる扱いの違いの認定の公平性、こういったものの課題はございますけれども、スキームづくりも含めて真剣に検討中でございまして、関係省庁とも連携をとって速やかに結論を出してまいりたい、このように思っております。
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安住淳#23
○安住委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 時間がなくなってきたので、最後に二点だけ伺います。
 三陸は、本当に水産の地域です。農林大臣、漁業者が再建に向けて頑張ろうと今動き出しておりますので、ぜひ助けていただきたいと思いますけれども、私、ちょっと確認しますが、漁港の瓦れきを処理するのに、これは激甚災の適用になっているんですが、ということは十分の九ですね。ということは、環境省は一〇〇%廃棄物はやってくれる。漁港は十分の九で、あとの一割は漁業者がまさか出すということではないですね。これはちょっと確認だけしたいんですが。
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鹿
鹿野道彦#24
○鹿野国務大臣 漁港におけるところの瓦れきの除去につきましては、松本防災担当大臣にも要請をいたしまして、国が全額国庫負担ということでお願いをさせていただいたところでございます。
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安住淳#25
○安住委員 ありがとうございました。
 そして、この瓦れきの処理に向けて、私は、漁業者が瓦れきの処理を始めますから、そこに、例えば、漁業はしばらく、水揚げが六月ぐらいまでできないんですね、市場がやられていますから。その間、そこの漁港の後片づけをする漁業者の皆さんに日当をお支払いして、ある意味で雇用を確保するということもあっていいと思うんですけれども、いかがでございますか。
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鹿
鹿野道彦#26
○鹿野国務大臣 今委員から申されたとおりに、この間、瓦れきの除去等々の作業にかかわっていただく、このようなことでこれから取り組んでいきたいと思っております。
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安住淳#27
○安住委員 きょうはちょっと海江田大臣に質問しようと思ったんですけれども、私、これは意見だけ申し上げさせていただいて。
 やはり、二重債務を抱えたり、中小零細企業をどういうふうにするかというのはとても大事なことです。ここで地元は雇用を確保しているんです。ですから、信用保証協会を使ったさまざまな融資等もぜひ柔軟な対応を、自見大臣もおいででございますが、これはやはりしっかりやっていただきたい。私の気持ちとしては、本当に徳政令で借金を棒引きしてあげてもいいぐらいの気持ちでいます、だってこれは理不尽な災害ですから。それぐらいの気持ちをぜひ政府に持って対応していただきたいと思います。
 最後に、理不尽きわまりないという話になれば、私は、やはり福島の皆さんのことだと思うんです。津波、大震災、それに加えて原子力と風評被害ということでございます。これは本当に四重苦になって、明るい先の見通し、展望がないぐらい、やはり人はつらいことはございません。これは、総理、何としてもこの原子力の災害を一日も早く工程表どおり収束をさせて、そして、今地元を離れている皆さんにしっかりとした先の見える施策をしていかなければならないと思います。
 きょうは、地元の玄葉大臣がおいででございますので、玄葉大臣から、地元の皆さんのところにお帰りになって、いろいろお話を聞いておられるようですから、福島県の皆さんを代表してお話をしていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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玄葉光一郎#28
○玄葉国務大臣 安住国対委員長がおっしゃいますように、私は福島県の出身でございます。したがって、被災地の皆さんの悲しみ、苦しみ、怒り、全身で受けとめております。特に、今おっしゃっていただいた原発問題では、恐怖、緊張、ストレス、不安、これは言葉では表現できないほどのものであることを身にしみて感じております。
 先ほどもお話がありましたが、大切なことは、国が最終的に責任を持つ、そして、既存の制度、枠を超えて前代未聞の事態に前代未聞の対応をしっかりやる。
 こういった事態の中で福島県民の皆さんは秩序を持って冷静に対応されていることを心から誇りに感じております。必ず福島県民を守って、そして必ず福島県を復興させる、そういう強い決意でございますし、福島だけではありませんけれども、宮城、岩手含めて、東日本の復興を日本の再生の先駆例にする、そして、日本の再生がその東日本の復興を支える、そういう日本をつくっていかなければならない、そういう強い決意を持っております。
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安住淳#29
○安住委員 ありがとうございました。
 同じ被災地域の小野寺議員にバトンタッチをいたします。ありがとうございます。
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