予算委員会

2018-04-26 参議院 全105発言

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会議録情報#0
平成三十年四月二十六日(木曜日)
   午後零時五十五分開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月二十九日
    辞任         補欠選任
     青山 繁晴君     今井絵理子君
     井上 哲士君     山下 芳生君
     石井 苗子君     片山 大介君
     有田 芳生君     蓮   舫君
 三月三十日
    辞任         補欠選任
     今井絵理子君     青山 繁晴君
 四月六日
    辞任         補欠選任
     滝沢  求君     岡田  広君
     大島九州男君     浜口  誠君
     小西 洋之君     古賀 之士君
     藤田 幸久君     矢田わか子君
 四月九日
    辞任         補欠選任
     岡田  広君     滝沢  求君
     高野光二郎君     片山さつき君
     古賀 之士君     小西 洋之君
     浜口  誠君     大島九州男君
     矢田わか子君     藤田 幸久君
 四月十日
    辞任         補欠選任
     片山さつき君     高野光二郎君
     滝沢  求君     松山 政司君
 四月十一日
    辞任         補欠選任
     松山 政司君     滝沢  求君
 四月十三日
    辞任         補欠選任
     辰巳孝太郎君     吉良よし子君
 四月十六日
    辞任         補欠選任
     吉良よし子君     辰巳孝太郎君
 四月二十五日
    辞任         補欠選任
     元榮太一郎君     塚田 一郎君
     杉  久武君     河野 義博君
 四月二十六日
    辞任         補欠選任
     塚田 一郎君     元榮太一郎君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         金子原二郎君
    理 事
                石井 準一君
                宇都 隆史君
                高野光二郎君
                二之湯武史君
                丸川 珠代君
                横山 信一君
    委 員
                青山 繁晴君
                朝日健太郎君
                有村 治子君
                上野 通子君
                太田 房江君
                こやり隆史君
                島田 三郎君
                滝沢  求君
                塚田 一郎君
                中泉 松司君
                中野 正志君
                平野 達男君
                舞立 昇治君
                松川 るい君
                元榮太一郎君
                山田  宏君
                吉川ゆうみ君
                和田 政宗君
                渡邉 美樹君
                河野 義博君
                熊野 正士君
                竹内 真二君
                三浦 信祐君
                浅田  均君
                片山 大介君
               薬師寺みちよ君
   国務大臣
       内閣総理大臣   安倍 晋三君
       財務大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(金融)
       )        麻生 太郎君
       文部科学大臣
       国務大臣     林  芳正君
       防衛大臣     小野寺五典君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(経済財
       政政策))    茂木 敏充君
   副大臣
       外務副大臣    佐藤 正久君
       財務副大臣    木原  稔君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        小野 亮治君
   政府参考人
       内閣府政策統括
       官        日下 正周君
       内閣府地方創生
       推進事務局長   河村 正人君
       財務大臣官房長  矢野 康治君
       財務省理財局長  太田  充君
       防衛省防衛政策
       局長       前田  哲君
       防衛省地方協力
       局長       深山 延暁君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○予算の執行状況に関する調査
 (内外の諸情勢に関する件)
    ─────────────
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金子原二郎#1
○委員長(金子原二郎君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 議事に先立ち、申し上げます。
 民進党・新緑風会、日本共産党、立憲民主党、希望の会(自由・社民)の所属委員の出席が得られません。理事及び事務方をして出席の要請をいたさせますので、しばらくお待ちください。
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
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金子原二郎#2
○委員長(金子原二郎君) 速記を起こしてください。
 まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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金子原二郎#3
○委員長(金子原二郎君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に高野光二郎君及び辰巳孝太郎君を指名いたします。
    ─────────────
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金子原二郎#4
○委員長(金子原二郎君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 予算の執行状況に関する調査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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金子原二郎#5
○委員長(金子原二郎君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ─────────────
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金子原二郎#6
○委員長(金子原二郎君) 予算の執行状況に関する調査についての理事会決定事項について御報告いたします。
 本日は、内外の諸情勢に関する集中審議を行うこととし、質疑は往復方式で行い、質疑割当て時間は百分とし、各会派への割当て時間は、自由民主党・こころ四十分、公明党二十八分、日本維新の会二十分、無所属クラブ十二分とすること、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。
    ─────────────
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金子原二郎#7
○委員長(金子原二郎君) 予算の執行状況に関する調査を議題とし、内外の諸情勢に関する集中審議を行います。
    ─────────────
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金子原二郎#8
○委員長(金子原二郎君) この際、安倍内閣総理大臣より報告を聴取いたします。安倍内閣総理大臣。
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安倍晋三#9
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、四月十七日から二十日まで米国フロリダ州マーラ・ラゴを訪問し、トランプ大統領と二日間にわたり日米首脳会談を行いました。その概要を報告いたします。
 まず、来る米朝首脳会談への対応を含めた北朝鮮政策に関し、トランプ大統領と、具体的かつ相当突っ込んだ形で方針の綿密なすり合わせを行い、日米が完全に連携していくことを確認しました。
 最近、北朝鮮の側から対話を求めてきていることは、日米韓三か国が緊密に協力し、中国、ロシアなど国際社会とも連携して北朝鮮に最大限の圧力を掛けてきた成果です。
 最大限の圧力を維持し、北朝鮮に対し、実際に非核化に向けた具体的行動を取るように求めていく、こうした確固たる方針を、トランプ大統領との間で改めて完全に共有しました。
 全ての選択肢がテーブルの上にあるとのトランプ大統領の信念を持った姿勢への支持を私から改めて表明しました。
 日米両国は、北朝鮮に対して、完全、検証可能かつ不可逆的な方法で核兵器を含む全ての大量破壊兵器及びあらゆる弾道ミサイルの廃棄を求めていく、対話に応じることのみをもって北朝鮮に見返りを与えるべきではないとの方針を国際社会として堅持する必要があることについても、トランプ大統領と確認しました。
 最重要課題である拉致問題に関しては、訪米に先立ち、拉致被害者の御家族の皆様にお会いし、直接切実な思いをお伺いしました。その思いを胸に、トランプ大統領に、我が国にとって拉致問題がいかに重要か力を込めて説明し、来る米朝首脳会談において拉致問題を取り上げるよう要請しました。
 トランプ大統領は、身を乗り出すように私の目を真剣なまなざしで見ながら、私の話に聞き入っていました。そして、米朝首脳会談で拉致問題を提議する、ベストを尽くすと力強く述べられました。
 今後一層、日米で緊密に連携しながら、全ての拉致被害者の即時帰国に向け、北朝鮮への働きかけを強化していく決意であります。
 北朝鮮には、勤勉な労働力があり、資源も豊富です。北朝鮮が正しい道を歩めば、国民を豊かにすることができる。北朝鮮が正しい道を歩むのであれば、日朝平壌宣言に基づいて、不幸な過去を清算し、国交正常化への道も開けてくる。
 そのためには、拉致、核、ミサイルの諸懸案を包括的に解決することが大前提であります。今回の歴史的な米朝首脳会談を通じて事態が打開されることを、我が国も強く期待しています。
 経済においても、日米両国がリードして、インド太平洋地域に自由で公正なマーケットをつくり上げていく、そのための方策について、トランプ大統領と時間を掛けて率直な議論を行いました。
 日米双方の利益となるように、日米間の貿易や投資を更に拡大させていく、そして、その基盤の上に、公正なルールに基づく自由で開かれたインド太平洋地域の経済発展を実現する、こうした目的で、今回、トランプ大統領と、自由で公正かつ相互的な貿易取引のための協議を開始することで合意しました。
 米側が二国間ディールに関心を有していることは承知しています。いずれにせよ、我が国としては、TPPが日米両国にとって最善と考えており、その立場を踏まえた上で議論に臨んでまいります。
 二日間の滞在を通じ、トランプ大統領と極めて長い時間を共に過ごし、首脳同士の信頼関係を一層深めることができました。引き続き、揺るぎない日米同盟の下、地域や国際社会の平和と繁栄のために積極的な役割を果たしてまいります。
 最後に、一昨日、文在寅大統領と電話会談を行い、日米首脳会談におけるトランプ大統領との合意事項について説明をしました。その際、私から、来る南北首脳会談において拉致問題を提議してほしいと改めて要請しました。
 これに対し、文大統領からは、南北首脳会談で安倍総理の立場を伝える、拉致問題の解決が北東アジアにおける平和構築に資すると金正恩委員長に話す考えであるとの発言がありました。
 引き続き、日米韓の強固な連携の下に、北朝鮮問題に対応してまいります。
    ─────────────
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金子原二郎#10
○委員長(金子原二郎君) これより質疑を行います。塚田一郎君。
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塚田一郎#11
○塚田一郎君 自由民主党の塚田一郎です。
 今日は、北朝鮮、とりわけ拉致問題を中心に安倍総理に質問をさせていただきたいと思います。
 今から四十年前、私は、新潟市立寄居中学校の二年生、十四歳でありました。そのとき、一つ下の学年、一年生のクラスに横田めぐみさんが在学をされていらっしゃいました。十三歳のときであります。
 昭和五十二年十一月十五日、めぐみさんはバドミントン部の練習を終えて帰宅途中、まさに家を目前とした場所で姿を消し、以来消息を絶ったという出来事がありました。当時、横田滋さんは日銀にお勤めで、新潟支店に勤務をされていて、私の同級生もよく日銀の方がいらっしゃった。私も、当時の住んでいた家はめぐみさんの家から間もなくで、同じ通学路を毎日通っていました。決して人ごとではない、もしかすると自分だったかもしれない、そんな出来事でありました。滋さんも早紀江さんも毎日海岸に、そして町にめぐみさんを捜して回りましたけれども、消息は全く分からない。当時は神隠しというふうに言われていました。私も、中学生ではありましたけれども、警察の方から事情を聴かれてお話をしたことを今でもよく覚えています。
 それから歳月が二十年流れ、北朝鮮でめぐみさんが暮らしているという情報が入った。それから、拉致問題、二〇〇二年の小泉訪朝により五名の被害者の皆さん、御家族が帰国をされましたけれども、めぐみさん始め多くの被害者は依然として帰国ができない状況にあります。更に二十年という歳月が流れてしまい、今四十年。今のめぐみさんの年は、当時の横田早紀江さんより年を取られた。本当に長い年月この問題が解決できないまま、私も政治家の一人としてじくじたる思いで、一日も早い解決に向けて取り組ませていただいています。
 この拉致問題を政治家として最も真剣に取り組んできていただいているのが安倍晋三内閣総理大臣であります。総理は、訪米に先立ち、拉致被害者の御家族と面会をされ、そして横田滋さんのお見舞いをされたというふうに伺っております。訪米に臨む首脳会談の前にどのような御家族の切実な思いを受けて、どのような決意で今回の会談に臨まれたか、まずお聞かせをいただきたいと思います。
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安倍晋三#12
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 訪米に先立ちまして、先月三十日に拉致被害者御家族と面会するとともに、今月十五日には横田滋さんをお見舞いしたところでございます。御家族の皆様とお目にかかり、改めて、皆様も相当お年を召されたなと感じた次第でございます。
 御家族からは、現下の情勢を千載一遇のチャンスと捉え、米朝首脳会談において拉致問題を取り上げ、全ての拉致被害者の一日も早い帰国に結び付けてほしいとの切実な思いを直接お伺いをしました。
 また、滋さんをお見舞いをした際には、滋さんの手を握って、必ずトランプ大統領に米朝首脳会談において拉致問題を取り上げていただき、そして早期解決に向けて北朝鮮に強く要請していただく、そのことをしっかりと首脳会談でトランプ大統領に申し上げるとお約束をしたところでございます。
 拉致問題は安倍内閣の最重要課題、最優先の課題でありまして、御家族の高齢化が進む中で、こうした皆様の切なる思いを、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するとの決意で、この思いを胸に刻んで、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するとの決意で日米首脳会談に臨んだところでございます。
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塚田一郎#13
○塚田一郎君 総理は、帰国後、国民集会にも御出席をいただきました。ありがとうございます。その折に、決意を総理からも語っていただき、今のお話も聞かせていただきました。
 その四月二十二日の国民集会で決議が採択をされました。その中には、政府は拉致被害者の一括帰国を実現せよというふうに明記をされています。御家族の皆さんは、調査や報告はもう要らない、そんなものは望んでいないんだ、全ての被害者の即時一括帰国、これを求めている。これが、御家族の皆さん、そして多くの国民にとっての思いであります。
 総理がこれからこの拉致問題に取り組み大きな成果を上げていく中で、調査や報告ではなく一括帰国を強く求めていくという決意だと思いますが、その点を確認をさせてください。
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安倍晋三#14
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 被害者御家族の皆様の思い、今、塚田委員が紹介をしていただいたところでございますが、私も皆様の思いはよく分かっているつもりでございます。
 全被害者の一括帰国を皆様が求められている、この思いを私はしっかりとトランプ大統領にもお伝えをしたところでございます。そして、首脳会談の後の共同記者会見においてトランプ大統領は、彼らを日本に帰国させますと、私たちは可能な限りのことをし、彼らを日本に帰国させます、私はあなたに約束します、拉致問題は私にとって非常に重要な問題である、なぜなら、それが安倍総理にとって非常に重要だからである、昨夜、その夕食会の席で私は、私たちでこの問題にとても熱心に取り組み、その方々を帰国、帰宅させようと伝えた、とてもとても熱心にであるということを記者会見を通じて世界、そして北朝鮮に伝えていただいたと、こう思っております。
 拉致被害者の御家族が望んでおられるのは、調査や報告ではなくて、全ての拉致被害者の一括帰国であります。二〇〇二年に五名の拉致被害者の方々が帰国されましたが、それ以来、十五年以上、一人の拉致被害者の帰国も実現されていないわけであります。拉致問題の解決に当初から取り組んできた政治家の一人として、また日朝首脳会談に官房副長官として同席した者として、いまだに拉致問題が解決をしていない、痛恨の極みであり、もはや一刻の猶予も許されないと、このように思っております。
 全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、私が司令塔となって、北朝鮮に拉致問題の早期解決に向けた決断を迫ってまいりたいと思います。
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塚田一郎#15
○塚田一郎君 今、総理から、トランプ大統領との協議、そして、どれだけトランプ大統領が真剣にこの拉致問題、総理の問題でもあり日本国民の問題でもあり、トランプ大統領としてもそれを受け止めているかというお話の御紹介がありました。
 トランプ大統領が米朝首脳会談に臨む際、この拉致問題を提起するということは間違いないことだと思います。問題は、その提起をするという中身が、今お話があったとおり、日本に拉致被害者を返せという、その拉致被害者全員の帰国を迫ると、こういう内容でなければ私はならないと思うんですが、その点について、総理としてその確認ができたというふうに理解してよろしいでしょうか。
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安倍晋三#16
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今回、マーラ・ラゴにおいて、二日間、十一時間以上にわたってトランプ大統領と時を共にしたのでございますが、その多くの場面で、拉致問題について今までの経緯を説明させていただきました。そして、被害者のお気持ち、あるいは曽我ひとみさんが、あるいは帰国を果たした拉致被害者の皆さんが経験してきたこと等についてお伝えをした。この問題の交渉を進めてきた経緯、どんなことを北朝鮮がこの問題について言ってきたかということについても説明をさせていただいたところでございます。私の話は真剣に、まさに身を乗り出すように聞いていただいたと思います。
 そして、米朝首脳会談で拉致問題を提議する、ベストを尽くすと力強く述べられたわけでございまして、そして共同記者会見で、先ほど御紹介をさせていただきましたように、彼らを日本に帰国をさせますと、私はあなたに約束しますと力強く発言をしていただいたわけでございまして、この後、米朝首脳会談が予定をされておりますが、更に日米でしっかりと連携を取りながら、どのような対応を北朝鮮がしてくるかという可能性も、様々な可能性も念頭に置きながら、どう対応していくかということについてもしっかりと米側とすり合わせを行っていきたいと、このように思います。
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塚田一郎#17
○塚田一郎君 ありがとうございます。
 総理は北朝鮮のことを最もよく御存じの政治家でありますから、その安倍総理から、これまでの経緯、北朝鮮が一体どんな国で、どんなこれまで交渉をしてきたか、それをしっかりとトランプ大統領にお伝えをいただいたということは、大変大きいことだと思います。やはりその背景を分かった上で米朝の首脳会談に臨んでいただくということが何よりも私は大きなことだというふうに理解をしております。
 今回、総理もおっしゃっているとおり、トランプ大統領が共同記者会見で自らの言葉で語られたということが大変に私は大きな成果だと思います。シンゾウにとってこれがとても大事な問題であること、そして、この人たち、拉致被害者が日本に帰れることを大事に考えている、そして、私はこのことをシンゾウに約束したのです、拉致被害者が帰国できるよう最大限の努力をいたします、これをトランプ大統領が記者会見の場でアメリカ国民に向かって、そして全世界に向かって、それは当然北朝鮮も含まれるわけで、これを語ったことが極めて私は重要な成果だというふうに思います。
 まさに、総理の熱意が伝わった記者会見の結果だと思いますし、トランプ大統領は今アメリカで最も拉致問題を理解している人になったんではないかなと思うんですね。総理の熱意、そして御家族に昨年会われた、そういったことがこのトランプ大統領の心を動かしたというふうに思うんですが、そのトランプ大統領の人柄、そして、この拉致問題を総理が語る中でどんなふうにこのことを理解をして取り組んでいただける姿勢になったのか、その辺りのところを少しお話しいただければと思います。
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安倍晋三#18
○内閣総理大臣(安倍晋三君) トランプ大統領にこの拉致問題を理解していただく上において一番大切なことは拉致被害者の御家族の皆さんに会っていただくことだろうと、こう思っておりました。そこで、昨年、トランプ大統領が来日された際に、拉致被害者の御家族の皆さん、また曽我ひとみさんとも会っていただいたわけでございますが、その際、予定時間をオーバーして、お一人お一人の話に真剣に耳を傾けておられました。また、早紀江さんが持ってこられためぐみさんの写真を本当に食い入るように見詰めておられたわけでございまして、大統領も、同じ娘を持つ親として、本当に早紀江さんの悲しさ、苦しさがよく分かるという趣旨の発言もしておられたところでございます。言わば、被害者の皆さんの気持ちを理解をしていただくということが一番大切であろうと、こう考えたわけでございます。
 言わば、その意味におきましては、トランプ大統領は、同盟国として、日本の友人として、そして、めぐみさんの御両親や被害者の御家族と直接言葉を交わした人間としてこの問題に真剣に向き合っていただけると、こう期待をしているところでございますし、信頼もしているところでございます。
 そうした思いがトランプ大統領を通じて金正恩委員長に伝わっていく、この問題の解決につながっていくことを期待しているところでございます。
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塚田一郎#19
○塚田一郎君 ありがとうございます。
 是非、拉致問題を含む北朝鮮の懸案事項が今後解決をしていくというふうに期待をしたいと思いますし、その中で、総理の今後の取組についてお尋ねをしたいんですが、国民大集会の席で総理は、拉致被害者の方々を北朝鮮から取り戻すためには、日本政府が主体的に取り組まなければなりません、まず南北、そして米朝首脳会談の際に拉致問題が前進するよう、私が司令塔となって全力で取り組んでまいりますというふうに述べられております。
 いずれ拉致被害者の帰国につながる実質的な協議ができる、その局面が来たときには日朝首脳会談に臨むという決意かと思いますが、いかがでしょうか。
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安倍晋三#20
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、明日、南北の首脳会談が行われるわけでございます。そして、その後、米朝首脳会談が行われるわけでありますが、当然、その中で核の問題、ミサイルの問題がしっかりと前進をしていく必要があるんだろうと思います。また、具体的な行動を北朝鮮が取っていく。
 そして、北朝鮮の国際社会との関係における問題というのは、この核の問題、ミサイルの問題だけではなくて、拉致問題もあるわけでございます。この拉致問題が解決をしていかなければ、北朝鮮は国際社会の中において、言わばそうした北朝鮮をめぐる様々な課題を解決をしてきた国として、国際社会の中でその未来を形作っていくことはできないんだろうと、こう思うわけでございます。
 今、塚田委員が言われたように、拉致問題が前進をしていくということに資する、もし日朝首脳会談をやるのであれば、資するものにしなければならないんだろうと、こう思っているところでございます。この首脳会談を行う以上は拉致問題についても成果が見込まれなければならないと、こう考えております。
 いずれにせよ、南北そして米朝の首脳会談が行われ、その際に拉致問題が前進するよう、引き続き私が司令塔となって全力で取り組んでいく考えでございます。
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塚田一郎#21
○塚田一郎君 総理の、拉致問題が実質的な協議として帰国につながる形が、展望が開けたときは首脳会談に臨む決意だという思いだというふうに受け止めさせていただきました。
 とにかく、北朝鮮の懸案事項は、もちろん拉致問題だけではありません、核問題もミサイル問題もありますし、それぞれその当事者の国があるわけですが、この拉致問題に関しては我が国の最重要、最優先課題ですから、これはもう総理が最後、日朝の首脳会談の場で決着を付けていただくということを私は期待をしていますし、そのときが来ることを強く願っております。
 防衛大臣にもお尋ねをいたします。
 この間、日米防衛相会談を防衛大臣はアメリカで行われております。北朝鮮問題についてどのような議論が行われたのか、御説明いただきたいと思います。
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小野寺五典#22
○国務大臣(小野寺五典君) 安倍総理とトランプ大統領の首脳会談の後、四月二十日でありますが、私は、マティス国防長官とワシントンの国防総省で日米の防衛相会談を行いました。
 実は、このマティス長官との防衛相会談の冒頭、カメラが入っている前で、マティス長官が、まず、この拉致問題について向こうから取り上げて話がありました。私は、この拉致問題については、トランプ大統領個人のみならずトランプ政権全体でこの問題の重要性を認識している、そのような実感を得ました。
 今回のマティス長官との間の議論の中で、特に北朝鮮の核、ミサイルの問題、これが重要な課題でありました。北朝鮮に核、ミサイルを廃棄させるため最大限の圧力が必要である旨述べ、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法で全ての大量破壊兵器及びあらゆる弾道ミサイルの計画の放棄に向けて圧力、制裁を維持していくことを確認をいたしました。この際、マティス長官から、海上自衛隊による瀬取りへの取組を称賛する旨の発言がありました。
 次に、ガイドラインと平和安全法制下での日米協力を一層促進すること、また、FMSの諸課題の改善も含め、我が国の防衛力整備に向けた協力を確認いたしました。
 最後に、私から、横田飛行場に配備されるCV22や沖縄の米軍機を含め、米軍の安全な運用の確保を要請し、マティス長官から、安全な運用の確保が重要であるとの認識が示され、地元の理解を得る取組について協力していくことで一致をいたしました。
 日米首脳会談に続き、日朝首脳会談の前に、北朝鮮問題への対応方針が日米で一致していることを確認できたことは、大きな意義があります。引き続き、マティス長官との信頼関係の下、地域の課題の解決に向けてしっかり取り組んでまいりたいと思います。
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塚田一郎#23
○塚田一郎君 今、マティス国防長官も拉致問題について言及をされたというお話がありました。
 私も議員になってから約十年間、ほぼ毎年、家族会、救う会の皆さんとともに拉致議連のメンバーとして訪米をしております。今年もゴールデンウイークに、来週ですね、総理の後、トランプ政権主要な皆さんとお会いをして拉致問題の解決についてお願いをしていきたいというふうに思っていますが。
 確かに、トランプ政権になってからのこの拉致問題の認識というのは非常に高くなっているという実感が、去年、今年とあります。それはやはり、この間、安倍総理がトランプ大統領との間でこの拉致問題の重要性をお話をいただいたことがトランプ政権そのものの中で認識をされてきているということの表れだと思うんですね。ですから、このアメリカ全体を巻き込む動きというのは非常に重要であって、このことによってやはり北朝鮮を動かしていくということになってくるんだと思います。
 日米首脳会談でも瀬取りの取締りについての話が出たというふうに聞いていますが、北朝鮮の違法な貨物輸出入を防ぐための瀬取りについて、今回の日米首脳会談を含めて、今後どのように我が国として取組を強化をしていくか、防衛大臣にお尋ねします。
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小野寺五典#24
○国務大臣(小野寺五典君) 米国を始めとする諸外国がいわゆる瀬取りを含む北朝鮮による制裁逃れへの対応を強化し、国際社会が緊密に連携して取り組んでいくことは、安保理決議の実効性を一層高めるものであります。こうした取組の重要性について、我が国と米国は認識を共有しております。
 今月二十日にマティス国防長官と会談した際にも、マティス長官から、海上自衛隊による取組を称賛するとともに、米国は他の多様なパートナーとともに日本と連携してこの取組を進めていくことが表明されました。このような日米共通の認識の下で、現在、我が国は、米国と連携して関係国とともに瀬取り対策のためにどのような取組が可能かについて検討を行っております。
 検討の具体的な内容については、現時点では各国と調整中のためお答えは差し控えますが、いずれにしても、北朝鮮による完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる弾道ミサイルの廃棄を実現するため最大限の圧力を維持していくという方針の下、米国を始めとする国際社会と緊密に連携しながら、安保理決議の実効性を確保してまいります。
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塚田一郎#25
○塚田一郎君 この最大限の圧力が北朝鮮に掛かった結果、北朝鮮がまさに対話を求めてきたということだと思います。したがって、この圧力は決して緩めてはいけない、むしろ更に強化をしていく今は大事な局面だと思いますので、まさに瀬取りというのはその一つの大きな取締りの形ですから、しっかりとこれからも我が国も取り組んで、各国とも連携を図っていただきたいというふうに思います。
 四月二十一日、北朝鮮の金正恩委員長は朝鮮労働党中央委員会全員会議で決定書を発表いたしました。いわゆる核実験、そして弾道ミサイルの発射実験を中止するという内容であります。ここで、南北会談の前、直前、そしてさらには米朝の首脳会談を控えて、北が一つ、私はパフォーマンスだと思いますけれども、してきたのかなというふうに思います。
 まず、この中止の表明を受けて、どのように政府として我が国は評価をしているのか、お聞かせ願います。
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安倍晋三#26
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 北朝鮮が核実験及びICBMの試験発射の中止、そして核実験場の廃棄等を発表したことは、前向きな動きとして歓迎したいと思います。
 ただ、大切なことは、今回の発表が非核化に向けた具体的な行動につながっていくかどうかであります。過去の教訓を踏まえれば、対話に応じることのみをもって北朝鮮に見返りを与えるべきではありません。最大限の圧力を維持し、北朝鮮に対し具体的な行動を取るよう求めていく、この方針を国際社会として堅持していく必要があります。
 まずは、明日の南北首脳会談、その後の米朝首脳会談を通じて北朝鮮から具体的な行動を引き出すべく日米韓三か国で緊密に協力をしていく、同時に、中国、ロシアなど関係国とも連携し、安保理決議の完全な履行などを通じ、最大限の圧力を維持していく考えであります。
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塚田一郎#27
○塚田一郎君 決して油断をしてはならないところに今いると思います。これ、内容を見てみると、核兵器を絶対に使用しない、核兵器と核技術を移転しないと言っているんです。つまり、核兵器を保有するということは前提としてのこれは発言だというふうに考えられるわけで、決して核の廃棄を何も語ってはいないわけであります。もう使い古されたであろう核実験場を使わないということは何ら北にとっては不利益なことでもありませんし、ここは、本当に今後の核廃棄に向けた動きになっていくかをしっかりと見極めていく、その局面だろうと思います。
 各国の反応を見てみると、トランプ大統領は、最初のツイートでは、北朝鮮と世界にとってとても良いニュース、大きな進展だというふうに四月二十日の現地時間の十八時五十分にツイートしていますが、二日後の四月二十二日の二十二時〇二分のツイートでは、我々は北朝鮮に関して結論からまだ程遠い状態にあると、全然違う感じで語られているわけですね。
 トランプ大統領も、最初はこれはいい進展だと思いながらも、いろいろな情報を収集してみると、内容を見てみると、そんな簡単なことではないと認識をされたのかなというふうに思いますが、総理も前進ではあるけれどもということですが、ここは慎重に対応を見極めていくことが必要だというふうに御理解をいただければというふうに思います。
 今後、そうした中でどのように、では核廃棄に向けて進んでいくかということになるわけですが、既に核実験を繰り返し行い、核を保有している北朝鮮の非核化、完全な廃棄は大変に難しい道のりだと思います。完全、検証可能な、かつ不可逆的な非核化に向け、日米はどのような形でその解決を図ることを今回の日米首脳会談で確認をされたのか。二〇二〇年までに廃棄をさせるという案も出ているように伺っておりますが、その辺りのスケジュール感があるのかも含めてお話をいただければと思います。
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安倍晋三#28
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 核・ミサイル問題については、北朝鮮に対して、米国に届くICBMのみならず、日本を射程に収める中距離や短距離の弾道ミサイルも含めたあらゆる弾道ミサイルの廃棄を求めること、核兵器のみならず生物化学兵器も含む全ての大量破壊兵器の廃棄を求めること、これらの廃棄に当たっては部分的ではなく完全に廃棄すること、廃棄したことの検証が可能な形で行うこと、そして後戻りできない、つまり不可逆的な方法で行うことについてトランプ大統領と完全に一致したところでございます。
 この方向に向けてどのように進めていくか、あるいはどのようなスケジュール感を持っているかという御質問でございますが、そうしたこと等についてもトランプ大統領とじっくりとお話をさせていただきましたし、重要なポイントでもあろうと思いますが、まさにそうしたことが、そうした議論が南北あるいは米朝で始まろうとしているわけでございまして、我々が今どういうスケジュール感を持っているかということを、具体的な進め方はどうすべきかということを考えているかということについては、手のうちを明かしていくということになりますので、この場ではこれを御説明させていただくことは差し控えさせていただきたいと思いますが、いずれにせよ、そういう点等についても日米でしっかりとすり合わせを行っているということは申し上げさせていただきたいと思います。
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塚田一郎#29
○塚田一郎君 手のうちは見せられないというのは当然のことだと思いますが、しっかりと確認をしたということを確認をさせていただけたと思います。
 過去にも北朝鮮は同じことを繰り返しているんですね。枠組み合意があって核を廃棄すると言いながら、実は取るものだけ取って核開発をどんどん進めて、ついには核保有をしてしまったと。まさにこれが北朝鮮との我々の交渉の歴史でありまして、安倍総理はそのことをいつも語られているわけですから、今回は同じ轍を絶対に踏んではいけないということでありますので、今後、IAEAの査察が始まったとしても、そこで何かを、取引材料を必ず要求をしてくる、サラミ戦術とよく言われますが、もうこれは北の常套手段でありますので、是非その点をしっかりと今回は見極めて、実質的な核の廃棄、そして弾道ミサイルの廃棄につながるように努めていっていただきたいというふうに思います。
 文在寅大統領と日韓首脳電話会談を行われ、今お話があったとおり、拉致問題についても提起されたということは大変に大きなことだと思います。
 明日、南北首脳会談が行われる予定でありますが、どのような展開を総理としては期待をされているのか。仮に終戦宣言が行われた場合でも、それで圧力を弱めることにはならないと私は思いますが、その点について見解を聞かせてください。
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