地方創生に関する特別委員会

2022-04-28 衆議院 全134発言

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会議録情報#0
令和四年四月二十八日(木曜日)
    午後一時三十二分開議
 出席委員
   委員長 石田 真敏君
   理事 小林 茂樹君 理事 坂本 哲志君
   理事 谷川 弥一君 理事 永岡 桂子君
   理事 白石 洋一君 理事 福田 昭夫君
   理事 守島  正君 理事 輿水 恵一君
      東  国幹君    井原  巧君
      今枝宗一郎君    今村 雅弘君
      国定 勇人君    小島 敏文君
      小森 卓郎君    斎藤 洋明君
      新谷 正義君    田野瀬太道君
      谷川 とむ君    土田  慎君
      土屋 品子君    中川 郁子君
      中野 英幸君    野中  厚君
      藤丸  敏君    宮路 拓馬君
      保岡 宏武君    山口  晋君
      吉川  赳君    和田 義明君
      おおつき紅葉君    坂本祐之輔君
      田嶋  要君    堤 かなめ君
      緑川 貴士君    森田 俊和君
      阿部  司君    沢田  良君
      住吉 寛紀君    中川 宏昌君
      福重 隆浩君    西岡 秀子君
      高橋千鶴子君
    …………………………………
   国務大臣
   (地方創生担当)     野田 聖子君
   国務大臣
   (デジタル田園都市国家構想担当)         若宮 健嗣君
   内閣府副大臣       赤池 誠章君
   内閣府大臣政務官     宮路 拓馬君
   厚生労働大臣政務官    島村  大君
   農林水産大臣政務官    下野 六太君
   政府参考人
   (内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官)
   (内閣府地方創生推進室次長兼地方創生推進事務局審議官)        内田 幸雄君
   政府参考人
   (内閣官房こども家庭庁設置法案等準備室審議官)
   (内閣府子ども・子育て本部審議官)        相川 哲也君
   政府参考人
   (内閣府地方分権改革推進室長)          寺崎 秀俊君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進室次長兼地方創生推進事務局審議官)        黒田 昌義君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進室次長)           新井 孝雄君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進室次長)           武井佐代里君
   政府参考人
   (内閣府男女共同参画局長)            林  伴子君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進事務局審議官)        師田 晃彦君
   政府参考人
   (内閣府地方創生推進事務局審議官)        三浦  聡君
   政府参考人
   (デジタル庁審議官)   犬童 周作君
   政府参考人
   (総務省大臣官房審議官) 阿部 知明君
   政府参考人
   (総務省大臣官房審議官) 渡邊  輝君
   政府参考人
   (総務省大臣官房審議官) 辺見  聡君
   政府参考人
   (総務省総合通信基盤局電気通信事業部長)     北林 大昌君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房学習基盤審議官)       茂里  毅君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房審議官)           淵上  孝君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房審議官)           里見 朋香君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議官)           本多 則惠君
   政府参考人
   (厚生労働省雇用環境・均等局雇用環境総合整備室長)            岸本 武史君
   政府参考人
   (厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長)    田原 克志君
   政府参考人
   (農林水産省農村振興局農村政策部長)       山口  靖君
   政府参考人
   (水産庁増殖推進部長)  廣野  淳君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房審議官)           岩月 理浩君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房審議官)           石坂  聡君
   政府参考人
   (観光庁審議官)     池光  崇君
   衆議院調査局地方創生に関する特別調査室長     阿部 哲也君
    ―――――――――――――
委員の異動
四月二十八日
 辞任         補欠選任
  土屋 品子君     山口  晋君
  中野 英幸君     土田  慎君
  野中  厚君     新谷 正義君
  和田 義明君     東  国幹君
同日
 辞任         補欠選任
  東  国幹君     和田 義明君
  新谷 正義君     野中  厚君
  土田  慎君     中野 英幸君
  山口  晋君     土屋 品子君
    ―――――――――――――
四月二十七日
 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出第五一号)(参議院送付)
三月三十日
 新型コロナ危機打開のため地方創生臨時交付金の増額に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七一五号)
 同(笠井亮君紹介)(第七一六号)
 同(穀田恵二君紹介)(第七一七号)
 同(志位和夫君紹介)(第七一八号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第七一九号)
 同(田村貴昭君紹介)(第七二〇号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第七二一号)
 同(宮本岳志君紹介)(第七二二号)
 同(宮本徹君紹介)(第七二三号)
 同(本村伸子君紹介)(第七二四号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出第五一号)(参議院送付)
 地方創生の総合的対策に関する件
     ――――◇―――――
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石田真敏#1
○石田委員長 これより会議を開きます。
 地方創生の総合的対策に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官、内閣府地方創生推進室次長、地方創生推進事務局審議官内田幸雄君、内閣官房こども家庭庁設置法案等準備室審議官、内閣府子ども・子育て本部審議官相川哲也君、内閣府地方分権改革推進室長寺崎秀俊君、内閣府地方創生推進室次長、地方創生推進事務局審議官黒田昌義君、内閣府地方創生推進室次長新井孝雄君、内閣府地方創生推進室次長武井佐代里君、内閣府男女共同参画局長林伴子君、内閣府地方創生推進事務局審議官師田晃彦君、内閣府地方創生推進事務局審議官三浦聡君、デジタル庁審議官犬童周作君、総務省大臣官房審議官阿部知明君、総務省大臣官房審議官渡邊輝君、総務省大臣官房審議官辺見聡君、総務省総合通信基盤局電気通信事業部長北林大昌君、文部科学省大臣官房学習基盤審議官茂里毅君、文部科学省大臣官房審議官淵上孝君、文部科学省大臣官房審議官里見朋香君、厚生労働省大臣官房審議官本多則惠君、厚生労働省雇用環境・均等局雇用環境総合整備室長岸本武史君、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長田原克志君、農林水産省農村振興局農村政策部長山口靖君、水産庁増殖推進部長廣野淳君、国土交通省大臣官房審議官岩月理浩君、国土交通省大臣官房審議官石坂聡君、観光庁審議官池光崇君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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石田真敏#2
○石田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
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石田真敏#3
○石田委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。中川郁子君。
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中川郁子#4
○中川(郁)委員 自由民主党の中川郁子です。
 質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
 冒頭に、北海道の知床半島沖で、乗客乗員二十六名の皆さんが乗った観光船が消息を絶っています。現在、海上保安庁、警察、消防、自衛隊、地元の漁業者の皆さんなど、懸命な捜索活動が続いています。一人でも多くの方が救助されることを強く願っています。
 お亡くなりになられた皆様方、そして御家族、御遺族の皆様方に心より哀悼の誠を表すとともに、こうした事故が二度と起こることがないように、早急に原因究明をし、そして再発防止に努めていただくよう、政府の皆さんにお願いします。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 子供と地方、そして地方における役割について少し議論をさせていただきたいと思います。
 野田大臣は、四月十九日の衆議院本会議におきまして、こども家庭庁創設について、司令塔を一本化し、各省庁より一段高い位置から子供政策の一元的な総合調整を行うと、その意義を御説明いただきました。
 国民の皆さんと高い理念を共有し、実現するには、具体的なロードマップや組織づくりが必要不可欠だと考えます。内閣府のお考えを伺いたいと思います。
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相川哲也#5
○相川政府参考人 お答えいたします。
 昨年十二月に閣議決定いたしましたこども政策の新たな推進体制に関する基本方針では、「こどもの発達、成長を支えるため、妊娠前から、妊娠・出産、新生児期、乳幼児期、学童期、思春期、青年期の各段階を経て、大人になるまでの一連の成長過程において、良質かつ適切な保健、医療、療育、福祉、教育を提供する。」としておりまして、この方針に従い、政府全体としてしっかりと子供政策に取り組むことが重要と考えております。
 組織体制につきましては、子供政策を担当する内閣府特命担当大臣、こども家庭庁長官の下に、内部部局として、成育部門、支援部門、企画立案・総合調整部門の三部門の体制を設けることとしております。
 また、定員につきましては、民間の方々や地方自治体の職員を政策スタッフとして採用することを含め、定員三百人を上回る体制を目指し、体制の強化に取り組みたいと考えております。
 また、具体的なロードマップについてですが、基本方針では、「こどもや若者の意見を踏まえ、こども政策に関連する大綱を一体的に作成・推進する。」ということとしておりまして、こども家庭庁創設後、この方針の下で子供政策をしっかりと進めてまいりたいと考えております。
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中川郁子#6
○中川(郁)委員 ありがとうございます。
 厚労省公表の人口動態統計によりますと、昨年生まれた子供は、前年比三%減、八十四万人で、統計開始以来最も少ない数字となっています。コロナ禍もあり、少子化のスピードは更に早まっている現状です。このまま人口減が続くとなると、国力そのものの衰退も加速化すると考えています。
 政策の実効性とともに、政府は、法案審議を通じて、こども家庭庁が様々な課題にいかに対応するのか示すことが重要であると考えます。お考えをお伺いします。
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相川哲也#7
○相川政府参考人 お答えいたします。
 二〇二〇年の出生数は八十四万八百三十五人と過去最少となっておりまして、少子化の進行、人口減少は我が国の有事ともいうべき課題と認識しております。
 こども家庭庁は、子供政策を強力に推進し、少子化を食い止めますとともに、一人一人の子供のウェルビーイングを高め、社会の持続的発展を確保しなければならないとの認識の下に立って創設をするものです。
 こどもまんなか社会を目指すための新たな司令塔であるこども家庭庁において、昨年末に閣議決定した基本方針に沿って、これまで内閣府や厚生労働省に分散していた子供政策の司令塔機能を一元化し、各省より一段高い立場から、少子化対策を含む子供政策について一元的に企画、立案、総合調整を行います。また、結婚支援から、妊娠前の支援、妊娠、出産の支援、母子保健、子育て支援、子供の居場所づくり、困難な状況にある子供の支援などの事務を集約して、自ら実施をいたします。
 こども家庭庁設置法案につきましては現在国会にて審議中でございますが、成立後は、こども家庭庁の下で、政府全体の少子化対策を含む子供政策にしっかりと取り組むこととしております。
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中川郁子#8
○中川(郁)委員 少子化対策、とりわけ地方の人口減少を考えるときに重要と考えるのは、子供たちの学びにおける基盤整備だと考えています。将来地域活性化の基盤となる子供たちの教育の質を向上させることは、デジタル田園都市国家構想の実現のためにも必須であり、教育環境に地域間格差がある現状において、教育の機会均等のために国が果たすべき役割は大きいと考えています。若宮大臣のお考えをお伺いしたいと思います。
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若宮健嗣#9
○若宮国務大臣 デジタル田園都市国家構想、これは新しい資本主義におけます成長戦略の重要な柱の一つでございます。委員が御指摘のように、人口減少ですとか、少子高齢化、あるいは地方の産業の空洞化などの社会課題に直面する地方にこそ、新たなデジタル技術を活用するニーズがあるというふうに考えているところでもございます。
 こうしたことを踏まえまして、デジタル技術の活用によって、地方の個性を生かしながら、地方の問題解決あるいは魅力向上を実現して、地方から全国へのボトムアップを、成長を目指していこう、こういった考えの下で執り行ってございます。
 私自身、担当大臣を拝命して以来、様々なところへ足を運ばせていただき、そして、地方の皆様方と対話を重ねてまいりました。まずは、何よりも、地方におけます不便とか不安とか不利とか、この三つの不を解消していくことがデジタル田園都市国家構想の肝腎な肝であるというふうに考えております。
 こういった観点から、委員御指摘の教育の質の向上、維持、これは大変重要な要素だというふうに認識をいたしているところでもございます。デジタル田園都市国家構想実現会議を開催してございますけれども、地理的に不利な地域におきましても都会と同様の教育機会が提供できるように、GIGAスクール構想あるいは遠隔教育の推進なども含めた形で今議論が進んでいるところでもございます。
 関係省庁とも連携しながら、この構想の取りまとめに向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
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中川郁子#10
○中川(郁)委員 若宮大臣、ありがとうございます。力強い御答弁で、GIGAスクールを進めていく、地域間格差の解消と底上げが必要であるというお話であったというふうに思います。
 保護者を始めとする国民の皆さんが、GIGAスクールの教育の向上の効果を理解し、実感していただけるような施策を講じるとともに、全国のあらゆる自治体と学校と連携をしていく必要があると考えています。文科省のお考えをお伺いします。
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茂里毅#11
○茂里政府参考人 お答えいたします。
 地理的な制約条件にかかわらず、全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びを実現するためには、一人一人に対して端末を配るということが、ICT環境の整備として不可欠だと考えてございます。GIGAスクール構想に基づく一人一台端末につきましては、累次の予算措置により、おおむね全国の小中学校で整備が完了し、環境整備のフェーズから活用のフェーズに移行しているところでございます。
 このような中、学校教育におけるICT活用を全国的に定着させるためには、委員御指摘のとおり、学校教育におけるICTの利用について保護者を始めとする皆様の御理解や関心を高めるとともに、全国の自治体や学校と連携して取組を進めることが重要と考えてございます。
 このため、文部科学省といたしましては、学校と保護者の間で事前に確認、共有しておくことが望ましいポイントなどをまとめましたガイドライン、これを作成、周知するとともに、省内に設置いたしました専門家チームにおきまして全国的なネットワークを構築するなどなどの取組を実施しているところでございます。
 今後とも、GIGAスクール構想の実現に向けて、文科省としてもしっかり取り組んでまいります。
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中川郁子#12
○中川(郁)委員 ありがとうございました。全国的にしっかり連携をするということが必要だという答弁だったというふうに思います。
 そこで、一つ御紹介をさせていただきたいのが、私の地元の十勝、浦幌町という町がございます。この浦幌町では、うらほろスタイルと言われる、子供、若者を軸にしたまちづくりをしています。子供が自立した個人として健やかに成長できる社会を目指し、次世代につなぐまちづくり、そして事業創出にも挑戦しているところでございます。うらほろスタイルとは、様々な人たちが組織横断的に子供たちに関わる関係性や仕組みであり、継続の先には地方創生があり、持続可能な社会とは、子供、次世代が主体、そして主役となる社会であるとしています。
 関係者の皆さんにお話を聞きますと、子供を真ん中にしてまちづくりをしたところ、既存の地域が未来志向になり、東京を始め大都市部の皆さんによる移住が進み、様々なスキルやアイデアを持った皆さんが起業を始めたということです。
 こども家庭庁の設置に当たり、浦幌町の取組は参考にすべき優良事例だというふうに思いますし、関係者の方々、また全国の皆さんにも、是非、浦幌町に視察にお出かけをいただきたい、こう考えています。御検討よろしくお願いします。
 そして、今国会で、青少年自然体験活動等の推進に関する法律案が提出予定と伺っています。子供たちの実体験の不足はコミュニケーション能力にも影響を与えると言われており、いじめや虐待への懸念や、孤立、孤独を感じる若者の増加につながるなど、様々な問題が指摘されています。
 この法律は、小学生に農林漁業体験をしていただく、自然体験をしていただく、その実体験をしてもらうことによって、青少年が生きる力を育むことを目的としています。農林漁業の意義や、そこに生活する人たちとの相互理解の推進も期待されています。
 こども家庭庁においてもこのような取組を重要な施策の柱にするべきと考えています。政府のお考えを聞かせていただければと思います。
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相川哲也#13
○相川政府参考人 お答えいたします。
 昨年十二月に閣議決定いたしましたこども政策の新たな推進体制に関する基本方針におきましては、「全てのこどもが、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、様々な学びや、社会で生き抜く力を得るための糧となる多様な体験活動や外遊びの機会に接することができ、自己肯定感や自己有用感を高め、幸せな状態で成長し、社会で活躍していけるようにすることが重要である。」としております。
 体験活動は、自尊感情、コミュニケーション能力や自立心、主体性、協調性など、子供が社会を生き抜く力を得るための糧となり、子供の人生を豊かにする基盤を作るものでありますことから、全ての子供に体験活動の機会を確保していくことが重要であると認識をしております。
 こども家庭庁におきまして、体験活動が子供の健やかな成長にとって不可欠であるとの観点から、文部科学省や農林水産省など、体験活動を担当する関係省庁と連携を図ってまいりたいと考えております。
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中川郁子#14
○中川(郁)委員 ありがとうございます。
 今年の三月二十二日でありますけれども、デジタル田園都市国家構想を実現する新スマート物流シンポジウムがオンラインで開催されました。私の地元の上士幌町の竹中町長が発起人代表を務めました。シンポジウムでは若宮大臣から応援メッセージを頂戴し、政府の期待の大きさも伝わってきたところですが、買物弱者や医療弱者への対応、災害時の対応といった地域社会の抱える様々な課題に物流は大きく関係していると思います。人手不足、DX化への対応、物流業界が抱える課題も多くあり、地方において特にその課題が顕著となっていると思います。
 新たな物流の担い手として、ドローンの活用をどのように考えておられるか、政府にお伺いしたいと思います。
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岩月理浩#15
○岩月政府参考人 お答え申し上げます。
 ドローン物流は、離島や山間部等における日用品や医薬品などの物流網の維持や災害時の物資輸送など、地域における社会問題の解決の手段として期待されておりまして、その推進は大変重要であると認識しております。
 国土交通省では、令和二年度より、過疎地域等におけるドローン物流の実用化に関する計画策定や、機体、設備等の導入に対する支援を行っているところであり、これまでに全国三十地域で実証実験等を実施し、今年度も現在公募を行っているところでございます。
 また、令和三年には、ドローン物流の導入に際して留意すべき点や検討事項等を整理したガイドラインを策定するとともに、令和四年三月には、各地のドローン物流の取組を事例集として追加して広く周知することにより、ドローン物流の取組を促進しているところでございます。
 国土交通省といたしましては、人手不足などの物流業界が抱える課題解決にも資するドローン物流の社会実装に向けて、関係省庁とも連携しながら、引き続きしっかりと取組を進めてまいります。
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中川郁子#16
○中川(郁)委員 ドローン物流の社会実装、是非ともよろしくお願いしたいと思います。
 先日、岸田総理によりまして、コロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策が発表されたところでございます。
 地元十勝でいろいろ感想を聞かせていただきました。原油価格高騰対策については、北海道では冬場の灯油対策が心配であるので是非お願いしたいということ、それから、いろいろな経済対策はありますけれども、スーパーマーケットなどを見ていくと廉売が多く、小売を始め小規模企業の皆さんで身を切って営業している現状ではないか、こういう声も聞かれています。
 また、タクシー会社の皆さんは、これはとても歓迎するが、利用者が減って売上げが落ちている、変わらず厳しい、こういう声も聞かれているところでございます。
 地元の農業者の皆さんも、春の繁忙期を迎える中で、自ら生産コストを下げる努力はしているものの、燃油の高騰はお手上げ状態。ただ、今回の発表は大変ありがたい、こういう声もあります。
 そして、漁業関係者の皆さんからは、対策は大変ありがたいけれども、昨年秋の太平洋岸を襲った赤潮被害について、沿岸がまた赤くなっており不安だということで、今日資料を提出させていただいたのは、これは、北海道豊頃町大津漁港、アサリなんですけれども、先週の金曜日です、アサリがたくさん死滅しています。水質検査をすると、昨年のプランクトンのカレニア・セリフォルミスではないということだけれども、とても不安であるということでありました。
 サケ、シシャモ、ウニ、ツブ、タコ、ホッケ、漁獲量が減少しており、この大津漁港さんだけでも、現時点で二億円程度の販売額の減少が見込まれているということでありました。昨年の赤潮被害対策では、アキサケ、ツブ、ホッケに対する支援策はなかったけれども、今後の状況を見て再考してもらいたい、こんな声も聞いてきたところです。
 こうした現状を見るに、沿岸における被害は長期化、深刻化するおそれもあると感じています。水産庁においても、引き続き、現地の状況の把握や、漁業関係者との情報の共有、是非御協力をいただきたいと思います。水産庁のお考えを伺わせていただきたいと思います。
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廣野淳#17
○廣野政府参考人 お答えいたします。
 昨年、北海道で赤潮が発生いたしましたが、現在、北海道庁によりますと、赤潮の発生は確認されていないということでございます。
 また、十勝の大津の話がございましたが、昨年の赤潮発生時に貝類のへい死が見られましたが、その後、新たに生じたとの報告はないということでございます。
 赤潮被害対策につきましては、水産庁として、令和三年度補正予算で措置した北海道赤潮対策緊急対策事業によりまして、まずは、北海道庁等と連携して、赤潮プランクトンのモニタリング調査を実施して、その結果を公表、漁協等に情報提供しております。
 また、漁業被害につきましては、サケや貝類などの対応につきましては漁業共済の対象となっておりますので、共済及び漁業収入安定対策事業により対応しております。
 一方、ウニ漁業など共済の対象となっていないものにつきましては、本事業により、漁業関係者などが取り組む漁場環境の回復のための活動を支援することとしております。現地で必要と認められる活動について、柔軟に、きめ細やかに対応することとしてございます。
 水産庁としては、引き続き、北海道庁等と緊密に連携しながら、現地の状況の把握、漁協など関係者との情報共有に努めてまいります。
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石田真敏#18
○石田委員長 質問時間が終了いたしておりますので、よろしくお願いいたします。
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中川郁子#19
○中川(郁)委員 時間となりましたので、終了させていただきます。
 どうもありがとうございました。
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石田真敏#20
○石田委員長 次に、中川宏昌君。
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中川宏昌#21
○中川(宏)委員 公明党の中川宏昌です。
 地方創生に関する課題点を何点かにわたってお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 まず、テレワークの環境について質問をさせていただきます。
 昨年六月には、まち・ひと・しごと創生基本方針二〇二一についてが発表されまして地方創生を進めておりますが、地方創生の目標の一つに、東京一極集中からの脱却がございます。図らずも、コロナ禍によりテレワークが進み、昨年、東京都では転出超過となりましたが、長い目で見れば、主要都市への人口集中は止まらないのではないかと思います。
 私の地元の長野県の令和二年の人口データでは、人口減は一万四千八百六十五人となっております。長野県として、人や企業の回帰、これを長野県では信州回帰と呼んでおりますが、重要な課題となっております。コロナ禍においては、テレワークやオンライン会議が普及し、多様な働き方が加速し、長野県では、信州リゾートテレワークの推進やおためしナガノ二・〇など、コロナ時代の働き方としてワーケーションを積極的に支援しております。
 ワーケーションの普及には国と地方が連携をして取り組む必要がありますが、現在、国には地方と連携をする総合的な窓口がないので是非創設をお願いしたいという、こんな御要望もございますが、ワーケーションの普及の状況と、これからの取組についてまずお伺いしたいと思います。
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池光崇#22
○池光政府参考人 お答え申し上げます。
 まず、ワーケーションの普及状況につきましては、観光庁が昨年度に企業の従業員の方を対象に実施した調査におきまして、実施率は四%程度にとどまっているという状況でございます。まだまだ広く実施されている状況にはないものと認識しております。
 その上で、ワーケーションの普及に当たりましては、企業側の理解を促すこと、ワーケーションの効果に関する認識を広めることなど、こういったことを一層強力に取り組んでいく必要があると考えております。
 このため、観光庁におきましては、昨年度、地域と企業によるワーケーションのモデル事業、こちらを、全国四十地域、四十社を対象に実施をし、効果を把握し、好事例や導入手法の情報発信等を通じまして、企業の取組を促進しているところでございます。また、このモデル事業につきましては、今年度においても継続して実施する予定でございます。
 さらには、ワーケーションと同様に働き方改革に資する取組であります委員御指摘のテレワークとも連携をし、官民連携によるワーケーションの普及に向けた取組も進めてまいりたいと考えております。
 また、委員御指摘の国と地方の窓口、いわば地方と国との連携、こちらにつきましては、観光庁におきまして、令和二年度より、ワーケーションに取り組む自治体の代表にも御参画をいただきまして検討委員会を開催し、情報共有や意見交換などを行うとともに、ポータルサイトを作成をし、関係省庁の取組や先進的な取組事例等を掲載をしているところでございます。
 いずれにいたしましても、引き続き、関係省庁、地域、企業等と一層連携をし、ワーケーションの普及に向けた様々な取組を効果的に進めてまいりたいと考えております。
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中川宏昌#23
○中川(宏)委員 ありがとうございました。
 今、まだまだという感じがいたしましたけれども、このワーケーション、新たなライフスタイルと呼んでもいいかもしれませんが、こういったライフスタイルですとか多様で柔軟な働き方の普及には、先ほど、企業側の理解というお話もありましたけれども、国民や企業が取り組みやすい土壌づくりが大事になってくると思います。
 その一環としては、休暇の分散ですとか長期休暇の取得などの促進、これが大事になってくるわけでございますけれども、この点についての御所見をお伺いしたいと思います。
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岸本武史#24
○岸本政府参考人 お答えいたします。
 近年、年次有給休暇の取得率は上昇傾向にございますが、二〇二〇年におきましても約五七%にとどまっておりまして、厚生労働省といたしましては、その向上に取り組んでいるところでございます。
 年次有給休暇に関しましては、付与日数のうち五日を除いた残りの日数につきまして、労使協定を結べば使用者が計画的に休暇取得日を割り振ることができるものとされておりまして、厚生労働省におきましては、この年次有給休暇の計画的付与制度の導入を始めとした年次有給休暇の活用につきまして、休暇の取得をしやすい夏季、年末年始、ゴールデンウィークのほか、十月の年次有給休暇取得促進月間に集中的な広報を行っておりますほか、厚生労働省ホームページの働き方・休み方改善ポータルサイトに企業の取組の好事例を掲載いたしまして、年次有給休暇の取得促進のための情報発信を行っているところでございます。
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中川宏昌#25
○中川(宏)委員 ありがとうございました。
 それでは次に、地方に人や企業を呼び込むためには拠点整備が重要となってまいります。
 国では、デジタル田園都市国家構想推進交付金、いわゆる地方創生テレワーク交付金で、サテライトオフィスですとかコワーキングスペースの開設、運営等におけるWiFiですとかテレビ会議システムの導入に係る経費を支援をしていただいているところであります。これは地方にとっても非常に大事な事業でありますので、今後ともしっかりと継続をしていただきまして、着実に交付をしていただきたいと思っております。
 そこで、政府は二〇二四年度末までに取組が一千団体に広がることを目指すとのことでございますけれども、この現在の取組状況についてお伺いをしたいと思います。
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新井孝雄#26
○新井政府参考人 お答え申し上げます。
 令和三年十一月に実施いたしました地方公共団体に対しますアンケート調査によりますれば、サテライトオフィス等による企業進出や移住等の推進に取り組む地方公共団体は、少なくとも四百七十九団体あると把握しております。
 政府といたしましては、令和三年度補正予算において措置されましたデジタル田園都市国家構想推進交付金地方創生テレワークタイプや企業版ふるさと納税などによりまして、地方への新たな人の流れを創出するためのサテライトオフィスの整備等を促進してまいります。また、企業の取組を総合的に支援するため、企業や地方公共団体等に対します情報提供、相談体制及び取り組む企業の裾野拡大や優良なモデル事例の創出、普及などに取り組んでいるところでございます。
 これらの施策を通じまして、二〇二四年度末までに、先生御指摘のサテライトオフィスの整備に取り組む地方公共団体を千団体とすることを目指して取り組んでまいります。
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中川宏昌#27
○中川(宏)委員 引き続きよろしくお願いいたします。
 この拠点整備に関連いたしまして、地方拠点強化税制についてでありますが、企業が本社機能を有するサテライトオフィスを整備する際には、常時雇用する従業員の増加が条件としてありますけれども、この条件についてはハードルが高いとの地方の声もございます。
 従業員の増加がない場合でも地方拠点強化税制が活用できるようにしていただきたいと思いますが、この点につきましてお伺いをしたいと思います。
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師田晃彦#28
○師田政府参考人 お答え申し上げます。
 企業の本社機能の地方移転等を促進するために、移転コストに対する税制の特例措置として、地方拠点強化税制を講じているところでございます。
 本税制につきましては、委員御指摘のとおり、本年三月末に適用期限を迎えるに当たりまして、地方拠点で常時雇用する従業員の増加数に関する要件を緩和するよう各方面から御要望をいただきましたところでございます。
 令和四年度の税制改正におきまして、適用期限の延長に加えまして、中小企業について、地方拠点で常時雇用する従業員の二名以上の増加が必要だったところを、一名でも適用できるような要件の緩和というものを盛り込んでいるところでございます。
 今後、より多くの企業に本税制を活用いただけるよう、今回の税制改正の内容も含めて積極的な周知、広報等に努めてまいります。
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中川宏昌#29
○中川(宏)委員 これまでは拠点整備についてお伺いをしてきましたけれども、これから地方の人材ということでお伺いをしてまいりたいと思います。
 地方創生の一つの鍵を握るのが、デジタル人材の育成であります。とりわけ、女性のデジタル人材の育成についてお伺いをしたいと思います。
 一昨日の二十六日、女性デジタル人材育成プランが策定をされました。公明党として、希望する女性が適切な訓練を受けてよりよい環境に就労することができるように支援をすること、また、未経験者なども対象に裾野を大きく広げて、働く時間を柔軟に対応するなど、女性デジタル人材育成プランを策定するよう政府に求めてまいりました。
 私の地元、長野県塩尻市では、市と市の振興公社がテレワークによる女性の就労支援に粘り強く取り組んできまして、当初年間二百万円だった受注額が、昨年度には二億五千万円までに拡大、約三百人のデジタル人材の雇用につながっております。
 コロナ禍で雇用状況が深刻になった今、このような先進事例を参考としながら各自治体でお取組をいただき、女性のデジタル人材を地方自治体や中小企業での就労に結びつけてDX化を進めることが地方創生の大きな推進力になると確信をいたしますが、この点につきまして御所見をお伺いしたいと思います。
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