環境委員会

2017-12-05 衆議院 全159発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
平成二十九年十二月五日(火曜日)
    午前十時開議
 出席委員
   委員長 松島みどり君
   理事 金子万寿夫君 理事 北川 知克君
   理事 関  芳弘君 理事 高橋ひなこ君
   理事 武村 展英君 理事 生方 幸夫君
   理事 柿沢 未途君 理事 鰐淵 洋子君
      井上 貴博君    金子 俊平君
      木村 弥生君    国光あやの君
      笹川 博義君    杉田 水脈君
      武部  新君    中村 裕之君
      西田 昭二君    百武 公親君
      福山  守君    古田 圭一君
      細田 健一君    三浦  靖君
      務台 俊介君    近藤 昭一君
      堀越 啓仁君    横光 克彦君
      斉木 武志君    細野 豪志君
      遠山 清彦君    福田 昭夫君
      田村 貴昭君    玉城デニー君
    …………………………………
   環境大臣         中川 雅治君
   環境副大臣      とかしきなおみ君
   環境副大臣        伊藤 忠彦君
   環境大臣政務官      笹川 博義君
   環境大臣政務官      武部  新君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房審議官) 伊丹  潔君
   政府参考人
   (資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長)            高科  淳君
   政府参考人
   (環境省大臣官房長)   鎌形 浩史君
   政府参考人
   (環境省大臣官房環境保健部長)          梅田 珠実君
   政府参考人
   (環境省地球環境局長)  森下  哲君
   政府参考人
   (環境省自然環境局長)  亀澤 玲治君
   政府参考人
   (環境省環境再生・資源循環局長)         縄田  正君
   政府参考人
   (環境省環境再生・資源循環局次長)        山本 昌宏君
   政府参考人
   (環境省総合環境政策統括官)           中井徳太郎君
   環境委員会専門員     関  武志君
    —————————————
委員の異動
十二月五日
 辞任         補欠選任
  河井 克行君     国光あやの君
  百武 公親君     金子 俊平君
  江田 康幸君     遠山 清彦君
同日
 辞任         補欠選任
  金子 俊平君     百武 公親君
  国光あやの君     杉田 水脈君
  遠山 清彦君     江田 康幸君
同日
 辞任         補欠選任
  杉田 水脈君     西田 昭二君
同日
 辞任         補欠選任
  西田 昭二君     河井 克行君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 環境の基本施策に関する件
     ————◇—————
この発言だけを見る →
松島みどり#1
○松島委員長 これより会議を開きます。
 環境の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣府大臣官房審議官伊丹潔さん、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長高科淳さん、環境省大臣官房長鎌形浩史さん、環境省大臣官房環境保健部長梅田珠実さん、環境省地球環境局長森下哲さん、環境省自然環境局長亀澤玲治さん、環境省環境再生・資源循環局長縄田正さん、環境省環境再生・資源循環局次長山本昌宏さん、環境省総合環境政策統括官中井徳太郎さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
松島みどり#2
○松島委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
この発言だけを見る →
松島みどり#3
○松島委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。務台俊介さん。
この発言だけを見る →
務台俊介#4
○務台委員 自由民主党の務台俊介です。
 このたび、環境委員会に初めて所属させていただきました。そして、早速質問の機会をいただきまして感謝申し上げます。大臣ほか政務三役の皆様には、御就任おめでとうございます。この場をおかりしてお祝い申し上げます。
 就任されてから、事実上、最初の質疑者の立場を、私、いただきまして、本当に光栄に存じます。本日は、私のふだんからの問題意識も踏まえた質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 中川環境大臣の所信的御挨拶を伺い、改めて、環境行政の裾野が大変広がっていることを感じました。
 大臣は、環境省が発足した平成十三年に大蔵省から環境省に移籍してこられました。そして、環境省二代目の事務方のトップに就任されました。その後、参議院議員として環境政策を政治の場でずっとフォローされてこられ、この夏の組閣で、いわば満を持した形で、次官就任から十五年を経て環境行政のトップに立たれました。
 この間の環境行政を取り巻く国内外の変化もあり、一方で、環境庁、環境省への人材や知見の集中、集積も進んできたと考えますが、大臣なりにこれまでの環境行政の進展を振り返り、今後の環境行政の展開について御展望を御披瀝いただければありがたいと思います。
この発言だけを見る →
中川雅治#5
○中川国務大臣 私が環境省で事務次官を務めましたのは、平成十四年一月から十五年七月でございます。
 環境省の前身でございます環境庁は、一九七一年に総理府の外局として発足をいたしまして、さまざまな仕事をしてまいりましたが、二〇〇一年、平成十三年の一月に環境庁から環境省へなりまして、ちょうど私はそのときに環境省の総合環境政策局長に就任をいたしまして、職員も大変士気が上がっていた時期でございます。廃棄物対策等の事務が環境省の方に一元化されまして、環境省の仕事が環境庁時代に比べて大きくなった、そういうときでございました。
 それから約十五年近くたつわけでございまして、その間に東日本大震災がございまして、被災地の復興、創生が新たな任務として加わったわけでございます。除染、中間貯蔵施設の整備、福島の県民の皆様方の放射線に係る健康管理等の仕事がございます。
 そして、独立性の高い三条委員会として原子力規制委員会ができましたが、環境省の外局という位置づけでございますので、予算や人員のサポートをする、こういう仕事が入りまして、環境省ができたときに比べますと、人員も予算も格段に大きくなっております。しかし、それだけに責務が重くなった、責任が非常に重くなったというふうに思っております。
 この地球温暖化対策一つをとりましても、環境省ができましたときからももちろん大きな課題でございまして、私自身も、参議院議員になりましてからも精力的に取り組んできた課題でございます。
 先月も気候変動枠組み条約第二十三回締約国会議に出席をいたしまして、国際的な発信をしてきたところでございますが、やはり地球温暖化対策につきましても我が国としてしっかりとリードしていきたい、こういう思いでございます。
 また、経済成長と環境対策が両立する、そういう社会、経済というものを目指して、引き続き環境行政をしっかりと担っていきたいと決意しているところでございます。
この発言だけを見る →
務台俊介#6
○務台委員 ありがとうございます。
 淡々としたお答えの中に、大変力強い意気込みを感じたということでございます。ありがとうございます。
 環境行政の原点は、大臣の御挨拶の中にもありましたように、現在及び将来の世代が良好な環境の中で健康に暮らすことを実現することにあると私も考えています。その意味では、環境省の仕事は、特定の利害関係業界の支援というものは余り期待できないんですが、サイレントマジョリティーという大きな支援を受けて仕事をする立場にある、そのように考えております。世界全体が気候変動の脅威に立ち向かうというのはその典型的なものではないでしょうか。
 パリ協定発効後一年が経過し、大臣は、先ほどおっしゃいましたように、先月、ドイツのボンで開催されたCOP23に出席され、世界の気候変動の対策の着実な実施に向けた我が国の立場を表明するとともに、我が国の取り組みについても発信されてこられました。パリ協定からの離脱を表明している米国の代表とも会談を行い、気候変動の最大の影響国と言われる議長国フィジーとも協力し、パリ協定の実施指針の策定に向け一定の進捗を果たしたと御挨拶でも述べられておられました。
 そこで、伺いたいんですが、米国の代表との話し合いの内容はどんなものであったか、その米国代表の反応はどうであったか、そして今回のCOP23の成果についてどのようにお考えか、そして、今後に向けての課題がどのようなものであると認識されているのか、改めてお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
中川雅治#7
○中川国務大臣 COP23に出席をいたしまして、多くの国の代表とバイの会談を行いました。米国の代表とも、お二人の方と順次会談をさせていただきました。
 米国との対談におきまして、私からは、米国のパリ協定からの離脱方針表明は残念である旨お伝えするとともに、米国のパリ協定に対するスタンスを確認いたしました。米国からは、望ましい条件が整わない限りパリ協定には関与しないという従来どおりの方針が示されましたが、一方で、米国の代表のステートメントがございまして、そのときには、米国にとって有利な条件が満たされれば、後日パリ協定に復帰する可能性を引き続き残している、こういう言い方もございました。
 現実に、パリ協定からの離脱方針を表明したわけですけれども、代表団をCOPにも送っておりまして、かなり積極的な発言もされておられるわけでございます。そして、その代表の方とは、日米両国は気候変動対策を実施していくということの重要性についてはしっかりと確認をさせていただいたところでございます。
 COP23の成果につきましては、三点挙げられると思います。一つは、パリ協定の実施指針の交渉について一定の進捗が得られたことでございます。それから二番目といたしましては、世界各国のさまざまな取り組みの情報を集め、開かれた対話を行うタラノア対話のデザインが示されたということであります。また三番目といたしまして、日本としましては、日本の気候変動対策イニシアティブ二〇一七のもと、我が国の先進的な取り組みや途上国支援を進めることを発信いたしまして、他国からも高い評価をいただきました。そういう意味では、日本の存在感を示すことができたというように考えております。
 このように、COP23における我が国の目的はおおむね達成できたというふうに評価をしているところでございます。
 来年のCOP24に向け、実施指針について、しっかりと日本の立場を主張しつつ、実効性のあるものとなるように今後とも取り組んでまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →
務台俊介#8
○務台委員 やはり、米国が離脱するようなことになると、本当に大変なことになると思います。
 日本は、それによって影響を受ける多くの開発途上国とも協力して、ぜひ、米国が離脱を思いとどまるような、そういう積極的な外交を総合的に行っていただきたい、その中心として環境省が頑張っていただきたい、このように改めてお願いしたいと思います。
 地球環境に対するさまざまな取り組みの中で、最近頻繁に話題になる言葉に、SDGs、ESG投資という言葉があると思います。さまざまなメディアがこの言葉を取り上げてくれることで、ようやく世間にもこの意味をするところが知られるようになってきているというふうに思われます。この流れがさらに加速され、行政や企業の行動指針として具体的に展開されていくことを強く願っております。
 一方で、例えばESG投資に関しては、欧米のこの分野への投資水準に比べて、日本の投資水準が非常に低い、大幅におくれているということがつとに指摘されてきています。
 これに対する現状認識と、これを飛躍的に推し進めるための環境省としての対策についてお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
とかしきなおみ#9
○とかしき副大臣 持続可能な開発目標、SDGsにつきましては、我が国政府といたしましては、昨年、SDGs実施指針、これを策定させていただきまして、各省庁が一体となって本格的に取り組みを推進していく段階にございます。
 日本の特徴は、総理が本部長、そして全閣僚が構成員のSDGs本部を設置している、この体制がしっかりしているのが我が国の特徴でございます。
 SDGsの多くの目標が、やはり環境にかかわることが非常に多いということで、環境省といたしましては、さまざまな関係者が一堂に会して先進的な事例を共有する場所、ステークホルダーズミーティング、この実施等を通じて国内にさらなる浸透を図っていきたい、このように考えております。
 また、ESG投資につきましては、世界一大潮流となっている中、我が国でもGPIFが先頭を切ってESG投資を牽引しているところでございます。
 先日も私の事務所のところにちょうどGPIFの方がお見えになりまして、このESG投資、これから頑張っていきたいということで、環境省との連携をもっと積極的に行いたいということをお申し出なさっていらっしゃいました。
 さらに、その裾野を広げていくためには、環境省といたしましては、平成二十五年、これは世界初でございますけれども、投資家と企業の対話の質の向上を目指して、環境情報等の開示システム、これに取り組んでおります。この四年間で約十倍、今現在、約七百を超える企業及び投資家に参画をいただいております。
 この事業を通じまして、幅広い関係者との連携を一層深めていって、国内のESG投資のさらなる普及、これを目指していきたい、このように考えております。
 ありがとうございます。
この発言だけを見る →
務台俊介#10
○務台委員 ありがとうございます。
 取り組み姿勢は非常に前向きであるというふうに受けとめました。ぜひ、これが具体的な結果として、額として、数字として出てくるように期待させていただきたいというふうに思います。
 ところで、COP23の際に、私もちょっと新聞で見てショックを受けたんですが、ことしも日本が化石賞を受賞したという記事が大変皮肉まじりで書かれておりました。環境省として、この受賞に対する受けとめ方、受賞に至ってしまった理由についてどのようにお考えなのか、伺いたいと思います。
 再生可能エネルギーに関しては、政府の中でもさまざまな立場があると思いますが、私は、環境省としては、もっともっと立場を主張して、どんどん、がんがん推し進めていってもいいのではないかというふうに思います。世界の再エネ拡大を目指す毅然とした姿勢のある国もあるのに対して、どうも日本政府のコミットメントが、全体としてバランスをとるというところはあるんですが、いささか腰が引けているのではないかと感じる国民も少なくないというふうに思います。
 私は、エネルギー基本計画における再エネ比率の目標を前倒しして達成していく、それに対して何ができるかを環境省としても打ち出す必要があるのではないかというふうに思います。
 石炭火力発電に対する姿勢、そして、政府のエネルギー政策形成において環境省としてどのように取り組むのか、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →
森下哲#11
○森下政府参考人 化石賞につきましてですが、これは個別のNGOによるものでございまして、環境省としての受けとめについては差し控えをさせていただければというふうに考えておりますけれども、御指摘のありました石炭火力発電につきましては、現在多数の新増設計画がございまして、仮にこれらの計画が全て実行されますと、我が国の削減目標達成は困難であると考えております。経済性の観点のみで新増設を進めることは許されないというふうに思ってございます。
 環境省といたしましては、対策の進捗のレビューや環境アセスメントにおける大臣意見の機会を通じまして、石炭火力の問題に対して厳しい姿勢で臨んでいきたいというふうに考えてございます。
 それから、再生可能エネルギー、再エネについてでございますけれども、温暖化対策の鍵を握るとともに、経済成長ですとか、あるいは地方創生、これらにも資するものであるというふうに思っております。
 環境省といたしましても、再エネ導入の最大化、加速化のために、住宅や建築物などのエネルギーを消費する個別の需要側での省エネそして蓄エネとあわせた導入の促進、加えて、地域の自然環境や地元と調和した持続可能な再エネ案件の開発の促進などに取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →
務台俊介#12
○務台委員 化石賞についてはコメントを差し控えたいということなんですが、恐らく、さらに聞かれたら答えを用意されていると思うので、もしあれば伺いたいのと、もう一つ、石炭火力に対して、新増設計画について大臣意見というアセスの中での意見を申し述べる、そういう立場にはあると思うんですが、もう少しこれを、環境省も絡んで許可にするとか、そういう踏み込んだ立場がとれないかなというふうに私は個人的に感じるんですが、今後の課題にしていただきたいと思います。
 そして、今、バイオマス発電などを含めた再エネ由来の電力、発電した電気が、電力会社がなかなかキャパの問題があって接続してくれないという問題があると思うんです。それは、石炭火力が既に既得権があるから、それを剥いでまで接続できないということがあるんですが、私は、再エネを拡大するためには、再エネ由来のものをむしろ優先して、今使っているものについてはむしろ後回しにするくらいのことをやったら、飛躍的に再エネ比率の目標は高まっていく、このように思います。
 こういう点についてどんなふうにお考えなのか、局長さんのお気持ちを聞きたいと思います。
この発言だけを見る →
森下哲#13
○森下政府参考人 化石賞の件でございますけれども、これは先ほどの繰り返しになって本当に恐縮でございますけれども、受けとめについては差し控えをさせていただければ非常にありがたいと思っております。
 それから、再生可能エネルギーの導入は、特に省エネルギーの推進とそれから再生可能エネルギーの徹底的な導入、これが今後の日本の温暖化対策のキーだ、そういうことも本当に自覚をしてございます。しっかりと経済産業省さんとも意見を交換させていただきながら、現在、温対計画、温暖化対策計画を通じて全政府の取り組みを推進してございますけれども、その取り組みをしっかりと推進してまいりたいと思っておりますし、この温対計画につきましては、法律に基づいて三年ごとの見直しということの規定でございます。そういった中で、またさらにどういったことが可能かどうか検討してまいりたいというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →
務台俊介#14
○務台委員 頑張ってください。
 地球温暖化対策のための税が平成二十四年度から導入され、現在は平年度化して、再生可能エネルギー導入や省エネ対策に活用されていると承知しています。平年度化しているんだけれども、その効果が国民の目になかなか触れない、実感として進んだんだ、そういう効果があらわれていないようにも思うんですが、この特定財源の政策効果についての御認識を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →
森下哲#15
○森下政府参考人 地球温暖化対策のための税、いわゆる温対税の税収でございますけれども、これはCO2の排出抑制対策に活用してございます。
 幾つか具体的に申し上げますと、省エネ家電など国民の一人一人による賢い選択、クールチョイスを促す国民運動ですとか、あるいは、オフィスビルや住宅などへの省エネ設備導入の促進、あるいは、冷蔵庫、冷蔵倉庫などへの省エネ型の自然冷媒機器の導入促進、そして、地域に根差した再生可能エネルギーの最大限の導入、そして、新しいCO2削減技術の開発、実証などを実施しているというところでございます。
 今後とも、温対税を効果的に活用いたしまして、CO2の排出抑制を推進していきたいというふうに考えてございます。
この発言だけを見る →
務台俊介#16
○務台委員 個別には政策をなさっているのはわかるんですが、それが結果として国民の目に、ああ、こんなに使われてよくなっているんだというふうに思うような、そういうPRもぜひお願いしたいというふうに思います。
 今申し上げた温暖化防止の、地球温暖化対策の税は企業課税でございましたが、今回の税制改正で、別の観点から、森林環境税あるいは観光振興税といった、個人に着目した形態での新たな税の制度化の動きがあります。私は、国立公園という観光資源を抱えた環境省も、もっともっとこの税にコミットしていくべきだというふうな思いがございます。省としてのお取り組みを伺いたいと思います。
 というのも、私の選挙区には中部山岳国立公園を初めとした広大な国立公園が存在しております。潜在的なインバウンド候補地となっておりますが、受け入れ体制が脆弱であるという弱みがあります。登山道、トイレなどの解決すべき課題が山積しております。特定財源に目を向けることで、この分野の政策の充実を考えていってほしいというふうに思いますが、そういう観点からの御認識を伺いたいと思います。
 例えば、今議論されている森林環境税については市町村への譲与が予定されておりますが、その譲与基準として、例えば登山道の延長を加味するといったような検討があり得ないか、そんなふうに思っているんですが、この点についてもお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
笹川博義#17
○笹川大臣政務官 御指摘の森林環境税については、森林吸収源対策や森、里、川、海のつながりという視点で重要であり、省としては、その創設については支持をしております。
 また、国立公園満喫プロジェクトを推進していることから、御指摘の観光促進税については、その創設に向けた検討が進められることを大いに期待したいというふうに思っています。
 いずれにいたしましても、観光振興税、森林環境税ともに、今現在、与党の税調で議論なされておるというふうに承知しておりますので、今後も議論の推移を注視してまいりたいというふうに思います。
この発言だけを見る →
務台俊介#18
○務台委員 非常に慎重な物言いで、いつもの笹川政務官らしくないような気もしますが。
 例えば、制度をつくるに当たってはいろいろなデータが必要だと思うんですよね。例えば登山道が延長がどのぐらいあるか。これは、直轄の登山道もあるでしょうが、民間でつくっている、あるいは昔からあった登山道、こういうものについても指標をぜひ環境省でそろえていってもらいたい。じゃないと、指標がないのに譲与基準というわけにいかない。そういうことも含めて、ぜひ御検討をお願いしたいというふうに思います。
 さて、中部山岳国立公園の上高地では、昨年八月十一日に第一回山の日記念全国大会を挙行させていただき、当時の山本環境大臣にもお越しいただきました。そして、本年は栃木県那須町で開催された第二回の全国大会には中川大臣にもお越しいただきました。祝日の山の日制定に汗をかいた地元国会議員としては、本当に感謝申し上げたいというふうに思います。この山の日の制定というのが、環境省の国立公園振興への取り組みに何らかの影響があったとしたらうれしいのですが、この点についてお伺いしたいと思います。
 ところで、その上高地では、河床上昇、川底が上がる、いわゆる堆砂で困っている状況が毎年毎年増進しております。国立公園の特別保護地域内の堆砂でもあり、下流地域に堆砂を持ち出せないのではないかという暗黙の遠慮がございまして、地元も対応に困っております。上高地全体の土砂災害の脆弱性というのも高まっておりまして、この点についての、環境の保全と活用、両立するという観点に立った環境省の立場からのお話を伺いたい、このように思います。
この発言だけを見る →
中川雅治#19
○中川国務大臣 日本の主要な山岳の多くは国立公園内に位置しておりまして、山の日の制定は、多くの関係行事の開催につながるなど、国立公園の保全と活用を進める上でもすばらしい契機になっているというふうに思います。山の日を一つの契機として、さらに国立公園の保全と活用をしっかりと進めていきたいというふうに思います。
 御指摘の上高地でございますけれども、平成二十八年に第一回山の日記念式典が開催された場所でもございます。梓川の河床上昇は当該地域の自然景観に大きな影響を与えておりまして、環境省においても懸念しているところでございます。これに対応するため、平成十二年に、大正池付近及び小梨平付近から明神橋に自然公園法の許可基準の特例区域を設定いたしまして、特別保護地区においても土石採取ができるよう措置をいたしました。さらに、平成二十八年にはその区域を明神橋から横尾付近まで拡張いたしております。
 環境省としては、このような措置によりまして、関係機関等が行う堆積土砂の除去等の取り組みにできる限り協力してまいります。
この発言だけを見る →
務台俊介#20
○務台委員 ありがとうございます。
 小さな話なんですが、地元にとっては本当に死活問題でございますので、今の大臣の御発言を踏まえて、地元でさまざまな協力をしていっていただきたい、このように思います。
 ところで、環境省では、国立公園満喫プロジェクトを初め、国立公園への外国人訪問者拡大の取り組みを始めておられますが、例えば中部山岳国立公園の取り組みの方向性、これについて教えていただければありがたいと思います。
この発言だけを見る →
亀澤玲治#21
○亀澤政府参考人 国立公園満喫プロジェクトにおきまして、二〇二〇年に国立公園のインバウンドを一千万人にするという目標を掲げておりますが、その達成のためには、全国の国立公園全体で取り組みを進める必要があるというふうに考えております。このことから、先行的に取り組みを進めております八公園の成果を、それぞれの地域の特性に合わせて八公園以外の公園に展開する事業を先月から開始しております。
 中部山岳国立公園内では、松本市や高山市を中心とした南部地域の二次交通手段の開発とプロモーション事業を採択しておりますし、立山地域でも採択をしております。このうち、南部地域につきましては、短期間、通過型観光から周遊、滞在型観光に転換するべく、二次交通の利便性向上、自然体験メニューの充実等を図る事業を地元自治体や地域の関係者とともに実施をいたします。
 中部山岳国立公園は、上高地や乗鞍、立山等、魅力的な観光地が多く、もともとインバウンドの多い公園でありますが、この展開事業を通じてさらに外国人への訴求力を高め、国立公園満喫プロジェクトの目標達成と当該地域の活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。
この発言だけを見る →
松島みどり#22
○松島委員長 もう質問時間は終わっております。
この発言だけを見る →
務台俊介#23
○務台委員 はい。
 では、これで終わります。ありがとうございました。
この発言だけを見る →
松島みどり#24
○松島委員長 次に、堀越啓仁さん。
この発言だけを見る →
堀越啓仁#25
○堀越委員 立憲民主党・市民クラブの堀越啓仁でございます。
 本日は、諸先輩方から多大なる御配慮をいただきまして初質問に立たせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私は、十月に行われました総選挙にて初当選をさせていただきました。新米議員でございますけれども、もとより、環境問題に関しては、私自身、非常に関心が高い事項が多いものですので、全力で取り組ませていただきたいというふうに思います。地域の問題あるいは地球環境の問題というのは、これは超党派で取り組まなければいけないことだと認識しておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私は、これまでリハビリテーションの現場で働いておりました作業療法士でございます。医療、介護の現場で主に働いておったわけなんですけれども、それとあわせましてもう一つ顔がございまして、それは僧侶でございます。僧籍を取得してから、人の生き方、幸せとは何なのかということを見詰め直す一つの物差しとして、皆さんに仏教というお話をさせていただいておりましたけれども、特に命のとうとさに関しましては、仏教では山川草木悉皆成仏という言葉がございまして、山や草木、川、全てに仏さんが宿っているという考え方でございます。それは、人も動物も命あるもの皆同じであるという概念に依存しているわけでございますけれども、きょうは、そういった観点から、動物福祉のことについて質問をさせていただきたいというふうに思います。
 これまで、動物愛護管理法は、さまざまな改正が行われる中で、動物取扱業の規制強化や動物虐待あるいは遺棄に係る罰則、実験動物への配慮などが盛り込まれてきました。我が国における動物福祉は、全体として進歩しているようにも見えるわけですけれども、畜産動物に関する内容についてはとても薄いものになっているというふうに考えております。先進国の中で見ても、世界基準にはほど遠い状況だというふうに認識しております。
 日本には、動物保護に関する法律やガイドラインはあるものの、現在、その実効性を伴わない状況にあります。畜産業が動物愛護管理法の動物取扱業から除かれ、また、法文内に畜産動物に関する個別の条項が設けられているわけではありません。農水省所管の公益社団法人畜産技術協会等が作成したアニマルウエルフェアの考え方に対応した飼養管理指針の啓発活動を通じて、産業動物の福祉を広めようとしているわけでございますけれども、この指針には強制力はありません。また、アニマルウエルフェアの向上を図っている国際機関であります国際獣疫事務局、OIEが策定した基準よりもやや低目の飼育方法が記載されているのが現状であります。そして、屠畜場については、厚生労働省の管轄となっておりまして、屠畜場での動物福祉の取り組みは行われていないというふうに言わざるを得ない状況ではないかというふうに思っております。
 なぜ我が国がEUと比較するとおくれをとっているのか。この原因として考えられるものは、日本は、畜産物を輸入する国でありまして、輸出をしてこなかった国であるということで、欧米での動物福祉の高まりと比べて情報を仕入れる機会が非常に少なく、認知度も薄いのではないかというふうに考えております。このことが今後大きな問題になるのではないかということを私は懸念しております。
 というのは、二〇二〇年に開催される予定であります東京オリンピック・パラリンピック、この祭典に選手村の食事などで使用する食材は、畜産物は、農作物の要件に加えて、持続可能性に配慮した畜産物の調達基準、アニマルウエルフェアが重要視されているからでございます。つまり、「快適性に配慮した家畜の飼養管理のため、畜産物の生産に当たり、アニマルウェルフェアの考え方に対応した飼養管理指針に照らして適切な措置が講じられていること。」とされており、その指針は、先ほどの畜産技術協会が作成した飼養管理指針をよりどころとしておりますので、この指針が国際的に認められるレベルかどうかが非常に問われるからであります。
 当然、トップアスリートが集まる平和の祭典でございますので、とりわけ食に関しては関心が高い選手が非常に多いと思いますし、それだけではなく、アニマルウエルフェアによって飼育をされた食材によって栄養をとるということは、彼らにとっては当たり前のことになっておりますので、その辺に関しまして早急な対応が我が国でも必要になるのではないかというふうに考えております。
 OIE基準を満たすアニマルウエルフェアに沿った畜産を国内に流通させる、そして、その上で、海外に自信を持ってこれから我が国から輸出をするチャンスに変えていくという選択肢をつくり上げられればというふうに考えております。もちろん命に対する尊厳は保った上で、それが当然であります。そういったことが実現した上で、我が国は初めて先進国と言えるのではないかなというふうに思っております。
 インド独立の父で知られるマハトマ・ガンジーは、国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方でわかるとまで言われております。
 そこで、中川環境大臣にお伺いいたします。
 先進国、とりわけEU各国においては、日本と比しても産業動物の福祉の理念が非常に浸透しております。牛や豚などの産業動物については、飼養管理、輸送及び処分方法に係る法的規制を行う国もあると承知しております。
 まず、我が国の動物愛護管理法における産業動物の福祉に関する取り組みについて確認した上で、産業動物に関する動物愛護管理法における位置づけについて、環境省の見解をぜひお伺いしたいと思います。
 そして、今後、動物愛護管理法の見直し時期を来年に控えた中で、動物愛護管理行政への意気込みを大臣に伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →
中川雅治#26
○中川国務大臣 動物愛護管理法におきましては、産業動物を含む動物を取り扱う場合に、動物の飼養の目的の達成のために支障を及ぼさない範囲で、必要な健康の管理等を行うとともに、動物の種類や習性等を考慮した飼養環境の確保を行わなければならないことを基本原則として規定しております。
 また、動物の所有者等の責務として、その動物を適正に飼養することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めることとされております。
 これらを受けて、環境省としては、産業動物の適正な取り扱いを確保するために、管理者等が遵守すべき産業動物の飼養及び保管に関する基準として、衛生管理や安全の保持に関する一般的な内容を定めているところでございます。
 引き続き、産業動物の管理者等における取り組みが促進されますように、環境省としては、関係省庁と連携しつつ、同基準の普及啓発に努めてまいります。
 そして、この動物愛護管理法でございますけれども、これは制定から数次の改正がございますけれども、いずれも議員立法によって対応されている経緯がございます。私も自民党の議員連盟に参加をしていたわけでございますが、自民党にも公明党にもございますし、超党派の動物愛護議員連盟がございまして、そこでこれから改正に向けていろいろな議論が煮詰まっていくものと思います。
 そういう意味で、この動物愛護管理法がずっと議員立法で対応されていることからいたしまして、環境省としては、各党における御議論の動向等をまずは注視していきたいと思っております。
この発言だけを見る →
堀越啓仁#27
○堀越委員 御答弁ありがとうございます。
 オリンピック、パラリンピックで用いられる食材の量は、当然、国内消費の比率からすれば本当にごくわずかではありますけれども、しかし、今、国民の皆さんも、健康面、あるいは、それこそ動物愛護、ペットをめでる、そういう思いから動物福祉全体に対する関心は非常に高まっているというふうに認識しております。また、輸送ですとか屠畜の様子なんかも、今、インターネットが普及している兼ね合いでかなり国民の皆さんの目に触れる場面が多くなってきておりますので、ぜひ我が国でも、EU、OIEに基準した動物福祉への取り組みを私たちで全力で取り組ませていただければというふうに考えております。私も議員連盟の方には属させていただきますので、これから訴えをさせていただこうというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、食品のロスの取り組み状況についての御質問をさせていただきたいと思います。
 今、日本社会は大変な格差社会となっておりまして、厚生省の調べによりますと、子供の相対的貧困率は今や六人に一人と言われております。それに対して、昔ながらの助け合いやお互いさまの精神から、市民レベルあるいは行政との連携として、子供食堂やフードバンク、あるいはフードバンクさんに食べ物を届けるフードドライブという活動がふえております。私もこれまで、食べ物を集め、もったいないをありがとうに変えるというコンセプトで、フードバンクへ食べ物を届けるフードドライブを実施してまいりました。
 このもったいないというすばらしい日本語は今や世界の共通語として広く認識され、その提唱者が環境分野の活動家で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性のワンガリ・マータイさんであることは余りにも有名でございます。このワンガリ・マータイさんは次のように述べられております。環境活動の理念で大事なスリーR、すなわち、リデュース、リユース、リサイクル、削減、再利用、再資源化、このスリーRに尊敬の念をあらわすリスペクトを足した四Rを一言であらわせるのがこのもったいないであるということでございます。昨今問題になっているこの食品ロスという、食べられるのに捨てられてしまう食品の存在は、当然もったいないの対象でございますので、できる限り減らしていくことが強く求められております。
 そこで、環境省と農林水産省が本年四月に公表した平成二十六年度における食品廃棄物等の利用状況によりますと、同年度の食品廃棄物等の量は二千七百七十五万トンで、このうち食品ロスの量は六百二十一万トンに上っております。この数字は、前年、平成二十五年度の推計値六百三十二万トンよりも減少したものになってはいますが、全体量が国連の世界食糧計画による世界全体の食糧援助量の約二倍であるということに変わりはありませんので、引き続き官民を挙げた積極的な削減への取り組みが必要というふうに考えられております。
 本年の通常国会で廃棄物処理法の改正法が成立いたしました。改正法案提出の背景の一つには、昨年一月に発覚した廃棄カツの不適正な転売事案がありましたが、この事案を取り巻く食品業界の実態として、食品ロスの存在を強く意識した方々は少ないのではないかなというふうに思っております。
 ところで、この改正法案の審査を行った本年の五月、環境委員会では、当時民進党に所属されておりました太田議員から、食品ロスに関して削減目標を設定することの重要性を指摘され、これに対して当時の山本大臣からは積極的に取り組んでいきたい旨の答弁がございました。
 そこで、限りなくゼロに近づける必要があるこの食品ロスの削減目標の設定について、現在の取り組みはどうなっていらっしゃるのかということを、山本前大臣から後を託された中川大臣の見解を伺います。
 特に、平成三十年度環境省予算の概算要求においては、食品廃棄物等リデュース・リサイクル推進事業費が計上されております。太田議員も質疑の中で触れられておりましたけれども、平成三十年度に食品ロス調査をしている市町村の数を二百市町村にするという、廃棄物処理法の基本方針を定められた目標の達成は可能でしょうか。この点について説明をお願いいたします。
この発言だけを見る →
中川雅治#28
○中川国務大臣 食品ロスの削減は、SDGsにおきましてもターゲットの一つとして定められております。また、昨年のG7富山環境大臣会合でも議論されるなど、国際的な関心が高まっているところでございます。
 先生御指摘がございました平成二十八年そして二十九年と山本前大臣、そしてまたその前の年、二十八年五月には安倍総理も食品ロスの削減に向けた目標を定める検討をしてまいりたいということを申し上げているところでございまして、私も山本大臣の食品ロス削減目標の設定についての検討を引き継いでいるところでございます。
 環境省としては、関係省庁や地方自治体と連携しつつ食品ロスの削減に向けた取り組みを進めているところでございまして、目標を定めるということは、関係者の効果的な取り組みを促進していくためにも有効なものだというふうに思っております。現在、食品ロスの目標設定に関する検討会を立ち上げて検討を進めておりまして、現在のところは、食品ロスの発生状況や取り組みによる削減効果等についてまずは調査を進めている、こういう状況でございます。
 そして、市町村が食品ロス削減に取り組む上で、区域内の食品ロスの発生実態を把握し、市民に知らせるということは極めて重要でありまして、このため、廃棄物処理法の基本方針において、平成三十年度までに家庭からの食品ロスの発生の状況について調査を実施したことがある市町村の数を二百にするとの目標を掲げているところでございます。
 家庭からの食品ロスを調査している市町村数は、平成二十八年度の時点で累計六十三市町村でございました。平成二十九年度から調査に取り組む市町村を支援する予算を設けておりまして、今年度は約三十の市町村を支援しております。また、食品ロス調査のノウハウが得られれば調査を実施したいという市町村が五十六あることから、調査の方法を取りまとめたマニュアルを今年度末までに作成し、提供する予定でございます。
 このほか、食品ロス調査を今後行う予定という意向を示している市町村が八十一ございまして、環境省としては、引き続き調査への財政的、技術的支援を通じ、目標達成に取り組んでまいります。
この発言だけを見る →
堀越啓仁#29
○堀越委員 ありがとうございます。
 これから忘年会、新年会のシーズンになります。私たちも席に着いてすぐお酌に回らなければいけないということで、非常に食べ物に対してはもったいないなと認識されておられる方はいらっしゃると思いますので、ぜひ議員の先生方にも御協力をいただいて、まず乾杯をしたらば十五分間は席に着いてしっかり御飯を食べていただいて、そして終わりの打ち上げのときには、またしっかり十五分間席に着いて食事を食べていただくという取り組みも、皆さん、先生方にもお願いをしたいというふうに思います。私も実施できるかどうかわかりませんけれども、全力でやらせていただきたいと思います。
 先ほど申し上げましたとおり、日本の食品ロスの量は六百二十一万トンと非常に多いものでございますので、世界が求めている食糧援助量の約二倍ということは私たちはしっかり認識をした上で、やはり先進国として官民ともに取り組んでいかなければいけないことだというふうに思っておりますので、引き続き、御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
 次に、先ほどもお話が出ておりましたけれども、COP23それから地球温暖化対策に続いて、エネルギー政策について触れさせていただきたいと思います。
 私の地元は群馬県ですけれども、群馬県は非常に気温が高い箇所が前橋市、館林、これは最高気温をいつも更新して、県内で競り合っているような、そういう状況でございますけれども、非常に気温が高くなってきております。前橋市では百年当たり一・九度上昇しておりまして、真夏日の日数は百年当たり三十六日増加しているということであります。都市化の影響はあるとはいっても、やはり地球温暖化の影響は顕在化しているというふうに考えております。
 地球温暖化の問題に対しては、世界で対応しなければいけない本当に喫緊の課題であるというふうに思っております。パリ協定に基づく世界の取り組みを全ての国が推進するということを実効的なものにしていかなければ、達成は難しいのではないかという認識がございます。
 今回の国会での安倍総理の所信表明演説の中ではこの気候変動問題には触れられておりませんでしたので、所信において気候変動対策へ取り組む姿勢が触れられていないのはちょっと残念かなというふうに認識をしております。
 COP23の開催中、先ほどの質問にもありましたとおり、化石賞というものを日本が受賞してしまった。この化石賞を与えたのは世界各国の環境NGOで組織された気候行動ネットワークですが、この不名誉な賞を日本が単独で受賞した理由としては、十一月六日に行われた日米首脳会談において、二〇一七年から二〇一八年にアメリカと協力して石炭火力発電所や原発の建設を東南アジアへ展開することを合意する覚書も交わされていたことが挙げられるのではないかなというふうに思います。
 非常に答えにくいところもあるかとは思うんですけれども、ぜひ、化石賞を受賞してしまったということに関して、大臣、一言お答えいただけないでしょうか。よろしくお願いします。
この発言だけを見る →
← 戻る