外務委員会
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会
会議録情報#0
昭和四十四年四月十一日(金曜日)
午後三時二十二分開議
出席委員
委員長 北澤 直吉君
理事 青木 正久君 理事 秋田 大助君
理事 藏内 修治君 理事 田中 榮一君
理事 山田 久就君 理事 戸叶 里子君
理事 穗積 七郎君 理事 曽祢 益君
小泉 純也君 坂本三十次君
世耕 政隆君 橋本登美三郎君
福田 篤泰君 松田竹千代君
毛利 松平君 大柴 滋夫君
宮澤 喜一君 渡部 一郎君
松本 七郎君
出席国務大臣
内閣総理大臣 佐藤 榮作君
外 務 大 臣 愛知 揆一君
出席政府委員
内閣法制局長官 高辻 正巳君
外務省アジア局
長 須之部量三君
外務省アメリカ
局長 東郷 文彦君
外務省経済局長 鶴見 清彦君
外務省経済協力
局長 上田 常光君
外務省条約局長 佐藤 正二君
外務省国際連合
局長 重光 晶君
―――――――――――――
四月八日
委員毛利松平君辞任につき、その補欠として中
曾根康弘君が議長の指名で委員に選任された。
同日
委員中曽根康弘君辞任につき、その補欠として
毛利松平君が議長の指名で委員に選任された。
同月十一日
委員伊藤惣助丸君辞任につき、その補欠として
渡部一郎君が議長の指名で委員に選任された。
―――――――――――――
四月七日
世界連邦建設の決議に関する請願(小峯柳多君
紹介)(第三三六〇号)
同(三木武夫君紹介)(第三三六一号)
同(村上信二郎君紹介)(第三三六二号)
同(山花秀雄君紹介)(第三三六三号)
同月十日
世界連邦建設の決議に関する請願(秋田大助君
紹介)(第三六一二号)
同(長谷川正三君紹介)(第三六一三号)
日米安全保障条約廃棄等に関する請願(田代文
久君紹介)(第三六八八号)
同(谷口善太郎君紹介)(第三六八九号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
四月七日
米軍原子力潜水艦寄港の即時取止めに関する陳
情書(第二
七二号)
は本委員会に参考送付された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
国際情勢に関する件
――――◇―――――
この発言だけを見る →午後三時二十二分開議
出席委員
委員長 北澤 直吉君
理事 青木 正久君 理事 秋田 大助君
理事 藏内 修治君 理事 田中 榮一君
理事 山田 久就君 理事 戸叶 里子君
理事 穗積 七郎君 理事 曽祢 益君
小泉 純也君 坂本三十次君
世耕 政隆君 橋本登美三郎君
福田 篤泰君 松田竹千代君
毛利 松平君 大柴 滋夫君
宮澤 喜一君 渡部 一郎君
松本 七郎君
出席国務大臣
内閣総理大臣 佐藤 榮作君
外 務 大 臣 愛知 揆一君
出席政府委員
内閣法制局長官 高辻 正巳君
外務省アジア局
長 須之部量三君
外務省アメリカ
局長 東郷 文彦君
外務省経済局長 鶴見 清彦君
外務省経済協力
局長 上田 常光君
外務省条約局長 佐藤 正二君
外務省国際連合
局長 重光 晶君
―――――――――――――
四月八日
委員毛利松平君辞任につき、その補欠として中
曾根康弘君が議長の指名で委員に選任された。
同日
委員中曽根康弘君辞任につき、その補欠として
毛利松平君が議長の指名で委員に選任された。
同月十一日
委員伊藤惣助丸君辞任につき、その補欠として
渡部一郎君が議長の指名で委員に選任された。
―――――――――――――
四月七日
世界連邦建設の決議に関する請願(小峯柳多君
紹介)(第三三六〇号)
同(三木武夫君紹介)(第三三六一号)
同(村上信二郎君紹介)(第三三六二号)
同(山花秀雄君紹介)(第三三六三号)
同月十日
世界連邦建設の決議に関する請願(秋田大助君
紹介)(第三六一二号)
同(長谷川正三君紹介)(第三六一三号)
日米安全保障条約廃棄等に関する請願(田代文
久君紹介)(第三六八八号)
同(谷口善太郎君紹介)(第三六八九号)
は本委員会に付託された。
―――――――――――――
四月七日
米軍原子力潜水艦寄港の即時取止めに関する陳
情書(第二
七二号)
は本委員会に参考送付された。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
国際情勢に関する件
――――◇―――――
北
戸
戸叶里子#2
○戸叶委員 佐藤総理大臣、しばらくでございます。きょうは時間があまりないもんですから、急いでなるべく簡単な質問要旨にしますから、その質問に答えた答弁をしていただきたいと思います。
〔委員長退席、秋田委員長代理着席〕
まず第一に、沖繩が核抜き、本土並みということになりますと、当然安保条約の適用も沖繩に現時点では打ち出されてくると思います。そうだとしますと、総理が訪米なさいますときまでには、安保条約についてもその態度がはっきりしなければ交渉できないと私は思います。そこで、私どもと意見は当然違いますけれども、自動延長だとか、あるいは固定延長だとか、条約改定だとか、いろいろいわれておりますけれども、はっきりさせるのは当然十一月の訪米前と理解してよろしゅうございますか。
この発言だけを見る →〔委員長退席、秋田委員長代理着席〕
まず第一に、沖繩が核抜き、本土並みということになりますと、当然安保条約の適用も沖繩に現時点では打ち出されてくると思います。そうだとしますと、総理が訪米なさいますときまでには、安保条約についてもその態度がはっきりしなければ交渉できないと私は思います。そこで、私どもと意見は当然違いますけれども、自動延長だとか、あるいは固定延長だとか、条約改定だとか、いろいろいわれておりますけれども、はっきりさせるのは当然十一月の訪米前と理解してよろしゅうございますか。
佐
戸
戸叶里子#4
○戸叶委員 十一月前には安保条約についての態度をはっきりさせるということがまずわかりました。
そこで、政府のいわれておりますように、沖繩が七二年に予定どおり返還されるときには、当然基地の態様というのはきめられているはずだと思います。しかし、実際問題として、現在の基地が本土のそれと比較しましてもあまりに違い過ぎますので、何年かかかって本土並みにするということも政府は考えられるのではないか。それとも、返還と同時に本土並みに全く同じようにするという自信をお持ちになっていられるか、この点をまず伺いたいと思います。
この発言だけを見る →そこで、政府のいわれておりますように、沖繩が七二年に予定どおり返還されるときには、当然基地の態様というのはきめられているはずだと思います。しかし、実際問題として、現在の基地が本土のそれと比較しましてもあまりに違い過ぎますので、何年かかかって本土並みにするということも政府は考えられるのではないか。それとも、返還と同時に本土並みに全く同じようにするという自信をお持ちになっていられるか、この点をまず伺いたいと思います。
佐
佐藤榮作#5
○佐藤内閣総理大臣 たいへん申しわけないことですが、ついせんだって予算委員会で答えた当時から、あまり私自身の考えは変わってないのです。したがいまして、ただいまのようにどういうようになるかということについて、もう少し時間をかしていただく、その上で結論を出す。しかし、もちろん、いまお話しになりましたように、沖繩が返ってくれば、当然本土で行なわれておる憲法はそのまま実施されるし、また特別の定めなき限り安保条約、これも適用されるんだと、かように御理解をいただきたい。私、それより以上ただいまの段階では別に変わっておりません。
この発言だけを見る →戸
戸叶里子#6
○戸叶委員 私の伺っておりますのは、基地の問題に限っていま伺っているわけです。いまの本土にある基地のあり方と沖繩の基地のあり方はだいぶ違っております。しかし、七二年に返ってくるときには本土並みになるんだ、こういうことになりますと、それまでに、いまの基地のあり方というものが七二年までに変えられるという自信がおありになるのか、それともそれがもっと長引くか、返ってきたけれども、基地は二年たってから本土並みになるということになるのかどうか、その点を伺っているわけです。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#7
○佐藤内閣総理大臣 まだ第一の七二年までに返ってくるかこないか、これが問題でございますし、また返ってくるときに、一体アメリカの基地がどんな状態であるか、これが一つの問題だと思います。私どもが出てまいりまして、とにかく返還の時期を交渉することが一つと、また同時に、その返還の時期に合わせて、米軍基地はどういうようにするか、そのこともきめる、こういうことでございますから、その点が皆さんもたいへん御心配で、早く聞きたい。ことによアイゼンハワーの葬儀に参列した岸元総理大臣が、個人的意見とはいいながらもいろいろ話しておりますが、そういうことで、政府の考え方は一体どうなのか、その辺にも疑問があるようですが、実は私自身としては、まだ政府の考え方をそこまで煮詰めておらないということを先ほど来申し上げておるわけです。
この発言だけを見る →戸
戸叶里子#8
○戸叶委員 私がいま質問しました基地の問題はあと回しにするといたしましても、これまで政府の答弁では、予算委員会等を通しまして、七二年には返るのだ、こういうふうな答弁をされて、国民は大体そういうふうに了解していると思いますけれども、それ以後ということもあり得るわけでございますか。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#9
○佐藤内閣総理大臣 両三年以内に返還のめどをつける、これが私が一昨年ジョンソン前大統領と共同コミュニケできめたものでございます。したがいまして、そのときから両三年のうちに出かけて、いつアメリカが沖繩を返還してくれるか、この問題をきめよう、こういうことになっておりますので、いまのようになればたいへんけっこうでありますし、また、そういうことをやはり国民、また沖繩の県民も一日も早くと、かように思っておるだろうと思いますが、まだそこまで申し上げかねている、これが実情でございます。
この発言だけを見る →戸
戸叶里子#10
○戸叶委員 いまの総理の御答弁に私は非常に何か疑問を持つのです。両三年のうちに返るという印象を持ち、そしてまた、七三年には返るというような答弁も、私はどこかで見たような気がしますけれども、そのことにこだわっていますと先が進みませんので、これはまたあとで伺いたいと思いますが、いま総理のおっしゃいましたように、先ごろアイゼンハワー氏の葬式に特派大使として派米されました岸元首相が、核抜き、自由使用が望ましいということを記君会見で述べておられます。この行為自体については議論されたことでございますから、私はきょうはそれは避けますけれども、そこで、自由使用ということで伺いたいと思うわけです。
これまでの答弁を総合してみますと、いま政府の言う核抜き、本土並みとは、私が文字どおりに言うならば、事前協議で政府がイエスと言えば核も持ち込めるし、戦闘作戦行動にも政府がイエスと言えば出られるのだ、そしてそれは沖繩に限らず、本土もそうであるということであると思います。しかし、これは自由使用と言えない、そういうふうに理解してよろしいかどうか、この点を念のために伺っておきたいと思います。
この発言だけを見る →これまでの答弁を総合してみますと、いま政府の言う核抜き、本土並みとは、私が文字どおりに言うならば、事前協議で政府がイエスと言えば核も持ち込めるし、戦闘作戦行動にも政府がイエスと言えば出られるのだ、そしてそれは沖繩に限らず、本土もそうであるということであると思います。しかし、これは自由使用と言えない、そういうふうに理解してよろしいかどうか、この点を念のために伺っておきたいと思います。
佐
佐藤榮作#11
○佐藤内閣総理大臣 ただいま言われるように、いわゆる自由使用というものは、相手方の考えどおりこれを自由に使うということだと思います。しかし、いまの日米安保条約には事前協議という条項がありまして、自由使用というような規定はございません。これはいま戸叶君が御指摘になりましたとおりでございます。この点でいろいろ誤解を生じやすい発言があったので、実は、岸特使が帰りましてからいろいろ相談してみますると、米政府に会う前に記者会見をして、個人的意見だがということで、ただいまのような自由使用ということを申しておる。しかし、アメリカ政府に対してはさような点は全然触れておりません。これははっきり私からも申し上げ得るし、また岸特使自身も、アメリカに参りまして、アメリカ政府といろいろ交渉というか話し合いは持ったようですが、しかし、さようなことは申しておらない。これははっきり確認できておるのでございます。
この発言だけを見る →戸
戸叶里子#12
○戸叶委員 私どもから常識的に考えましても、岸さんは今回は特使として行かれたにしても、この問題で行かれたわけではないですから、公式にこの問題等はお話しにならなかった。そういう意味では、懇談なり何なりの形ではおっしゃったと思います。しかし、自由使用のことはおっしゃらなかったという御答弁ですから、そのもののように理解をいたしますにしても、岸さんがたびたびおっしゃいますのは、この自由使用というのが私の持論である、持論であるからそういうふうに言ったまでだというように言われている。そこにも私は非常にひっかかるものがあるわけです。と申しますのは、岸さんは元首相であって、安保条約が一九六〇年に国会で審議されたきの責任者でございまして、そして問題の岸・ハーター交換公文をとりきめた当事者でございます。その当時から事前協議の本質をよく知っていらしたはずだと思います。そこで、今日、日本の国民はあんまりこの事前協議にたより過ぎているので、これを何とか違うように持っていかなければいけないのじゃないか、当事の交渉したことを思い出しながら、こういう発言になったのではないかというふうに私は考えるわけであります。たとえば、この事前協議というものは、お互いに必ず合意に達するとは限らない、それはそのとおりです。協議が不調のまま、一方の当事国が自分の思うとおりにすることもあるんだというような、こういうふうなことを国民に強調したいために、何か自由使用ということばを出されたのではなかろうか、こういうことを考えるのですけれども、この点はいかがでございましょうか。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#13
○佐藤内閣総理大臣 ただいま戸叶君も抵抗を感ずると言われるが、実は一番驚いたのは政府自身でございまして、ああいう記事が新聞に出ると同時に、私たいへん心配をいたしました。これはたいへんな誤解を受けては困る、かように思いまして、さっそく連絡をとったのであります。したがいまして、その後においては、よしそれが個人の意見であろうと、そうかってに使ってはいない、かように私は思います。
そこで、いままでも日米安全保障条約で、この事前協議がいわゆる歯どめの役という、そういう意味にしばしば使われてきておる。これはそのこと自身が必ずしも正確だとは私は考えません。事前協議というのにもまたイエスもある、こういうことをすでにしばしば予算委員会等でもお答えしるおります。それはそれなりに御理解をいただきたいし、また岸特使も、その点では私どもと十分考え方が一致しております。ことに岸内閣時分に、これが歯どめの役になるんだという説明をしばしば繰り返しているし、また国民の皆さんからも、そういう意味の事前協議、そこに重点を置いたものだ、こういうふうにみんなとっていた。むしろ私どもから見ると、そういう一方的な、どこかに重点を置くという事前協議、これはやや困るのではないか。どこまでも事前協議、それを受ける日本側とすれば、自主的であること、同時にまた、日本の国益、その立場に立って事前協議に応ずる、そうして日本の考え方をはっきりさす、これがいわゆる日米安全保障条約においるパートナーとして要求される事前協議、またわれわれはそういう立場で事前協議に応ずるということでございます。この点は政府はしばしば申し上げておりますので、誤解のないようにお願いしておきます。また、岸特使もそういう意味では理解してくれておるようであります。
この発言だけを見る →そこで、いままでも日米安全保障条約で、この事前協議がいわゆる歯どめの役という、そういう意味にしばしば使われてきておる。これはそのこと自身が必ずしも正確だとは私は考えません。事前協議というのにもまたイエスもある、こういうことをすでにしばしば予算委員会等でもお答えしるおります。それはそれなりに御理解をいただきたいし、また岸特使も、その点では私どもと十分考え方が一致しております。ことに岸内閣時分に、これが歯どめの役になるんだという説明をしばしば繰り返しているし、また国民の皆さんからも、そういう意味の事前協議、そこに重点を置いたものだ、こういうふうにみんなとっていた。むしろ私どもから見ると、そういう一方的な、どこかに重点を置くという事前協議、これはやや困るのではないか。どこまでも事前協議、それを受ける日本側とすれば、自主的であること、同時にまた、日本の国益、その立場に立って事前協議に応ずる、そうして日本の考え方をはっきりさす、これがいわゆる日米安全保障条約においるパートナーとして要求される事前協議、またわれわれはそういう立場で事前協議に応ずるということでございます。この点は政府はしばしば申し上げておりますので、誤解のないようにお願いしておきます。また、岸特使もそういう意味では理解してくれておるようであります。
戸
戸叶里子#14
○戸叶委員 総理の御答弁でございますけれども、先ほども私が申し上げましたように、岸特使はかっては日本の指導的立場にいられて、責任者としていられて、安保条約の事前協議の内容ということは直接タッチされて、岸・ハーター公換公文というものを出された。そういうふうな方でいられながら、今回アメリカへ行って、わざわざ核抜き、自由使用が望ましい、こういうふうに言われましたのには、何か考えがあって自由使用ということばをわざわざお使いになったとしか私は思えないのです。いま御答弁を伺っておりますと、事前協議というものには——これは歯どめの役をするのだ、安保条約のときにはさんざんそういう答弁をされた岸氏である。そのとおりであると思います。私どももそうでございました。そういうふうに了解しておりました。それがだんだん今度の国会では変わってきておりますけれども、いずれにしてもそういう答弁を承っております。ところが、今回この自由使用ということをわざわざ言われたその魂胆というものが、私はどうも理解しかねる。今日の政府が言っておられるのは、核抜き、本土並みという程度、そうしてしかも、それば事前協議の弾力的運営ということばを私ども覚えさせられました。そこで今度は、岸さんのことばをあちこちで見ましても、自由使用だ、そして事前協議というのは、運用の面で効果をあげればいいのだ、こういうことを言われているわけです。だとするならば、この自由使用という考えというものは、いま政府の言われている核抜き、本土並みとは一体違うのでしょうか、違わないのでしょうか。この面をはっきりさしていただきたい。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#15
○佐藤内閣総理大臣 核抜き、本土並み、これはただいまの国民から申すと、ぜひそうあってほしい、これがもういまの国民大多数の考え方ではないかと思います。政府自身は国民の世論に従う、こういうことは申しておりますが、いまだかつて核抜き、本土並みという表現をしたことはございません。しかし、私どもは、他の表現で、国民の世論に従い、世論を無視するようなことはいたしません、こういうことを申し上げ、そういう立場で交渉いたします、こういうことを申しましたが、いま論理的に、そのことは政府自身が核抜き、本土並み、これを意味するのじゃないか、こういうように言われることも一理あると思いますが、積極的にそこまでは申していない。
それよりも、もう一つの点は、特別な取りきめなき限り、こういう条件をつけて実は話をしています。これをなぜ私が申すかというと、この点は基本的な問題でありますから、この点が明確になることが、国民とすれば一番望ましいことだと思います。しかしながら、アメリカと交渉する当の本人としては、この問題については、こだわるようですが、最終的に十分見きわめをつけて出かけないと、国民の期待を裏切るというようなことにもなりましょうから、そういう点で、政府自身はまだ慎重な態度で、最終的にはまだきめておりませんということを申し上げたわけです。だから、その点は誤解のないようにお願いして、そのことば自身をそのままとっていただきたい。いままでの予算委員会における答弁も、ただいま申し上げることのように終始しておる。私はあとであまり読んではおりませんけれども、とにかく言った気持ちがそのとおりですから、たぶん速記もそうなっているのではないか、かように思っております。
そうして、できるだけ国民の期待に沿うようにと、こういうことで臨みたい。だから、早期の返還も、また本土と区別をしないような、そういう方向でありたい、これは願いであります。しかし、とにかくこれは相手のあることでありますし、また、最終的な問題がきまらない限り、やはり特別の定めなき限りという条件のつくこと、これはただいまの状況ではやむを得ない、かように思っております。この点が、先ほど来、予算委員会のときとこの段階で変わっておらない、こういうことを重ねて申し上げるような次第であります。
この発言だけを見る →それよりも、もう一つの点は、特別な取りきめなき限り、こういう条件をつけて実は話をしています。これをなぜ私が申すかというと、この点は基本的な問題でありますから、この点が明確になることが、国民とすれば一番望ましいことだと思います。しかしながら、アメリカと交渉する当の本人としては、この問題については、こだわるようですが、最終的に十分見きわめをつけて出かけないと、国民の期待を裏切るというようなことにもなりましょうから、そういう点で、政府自身はまだ慎重な態度で、最終的にはまだきめておりませんということを申し上げたわけです。だから、その点は誤解のないようにお願いして、そのことば自身をそのままとっていただきたい。いままでの予算委員会における答弁も、ただいま申し上げることのように終始しておる。私はあとであまり読んではおりませんけれども、とにかく言った気持ちがそのとおりですから、たぶん速記もそうなっているのではないか、かように思っております。
そうして、できるだけ国民の期待に沿うようにと、こういうことで臨みたい。だから、早期の返還も、また本土と区別をしないような、そういう方向でありたい、これは願いであります。しかし、とにかくこれは相手のあることでありますし、また、最終的な問題がきまらない限り、やはり特別の定めなき限りという条件のつくこと、これはただいまの状況ではやむを得ない、かように思っております。この点が、先ほど来、予算委員会のときとこの段階で変わっておらない、こういうことを重ねて申し上げるような次第であります。
戸
戸叶里子#16
○戸叶委員 いまの総理のお気持ちなり何なりはよくわかりました。ただ、単刀直入に言わせていただければ、核抜き、本土並みという場合と、それから核抜き、自由使用というような場合とでは、はっきり違うのだということが一点と、しかし、特別な取りきめがあれば、核抜き、自由使用ということもあり得るのだ、そういうふうに理解してよろしゅうございますか。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#17
○佐藤内閣総理大臣 これは当然いまのようないろいろの場合が考えられる。しかし、これは私が結論を出す場合の私の自由裁量だと思います。しかし、それにはまた前提があって、私自身は、国民の支持のもとに、国民の世論に反した方向では行動しないということも実は申しておるのであります。国民の希望するもの、これは早期返還であり、核抜きであり、本土並みであるということは、ただいまは申し上げ得るかと思います。しかし、これからは国民の世論にいたしましても、もちろん動きがあること、これは当然だと思います。したがって、ただいま固定してものごとをきめる、そういうことにはなかなかいかないということを申し上げたいのであります。やはりものごとが動いておる際でござい出すから、そういう点はやはり慎重に扱う、これが政府の態度でもあります。
この発言だけを見る →戸
戸叶里子#18
○戸叶委員 岸特使が帰られまして、アメリカでの記者会見、国内へ帰ってきてからの記者会見等を総合してみますと、たいへんに整理されているのですね。その一点は、米軍が沖繩の基地を使用するのに特別に簡単な措置をとる旨明記した交換公文を取りかわすことが必要ではないかということが一つ、もう一つは、自由使用といっても、基地の無条件、無制限な自由使用はあり得ない、第三は、岸・ハーター交換公文のほかに、新たな沖繩についての交換公文をつくる考えはない、こういうふうに言われているわけです。そうだとしますと、いまの交換公文の中身を変えれば、国会の承認を得なければならない。だから、そういう形ではなくて、共同声明とか、あるいは国会の承認を対象としないで——そして、それはこの沖繩についてのみではない、そういう交換公文とか口上書を取りかわすとか、こういったものが今後においては考えられるのじゃないかと思います。おそらく総理は、それを伺っても、それはまだ何も考えていませんからわかりませんとおっしゃるだろうと思いますけれども、そういう点を含めまして、今後とも考えられる点についてちょっと伺っておきたいと思いますのは、沖繩の基地のあり方というものは、国会の承認を求める文芸にするのか、いま私が申し上げましたような、求めないで済むような文書にするのか、あるいは安保条約の関係の文書にするのか、あるいはまた安保条約とは関係のない文書にするのか、これだけに大体限られるのではないかと思いますが、そのうちのどれを選びますか。伺っても、おそらくお答えにならないと思いますが、大体それに限られるのじゃないかと思いますが、ほかにまだ形がありますか。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#19
○佐藤内閣総理大臣 頭のいい戸叶君がいろいろ分類して、こういう場合、こういう場合、こういう場合と言われましたが、私もあまりその他の方法はないのかと思っております。
ただ、私、いまこの際に個人的な弁解をしておきたいのでありますが、自民党の中でもいろいろ議論がございます。まだこれは自民党が最終版を決定しないから、そういう意味だと御了承いただきたい。いわゆる強い意見もあるとか、あるいはハト派、あるいはタカ派の意見もあるとか、こういうのがいろいろありまして、まだ自民党も、私自身がきめないように、最終的には決定しておりません。そこで、私の場合だと、やや複雑になりますのは、津特使は元総理、しかも私の兄だ、こういう関係で、この間にまず連絡があるだろう、連絡がなかったらおかしい、また、弟は幾ら総理
だといっても、兄貴の言うことを聞くだろう、こういうようにだんだん割り切られて、そこでこの問題を取り扱われると、実は非常に困るのです。いまも整理してお話しのように、アイゼンハワーの葬儀に参列する、その特使で出かけていった。その際に発言をしたことが、これは平素岸が考えていることにしろ、それが出た。これは行ってしゃべったのではなくて、その前にニューヨーク・タイムスかどこかのインタビューでそういう意見を述べた。したがって、その直後であっただけに、アメリカに行ったら、その話をトレースされると、ああいう発言にならざるを得なかった、こういうような経過もあります。それで、私自身も、先ほど申しますように、実は東京にいて、あの報道が日本に打ち返されて、非常にびっくりした。すぐワシントンに電話をいたしまして、そういう点について誤解を招かないようにしてほしい、これは特に申し上げるまでもなく、兄弟でありますだけに、また元総理であるだけに、非常に誤解を受けやすいから、そこらのところは具体的に立ち入らないように、こういうような注意を実はしたような次第であります。したがって、この問題は、ちょっと入り組んではおりますけれども、兄弟の問題だが、これは別のことだ、公私の別の問題だ、これだけはひとつはっきりさせていただきたい。
また、いまの沖繩の問題と取り組みますその態度も、私は予算委員会当時と今日あまり変わっておらない。参議院において私の発言がいかにも変わったかのようにとられておりますけれども、これは参議院の方がよく整理されて、各委員会における私の発言をそれぞれまとめられた。そうすると、参議院における結論が自然に出てきた、こういうことのようであります。しかし、私自身まだ最終的な決定ではありません。部分的な発言はそのとおりで、間違いございません、こういうことを実はお答えしているのです。
ただいまも先ほど来のお話でおわかりだと思いますけれども、私の発言内容については、戸叶君はそれぞれの場合でつかまえていらっしゃる。そのことを私は否定はいたしませんけれども、まだ最終的に決定版を下している、こういうところではないと御了承いただきたいと思います。
この発言だけを見る →ただ、私、いまこの際に個人的な弁解をしておきたいのでありますが、自民党の中でもいろいろ議論がございます。まだこれは自民党が最終版を決定しないから、そういう意味だと御了承いただきたい。いわゆる強い意見もあるとか、あるいはハト派、あるいはタカ派の意見もあるとか、こういうのがいろいろありまして、まだ自民党も、私自身がきめないように、最終的には決定しておりません。そこで、私の場合だと、やや複雑になりますのは、津特使は元総理、しかも私の兄だ、こういう関係で、この間にまず連絡があるだろう、連絡がなかったらおかしい、また、弟は幾ら総理
だといっても、兄貴の言うことを聞くだろう、こういうようにだんだん割り切られて、そこでこの問題を取り扱われると、実は非常に困るのです。いまも整理してお話しのように、アイゼンハワーの葬儀に参列する、その特使で出かけていった。その際に発言をしたことが、これは平素岸が考えていることにしろ、それが出た。これは行ってしゃべったのではなくて、その前にニューヨーク・タイムスかどこかのインタビューでそういう意見を述べた。したがって、その直後であっただけに、アメリカに行ったら、その話をトレースされると、ああいう発言にならざるを得なかった、こういうような経過もあります。それで、私自身も、先ほど申しますように、実は東京にいて、あの報道が日本に打ち返されて、非常にびっくりした。すぐワシントンに電話をいたしまして、そういう点について誤解を招かないようにしてほしい、これは特に申し上げるまでもなく、兄弟でありますだけに、また元総理であるだけに、非常に誤解を受けやすいから、そこらのところは具体的に立ち入らないように、こういうような注意を実はしたような次第であります。したがって、この問題は、ちょっと入り組んではおりますけれども、兄弟の問題だが、これは別のことだ、公私の別の問題だ、これだけはひとつはっきりさせていただきたい。
また、いまの沖繩の問題と取り組みますその態度も、私は予算委員会当時と今日あまり変わっておらない。参議院において私の発言がいかにも変わったかのようにとられておりますけれども、これは参議院の方がよく整理されて、各委員会における私の発言をそれぞれまとめられた。そうすると、参議院における結論が自然に出てきた、こういうことのようであります。しかし、私自身まだ最終的な決定ではありません。部分的な発言はそのとおりで、間違いございません、こういうことを実はお答えしているのです。
ただいまも先ほど来のお話でおわかりだと思いますけれども、私の発言内容については、戸叶君はそれぞれの場合でつかまえていらっしゃる。そのことを私は否定はいたしませんけれども、まだ最終的に決定版を下している、こういうところではないと御了承いただきたいと思います。
戸
戸叶里子#20
○戸叶委員 私お願いしたいのです。質問に答えていただきたいと申し上げたのですけれども、総理は、この際ですからといって弁解のほうに回られたので、私の大事な質問に答弁をされていないわけです。ですから、また急いでいたしますから許していただきたいと思うのですが、いま総理がいろいろおっしゃったわけですが、もう六月には愛知さんがアメリカにいらっしゃるわけです。だとしますと、いまのような態度で全然前進しないということでは、愛知外務大臣としても交渉のしようがないのじゃないかと思うのです。向こうの言うことだけを聞いてくるというわけにはいかないと思います。したがって、何らかのめどくらいは、総理は愛知さんがいらっしゃるまでにはサゼストできるようなものをお持ちであるかどうか、これが一点です。
それからもう一つは、屋良さんがたいへん沖繩問題を考えておられます。非常に苦しい生活をしている沖繩の人たちから応援されまして、主席として当選したわけでございますから、一番沖繩の人たちの気持ちになって働けるわけです。そこで、屋良さんの意見は総理としてもおわかりになると思いますけれども、アメリカでいろいろ交渉を進めていく上においては、いまの日本政府にまかせておくだけでなく、その土地で苦しんで、そしてその土地に責任を持っているその人の意見というものも、間接ではなくて、直接にアメリカに聞かせるということが必要ではないか。そういう意味で、愛知さんがいらっしゃるときにでも帯同して、そして交渉の前にでも話を聞かせるということくらいは考えてもいいのではないか、こう思いますけれども、総理としてはいかがでございますか。
この発言だけを見る →それからもう一つは、屋良さんがたいへん沖繩問題を考えておられます。非常に苦しい生活をしている沖繩の人たちから応援されまして、主席として当選したわけでございますから、一番沖繩の人たちの気持ちになって働けるわけです。そこで、屋良さんの意見は総理としてもおわかりになると思いますけれども、アメリカでいろいろ交渉を進めていく上においては、いまの日本政府にまかせておくだけでなく、その土地で苦しんで、そしてその土地に責任を持っているその人の意見というものも、間接ではなくて、直接にアメリカに聞かせるということが必要ではないか。そういう意味で、愛知さんがいらっしゃるときにでも帯同して、そして交渉の前にでも話を聞かせるということくらいは考えてもいいのではないか、こう思いますけれども、総理としてはいかがでございますか。
佐
佐藤榮作#21
○佐藤内閣総理大臣 愛知君が向こうへ出かけます前には、もちろん事前によく話し合いをするつもりでございます。これが具体的な交渉の詳細にわたらないまでも、とにかく私ども早期返還を実現したいこと、それがあまりむずかしいような条件にならないこと、これが望ましいことは申し上げるまでもないのでございますから、そういう意味の御趣旨についての話し合いはもちろんして、しかる上で、愛知君にも立っていただく、かように思います。もちろん、その場合に、相手方のあることでございますから、愛知君が出かけるのは、相当幅の広い状況のもとにおいて相手方と折衝して、話が煮詰まるようなら煮詰めてくる、こういう方向で、その基本的な方針はもちろん授けてまいるつもりです。
それから、いまの屋良君の問題ですが、私は、いまの状態なら、屋良君は自由に出かけられ得る状態だと思います。しかし、ただいま私ども沖繩の県民の方とそう変わった方向で話し合いをするつもりはございません。したがいまして、もちろん、日本政府自身としては、屋良君の考え方もよく聞いた上で出かけるつもりでございます。また、屋良君自身が、いまの状態で、アメリカから琉球主席という扱い方を受けておるその立場において出かけるというなら、われわれは、日本政府の考え方、これからの交渉ごとがあまり狂わないように、そこらも話し合いがしかるべきじゃないか、かように思っております。
この発言だけを見る →それから、いまの屋良君の問題ですが、私は、いまの状態なら、屋良君は自由に出かけられ得る状態だと思います。しかし、ただいま私ども沖繩の県民の方とそう変わった方向で話し合いをするつもりはございません。したがいまして、もちろん、日本政府自身としては、屋良君の考え方もよく聞いた上で出かけるつもりでございます。また、屋良君自身が、いまの状態で、アメリカから琉球主席という扱い方を受けておるその立場において出かけるというなら、われわれは、日本政府の考え方、これからの交渉ごとがあまり狂わないように、そこらも話し合いがしかるべきじゃないか、かように思っております。
戸
戸叶里子#22
○戸叶委員 やはり屋良さんが間接的に政府を通してアメリカに訴えるというよりも、屋良さん自身が直接アメリカに意見を述べるということが必要じゃないか。しかも、交渉というので、結論を出すまでには、いろんな人の意見が煮詰まっていくのですから、一番大切な、一番聞かせたい意見を本人の口から向こうに伝わるような機会をぜひ考えていただきたい。これをまず一つ要望します。
それからもう一つ、もう時間がないからやめますが、最近、アメリカの繊維製品の輸入制限のために、国際協定による輸出の自主規制を各国に求めるというような意図を明らかにいたしております。それは日本の国の経済、貿易ということにもたいへんに影響することですし、繊維を扱っている中小企業の人にも非常に影響することでございますし、日本の国会でも、商工委員会で、それについて、アメリカに対してはっきり断わる申し入れをしろ、自主規制をしないようにというような決議も出されているわけです。したがって、総理大臣は、この際は、非常な強い決意でもってアメリカにその旨を伝え、自主規制は断わるんだというような態度をとっていただきませんと、今後におきましての日本とアメリカとのいろいろな関係においても、うまくいかないんじゃないか、こういうふうに思いますけれども、この点の御決意のほどを伺いまして、たいへん残念でございますけれども、中途はんぱになりましたが、私の質問は終わりたいと思います。
この発言だけを見る →それからもう一つ、もう時間がないからやめますが、最近、アメリカの繊維製品の輸入制限のために、国際協定による輸出の自主規制を各国に求めるというような意図を明らかにいたしております。それは日本の国の経済、貿易ということにもたいへんに影響することですし、繊維を扱っている中小企業の人にも非常に影響することでございますし、日本の国会でも、商工委員会で、それについて、アメリカに対してはっきり断わる申し入れをしろ、自主規制をしないようにというような決議も出されているわけです。したがって、総理大臣は、この際は、非常な強い決意でもってアメリカにその旨を伝え、自主規制は断わるんだというような態度をとっていただきませんと、今後におきましての日本とアメリカとのいろいろな関係においても、うまくいかないんじゃないか、こういうふうに思いますけれども、この点の御決意のほどを伺いまして、たいへん残念でございますけれども、中途はんぱになりましたが、私の質問は終わりたいと思います。
佐
佐藤榮作#23
○佐藤内閣総理大臣 過去におきまして、綿製品、またその次に毛製品、この二回とも、実は私も交渉の折衝の衝に当たったものであります。今回の合繊の問題につきまして、ただいまのように国会の決議もある。国会の決議を無視するような政府ではもちろんございません。それは当然尊重しなければならない。まあ、もともとこの種の問題は、それぞれの業界がそれぞれの政府に対して、十分守ってくれということ、これを言うのは、アメリカばかりじゃない、日本にもそういうことはございますから、その辺のところは、あまり窮屈に考えなくて、自然に話し合えばわかるんじゃないか、私はかように思います。これは過去の例から申しましても、実はジョンソン大統領と二度目に会いました際に、毛製品の話をジョンソン大統領自身から出されました。しかし、私は、お互いに国内問題はずいぶんいろんな問題があるんだ、きょうはそれよりも本来の問題について話し合おうじゃないか、国内問題まで話したらとても解決ができないからと、こういうことで、毛製品の問題に深入りをしなかった例もございます。本来業界にまかされるべき筋のもの、同時にまた、自由貿易という基本的な路線を守るべき筋のものだ、私もかように思いますので、その辺は、大体いままでも外務当局もお答えをしたと思いますが、私も、外務当局の交渉、また業界の折衝等にこれはまかすべきものだ、かように思います。
この発言だけを見る →秋
穗
穗積七郎#25
○穗積委員 どうもしばらくぶりでございました。
その後、あなたはおかしな方向へ向かって張り切っておられるようですが、私も反対の立場で元気でおりますから、どうぞ御安心ください。
きょうは、不当にも時間が制限されておりますので、はなはだせっかく来ていただいて残念ですけれども、特にベトナム以後、アジアにおいても国際的に見ましても最も重要だと思われる中国問題にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。簡潔にお尋ねいたしますから、前向きの姿勢で明瞭にお答えをいただきたいと思います。
そこで、最初にお尋ねいたしたいのは、与党の古井さん、田川さん等をはじめといたしまして、北京において非常な努力で、共同コミュニケ並びに覚書貿易協定が成功いたしました。われわれは、これは両国の利益のために歓迎すべきものであると思って、党派を越えてこれを支持いたしております。
そこで、佐藤総理は、一体これに対してどういう認識と態度をとられようとしておられるか、それを率直にお伺いをいたします。
この発言だけを見る →その後、あなたはおかしな方向へ向かって張り切っておられるようですが、私も反対の立場で元気でおりますから、どうぞ御安心ください。
きょうは、不当にも時間が制限されておりますので、はなはだせっかく来ていただいて残念ですけれども、特にベトナム以後、アジアにおいても国際的に見ましても最も重要だと思われる中国問題にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。簡潔にお尋ねいたしますから、前向きの姿勢で明瞭にお答えをいただきたいと思います。
そこで、最初にお尋ねいたしたいのは、与党の古井さん、田川さん等をはじめといたしまして、北京において非常な努力で、共同コミュニケ並びに覚書貿易協定が成功いたしました。われわれは、これは両国の利益のために歓迎すべきものであると思って、党派を越えてこれを支持いたしております。
そこで、佐藤総理は、一体これに対してどういう認識と態度をとられようとしておられるか、それを率直にお伺いをいたします。
佐
佐藤榮作#26
○佐藤内閣総理大臣 実は、この問題、たいへん長く古井君が北京に滞在しているので、私も心配していました。一体どういうことになるのだろう、とにかく政府の与党である自民党の古井君、かように考えますと、その政府との間に全然つながりがないわけでもない、そういう意味から、やはりパイプは、何としてでも、細くともこれは残しておきたい、こういう気持ちで実はいたのです。幸いにいたしまして、いろんな問題はなお残してはおりますけれども、一応妥結したこと、そのことは、私もたいへんけっこうなことであった、かように思っております。
この発言だけを見る →穗
佐
佐藤榮作#28
○佐藤内閣総理大臣 もっとぜいたくというか、忌憚ない意見を言えば、両国間の覚書貿易としてはいかにも金額が少ない、もっと多くてしかるべきじゃないか、かように思う批判を実は持っております。しかし、全体の空気から申せば、この程度でもできたことはたいへんよかったんだ、かように思っております。
この発言だけを見る →穗
穗積七郎#29
○穗積委員 関連して、続いてお尋ねいたしましょう。
これは御承知のとおり、申すまでもありませんが、この覚書貿易協定は、四月四日に調印をされました共同コミュニケの基礎の上に立ってこれが認められておるわけですね。その中におきましては、佐藤内閣の対中国政策に対して飛躍的な前進を求めることで認められておる。これは最近の国際情勢特に中国を取り囲みますいろいろな国際的な動きを見まして、私は、行き過ぎではなくて、当然なことであり、おそきに失したことである、このように考えておりますが、この貿易協定、あなたが歓迎し、支持されると言われた、さらにその拡大を希望されておられる貿易協定の基礎になっておる共同コミュニケ、これに対しても理解と支持を示さなければ、道理が通らないと私は思うのですね。それに対してあなたの率直な御感想を伺っておきたいのです。
この発言だけを見る →これは御承知のとおり、申すまでもありませんが、この覚書貿易協定は、四月四日に調印をされました共同コミュニケの基礎の上に立ってこれが認められておるわけですね。その中におきましては、佐藤内閣の対中国政策に対して飛躍的な前進を求めることで認められておる。これは最近の国際情勢特に中国を取り囲みますいろいろな国際的な動きを見まして、私は、行き過ぎではなくて、当然なことであり、おそきに失したことである、このように考えておりますが、この貿易協定、あなたが歓迎し、支持されると言われた、さらにその拡大を希望されておられる貿易協定の基礎になっておる共同コミュニケ、これに対しても理解と支持を示さなければ、道理が通らないと私は思うのですね。それに対してあなたの率直な御感想を伺っておきたいのです。