環境委員会
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会
会議録情報#0
平成十六年三月三十日(火曜日)
午前十時三分開議
出席委員
委員長 小沢 鋭仁君
理事 大野 松茂君 理事 桜井 郁三君
理事 竹下 亘君 理事 西野あきら君
理事 奥田 建君 理事 長浜 博行君
理事 伴野 豊君 理事 石田 祝稔君
伊藤信太郎君 宇野 治君
大前 繁雄君 加藤 勝信君
木村 隆秀君 近藤 基彦君
鈴木 淳司君 西村 康稔君
鳩山 邦夫君 船田 元君
三ッ矢憲生君 望月 義夫君
近藤 昭一君 鮫島 宗明君
島田 久君 田島 一成君
武山百合子君 松本 龍君
村井 宗明君 高木美智代君
高木 陽介君 土井たか子君
山本喜代宏君 川上 義博君
…………………………………
環境大臣 小池百合子君
環境副大臣 加藤 修一君
政府参考人
(内閣官房内閣参事官) 森本 英香君
政府参考人
(防衛庁長官官房長) 北原 巖男君
政府参考人
(外務省中東アフリカ局長) 堂道 秀明君
政府参考人
(農林水産省農村振興局整備部長) 中條 康朗君
政府参考人
(林野庁森林整備部長) 梶谷 辰哉君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 市川 祐三君
政府参考人
(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長) 藤田 昌宏君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 寺坂 信昭君
政府参考人
(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長) 南川 秀樹君
政府参考人
(環境省総合環境政策局長) 松本 省藏君
政府参考人
(環境省総合環境政策局環境保健部長) 滝澤秀次郎君
政府参考人
(環境省地球環境局長) 小島 敏郎君
政府参考人
(環境省環境管理局長) 西尾 哲茂君
政府参考人
(環境省環境管理局水環境部長) 吉田 徳久君
政府参考人
(環境省自然環境局長) 小野寺 浩君
環境委員会専門員 遠山 政久君
—————————————
委員の異動
三月三十日
辞任 補欠選任
砂田 圭佑君 伊藤信太郎君
望月 義夫君 近藤 基彦君
高木美智代君 高木 陽介君
土井たか子君 山本喜代宏君
同日
辞任 補欠選任
伊藤信太郎君 砂田 圭佑君
近藤 基彦君 望月 義夫君
高木 陽介君 高木美智代君
山本喜代宏君 土井たか子君
—————————————
三月二十九日
海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一一九号)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第七一号)
海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一一九号)
環境保全の基本施策に関する件
————◇—————
この発言だけを見る →午前十時三分開議
出席委員
委員長 小沢 鋭仁君
理事 大野 松茂君 理事 桜井 郁三君
理事 竹下 亘君 理事 西野あきら君
理事 奥田 建君 理事 長浜 博行君
理事 伴野 豊君 理事 石田 祝稔君
伊藤信太郎君 宇野 治君
大前 繁雄君 加藤 勝信君
木村 隆秀君 近藤 基彦君
鈴木 淳司君 西村 康稔君
鳩山 邦夫君 船田 元君
三ッ矢憲生君 望月 義夫君
近藤 昭一君 鮫島 宗明君
島田 久君 田島 一成君
武山百合子君 松本 龍君
村井 宗明君 高木美智代君
高木 陽介君 土井たか子君
山本喜代宏君 川上 義博君
…………………………………
環境大臣 小池百合子君
環境副大臣 加藤 修一君
政府参考人
(内閣官房内閣参事官) 森本 英香君
政府参考人
(防衛庁長官官房長) 北原 巖男君
政府参考人
(外務省中東アフリカ局長) 堂道 秀明君
政府参考人
(農林水産省農村振興局整備部長) 中條 康朗君
政府参考人
(林野庁森林整備部長) 梶谷 辰哉君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 市川 祐三君
政府参考人
(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長) 藤田 昌宏君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 寺坂 信昭君
政府参考人
(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長) 南川 秀樹君
政府参考人
(環境省総合環境政策局長) 松本 省藏君
政府参考人
(環境省総合環境政策局環境保健部長) 滝澤秀次郎君
政府参考人
(環境省地球環境局長) 小島 敏郎君
政府参考人
(環境省環境管理局長) 西尾 哲茂君
政府参考人
(環境省環境管理局水環境部長) 吉田 徳久君
政府参考人
(環境省自然環境局長) 小野寺 浩君
環境委員会専門員 遠山 政久君
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委員の異動
三月三十日
辞任 補欠選任
砂田 圭佑君 伊藤信太郎君
望月 義夫君 近藤 基彦君
高木美智代君 高木 陽介君
土井たか子君 山本喜代宏君
同日
辞任 補欠選任
伊藤信太郎君 砂田 圭佑君
近藤 基彦君 望月 義夫君
高木 陽介君 高木美智代君
山本喜代宏君 土井たか子君
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三月二十九日
海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一一九号)
は本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第七一号)
海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一一九号)
環境保全の基本施策に関する件
————◇—————
小
小沢鋭仁#1
○小沢委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は、去る二十三日既に終局いたしております。
これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
内閣提出、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
この発言だけを見る →内閣提出、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は、去る二十三日既に終局いたしております。
これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
内閣提出、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
小
小
小沢鋭仁#3
○小沢委員長 ただいま議決いたしました本案に対し、大野松茂君外三名から、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党及び社会民主党・市民連合の共同提案による附帯決議を付すべしとの動議が提出されております。
提出者から趣旨の説明を聴取いたします。奥田建君。
この発言だけを見る →提出者から趣旨の説明を聴取いたします。奥田建君。
奥
奥田建#4
○奥田委員 私は、ただいま議決されました廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党及び社会民主党・市民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。
案文を朗読して説明にかえさせていただきます。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)
政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずべきである。
一 政府一丸となって循環型社会の実現を期すため、環境省等関係省庁間の十分な連携を図り、廃棄物・リサイクル関係法の有機的かつ整合的な運用を行うとともに、今後とも諸外国の例も踏まえつつ、望ましい法体系のあり方等につき検討すること。
二 市町村が適正に処理できない一般廃棄物の品目・量等について、実態を速やかに把握するとともに、それらのリサイクルを含め、適正な処理のあり方について検討を行い、必要な措置を講ずること。
また、家庭から排出されるものを含め、医療系廃棄物の適正処理の一層の推進のため、排出現場での分別の困難性を踏まえた方策の検討を行うこと。
三 廃棄物の発生抑制やリサイクルを推進する立場から、デポジット制度等の経済的手法について製品毎の特性や実態を踏まえながら検討するとともに、市町村における分別収集を促進すること。
また、いわゆる事業系一般廃棄物の発生抑制方策につき検討し、必要な措置を講ずること。
四 必要な廃棄物処理施設の確保のため、公共関与による施設整備の促進などを含め、国民の理解を得ながら安心できる施設整備を図るとともに、必要な財政的措置を講ずるよう努めること。特に首都圏、近畿圏の廃棄物については、域内でできる限り処理が行われるよう、必要な処理施設の整備を推進すること。
五 産業廃棄物の不適正処理事案に迅速に対応するため、電子マニフェストの義務化も視野に入れつつその普及拡大をする方策を検討すること。また、積替保管も含めて産業廃棄物の運搬の過程を適正に監視・管理できるよう、早急に必要な措置を講ずること。
六 産業廃棄物の更なる適正処理を図るため、廃棄物処理基準の改正等による自社処分に対する規制強化等について早急に検討し、必要な措置を講ずること。
また、排出事業者が信頼できる処理業者を的確に選択することができるよう、健全な処理業者の育成を図るとともに、処理業者に係る情報提供のシステムを充実すること。
七 既に廃止されたものを含め、最終処分場であった場所等についての把握を行い、広く国民にわかりやすい形で公表し、土地取引の際にそれがわかるよう措置すること。また、焼却施設や最終処分場周辺の土壌及び地下水に係る汚染の実態を把握し、結果を公開するとともに、環境回復措置に努めること。
八 廃棄物処理の実態の把握や廃棄物の不法投棄等を防止するため、地方公共団体の担当職員や地方に配置する環境省職員の増員等、体制整備に努めること。特に、産業廃棄物の新規埋立量と残余容量の変化の差についてその実態を速やかに把握し、公表すること。
九 リサイクル名目で不適正な処理が行われている事例が発生していることから、環境面での現行の規制を徹底するとともに、さらに規制のあり方について検討すること。
十 廃棄物処理施設における事故が発生した際には、周辺住民等に対して速やかに情報を提供するよう地方自治体を指導するとともに、環境影響・健康影響を最小限とするよう努めること。
十一 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)及び特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)について、その施行状況につき不断の検討を行い、必要な措置を講ずること。
以上であります。
何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
この発言だけを見る →案文を朗読して説明にかえさせていただきます。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)
政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずべきである。
一 政府一丸となって循環型社会の実現を期すため、環境省等関係省庁間の十分な連携を図り、廃棄物・リサイクル関係法の有機的かつ整合的な運用を行うとともに、今後とも諸外国の例も踏まえつつ、望ましい法体系のあり方等につき検討すること。
二 市町村が適正に処理できない一般廃棄物の品目・量等について、実態を速やかに把握するとともに、それらのリサイクルを含め、適正な処理のあり方について検討を行い、必要な措置を講ずること。
また、家庭から排出されるものを含め、医療系廃棄物の適正処理の一層の推進のため、排出現場での分別の困難性を踏まえた方策の検討を行うこと。
三 廃棄物の発生抑制やリサイクルを推進する立場から、デポジット制度等の経済的手法について製品毎の特性や実態を踏まえながら検討するとともに、市町村における分別収集を促進すること。
また、いわゆる事業系一般廃棄物の発生抑制方策につき検討し、必要な措置を講ずること。
四 必要な廃棄物処理施設の確保のため、公共関与による施設整備の促進などを含め、国民の理解を得ながら安心できる施設整備を図るとともに、必要な財政的措置を講ずるよう努めること。特に首都圏、近畿圏の廃棄物については、域内でできる限り処理が行われるよう、必要な処理施設の整備を推進すること。
五 産業廃棄物の不適正処理事案に迅速に対応するため、電子マニフェストの義務化も視野に入れつつその普及拡大をする方策を検討すること。また、積替保管も含めて産業廃棄物の運搬の過程を適正に監視・管理できるよう、早急に必要な措置を講ずること。
六 産業廃棄物の更なる適正処理を図るため、廃棄物処理基準の改正等による自社処分に対する規制強化等について早急に検討し、必要な措置を講ずること。
また、排出事業者が信頼できる処理業者を的確に選択することができるよう、健全な処理業者の育成を図るとともに、処理業者に係る情報提供のシステムを充実すること。
七 既に廃止されたものを含め、最終処分場であった場所等についての把握を行い、広く国民にわかりやすい形で公表し、土地取引の際にそれがわかるよう措置すること。また、焼却施設や最終処分場周辺の土壌及び地下水に係る汚染の実態を把握し、結果を公開するとともに、環境回復措置に努めること。
八 廃棄物処理の実態の把握や廃棄物の不法投棄等を防止するため、地方公共団体の担当職員や地方に配置する環境省職員の増員等、体制整備に努めること。特に、産業廃棄物の新規埋立量と残余容量の変化の差についてその実態を速やかに把握し、公表すること。
九 リサイクル名目で不適正な処理が行われている事例が発生していることから、環境面での現行の規制を徹底するとともに、さらに規制のあり方について検討すること。
十 廃棄物処理施設における事故が発生した際には、周辺住民等に対して速やかに情報を提供するよう地方自治体を指導するとともに、環境影響・健康影響を最小限とするよう努めること。
十一 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)及び特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)について、その施行状況につき不断の検討を行い、必要な措置を講ずること。
以上であります。
何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
小
小
小
小池百合子#7
○小池国務大臣 ただいま御決議がございました附帯決議につきましては、その内容、趣旨を十分踏まえまして、努力をしてまいる所存でございます。
—————————————
この発言だけを見る →—————————————
小
小沢鋭仁#8
○小沢委員長 お諮りいたします。
ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
小
小
小沢鋭仁#10
○小沢委員長 次に、環境保全の基本施策に関する件について、調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣参事官森本英香君、防衛庁長官官房長北原巖男君、外務省中東アフリカ局長堂道秀明君、農林水産省農村振興局整備部長中條康朗君、林野庁森林整備部長梶谷辰哉君、経済産業省大臣官房審議官市川祐三君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長藤田昌宏君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長寺坂信昭君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長南川秀樹君、環境省総合環境政策局長松本省藏君、環境省総合環境政策局環境保健部長滝澤秀次郎君、環境省地球環境局長小島敏郎君、環境省環境管理局長西尾哲茂君、環境省環境管理局水環境部長吉田徳久君及び環境省自然環境局長小野寺浩君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣参事官森本英香君、防衛庁長官官房長北原巖男君、外務省中東アフリカ局長堂道秀明君、農林水産省農村振興局整備部長中條康朗君、林野庁森林整備部長梶谷辰哉君、経済産業省大臣官房審議官市川祐三君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長藤田昌宏君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長寺坂信昭君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長南川秀樹君、環境省総合環境政策局長松本省藏君、環境省総合環境政策局環境保健部長滝澤秀次郎君、環境省地球環境局長小島敏郎君、環境省環境管理局長西尾哲茂君、環境省環境管理局水環境部長吉田徳久君及び環境省自然環境局長小野寺浩君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
小
小
加
加藤勝信#13
○加藤(勝)委員 おはようございます。自由民主党の加藤勝信でございます。
環境保全の基本施策全般に関して質問させていただきたいと思います。
まず、環境保全あるいは環境ということになりますと、その対象として、まさに地球という全体、システムそのものがその対象になるわけでありますし、また、いろいろな本を読ませていただくと、そこに住む我々人間そのものが、環境と対立関係にあるというよりは、まさにその中に存在をしている、まさに環境の一部である、こういう認識のもとでこれから考えていかなければいけないということを勉強させていただいているところであります。
こうした認識に立ったときに、今、法律案の議決も行われたわけでありますけれども、産業廃棄物の不法投棄あるいは有害な化学物質による汚染など、こうしたものを防いで環境保全を図っていく、そのためには、いわば悪質な事業者、業者、あるいはそうした事態を徹底的に取り締まっていく、こういう姿勢は当然に必要であり、より一層求められているわけであります。
しかし同時に、今生じているさまざまな環境に関する問題を考えたときに、そうした従来の規制的なやり方だけで環境保全が今後とも図っていけるのだろうか、そこにはやはり限界があるのではないか。いろいろな指摘がありますように、いわゆる規制的な手法に加えまして、経済的な手法、あるいは自主的な取り組み、さらには情報的な手法などさまざまな政策手段を駆使して、私どもの人間社会そのものが環境の保全が図られている、そういうシステムをこの社会の中に構築していく、こういうことが何といっても不可欠ではないかというふうに思うわけであります。
そういう意味から、大臣も所信表明におきまして環境と経済の統合ということを掲げておられますけれども、同じような問題認識に立っての表明というふうに聞いておりました。ここではそうした観点に立ちまして、四点にわたって質問させていただきたいと思います。
まず第一点、産業廃棄物の不法投棄防止という観点であります。
少し話は変わりますけれども、先日、ある新聞記事を読んでおりまして、インターネットの中で、特にオークションという一番オープンな仕組みの中で、よい評価と悪い評価というのをどう使っていくかという話が少し出ておりました。一般的には、悪い評価が重なっていく、そしてそことは取引をしないということになるわけですが、結果的に、悪い評価を受けている業者というのは一回退室をするわけでありますけれども、再び名前を変えて参入をしてしまう。なかなか退室そのものを図ることができない。そうした中で、よい評価というものを重ねていくことによって、よい評価を得た業者というのは、決して市場からは出ていかないわけであります。むしろ、よい評価を継続していこうとする努力をしていく。そして、そのことが信頼関係を生み、さらによい業者を選定するようになっていく。
こういうことで、それを呼び込みという表現をしておりましたし、それを言ってしまえば、いわゆるブランドということになるのではないかというふうに思うわけであります。まさに、これはインターネット、オープンな仕組みにおいてはもとよりでありますけれども、この産業廃棄という、もちろん許可という前提条件はありますけれども、私は似たような側面があるのではないかと。
そういう意味でも、ことしの一月の中央環境審議会の意見具申にも、いわゆる排出業者が優良な業者を選択するような仕組みを講じて優良業者が残っていく、また、そういうものこそ経営が成り立っていく、つまり、そういうような優良業者育成施策の必要性が指摘をされているわけでありますし、先ほどの附帯決議にもそのようなことが盛り込まれているわけであります。
この点をさらに進めていくということを考えたときに、いかに評価を進めていくのか。なかなか、国の立場で言いますと、これが悪いということは言えても、これがいいというのは非常に言いにくい側面がある。そうなりますと、いわゆる第三者的な機関等を通じたいい評価、そういうものをどう積み上げていくかということが一つのポイントではないかというふうに思うわけであります。
こうした、広い意味では優良事業者を育成していくという意味で、これから、今回の決議も踏まえていただきまして、どういう取り組みを具体的にしていかれようと考えておられるのか、大臣のお考えをお示しいただきたいと思います。
この発言だけを見る →環境保全の基本施策全般に関して質問させていただきたいと思います。
まず、環境保全あるいは環境ということになりますと、その対象として、まさに地球という全体、システムそのものがその対象になるわけでありますし、また、いろいろな本を読ませていただくと、そこに住む我々人間そのものが、環境と対立関係にあるというよりは、まさにその中に存在をしている、まさに環境の一部である、こういう認識のもとでこれから考えていかなければいけないということを勉強させていただいているところであります。
こうした認識に立ったときに、今、法律案の議決も行われたわけでありますけれども、産業廃棄物の不法投棄あるいは有害な化学物質による汚染など、こうしたものを防いで環境保全を図っていく、そのためには、いわば悪質な事業者、業者、あるいはそうした事態を徹底的に取り締まっていく、こういう姿勢は当然に必要であり、より一層求められているわけであります。
しかし同時に、今生じているさまざまな環境に関する問題を考えたときに、そうした従来の規制的なやり方だけで環境保全が今後とも図っていけるのだろうか、そこにはやはり限界があるのではないか。いろいろな指摘がありますように、いわゆる規制的な手法に加えまして、経済的な手法、あるいは自主的な取り組み、さらには情報的な手法などさまざまな政策手段を駆使して、私どもの人間社会そのものが環境の保全が図られている、そういうシステムをこの社会の中に構築していく、こういうことが何といっても不可欠ではないかというふうに思うわけであります。
そういう意味から、大臣も所信表明におきまして環境と経済の統合ということを掲げておられますけれども、同じような問題認識に立っての表明というふうに聞いておりました。ここではそうした観点に立ちまして、四点にわたって質問させていただきたいと思います。
まず第一点、産業廃棄物の不法投棄防止という観点であります。
少し話は変わりますけれども、先日、ある新聞記事を読んでおりまして、インターネットの中で、特にオークションという一番オープンな仕組みの中で、よい評価と悪い評価というのをどう使っていくかという話が少し出ておりました。一般的には、悪い評価が重なっていく、そしてそことは取引をしないということになるわけですが、結果的に、悪い評価を受けている業者というのは一回退室をするわけでありますけれども、再び名前を変えて参入をしてしまう。なかなか退室そのものを図ることができない。そうした中で、よい評価というものを重ねていくことによって、よい評価を得た業者というのは、決して市場からは出ていかないわけであります。むしろ、よい評価を継続していこうとする努力をしていく。そして、そのことが信頼関係を生み、さらによい業者を選定するようになっていく。
こういうことで、それを呼び込みという表現をしておりましたし、それを言ってしまえば、いわゆるブランドということになるのではないかというふうに思うわけであります。まさに、これはインターネット、オープンな仕組みにおいてはもとよりでありますけれども、この産業廃棄という、もちろん許可という前提条件はありますけれども、私は似たような側面があるのではないかと。
そういう意味でも、ことしの一月の中央環境審議会の意見具申にも、いわゆる排出業者が優良な業者を選択するような仕組みを講じて優良業者が残っていく、また、そういうものこそ経営が成り立っていく、つまり、そういうような優良業者育成施策の必要性が指摘をされているわけでありますし、先ほどの附帯決議にもそのようなことが盛り込まれているわけであります。
この点をさらに進めていくということを考えたときに、いかに評価を進めていくのか。なかなか、国の立場で言いますと、これが悪いということは言えても、これがいいというのは非常に言いにくい側面がある。そうなりますと、いわゆる第三者的な機関等を通じたいい評価、そういうものをどう積み上げていくかということが一つのポイントではないかというふうに思うわけであります。
こうした、広い意味では優良事業者を育成していくという意味で、これから、今回の決議も踏まえていただきまして、どういう取り組みを具体的にしていかれようと考えておられるのか、大臣のお考えをお示しいただきたいと思います。
小
小池百合子#14
○小池国務大臣 冒頭に、環境をどのように守っていくかの大切さを委員の方からお話がございました。これまでの大量生産、大量廃棄、大量消費という流れから、スリーRに変えていくという循環型社会に変えていく、その中で、このように不法投棄という犯罪を防止して、そして産業廃棄物についてもこのスリーRがうまく回っていくということ、これは大変重要なことだと思いますし、その担い手が、どういう形で優良、そしてこれはよくないというふうな形で知らしめていくかというのは、今御質問にありましたように大変重要なポイントだと思います。
この廃棄物処理法は、これまでも何度か改正がございました。そして、それによって排出事業者の責任が強化されているということからも、排出事業者にとって信頼できる産業廃棄物の処理業者をどうやって選ぶかということが極めて重要になってきている。
環境省では、これまでも悪質な業者に対する徹底的な取り締まりも実施してきておりますけれども、今後はこれらに、こういったネガティブな部分に加えて、優良な処理業者を育成することも必要だ、このように認識もしております。その意味で、優良な処理業者の育成に向けて、産業廃棄物処理業の今後のビジョン、そして優良なビジネスモデルについて今年度から検討を既に始めているところであります。
さらに、中央環境審議会の意見を受けまして、排出事業者がみずからの判断でより優良な業者が選択できるように、まず積極的に情報公開を行う、そして行政処分を一定期間受けていないことなどを含めて、優良か否かを判断する際の評価基準を設定する。その基準に適合する業者に対しては、更新許可の際に添付書類の一部省略など、これによってインセンティブを与えていくということなど、積極的に検討、導入をしてまいりたいと考えているところでございます。
この発言だけを見る →この廃棄物処理法は、これまでも何度か改正がございました。そして、それによって排出事業者の責任が強化されているということからも、排出事業者にとって信頼できる産業廃棄物の処理業者をどうやって選ぶかということが極めて重要になってきている。
環境省では、これまでも悪質な業者に対する徹底的な取り締まりも実施してきておりますけれども、今後はこれらに、こういったネガティブな部分に加えて、優良な処理業者を育成することも必要だ、このように認識もしております。その意味で、優良な処理業者の育成に向けて、産業廃棄物処理業の今後のビジョン、そして優良なビジネスモデルについて今年度から検討を既に始めているところであります。
さらに、中央環境審議会の意見を受けまして、排出事業者がみずからの判断でより優良な業者が選択できるように、まず積極的に情報公開を行う、そして行政処分を一定期間受けていないことなどを含めて、優良か否かを判断する際の評価基準を設定する。その基準に適合する業者に対しては、更新許可の際に添付書類の一部省略など、これによってインセンティブを与えていくということなど、積極的に検討、導入をしてまいりたいと考えているところでございます。
加
加藤勝信#15
○加藤(勝)委員 どうか、さらにその優良の評価ということを積極的に進めていただきまして、所期の効果を十分に発揮できるような、そういうシステムの構築に向けて努力をしていただきたいと思います。
続きまして、経済的手法という中に係るわけでありますが、産業廃棄物の処分等に係る税、いわゆる産廃税について御質問させていただきたいと思います。
産廃税につきましては、私の地元の岡山県を初めとして既に八県一市において施行され、さらに、条例が制定され、あるいは条例案の作成に入っているようなところも含めると、幾つかの府県もこれからやろうという状況にあるというふうに聞いております。
また、地元での取り組みを聞きますと、産廃税による税収によって上がったお金を原資として、意識の改革、あるいは循環型社会の実現に向け産業活動を支援していく、あるいは監視強化などの対策など適正な処理の推進、さらにはエコタウン事業の推進など、基盤整備を進めているということでありまして、話を聞く限りは、不法投棄の減少にもそれなりの効果があるのではないかというような評価も聞こえておりますが、一方で、監視を強化した結果、過去の不法投棄の現場がいろいろ見つかってくる、そういうところもあるというような話も聞かせていただいております。
この産廃税の導入に当たりまして、産廃そのものの減量効果ということももちろんあるわけでありますけれども、他方、逆に、課税を回避するという観点から不法投棄が増大してしまうのではないか、あるいは課税をされている県を除いて課税されていないところへ行ってしまうのではないかというような指摘もなされていたわけであります。
既に、産業廃棄物行政と政策手段としての税の在り方に関する検討会というのを省内にお設けになられて議論が、検討が進んでいるとも聞いておりますけれども、産廃税が既に施行されている現状において、先ほど申し上げた種々の問題点としての指摘、こういった点を含めて現状どのように評価されているのか、その点を教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →続きまして、経済的手法という中に係るわけでありますが、産業廃棄物の処分等に係る税、いわゆる産廃税について御質問させていただきたいと思います。
産廃税につきましては、私の地元の岡山県を初めとして既に八県一市において施行され、さらに、条例が制定され、あるいは条例案の作成に入っているようなところも含めると、幾つかの府県もこれからやろうという状況にあるというふうに聞いております。
また、地元での取り組みを聞きますと、産廃税による税収によって上がったお金を原資として、意識の改革、あるいは循環型社会の実現に向け産業活動を支援していく、あるいは監視強化などの対策など適正な処理の推進、さらにはエコタウン事業の推進など、基盤整備を進めているということでありまして、話を聞く限りは、不法投棄の減少にもそれなりの効果があるのではないかというような評価も聞こえておりますが、一方で、監視を強化した結果、過去の不法投棄の現場がいろいろ見つかってくる、そういうところもあるというような話も聞かせていただいております。
この産廃税の導入に当たりまして、産廃そのものの減量効果ということももちろんあるわけでありますけれども、他方、逆に、課税を回避するという観点から不法投棄が増大してしまうのではないか、あるいは課税をされている県を除いて課税されていないところへ行ってしまうのではないかというような指摘もなされていたわけであります。
既に、産業廃棄物行政と政策手段としての税の在り方に関する検討会というのを省内にお設けになられて議論が、検討が進んでいるとも聞いておりますけれども、産廃税が既に施行されている現状において、先ほど申し上げた種々の問題点としての指摘、こういった点を含めて現状どのように評価されているのか、その点を教えていただきたいと思います。
小
小池百合子#16
○小池国務大臣 いわゆる産廃税、産業廃棄物税についてのプラス面とマイナス面については、もう既に御質問の中ですべて言い切っていただいているのではないかと思いますが、環境省といたしましては、この産業廃棄物税について、まず、処理施設の整備を促進するための財源の確保、そして産業廃棄物の排出を抑制するという効果が期待される、これがプラスの面で見ておりますが、今御指摘ありましたように、税の支払いの回避、そしてまた不法投棄がかえって増大するのではないか、そして課税が行われていない県に産業廃棄物が移動する、拡大してしまうといったような懸念を環境省としても認識をいたしております。
そこで、全国的に円滑な産業廃棄物の処理を目指すということから、昨年の一月に、産業廃棄物行政と政策手段としての税の在り方に関する検討会、今御質問の中で御紹介いただきましたように設置をいたしておりまして、課税の効果と影響等について検討をしているところでございます。
都道府県、八県一市で導入をされておられます。岡山も含めてでございますけれども、三重、鳥取、岡山、広島、この御協力を得まして、課税することによって、産業廃棄物が県外に移動したかどうか、それから不法投棄にどんな変化が起こっているのかなど、それぞれ御協力をいただいた上で調査を行いました。その結果、課税が開始されてからまだ日にちがたっていないということで、必ずしも十分なデータが利用できるという状況にはございませんけれども、現在のところ、不法投棄の増加、県外への流出の増加ということ、この二つが懸念された点でございますけれども、これは確認がされていないということでございます。
各県から意見を徴収するということ、それから、今度は課税される事業者の方の意見も聞いてみなければなりません。そんな両方の意見を聞いて検討を進めているところでございますけれども、産業廃棄物行政における税のあり方については、先ほど申し上げました産業廃棄物行政と政策手段としての税の在り方に関する検討会、こちらの方でまず検討を重ねていただいた上で、最終的な取りまとめをしてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →そこで、全国的に円滑な産業廃棄物の処理を目指すということから、昨年の一月に、産業廃棄物行政と政策手段としての税の在り方に関する検討会、今御質問の中で御紹介いただきましたように設置をいたしておりまして、課税の効果と影響等について検討をしているところでございます。
都道府県、八県一市で導入をされておられます。岡山も含めてでございますけれども、三重、鳥取、岡山、広島、この御協力を得まして、課税することによって、産業廃棄物が県外に移動したかどうか、それから不法投棄にどんな変化が起こっているのかなど、それぞれ御協力をいただいた上で調査を行いました。その結果、課税が開始されてからまだ日にちがたっていないということで、必ずしも十分なデータが利用できるという状況にはございませんけれども、現在のところ、不法投棄の増加、県外への流出の増加ということ、この二つが懸念された点でございますけれども、これは確認がされていないということでございます。
各県から意見を徴収するということ、それから、今度は課税される事業者の方の意見も聞いてみなければなりません。そんな両方の意見を聞いて検討を進めているところでございますけれども、産業廃棄物行政における税のあり方については、先ほど申し上げました産業廃棄物行政と政策手段としての税の在り方に関する検討会、こちらの方でまず検討を重ねていただいた上で、最終的な取りまとめをしてまいりたいと考えております。
加
加藤勝信#17
○加藤(勝)委員 しかるべき機関の中で見定めなければいけないという点はあろうかと思いますけれども、ひとつ、環境省としての御判断、評価というものをしていただき、もしこれが非常に効果があるということであるならば、導入していない県等にも積極的な働きかけをしていただきたいというふうに思います。
次に、やはり経済的手法ということになりましょうけれども、エコファンドというのがありますけれども、その点について御質問をしたいと思います。
いわゆる社会的責任投資の一種類であるということで、企業の環境問題に対する配慮をしている状況を積極的に考慮して投資を行うエコファンドというのがいろいろと注目をされているところでありますし、我が国においては一九九九年ですか、初登場した。
その残高、最近増加しているといってもまだまだ少ない金額にとどまっておるわけでありますし、我が国のそうした投資市場の特殊性ということを考えても、例えば投資信託市場に占める割合、これをとっても欧米に比べてかなり低いというふうに思うわけでありますけれども、環境省からいただいた資料を見ますと、エコファンドに対する個人投資家そのものの関心は、しかし決して低くはないというような調査もあるようであります。
そうした環境保全の取り組みをこれから進めていくために、先ほどの優良業者ではありませんけれども、積極的に取り組んでいくところに資金が流れて、またその活動を活発化していく、そういう意味からも、このファンドの活用を積極的に図っていくということが一つ必要ではないかというふうに思うわけであります。
そういう意味から、日本において同ファンドがなかなか規模が拡大していかない理由としてどういう点があるのか、そしてそれに対してどういうような対応をしていこうと考えているのか、その点をお示しいただきたいと思います。
この発言だけを見る →次に、やはり経済的手法ということになりましょうけれども、エコファンドというのがありますけれども、その点について御質問をしたいと思います。
いわゆる社会的責任投資の一種類であるということで、企業の環境問題に対する配慮をしている状況を積極的に考慮して投資を行うエコファンドというのがいろいろと注目をされているところでありますし、我が国においては一九九九年ですか、初登場した。
その残高、最近増加しているといってもまだまだ少ない金額にとどまっておるわけでありますし、我が国のそうした投資市場の特殊性ということを考えても、例えば投資信託市場に占める割合、これをとっても欧米に比べてかなり低いというふうに思うわけでありますけれども、環境省からいただいた資料を見ますと、エコファンドに対する個人投資家そのものの関心は、しかし決して低くはないというような調査もあるようであります。
そうした環境保全の取り組みをこれから進めていくために、先ほどの優良業者ではありませんけれども、積極的に取り組んでいくところに資金が流れて、またその活動を活発化していく、そういう意味からも、このファンドの活用を積極的に図っていくということが一つ必要ではないかというふうに思うわけであります。
そういう意味から、日本において同ファンドがなかなか規模が拡大していかない理由としてどういう点があるのか、そしてそれに対してどういうような対応をしていこうと考えているのか、その点をお示しいただきたいと思います。
小
小池百合子#18
○小池国務大臣 環境と経済の統合という大テーマでございますけれども、経済の中には金融ということも十分含まれて、お金の流れを環境をよくする方向に持っていくというのは大変重要なことだと思っておりますし、私自身、大変この分野に興味を持っているところでございます。
社会的責任投資、SRIの純資産高、そして投資信託市場におけます割合というのは、おっしゃるとおり、欧米に比べますと、一けたどころじゃないですね、三けたぐらい違うというような状況でありまして、これをどのようにして進められるか、今いろいろな角度から研究もしているところでございます。
なぜ進まないのかという理由でございますけれども、例えば、持ち合いの株式の割合が日本の場合非常に大きいという、これはまず日本の資本構造そのものの問題点からあろうかというのが第一点。これを含めて、社会的、文化的な事情の違いもあります。
それから、財務情報の場合と異なって、事業者の環境情報が必ずしもまだ社会や市場に十分に提供されていないということになるわけで、今回、この国会におきまして環境配慮促進法案というのを私ども出させていただいておりますけれども、まさにそのための情報をできるだけ公開をして、そして投資家の皆さんの判断基準を差し上げないと、それは、幾らエコファンドをもっとやってくださいと言っても、判断の材料がないと判断できなくなるというようなことで、総合的にこの法案に取り組ませていただいているところでございます。
この法案については、審査のときに、御審議のときにもちろん御説明もさせていただきますけれども、基本的には、事業者及び国民に、投資などに当たって相手方事業者の環境配慮の状況を勘案して投資を行うように努めていただくこととして、努力義務を設けている。それから、国としても、こうした事業者そして国民の取り組みを促進するために必要な措置を講ずるということ、これがこの後御審議いただこうとするものでございます。
ですから、実証的な研究を含めまして、情報提供そして普及啓発を行うことで、環境に配慮する企業が市場や社会で評価される、そういった基盤を整備して、日本におけるエコファンドなどのSRI、もっと広い意味でいえばCSR、これを一層普及拡大を進めてまいりたいと思っております。
あとは、欧米などの場合は、年金等々の機関投資家が宗教の関連であったりするというのも、いわゆるネガティブスクリーニングを進めやすいまさに風土を持っている。そういったところも、文化的、社会的な差異というのがこれまで大きな部分であったことを、これは私自身もそうだろうなというふうに思っておりますが、それをぜひ変えていきたいと思っております。
この発言だけを見る →社会的責任投資、SRIの純資産高、そして投資信託市場におけます割合というのは、おっしゃるとおり、欧米に比べますと、一けたどころじゃないですね、三けたぐらい違うというような状況でありまして、これをどのようにして進められるか、今いろいろな角度から研究もしているところでございます。
なぜ進まないのかという理由でございますけれども、例えば、持ち合いの株式の割合が日本の場合非常に大きいという、これはまず日本の資本構造そのものの問題点からあろうかというのが第一点。これを含めて、社会的、文化的な事情の違いもあります。
それから、財務情報の場合と異なって、事業者の環境情報が必ずしもまだ社会や市場に十分に提供されていないということになるわけで、今回、この国会におきまして環境配慮促進法案というのを私ども出させていただいておりますけれども、まさにそのための情報をできるだけ公開をして、そして投資家の皆さんの判断基準を差し上げないと、それは、幾らエコファンドをもっとやってくださいと言っても、判断の材料がないと判断できなくなるというようなことで、総合的にこの法案に取り組ませていただいているところでございます。
この法案については、審査のときに、御審議のときにもちろん御説明もさせていただきますけれども、基本的には、事業者及び国民に、投資などに当たって相手方事業者の環境配慮の状況を勘案して投資を行うように努めていただくこととして、努力義務を設けている。それから、国としても、こうした事業者そして国民の取り組みを促進するために必要な措置を講ずるということ、これがこの後御審議いただこうとするものでございます。
ですから、実証的な研究を含めまして、情報提供そして普及啓発を行うことで、環境に配慮する企業が市場や社会で評価される、そういった基盤を整備して、日本におけるエコファンドなどのSRI、もっと広い意味でいえばCSR、これを一層普及拡大を進めてまいりたいと思っております。
あとは、欧米などの場合は、年金等々の機関投資家が宗教の関連であったりするというのも、いわゆるネガティブスクリーニングを進めやすいまさに風土を持っている。そういったところも、文化的、社会的な差異というのがこれまで大きな部分であったことを、これは私自身もそうだろうなというふうに思っておりますが、それをぜひ変えていきたいと思っております。
加
加藤勝信#19
○加藤(勝)委員 ありがとうございます。
さらに、いわゆる受託者責任の議論というのもあるように聞いております。いずれにいたしましても、こうした環境保全が積極的に進んでいく、こういうシステムの構築に向けて一層の努力をお願いしたいと思います。
最後に、化学物質排出把握管理促進法、いわゆるPRTR法について御質問させていただきたいと思います。
ちょうどきのう、三月二十九日でありますけれども、平成十四年度のデータについての公表が行われておりました。今回が二回目ということでありますけれども、その中身を見させていただきますと、平成十四年度のいわゆる届け出排出量という概念になりますけれども、その全体は前年度比で約七%減少しているということでありました。流れとしてはいい方向かな、しかし、何によるのかなという気もするわけであります。
また、私の地元も水島等いろいろ工業地帯を抱えておりまして、そういう関係者の方から今既にいろいろな多くのデータが集められて、その実態を広く国民の皆さんが知っている状況をむしろつくっていこうというのがこの法律の本旨でありましょうけれども、そうした各化学物質の排出量あるいは移動量が示されていく。しかし、これが何回か進む中で、本当にこのスキームのもとでそうした排出量、移動量が減少していくことになっていくんだろうかということを逆に懸念する声も出てきているわけであります。
今後、この制度をより機能的に活用していくために、さらに追加的な措置を含めて、どのような取り組みをされ、またしていこうとしているのか、そのお考えをお示しいただきたいと思います。
この発言だけを見る →さらに、いわゆる受託者責任の議論というのもあるように聞いております。いずれにいたしましても、こうした環境保全が積極的に進んでいく、こういうシステムの構築に向けて一層の努力をお願いしたいと思います。
最後に、化学物質排出把握管理促進法、いわゆるPRTR法について御質問させていただきたいと思います。
ちょうどきのう、三月二十九日でありますけれども、平成十四年度のデータについての公表が行われておりました。今回が二回目ということでありますけれども、その中身を見させていただきますと、平成十四年度のいわゆる届け出排出量という概念になりますけれども、その全体は前年度比で約七%減少しているということでありました。流れとしてはいい方向かな、しかし、何によるのかなという気もするわけであります。
また、私の地元も水島等いろいろ工業地帯を抱えておりまして、そういう関係者の方から今既にいろいろな多くのデータが集められて、その実態を広く国民の皆さんが知っている状況をむしろつくっていこうというのがこの法律の本旨でありましょうけれども、そうした各化学物質の排出量あるいは移動量が示されていく。しかし、これが何回か進む中で、本当にこのスキームのもとでそうした排出量、移動量が減少していくことになっていくんだろうかということを逆に懸念する声も出てきているわけであります。
今後、この制度をより機能的に活用していくために、さらに追加的な措置を含めて、どのような取り組みをされ、またしていこうとしているのか、そのお考えをお示しいただきたいと思います。
加
加藤修一#20
○加藤副大臣 今委員が御指摘されたように、昨日、第二回のPRTRデータの集計結果等を公表したところでございます。前回の結果と比較しまして、届け出排出量が御指摘のように約七%減少しておりまして、この減少の数字については今後詳細な検討が必要でありますが、現時点におきましてはPRTR制度導入によります一定の成果が上がりつつあるのではないか、こんなふうにとらえてございます。
環境省といたしましては、関係者の御努力により支えられている本制度でございます。先ほど大変な努力をしてこういった面についての調査を積み重ねているんだという紹介がございましたが、まさにそういった中で本制度をより有効に機能させていくことが重要である、必要である、このように考えてございます。
それで、このためにやはりPRTRデータ等を掲載するホームページの充実を図っていかなければいけない、あるいは市民ガイドブックの作成、普及もさらにやっていかなければいけないと思ってございますし、あるいは届け出のあった全事業者に対するいわゆる自主的な化学物質管理の改善に向けた取り組みの推進の依頼、丁寧に依頼をしてまいりまして、さらに努力をしていただきたい、こういったことでございます。
それからさらに、市民、産業、行政等が相互に意思疎通を図っていかなければいけない。リスク分析の中におきます最後の、三番目のリスクコミュニケーションという考え方がございますけれども、こういうリスクコミュニケーションの推進等を進めていきたい、こういうふうに考えておりまして、こういった取り組みによりまして、化学物質の自主的な管理が促進され、化学物質の環境中への排出が一層削減されるように引き続いて最大限の努力をしていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
この発言だけを見る →環境省といたしましては、関係者の御努力により支えられている本制度でございます。先ほど大変な努力をしてこういった面についての調査を積み重ねているんだという紹介がございましたが、まさにそういった中で本制度をより有効に機能させていくことが重要である、必要である、このように考えてございます。
それで、このためにやはりPRTRデータ等を掲載するホームページの充実を図っていかなければいけない、あるいは市民ガイドブックの作成、普及もさらにやっていかなければいけないと思ってございますし、あるいは届け出のあった全事業者に対するいわゆる自主的な化学物質管理の改善に向けた取り組みの推進の依頼、丁寧に依頼をしてまいりまして、さらに努力をしていただきたい、こういったことでございます。
それからさらに、市民、産業、行政等が相互に意思疎通を図っていかなければいけない。リスク分析の中におきます最後の、三番目のリスクコミュニケーションという考え方がございますけれども、こういうリスクコミュニケーションの推進等を進めていきたい、こういうふうに考えておりまして、こういった取り組みによりまして、化学物質の自主的な管理が促進され、化学物質の環境中への排出が一層削減されるように引き続いて最大限の努力をしていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
加
加藤勝信#21
○加藤(勝)委員 まさに環境問題そのものが最大の政治課題といっても言い過ぎではないというふうに思います。さらなる積極的な取り組みをお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →ありがとうございました。
小
松
松本龍#23
○松本(龍)委員 おはようございます。民主党の松本龍です。二十分という短い時間ですけれども、よろしくおつき合いを願いたいと思います。
三日前に地元の新聞にソメイヨシノの記事が出ておりまして、「南九州「開花宣言」出せず 温暖化「桜の警告」」という見出しになっておりまして、ことしもまた福岡が全国で最も早い開花宣言で十七日に出ましたけれども、二十七日、三日前には宮崎、鹿児島も開花宣言が出ていないという記事でありました。まさに、地球温暖化というもののあらわれかなというふうに思っております。
私は、環境問題と出会ったのが、二十数年前に実は地元で松くい虫が大量発生をして、異常発生をして松が枯れているという事態があって、そこに全国から専門家が集まってそれを調査されたことがあるんですけれども、その調査をされた中にたまたま私の大学の友人のお兄さんがおられて、彼は生物学の専門でありますけれども、彼と食事をしたときにこういう話をされました。龍さん、松くい虫の異常発生というのは普通あり得ないんですよという話をされていたのを記憶しているんですが、つまり、昔は松の葉が落ちたりすると、枝を取ったりあるいは葉っぱを取ったりして、それを燃料にして薪にしていた。ところが、人間の営みが変わってそれをしなくなった。ですから、普通なくなる松くい虫が燃されずにそこにたまって大量発生というふうになったんですよと言われました。
先月、実は有明海に行ってノリの状況を見てきたんですけれども、漁民の皆さんが大変な悲嘆に暮れている姿を見て、これもまた厳しい状況だなと。本当にやりどころない怒りをぶつけられたわけでありますけれども、四年前もリゾソレニアというプランクトンが大量発生をして、それが原因で色落ちしたという話があります。
ですから、まさに、生態系というのは余り変わっていない、しかし人間の営みが変わっている、人間の生活の仕方が変わっているから生態系が変わってくるように見えるんだというふうに私は思います。有明海も、どういう状況かというと、まさに、近隣にダムができたり干拓工事があったりして、人間の営みによっていろいろなことが変わってきているんだ、したがって環境問題というのは大変難しい問題だと私は考えているところであります。
まさに、生態系というのは悠久の歴史をずっと来ている。しかし、人間の生活の仕方、営みの仕方が、産業革命あるいは戦後、エネルギーの問題等々、いろいろな問題で急激に変わってきている。その結果が今大きな地球環境の問題になっているんだろうというふうに認識をしているわけでありますけれども、環境大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →三日前に地元の新聞にソメイヨシノの記事が出ておりまして、「南九州「開花宣言」出せず 温暖化「桜の警告」」という見出しになっておりまして、ことしもまた福岡が全国で最も早い開花宣言で十七日に出ましたけれども、二十七日、三日前には宮崎、鹿児島も開花宣言が出ていないという記事でありました。まさに、地球温暖化というもののあらわれかなというふうに思っております。
私は、環境問題と出会ったのが、二十数年前に実は地元で松くい虫が大量発生をして、異常発生をして松が枯れているという事態があって、そこに全国から専門家が集まってそれを調査されたことがあるんですけれども、その調査をされた中にたまたま私の大学の友人のお兄さんがおられて、彼は生物学の専門でありますけれども、彼と食事をしたときにこういう話をされました。龍さん、松くい虫の異常発生というのは普通あり得ないんですよという話をされていたのを記憶しているんですが、つまり、昔は松の葉が落ちたりすると、枝を取ったりあるいは葉っぱを取ったりして、それを燃料にして薪にしていた。ところが、人間の営みが変わってそれをしなくなった。ですから、普通なくなる松くい虫が燃されずにそこにたまって大量発生というふうになったんですよと言われました。
先月、実は有明海に行ってノリの状況を見てきたんですけれども、漁民の皆さんが大変な悲嘆に暮れている姿を見て、これもまた厳しい状況だなと。本当にやりどころない怒りをぶつけられたわけでありますけれども、四年前もリゾソレニアというプランクトンが大量発生をして、それが原因で色落ちしたという話があります。
ですから、まさに、生態系というのは余り変わっていない、しかし人間の営みが変わっている、人間の生活の仕方が変わっているから生態系が変わってくるように見えるんだというふうに私は思います。有明海も、どういう状況かというと、まさに、近隣にダムができたり干拓工事があったりして、人間の営みによっていろいろなことが変わってきているんだ、したがって環境問題というのは大変難しい問題だと私は考えているところであります。
まさに、生態系というのは悠久の歴史をずっと来ている。しかし、人間の生活の仕方、営みの仕方が、産業革命あるいは戦後、エネルギーの問題等々、いろいろな問題で急激に変わってきている。その結果が今大きな地球環境の問題になっているんだろうというふうに認識をしているわけでありますけれども、環境大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
小
小池百合子#24
○小池国務大臣 今松本委員がおっしゃられました地球環境の大きな変化、それに対する警告ともお感じになる、そういう御質問だったと思いますが、私もその認識を共有させていただきます。
桜の時期もそうでございますけれども、何だか最近は日本のこれまでの季節をあらわす季語というものを本当にどの段階で使っていいのかと迷うようなこともしばしばあるわけで、それは結局、日本の文化であるとか情緒であるとか、そういったところにも間接的に影響を及ぼすのではないか、そんな思いがあるところでございます。
原因は何かというと、やはり今おっしゃったのと同じで、人間様のライフスタイル、そしていろいろなぜいたくにぜいたくを重ねていって、それが結果的にいつの間にか生態系を崩してしまうということで、その結果であるというのは、科学者ですとそこはきっちりとまた分析をして答えられるんでしょうけれども、私などはどちらかというと皮膚感覚でそのことを考えます。逆に、皮膚感覚だからこそ、これはおかしいぞということの危機感が募ってくる。しかし、そのままぜいたくになれ過ぎていくことはいけないという意味で、これからもいろいろな意味で、総合的に環境保全のための方策を地道に、そしてまた広く訴えかけてまいりたいと考えております。
環境と経済の統合というのは、日本にとって、経済状況がまだまだ十分に健康体に戻っていない、そういう中において、実は大きなきっかけにもなり得ると考えておりますので、この大きなテーマについて新たな展開を目指すこと、それをベースにしてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →桜の時期もそうでございますけれども、何だか最近は日本のこれまでの季節をあらわす季語というものを本当にどの段階で使っていいのかと迷うようなこともしばしばあるわけで、それは結局、日本の文化であるとか情緒であるとか、そういったところにも間接的に影響を及ぼすのではないか、そんな思いがあるところでございます。
原因は何かというと、やはり今おっしゃったのと同じで、人間様のライフスタイル、そしていろいろなぜいたくにぜいたくを重ねていって、それが結果的にいつの間にか生態系を崩してしまうということで、その結果であるというのは、科学者ですとそこはきっちりとまた分析をして答えられるんでしょうけれども、私などはどちらかというと皮膚感覚でそのことを考えます。逆に、皮膚感覚だからこそ、これはおかしいぞということの危機感が募ってくる。しかし、そのままぜいたくになれ過ぎていくことはいけないという意味で、これからもいろいろな意味で、総合的に環境保全のための方策を地道に、そしてまた広く訴えかけてまいりたいと考えております。
環境と経済の統合というのは、日本にとって、経済状況がまだまだ十分に健康体に戻っていない、そういう中において、実は大きなきっかけにもなり得ると考えておりますので、この大きなテーマについて新たな展開を目指すこと、それをベースにしてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
松
松本龍#25
○松本(龍)委員 今大臣の方から季語という言葉が出ましたけれども、私も実は、季語の話で思っているんですけれども、総理の所信を聞いても、大臣の所信を聞いても、一時間委員会の話を聞いても、なかなか季語がないなというふうな話が、つくづく思っています。五七五、十七文字の中に季語が必ず一つあるのに、この委員会の質問等々を見ても、いろいろな意味で季節の感覚がないというのも、私、今大臣の話を聞いて思いました。
人類に対する警告だろうというふうな言い方を今されたと思います。豊かさ、便利さを享受してきた結果、こういう状況になっているという意味だろうと思いますけれども、高病原性鳥インフルエンザの話でありますけれども、いろいろな意味で、去年は、SARSに始まりました。そして、恐らく十一月だったでしょうか、霞ケ浦でコイヘルペスというのが出てきて、今度は鳥インフルエンザ、あるいはアメリカでのBSE等々、NHKの「クローズアップ現代」でも、アジアで同時多発しているというふうな話があります。
そういう意味では、食の安全に対して今大変危惧を抱いているのは、もうすべての人だというふうに思いますけれども、環境省として、この鳥インフルエンザに対する対策はどこでやっておられるか、どういう対策を練っておられるか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →人類に対する警告だろうというふうな言い方を今されたと思います。豊かさ、便利さを享受してきた結果、こういう状況になっているという意味だろうと思いますけれども、高病原性鳥インフルエンザの話でありますけれども、いろいろな意味で、去年は、SARSに始まりました。そして、恐らく十一月だったでしょうか、霞ケ浦でコイヘルペスというのが出てきて、今度は鳥インフルエンザ、あるいはアメリカでのBSE等々、NHKの「クローズアップ現代」でも、アジアで同時多発しているというふうな話があります。
そういう意味では、食の安全に対して今大変危惧を抱いているのは、もうすべての人だというふうに思いますけれども、環境省として、この鳥インフルエンザに対する対策はどこでやっておられるか、どういう対策を練っておられるか、お伺いしたいと思います。
小
小野寺浩#26
○小野寺政府参考人 環境省では、私どもの自然環境局で担当しております。具体的には、野鳥、渡り鳥の関与ということが懸念が持たれているところであります。感染経路解明の中で、野鳥、渡り鳥がどういう関与を持っているかということを科学的に分析することを目的にして調べているところであります。
具体的には、感染地の山口、大分、京都で、感染が発見されましたときに直ちに職員を派遣して、周辺、おおむね半径十キロ内の野鳥、とりわけ渡り鳥の生息状況について、概要を把握しております。また、大阪の茨木市で感染して陽性のカラスが死んで発見されたわけですけれども、そのときにも直ちに職員を派遣して、周辺の野鳥の生息状況、カラスの分布等を調べているところであります。
また、関係四府省で、この問題が起きましたときに、科学技術振興調整費によって感染ルートの緊急調査をやっております。渡来ルートの分析、韓国調査を含みますが、周辺地区の野鳥ウイルス調査をあわせてやっております。野鳥ウイルス調査の一番直近の結果は、三地区平均百羽、三百検体、合計千近くなりますが、すべて陰性の結果となっております。
この発言だけを見る →具体的には、感染地の山口、大分、京都で、感染が発見されましたときに直ちに職員を派遣して、周辺、おおむね半径十キロ内の野鳥、とりわけ渡り鳥の生息状況について、概要を把握しております。また、大阪の茨木市で感染して陽性のカラスが死んで発見されたわけですけれども、そのときにも直ちに職員を派遣して、周辺の野鳥の生息状況、カラスの分布等を調べているところであります。
また、関係四府省で、この問題が起きましたときに、科学技術振興調整費によって感染ルートの緊急調査をやっております。渡来ルートの分析、韓国調査を含みますが、周辺地区の野鳥ウイルス調査をあわせてやっております。野鳥ウイルス調査の一番直近の結果は、三地区平均百羽、三百検体、合計千近くなりますが、すべて陰性の結果となっております。
松
松本龍#27
○松本(龍)委員 今、自然環境局の方からお話がありました。恐らく、農林水産省等々と話し合いをされて、渡り鳥の調査は環境省がやってくれということだったと思うんですけれども、設置法をけさちょっと見たんですけれども、なかなか読みにくい。だから渡り鳥の調査は要らないというわけじゃないんです。ですから、私が言いたいのは、こういう状況が世界で起こっているときに、渡り鳥の調査はそれは十分するべきだと思います、カラスの調査もするべきだと思います。ところが、カラスが原因だとしても、高杉晋作じゃないんですから、三千世界のカラスを殺すわけにはいきませんし、鳥インフルエンザが渡り鳥の、陰性だからよかったものの、陽性だったらどうなるんだろう。そこである意味ではぷつんと切れてしまうんですね。ですから、地球環境というものの中で、今起こっている状況をどうやっているか。
この間、うちの鮫島環境博士に話をしたときに、何で毒ガスが環境省なんだろうという話をしたら、彼が、土、水、大気なんでしょうねというふうな話をされました。今、世界で土が移動しています。そして、水も移動しています。飛行機を通じて、生物や植物も移動しています。だから、そういう新しい時代の中で、新しい状況の中で、アジアに多発しているこれらの事態をやはり解明していく大きな枠組みが必要だと私は思うんですよね。
きょう、ずっと設置法を読んだりしてみたんですけれども、なかなか読みにくいと言ったのは、環境省というのは、もっと幅広で腰を据えた議論をするべきだろう。ですから、環境問題でアジアに貢献するんだという意気込みでやはりこれに取り組んでいただきたい。自然環境局のマターでありますけれども、総合環境局の例えば環境保健部がありますけれども、化学物質、毒ガスに追われて大変忙しいですけれども、そこの部局で本当にこれらの問題に対して大きな取り組みをしていくぐらいの気合いが今必要なんだろうと、私はむしろエールを送っているわけですけれども、新しい問題に対する知見を促進するために、やはりいろいろな方策をとる必要がある。
ですから、設置法も毎年見直してやるくらいの気合いを持って新しい事態に対応していく、そういうことが必要だろうと思いますけれども、それに対する御所見がありましたらお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →この間、うちの鮫島環境博士に話をしたときに、何で毒ガスが環境省なんだろうという話をしたら、彼が、土、水、大気なんでしょうねというふうな話をされました。今、世界で土が移動しています。そして、水も移動しています。飛行機を通じて、生物や植物も移動しています。だから、そういう新しい時代の中で、新しい状況の中で、アジアに多発しているこれらの事態をやはり解明していく大きな枠組みが必要だと私は思うんですよね。
きょう、ずっと設置法を読んだりしてみたんですけれども、なかなか読みにくいと言ったのは、環境省というのは、もっと幅広で腰を据えた議論をするべきだろう。ですから、環境問題でアジアに貢献するんだという意気込みでやはりこれに取り組んでいただきたい。自然環境局のマターでありますけれども、総合環境局の例えば環境保健部がありますけれども、化学物質、毒ガスに追われて大変忙しいですけれども、そこの部局で本当にこれらの問題に対して大きな取り組みをしていくぐらいの気合いが今必要なんだろうと、私はむしろエールを送っているわけですけれども、新しい問題に対する知見を促進するために、やはりいろいろな方策をとる必要がある。
ですから、設置法も毎年見直してやるくらいの気合いを持って新しい事態に対応していく、そういうことが必要だろうと思いますけれども、それに対する御所見がありましたらお伺いしたいと思います。
松
松本省藏#28
○松本政府参考人 お話ありましたように、環境問題の解決には、関係省庁との連携、調整、その中で環境省が主導的な役割を果たしていく必要がある、全く御指摘のとおりだと思います。
今、環境省設置法のお話がございましたけれども、御承知のとおり、第三条で環境省の任務というものがございまして、「環境省は、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全を図ることを任務とする。」これは大変大きな概念規定で整理をされております。時々刻々新しい環境問題というのが国内外で出てくるわけでございますので、この与えられた任務というのを基本的にはできるだけ幅広に考えて、前向きに、積極に取り組んでいく必要があるという心構えでいきたいと思っております。
この発言だけを見る →今、環境省設置法のお話がございましたけれども、御承知のとおり、第三条で環境省の任務というものがございまして、「環境省は、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全を図ることを任務とする。」これは大変大きな概念規定で整理をされております。時々刻々新しい環境問題というのが国内外で出てくるわけでございますので、この与えられた任務というのを基本的にはできるだけ幅広に考えて、前向きに、積極に取り組んでいく必要があるという心構えでいきたいと思っております。
松
松本龍#29
○松本(龍)委員 今おっしゃったのはよくわかるんです。ですから、もっと新しい時代に即応するようなやり方も環境省は堂々と自己主張していきながら、ここはもっと予算をくれとか、どんどん自己主張していっていいと思うんです。新しい事態に対応する、若い省庁ですから、そういうこともどんどんやっていただきたい。
何でこういうことを言うかといいますと、この一年半ぐらい環境委員会に所属をしてまいりまして、どうも自己主張が足りない。つまり、厚生労働省との関係、あるいは鳥インフルエンザでも農林水産省との関係、去年、霞ケ浦で自然再生推進法の視察に参りましたけれども、そのときも国土交通省との関係があり、何かもう調整役に終わっている、各省庁に遠慮をしているという姿が大変見られます。
そして、なおかつ、この間うちの田島議員が大変立派な質問をされて、神栖町の毒ガスの件で質問されましたけれども、あのときも、まさに防衛庁に何か遠慮をしているような発言が目立った。この間、余り揚げ足をとるような話は嫌いなんですけれども、滝澤さんが、「ただいま御指摘の資料についてでございますが、防衛庁よりこの調査の一環という意味では提供を受けておりません。しかしながら、」「防衛庁の協力を得て、入手可能であればその入手に努めてまいりたい」と思いますというふうに言われました。「可能であれば」じゃなくて、こっちから言うべきです。
こっちからやはり必要なものは要求をしていく、私は、そういう意気込みが環境省に必要だと思うんですけれども、これはまず、大臣はまだなられて浅いですから、今までの反省を込めてちょっと言っていただきたいと思います。
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そして、なおかつ、この間うちの田島議員が大変立派な質問をされて、神栖町の毒ガスの件で質問されましたけれども、あのときも、まさに防衛庁に何か遠慮をしているような発言が目立った。この間、余り揚げ足をとるような話は嫌いなんですけれども、滝澤さんが、「ただいま御指摘の資料についてでございますが、防衛庁よりこの調査の一環という意味では提供を受けておりません。しかしながら、」「防衛庁の協力を得て、入手可能であればその入手に努めてまいりたい」と思いますというふうに言われました。「可能であれば」じゃなくて、こっちから言うべきです。
こっちからやはり必要なものは要求をしていく、私は、そういう意気込みが環境省に必要だと思うんですけれども、これはまず、大臣はまだなられて浅いですから、今までの反省を込めてちょっと言っていただきたいと思います。