教育基本法に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
平成十八年十二月十四日(木曜日)
午前九時開会
─────────────
委員の異動
十二月十三日
辞任 補欠選任
岡田 直樹君 神取 忍君
西島 英利君 鴻池 祥肇君
浅尾慶一郎君 広中和歌子君
岡崎トミ子君 福山 哲郎君
藤本 祐司君 広田 一君
山根 隆治君 下田 敦子君
福島みずほ君 近藤 正道君
十二月十四日
辞任 補欠選任
広田 一君 藤本 祐司君
山本 保君 山本 香苗君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 中曽根弘文君
理 事
岸 信夫君
北岡 秀二君
保坂 三蔵君
佐藤 泰介君
櫻井 充君
蓮 舫君
風間 昶君
委 員
岩城 光英君
小野 清子君
岡田 広君
神取 忍君
小泉 昭男君
小泉 顕雄君
鴻池 祥肇君
坂本由紀子君
中島 啓雄君
南野知惠子君
舛添 要一君
松村 祥史君
神本美恵子君
下田 敦子君
鈴木 寛君
西岡 武夫君
林 久美子君
広田 一君
広中和歌子君
福山 哲郎君
藤本 祐司君
水岡 俊一君
浮島とも子君
山下 栄一君
山本 香苗君
井上 哲士君
近藤 正道君
亀井 郁夫君
発議者 西岡 武夫君
発議者 鈴木 寛君
国務大臣
内閣総理大臣 安倍 晋三君
文部科学大臣 伊吹 文明君
国務大臣
(内閣官房長官) 塩崎 恭久君
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(少子化
・男女共同参画
)) 高市 早苗君
内閣官房副長官
内閣官房副長官 鈴木 政二君
副大臣
内閣府副大臣 林 芳正君
文部科学副大臣 池坊 保子君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官 小渕 優子君
文部科学大臣政
務官 水落 敏栄君
事務局側
常任委員会専門
員 山口 俊史君
政府参考人
内閣府大臣官房
長 山本信一郎君
文部科学大臣官
房総括審議官 金森 越哉君
文部科学省生涯
学習政策局長 田中壮一郎君
文部科学省初等
中等教育局長 銭谷 眞美君
─────────────
本日の会議に付した案件
○教育基本法案(第百六十四回国会内閣提出、第
百六十五回国会衆議院送付)
○日本国教育基本法案(輿石東君外六名発議)
○地方教育行政の適正な運営の確保に関する法律
案(輿石東君外六名発議)
○学校教育の環境の整備の推進による教育の振興
に関する法律案(輿石東君外六名発議)
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この発言だけを見る →午前九時開会
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委員の異動
十二月十三日
辞任 補欠選任
岡田 直樹君 神取 忍君
西島 英利君 鴻池 祥肇君
浅尾慶一郎君 広中和歌子君
岡崎トミ子君 福山 哲郎君
藤本 祐司君 広田 一君
山根 隆治君 下田 敦子君
福島みずほ君 近藤 正道君
十二月十四日
辞任 補欠選任
広田 一君 藤本 祐司君
山本 保君 山本 香苗君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 中曽根弘文君
理 事
岸 信夫君
北岡 秀二君
保坂 三蔵君
佐藤 泰介君
櫻井 充君
蓮 舫君
風間 昶君
委 員
岩城 光英君
小野 清子君
岡田 広君
神取 忍君
小泉 昭男君
小泉 顕雄君
鴻池 祥肇君
坂本由紀子君
中島 啓雄君
南野知惠子君
舛添 要一君
松村 祥史君
神本美恵子君
下田 敦子君
鈴木 寛君
西岡 武夫君
林 久美子君
広田 一君
広中和歌子君
福山 哲郎君
藤本 祐司君
水岡 俊一君
浮島とも子君
山下 栄一君
山本 香苗君
井上 哲士君
近藤 正道君
亀井 郁夫君
発議者 西岡 武夫君
発議者 鈴木 寛君
国務大臣
内閣総理大臣 安倍 晋三君
文部科学大臣 伊吹 文明君
国務大臣
(内閣官房長官) 塩崎 恭久君
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(少子化
・男女共同参画
)) 高市 早苗君
内閣官房副長官
内閣官房副長官 鈴木 政二君
副大臣
内閣府副大臣 林 芳正君
文部科学副大臣 池坊 保子君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官 小渕 優子君
文部科学大臣政
務官 水落 敏栄君
事務局側
常任委員会専門
員 山口 俊史君
政府参考人
内閣府大臣官房
長 山本信一郎君
文部科学大臣官
房総括審議官 金森 越哉君
文部科学省生涯
学習政策局長 田中壮一郎君
文部科学省初等
中等教育局長 銭谷 眞美君
─────────────
本日の会議に付した案件
○教育基本法案(第百六十四回国会内閣提出、第
百六十五回国会衆議院送付)
○日本国教育基本法案(輿石東君外六名発議)
○地方教育行政の適正な運営の確保に関する法律
案(輿石東君外六名発議)
○学校教育の環境の整備の推進による教育の振興
に関する法律案(輿石東君外六名発議)
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中
中曽根弘文#1
○委員長(中曽根弘文君) ただいまから教育基本法に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十三日、西島英利君、岡田直樹君、福島みずほ君、浅尾慶一郎君、岡崎トミ子君、山根隆治君及び藤本祐司君が委員を辞任され、その補欠として鴻池祥肇君、神取忍君、近藤正道君、広中和歌子君、福山哲郎君、下田敦子君及び広田一君が選任されました。
また、本日、山本保君が委員を辞任され、その補欠として山本香苗君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨十三日、西島英利君、岡田直樹君、福島みずほ君、浅尾慶一郎君、岡崎トミ子君、山根隆治君及び藤本祐司君が委員を辞任され、その補欠として鴻池祥肇君、神取忍君、近藤正道君、広中和歌子君、福山哲郎君、下田敦子君及び広田一君が選任されました。
また、本日、山本保君が委員を辞任され、その補欠として山本香苗君が選任されました。
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中
中曽根弘文#2
○委員長(中曽根弘文君) 教育基本法案、日本国教育基本法案、地方教育行政の適正な運営の確保に関する法律案及び学校教育の環境の整備の推進による教育の振興に関する法律案、以上四案を一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →質疑のある方は順次御発言願います。
小
小野清子#3
○小野清子君 自由民主党の小野清子でございます。
本日は、内閣総理大臣、安倍総理大臣の御出席の下、教育基本法に関する特別委員会の締めくくり総括質疑のときを迎え感無量の思いがいたします。持ち時間十五分という大変短い時間でございますので、早速質疑に入らせていただきます。
二〇〇六年の世相を象徴いたします今年の漢字は「命」が決まりました。世相を象徴するようなこの命という問題でございますが、自殺に虐待、痛ましい事件が続きます一方で、秋篠宮家の御長男誕生と生まれた命にも注目が集まり、九万二千五百通の応募の中、命が八千三百六十通で一位だったそうでございます。
総理にとりまして、衆参の特別委員会を通しましての感慨も深めながら、この命について一言お願いをいたします。
この発言だけを見る →本日は、内閣総理大臣、安倍総理大臣の御出席の下、教育基本法に関する特別委員会の締めくくり総括質疑のときを迎え感無量の思いがいたします。持ち時間十五分という大変短い時間でございますので、早速質疑に入らせていただきます。
二〇〇六年の世相を象徴いたします今年の漢字は「命」が決まりました。世相を象徴するようなこの命という問題でございますが、自殺に虐待、痛ましい事件が続きます一方で、秋篠宮家の御長男誕生と生まれた命にも注目が集まり、九万二千五百通の応募の中、命が八千三百六十通で一位だったそうでございます。
総理にとりまして、衆参の特別委員会を通しましての感慨も深めながら、この命について一言お願いをいたします。
安
安倍晋三#4
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 命というのはもう掛け替えのないものであります。
特に、今年の一年間を振り返ってみますと、雪害がございました。多くの方々がその雪害によって命を失ったわけでございます。日本もこれだけ発展し地域のインフラの整備も進んだわけでありますが、ただ、まだその中で大雪によって多くの方々の命が失われる、防災の必要性を改めて感じたような次第でございます。
そしてまた、昨今は、いじめによる子供たちの自殺、子供たちが自らの命を絶つという大変悲しい出来事が続いたわけでございまして、正に命の尊さ、大切さ、改めて感じたような次第でございます。それとともに、今年初めの秋篠宮妃殿下の御懐妊そして御出産、新しい命の誕生がいかに私たちに明るい希望をもたらすか、そんなことも感じたような一年ではなかったかと、こんなように思います。
この発言だけを見る →特に、今年の一年間を振り返ってみますと、雪害がございました。多くの方々がその雪害によって命を失ったわけでございます。日本もこれだけ発展し地域のインフラの整備も進んだわけでありますが、ただ、まだその中で大雪によって多くの方々の命が失われる、防災の必要性を改めて感じたような次第でございます。
そしてまた、昨今は、いじめによる子供たちの自殺、子供たちが自らの命を絶つという大変悲しい出来事が続いたわけでございまして、正に命の尊さ、大切さ、改めて感じたような次第でございます。それとともに、今年初めの秋篠宮妃殿下の御懐妊そして御出産、新しい命の誕生がいかに私たちに明るい希望をもたらすか、そんなことも感じたような一年ではなかったかと、こんなように思います。
小
小野清子#5
○小野清子君 国家百年の計といいながらも、激動の変化、そのスピードの速さの中、六十年という歳月を得て今教育基本法が改正されようといたしております。
伊吹文科大臣におかれましてはどのような感慨をお持ちか、一言お願いをいたします。
この発言だけを見る →伊吹文科大臣におかれましてはどのような感慨をお持ちか、一言お願いをいたします。
伊
伊吹文明#6
○国務大臣(伊吹文明君) 教育基本法の改正については、私などより、文教行政に大変努力をしてこられた小野先生を始めとする多くの方々が私よりももっと深い感慨を持っておられると思いますが、この法律はやはり理念法、基本法でございますので、衆議院、参議院共々、委員会でいろいろ御発言をいただき、御批判をいただいたことをやはり糧として、この理念法の上にいいものをつくっていくと、そして時代に合った日本人をつくっていくという作業の重さの方にむしろおののいているというのが今の私の真情でございます。
この発言だけを見る →小
小野清子#7
○小野清子君 私は、家庭教育の部分、第十条に限って御質問をさせて、中心に御質問をさせていただきたいと思います。
世の中の変化は、今申し上げましたように、各分野においても大変目覚ましいものがございますけれども、人間は何ら変わらず、未熟な状態でこの世に誕生し、親の庇護の下で人になっていくわけでございます。
そうした中で、私たち親にとりましても、子供を育てながら親というものを勉強させていただくという認識を私自身も経験をいたしました。みんな未熟の中で、それぞれが力を合わせていい人間に育っていく、その中における教育というもののありようがいかに大切であるかということを、このまず最初の部分の家庭教育に考えるわけですが、男女共同参画型社会という現状の中で、さらにその前には男女雇用機会均等法という法律が一九八五年に世界女性会議において採択をされ、翌年の一九八六年に日本においても施行されたわけでございます。
それまで閉ざされておりました働く女性の仕事の分野も大変広がりまして、例えばジャンボジェット機とか、あるいはパイロット、そういう方々、船の方ですね、の閉ざされていた分野に女性がどんどん体力、技術、能力があれば入っていける時代になってまいりました。高校進学も九八%、そして女性の大学進学も昨今の数字では四九・八%と大変大きな躍進を遂げ、この二十年間の間に女性の変化というものは男性を超して大変大きなものがあろうかと思います。
そうした中に生まれてきたのが少子化という問題でございます。働くということと家庭を持つということ、その両立の大変さ、子供を育てるということは母親に係る分野が大変多うございます。そういうことが共同参画型社会の実現ということに現在も移り変わってきているのではないかと思います。
こうした中で、それでは家庭の条件がどうなっているかと申しますと、核家族と言われますように、四世代、三世代が今核家族になり、そしてまた子供の数が一・二何ということで、家の中でも外でももまれることが大変少なくなってまいりました。福沢諭吉先生が、人は人にもまれて人になるという名言を発していらっしゃいます。もまれる人が周辺にいないで、子供は帰りの遅いお父さんに比べお母さんとたった二人、あるいは外の施設の御協力をいただきながら育つというふうな現状の中で、例えば子供の成長にとってそれがどういうかかわり合いを持ってくるかということは大変大きな問題で、外遊びの中に社会教育的な分野もありました。それが、空き地が全部駐車場になりまして外遊びはできない、遊園地はボール禁止で走り回れないなどなど、子供を取り巻く環境というものは内外、大変大きなものがあろうかと思います。
要するに、子供時代に大きな筋肉部分を使うとか、大きな声を出すとか、協力してもらう、助け合うというふうな教育的な分野が全く欠け落ちてしまっているというのが今の子供たちの現状でございます。
ここの中に、父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであるというのがその十条に書かれており、必要な習慣を身に付けさせようという中に、働く両親の場合にはなかなか難しゅうございます。
私は、ここに、短時間正社員労働という問題が今これから日本でも施行されようとしております。そこに大変大きな期待を持っているわけでございますが、さらには、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援する必要な施策を講ずるよう努めなければならないとございますけれども、ここで言ういわゆる家庭に対する支援と必要な施策ということは、具体的にどういうことをお考えになっていらっしゃるか。これは理念法ですから、具体的なものはないとは承知しながらも、御質問申し上げたいと思います。
この発言だけを見る →世の中の変化は、今申し上げましたように、各分野においても大変目覚ましいものがございますけれども、人間は何ら変わらず、未熟な状態でこの世に誕生し、親の庇護の下で人になっていくわけでございます。
そうした中で、私たち親にとりましても、子供を育てながら親というものを勉強させていただくという認識を私自身も経験をいたしました。みんな未熟の中で、それぞれが力を合わせていい人間に育っていく、その中における教育というもののありようがいかに大切であるかということを、このまず最初の部分の家庭教育に考えるわけですが、男女共同参画型社会という現状の中で、さらにその前には男女雇用機会均等法という法律が一九八五年に世界女性会議において採択をされ、翌年の一九八六年に日本においても施行されたわけでございます。
それまで閉ざされておりました働く女性の仕事の分野も大変広がりまして、例えばジャンボジェット機とか、あるいはパイロット、そういう方々、船の方ですね、の閉ざされていた分野に女性がどんどん体力、技術、能力があれば入っていける時代になってまいりました。高校進学も九八%、そして女性の大学進学も昨今の数字では四九・八%と大変大きな躍進を遂げ、この二十年間の間に女性の変化というものは男性を超して大変大きなものがあろうかと思います。
そうした中に生まれてきたのが少子化という問題でございます。働くということと家庭を持つということ、その両立の大変さ、子供を育てるということは母親に係る分野が大変多うございます。そういうことが共同参画型社会の実現ということに現在も移り変わってきているのではないかと思います。
こうした中で、それでは家庭の条件がどうなっているかと申しますと、核家族と言われますように、四世代、三世代が今核家族になり、そしてまた子供の数が一・二何ということで、家の中でも外でももまれることが大変少なくなってまいりました。福沢諭吉先生が、人は人にもまれて人になるという名言を発していらっしゃいます。もまれる人が周辺にいないで、子供は帰りの遅いお父さんに比べお母さんとたった二人、あるいは外の施設の御協力をいただきながら育つというふうな現状の中で、例えば子供の成長にとってそれがどういうかかわり合いを持ってくるかということは大変大きな問題で、外遊びの中に社会教育的な分野もありました。それが、空き地が全部駐車場になりまして外遊びはできない、遊園地はボール禁止で走り回れないなどなど、子供を取り巻く環境というものは内外、大変大きなものがあろうかと思います。
要するに、子供時代に大きな筋肉部分を使うとか、大きな声を出すとか、協力してもらう、助け合うというふうな教育的な分野が全く欠け落ちてしまっているというのが今の子供たちの現状でございます。
ここの中に、父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであるというのがその十条に書かれており、必要な習慣を身に付けさせようという中に、働く両親の場合にはなかなか難しゅうございます。
私は、ここに、短時間正社員労働という問題が今これから日本でも施行されようとしております。そこに大変大きな期待を持っているわけでございますが、さらには、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援する必要な施策を講ずるよう努めなければならないとございますけれども、ここで言ういわゆる家庭に対する支援と必要な施策ということは、具体的にどういうことをお考えになっていらっしゃるか。これは理念法ですから、具体的なものはないとは承知しながらも、御質問申し上げたいと思います。
伊
伊吹文明#8
○国務大臣(伊吹文明君) 今、先生が御指摘になりましたように、教育の再生は、実は少子化問題の裏側にある非常に私は大切な視点だと思います。
そして、家庭の、家族の再生というのは、何も女性が働きに出たから家族が崩壊しているわけではなくて、多くの方に伺ってみると、特に少子化になるのは、相談相手の御主人が帰ってこないと。女性にすべての重荷を負わせて子育て、そして相談をする人もいない状態で、おじいちゃん、おばあちゃんがいない今御指摘の核家族になっていますから、だから私は、やはり労働基準法の改正とか、そういうことを少しやっぱり考えて家族を復権させていくと。
そして、その中で、やはりどういう方針で御家庭が子供さんを一義的に責任を持っておやりになるかという、そこの方針を国が介入するということは私は非常に不適当なことだと思うんですね。
ただ、例えば子育て講座をしてあげて、おじいちゃん、おばあちゃんから教わっていたことを公共的に教えてあげる場をつくってあげるとか、あるいは子育ての悩みを抱えている親御さんに家庭教育のヒントを与えるような冊子を作るとか、地域社会ぐるみで御一緒に話し合う場をつくっていくとか、イメージとしてはそういうことをやりながら、復権を、別の施策、例えば労働基準法とか、あるいは地域で御家庭が三世代で定着できるような条件づくりとか、そういうものの上に立って今私が申し上げたようなことをやっていかないと、なかなかやはり家庭教育というのは復活をしてこないと思います。
方針を国が押し付けるということだけは、私はやるべきことではないと思っております。
この発言だけを見る →そして、家庭の、家族の再生というのは、何も女性が働きに出たから家族が崩壊しているわけではなくて、多くの方に伺ってみると、特に少子化になるのは、相談相手の御主人が帰ってこないと。女性にすべての重荷を負わせて子育て、そして相談をする人もいない状態で、おじいちゃん、おばあちゃんがいない今御指摘の核家族になっていますから、だから私は、やはり労働基準法の改正とか、そういうことを少しやっぱり考えて家族を復権させていくと。
そして、その中で、やはりどういう方針で御家庭が子供さんを一義的に責任を持っておやりになるかという、そこの方針を国が介入するということは私は非常に不適当なことだと思うんですね。
ただ、例えば子育て講座をしてあげて、おじいちゃん、おばあちゃんから教わっていたことを公共的に教えてあげる場をつくってあげるとか、あるいは子育ての悩みを抱えている親御さんに家庭教育のヒントを与えるような冊子を作るとか、地域社会ぐるみで御一緒に話し合う場をつくっていくとか、イメージとしてはそういうことをやりながら、復権を、別の施策、例えば労働基準法とか、あるいは地域で御家庭が三世代で定着できるような条件づくりとか、そういうものの上に立って今私が申し上げたようなことをやっていかないと、なかなかやはり家庭教育というのは復活をしてこないと思います。
方針を国が押し付けるということだけは、私はやるべきことではないと思っております。
小
小野清子#9
○小野清子君 家庭教育というのは、言わば未来に躍進、あるいは人生を生き抜く、何と申しましょうか、ばねを生み出すような部分であると私自身思っております。しかし、子供たちが動的な遊びから指先のゲーム的なものになっていき、子供たちの成長発達段階というものは大変、どちらかというと、憂うるべきところにあろうかと思います。
東京オリンピックの、大分前の話ですけれども、当時あれだけ十六個の金メダル取りながら、日本人の体力のなさというものが如実に国民に知らされたのも東京オリンピックでございました。
文科省の方にお伺いしますけれども、例えば数字を取り始めた、明治までさかのぼりますね、あの辺りと現代の子供たちの身長、体重、胸囲の男女の十三、四、五辺りのどこか一か所でも結構です、お願いいたします。
この発言だけを見る →東京オリンピックの、大分前の話ですけれども、当時あれだけ十六個の金メダル取りながら、日本人の体力のなさというものが如実に国民に知らされたのも東京オリンピックでございました。
文科省の方にお伺いしますけれども、例えば数字を取り始めた、明治までさかのぼりますね、あの辺りと現代の子供たちの身長、体重、胸囲の男女の十三、四、五辺りのどこか一か所でも結構です、お願いいたします。
田
田中壮一郎#10
○政府参考人(田中壮一郎君) 児童生徒の身長、体重に関する推移のデータでございますけれども、小学校六年生でついて見ますと、昭和二十三年に男子百三十・四センチが平成十七年には百四十五・一センチということで十四・七センチ伸びておるところでございます。また、女子につきましても、昭和二十三年には百三十・八センチが平成十七年には百四十六・九センチということで十六・一センチ伸びております。
体重につきましても、男子が昭和二十三年に二十八・二キログラムであったものが平成十七年には三十九・一キロと十・九キロ増えておりますし、女子につきましては、昭和二十三年二十八・二キロが平成十七年三十九・五キロということで十一・三キログラムの増加となっておるところでございます。
この発言だけを見る →体重につきましても、男子が昭和二十三年に二十八・二キログラムであったものが平成十七年には三十九・一キロと十・九キロ増えておりますし、女子につきましては、昭和二十三年二十八・二キロが平成十七年三十九・五キロということで十一・三キログラムの増加となっておるところでございます。
小
小野清子#11
○小野清子君 事ほどさように、もっと幅広く伸びている分野もあるわけです。
体が成長するときに活動が伴わないと、器は大きくなっても、心臓、肺臓、循環器系のエンジン部分が全くそのままであるということを私は大変ゆゆしいことだと思っております。そういうことから感じまして、活動するスポーツというものの役割が、単に勝った負けたとかではなくて、その人の人生を支える上で大変大きな役割を担うということを感じて今の質問をさせていただきました。
文化程度が上がれば上がるほど、体を動かさなくていい生活になっていくわけでございます。そこに、なぜスポーツをしなければならないかということは、生涯を支える体力というものがいかに重要であるかということに、先進国はスポーツクラブシステムをつくっているわけでございます。
文科省の総合スポーツ型地域スポーツクラブの状況を、なるべく短く、現状どうなっているか、お願いいたします。
この発言だけを見る →体が成長するときに活動が伴わないと、器は大きくなっても、心臓、肺臓、循環器系のエンジン部分が全くそのままであるということを私は大変ゆゆしいことだと思っております。そういうことから感じまして、活動するスポーツというものの役割が、単に勝った負けたとかではなくて、その人の人生を支える上で大変大きな役割を担うということを感じて今の質問をさせていただきました。
文化程度が上がれば上がるほど、体を動かさなくていい生活になっていくわけでございます。そこに、なぜスポーツをしなければならないかということは、生涯を支える体力というものがいかに重要であるかということに、先進国はスポーツクラブシステムをつくっているわけでございます。
文科省の総合スポーツ型地域スポーツクラブの状況を、なるべく短く、現状どうなっているか、お願いいたします。
田
田中壮一郎#12
○政府参考人(田中壮一郎君) 総合型地域スポーツクラブにつきましては、年次計画によりまして、すべての市町村に一か所は造りたいということで推進をしておるところでございます。
この発言だけを見る →小
小野清子#13
○小野清子君 まだ四十七都道府県には行けておりません。やはり、そういうものが主体になりながらと思います。
最後に、二〇一六年にもう一度東京でオリンピックをと、五十年ちょうどたちますところに、今、東京都知事を中心にしながら都議会の皆さんが一生懸命頑張っておるわけでございますけれども、このオリンピック招致に関して一番大事なところは、国の保証が得られるかどうかということが、当選するかしないかというところに大変大きな役割を持っているわけでございます。
最後の質問になって恐縮でございますけれども、総理、その辺あたりの御所見を一言お伺いさしていただき、終わらせていただきます。
この発言だけを見る →最後に、二〇一六年にもう一度東京でオリンピックをと、五十年ちょうどたちますところに、今、東京都知事を中心にしながら都議会の皆さんが一生懸命頑張っておるわけでございますけれども、このオリンピック招致に関して一番大事なところは、国の保証が得られるかどうかということが、当選するかしないかというところに大変大きな役割を持っているわけでございます。
最後の質問になって恐縮でございますけれども、総理、その辺あたりの御所見を一言お伺いさしていただき、終わらせていただきます。
安
安倍晋三#14
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今御質問をお伺いをして、かつて東京オリンピックが開かれたときのことを思い出していたわけであります。私はまだ小学生であったわけでありますが、あのときの重量挙げの三宅選手、あるいはまたバレーボールの優勝に胸をときめかせ、日本もこの世界のこういう大きな人たちと金メダルを争えるようになったんだなあ、本当に勇気付けられ、夢を与えられたような気持ちになりました。そのとき、正に日本人の心が一つになり、それから高度経済成長へと進んでいったのではないかと、こんなように思います。そういう意味におきまして、今、東京都の都民の皆さんがこのオリンピックに向けて熱意を持って招致に向けて頑張っておられると、また日本としても是非その招致に向けて努力をしていきたいと、このように考えています。
今、御下問の国のこの保証の問題でありますが、最近の傾向として、こうした国際的な大会を行うときに、国の保証ということが大きなこれは一つの誘致のための条件になっているということは承知をいたしております。また、今後とも検討していきたいと思います。
この発言だけを見る →今、御下問の国のこの保証の問題でありますが、最近の傾向として、こうした国際的な大会を行うときに、国の保証ということが大きなこれは一つの誘致のための条件になっているということは承知をいたしております。また、今後とも検討していきたいと思います。
小
鴻
鴻池祥肇#16
○鴻池祥肇君 おはようございます。
小野委員の残されました時間を私が担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
今朝早くテレビ見ておりましたら、今日は何の日というのがありました。忠臣蔵の日、こう書いてありました。私、あの歌舞伎が大好きでございまして、いつも見るんです。国立劇場だったらなかなか切符が手に入らない、十、十一、十二とやっていますけれどもね。仮名手本忠臣蔵でしたら、本日は、吉良邸で本懐遂げて、泉岳寺へ引き揚げて、細川邸へ預けられると。この日、歌舞伎では大詰めと書いてありますね、大詰め。
衆議院では百時間以上、参議院では八十時間ぐらい、この教育基本法改正の議論をいたしました。いよいよ締めくくり総括質疑ですから、大詰めには間違いないと思います。
私、おととい、十二月十二日の新聞、夕刊ですが、読売ですが、びっくりしたんです。「図書館の本傷だらけ」と書いてあるんですね。切り抜いたり、線引っ張ったりしておるんですね。これ、どういうことなんだろうと、そう思いましたら、私の地元、伊丹市辺りの本屋へ行きますと、万引きは犯罪ですと書いて張ってある。あるいは、在来線、芦屋から三ノ宮の方にJRに乗りますと、普通のおばさんがパン、クリームパンをかじりながら電車に乗ってくる。これ、教育基本法に家庭教育とかこういうのが入っておりますけれども、これ、私はよく聞かれるんですよ。教育基本法、一生懸命改正して、そういったことがなくなるのとよく聞かれるんです。これは、私も政治家で勉強していますから、これは理念法だから、基本法だから、くしゃみ三回何とか三錠のように一発で効かないと、しかし変えなきゃいかぬということで一生懸命やっているわけですから。
これ、いつごろしみ通って、正しく現場にしみ通って、ああよかったなというふうになるんでしょうか。文部大臣、一つ聞きます。
この発言だけを見る →小野委員の残されました時間を私が担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
今朝早くテレビ見ておりましたら、今日は何の日というのがありました。忠臣蔵の日、こう書いてありました。私、あの歌舞伎が大好きでございまして、いつも見るんです。国立劇場だったらなかなか切符が手に入らない、十、十一、十二とやっていますけれどもね。仮名手本忠臣蔵でしたら、本日は、吉良邸で本懐遂げて、泉岳寺へ引き揚げて、細川邸へ預けられると。この日、歌舞伎では大詰めと書いてありますね、大詰め。
衆議院では百時間以上、参議院では八十時間ぐらい、この教育基本法改正の議論をいたしました。いよいよ締めくくり総括質疑ですから、大詰めには間違いないと思います。
私、おととい、十二月十二日の新聞、夕刊ですが、読売ですが、びっくりしたんです。「図書館の本傷だらけ」と書いてあるんですね。切り抜いたり、線引っ張ったりしておるんですね。これ、どういうことなんだろうと、そう思いましたら、私の地元、伊丹市辺りの本屋へ行きますと、万引きは犯罪ですと書いて張ってある。あるいは、在来線、芦屋から三ノ宮の方にJRに乗りますと、普通のおばさんがパン、クリームパンをかじりながら電車に乗ってくる。これ、教育基本法に家庭教育とかこういうのが入っておりますけれども、これ、私はよく聞かれるんですよ。教育基本法、一生懸命改正して、そういったことがなくなるのとよく聞かれるんです。これは、私も政治家で勉強していますから、これは理念法だから、基本法だから、くしゃみ三回何とか三錠のように一発で効かないと、しかし変えなきゃいかぬということで一生懸命やっているわけですから。
これ、いつごろしみ通って、正しく現場にしみ通って、ああよかったなというふうになるんでしょうか。文部大臣、一つ聞きます。
伊
伊吹文明#17
○国務大臣(伊吹文明君) 先生が今おっしゃったクリームパンをほおばりですか、そのような状況が何年掛かって出てきたかといえば、やはりこれは単に戦後教育の結果だけでは私はないと思います、社会の大きな進展の中で豊饒の中の精神の貧困というのはどの先進国でも起こってくる現象ですから。
しかし、戦後の義務教育で教育を受けた人は今もう七十になっておりますからね、ほとんどの日本人は戦後教育でやってまいりました。ですから、この理念法を六十年ぶりに変えていただいて、今先生がおっしゃったように、この後に付いてくる法律、そして予算、さらに学習指導要領等の告示、すべてを直して、それで学んだ人が親になり、そしておじいさんおばあさんになり、子供、それで学んだ人が先生になり、その先生に教えてもらった人が先生になり、多分ここにいる者がみんなこの世にいなくなったときにでも、あのときに教育基本法を変えて、そして今の教育はできたから、クリームパンをほおばる人はなくなったと言われるのが教育であって、まあ税金の話とか社会保障の話とか、明日すぐ効果が出てくるというほど政治家としては報われる仕事ではありませんけれども、一番大切な仕事だと思って取り組まねばいけないと思います。
この発言だけを見る →しかし、戦後の義務教育で教育を受けた人は今もう七十になっておりますからね、ほとんどの日本人は戦後教育でやってまいりました。ですから、この理念法を六十年ぶりに変えていただいて、今先生がおっしゃったように、この後に付いてくる法律、そして予算、さらに学習指導要領等の告示、すべてを直して、それで学んだ人が親になり、そしておじいさんおばあさんになり、子供、それで学んだ人が先生になり、その先生に教えてもらった人が先生になり、多分ここにいる者がみんなこの世にいなくなったときにでも、あのときに教育基本法を変えて、そして今の教育はできたから、クリームパンをほおばる人はなくなったと言われるのが教育であって、まあ税金の話とか社会保障の話とか、明日すぐ効果が出てくるというほど政治家としては報われる仕事ではありませんけれども、一番大切な仕事だと思って取り組まねばいけないと思います。
鴻
鴻池祥肇#18
○鴻池祥肇君 ありがとうございました。
私、三島由紀夫という人の小説が好きでいろんなエッセイなんか読んでいるんですけれども、こういうことが亡くなる年の夏に、亡くなるというのは昭和四十五年の七月ですが、エッセイがありました。私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない、このままでいったら日本はなくなってしまうのではないか、日本はなくなって、その代わりに、無機質な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目のない、ある経済大国が極東の一角に残るであろうと。こういうことを表現しております。
これは戦後二十五年の三島由紀夫氏の言ですけれども、六十年経た今も何となくこれ当たっているような気がしますけれども、総理大臣、どう考えられますか。
この発言だけを見る →私、三島由紀夫という人の小説が好きでいろんなエッセイなんか読んでいるんですけれども、こういうことが亡くなる年の夏に、亡くなるというのは昭和四十五年の七月ですが、エッセイがありました。私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない、このままでいったら日本はなくなってしまうのではないか、日本はなくなって、その代わりに、無機質な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目のない、ある経済大国が極東の一角に残るであろうと。こういうことを表現しております。
これは戦後二十五年の三島由紀夫氏の言ですけれども、六十年経た今も何となくこれ当たっているような気がしますけれども、総理大臣、どう考えられますか。
安
安倍晋三#19
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私も、かつて官房副長官当時、小泉内閣メールマガジンの編集長で編集後記を書いていたときに、今、鴻池先生が引用された一文を引用したことがございます。
この戦後の中で抜け目なくというのは、まあ損得に価値の基準を置いている、そういうイメージがあるわけであります。幾ら経済的に繁栄しても、物で栄えて心で滅んでいくのではないか。そういう国にしないためにも、我々はやはり教育を立て直していく必要があるわけでございます。
この六十年間、自由民主党はこの教育の基本法の改正はずっと訴えてきたわけでございますが、しかし、先ほど伊吹大臣がお話しになられたように、世代がずっと交代をしていって、現象としていろんな問題が顕著になってこないと、なかなかこれは問題がみんなの認識、共有認識とはならなかったのかもしれないと、このように思います。
現在、まだ、正にいろいろな問題が顕著になってまいりました。そこで、やはり私たちは、自らを律する精神、道徳やあるいはまた豊かな情操を子供たちに教えていくことの重要性、日本の今までの豊かなこの優れた伝統や、あるいは美しい文化を子供たちに教えていくことの大切さ、公共の精神、こうしたことをやはり教育の基本法に据えていく、書き込んでいくことが重要ではないかと。時間は掛かるかもしれませんが、この教育基本法を改正するまでの時間も長かったわけでありまして、正に小さな努力を重ねて今日に至った、目的岩をうがつ、そんな気持ちで取り組んでこられた皆さんの成果によって、今こうして御審議が行われ、この審議も相当、多少広く深い議論ができたのではないかと。将来、私たちの次の世代の子供たちが日本人として生まれたことに誇りを持ち、そして国際社会においても、さすが日本人はすばらしいと思えるような活動、活躍、貢献をしていくためにこの教育基本法の成立を是非お願いをしたいと、このように思っております。
この発言だけを見る →この戦後の中で抜け目なくというのは、まあ損得に価値の基準を置いている、そういうイメージがあるわけであります。幾ら経済的に繁栄しても、物で栄えて心で滅んでいくのではないか。そういう国にしないためにも、我々はやはり教育を立て直していく必要があるわけでございます。
この六十年間、自由民主党はこの教育の基本法の改正はずっと訴えてきたわけでございますが、しかし、先ほど伊吹大臣がお話しになられたように、世代がずっと交代をしていって、現象としていろんな問題が顕著になってこないと、なかなかこれは問題がみんなの認識、共有認識とはならなかったのかもしれないと、このように思います。
現在、まだ、正にいろいろな問題が顕著になってまいりました。そこで、やはり私たちは、自らを律する精神、道徳やあるいはまた豊かな情操を子供たちに教えていくことの重要性、日本の今までの豊かなこの優れた伝統や、あるいは美しい文化を子供たちに教えていくことの大切さ、公共の精神、こうしたことをやはり教育の基本法に据えていく、書き込んでいくことが重要ではないかと。時間は掛かるかもしれませんが、この教育基本法を改正するまでの時間も長かったわけでありまして、正に小さな努力を重ねて今日に至った、目的岩をうがつ、そんな気持ちで取り組んでこられた皆さんの成果によって、今こうして御審議が行われ、この審議も相当、多少広く深い議論ができたのではないかと。将来、私たちの次の世代の子供たちが日本人として生まれたことに誇りを持ち、そして国際社会においても、さすが日本人はすばらしいと思えるような活動、活躍、貢献をしていくためにこの教育基本法の成立を是非お願いをしたいと、このように思っております。
鴻
鴻池祥肇#20
○鴻池祥肇君 総理、ありがとうございました。
今回の教育基本法の中には、今までの教育基本法に入っていないものが非常に含まれておる、これは評価するわけでございます。家庭教育あるいは歴史、文化の教育も大事であると。
今、伊吹大臣もおっしゃいました、戦後教育がすべて悪いんではないというふうにおっしゃったわけではありますけれども、私は大部分はやっぱり戦後教育が悪いと、このように思います。それと、やっぱり子供にゆとりを与えるとか、嫌なことはやらせない、競争はさせない、落ちこぼれはつくらないと、みんなそろって余り賢くない人類をつくっていこうという、何かそんな感じがしてしようがないんですけれども。私はやっぱり、子供というのは、人間の姿形はしておりますけれども、赤ん坊も幼児も小中学生も、まだまだ人の社会のルールといったものについては独学できない立場だと思いますよ。やっぱり、あるときは大人の強制力というか、大人の判断でたたき込まなきゃいかぬことは一杯あると思います。古い言葉かもしれませんが、仁義礼智信、仁は思いやり、義は善悪の判断、礼はあいさつ、智は学ぶこと、信は信ずるものを大事にすること、こういったものを大人の判断で幼児期にたたき込む、小学校でたたき込むと、これがもう随分欠けていたように思いますけれども、大臣、どう思われますか。
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今、伊吹大臣もおっしゃいました、戦後教育がすべて悪いんではないというふうにおっしゃったわけではありますけれども、私は大部分はやっぱり戦後教育が悪いと、このように思います。それと、やっぱり子供にゆとりを与えるとか、嫌なことはやらせない、競争はさせない、落ちこぼれはつくらないと、みんなそろって余り賢くない人類をつくっていこうという、何かそんな感じがしてしようがないんですけれども。私はやっぱり、子供というのは、人間の姿形はしておりますけれども、赤ん坊も幼児も小中学生も、まだまだ人の社会のルールといったものについては独学できない立場だと思いますよ。やっぱり、あるときは大人の強制力というか、大人の判断でたたき込まなきゃいかぬことは一杯あると思います。古い言葉かもしれませんが、仁義礼智信、仁は思いやり、義は善悪の判断、礼はあいさつ、智は学ぶこと、信は信ずるものを大事にすること、こういったものを大人の判断で幼児期にたたき込む、小学校でたたき込むと、これがもう随分欠けていたように思いますけれども、大臣、どう思われますか。
伊
伊吹文明#21
○国務大臣(伊吹文明君) 今先生がおっしゃったことは、まあ人間社会の中で言えば普遍的な道徳観のようなものです。ただ、それを例えば、仁義礼智信、まあ忠孝悌とこう続くんでしょうが、それの具体的な解釈ですね、これはやはり人によってかなり違うと思います。鴻池先生のように力あふるる解釈もあれば、私のようにやや冷めた解釈もあるのかも分かりませんから、基本的なやはりこの価値観みたいなものは大切にしないといけないんですが、自分の解釈によってその価値観を押し付けるということだけは、やはり教育を預かっている私の立場からすると、なかなかここでこうだというほどのやはり私は自信が自分にはないと。
ただ、今先生がおっしゃったことは、もう普遍的な道徳律としてどこの国でも守られるべきことだと思います。
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鴻
鴻池祥肇#22
○鴻池祥肇君 ありがとうございました。
先ほど申し上げましたように、私はやっぱり子供は大人の判断でたたき込まなきゃいかぬときはたたき込まなきゃいかぬという、これをやっぱり世の親、大人が考えなきゃいかぬというふうに思います。教育というのはどういうものだろうかといろいろおっしゃいますよ、みんな。しかし、未熟な子供を立派な大人にするためのことが教育だと思うんですよね。それが何か、すべて子供を楽しますために、嫌なことはさせないために教育、これは私は間違いであると思います。
そこで、せっかく座っておられますから、ちょっと民主党の鈴木寛先生に、第十七条ですね、教育振興基本計画。これが民主党案では、比較的、まあよその党のを褒めたらいけませんけれども、これがこのまま独り歩きして、またぞろ官僚の手のうちに入って教育がどうなっていくかというのは、僕は心配なんです、政治家として。これについて、鈴木寛先生、どのように考えられますか。
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そこで、せっかく座っておられますから、ちょっと民主党の鈴木寛先生に、第十七条ですね、教育振興基本計画。これが民主党案では、比較的、まあよその党のを褒めたらいけませんけれども、これがこのまま独り歩きして、またぞろ官僚の手のうちに入って教育がどうなっていくかというのは、僕は心配なんです、政治家として。これについて、鈴木寛先生、どのように考えられますか。
鈴
鈴木寛#23
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。
私ども民主党が提出をいたしました日本国教育基本法案でも、第十九条で教育の振興に関する計画というのは盛り込んでございます。
ただ、今委員も御指摘のとおり、今まで私も五年半、文教科学委員会におりますけれども、学習指導要領とか定数改善計画とか極めて重要なことが文部省の告示、あるいは文部科学省と財務省との間だけで決まってしまうと、これは非常に遺憾なことだと私は思っております。
したがいまして、今回は、教育基本振興計画の主語を私どもの案では「政府は、」といたしまして、そして国会の承認を得て、それでしかも国民の皆さんに公表しなければいけないと、こういうふうに盛り込んでおります。正に国会の場で、子供たちに何を教え、どういう体制で臨むかと、こういうことを多くの国民の皆さんの代弁者である我々がきちっと議論をしていかなければならないというふうに考えておるところでございます。
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ただ、今委員も御指摘のとおり、今まで私も五年半、文教科学委員会におりますけれども、学習指導要領とか定数改善計画とか極めて重要なことが文部省の告示、あるいは文部科学省と財務省との間だけで決まってしまうと、これは非常に遺憾なことだと私は思っております。
したがいまして、今回は、教育基本振興計画の主語を私どもの案では「政府は、」といたしまして、そして国会の承認を得て、それでしかも国民の皆さんに公表しなければいけないと、こういうふうに盛り込んでおります。正に国会の場で、子供たちに何を教え、どういう体制で臨むかと、こういうことを多くの国民の皆さんの代弁者である我々がきちっと議論をしていかなければならないというふうに考えておるところでございます。
鴻
鴻池祥肇#24
○鴻池祥肇君 ありがとうございました。
今のは、政府・与党案にはそれが盛り込まれておりませんけれども、やはり今の鈴木先生の答弁のように、政治がやはりそういったものをきちっと後を追っていくと、これが非常に大事であると思います。
文部大臣、何かコメントございますでしょうか。
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文部大臣、何かコメントございますでしょうか。
伊
伊吹文明#25
○国務大臣(伊吹文明君) 提出いたしております政府案の第十七条は、今の教育振興基本計画について、計画を定め、これを国会に提出する、報告するとともに、公表しなければならないと書いてございます。
したがって、議院内閣制の下では当然、行政権は内閣にございますから、私も与党の一員として行政府に入っているわけで、今、鈴木先生がおっしゃったようなことを役人だけで決めさせる大臣や副大臣や政務官であればそのポストにいる値打ちがないわけで、そういう人を安倍総理は選んでおられないと私は思っております。
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鴻
鴻池祥肇#26
○鴻池祥肇君 心強い文部科学大臣の御答弁でありました。
歴史、文化、伝統を大事にしようと、これも本当に織り込まれているということはすばらしいことだと思います。
そこで、官房長官、皇室典範の話が、総理も官房長官のときにも、私はここで男子一系とか女系、女性天皇と、こういう議論をするつもりは全くありません、時間もありませんし、また内閣委員会でやらしていただきますけれども。これ、秋篠宮家に悠仁親王殿下、九月六日に若様はお生まれになった、この辺りから突然消えてしまったんですね、この話。消えた方が私、いいんですけどね。
これ、何というんですか、有識者というか無識者という、有識者だ、皇室典範に関する有識者会議というのはまだこれ生きとるんですか、官房長官、日本語でひとつ。
そんな相談せないかぬことなの。
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そこで、官房長官、皇室典範の話が、総理も官房長官のときにも、私はここで男子一系とか女系、女性天皇と、こういう議論をするつもりは全くありません、時間もありませんし、また内閣委員会でやらしていただきますけれども。これ、秋篠宮家に悠仁親王殿下、九月六日に若様はお生まれになった、この辺りから突然消えてしまったんですね、この話。消えた方が私、いいんですけどね。
これ、何というんですか、有識者というか無識者という、有識者だ、皇室典範に関する有識者会議というのはまだこれ生きとるんですか、官房長官、日本語でひとつ。
そんな相談せないかぬことなの。
塩
鴻
鴻池祥肇#28
○鴻池祥肇君 存在はしているって、これは小泉総理の諮問機関でしょう、この有識者会議というのは。それ、安倍内閣になって、まだそのままあるんですか。どうですか、官房長官、どうして後ろを向くの、自分の担当でしょうに。
この発言だけを見る →塩