環境委員会
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会
会議録情報#0
平成二十六年五月二十二日(木曜日)
午前十時開会
─────────────
委員の異動
五月十九日
辞任 補欠選任
岸 宏一君 金子原二郎君
高橋 克法君 山東 昭子君
五月二十日
辞任 補欠選任
金子原二郎君 岸 宏一君
山東 昭子君 高橋 克法君
浜野 喜史君 田中 直紀君
五月二十一日
辞任 補欠選任
林 芳正君 石田 昌宏君
田中 直紀君 浜野 喜史君
五月二十二日
辞任 補欠選任
石田 昌宏君 長峯 誠君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 佐藤 信秋君
理 事
中西 祐介君
吉川ゆうみ君
柳澤 光美君
市田 忠義君
委 員
石田 昌宏君
岩城 光英君
尾辻 秀久君
岸 宏一君
高橋 克法君
中川 雅治君
長峯 誠君
藤井 基之君
山本 順三君
小見山幸治君
榛葉賀津也君
長浜 博行君
浜野 喜史君
竹谷とし子君
清水 貴之君
水野 賢一君
国務大臣
環境大臣 石原 伸晃君
副大臣
環境副大臣 北川 知克君
大臣政務官
総務大臣政務官 藤川 政人君
環境大臣政務官 牧原 秀樹君
環境大臣政務官 浮島 智子君
事務局側
常任委員会専門
員 櫻井 敏雄君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官 由木 文彦君
警察庁長官官房
審議官 宮城 直樹君
文部科学大臣官
房審議官 永山 賀久君
文部科学省科学
技術・学術政策
局次長 伊藤宗太郎君
厚生労働省医薬
食品局食品安全
部長 新村 和哉君
農林水産大臣官
房生産振興審議
官 西郷 正道君
林野庁森林整備
部長 本郷 浩二君
水産庁資源管理
部長 枝元 真徹君
水産庁増殖推進
部長 長谷 成人君
環境省総合環境
政策局環境保健
部長 塚原 太郎君
環境省地球環境
局長 関 荘一郎君
環境省自然環境
局長 星野 一昭君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一
部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
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この発言だけを見る →午前十時開会
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委員の異動
五月十九日
辞任 補欠選任
岸 宏一君 金子原二郎君
高橋 克法君 山東 昭子君
五月二十日
辞任 補欠選任
金子原二郎君 岸 宏一君
山東 昭子君 高橋 克法君
浜野 喜史君 田中 直紀君
五月二十一日
辞任 補欠選任
林 芳正君 石田 昌宏君
田中 直紀君 浜野 喜史君
五月二十二日
辞任 補欠選任
石田 昌宏君 長峯 誠君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 佐藤 信秋君
理 事
中西 祐介君
吉川ゆうみ君
柳澤 光美君
市田 忠義君
委 員
石田 昌宏君
岩城 光英君
尾辻 秀久君
岸 宏一君
高橋 克法君
中川 雅治君
長峯 誠君
藤井 基之君
山本 順三君
小見山幸治君
榛葉賀津也君
長浜 博行君
浜野 喜史君
竹谷とし子君
清水 貴之君
水野 賢一君
国務大臣
環境大臣 石原 伸晃君
副大臣
環境副大臣 北川 知克君
大臣政務官
総務大臣政務官 藤川 政人君
環境大臣政務官 牧原 秀樹君
環境大臣政務官 浮島 智子君
事務局側
常任委員会専門
員 櫻井 敏雄君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官 由木 文彦君
警察庁長官官房
審議官 宮城 直樹君
文部科学大臣官
房審議官 永山 賀久君
文部科学省科学
技術・学術政策
局次長 伊藤宗太郎君
厚生労働省医薬
食品局食品安全
部長 新村 和哉君
農林水産大臣官
房生産振興審議
官 西郷 正道君
林野庁森林整備
部長 本郷 浩二君
水産庁資源管理
部長 枝元 真徹君
水産庁増殖推進
部長 長谷 成人君
環境省総合環境
政策局環境保健
部長 塚原 太郎君
環境省地球環境
局長 関 荘一郎君
環境省自然環境
局長 星野 一昭君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一
部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
─────────────
佐
佐藤信秋#1
○委員長(佐藤信秋君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、林芳正君が委員を辞任され、その補欠として石田昌宏君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日、林芳正君が委員を辞任され、その補欠として石田昌宏君が選任されました。
─────────────
佐
佐藤信秋#2
○委員長(佐藤信秋君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、環境省自然環境局長星野一昭君外十一名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
佐
佐
中
中西祐介#5
○中西祐介君 おはようございます。自由民主党の中西祐介でございます。
本日は、鳥獣保護法の改正案ということでございまして、六時間近くの大変長丁場でございますが、大臣始め皆様、よろしくお願い申し上げます。
まず、今回、環境省におけるこの法案の中で大変大きな一歩を踏み出していただいたのが、まさに石原大臣を始め御尽力いただきましたこの鳥獣保護法の改正案であるというふうに思っております。
ちょうどこのニュースが出ましたのは今年の三月のたしか十一日だったと思いますが、読売新聞始め主要各社で大きくメディアに捉えられまして、これほど全国で、しかも地方部いろんな各地域で様々な被害の状況があるということを、この報道によっても、影響力の大きさを感じた次第であります。
まさに、これまで保護のための管理が中心であった環境行政、鳥獣に対する取組でありましたが、今回やはり積極的な管理をしていくということで、まさに大きな変化が伴うこの法改正であろうと、そして効果が求められる法改正であろうというふうに思っております。
そういう意味からしますと非常に期待が大きいわけでありまして、まず、石原大臣の方から、今回の改正案について、省の思いも含め、意気込みも含めてお話をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →本日は、鳥獣保護法の改正案ということでございまして、六時間近くの大変長丁場でございますが、大臣始め皆様、よろしくお願い申し上げます。
まず、今回、環境省におけるこの法案の中で大変大きな一歩を踏み出していただいたのが、まさに石原大臣を始め御尽力いただきましたこの鳥獣保護法の改正案であるというふうに思っております。
ちょうどこのニュースが出ましたのは今年の三月のたしか十一日だったと思いますが、読売新聞始め主要各社で大きくメディアに捉えられまして、これほど全国で、しかも地方部いろんな各地域で様々な被害の状況があるということを、この報道によっても、影響力の大きさを感じた次第であります。
まさに、これまで保護のための管理が中心であった環境行政、鳥獣に対する取組でありましたが、今回やはり積極的な管理をしていくということで、まさに大きな変化が伴うこの法改正であろうと、そして効果が求められる法改正であろうというふうに思っております。
そういう意味からしますと非常に期待が大きいわけでありまして、まず、石原大臣の方から、今回の改正案について、省の思いも含め、意気込みも含めてお話をいただきたいと思います。
石
石原伸晃#6
○国務大臣(石原伸晃君) ただいま中西委員がお話しになりましたとおり、多分中西委員の御地元も被害がかなり出ていると思いますけれども、ニホンジカあるいはイノシシ、この数が本当に増えていると思います。それによりまして生態系へ大きな影響が出ておりますし、さらに、人間が野生動物から囲まれたところで生活をしなければ生きていけないような、農作物への被害等々も深刻化しているんだと思います。
私も知床と対馬、見てまいりましたけれども、森林の下草あるいは地面をはう草、こういうものが全部食べられている。さらには、知床で大分地元の方から御陳情いただいたんですが、道路ののり面の草を食べることによって道路が崖崩れを起こして、何度も何度も通行止めになるようなことがあると。これはかなり深刻だなと、人間の生活自体も野生動物によって脅かされている、こんなことを強く感じたところでございます。
政府としては、この増えてしまいましたニホンジカ、イノシシの生息の数、いろいろな統計があるんですけれども、こういうものを十年後に半減させるという数値目標を立てさせていただきまして、この目標を達成するために、法改正によりまして、今委員が御指摘になりましたように、法目的に鳥獣の管理、まあ殺処分でございますね、こういうものを加えますとともに、やはり御地元の都道府県が主体となって必要な捕獲事業を導入する、大きな政策転換を図らせていただいているところでございます。
改正法に基づく鳥獣の管理を進めることによりまして、鳥獣の生息総数というものが自然界に合った、また人間にも悪影響を与えない適正化を図ることによりまして、人と鳥獣が共存する社会をつくっていく、こんなつもりでこの法案、準備をさせていただきました。
以上でございます。
この発言だけを見る →私も知床と対馬、見てまいりましたけれども、森林の下草あるいは地面をはう草、こういうものが全部食べられている。さらには、知床で大分地元の方から御陳情いただいたんですが、道路ののり面の草を食べることによって道路が崖崩れを起こして、何度も何度も通行止めになるようなことがあると。これはかなり深刻だなと、人間の生活自体も野生動物によって脅かされている、こんなことを強く感じたところでございます。
政府としては、この増えてしまいましたニホンジカ、イノシシの生息の数、いろいろな統計があるんですけれども、こういうものを十年後に半減させるという数値目標を立てさせていただきまして、この目標を達成するために、法改正によりまして、今委員が御指摘になりましたように、法目的に鳥獣の管理、まあ殺処分でございますね、こういうものを加えますとともに、やはり御地元の都道府県が主体となって必要な捕獲事業を導入する、大きな政策転換を図らせていただいているところでございます。
改正法に基づく鳥獣の管理を進めることによりまして、鳥獣の生息総数というものが自然界に合った、また人間にも悪影響を与えない適正化を図ることによりまして、人と鳥獣が共存する社会をつくっていく、こんなつもりでこの法案、準備をさせていただきました。
以上でございます。
中
中西祐介#7
○中西祐介君 ありがとうございます。
まさに大臣今おっしゃっていただいたとおり、もう現場の姿を熟知をしていただいております。その中で、まさに十年後に半減と、もうはっきり今年度のこの国会の中で、所信で述べていただきましたことを本当に力強く感じておるところであります。
今大臣おっしゃいましたが、これ一一年度の数字ですけれども、ニホンジカが二百六十一万頭、エゾシカは六十四万頭、イノシシは八十八万頭まで増えている。これは調査での推計でありますけれども、もっと多いかもしれない。
さらに、これはもう実額でありますが、農産被害が年間二百億円を超えていると。言わば、地方で暮らす、畑や田んぼで作ったものが、ようやく実が育ってきたなと思ったら、全て根こそぎやられてしまうと。もうこんなやるせないことはないということを現場でも伺います。こうした、財貨を奪われてそして意欲が低下することによって、国土の多くのところが耕作放棄地にならざるを得ない、これもまさに実態であります。
そして同時に、これまでは増えたイノシシや鹿やいろんな鳥獣を駆除をしてきた狩猟免許の保持者なんですけれども、これも年々低下をし、同時に平均年齢がどんどん高齢化をしているということも現状でありまして、本当にこの法案による改善を皆さんが期待をされているところであります。
そんな中で、本日は、私は大きく二つの点について伺いたいと思っております。まず一つは、国が目標値を定めるということでございますので、実施主体は今度は県に移ってくるわけであります。その中で、県が大きな役割を果たさなきゃいけないということで、都道府県の負担あるいは能力をいかに担保していくかということを一つテーマで取り上げたいと思います。そしてもう一つは、この捕獲の担い手の確保の点でありますけれども、全国といえども、今人口の偏在とともに、まさに捕獲の担い手も偏在をしていると。同時に、地方部、人口が少ないところの方が野方図に鳥獣が増えているという現状もございますので、この大きく二点について伺いたいと思っております。
まず一点目の都道府県の負担あるいは能力の向上についてでありますけれども、地域実情に対応できる体制整備が急がれております。その中で、これから、じゃ、環境省が主導する国の役割、そして実際、計画を立案しあるいは事業者を選定していく県の役割、あるいは市町村の役割、そしてこれから新たに選定をされる事業者、大きく言うと四者の役割分担があろうかと思っておりますが、この法改正によってどういう役割分担になるのか、お答えいただきたいと思います。
この発言だけを見る →まさに大臣今おっしゃっていただいたとおり、もう現場の姿を熟知をしていただいております。その中で、まさに十年後に半減と、もうはっきり今年度のこの国会の中で、所信で述べていただきましたことを本当に力強く感じておるところであります。
今大臣おっしゃいましたが、これ一一年度の数字ですけれども、ニホンジカが二百六十一万頭、エゾシカは六十四万頭、イノシシは八十八万頭まで増えている。これは調査での推計でありますけれども、もっと多いかもしれない。
さらに、これはもう実額でありますが、農産被害が年間二百億円を超えていると。言わば、地方で暮らす、畑や田んぼで作ったものが、ようやく実が育ってきたなと思ったら、全て根こそぎやられてしまうと。もうこんなやるせないことはないということを現場でも伺います。こうした、財貨を奪われてそして意欲が低下することによって、国土の多くのところが耕作放棄地にならざるを得ない、これもまさに実態であります。
そして同時に、これまでは増えたイノシシや鹿やいろんな鳥獣を駆除をしてきた狩猟免許の保持者なんですけれども、これも年々低下をし、同時に平均年齢がどんどん高齢化をしているということも現状でありまして、本当にこの法案による改善を皆さんが期待をされているところであります。
そんな中で、本日は、私は大きく二つの点について伺いたいと思っております。まず一つは、国が目標値を定めるということでございますので、実施主体は今度は県に移ってくるわけであります。その中で、県が大きな役割を果たさなきゃいけないということで、都道府県の負担あるいは能力をいかに担保していくかということを一つテーマで取り上げたいと思います。そしてもう一つは、この捕獲の担い手の確保の点でありますけれども、全国といえども、今人口の偏在とともに、まさに捕獲の担い手も偏在をしていると。同時に、地方部、人口が少ないところの方が野方図に鳥獣が増えているという現状もございますので、この大きく二点について伺いたいと思っております。
まず一点目の都道府県の負担あるいは能力の向上についてでありますけれども、地域実情に対応できる体制整備が急がれております。その中で、これから、じゃ、環境省が主導する国の役割、そして実際、計画を立案しあるいは事業者を選定していく県の役割、あるいは市町村の役割、そしてこれから新たに選定をされる事業者、大きく言うと四者の役割分担があろうかと思っておりますが、この法改正によってどういう役割分担になるのか、お答えいただきたいと思います。
星
星野一昭#8
○政府参考人(星野一昭君) 深刻化するニホンジカやイノシシによる被害を減少させるためには、地域の実情を踏まえつつ集中的かつ広域的な捕獲を計画的に実施することが必要であります。
このため、鳥獣の管理は都道府県が中心的な主体となって取り組むことが適切と考えております。一方、市町村は、鳥獣被害防止特別措置法に基づき農作物等への直接的な被害対策を進めており、両者の対策が重複することなく相乗効果をもたらすよう密接に連携することが重要であると考えております。
また、国立公園など国が管理する地域について生態系被害が生じているなど、当該地域の保全すべき価値が損なわれるおそれがある場合には、所在する都道府県や市町村と十分に調整、連携を図りつつ、国が対策を進めることも必要であります。このことから、環境省といたしましては、国立公園内でのニホンジカの捕獲事業を実施しているところでございます。
また、国は、都道府県や市町村の対策が効果的かつ適切に進むよう、技術的、財政的に支援することが重要であると考えております。環境省としては、鳥獣の管理に関する最新の知見、技術を収集をして都道府県に対し技術的助言を行うなど、都道府県を様々な側面から支えていきたいと考えております。
さらに、鳥獣の管理体制を強化するためには、公的な主体のみならず、多様な担い手の確保、育成が重要であることから、今般新たに導入する鳥獣の捕獲を行う法人に対する認定制度等に関する周知なども積極的に行ってまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →このため、鳥獣の管理は都道府県が中心的な主体となって取り組むことが適切と考えております。一方、市町村は、鳥獣被害防止特別措置法に基づき農作物等への直接的な被害対策を進めており、両者の対策が重複することなく相乗効果をもたらすよう密接に連携することが重要であると考えております。
また、国立公園など国が管理する地域について生態系被害が生じているなど、当該地域の保全すべき価値が損なわれるおそれがある場合には、所在する都道府県や市町村と十分に調整、連携を図りつつ、国が対策を進めることも必要であります。このことから、環境省といたしましては、国立公園内でのニホンジカの捕獲事業を実施しているところでございます。
また、国は、都道府県や市町村の対策が効果的かつ適切に進むよう、技術的、財政的に支援することが重要であると考えております。環境省としては、鳥獣の管理に関する最新の知見、技術を収集をして都道府県に対し技術的助言を行うなど、都道府県を様々な側面から支えていきたいと考えております。
さらに、鳥獣の管理体制を強化するためには、公的な主体のみならず、多様な担い手の確保、育成が重要であることから、今般新たに導入する鳥獣の捕獲を行う法人に対する認定制度等に関する周知なども積極的に行ってまいりたいと考えております。
中
中西祐介#9
○中西祐介君 今、大きく総論のお話をしていただきました。その中で、はっきりと国が都道府県のこの施策に対して技術的な支援、そして財政的な支援もするというふうなお言葉をいただきましたが、大きな一歩であろうと思っております。
その中で、今回の法改正によって第二種の特定鳥獣、言わば増大してしまった鳥獣の種を減じるところに指定をされたものについては都道府県が有効な計画立案をする必要があるというふうにも明記をされております。
その中で、まず実務の話として、現状の、例えば都道府県庁の職員数や現在の定員の中で個体数の把握をどれだけ迅速にできるか、これがまず第一歩目だと思うんですね。個体数の把握ができて初めて十年後に半減という具体策ができると思っております。
あるいは、今年調査をしました、来年から減じる策を講じていきました、その時々によって、例えば天候とか捕獲する雄や雌、あるいは小さな個体を狩猟する、いろんなパターンによって全然その増加の頻度あるいは減少の頻度は変わってくると思うんですが、そういうものに対していかに柔軟に対応できるか。
あるいは、今度、都道府県という、今まで市町村が中心だったんですが、都道府県域になってくる。都道府県の境というのは、大体日本というのは山の境も多いわけでありまして、そういう意味からすると、例えば我が地元であると、徳島県と高知県と香川県と愛媛県、いろんな隣接県との連携も必要となってくると思っております。そのときに、じゃ、県が独自で連携をやれというのか、あるいは国がそういうときにいろんな橋渡しをしながら技術的なバックアップ、あるいは個体数のいろんな調査のデータのバックアップも含めて関与をしていくのか。そこの国と都道府県との関わりについて、もう一度踏み込んで御答弁をお願いします。
この発言だけを見る →その中で、今回の法改正によって第二種の特定鳥獣、言わば増大してしまった鳥獣の種を減じるところに指定をされたものについては都道府県が有効な計画立案をする必要があるというふうにも明記をされております。
その中で、まず実務の話として、現状の、例えば都道府県庁の職員数や現在の定員の中で個体数の把握をどれだけ迅速にできるか、これがまず第一歩目だと思うんですね。個体数の把握ができて初めて十年後に半減という具体策ができると思っております。
あるいは、今年調査をしました、来年から減じる策を講じていきました、その時々によって、例えば天候とか捕獲する雄や雌、あるいは小さな個体を狩猟する、いろんなパターンによって全然その増加の頻度あるいは減少の頻度は変わってくると思うんですが、そういうものに対していかに柔軟に対応できるか。
あるいは、今度、都道府県という、今まで市町村が中心だったんですが、都道府県域になってくる。都道府県の境というのは、大体日本というのは山の境も多いわけでありまして、そういう意味からすると、例えば我が地元であると、徳島県と高知県と香川県と愛媛県、いろんな隣接県との連携も必要となってくると思っております。そのときに、じゃ、県が独自で連携をやれというのか、あるいは国がそういうときにいろんな橋渡しをしながら技術的なバックアップ、あるいは個体数のいろんな調査のデータのバックアップも含めて関与をしていくのか。そこの国と都道府県との関わりについて、もう一度踏み込んで御答弁をお願いします。
星
星野一昭#10
○政府参考人(星野一昭君) 都道府県が効果的かつ適切に対策を進めるに当たっては、鳥獣の生息状況のモニタリングを行いつつその状況に応じて計画を作成し、対策を講じる、いわゆる順応的管理を進めることが重要であると考えております。このため、まずは都道府県ごとに生息数を把握し、捕獲の目標を定めることが必要であります。
このため、環境省では、平成二十五年度補正予算により、鹿については都道府県別、イノシシについては広域ブロック別の生息数の推定を行うこととしております。この結果を踏まえて、都道府県レベルでの捕獲目標の設定など、都道府県の捕獲を支援していく考えであります。
さらに、国としてそれぞれの都道府県における取組をしっかりとフォローアップしていくことも重要であると認識しております。改正法案成立後は、都道府県による計画の策定状況やその実施状況等の把握、分析を行い、都道府県における鳥獣被害対策の促進に向けて技術的な助言等を積極的に行ってまいりたいと思っております。
また、都道府県間の連携につきましても、連携による対応が必要な場合にはしっかりと国が主導的な役割を果たして、連携した取組を進めていきたいと考えております。
この発言だけを見る →このため、環境省では、平成二十五年度補正予算により、鹿については都道府県別、イノシシについては広域ブロック別の生息数の推定を行うこととしております。この結果を踏まえて、都道府県レベルでの捕獲目標の設定など、都道府県の捕獲を支援していく考えであります。
さらに、国としてそれぞれの都道府県における取組をしっかりとフォローアップしていくことも重要であると認識しております。改正法案成立後は、都道府県による計画の策定状況やその実施状況等の把握、分析を行い、都道府県における鳥獣被害対策の促進に向けて技術的な助言等を積極的に行ってまいりたいと思っております。
また、都道府県間の連携につきましても、連携による対応が必要な場合にはしっかりと国が主導的な役割を果たして、連携した取組を進めていきたいと考えております。
中
中西祐介#11
○中西祐介君 技術的な話を中心にいただきましたが、ありがとうございます。
加えて、先ほど財政的な支援もしっかりいただけるということでありました。まさに、都道府県の実情を見てみると、やはり職員の方々が同じ部課署に長い間とどまるということは少ない、これがまさに実情であります。大体二年、三年で配置換えがあるということでありまして、この十年で半減をさせるためには、その個体数の把握、動向の把握というものを常にモニタリングをしながら上がってきた数字を分析して新たな方策を講じるということが、まさに専門家としての力が必要とされるところだと思いますけれども、例えば鳥獣保護の専門家、都道府県に配置をするとかということはさっきの財政的な支援の中身になるのかなと思っておりますが、財政的な支援の中身について今どういうことを想定しているのか。あるいは、もし踏み込めるならば、いつぐらいから措置をして、十年というスパンの中でどういう位置付けで進めていけるのか、もう一歩踏み込んで御答弁をお願いいたします。
この発言だけを見る →加えて、先ほど財政的な支援もしっかりいただけるということでありました。まさに、都道府県の実情を見てみると、やはり職員の方々が同じ部課署に長い間とどまるということは少ない、これがまさに実情であります。大体二年、三年で配置換えがあるということでありまして、この十年で半減をさせるためには、その個体数の把握、動向の把握というものを常にモニタリングをしながら上がってきた数字を分析して新たな方策を講じるということが、まさに専門家としての力が必要とされるところだと思いますけれども、例えば鳥獣保護の専門家、都道府県に配置をするとかということはさっきの財政的な支援の中身になるのかなと思っておりますが、財政的な支援の中身について今どういうことを想定しているのか。あるいは、もし踏み込めるならば、いつぐらいから措置をして、十年というスパンの中でどういう位置付けで進めていけるのか、もう一歩踏み込んで御答弁をお願いいたします。
北
北川知克#12
○副大臣(北川知克君) 財政的支援については後ほど事務方の方から答えると思いますが、専門家につきましての御指摘がありましたので、私の方からその点についてお答えをさせていただきたいと思いますが、鳥獣行政を担う都道府県の行政職員、専門的知識を得てずっとこれに関わっていただければ一番有り難いのでありますが、現状はなかなかそうはいきませんし、委員指摘のように、自治体の職員の異動というのもあるものですから。ただ、我々は今回、鳥獣行政、今後、鳥獣の保護と管理を関する専門的知見を有するということが非常に重要であるとも考えておりますし、科学的、計画的な鳥獣行政を推進する上で、この専門的な人材の確保というのも重要であると認識をいたしております。
そういう点も踏まえながら、今年の一月に中央環境審議会の答申においても、国による自治体における人材育成のための研修プログラムの充実、また、専門職員の活用事例に関する最新情報の提供などが求められております。環境省におきましても、都道府県の担当職員を対象に、岡山、広島、大阪、東京でも行ったのでありますが、専門的な知見の習得や技術の向上を目的とした研修会を開催をさせていただいております。
人材登録事業による専門家を紹介するなど、今後、この人材の育成確保に努めていかなければならないと考えておりますし、今後、これらの取組を一層推進をしていきたいと考えております。
この発言だけを見る →そういう点も踏まえながら、今年の一月に中央環境審議会の答申においても、国による自治体における人材育成のための研修プログラムの充実、また、専門職員の活用事例に関する最新情報の提供などが求められております。環境省におきましても、都道府県の担当職員を対象に、岡山、広島、大阪、東京でも行ったのでありますが、専門的な知見の習得や技術の向上を目的とした研修会を開催をさせていただいております。
人材登録事業による専門家を紹介するなど、今後、この人材の育成確保に努めていかなければならないと考えておりますし、今後、これらの取組を一層推進をしていきたいと考えております。
星
星野一昭#13
○政府参考人(星野一昭君) 財政的な支援の件でございますけれども、今回の法改正の案におきましては、都道府県が行う捕獲事業が非常に重要な位置付けになってございます。そのため、都道府県がしっかりとそれぞれの県ごとに設定した捕獲目標を達成できるように支援していくことが重要だと思っております。そのためには、財政面での支援も必要不可欠だと考えております。現在、都道府県に対してどのような財政的な支援が可能であるか検討しているところでございます。
この発言だけを見る →中
中西祐介#14
○中西祐介君 大事な観点でありますし、北川副大臣がおっしゃっていただいたとおり、研修ということで能力をまず付けさせる、極めて重要なことであります。その上で、やはり増員とか、あるいは専門家として確保したいという要望に対してまさに予算の措置がされるような仕組みを交付税の中等も含めて設計をいただけるように、より具体的な検討をこれから是非お願いを申し上げたいというふうに思っております。
先にこの法案の中身について伺いたいと思っておりますが、この法案の大きな柱の中で、これから増大をしていく、急激に増加をしていく鳥獣を、例えば捕獲をする、狩猟するといった後で、やはりこの処理をどうしていくかというのが現場では非常に大変だという話も伺っております。その中で、自治体の職員がわざわざその現場まで行って引き取るという作業はもう大変な苦労が要るわけでありまして、今回の法改正では、例えば狩猟をしたというか、例えば捕獲をした鳥獣をそのまま放置をしてもいいということも法案の中身に明記をされております。そのことに対する影響と、あとは、放置をするだけじゃなくて、いろんな処理策がこの現場の環境を考えるとあるんじゃないかと。
まだまだ現状では多少山で放置をしても汚染とかそういうことにならないわけでありますが、十年で急激に増えるから、それをどんどん放置をしていくと、その環境への影響もあるんじゃないかということも現場で懸念をされますので、その点について御回答をいただきたいと思います。
この発言だけを見る →先にこの法案の中身について伺いたいと思っておりますが、この法案の大きな柱の中で、これから増大をしていく、急激に増加をしていく鳥獣を、例えば捕獲をする、狩猟するといった後で、やはりこの処理をどうしていくかというのが現場では非常に大変だという話も伺っております。その中で、自治体の職員がわざわざその現場まで行って引き取るという作業はもう大変な苦労が要るわけでありまして、今回の法改正では、例えば狩猟をしたというか、例えば捕獲をした鳥獣をそのまま放置をしてもいいということも法案の中身に明記をされております。そのことに対する影響と、あとは、放置をするだけじゃなくて、いろんな処理策がこの現場の環境を考えるとあるんじゃないかと。
まだまだ現状では多少山で放置をしても汚染とかそういうことにならないわけでありますが、十年で急激に増えるから、それをどんどん放置をしていくと、その環境への影響もあるんじゃないかということも現場で懸念をされますので、その点について御回答をいただきたいと思います。
星
星野一昭#15
○政府参考人(星野一昭君) 従来、捕獲個体の放置の禁止は、鳥獣の体内に残存した鉛製銃弾を採食した猛禽類の鉛中毒や鳥獣の個体を捕食する動物の増加による生態系の攪乱などを防止する観点から規定しているものでございます。このため、今回の指定管理鳥獣捕獲等事業における放置の禁止の適用除外に当たっても、むやみな放置により生態系や生活環境に悪影響を及ぼさないよう、銃猟の場合には鉛弾を使用しないこと、住民の生活などに支障がないこと等を要件とすることを考えております。
また、捕獲個体の埋設、焼却等の処分が大きな負担になっていること、今後より一層の捕獲を進める必要があり、捕獲個体の処分に係る負担を軽減する必要があることは十分に認識しております。捕獲個体の処分に係る負担を軽減するための技術開発等も重要と認識しておりまして、環境省としても、情報収集、新技術の普及等、取組を進めてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →また、捕獲個体の埋設、焼却等の処分が大きな負担になっていること、今後より一層の捕獲を進める必要があり、捕獲個体の処分に係る負担を軽減する必要があることは十分に認識しております。捕獲個体の処分に係る負担を軽減するための技術開発等も重要と認識しておりまして、環境省としても、情報収集、新技術の普及等、取組を進めてまいりたいと考えております。
中
中西祐介#16
○中西祐介君 これから、放置をして、これまでは、例えば二日ぐらいたつと、カラスやらもうほかの動物がその亡くなった死骸を全て食べ尽くして、二、三日たったらもう白骨化しているというふうな現場の状況も伺ったところでありますが、同時に、例えば徳島県の場合であると、鹿やイノシシを現場で撃ち殺したと、そのまま放置をしてある。確かに二、三日でそのもの自体は白骨化するんですが、それを食べているのは、タヌキやあるいはキツネやイタチやというものが物すごく旺盛に食する。言わば、食べ物がいっぱい増えている。その分、その食べている個体が今度は物すごく増大しているということで、まさに文字どおりイタチごっこのような状況が起こらないようにしなきゃいけないということでありまして、加えて言うと、これ新しい技術も少し伺ってまいりましたが、静岡県の事例だったと思いますけれども、八十五度以上の高熱じゃないと活性化しないバクテリアのような容器のところにその個体を放り込むと、二、三日でもう毛一本まで分解されてしまうと、そのような新しい技術も今全国であるということであります。
まさにそこは国の支援、県の大きな財政的支援がないと、自治体も大きく捕獲できるところに設置をして処理をすることがかないませんので、そういう意味で、幅広に財政的支援、技術的支援を検討をお願いしたいというふうに思います。
もう一つ、大きな改正点でありますが、今回、狩猟をするに当たって、都道府県知事の確認の下で夜間の銃猟が可能になるということであります。夜間の方が、実は先日、委員の皆さんと一緒に日光にお伺いをしたときに、夜間で戯れているところで静かに近づいていって近距離でやった方が確実性も上がるというお話も伺ったところでありますが、一般の方々にとっては、全く住宅街じゃないところでそれをやっていても、やはり不安に思うこともたくさんあろうかと思います。
そうした意味からすると、安全性の確保とこれからの国民の皆さんへの周知の具体策について、改めて伺いたいと思います。
この発言だけを見る →まさにそこは国の支援、県の大きな財政的支援がないと、自治体も大きく捕獲できるところに設置をして処理をすることがかないませんので、そういう意味で、幅広に財政的支援、技術的支援を検討をお願いしたいというふうに思います。
もう一つ、大きな改正点でありますが、今回、狩猟をするに当たって、都道府県知事の確認の下で夜間の銃猟が可能になるということであります。夜間の方が、実は先日、委員の皆さんと一緒に日光にお伺いをしたときに、夜間で戯れているところで静かに近づいていって近距離でやった方が確実性も上がるというお話も伺ったところでありますが、一般の方々にとっては、全く住宅街じゃないところでそれをやっていても、やはり不安に思うこともたくさんあろうかと思います。
そうした意味からすると、安全性の確保とこれからの国民の皆さんへの周知の具体策について、改めて伺いたいと思います。
牧
牧原秀樹#17
○大臣政務官(牧原秀樹君) 夜間の銃による捕獲等につきましては、先生御指摘のとおり、安全性の確保が極めて重要でございまして、そうした観点から、厳格な要件の下でのみ限定的に実施を認めるというふうにしております。
具体的には、このような夜間の銃による捕獲は都道府県又は国の機関が行う事業に限定することとし、そして、その実施計画は地域の方々やそして関係地方公共団体の意見もお聴きして策定することとしております。そして、具体的な実施に当たっては、夜間の銃による捕獲を安全に実施する能力を有すると認められた認定事業者のみが委託を受けることができます。そして、かつ、実施日時、区域、そして方法や安全管理体制などが実施計画に適合することについて都道府県知事が確認するということとしております。
また、周知につきましては、国としては、都道府県がこのような実施計画の策定、実施体制の調整を図る中で地域住民への周知というものが徹底的に確実に実施されるよう、基本指針やガイドライン等を通じて都道府県に示してまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →具体的には、このような夜間の銃による捕獲は都道府県又は国の機関が行う事業に限定することとし、そして、その実施計画は地域の方々やそして関係地方公共団体の意見もお聴きして策定することとしております。そして、具体的な実施に当たっては、夜間の銃による捕獲を安全に実施する能力を有すると認められた認定事業者のみが委託を受けることができます。そして、かつ、実施日時、区域、そして方法や安全管理体制などが実施計画に適合することについて都道府県知事が確認するということとしております。
また、周知につきましては、国としては、都道府県がこのような実施計画の策定、実施体制の調整を図る中で地域住民への周知というものが徹底的に確実に実施されるよう、基本指針やガイドライン等を通じて都道府県に示してまいりたいと考えております。
中
中西祐介#18
○中西祐介君 是非、その基準づくりを大切にお願いしたいと思います。
といいますのも、二つ目の大きな柱に触れさせていただきますが、まずは担い手をどう確保するかというのが減少させる大きな手だてであることは間違いないと思っております。そんな中で、今回、都道府県が事業者を認定するということでありまして、今の夜間銃猟の話もまさにそうでありますが、新たにこの捕獲に対して携わる方々が増えるということは、捕獲にとっては有効な手だてでありますが、同時に、地域の方々、猟に関わらない方々にとっては、どういう方々がじゃ自分たちの地域に入り込んでくるのか、田舎ほどコミュニティーが強いし、人間関係が密でありますので、見ず知らずの人が勝手に入ってきて、つかつかといろんなところを探り回って、そして猟をするという事態にとっては非常に不安も増大するということで、そこの対策を是非お願いしたいと思いますが、まず、事業者の認定づくりについて、どんなプロセスで、いつまでにこれをなし得るのか、そして、多分、事業者を認定するということは増員するということが想定にあると思いますので、どういう方々が、これまで猟友会等を中心とした方々が担い手であったと思いますが、どういう方々を想定をされ、さらに、新しい人たちをどう育成するのか、その三点についてまとめてお答えください。
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星
星野一昭#19
○政府参考人(星野一昭君) 認定鳥獣捕獲等事業者の認定基準につきましては、事業者が有するべき安全管理体制や、行う研修の内容等の詳細について、今後、省令や基本指針等において具体的に示していく考えでございます。
認定事業者となる者といたしましては、現在地域において捕獲等を担っている猟友会等のほか、公益法人、自然環境コンサルタント、警備会社等を想定しているところでございます。当面は、現在鳥獣捕獲に携わっている方々が中心となると思われますが、様々な条件下での捕獲等事業に対応するためには、将来的に各都道府県で複数の事業者が認定されることが望ましいと考えております。
このため、環境省としては、事業者の育成確保、これ重要な課題でございますので、認定事業者となることを希望する、そういう方々への講習や新たな制度の周知、さらには認定事業者を含めた捕獲従事者の技能の向上や鳥獣の管理に関する知見、技術に関する情報提供、こうしたことを積極的に行い、事業者の業務が円滑に進むような支援を検討してまいりたいと考えております。
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このため、環境省としては、事業者の育成確保、これ重要な課題でございますので、認定事業者となることを希望する、そういう方々への講習や新たな制度の周知、さらには認定事業者を含めた捕獲従事者の技能の向上や鳥獣の管理に関する知見、技術に関する情報提供、こうしたことを積極的に行い、事業者の業務が円滑に進むような支援を検討してまいりたいと考えております。
中
中西祐介#20
○中西祐介君 多分現場では、思っている以上に整理を綿密にしていかないと混乱が生じるんじゃないかと思うわけです。これまで旧の市町村単位で猟友会のメンバーの縄張があったわけでありますが、それが県単位で活動できるようになるということは、じゃ、今まで地域に入ってこなかった猟友会のメンバーも猟に入ることができる。加えて、今もおっしゃったように警備会社とか自然環境団体の方々、言わば猟に対しては素人の分野の方々が今度入るということであるので、猟友会のこれまでの皆さんとのすみ分けというか、役割分担も重要だと思います。
同時に、もう一つは、地域の方々にどう溶け込んでいくのか、顔見知りになっていくのかということが非常に大事だと思うので、これは思っている以上に県の指導が行き届いていかないと、不測の事故のようなことも想定をされるわけでありまして、是非、国はその辺のことも、都道府県任せではなくて、バックアップをどうできるかということをこれからより練っていただきたいというふうに思っております。
続いて、その事業者の中でのハンターをどう確保するかということでありますが、この分野については、猟友会の方々が中心になってきていただきましたけれども、若い世代をいかに確保するか、もうこの策を講じるほかないと思っております。
たしか、一九七六年頃、全国で五十三万人いた狩猟免許の保持者でありますが、一一年度の数字だともう二十万人を切ったということでありまして、三分の一程度になりつつあるという状況であります。さらに、平均年齢がもう六十歳を超えているので、このまま行くと十年たったら七十歳を超えて、山を歩き回ることも、猟をなかなかしていくことも、やっぱり効果が薄いということがあります。
いかに若い人を確保していくか、そのために講じられる方策を是非伺いたいと思いますが、まず、今日、警察庁の方がいらっしゃっておりますので、この猟の免許を取得するに当たってどれぐらいのお金が掛かっているのか、また、取った後、年間どれぐらいのお金が掛かり続けるのかという金銭的な面をまず伺いたいと思います。
この発言だけを見る →同時に、もう一つは、地域の方々にどう溶け込んでいくのか、顔見知りになっていくのかということが非常に大事だと思うので、これは思っている以上に県の指導が行き届いていかないと、不測の事故のようなことも想定をされるわけでありまして、是非、国はその辺のことも、都道府県任せではなくて、バックアップをどうできるかということをこれからより練っていただきたいというふうに思っております。
続いて、その事業者の中でのハンターをどう確保するかということでありますが、この分野については、猟友会の方々が中心になってきていただきましたけれども、若い世代をいかに確保するか、もうこの策を講じるほかないと思っております。
たしか、一九七六年頃、全国で五十三万人いた狩猟免許の保持者でありますが、一一年度の数字だともう二十万人を切ったということでありまして、三分の一程度になりつつあるという状況であります。さらに、平均年齢がもう六十歳を超えているので、このまま行くと十年たったら七十歳を超えて、山を歩き回ることも、猟をなかなかしていくことも、やっぱり効果が薄いということがあります。
いかに若い人を確保していくか、そのために講じられる方策を是非伺いたいと思いますが、まず、今日、警察庁の方がいらっしゃっておりますので、この猟の免許を取得するに当たってどれぐらいのお金が掛かっているのか、また、取った後、年間どれぐらいのお金が掛かり続けるのかという金銭的な面をまず伺いたいと思います。
宮
宮城直樹#21
○政府参考人(宮城直樹君) お答えを申し上げます。
猟銃の所持許可を取得するまでの手数料でございますが、これ猟銃の場合は大体六万円ぐらいというふうに見積もってございます。それからさらに、更新という手続がございます。これにつきましてはもう少しお安くなってございまして、これも猟銃でございますが、二万円と、これぐらいの金額になってございます。
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中
中西祐介#22
○中西祐介君 お金も確かに毎年掛かります。大変な若い世代にとっては負担になることは間違いないわけであります。
さらに、この免許を申請するに当たっては、精神科の医師の診断書も必要となっているところであります。実際のところ、平成たしか二十年に診断書が必要だということで改正になったと思いますが、その前とその後を比べたときに、多分この規定は、不測の事故を起こさないように、あるいはおかしな人が免許を取得しないようにということで念を入れての診断書だったと思いますが、実際のところ、事故の件数というものは変わっていないし、むしろ増加しているというふうなデータもあるやに伺っておりますが、その点につきまして、どういう経緯でこの診断書が入ったのか、あるいはこの前後との数字についてお答えをいただきたいと思います。
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宮
宮城直樹#23
○政府参考人(宮城直樹君) 最初に、いわゆる猟銃等の使用に係ります事件の発生の数でございます。これ、平成十七年からちょっと数字を申し上げます。平成十七年が九件、十八年が六件、十九年が十二件、二十年にぐっと減ります、二件でございます。それから、二十一年三件、二十二年五件、五件、ゼロ件、三件と、こういうふうになってございまして、十九年に非常に大きな数が出てございます。
実は、先ほど御質問ございましたこの改正につきましても、そういったことを念頭に置きながら、いわゆる精神科の診断書を得ていただくように国会で議論がなされまして、このような改定となったというふうに承知しているところでございます。
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中
中西祐介#24
○中西祐介君 ありがとうございます。
数字自体でいうと一桁がほとんどなので、全国で見ると少ないという件数になるかもしれませんが、一方で、警察庁としてはこれは取締りといいますか、極力取得者が少なくて事故が少ない方がいいに決まっていて、ただ、この今回の鳥獣改正の方では担い手を増やすという観点でバックアップをしなきゃいけない、ここの整合性を省をまたいで是非対応していく必要があるんじゃないかと思っております。
徳島の事例ばかり出して恐縮ですが、例えば高校生とかで部活で銃を使うような関係の部活もあるということで、そういう若い世代も実は猟友会の活動にうまく巻き込もうということを今実際にやっています。ただ、免許の取得のできる期間と卒業するタイムラグがあるものですから、卒業後そのまま地域の活動に関わってもらうことができないということもあるようなんですけれども、新しいそうした確保策も含めて、より警察庁の取締りの方と環境省のバックアップを両立できるように是非お願いを申し上げたいというふうに思っております。
そして、もう間もなく時間でございますので、もう少し伺いたいと思いますが、今日これまで、都道府県の適正の管理、そして能力をどう確保するかということ、そして捕獲の担い手をどのように確保するか、偏在をどのように適正するかということを申し上げてまいりましたが、やっぱり出口のことをしっかりと考える必要があると思っておりまして、例えば欧米でもよくありますジビエの活用を十分に検討していく必要があるんじゃないかと思っております。
例えば、北海道の話をこの間伺いましたけれども、北海道の現場で冬に猟をやってその個体を放置をしてあっても、そのまま持ち帰って内臓の処理をして冷蔵庫に入れるよりも外の方が数十度気温が低くて、衛生上はそっちの方が安全だというふうな意見もあるぐらい、捕殺をした後の処理については地域の実情に応じて柔軟に対応する必要があるんじゃないかというふうに思っております。
今日、厚労省の方も来ていただいておりますが、食肉の衛生の基準について、現状どういう形になっているかということを伺わさせてください。
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徳島の事例ばかり出して恐縮ですが、例えば高校生とかで部活で銃を使うような関係の部活もあるということで、そういう若い世代も実は猟友会の活動にうまく巻き込もうということを今実際にやっています。ただ、免許の取得のできる期間と卒業するタイムラグがあるものですから、卒業後そのまま地域の活動に関わってもらうことができないということもあるようなんですけれども、新しいそうした確保策も含めて、より警察庁の取締りの方と環境省のバックアップを両立できるように是非お願いを申し上げたいというふうに思っております。
そして、もう間もなく時間でございますので、もう少し伺いたいと思いますが、今日これまで、都道府県の適正の管理、そして能力をどう確保するかということ、そして捕獲の担い手をどのように確保するか、偏在をどのように適正するかということを申し上げてまいりましたが、やっぱり出口のことをしっかりと考える必要があると思っておりまして、例えば欧米でもよくありますジビエの活用を十分に検討していく必要があるんじゃないかと思っております。
例えば、北海道の話をこの間伺いましたけれども、北海道の現場で冬に猟をやってその個体を放置をしてあっても、そのまま持ち帰って内臓の処理をして冷蔵庫に入れるよりも外の方が数十度気温が低くて、衛生上はそっちの方が安全だというふうな意見もあるぐらい、捕殺をした後の処理については地域の実情に応じて柔軟に対応する必要があるんじゃないかというふうに思っております。
今日、厚労省の方も来ていただいておりますが、食肉の衛生の基準について、現状どういう形になっているかということを伺わさせてください。
新
新村和哉#25
○政府参考人(新村和哉君) お答え申し上げます。
野生鳥獣の利活用が盛んな一部の自治体におきましては、野生鳥獣処理の衛生管理等に関するガイドラインを作成していると承知しております。委員御指摘のとおり、内臓の処理等につきましてもそれぞれの自治体で様々な内容が定められているということも承知しております。
厚生労働省におきましては、野生鳥獣肉の安全性確保のための研究を実施しておりまして、その中で病原微生物による汚染実態調査や諸外国の調査も行ってきたところでございます。現在、研究の最終報告を待っている段階でございまして、今後、これらの研究成果を踏まえて、疾病に罹患した野生鳥獣の排除ですとか衛生的な解体処理の方法等を内容とする国としてのガイドラインを作成していくこととしております。
今後、都道府県や関係者の御意見もいただく必要がございますけれども、できるだけ早く作成してまいりたいと考えております。
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厚生労働省におきましては、野生鳥獣肉の安全性確保のための研究を実施しておりまして、その中で病原微生物による汚染実態調査や諸外国の調査も行ってきたところでございます。現在、研究の最終報告を待っている段階でございまして、今後、これらの研究成果を踏まえて、疾病に罹患した野生鳥獣の排除ですとか衛生的な解体処理の方法等を内容とする国としてのガイドラインを作成していくこととしております。
今後、都道府県や関係者の御意見もいただく必要がございますけれども、できるだけ早く作成してまいりたいと考えております。
中
中西祐介#26
○中西祐介君 多分、現場の狩猟者の方々は国が基準を作っていないということを余り御存じなくて、市町村が独自に作っている、例えば一時間以内に山から下ろしてきて内臓の処理をしたものでないと流通に回しちゃいけないとか、いろいろ現場ごとの基準で運用をしている場合がありますが、やはりそれが使いづらかったり、あるいは実情に応じていなかったりということもあるので、いち早く国のガイドラインを示していただきたいというふうに思っています。たしか去年までに研究終わったというふうに伺っておりますが、ガイドライン、十年後までに半減をさせるということを考えると、一刻も早くこの基準作りをする必要があるというふうに思いますが、どれぐらいまでに出せるのか、現状でお答えください。
この発言だけを見る →新
新村和哉#27
○政府参考人(新村和哉君) この研究は二十五年度までの研究でございますので、その最終的な研究の取りまとめを現在していただいているというところでございます。
その研究の成果を十分私ども中身を見させていただく必要がございますし、それから、御指摘ございましたように、都道府県あるいはその他の自治体で作っているガイドラインの中身もよく拝見して、そして関係者の御意見をよく聞いて調整をしていくというところも必要ですので、現時点でいつまでということは明確には申し上げられませんけれども、この法案との関連もございますので、できるだけ早くその辺は作成をしていきたいと考えております。
この発言だけを見る →その研究の成果を十分私ども中身を見させていただく必要がございますし、それから、御指摘ございましたように、都道府県あるいはその他の自治体で作っているガイドラインの中身もよく拝見して、そして関係者の御意見をよく聞いて調整をしていくというところも必要ですので、現時点でいつまでということは明確には申し上げられませんけれども、この法案との関連もございますので、できるだけ早くその辺は作成をしていきたいと考えております。
中
中西祐介#28
○中西祐介君 是非よろしくお願いをいたします。
昔、「猿の惑星」という映画がありましたが、田舎の現場では、猿の惑星どころか鹿の惑星のような地域もありますし、シシの惑星のようなところもあるということで、本当に喫緊の大切な法案だと思います。今日質問をさせていただいた細かな部分について、これから省を是非挙げていい中身にしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
この発言だけを見る →昔、「猿の惑星」という映画がありましたが、田舎の現場では、猿の惑星どころか鹿の惑星のような地域もありますし、シシの惑星のようなところもあるということで、本当に喫緊の大切な法案だと思います。今日質問をさせていただいた細かな部分について、これから省を是非挙げていい中身にしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
高
高橋克法#29
○高橋克法君 自由民主党の高橋克法です。よろしくお願いします。
私の地元であります栃木県の日光市、世界遺産であります二社一寺の敷地内にありましたカタクリの群落は、鹿の食害でなくなりました。日光を代表するシラネアオイ、きれいな花が咲きますが、このシラネアオイも同じ状況です。
それから、アーバンディアと呼ばれる市街地に出没する鹿も最近増えてきました。日光国立公園の中には一部、鹿防止柵で区切られた地域がありますけれども、その防止柵の外側というのは、先ほど大臣の北海道のお話と同じなんですが、ササが根こそぎ食べられてしまって地面が露出をし、少しの雨で表土が流出して、ヒメマスが生息する渓流が濁ってしまったり、中禅寺湖にも土砂が流れ込む、そういう状況にあります。
さらに、先日の視察のときに、ササが食べ尽くされた結果かどうか分かりませんけれども、最近野鳥の声が聞こえなくなった。やはりそれは何らかの形で生態系に影響を与えているんだと推測をせざるを得ません。
また、平家落人の里と言われている日光市の栗山というところがありますが、ここは大変独居老人、それから高齢者世帯が多いところなんですが、ここは猿の楽園です、今。お訪ねをすると、庭で猿が遊んでいます。裏庭にも猿が遊んでいます。高齢者の方どうしているかというと、猿を追い払えませんから家の中でじっとしている。そういうような状況にあるということも事実なんです。しかし、よくよく考えてみると、これら鳥獣たちに罪はないんです。
かつて、日本では、人の住む集落があり、里山があり、奥山がありました。そして、我々日本人にとって奥山というのは、神々の住まうところ、それから私たちが死後に帰る神聖な場所である、そのような捉え方をされていましたし、人々は里山の恵みを、里山からまきや落ち葉や山菜やそういったものをいただく代わりに里山をきれいにして、そしてその結果、里山が奥山と人里の緩衝地帯として人と獣たちのすみ分けの機能を果たしていた、そのようにも思います。
もちろん、昔から農産物をめぐっては人間と獣たちの衝突というのはあったんですけれども、まだ集落自体の力があったからその衝突は吸収ができていたというふうにも私は考えています。人が立ち入るのは里山まで、しかし奥山に入る必要もあるから、奥山に入るときには山の神々に礼儀を尽くして入るというルールもありました。今上映されている「WOOD JOB! 神去なあなあ日常」、確かこれはロケ地になったのは三重県だったと思いますが、その映画、私、最終、仕事が終わってから見てきましたが、杣人たち、つまり山で働く方々は奥山に入るときには奥山の神々に手を合わせてから山に入られる、そういう日本人の精神性があったんだと思います。
その精神性の結果だと思うんですけれども、例えば、イギリスは日本と同じ島国ですけれど、イギリスでは産業革命の時代に森林をほとんど伐採してしまいました。その結果、日本には百八十八種の哺乳類が生息していて、そのうち日本の固有種は四十一種あります。イギリスには五十種の哺乳類しかいないんです。固有種はゼロです。植物についても、日本には五千五百種以上が生育していますが、イギリスは千六百種しかありません。そのようなことを念頭に置きながら、生態系のバランスを考えた長期的な保護管理というものと、差し迫った被害を食い止めるための対策の両方、これが必要であるという視点から質問をいたします。
鳥獣の保護管理は、個体数管理、生息地管理、被害防除、これを一体的に進めることが重要とされています。このうち、個体数管理や被害防除などのための鳥獣の捕獲は公益を目的としているんですが、実際にそれを担っているのは趣味としての狩猟の免許保持者の皆様です。そして、その対価についても、ほぼ無償で行われています。
しかし、現在の鳥獣捕獲というのは、有害鳥獣捕獲、さらには特定計画に基づく個体数の調整というものが主体となっていて、例えば環境省による統計では、平成二十三年度、鹿の捕獲は、いわゆる趣味としての狩猟によるものは十八万三千六百頭、個体数調整などの公益的なものは二十三万一千九百頭となっています。つまり、公益を目的とする捕獲がもう半数以上を占めている。しかし、現在の狩猟免許制度というのは、そもそも趣味としての狩猟を規制するという前提に立っていますので、公益的な捕獲を前提とした制度ではありません。
平成二十六年一月に中央環境審議会から出された答申においては、一般免許と許可捕獲のための免許区分、狩猟免許とは別の鳥獣保護管理を担う専門家を認定する仕組みなど、管理のための捕獲等の担い手として鳥獣保護管理に携わる者に対する免許や資格の在り方等についても引き続き検討が必要であると指摘をされています。
狩猟免許制度に関する議論は今後の捕獲等の担い手の確保に直結をしている問題ですから、早急に議論を進める必要があると思いますが、この点に関して、今後の方針をお伺いいたします。
この発言だけを見る →私の地元であります栃木県の日光市、世界遺産であります二社一寺の敷地内にありましたカタクリの群落は、鹿の食害でなくなりました。日光を代表するシラネアオイ、きれいな花が咲きますが、このシラネアオイも同じ状況です。
それから、アーバンディアと呼ばれる市街地に出没する鹿も最近増えてきました。日光国立公園の中には一部、鹿防止柵で区切られた地域がありますけれども、その防止柵の外側というのは、先ほど大臣の北海道のお話と同じなんですが、ササが根こそぎ食べられてしまって地面が露出をし、少しの雨で表土が流出して、ヒメマスが生息する渓流が濁ってしまったり、中禅寺湖にも土砂が流れ込む、そういう状況にあります。
さらに、先日の視察のときに、ササが食べ尽くされた結果かどうか分かりませんけれども、最近野鳥の声が聞こえなくなった。やはりそれは何らかの形で生態系に影響を与えているんだと推測をせざるを得ません。
また、平家落人の里と言われている日光市の栗山というところがありますが、ここは大変独居老人、それから高齢者世帯が多いところなんですが、ここは猿の楽園です、今。お訪ねをすると、庭で猿が遊んでいます。裏庭にも猿が遊んでいます。高齢者の方どうしているかというと、猿を追い払えませんから家の中でじっとしている。そういうような状況にあるということも事実なんです。しかし、よくよく考えてみると、これら鳥獣たちに罪はないんです。
かつて、日本では、人の住む集落があり、里山があり、奥山がありました。そして、我々日本人にとって奥山というのは、神々の住まうところ、それから私たちが死後に帰る神聖な場所である、そのような捉え方をされていましたし、人々は里山の恵みを、里山からまきや落ち葉や山菜やそういったものをいただく代わりに里山をきれいにして、そしてその結果、里山が奥山と人里の緩衝地帯として人と獣たちのすみ分けの機能を果たしていた、そのようにも思います。
もちろん、昔から農産物をめぐっては人間と獣たちの衝突というのはあったんですけれども、まだ集落自体の力があったからその衝突は吸収ができていたというふうにも私は考えています。人が立ち入るのは里山まで、しかし奥山に入る必要もあるから、奥山に入るときには山の神々に礼儀を尽くして入るというルールもありました。今上映されている「WOOD JOB! 神去なあなあ日常」、確かこれはロケ地になったのは三重県だったと思いますが、その映画、私、最終、仕事が終わってから見てきましたが、杣人たち、つまり山で働く方々は奥山に入るときには奥山の神々に手を合わせてから山に入られる、そういう日本人の精神性があったんだと思います。
その精神性の結果だと思うんですけれども、例えば、イギリスは日本と同じ島国ですけれど、イギリスでは産業革命の時代に森林をほとんど伐採してしまいました。その結果、日本には百八十八種の哺乳類が生息していて、そのうち日本の固有種は四十一種あります。イギリスには五十種の哺乳類しかいないんです。固有種はゼロです。植物についても、日本には五千五百種以上が生育していますが、イギリスは千六百種しかありません。そのようなことを念頭に置きながら、生態系のバランスを考えた長期的な保護管理というものと、差し迫った被害を食い止めるための対策の両方、これが必要であるという視点から質問をいたします。
鳥獣の保護管理は、個体数管理、生息地管理、被害防除、これを一体的に進めることが重要とされています。このうち、個体数管理や被害防除などのための鳥獣の捕獲は公益を目的としているんですが、実際にそれを担っているのは趣味としての狩猟の免許保持者の皆様です。そして、その対価についても、ほぼ無償で行われています。
しかし、現在の鳥獣捕獲というのは、有害鳥獣捕獲、さらには特定計画に基づく個体数の調整というものが主体となっていて、例えば環境省による統計では、平成二十三年度、鹿の捕獲は、いわゆる趣味としての狩猟によるものは十八万三千六百頭、個体数調整などの公益的なものは二十三万一千九百頭となっています。つまり、公益を目的とする捕獲がもう半数以上を占めている。しかし、現在の狩猟免許制度というのは、そもそも趣味としての狩猟を規制するという前提に立っていますので、公益的な捕獲を前提とした制度ではありません。
平成二十六年一月に中央環境審議会から出された答申においては、一般免許と許可捕獲のための免許区分、狩猟免許とは別の鳥獣保護管理を担う専門家を認定する仕組みなど、管理のための捕獲等の担い手として鳥獣保護管理に携わる者に対する免許や資格の在り方等についても引き続き検討が必要であると指摘をされています。
狩猟免許制度に関する議論は今後の捕獲等の担い手の確保に直結をしている問題ですから、早急に議論を進める必要があると思いますが、この点に関して、今後の方針をお伺いいたします。