商工委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十四年十二月十一日(金曜日)
午前十一時二十三分開会
—————————————
出席者は左の通り。
委員長 山本 利壽君
理事
川上 為治君
古池 信三君
栗山 良夫君
委員
上原 正吉君
岸田 幸雄君
小林 英三君
鈴木 万平君
岡 三郎君
近藤 信一君
国務大臣
通商産業大臣 池田 勇人君
政府委員
人事院事務総局
給与局長 滝本 忠男君
行政管理庁行政
管理局長 山口 酉君
経済企画庁総合
計画局長 大来佐武郎君
中小企業庁長官 小山 雄二君
事務局側
常任委員会専門
員 小田橋貞寿君
説明員
大蔵省主計局主
計官 田代 一正君
通商産業省公益
事業局長 小室 恒夫君
特許庁長官 井上 尚一君
—————————————
本日の会議に付した案件
○経済の自立と発展に関する調査の件
(特許庁の予算等に関する件)
(電力問題に関する件)
○鉱業法の一部改正等に関する請願
(第一〇二号)
○東北地方の硫化鉱対策に関する請願
(第二七二号)
○石炭産業不況対策に関する請願(第
二七三号)(第二八五号)(第七〇
五号)(第一二四四号)(第一二九
三号)
○国立石炭総合研究所設置に関する請
願(第八四五号)
○日朝間直接貿易許可に関する請願
(第四九二号)(第一二〇三号)
(第一二〇四号)(第一二〇五号)
(第一二八四号)(第一二九一号)
(第一二九二号)
○中国産羽毛直接輸入実現に関する請
願(第七五〇号)(第八一五号)
○熊本県相良、神瀬町ダム建設促進に
関する請願(第四六号)
○九州地方開発促進法附則第二項に基
き国の負担率等引上げの特別法制定
に関する請願(第三一四号)
○中国地方開発促進に関する請願(第
一二五八号)(第一二六四号)(第
一二九五号)
○新潟市周辺の地盤沈下原因究明に関
する請願(第七一号)
○零細企業対策強化のための商工会組
織の法制化促進に関する請願(第七
七号)
○花火工場等の爆発事故防止に関する
請願(第一三一号)
○大島つむぎ業者の未交付転廃業資金
交付に関する請願(第五五七号)
○ガス料金値上げ反対に関する請願
(第八八二号)
○競輪廃止に関する請願(第一二四五
号)
○競輪存続等に関する請願(第一二九
四号)
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この発言だけを見る →午前十一時二十三分開会
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出席者は左の通り。
委員長 山本 利壽君
理事
川上 為治君
古池 信三君
栗山 良夫君
委員
上原 正吉君
岸田 幸雄君
小林 英三君
鈴木 万平君
岡 三郎君
近藤 信一君
国務大臣
通商産業大臣 池田 勇人君
政府委員
人事院事務総局
給与局長 滝本 忠男君
行政管理庁行政
管理局長 山口 酉君
経済企画庁総合
計画局長 大来佐武郎君
中小企業庁長官 小山 雄二君
事務局側
常任委員会専門
員 小田橋貞寿君
説明員
大蔵省主計局主
計官 田代 一正君
通商産業省公益
事業局長 小室 恒夫君
特許庁長官 井上 尚一君
—————————————
本日の会議に付した案件
○経済の自立と発展に関する調査の件
(特許庁の予算等に関する件)
(電力問題に関する件)
○鉱業法の一部改正等に関する請願
(第一〇二号)
○東北地方の硫化鉱対策に関する請願
(第二七二号)
○石炭産業不況対策に関する請願(第
二七三号)(第二八五号)(第七〇
五号)(第一二四四号)(第一二九
三号)
○国立石炭総合研究所設置に関する請
願(第八四五号)
○日朝間直接貿易許可に関する請願
(第四九二号)(第一二〇三号)
(第一二〇四号)(第一二〇五号)
(第一二八四号)(第一二九一号)
(第一二九二号)
○中国産羽毛直接輸入実現に関する請
願(第七五〇号)(第八一五号)
○熊本県相良、神瀬町ダム建設促進に
関する請願(第四六号)
○九州地方開発促進法附則第二項に基
き国の負担率等引上げの特別法制定
に関する請願(第三一四号)
○中国地方開発促進に関する請願(第
一二五八号)(第一二六四号)(第
一二九五号)
○新潟市周辺の地盤沈下原因究明に関
する請願(第七一号)
○零細企業対策強化のための商工会組
織の法制化促進に関する請願(第七
七号)
○花火工場等の爆発事故防止に関する
請願(第一三一号)
○大島つむぎ業者の未交付転廃業資金
交付に関する請願(第五五七号)
○ガス料金値上げ反対に関する請願
(第八八二号)
○競輪廃止に関する請願(第一二四五
号)
○競輪存続等に関する請願(第一二九
四号)
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山
栗
栗山良夫#2
○栗山良夫君 きのうの続きの問題としましては、通商産業大臣から御答弁のありました特許庁関係の予算の問題でございますが、これについて、通産大臣の御所信の裏づけとなる関係各官庁の態度というものが重要でありますので、まず最初に、特許庁の定員増加の問題について、行政管理庁の方から、三十一国会において、山口長官が当委員会にお約束をいただいたことについて、どのように具体化を進めていただいておるか、お尋ねをいたしたいと思います。
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山口酉#3
○政府委員(山口酉君) 特許庁の定員不足という問題につきましては、特許事務、実用新案事務等において非常に処理件数の未済がふえておるというような状況にかんがみまして、どういうふうにこれを処理、改善すべきかという点に関しましては、特許庁の年度計画等も作られておるようでございますので、そういう点を承りまして、目下できるだけ特許庁の御計画の線に沿いまして、必要であるならば定員の増をはかりたい、かように考えております。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#4
○栗山良夫君 必要であるということは、もう三十一国会で決定をしているわけです。山口管理庁長官がはっきりとその点は述べられているわけです。私念のため速記録をもう一ぺん申しますが、こういうことなんです。一番おしまいのところ、結論だけ申しますが、「私は行政管理庁としては、この特許庁に関する限り、」ほかのことは知らないが、「特許庁に関する限り、協力することにやぶさかではありません。」と、こう言われている。まあ、いろいろやりとりをいたしました結果ですね。ですからそういう長官の答弁があったあと、いよいよ予算化する段階になって、必要があるならばという今の局長の御発言というのは、大へん私どもとしてはいただけないのです。どういうことですか。
この発言だけを見る →山
山口酉#5
○政府委員(山口酉君) おそらくただいまいろいろと計画されております内容を審査して参りまして、その必要があり、増員をしなければならないであろうと存じますが、ただいま検討中でございますので、先ほど申し上げましたような表現をいたしたわけでございます。実は先般特許庁に私も参りまして、事務を実際に処理されております状況をいろいろと見せていただきました。なお、長官初め各部長からそれぞれ詳細な御説明も承りました。数字的な計画もいただいております。そういうことでございますので、ただ、その数字的な問題につきましては、なお、いろいろと検討を要する点があるようにも思われますので、目下特許庁の方と協議をいたしまして、具体的にどういう点が妥当であるかという点を詰めて検討しておる次第でございますが、御発言の趣旨のような線で何とかその積滞を順調に解決いたしたいと、かような気持ちで検討をいたしております。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#6
○栗山良夫君 重ねてお尋ねいたしますが、ただいま協議中である、要するに特許庁の意思と相反しない結論を出す、こういう御答弁のようですから、その点はそういう工合に了解をいたしますが、もう今政府の方は非常に予算の成案を急いでおりまして、おそらく今年末までかからないうちに大よその骨格ができ上がるだろうと私どもは見ておるわけです。そうすると、今研究をしておって、はたして間に合うかどうかという点に問題があるわけですが、予算の事務的な取り扱い方はどういうことになりますか。あなたのところで結論を出されてから予算化されるまでの道順はどういうふうになっておりますか。
この発言だけを見る →山
山口酉#7
○政府委員(山口酉君) 私どもの方といたしましては、主計局の方で予算を確定いたします前に、定員に関する意見を数字として出して折衝をするということになりますので、それには大蔵省の方で最終的に予算を確定いたしますのに間に合うように事務処理はいたすつもりでおります。
この発言だけを見る →小
小林英三#8
○小林英三君 関連。今行政管理庁の山口局長ですか、栗山君の御質問に対する答弁を拝聴しておると、これは私は昔からそう思うのですけれども、こういう問題で行政管理庁あるいは大蔵省、これはもう私は発明考案は特許庁の問題、ことに人員の問題につきましては、なかなか古いからを破るということはむずかしいことですけれども、特許庁のこの人員の問題につきましては、むしろ古いからを破って、そうしてもう少し積極的な考えでこれをごらん願うことが必要ではないかと思うのですね。私どもも発明考案という問題には昔からタッチしておりますが、現在この工業所有権の問題で、いろいろな発明なんかしたり、いろいろな実用新案なり、相当たくさん出しておりますが、日本の役所で特許庁くらいそういう問題の審査のおくれているところはない、こう私は思うのであります。ですから、この問題については普通の考えでなしに、もう古いからを破って、この際十分工業所有権の問題について御検討を願い、むしろ進んで御協力願うという立場においてやっていただかなければならない。今、栗山君の御質問に対する山口局長の御答弁というものは、非常に消極的な考え方である。私はもうこの場合もう遅疑することなしにこの問題に一つ大いに協力して、日本の工業所有権の擁護のためにやっていただきたいと思います。これは私は政党性を離れてそういうことを考えますので、これを一つお願いいたします。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#9
○栗山良夫君 先ほど私山口国務大臣の一番結論的な点を読み上げましたが、どうもまだ理解できませんから、もうちょっと前のところを読みます。そこはどういうことが書いてあるかと申しますと、おっしゃったかと申しますと、「もし通産当局においてこれだけ必要であるというお話があれば、私は行政管理庁としては、この特許庁に関する限り、協力することにやぶさかでありません。」、こう言っておるのですよ。通産当局からこれだけ必要であるということをお申し出になれば、それに対して協力するというのです。ですから、山口国務大臣のこの答弁というものが権威があるならば、検討の幅というものはもうほとんど狭められておるのです。従ってそういう意味で今小林さんからも話がありましたので善処願いたいのですが、結論を出されるのは大よそいつごろになりますか。
この発言だけを見る →山
山口酉#10
○政府委員(山口酉君) はっきりした日数を今申し上げることもできませんが、およそ予算のきまります進行状況がどうなりますか、私どもといたしましては、それに間に合わせるめどで、実は特許庁以外の各省庁関係が相当たくさん問題がありますので、そういうものを一緒にやっておりますので、なお日数を明確には申し上げられませんが、もうかなり迫った時期でもございますので、早急にいたしたいと努力いたしております。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#11
○栗山良夫君 もう一ぺん念のためにお聞きいたしますが、今私が読み上げました山口国務大臣の、「もし通産当局において」云々のこの速記録の趣旨というものは、そのまま今日も、担当の国務大臣はかわりましたが、変更がないものとして受け継がれておると、こう理解してよろしゅうございますか。
この発言だけを見る →山
山口酉#12
○政府委員(山口酉君) 先般私が特許庁に参りまして、いろいろ実際の状況を拝見いたし、いろいろ具体的な御説明も承りました。また執務の実情等も拝見をしました感じでは、やはり相当大きな問題があるという感じを持っておりますが、特許庁の御意見を尊重いたしまして、その線でできるだけ御期待に沿うような方向で検討いたしたいと努力いたしております。
この発言だけを見る →小
小林英三#13
○小林英三君 私は今質問をするわけではございませんが、今栗山君とあなたとの間の、山口局長との間の質疑応答の中に、もう一つ私は申し上げておきたいと思うのです。実は私も今から十一、二年前に商工政務次官をしたことがある。そのときに私が感じましたことは、商工行政について感じましたことは、特許庁というところはほとんど技術者が多いのですね。ですから、予算の獲得についても非常にじみなんです。しかもまじめなんです。いつでも大蔵省にけ飛ばされてしまう。ですから、今特許庁からあなたの方へ行っている問題にしましても、ほんとうに水増しのない、精一ぱいのことを頼んでおると思うのです。ほかの役所もそんなに水増しはしないと思うのですが、ことに特許庁というところは要求がまじめですから、そういうつもりで一つあなたの方でも御協力願いたいということを申し上げておきます。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#14
○栗山良夫君 これはあとで人事院の方にお尋ねいたしますが、問題はながなか大蔵省が、佐藤大蔵大臣はよく理解しておられるようですけれども、災害もあったりして、三十一国会で議論をしたような工合にはよほど努力をしなければ進まないのではないかという心配があるものですから、こういうことを国会でこんなにくどくやったことは例がないと思うのですけれども、大臣まで御出席を願ってわざわざやっておるわけです。それで人事院なり行政管理庁なりは、どちらかといえば、積極的な政策を出していただいて、ここで大蔵省と折衝をしてもらわなければいけない。肝心の行政管理庁の方が消極的であれば、期せずしてその結果というものはわかってしまう。そういうことではいけないと思うからくどく申し上げておきます。特に国会において山口国務大臣とわれわれとのやりとりをいたしました速記録は相当長いので、ここでもう一ぺん繰り返して前から申し上げるわけにはいきませんので、この点はよく目を通していただいて、われわれの所信が那辺にあるかということをよく理解した上で結論を出してもらいたい。ただいまの御答弁では、大体私は言葉の表現としては理解しますけれども、内容はそういうことで御理解願いたい、こう思います。そこでこまかい人員等については、行政の細部にわたることでありますから、私はここではお尋ねいたしませんけれども、いよいよ予算が出てから、またあなた方に来ていただいて、青筋を立ててお尋ねしなければならぬというようなことの起きないように、十分に一つ善処を願いたい、こう思います。
この発言だけを見る →古
古池信三#15
○古池信三君 関連して。先ほどのお話で、局長が最近特許庁の方の実態を調査に行かれたというお話だったのですが、私ども思うのに、工業所有権の問題は、今後国際的な性格としては非常に重要性を増していくだろうと思うのです。そういうようなところを考えてみますると、外国における特許庁に相当する役所の定員数、そういうようなものをお調べになっておると思うのですが、何か今そういう資料がありましたら見せていただきい。それからまたそういう外国の制度は外国であり、日本は日本だから別だというふうにお考えなのか、外国が相当これに熱心に人を充ててやっておれば、やはり日本もおくれないようにやらなければならぬというお考えか、外国とは別だというお考えか、その辺の行政管理庁としての御意見を伺いたい。
この発言だけを見る →山
山口酉#16
○政府委員(山口酉君) 実は外国の特許行政につきましても、特許庁でお調べになったものを拝見いたしております。主要国との対比ではっ出願件数などに対照しましては、日本の特許庁の要員は少ないように感じます。ただ数字に表われたものの内容につきましては、実情がよくわかりませんので、それだけで判定するということもいかがかと思いますけれども、およその傾向といたしましては、そういう感じを持っているわけでございます。そういうことも含めまして、特許庁の定員の審査に当りましては、十分注意して参りたいと考えております。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#17
○栗山良夫君 人事院の方にちょっと伺いますが、人事院の方は、行政管理庁にお尋ねいたしました通りに、当時浅井総裁においでを願いまして、しっかりと御確約を願ってあるわけですが、それに対する、やはり同じように具体化は、どういう工合に進んでおりますか、それを伺いたい。
この発言だけを見る →滝
滝本忠男#18
○政府委員(滝本忠男君) この前淺井総裁からもお答え申し上げましたように、特許庁のいわゆる審判官、審査官、審査補助官、こういう方々の待遇の問題につきまして、十分考えなきゃいけないじゃないかという、人の充足も非常にむずかしいし、今この問題につきましては、通産当局から積極的な御意見が出て参りますれば、人事院としても十分この問題点について検討するというふうに御答弁申し上げたわけです。で、先ほど通産当局から、また特許庁からも非常に強い御要望はもちろん出ております。われわれといたしましては、本年七月十六日に給与の勧告をいたしたのでございますが、そのときには、一般行政職に比べまして、研究職、医療職を格段によくするという勧告をいたしました。で、そのときに特許庁のこういう職員に対しまして勧告の中でこれを取り上げ得るかどうかということを、いろいろ検討いたしたのでありますが、勧告におきまして時計庁の職員は俸給表上行政職俸給表になっておりますので、これを分けて取り扱うということは、非常に困難であるという結論に達しまして、これはどうしても実行上人事院の権限でできる調整額あるいは手当という形で、事実上処遇するのがいいではなかろうかということに相なったわけであります。その後人事院といたしましては、特許庁の御意見も十分承りまして、もちろん特許庁の御要望に沿っておる、十分おこたえできる程度とは考えておりませんが、人事院といたしましては、現在の国家公務員の間におきまして、研究職あるいは一般行政職との関連におきまして、特許庁の審判官、審査官、審査補助官を処遇の上で考慮するのは、大体この程度がせい一ぱいであろうというところを決定いたしたわけであります。それはこの審判官、審査官につきましては、俸給の八%増、それから審査補助官につきましては四%増、このことは予算を伴ないますので、今直ちにというわけに参りません、決定はいたしましたけれども。従いましてこの施行が、われわれが勧告いたしておりますものを政府側で受け入れていただきまして、それと時期を合せてやることが、非常に適当であろうというように思っておるのであります。大蔵省の方へもこのことを強く要望いたしまして、予算をぜひつけてもらいたいということを、申し入れをいたしている次第でございます。
この発言だけを見る →岡
岡三郎#19
○岡三郎君 ちょっと関連して。結局今技術革新で非常に世界的に大きい革新が行なわれているわけですが、旧態依然として宮方の中が置かれているということ、われわれが少ない経験で仄聞した中でも、出してもほとんど一年ぐらい手もついていない、ようやく二年目ぐらいになってぼつぼつ調べ始めるという形で、今の時代に比べて、あまりにもテンポがのろ過ぎるのじゃないか、これはサボっているのかといって聞くというと、サボっているのでなくして、非常に特許件数も出願数も多いし、それに伴なう人員が非常に見合っていない。しかも相当多岐にわたってくるので、専門的な要素が非常にいる、ところが御承知のように人事院から今話しがあったように、待遇が民間に比して即応をしていない。こういうところで技術やを採用するという面についても、相当優秀な技術家を得られなければならぬけれども、なかなかこれがうまくいかぬ、いろいろな問題があって、ほこりにまみれているとは言わないけれども、たなに積まれておるわけであります。積まれている状況を現実に見てきたわけであります。こういう点を考えてみて、何とか最近における技術革新、これに伴なう特許出願を、総合的にこの際能率をあげて、しかもそれをいいものを作らせるような方法、こういったものが主体的に特許庁でやられなければ、いやになっちゃうのじゃないかというふうな気持を持ったわけであります。私も頼まれて一ぺん井上長官のところへ行って、どうなっておるのだと言ったら、実際に長官はよく実情を知っているわけですけれども、下の方へ行けば抽出してこれを検査するわけにいかんということになれば、もうだんだんやってくるというので、これは出願数というものも、時期に至らなければ調べも何もしてくれない。こういう状態であるので、これは今栗山委員の方から言われておるように、抜本的に技術革新のレールに沿って、やはり増員し、しかも質を何とか高めるように、人事院の勧告等もあったわけですが、これを取り上げてやるというふうなことをやらないというと、実際問題として今の時勢に間に合わないのじゃないかという懸念を一番強く感じた官庁の一つだと思うのでありますが、そういう点で通産大臣の方として、前にこの意見については、いろいろと回答があったというふうに聞いておりますが、当局側として井上さんがいるわけですが、行政管理庁の方としては、見合ってすぐできるだけ早く結論を出したいというわけだが、技術方面についての、こういう人員の増強、こういう方面について通産大臣の御見解と井上さんの方のこれに伴う人員その他の面について能率を増進する、ほかにもあると思うのですが、そういうものを管理庁の方として打ち合わせをどういう程度にされようとしておるのか、されておるのか、一応聞いておきたいと思います。
この発言だけを見る →池
池田勇人#20
○国務大臣(池田勇人君) 本年八月でございましたか、当委員会におきまして、いろいろ御意見承り、昨日もお答えした通り私自分で視察いたしました。つぶさに検討いたしましたところ、今の待遇改善につきましても、浅井人事院総裁に私自身でお願いするというふうにし、また予算につきましても、人員の増加がぜひ必要でございますから、今、二百二十二名だったか、要求いたしております。待遇改善、環境の整備向上等につきましても、極力私は進めていって、今のような技術革新のときに、しかも発明に燃えておる国民の意気を阻喪させないように努力していきたいと考えております。
この発言だけを見る →岡
井
井上尚一#22
○説明員(井上尚一君) 特許庁における審査審判の迅速化はまことに今日の特許庁としましても緊急の命題でございまして、われわれとしましては、人員の増加、その待遇の改善、資料、備品等の充実、あるいは環境の改善、そういった問題につきまして、この際、大きく改善強化したいと考えております。それで、予算の問題でございますが、先般の法律改正の結果、特許庁の歳入も大幅に増加をするという関係で、われわれとしましては、これをできるだけ特許庁に還元願いたいという当委員会の先般来の御意向等にも徴しまして、われわれとしましては右申しましたような特許の行政の改善の強化、人的物的の行政の能力の改善強化という点で、先般来大蔵省に対し、人事院に対し、行政管理庁に対し、具体的な計画につきまして鋭意交渉し、説明をし、いろいろ協議を続けて参ったような次第であります。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#23
○栗山良夫君 人事院の今の御答弁は、当面緊急の、通産省からの要請として御善処を願おうということについては私ども了といたします。しかし少くとも今日の技術者の払底の時代、増員という問題がございます。それから、しかも既存の関係係官の給与改善という問題と二つ、いろいろ困難な問題があって御難儀をしておられることはわかりますが、しかしこの今の当面のお聞きをした程度の解決では抜本的な解決にならないと思うので、この点を一つこれでもう事足れりとすることでなく、将来にわたって欧米先進国の具体的な実例等もよく消化せられて善処をせられたい、私はそう思います。この点はおそらく浅井総裁にお認めをいただいたことですから、人事院としては御異議はなかろうと思います。いかがでしょうか。
この発言だけを見る →滝
滝本忠男#24
○政府委員(滝本忠男君) 仰せのように、本年度の人事院の勧告というものは、現在の時点におきまして、たとえば研究職、医療職にいたしましても、非常に不十分な行政職に比べますると、相当よい待遇の改善をいたすことになっておるのでありますけれども、なおかつ研究職、医療職にとりましては、非常に不満足であるということはわれわれよく心得ております。で、特許の審判官、審査官に対しまする処遇も、おおむね研究職よりも少しいいところという辺をねらって今回やりましたので、これまた御当局には非常に不満足であるということもよく知っております。現在の状況におきまして、ことに人事院は一般職それから各公務員の職種に全部わたりまして所管いたしておりまする関係上、そういうバランスも考えなければならぬという問題があるわけでございまして、現在のところはこの程度は精一ぱいでありまするが、仰せのような問題が残っておりまするので、将来の問題としては十分研究いたしたいと思います。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#25
○栗山良夫君 そこで私時間がありませんから、今度大蔵省にお尋ねしたいのであります。大蔵省は田代主計官がおいで願っておるのでありますが、これは本来ならば大蔵大臣に御出席を願うんですけれども、大蔵大臣は万々理解されておるわけです。これは異議ないわけです。もし異議があれば大へんなことです。絶対異議はないということになっておるわけです。この委員会の答弁を通じて何回となく繰り返して言っておりますから、速記録でごらんの過りです。そこで明年度の予算編成の終末点に当たりまして、この特許行政が機能を発揮し得るような、そういう予算がつけられるかつけられないかは、一にかかって田代主計官の胸算段にあるわけです。そういう意味で、あなたから一つどういう見解でこの特許庁の予算の問題を扱おうとしておられるか、これを伺いたい。
この発言だけを見る →田
田代一正#26
○説明員(田代一正君) ただいま栗山先生から大へんなことを申されました。私本年八月着任して参ったのでございますが、その後特許庁の、ここにおられます井上長官初め、事務局の皆さん方からいろいろと承っておりますし、また栗山先生その他本委員会の御意見も速記録を通じまして私拝聴させていただいております。そんな関係で目下鋭意検討中でございますが、何分にもまだ予算も終着に参っておりません。私としてはそれ以上のことを申し上げることは差し控えさせていただきたい、かように考えております。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#27
○栗山良夫君 それではこういうことを御理解になりますか。その特許料金の引き上げをことしの四月行ったわけですね、そのときに大体四億の実収でもって、ほとんど特別会計にするならば収支バランスがとれて若干黒字になっている、にもかかわらず、それは職員の給与まで含めての話ですが、それを今度はほとんど倍額に引き上げまして、特許庁の収入というのは九億こえていると思います。それまでに、大幅な料金の引き上げをすることについて、党の立場で申しますならば、日本社会党は料金の引き上げに今まで賛成したことはありません。にもかかわらず、この長い伝統を破って、特許料金の引き上げを賛成をいたしました。これは党としてまとめて賛成をしたそのゆえんのものは、先ほど与野党の議員が言われたように、科学技術の革新に即応し得るやっぱり行政機関の一つとしての特許庁の内部充実をやろう。それにやはりひもつきで、特別会計でありませんけれども、精神的にはひもつきで思い切った予算をつけてもらおう、そういう機運が一致したからこそ、さようになったわけであります。われわれの立場はそうでありますし、おそらく当委員会としての空気もそうであったと思います。それがなければあんなに倍額の引き上げなんていうことは私ども承知いたしませんよ、それはどんなことがあっても。そういう精神というものをあなた十分のみ込んでおいでになるかどうか。これはちょっと私が言葉が過ぎたかもしれないが、その点ば腹を立てないで答弁願いたいと思います。
この発言だけを見る →田
田代一正#28
○説明員(田代一正君) ただいま栗山さんの御質問でございますが、特許の料金を倍にいたしました。それで非常に歳入が上ってくる、その歳入はあげて特許の人件費に使うべきじゃないかという御議論と拝聴いたしました。これにつきましてはいろいろな考え方があると思いますが、現在特許の収入科目を拝見いたしておりますけれども、フィーと申しますか、手数料に相当したものもあるし、あるいはまた出願者の独占権を取得するというような形式の料金収入もあると思います。そういったことでその全体をよく考えてみないことには、必ずしもその全部が全部事務費に充当されるべきだという議論には、私はならぬと思いますし、また一面特許庁という仕事の性質から申しまして、必ずそれにスライドして事務経費を上げるということは、必然的には出てこないというような印象を持っております。大へん先生の心証を害するような答弁かもしれませんけれども、私はそういうふうな考え方でございます。
この発言だけを見る →栗
栗山良夫#29
○栗山良夫君 いわゆる理屈の問題は大蔵大臣もおっしゃったですよ。私ともその点はそのまま理解しますよ。それだから先ほどの私の質問の中にも、精神的にというものを入れてあるんです。心がまえとしてという字が入れてある。だから四億のやつが九億にふえて、それを全部もらえるならば、これはものすごくりっぱなものになるでしょう。しかしおそらくそんなことはあり得ないということで、こちらは若干遠慮しながら発言しているわけです。特にそういうふうにまっこうから理屈を述べられるならば、ことしの四月から本年一ぱい増収になった分だけで四億あるんだから、あすこの中の設備改善くらいはへっちゃらでできてしまう。それすらも大蔵省がなかなか首を縦に振らないらしいから、それで私ども心配しているわけです。一年前にもう先取りになっているわけだから、そこを主計局長なり、大蔵大臣が、いろいろ考えられるということであればまたわかるけれども、実際に計数を扱って仕事をされる田代主計官が、まだそういう考え方では、私はきわめて不安だから、わざわざきょうはここへ来てもらって、そうして委員会の総意としてあなたに厳重にこれは要請をしよう、こういうつもりなんですよ。
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