外務委員会
⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。
会
会議録情報#0
平成二十三年七月二十九日(金曜日)
午前九時三十一分開議
出席委員
委員長 小平 忠正君
理事 大泉ひろこ君 理事 吉良 州司君
理事 首藤 信彦君 理事 長島 昭久君
理事 西村智奈美君 理事 秋葉 賢也君
理事 小野寺五典君 理事 赤松 正雄君
勝又恒一郎君 阪口 直人君
田中美絵子君 玉木 朝子君
中後 淳君 道休誠一郎君
中津川博郷君 中野 譲君
中林美恵子君 萩原 仁君
浜本 宏君 早川久美子君
伴野 豊君 平山 泰朗君
山尾志桜里君 山岡 達丸君
山花 郁夫君 伊東 良孝君
金田 勝年君 河井 克行君
河野 太郎君 丹羽 秀樹君
松野 博一君 笠井 亮君
服部 良一君
…………………………………
外務大臣 松本 剛明君
外務副大臣 伴野 豊君
財務副大臣 櫻井 充君
農林水産副大臣 篠原 孝君
経済産業副大臣 松下 忠洋君
外務大臣政務官 山花 郁夫君
政府参考人
(法務省大臣官房審議官) 甲斐 行夫君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 横尾 英博君
政府参考人
(防衛省地方協力局長) 井上 源三君
外務委員会専門員 細矢 隆義君
—————————————
委員の異動
七月二十九日
辞任 補欠選任
浅野 貴博君 山岡 達丸君
菊田真紀子君 玉木 朝子君
阪口 直人君 田中美絵子君
早川久美子君 平山 泰朗君
金田 勝年君 伊東 良孝君
高村 正彦君 丹羽 秀樹君
同日
辞任 補欠選任
田中美絵子君 阪口 直人君
玉木 朝子君 菊田真紀子君
平山 泰朗君 早川久美子君
山岡 達丸君 中後 淳君
伊東 良孝君 金田 勝年君
丹羽 秀樹君 高村 正彦君
同日
辞任 補欠選任
中後 淳君 浅野 貴博君
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
東南アジアにおける友好協力条約を改正する第三議定書の締結について承認を求めるの件(条約第一一号)
千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千九年六月十五日に作成された確認書の締結について承認を求めるの件(条約第一二号)
理事会の改革に関する国際通貨基金協定の改正の受諾について承認を求めるの件(条約第一三号)
————◇—————
この発言だけを見る →午前九時三十一分開議
出席委員
委員長 小平 忠正君
理事 大泉ひろこ君 理事 吉良 州司君
理事 首藤 信彦君 理事 長島 昭久君
理事 西村智奈美君 理事 秋葉 賢也君
理事 小野寺五典君 理事 赤松 正雄君
勝又恒一郎君 阪口 直人君
田中美絵子君 玉木 朝子君
中後 淳君 道休誠一郎君
中津川博郷君 中野 譲君
中林美恵子君 萩原 仁君
浜本 宏君 早川久美子君
伴野 豊君 平山 泰朗君
山尾志桜里君 山岡 達丸君
山花 郁夫君 伊東 良孝君
金田 勝年君 河井 克行君
河野 太郎君 丹羽 秀樹君
松野 博一君 笠井 亮君
服部 良一君
…………………………………
外務大臣 松本 剛明君
外務副大臣 伴野 豊君
財務副大臣 櫻井 充君
農林水産副大臣 篠原 孝君
経済産業副大臣 松下 忠洋君
外務大臣政務官 山花 郁夫君
政府参考人
(法務省大臣官房審議官) 甲斐 行夫君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 横尾 英博君
政府参考人
(防衛省地方協力局長) 井上 源三君
外務委員会専門員 細矢 隆義君
—————————————
委員の異動
七月二十九日
辞任 補欠選任
浅野 貴博君 山岡 達丸君
菊田真紀子君 玉木 朝子君
阪口 直人君 田中美絵子君
早川久美子君 平山 泰朗君
金田 勝年君 伊東 良孝君
高村 正彦君 丹羽 秀樹君
同日
辞任 補欠選任
田中美絵子君 阪口 直人君
玉木 朝子君 菊田真紀子君
平山 泰朗君 早川久美子君
山岡 達丸君 中後 淳君
伊東 良孝君 金田 勝年君
丹羽 秀樹君 高村 正彦君
同日
辞任 補欠選任
中後 淳君 浅野 貴博君
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
東南アジアにおける友好協力条約を改正する第三議定書の締結について承認を求めるの件(条約第一一号)
千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千九年六月十五日に作成された確認書の締結について承認を求めるの件(条約第一二号)
理事会の改革に関する国際通貨基金協定の改正の受諾について承認を求めるの件(条約第一三号)
————◇—————
小
小平忠正#1
○小平委員長 これより会議を開きます。
東南アジアにおける友好協力条約を改正する第三議定書の締結について承認を求めるの件、千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千九年六月十五日に作成された確認書の締結について承認を求めるの件及び理事会の改革に関する国際通貨基金協定の改正の受諾について承認を求めるの件の各件を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、政府参考人として法務省大臣官房審議官甲斐行夫君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長横尾英博君、防衛省地方協力局長井上源三君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →東南アジアにおける友好協力条約を改正する第三議定書の締結について承認を求めるの件、千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千九年六月十五日に作成された確認書の締結について承認を求めるの件及び理事会の改革に関する国際通貨基金協定の改正の受諾について承認を求めるの件の各件を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
各件審査のため、本日、政府参考人として法務省大臣官房審議官甲斐行夫君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長横尾英博君、防衛省地方協力局長井上源三君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
小
小
中
中林美恵子#4
○中林委員 きょうは、このような貴重な質疑の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。
本日の議題は、条約の第十一号、第十二号、第十三号にかかわる案件ということで、これにかかわる質問をさせていただきたいと思っております。
松本外務大臣そして伴野副大臣にお越しいただきましてきょうは質問させていただきますが、特に十一号と十三号、さらに言えば十三号をより深くお伺いさせていただきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私は、横浜、神奈川県第一区の選出でございまして、やはり国際都市という部分もありますので、貿易関係それから国際条約関係には有権者の皆さんも非常に高い関心を持っておられます。その中でも、やはり今回そういった国際条約の部分ですので、特に十一号の場合は、東南アジアにおける友好協力条約を改正するということなんですけれども、このTACと言われている友好条約、言ってみれば、かなり基本理念的な条約であるというふうに理解しております。それが今回改正されるということの意義を、この機会にもう一度確認させていただければというふうに思う次第です。
EUを加盟させるために、本来であれば、国としてTACに加わることができる、そういう条項を、経済の地域でもいい、つまり、EUのような、一つの国ではなくて地域連合でもよろしいというふうな項目にするのが今回の改正だと私は理解しております。
その場合、わざわざEUが入れるようにすることになった今回のタイミングで、なぜEUなのか。そして、EU側の目的というのは、恐らく、大変速く、スピードを上げて経済成長をなし遂げているASEAN地域における経済的なアクセスに主眼があるのではないかというふうに私は考えるところですけれども、EUがこのTACに加盟することによってどのような変化や日本にとっての期待があるのか、そこのお考えをお聞かせいただければと思います。外務大臣、よろしくお願いいたします。
この発言だけを見る →本日の議題は、条約の第十一号、第十二号、第十三号にかかわる案件ということで、これにかかわる質問をさせていただきたいと思っております。
松本外務大臣そして伴野副大臣にお越しいただきましてきょうは質問させていただきますが、特に十一号と十三号、さらに言えば十三号をより深くお伺いさせていただきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私は、横浜、神奈川県第一区の選出でございまして、やはり国際都市という部分もありますので、貿易関係それから国際条約関係には有権者の皆さんも非常に高い関心を持っておられます。その中でも、やはり今回そういった国際条約の部分ですので、特に十一号の場合は、東南アジアにおける友好協力条約を改正するということなんですけれども、このTACと言われている友好条約、言ってみれば、かなり基本理念的な条約であるというふうに理解しております。それが今回改正されるということの意義を、この機会にもう一度確認させていただければというふうに思う次第です。
EUを加盟させるために、本来であれば、国としてTACに加わることができる、そういう条項を、経済の地域でもいい、つまり、EUのような、一つの国ではなくて地域連合でもよろしいというふうな項目にするのが今回の改正だと私は理解しております。
その場合、わざわざEUが入れるようにすることになった今回のタイミングで、なぜEUなのか。そして、EU側の目的というのは、恐らく、大変速く、スピードを上げて経済成長をなし遂げているASEAN地域における経済的なアクセスに主眼があるのではないかというふうに私は考えるところですけれども、EUがこのTACに加盟することによってどのような変化や日本にとっての期待があるのか、そこのお考えをお聞かせいただければと思います。外務大臣、よろしくお願いいたします。
松
松本剛明#5
○松本国務大臣 今お話がありましたように、このTAC、東南アジアにおける友好協力条約というのは、ASEANのいわゆる設立条約がありませんので、実質的な基本文書的なものであるというふうに、御指摘のとおり、私どもも理解をしております。これに、今回、実質的にはEUを加えるための改正という点も御指摘があるとおりであります。
まず、ASEANが、今もお話がありましたように、成長をしていくASEANということで大変注目をされる存在であると同時に、今後、一つの世界の中の地域の核として大変期待をされるということから、EU側も、ある意味ではASEANとの連携、そして対話というものに大変熱い期待があるのであろうということが考えられるところではないかというふうに思います。
同時に、既にASEANとの連携を深めております私どもを初めとする東アジアの各国にとりましても、ASEANを通して、またASEANとともにEUとの協力関係をさらに深める機会を締結するというふうに考えているところであります。
そもそも、我が国としては、開かれた国であるということが我が国のこれまでの発展の大きな基盤ともなってきておりますので、世界の国々が多層的、重層的に安定的な関係を深めるということは我が国の国益にも大きく寄与するものがある、このように考えており、また、ASEANと我が国との友好関係というのも長年の積み重ねの中で大変深いものがありますので、私どもと大変深く友好的な関係にあるASEANを核として世界における関係が重層的、多層的になるということは、我が国の将来にも、安定した、開かれた国際的な体制が整うという意味では大いに価値があるものと考えております。
我が国とEUとの関係も、現在、EUとのEPA交渉などを通じて大変深くまた拡大をしていくことを期待しているところでありますけれども、そのような意味でも、ASEANを中核として東アジアがEUとの関係を深めるということには意義があるものと考えております。
この発言だけを見る →まず、ASEANが、今もお話がありましたように、成長をしていくASEANということで大変注目をされる存在であると同時に、今後、一つの世界の中の地域の核として大変期待をされるということから、EU側も、ある意味ではASEANとの連携、そして対話というものに大変熱い期待があるのであろうということが考えられるところではないかというふうに思います。
同時に、既にASEANとの連携を深めております私どもを初めとする東アジアの各国にとりましても、ASEANを通して、またASEANとともにEUとの協力関係をさらに深める機会を締結するというふうに考えているところであります。
そもそも、我が国としては、開かれた国であるということが我が国のこれまでの発展の大きな基盤ともなってきておりますので、世界の国々が多層的、重層的に安定的な関係を深めるということは我が国の国益にも大きく寄与するものがある、このように考えており、また、ASEANと我が国との友好関係というのも長年の積み重ねの中で大変深いものがありますので、私どもと大変深く友好的な関係にあるASEANを核として世界における関係が重層的、多層的になるということは、我が国の将来にも、安定した、開かれた国際的な体制が整うという意味では大いに価値があるものと考えております。
我が国とEUとの関係も、現在、EUとのEPA交渉などを通じて大変深くまた拡大をしていくことを期待しているところでありますけれども、そのような意味でも、ASEANを中核として東アジアがEUとの関係を深めるということには意義があるものと考えております。
中
中林美恵子#6
○中林委員 ASEANという地域は、本当に大きな経済成長を遂げておりますので、世界からも注目を浴びているところですけれども、非常に会議が頻繁にあるし、多いし、分散化されているという部分もあって、非常につかみどころがなかなかはっきりしない、問題点もあるのではないかというふうに指摘をされております。
また、日本とASEAN、そして、例えば韓国とASEAN、または北朝鮮とASEAN、このTACには韓国も北朝鮮も入っております。一瞬私は、これは韓国や北朝鮮の問題についても、ある基本理念で平和的なものを保ちましょうというグルーピングであるのかと思ったんですが、そうTACはなっておりませんで、実は、非常に基本理念的なものを持つがゆえに、一つ一つの国、あるいは今度はEUという地域経済が入りますけれども、そういった一つ一つのものとASEANが結びつくことで、横を飛び越した連携というのはない。つまり、言ってみれば、EUが入ったとして、EUと日本が何かを相談するのに、ASEANも入っているこのグループの中で何か調整機能があるというわけではないというふうに聞きました。
拘束力が特にない、そして韓国も北朝鮮の問題との調整もするわけではないこのTACというものにEUが入ることにおいて、例えばEUは、自由貿易のいろいろな交渉に次は出ていこうというふうにしているんでしょうか。
そういったことで、EUがアジアに入ってくることによって、どのように、日本の利点とか、それから日本にとっての経済成長のプラスになるのか。EUの戦略、そしてそれが何であるかによりけりで日本がどういうふうな将来を期待できるのかということがもしおわかりになれば、教えていただきたいというふうに感じます。TAC自身が非常に基本理念的なものであるがゆえに、EUの動きをこのTACとそしてASEANとで見越すというのは難しい部分かもしれませんけれども、わかる範囲で教えていただけたらというふうに思います。
この発言だけを見る →また、日本とASEAN、そして、例えば韓国とASEAN、または北朝鮮とASEAN、このTACには韓国も北朝鮮も入っております。一瞬私は、これは韓国や北朝鮮の問題についても、ある基本理念で平和的なものを保ちましょうというグルーピングであるのかと思ったんですが、そうTACはなっておりませんで、実は、非常に基本理念的なものを持つがゆえに、一つ一つの国、あるいは今度はEUという地域経済が入りますけれども、そういった一つ一つのものとASEANが結びつくことで、横を飛び越した連携というのはない。つまり、言ってみれば、EUが入ったとして、EUと日本が何かを相談するのに、ASEANも入っているこのグループの中で何か調整機能があるというわけではないというふうに聞きました。
拘束力が特にない、そして韓国も北朝鮮の問題との調整もするわけではないこのTACというものにEUが入ることにおいて、例えばEUは、自由貿易のいろいろな交渉に次は出ていこうというふうにしているんでしょうか。
そういったことで、EUがアジアに入ってくることによって、どのように、日本の利点とか、それから日本にとっての経済成長のプラスになるのか。EUの戦略、そしてそれが何であるかによりけりで日本がどういうふうな将来を期待できるのかということがもしおわかりになれば、教えていただきたいというふうに感じます。TAC自身が非常に基本理念的なものであるがゆえに、EUの動きをこのTACとそしてASEANとで見越すというのは難しい部分かもしれませんけれども、わかる範囲で教えていただけたらというふうに思います。
松
松本剛明#7
○松本国務大臣 EUとASEANのFTAの交渉の現状については、委員もよく御案内であろうと思いますけれども、二〇〇七年の七月に交渉を開始して、二〇〇九年三月に一たん中断をしておりまして、EUはその後、ASEAN加盟各国とのバイ交渉にシフトしておりまして、シンガポール、マレーシアと交渉を実施しているというふうに私のところにも報告が入っております。
全体的には、EUもやはり、成長するアジア、その中でも、成長する核の一つである東南アジアとの関係を深めていこうということを基本的には考えているのではないかということは、もちろんEU自身の意思を私どもがそんたくする立場にはないわけですけれども、委員が御指摘になられたように、十分考えられるところではないかというふうに思います。
そこで、我が国としてということがあるわけでありますけれども、貿易通商政策というものを基本的に考えた場合にも、いわば世界全体をカバーするWTOの形と、それからバイもしくは地域間であるFTA、EPAというものの組み合わせをどう考えるかといったときに、我が国としては、最終的に、ある意味ではひとしくとそのまま言っていいかどうかはわかりませんけれども、広く進められるWTOという形で進むことが大変望ましいということでこれの積極的な推進を進めてきたわけでありますけれども、他方で、世界の中では二国間もしくは地域間のFTAなどが急速に今進展をしつつあるということがあります。
今回、今お話がありましたように、EUとASEANがもし関係を深めるということになるとすれば、直接は我が国と確かに関係がないようになりますけれども、広くネットワークがつながるということは、最終的には、二国間、二地域間のネットワークが広がって、そちらからのアプローチによって結局は世界全体をカバーされるような開かれた社会ができるということは、日本にとっては最終的には大きなメリットがあるというふうに考えてもよいのではないかと私自身は思っているところであります。
おっしゃったように、条約の構造としては一遍にこれを拘束するようなものではないという、政治的な要素のかなり強い構成になっているというのは御指摘のとおりでありますが、先週、ASEAN関連外相会合に参加する機会を国会の御了解もいただいて得た私の率直な感想を申し上げれば、もちろん拘束力があるわけではありませんけれども、定期的に地域の外相が集まり、さらにそこに拡大をされた形でEUまで含めて集まる協議の場が定期的にあるということは、経済的にも、安全保障の面でも政治的な面でも、やはり安定的な状況をつくり出すということには大変大きく寄与する部分があるのではないかというふうに思っておりまして、その意味でも、私どもとしては、歓迎される方向ではないか、このように考えているところであります。
この発言だけを見る →全体的には、EUもやはり、成長するアジア、その中でも、成長する核の一つである東南アジアとの関係を深めていこうということを基本的には考えているのではないかということは、もちろんEU自身の意思を私どもがそんたくする立場にはないわけですけれども、委員が御指摘になられたように、十分考えられるところではないかというふうに思います。
そこで、我が国としてということがあるわけでありますけれども、貿易通商政策というものを基本的に考えた場合にも、いわば世界全体をカバーするWTOの形と、それからバイもしくは地域間であるFTA、EPAというものの組み合わせをどう考えるかといったときに、我が国としては、最終的に、ある意味ではひとしくとそのまま言っていいかどうかはわかりませんけれども、広く進められるWTOという形で進むことが大変望ましいということでこれの積極的な推進を進めてきたわけでありますけれども、他方で、世界の中では二国間もしくは地域間のFTAなどが急速に今進展をしつつあるということがあります。
今回、今お話がありましたように、EUとASEANがもし関係を深めるということになるとすれば、直接は我が国と確かに関係がないようになりますけれども、広くネットワークがつながるということは、最終的には、二国間、二地域間のネットワークが広がって、そちらからのアプローチによって結局は世界全体をカバーされるような開かれた社会ができるということは、日本にとっては最終的には大きなメリットがあるというふうに考えてもよいのではないかと私自身は思っているところであります。
おっしゃったように、条約の構造としては一遍にこれを拘束するようなものではないという、政治的な要素のかなり強い構成になっているというのは御指摘のとおりでありますが、先週、ASEAN関連外相会合に参加する機会を国会の御了解もいただいて得た私の率直な感想を申し上げれば、もちろん拘束力があるわけではありませんけれども、定期的に地域の外相が集まり、さらにそこに拡大をされた形でEUまで含めて集まる協議の場が定期的にあるということは、経済的にも、安全保障の面でも政治的な面でも、やはり安定的な状況をつくり出すということには大変大きく寄与する部分があるのではないかというふうに思っておりまして、その意味でも、私どもとしては、歓迎される方向ではないか、このように考えているところであります。
中
中林美恵子#8
○中林委員 ありがとうございます。
それでは、このTAC、本当に日本にとっていい方向に向かうためにもEUにも入っていただいて、広い経済の実現につながればいいなというふうに私も思っております。
それでは次に、IMFに関する、十三号の改正の方の話題に移っていきたいと思います。
今回の改正、実は私は、非常に画期的な改正ではないかというふうに思います。
内容は、かいつまんで言えば、理事の全員を投票で決するということに変化するということですね。もともとは、日本やアメリカを初めとして何国かはもう既に指定席として投票なしで、具体的にはアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリスですね、これが自動的に理事のいすに座れる、任命理事という役割を持っていましたけれども、ほかの新興国とともに、これらも含めてすべて投票で行うと。ただし、その投票権の重みが出資の量によって変わってきますので、事実上は日本は今の地位を存続できるということで、非常に画期的な、大きなシステムの変化だというふうに私は感じておりますが、中には、日本は本当は指定席を持っていたのだから、それも投票にされてしまうということは、将来的に不安も生じるので、日本は損をしてしまうのではないか、つまりデメリットが大きいのではないかというような意見もあるというふうに聞いております。
私は私なりにメリットを非常に感じているわけですけれども、また松本大臣の方へで恐縮ですけれども、このメリットは何だというふうに大臣はお考えでしょうか。
この発言だけを見る →それでは、このTAC、本当に日本にとっていい方向に向かうためにもEUにも入っていただいて、広い経済の実現につながればいいなというふうに私も思っております。
それでは次に、IMFに関する、十三号の改正の方の話題に移っていきたいと思います。
今回の改正、実は私は、非常に画期的な改正ではないかというふうに思います。
内容は、かいつまんで言えば、理事の全員を投票で決するということに変化するということですね。もともとは、日本やアメリカを初めとして何国かはもう既に指定席として投票なしで、具体的にはアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリスですね、これが自動的に理事のいすに座れる、任命理事という役割を持っていましたけれども、ほかの新興国とともに、これらも含めてすべて投票で行うと。ただし、その投票権の重みが出資の量によって変わってきますので、事実上は日本は今の地位を存続できるということで、非常に画期的な、大きなシステムの変化だというふうに私は感じておりますが、中には、日本は本当は指定席を持っていたのだから、それも投票にされてしまうということは、将来的に不安も生じるので、日本は損をしてしまうのではないか、つまりデメリットが大きいのではないかというような意見もあるというふうに聞いております。
私は私なりにメリットを非常に感じているわけですけれども、また松本大臣の方へで恐縮ですけれども、このメリットは何だというふうに大臣はお考えでしょうか。
松
松本剛明#9
○松本国務大臣 IMFに限らず、国際機関の中における我が国の地位というのをどう確保するかということは、我が国の国益にとっても大変重要な視点であるということは申し上げるまでもありませんし、その地位というのは、例えば理事であるとか、意思決定にかかわることができるポジションをどのように確保するかということが一つの大きなポイントになるということも、今委員が御指摘をいただいたんだと理解をしますが、そのとおりでありますが、同時に、国際機関の中における我が国の位置と、国際機関そのものの価値というんでしょうか、位置づけというか影響力というのをどう考えるかということをやはり考えていかなければいけない。
今回であれば、このIMFそのものの将来ということが、世界におけるIMFの存在意義であるとか、世界におけるIMFの活動の影響力であるとか、そういったものを引き続きいわば高い水準に維持をするということが重要であって、その中において、いわば機関そのものの価値が高まる中での我が国のまた地位を確保する、そういう関係にあるのではないかというふうに思います。
その意味では、今回の改定というのは、これまでもIMFは世界経済の安定に大きな役割を果たしてきたわけでありますけれども、世界の経済の現況にかんがみて、理事会に新興国、途上国のより積極的な関与を促すということで、これによって、いわばIMFが世界経済の現実をより反映をした意思決定を行うことが可能となってまいります。
世界経済安定のためのIMFの対応能力が高まる、いわば国際機関としてのIMFの立場、価値が高まる、こういう意味では、世界経済と深く結びついている我が国にとっては、世界経済を安定的に推移させることに大きな役割を果たしているIMFの立場、価値が高まることが、やはり我が国の経済にもプラスに回ってくる、寄与してくるものだというふうに考えております。
この発言だけを見る →今回であれば、このIMFそのものの将来ということが、世界におけるIMFの存在意義であるとか、世界におけるIMFの活動の影響力であるとか、そういったものを引き続きいわば高い水準に維持をするということが重要であって、その中において、いわば機関そのものの価値が高まる中での我が国のまた地位を確保する、そういう関係にあるのではないかというふうに思います。
その意味では、今回の改定というのは、これまでもIMFは世界経済の安定に大きな役割を果たしてきたわけでありますけれども、世界の経済の現況にかんがみて、理事会に新興国、途上国のより積極的な関与を促すということで、これによって、いわばIMFが世界経済の現実をより反映をした意思決定を行うことが可能となってまいります。
世界経済安定のためのIMFの対応能力が高まる、いわば国際機関としてのIMFの立場、価値が高まる、こういう意味では、世界経済と深く結びついている我が国にとっては、世界経済を安定的に推移させることに大きな役割を果たしているIMFの立場、価値が高まることが、やはり我が国の経済にもプラスに回ってくる、寄与してくるものだというふうに考えております。
中
中林美恵子#10
○中林委員 メリットを非常に端的に、明快にお答えいただきまして、本当にありがとうございます。
そうしますと、やはりその機関そのものの地位向上と、そしてそのことによる世界経済安定が非常に日本にもメリットになるということなんですけれども、もう一つ、私がこれは非常に画期的だと思った理由が、このロジックが定着すると、実は、もしかしたら、国連の常任理事国ですとか理事国、こういったものも、一つ、このIMFで例ができることによって不可能ではなくなるというような、本当に小さな第一歩ですけれども、そういった考えもなきにしもあらずなのではないかなというふうに感じたりします。
ただし、国連はIMFと違って、本当に、その存在意義、国際機関としての存亡の危機にあるとか、そういうことが言われているわけではありませんので、当然、前提条件や環境が大きく違うとは思いますけれども、こういったものについての意見とか主張というのは、余りまだ国連に対しては、理事の選出の仕方について、このIMFのパターンというものをさらに汎用的に使っていくというようなことはささやかれてはいないんでしょうか。いかがでしょうか。
この発言だけを見る →そうしますと、やはりその機関そのものの地位向上と、そしてそのことによる世界経済安定が非常に日本にもメリットになるということなんですけれども、もう一つ、私がこれは非常に画期的だと思った理由が、このロジックが定着すると、実は、もしかしたら、国連の常任理事国ですとか理事国、こういったものも、一つ、このIMFで例ができることによって不可能ではなくなるというような、本当に小さな第一歩ですけれども、そういった考えもなきにしもあらずなのではないかなというふうに感じたりします。
ただし、国連はIMFと違って、本当に、その存在意義、国際機関としての存亡の危機にあるとか、そういうことが言われているわけではありませんので、当然、前提条件や環境が大きく違うとは思いますけれども、こういったものについての意見とか主張というのは、余りまだ国連に対しては、理事の選出の仕方について、このIMFのパターンというものをさらに汎用的に使っていくというようなことはささやかれてはいないんでしょうか。いかがでしょうか。
松
松本剛明#11
○松本国務大臣 国連の安保理改革においても、改革を主張する私どもとしては、いわば六十年以上前の世界の現状に基づいて構成をされている国連ないしは安保理の組織というものと、世界の現状を今見たときのあるべき組織ということを考えた場合に、やはりそこには改革の必要性というのが生じてくるのではないかということを申し上げて、改革の必要性を訴えてまいりました。そしてまた、世界の今の現状に合わせることこそが、まさに安保理の正統性を高めることにもつながるし、ひいては安保理が有効に機能することにもつながるのではないかということを申し上げてまいりました。その意味では、今委員が御指摘になりましたように、今回のIMFの改革とある意味では並行するというか、同じ流れの考え方があるということは、御指摘のとおりではなかろうかというふうに思っております。
他方で、安保理改革の場合は、やはり担う課題が安全保障であるということもあって、もちろんIMFでも必要なんですけれども、IMF以上に速やかな決定が必要であるとか、また、安保理の決定の持つ拘束力とか強制力というのは経済的な側面とはまた違う側面もあるわけでありますので、全くそのまま当てはめられるかどうかということは必ずしも一概に言えないところがあると思いますが、大きな基本的な考え方としての改革の必要性の共通点があるという点については御指摘のとおりだろうというふうに思います。
今申し上げたように、基本的な考え方の表現としては同趣旨のことを申し上げていますが、直接IMFの改革と関連づけて安保理改革について主張したことは今までないわけでありますけれども、共通点がある点は踏まえて、今後も安保理改革に取り組んでいきたいと思っております。
この発言だけを見る →他方で、安保理改革の場合は、やはり担う課題が安全保障であるということもあって、もちろんIMFでも必要なんですけれども、IMF以上に速やかな決定が必要であるとか、また、安保理の決定の持つ拘束力とか強制力というのは経済的な側面とはまた違う側面もあるわけでありますので、全くそのまま当てはめられるかどうかということは必ずしも一概に言えないところがあると思いますが、大きな基本的な考え方としての改革の必要性の共通点があるという点については御指摘のとおりだろうというふうに思います。
今申し上げたように、基本的な考え方の表現としては同趣旨のことを申し上げていますが、直接IMFの改革と関連づけて安保理改革について主張したことは今までないわけでありますけれども、共通点がある点は踏まえて、今後も安保理改革に取り組んでいきたいと思っております。
中
中林美恵子#12
○中林委員 ありがとうございます。
さて、その理事の選出について改革が今回なされるということなんですけれども、それをきっかけに、どういうふうな歴代のIMFの専務理事や副専務理事がいたかということを見させていただきますと、特に専務理事は、ほとんどヨーロッパの国々、欧米の国々の指定席になっている。ヨーロッパが中心です。世界銀行はアメリカが占めておりますので、こちらはヨーロッパということなのではないかと思いますが、例えば、初代はベルギー、それから、スウェーデン、スウェーデンと続いて、フランス、オランダ、またフランス、そしてフランスが続き、ドイツ、スペインで、また現在フランスということになっております。
日本の場合は副専務理事の中に途中から入れるようになったというような経緯がある中で、欧米によるトップ人事に対して、今回の理事の選出の仕方というものが何らかの影響を与えるような、これは短期的には難しいでしょうけれども、将来的にそのような可能性を含むものなのでしょうか、いかがでしょうか。お願いいたします。
この発言だけを見る →さて、その理事の選出について改革が今回なされるということなんですけれども、それをきっかけに、どういうふうな歴代のIMFの専務理事や副専務理事がいたかということを見させていただきますと、特に専務理事は、ほとんどヨーロッパの国々、欧米の国々の指定席になっている。ヨーロッパが中心です。世界銀行はアメリカが占めておりますので、こちらはヨーロッパということなのではないかと思いますが、例えば、初代はベルギー、それから、スウェーデン、スウェーデンと続いて、フランス、オランダ、またフランス、そしてフランスが続き、ドイツ、スペインで、また現在フランスということになっております。
日本の場合は副専務理事の中に途中から入れるようになったというような経緯がある中で、欧米によるトップ人事に対して、今回の理事の選出の仕方というものが何らかの影響を与えるような、これは短期的には難しいでしょうけれども、将来的にそのような可能性を含むものなのでしょうか、いかがでしょうか。お願いいたします。
松
松本剛明#13
○松本国務大臣 もうよく御理解をいただいているとおり、何か規則で欧州出身を専務理事にするということがあるわけではないですけれども、結果としては歴代そうなってきているということは事実であります。
今回の改革にも関連をする部分があろうかと思いますけれども、G20のサミットなどでは、国際金融機関の長及び幹部の選出に当たっては、開かれた、透明で、実力本位の選任プロセスを経るべきであるということに合意をいたしているところでありまして、このようなことも踏まえて新しい制度になったわけでありますから、今後、将来に向けては新しい制度がどう機能していくかということをよく見きわめていかなければいけませんし、結果を予断することはできませんけれども、新しい制度のもとで新しい流れが出てくる可能性というものはもちろん全くゼロではないということは申し上げられるのではないかというふうに思います。
この発言だけを見る →今回の改革にも関連をする部分があろうかと思いますけれども、G20のサミットなどでは、国際金融機関の長及び幹部の選出に当たっては、開かれた、透明で、実力本位の選任プロセスを経るべきであるということに合意をいたしているところでありまして、このようなことも踏まえて新しい制度になったわけでありますから、今後、将来に向けては新しい制度がどう機能していくかということをよく見きわめていかなければいけませんし、結果を予断することはできませんけれども、新しい制度のもとで新しい流れが出てくる可能性というものはもちろん全くゼロではないということは申し上げられるのではないかというふうに思います。
中
中林美恵子#14
○中林委員 そうしますと、トップ人事、非常にゆっくりと、また、変化する可能性があるにしてもそう早急には変わらないということだろうと思います。
そうしますと、IMFで働く日本人の数、これもまた注目点の一つではないかというふうに思います。日本もかなり頑張って、日本人をふやそうというプログラムをいろいろと努力しているということは私も存じ上げております。
現在、IMFの日本人専門職員数は五十名というふうに聞いておりますけれども、特に全職員に占める割合は、二〇〇六年で一・七九%、そして二〇一一年で二・五四%ということで、ふえてはいるものの、なかなか、日本が今、クオータと言われる、IMFで割り当ての金額のパーセンテージは六・四六%ということですから、それに比べると、日本人が二・五四%ですと、まだまだ、過小代表といいますか、少ないんじゃないかというような、そういう比べ方もできるのではないかと思います。
今の日本人の数について、努力の結果、どのような努力がされていて、これからまたどういう努力をしようという見通しがあるのか、教えていただけますでしょうか。
この発言だけを見る →そうしますと、IMFで働く日本人の数、これもまた注目点の一つではないかというふうに思います。日本もかなり頑張って、日本人をふやそうというプログラムをいろいろと努力しているということは私も存じ上げております。
現在、IMFの日本人専門職員数は五十名というふうに聞いておりますけれども、特に全職員に占める割合は、二〇〇六年で一・七九%、そして二〇一一年で二・五四%ということで、ふえてはいるものの、なかなか、日本が今、クオータと言われる、IMFで割り当ての金額のパーセンテージは六・四六%ということですから、それに比べると、日本人が二・五四%ですと、まだまだ、過小代表といいますか、少ないんじゃないかというような、そういう比べ方もできるのではないかと思います。
今の日本人の数について、努力の結果、どのような努力がされていて、これからまたどういう努力をしようという見通しがあるのか、教えていただけますでしょうか。
伴
伴野豊#15
○伴野副大臣 中林委員にお答えいたします。
二〇一一年の四月末現在でございますが、IMFにおけます日本人専門職員数は全部で五十名でございまして、二〇〇六年当時と比べまして十四名増加しているというのが現状でございます。そのうち、お話のございました、日本政府等から派遣されている職員数は十八名ですから、三六%程度を占めているわけでございますが、そうした中で、先生の御指摘のように、出資比率に対してどうだというようなお話もございます。
そういった意味で、我が国としまして、かねてよりIMFに対しまして、日本人の採用、幹部ポストへの登用を強く働きかけているところでございまして、私自身も何度かIMFの幹部には、のりを越えない範囲で、言葉を選びながら強く働きかけております。これを受けまして、IMFとしましても、我が国にリクルートミッションを派遣いたしまして採用活動を行うなど、優秀な日本人の採用をふやすため、積極的に取り組んできているところでございます。
今後も、引き続き採用に向けて最大限努めてまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →二〇一一年の四月末現在でございますが、IMFにおけます日本人専門職員数は全部で五十名でございまして、二〇〇六年当時と比べまして十四名増加しているというのが現状でございます。そのうち、お話のございました、日本政府等から派遣されている職員数は十八名ですから、三六%程度を占めているわけでございますが、そうした中で、先生の御指摘のように、出資比率に対してどうだというようなお話もございます。
そういった意味で、我が国としまして、かねてよりIMFに対しまして、日本人の採用、幹部ポストへの登用を強く働きかけているところでございまして、私自身も何度かIMFの幹部には、のりを越えない範囲で、言葉を選びながら強く働きかけております。これを受けまして、IMFとしましても、我が国にリクルートミッションを派遣いたしまして採用活動を行うなど、優秀な日本人の採用をふやすため、積極的に取り組んできているところでございます。
今後も、引き続き採用に向けて最大限努めてまいりたいと思っております。
中
中林美恵子#16
○中林委員 引き続き、ぜひここは力強く頑張っていただきたいというふうに思いますし、まだまだ努力の余地は残っているというふうに考えています。
特に、IMFは経済的な専門性が高く要求されるような職場でございますので、そういう専門性の高い人を日本から送り込むということは非常に重要であるとも考えます。ただ一方で、IMFという機関の特性からして、世界の経済が安定することに資するということが、世界経済に頼っている日本の国益であるということを考えますと、その国益を日本人職員を送り込むことによってどの程度実現できるのかというところは、もう少し詰めて考えることによって、どのような人をIMFに送り込んでいくことが日本の国益なのかというところにやはり詰まっていくのではないかと思うんです。
そうしますと、日本の出資比率が高いがゆえに指定席というものがある程度IMFにあって、そこに行くのはやはり省庁の出向の方が多い。当然省庁からもしっかり行っていただかないと国益にはなりませんので、それはがっちりお願いしたいところではありますけれども、ただ、本当に、世界経済が安定するためにIMFがあって、そしてその安定自体が日本の国益であるという前提に基づくのであれば、それこそ優秀な、日本が誇りとできるような経済学者の方に行っていただいて、その指定席のところで思う存分IMFで大活躍をしていただいて、世界じゅうのテレビでもその活躍や発言の様子を映し出していただいて、そして、IMFというものが日本のある意味ソフトパワーの一環であるという形でアピールすることも、もしかしたら大きな日本の国益になるかもしれないというふうに思います。
世界経済が安定することが第一でありますが、世界経済の安定に資する能力というのは、今の時代は、必ずしも日本人でなければ安定しないということが言えるわけでもないと思いますし、今回の理事の改正で、新興国の方々の意見はしっかりと入るというような第一歩が踏み出せたということですので、その辺の、日本の指定席について、あるいはそれ以外のところで、いかに優秀な日本の人たちにIMFに入っていただけるのかというところについての工夫がありますでしょうか。あるいは、なければ、そういうことをこれから企画していくような、そんな意図はございますでしょうか。お伺いいたします。
この発言だけを見る →特に、IMFは経済的な専門性が高く要求されるような職場でございますので、そういう専門性の高い人を日本から送り込むということは非常に重要であるとも考えます。ただ一方で、IMFという機関の特性からして、世界の経済が安定することに資するということが、世界経済に頼っている日本の国益であるということを考えますと、その国益を日本人職員を送り込むことによってどの程度実現できるのかというところは、もう少し詰めて考えることによって、どのような人をIMFに送り込んでいくことが日本の国益なのかというところにやはり詰まっていくのではないかと思うんです。
そうしますと、日本の出資比率が高いがゆえに指定席というものがある程度IMFにあって、そこに行くのはやはり省庁の出向の方が多い。当然省庁からもしっかり行っていただかないと国益にはなりませんので、それはがっちりお願いしたいところではありますけれども、ただ、本当に、世界経済が安定するためにIMFがあって、そしてその安定自体が日本の国益であるという前提に基づくのであれば、それこそ優秀な、日本が誇りとできるような経済学者の方に行っていただいて、その指定席のところで思う存分IMFで大活躍をしていただいて、世界じゅうのテレビでもその活躍や発言の様子を映し出していただいて、そして、IMFというものが日本のある意味ソフトパワーの一環であるという形でアピールすることも、もしかしたら大きな日本の国益になるかもしれないというふうに思います。
世界経済が安定することが第一でありますが、世界経済の安定に資する能力というのは、今の時代は、必ずしも日本人でなければ安定しないということが言えるわけでもないと思いますし、今回の理事の改正で、新興国の方々の意見はしっかりと入るというような第一歩が踏み出せたということですので、その辺の、日本の指定席について、あるいはそれ以外のところで、いかに優秀な日本の人たちにIMFに入っていただけるのかというところについての工夫がありますでしょうか。あるいは、なければ、そういうことをこれから企画していくような、そんな意図はございますでしょうか。お伺いいたします。
松
松本剛明#17
○松本国務大臣 国際機関で働く日本人の職員という意味では、今お話がありましたように、根本的に、それぞれの国際機関にふさわしい、高い能力を備えた人材をどう育成して送り込んでいくか、今、伴野副大臣からもお話をさせていただいたように、枠としてぜひ日本人の採用をふやしてほしいということを私どももお願いをしているわけでありますが、今お話がありましたように、向こうからもぜひ欲しいというような人材をたくさん育成するようなことを我々も真剣に考えていきたい。
これまでも幾つかそのような試みがなされてきているわけでありますけれども、まだまだ、すべての国際機関において、結果としては、もう少し日本人が活躍をしてもいいのかなというような状況であることは事実だと思いますので、しっかり取り組んでいきたいというふうに思っています。
一朝一夕につながるものではありませんけれども、政府においては、グローバル人材育成会議というのも先般立ち上げました。これは広い意味で、世界に開かれた国の日本としては、世界で活躍できる人間というのをどのように育てていくのか、これには文科省であるとか経産省であるとかにもたしか加わっていただいて、つまり、産業界や教育界からも、そういった人を育てる、またそういった人が外国と日本を行き来するためには、では、日本の仕事の仕組みというのがどうあるべきなのかということも考えていこうと。
そういう中で、優秀な人、日本にもたくさん優秀な人がおられると思いますけれども、優秀な人が国際機関に行こうかという気持ちにもなっていただける枠組みをつくっていきたいな、そういうふうに思っています。
また、お話がありました、御指摘のいわゆる指定席、日本側から出向させる、ないしは、そういった方々にどういう方を登用すべきかということについては、これは国際機関にとどまらず、政府においても、どういう方のどういう能力を活用するかということとも共通する部分があろうかというふうに思いますけれども、御指摘を踏まえて、また、国際社会からも評価をされるような人材を送り込むことが必要だという視点はよく念頭に置いて今後の対応もしていきたい、このように考えております。
この発言だけを見る →これまでも幾つかそのような試みがなされてきているわけでありますけれども、まだまだ、すべての国際機関において、結果としては、もう少し日本人が活躍をしてもいいのかなというような状況であることは事実だと思いますので、しっかり取り組んでいきたいというふうに思っています。
一朝一夕につながるものではありませんけれども、政府においては、グローバル人材育成会議というのも先般立ち上げました。これは広い意味で、世界に開かれた国の日本としては、世界で活躍できる人間というのをどのように育てていくのか、これには文科省であるとか経産省であるとかにもたしか加わっていただいて、つまり、産業界や教育界からも、そういった人を育てる、またそういった人が外国と日本を行き来するためには、では、日本の仕事の仕組みというのがどうあるべきなのかということも考えていこうと。
そういう中で、優秀な人、日本にもたくさん優秀な人がおられると思いますけれども、優秀な人が国際機関に行こうかという気持ちにもなっていただける枠組みをつくっていきたいな、そういうふうに思っています。
また、お話がありました、御指摘のいわゆる指定席、日本側から出向させる、ないしは、そういった方々にどういう方を登用すべきかということについては、これは国際機関にとどまらず、政府においても、どういう方のどういう能力を活用するかということとも共通する部分があろうかというふうに思いますけれども、御指摘を踏まえて、また、国際社会からも評価をされるような人材を送り込むことが必要だという視点はよく念頭に置いて今後の対応もしていきたい、このように考えております。
中
中林美恵子#18
○中林委員 大変ありがとうございました。
IMFにおける出資比率は、いずれ中国、新興国がどんどん上がってくると思いますし、今回の改革で、日本の理事の席というのも未来永劫安定ということは言えないと思いますので、しっかりと日本のプレゼンスを高めるために、今のうちから頑張って、そのための施策、企画をどんどん立てておいていただきたいというふうに思います。
きょうは、大変貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
この発言だけを見る →IMFにおける出資比率は、いずれ中国、新興国がどんどん上がってくると思いますし、今回の改革で、日本の理事の席というのも未来永劫安定ということは言えないと思いますので、しっかりと日本のプレゼンスを高めるために、今のうちから頑張って、そのための施策、企画をどんどん立てておいていただきたいというふうに思います。
きょうは、大変貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
小
小
小野寺五典#20
○小野寺委員 自由民主党の小野寺五典です。
きょうは、櫻井副大臣、ありがとうございます。篠原副大臣、ありがとうございます。
冒頭、少しIMFのことについてお伺いをしたいと思います。
また、その前に、財務省にまずお伺いしたいのは、今、一ドル七十七円、大変進んだ円高という状況になっています。そして、日本の各種企業が今、どんどん海外に展開をする。国内の産業の空洞化が叫ばれております。ここまで日本の円が高くなる、そして、それほど日本国内の経済、景気がいいわけではないのに、ここまで厳しい円高を強いられてしまう。ところが、ふとアジアの諸国を見ますと、中国の元あるいは韓国のウォン、ウォン安も含めて現在も続いております。
このような、例えば、中国の元、韓国のウォン、そして日本の円、この現在の為替レートの状況をどのようにお考えでしょうか。
この発言だけを見る →きょうは、櫻井副大臣、ありがとうございます。篠原副大臣、ありがとうございます。
冒頭、少しIMFのことについてお伺いをしたいと思います。
また、その前に、財務省にまずお伺いしたいのは、今、一ドル七十七円、大変進んだ円高という状況になっています。そして、日本の各種企業が今、どんどん海外に展開をする。国内の産業の空洞化が叫ばれております。ここまで日本の円が高くなる、そして、それほど日本国内の経済、景気がいいわけではないのに、ここまで厳しい円高を強いられてしまう。ところが、ふとアジアの諸国を見ますと、中国の元あるいは韓国のウォン、ウォン安も含めて現在も続いております。
このような、例えば、中国の元、韓国のウォン、そして日本の円、この現在の為替レートの状況をどのようにお考えでしょうか。
櫻
櫻井充#21
○櫻井副大臣 小野寺委員に御答弁させていただきたいと思いますが、済みません、通告がありませんでしたので、答えられる範囲で。それから、為替のことについては、財務省として、基本的にこれは大臣の専権事項になっておりまして、私の方から余り答弁しないようにと言われておりますので、申しわけありませんが、不十分な答弁になるかもしれませんが、その点はお許しをいただきたいと思います。
私も、小野寺委員と問題意識は全く共有しておりまして、現在の日本経済のことを考えてくれば、円高がいいとは全く思っておりません。ただし、これは世界の全体の流れになっておりますから、世界の中で、日本も問題を抱えておりますけれども、アメリカ並びにヨーロッパもさまざまな問題を抱えていて、そこの中でバランスとしてどうなってくるのかということになるんだと思っています。
ただし、だからといって何もしないというわけではありませんで、日本政府としても、円高の是正のために各国と協調して取り組んでいかなければいけない、協調介入したときがありましたが、そういったことをきちんとやっていかなければいけないと思っています。
それから、私なりに、ウォンに対して介入できないのかどうかということについても検討させていただきましたが、現状なかなか難しいようでございまして、もしそういったところを是正するような手だてがあるのであれば、逆に言えば、御指導いただければありがたいなと。
いずれにしろ、ここは、政府とか与党とかの問題ではなくて日本国全体の問題であって、与野党ともにこの今の円高問題に取り組んでいくということが極めて大切なことなのではないのかというふうに考えております。
以上です。
この発言だけを見る →私も、小野寺委員と問題意識は全く共有しておりまして、現在の日本経済のことを考えてくれば、円高がいいとは全く思っておりません。ただし、これは世界の全体の流れになっておりますから、世界の中で、日本も問題を抱えておりますけれども、アメリカ並びにヨーロッパもさまざまな問題を抱えていて、そこの中でバランスとしてどうなってくるのかということになるんだと思っています。
ただし、だからといって何もしないというわけではありませんで、日本政府としても、円高の是正のために各国と協調して取り組んでいかなければいけない、協調介入したときがありましたが、そういったことをきちんとやっていかなければいけないと思っています。
それから、私なりに、ウォンに対して介入できないのかどうかということについても検討させていただきましたが、現状なかなか難しいようでございまして、もしそういったところを是正するような手だてがあるのであれば、逆に言えば、御指導いただければありがたいなと。
いずれにしろ、ここは、政府とか与党とかの問題ではなくて日本国全体の問題であって、与野党ともにこの今の円高問題に取り組んでいくということが極めて大切なことなのではないのかというふうに考えております。
以上です。
小
小野寺五典#22
○小野寺委員 そのとおりなんです。今の日本の産業空洞化、この国の根幹のさまざまなところが今揺らいでいるのは、日本から見れば行き過ぎた円高。そして、今さまざま、きょうも報道がございましたが、日本の電機メーカーの白物家電が中国の企業に買収をされるということ。今、サッカーの試合を見ると、広告、かつては日本の弱電メーカーが出していた広告欄に、今は韓国の弱電メーカーが広告を出している。このような日本の産業の問題に今直面をしており、国内では空洞化が起きつつあり、そして、この由来、原因というのは円高であり、私どもが日々感じているのは、どうしてこういう状況でもウォン安というのが行われるんだろう、どうして元というのは日本と同じような変動相場にならないんだろう、このようなさまざまな矛盾を感じながら、実は国際競争社会の中で頑張っているわけです。
ところが、きょう、外務大臣にお伺いしますが、IMF、この目的というのは、世界貿易の均衡のとれた発展、通貨の切り下げ競争の防止、こういうことが目的としてあります。明確に通貨の切り下げ競争の防止ということが現実にあるんですが、このIMFの目的からして、私は、やはり、現在の日本の円が置かれた状況、そして日本のライバルとなっている中国、韓国の通貨、元、ウォンの問題、ここに本来はIMFがもっと厳しく切り込んで、先ほど中林委員のお話がありましたが、日本の職員が、日本の国益を背負って、本来はこの場で通貨切り下げあるいは現在の日本の円高の問題に関して対抗すべきだと思いますが、今どのような機能が果たされているか、お答えください。
この発言だけを見る →ところが、きょう、外務大臣にお伺いしますが、IMF、この目的というのは、世界貿易の均衡のとれた発展、通貨の切り下げ競争の防止、こういうことが目的としてあります。明確に通貨の切り下げ競争の防止ということが現実にあるんですが、このIMFの目的からして、私は、やはり、現在の日本の円が置かれた状況、そして日本のライバルとなっている中国、韓国の通貨、元、ウォンの問題、ここに本来はIMFがもっと厳しく切り込んで、先ほど中林委員のお話がありましたが、日本の職員が、日本の国益を背負って、本来はこの場で通貨切り下げあるいは現在の日本の円高の問題に関して対抗すべきだと思いますが、今どのような機能が果たされているか、お答えください。
松
松本剛明#23
○松本国務大臣 お話がありましたように、IMFの目的として為替の安定を促進するということがあることは御指摘のとおりであります。その目的を果たすために、IMFとして、加盟国に対して、マクロ経済政策や為替相場制度、金融市場、資本移動といった分野、それを中心にマルチ、地域別、バイのサーベイランスを実施しているわけであります。
国際収支困難に陥ったときの対応については重ねて申し上げませんけれども、その上で、またさらに、加盟国の今申し上げたようなマクロ経済政策、金融や為替相場制度に資する政策の推進、サーベイランスで示された提言の実施をすることを支援するために、専門性を有する分野については技術支援などを実施しているということでIMFが活動しているというふうに私どもとしては理解をいたしております。
この発言だけを見る →国際収支困難に陥ったときの対応については重ねて申し上げませんけれども、その上で、またさらに、加盟国の今申し上げたようなマクロ経済政策、金融や為替相場制度に資する政策の推進、サーベイランスで示された提言の実施をすることを支援するために、専門性を有する分野については技術支援などを実施しているということでIMFが活動しているというふうに私どもとしては理解をいたしております。
小
小野寺五典#24
○小野寺委員 本来、日本が出資比率第二位です、そして今までも支えてまいりました。このIMFの果たすべき役割、ここにありますように、これは櫻井副大臣おっしゃったように、日本として、与野党を問わず対応しなきゃいけない、そのような内容だと思いますが、その目的に、通貨の切り下げ競争の防止ということが明確に書かれています。本来であれば、日本政府は、現在の行き過ぎた円高についてIMFの場でしっかり機能をさせる、それが大切だと思います。
では、改めてお伺いしますが、日本が本来国益を担って行うべき改正に向けて、今回の改定はどのような役に立つのか、教えてください。
この発言だけを見る →では、改めてお伺いしますが、日本が本来国益を担って行うべき改正に向けて、今回の改定はどのような役に立つのか、教えてください。
松
松本剛明#25
○松本国務大臣 改正の意義については、先ほど中林委員との御質疑でもお話をさせていただきましたので、簡潔に申し上げてまいれば、世界の経済の現況にかんがみて、新興国、途上国にも積極的な関与というのを求めていくことによって、IMFそのものの正統性であるとか立場を高める、その中で、将来に向けて我が国もしっかりと発言をしていくことで我が国の国益にも資するという意味で、今回の改正の意義があるものというふうに理解をしております。
この発言だけを見る →小
小野寺五典#26
○小野寺委員 それでは、易しく言いますと、日本のこの行き過ぎた円高、そしてまた、元、ウォン、私どもから見れば、元はどうして日本と同じような変動相場にならないのか、あるいはウォンはどうして今のウォン安のような状況になっているのか、今回の改定によってこれが改善される、そう大臣はお思いでしょうか。
この発言だけを見る →松
松本剛明#27
○松本国務大臣 一つは、現在の為替相場については私どもも言及をする立場にありませんけれども、基本的には、市場による取引によって現在の円の価値、取引額というのは決定をされているというふうに理解をしております。
その上で、必ずしも市場による決定によっていない通貨制度をとっている国もあるわけでありますけれども、こういった国々について、市場制度をとっている国も含めてということになろうかと思いますけれども、先ほどお話しさせていただいたように、為替相場制度についてマルチ、地域別、バイのサーベイランスをIMFとしては実施して、必要であれば、そのサーベイランスに示された提言に基づく政策の実施を支援するために、専門性を有する分野については技術支援などを実施する。そういった中で、やはり最終的には市場の評価に適切にかなった形での通貨の取引が行われることが適切だろうと思います。
もちろん、市場も万能ではなくて、その時々によっては行き過ぎた取引になることについては、先ほど櫻井副大臣からもありましたように、かつては各国が協調して介入をしたことというのも何度もあるわけでありますけれども、IMFとして、今、具体的に市場の制度についてどのようなサーベイランスを出して提言をしているかは、ちょっと今手元にすべてありませんけれども、将来に向けてそのような形になる、望ましい形を目指してIMFも活動をされるもの、そして、我々もそれをまたしっかりと支えていくものだというふうに理解をしております。
この発言だけを見る →その上で、必ずしも市場による決定によっていない通貨制度をとっている国もあるわけでありますけれども、こういった国々について、市場制度をとっている国も含めてということになろうかと思いますけれども、先ほどお話しさせていただいたように、為替相場制度についてマルチ、地域別、バイのサーベイランスをIMFとしては実施して、必要であれば、そのサーベイランスに示された提言に基づく政策の実施を支援するために、専門性を有する分野については技術支援などを実施する。そういった中で、やはり最終的には市場の評価に適切にかなった形での通貨の取引が行われることが適切だろうと思います。
もちろん、市場も万能ではなくて、その時々によっては行き過ぎた取引になることについては、先ほど櫻井副大臣からもありましたように、かつては各国が協調して介入をしたことというのも何度もあるわけでありますけれども、IMFとして、今、具体的に市場の制度についてどのようなサーベイランスを出して提言をしているかは、ちょっと今手元にすべてありませんけれども、将来に向けてそのような形になる、望ましい形を目指してIMFも活動をされるもの、そして、我々もそれをまたしっかりと支えていくものだというふうに理解をしております。
小
小野寺五典#28
○小野寺委員 私どもは日本の国会議員ですから、日本の政府ですから、日本の国益を増大することをまず目的に、そして世界の平和に貢献するということが大切だと思っております。まず日本の国益、日本人の経済、これをしっかりするということが本来の目的であります。
さて、もう一度お伺いいたしますが、実は、今回の改定、一番大きな改定というのは、理事。今までは出資上位五カ国、日本は出資上位五カ国のうちの二番目ですから、実は、これは理事の選挙をしなくても、無投票で理事に選ばれる。選挙活動というのは、私も外務省にいたとき経験しましたが、ほかの国のさまざまな支援を受けるというのは大変な努力が必要になります。実は、それをしなくても日本は自動的に理事になれる、そういう安定したシートを今まではずっと持っていたわけです。
ところが、今回の改定では、このシートを手放すということになります。日本も同じように選挙を受けるということなります。そうすると、理事の選出のことだけに限れば、決して日本にとってはハッピーな話ではない。ですが、それを放棄してもあり余る何か、日本の国益のプラスになる、そのようなことがあるから、恐らくこの改定ということをお話しされたんじゃないかと思います。
そして、本来の目的でいえば、中国の元、韓国のウォンを含めて、私ども、どうもこれは不公平ではないかという考えを持つこういう通貨について、本来のIMFの目的、通貨の切り下げ競争の防止の観点から見れば、当然これが是正される、そういう目的を持って今回のこのような日本が譲歩するような改定になるというふうに理解できると思いますが、この交渉の過程で、この改定によって元が例えば日本と同じような変動相場になる、あるいは現在のウォンという政策的にウォン安に誘導されているところの是正ができる、このような約束をこれらの国と取りつけたんでしょうか。
〔委員長退席、長島(昭)委員長代理着席〕
この発言だけを見る →さて、もう一度お伺いいたしますが、実は、今回の改定、一番大きな改定というのは、理事。今までは出資上位五カ国、日本は出資上位五カ国のうちの二番目ですから、実は、これは理事の選挙をしなくても、無投票で理事に選ばれる。選挙活動というのは、私も外務省にいたとき経験しましたが、ほかの国のさまざまな支援を受けるというのは大変な努力が必要になります。実は、それをしなくても日本は自動的に理事になれる、そういう安定したシートを今まではずっと持っていたわけです。
ところが、今回の改定では、このシートを手放すということになります。日本も同じように選挙を受けるということなります。そうすると、理事の選出のことだけに限れば、決して日本にとってはハッピーな話ではない。ですが、それを放棄してもあり余る何か、日本の国益のプラスになる、そのようなことがあるから、恐らくこの改定ということをお話しされたんじゃないかと思います。
そして、本来の目的でいえば、中国の元、韓国のウォンを含めて、私ども、どうもこれは不公平ではないかという考えを持つこういう通貨について、本来のIMFの目的、通貨の切り下げ競争の防止の観点から見れば、当然これが是正される、そういう目的を持って今回のこのような日本が譲歩するような改定になるというふうに理解できると思いますが、この交渉の過程で、この改定によって元が例えば日本と同じような変動相場になる、あるいは現在のウォンという政策的にウォン安に誘導されているところの是正ができる、このような約束をこれらの国と取りつけたんでしょうか。
〔委員長退席、長島(昭)委員長代理着席〕
松
松本剛明#29
○松本国務大臣 G20においても国際機関の意思決定のあり方ということが議論されたことを踏まえて、今回のIMFの改定にもつながっているというふうに理解をしておりまして、今回のIMFの理事国の選出を含む組織のあり方の議論は、広く国際機関における意思決定のあり方であるとか、世界の経済を含めた政治経済の現状に合わせた国際機関のあり方といった視点から議論をされているというふうに理解いたしておりまして、個別の通貨についての現在の市場ないしは取引の評価ということについて、今私が評価についてコメントをすることは差し控えたいと思いますが、加えて、そういった評価そのものを、IMFの制度をつくるに当たっての交渉において議論をされたというふうには私自身は承知をいたしておりません。
この発言だけを見る →