予算委員会第七分科会
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会
会議録情報#0
平成二十九年二月二十三日(木曜日)
午前九時開議
出席分科員
主査 宮下 一郎君
伊藤 達也君 神山 佐市君
原田 義昭君 星野 剛士君
後藤 祐一君 高井 崇志君
水戸 将史君 真山 祐一君
兼務 小山 展弘君 兼務 島津 幸広君
…………………………………
経済産業大臣 世耕 弘成君
経済産業大臣政務官 中川 俊直君
国土交通大臣政務官 藤井比早之君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 山本 哲也君
政府参考人
(金融庁証券取引等監視委員会事務局国際・情報総括官) 瀬戸 毅君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 椎葉 茂樹君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 中井川 誠君
政府参考人
(林野庁林政部長) 三浦 正充君
政府参考人
(経済産業省大臣官房総括審議官) 田中 繁広君
政府参考人
(経済産業省大臣官房商務流通保安審議官) 住田 孝之君
政府参考人
(経済産業省貿易経済協力局長) 寺澤 達也君
政府参考人
(資源エネルギー庁資源エネルギー政策統括調整官) 小澤 典明君
政府参考人
(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長) 藤木 俊光君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 村瀬 佳史君
政府参考人
(中小企業庁長官) 宮本 聡君
政府参考人
(国土交通省大臣官房審議官) 山上 範芳君
政府参考人
(国土交通省総合政策局公共交通政策部長) 松本 年弘君
政府参考人
(国土交通省水管理・国土保全局次長) 野村 正史君
政府参考人
(国土交通省道路局次長) 青木 由行君
政府参考人
(環境省総合環境政策局環境保健部長) 梅田 珠実君
政府参考人
(原子力規制庁長官官房審議官) 山形 浩史君
政府参考人
(防衛装備庁装備政策部長) 中村 吉利君
政府参考人
(防衛装備庁技術戦略部長) 野間 俊人君
経済産業委員会専門員 木下 一吉君
予算委員会専門員 柏 尚志君
―――――――――――――
分科員の異動
二月二十三日
辞任 補欠選任
伊藤 達也君 神山 佐市君
後藤 祐一君 高井 崇志君
真山 祐一君 吉田 宣弘君
同日
辞任 補欠選任
神山 佐市君 伊藤 達也君
高井 崇志君 水戸 将史君
吉田 宣弘君 真山 祐一君
同日
辞任 補欠選任
水戸 将史君 後藤 祐一君
同日
第二分科員島津幸広君及び第八分科員小山展弘君が本分科兼務となった。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
平成二十九年度一般会計予算
平成二十九年度特別会計予算
平成二十九年度政府関係機関予算
(経済産業省所管)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席分科員
主査 宮下 一郎君
伊藤 達也君 神山 佐市君
原田 義昭君 星野 剛士君
後藤 祐一君 高井 崇志君
水戸 将史君 真山 祐一君
兼務 小山 展弘君 兼務 島津 幸広君
…………………………………
経済産業大臣 世耕 弘成君
経済産業大臣政務官 中川 俊直君
国土交通大臣政務官 藤井比早之君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 山本 哲也君
政府参考人
(金融庁証券取引等監視委員会事務局国際・情報総括官) 瀬戸 毅君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 椎葉 茂樹君
政府参考人
(厚生労働省大臣官房審議官) 中井川 誠君
政府参考人
(林野庁林政部長) 三浦 正充君
政府参考人
(経済産業省大臣官房総括審議官) 田中 繁広君
政府参考人
(経済産業省大臣官房商務流通保安審議官) 住田 孝之君
政府参考人
(経済産業省貿易経済協力局長) 寺澤 達也君
政府参考人
(資源エネルギー庁資源エネルギー政策統括調整官) 小澤 典明君
政府参考人
(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長) 藤木 俊光君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 村瀬 佳史君
政府参考人
(中小企業庁長官) 宮本 聡君
政府参考人
(国土交通省大臣官房審議官) 山上 範芳君
政府参考人
(国土交通省総合政策局公共交通政策部長) 松本 年弘君
政府参考人
(国土交通省水管理・国土保全局次長) 野村 正史君
政府参考人
(国土交通省道路局次長) 青木 由行君
政府参考人
(環境省総合環境政策局環境保健部長) 梅田 珠実君
政府参考人
(原子力規制庁長官官房審議官) 山形 浩史君
政府参考人
(防衛装備庁装備政策部長) 中村 吉利君
政府参考人
(防衛装備庁技術戦略部長) 野間 俊人君
経済産業委員会専門員 木下 一吉君
予算委員会専門員 柏 尚志君
―――――――――――――
分科員の異動
二月二十三日
辞任 補欠選任
伊藤 達也君 神山 佐市君
後藤 祐一君 高井 崇志君
真山 祐一君 吉田 宣弘君
同日
辞任 補欠選任
神山 佐市君 伊藤 達也君
高井 崇志君 水戸 将史君
吉田 宣弘君 真山 祐一君
同日
辞任 補欠選任
水戸 将史君 後藤 祐一君
同日
第二分科員島津幸広君及び第八分科員小山展弘君が本分科兼務となった。
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
平成二十九年度一般会計予算
平成二十九年度特別会計予算
平成二十九年度政府関係機関予算
(経済産業省所管)
――――◇―――――
宮
宮下一郎#1
○宮下主査 これより予算委員会第七分科会を開会いたします。
平成二十九年度一般会計予算、平成二十九年度特別会計予算及び平成二十九年度政府関係機関予算中経済産業省所管について、昨日に引き続き質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。真山祐一君。
この発言だけを見る →平成二十九年度一般会計予算、平成二十九年度特別会計予算及び平成二十九年度政府関係機関予算中経済産業省所管について、昨日に引き続き質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。真山祐一君。
真
真山祐一#2
○真山分科員 おはようございます。公明党の真山祐一でございます。
本日、予算委員会分科会におきまして質疑の時間をいただきまして、ありがとうございます。
また、世耕大臣におかれましては、先日の予算委員会の一般質疑の際も、福島のイノベーション・コースト構想、また、ロボットテストフィールドの取り組みについて非常に前向きな御答弁をいただきましたこと、この場をおかりして感謝申し上げます。
実は、関係者とその後少しやりとりさせていただきましたけれども、特にドローンですね、いろいろな諸課題について、来年度、いよいよ乗り越えていきたいという大臣の御答弁に大変喜んでおりましたので、この場をおかりしてお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、またきょうも私は、福島の復興の話から少し始めさせていただきたいと思います。
東日本大震災、原発事故から六年の節目を迎えようとしております。先月二十六日に東京電力一Fの二号機に格納容器内部のロボット調査が開始をされまして、一月三十日には、原子炉下部付近までカメラを挿入して撮影することに成功いたしました。その後、その撮影した映像から、格子状の足場が溶け落ちているような映像であるとか、また、その堆積物が確認をされたところでございます。
その後、二月十六日、より内部の状況を把握するために、いわゆるサソリ型ロボットを投入いたしました。ロボットを投入しなければいけない理由、私も説明いただいて納得しているところがございますけれども、いわゆる画像のほか、さまざま、放射線量また温度の測定等の必要性があり、やはり、ロボットが入っていくことでその下部の状況がより把握できるということでございました。
しかし、残念ながらこのロボット自体は途中で動かなくなってしまって、調査が続行できなかったということでございましたけれども、しかし、説明によりますと、なぜ動かなくなったのかというのも、ベルトの部分に堆積物が詰まったのが原因だったということで、決して放射線の影響ではないということでもございます。
しかし、当初、報道では放射線量も五百シーベルトを超えるというような話ではございましたけれども、実測では二百十シーベルトでしょうか、ということでございまして、いずれにしても、人が入って作業できる環境ではないというのは、これはもう既にわかり切っていた話であって、そういうこともしっかり踏まえなければいけないというふうに思います。
今回の、ロボットが入ってあの場所の撮影をしてきた、また、調査が開始できたということ自体に対して、報道の論調を見ると、調査失敗というような論調がちょっと目立つかなと私は感じておりますけれども、しかし、私も六年間、福島の地でこの原発の廃炉、現地にも何度か入らせていただいておりますし、見てきた者の一人としては、いよいよ中にまで入って撮影をしてくる、そんな状況になったかという実感をしております。
恐らくあの写真の内容から判断はできないんでしょうけれども、容易に、あの足場の穴はやはりデブリが溶け落ちたものではないかと思いますし、また、堆積物についてもその可能性が高いというのは、そういった状況が見えてきたということ自体が大きな前進ではないかというふうに思っているところでございますけれども、今回の調査結果について経済産業省としてどのように評価されているのか、お伺いをさせていただきます。
この発言だけを見る →本日、予算委員会分科会におきまして質疑の時間をいただきまして、ありがとうございます。
また、世耕大臣におかれましては、先日の予算委員会の一般質疑の際も、福島のイノベーション・コースト構想、また、ロボットテストフィールドの取り組みについて非常に前向きな御答弁をいただきましたこと、この場をおかりして感謝申し上げます。
実は、関係者とその後少しやりとりさせていただきましたけれども、特にドローンですね、いろいろな諸課題について、来年度、いよいよ乗り越えていきたいという大臣の御答弁に大変喜んでおりましたので、この場をおかりしてお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、またきょうも私は、福島の復興の話から少し始めさせていただきたいと思います。
東日本大震災、原発事故から六年の節目を迎えようとしております。先月二十六日に東京電力一Fの二号機に格納容器内部のロボット調査が開始をされまして、一月三十日には、原子炉下部付近までカメラを挿入して撮影することに成功いたしました。その後、その撮影した映像から、格子状の足場が溶け落ちているような映像であるとか、また、その堆積物が確認をされたところでございます。
その後、二月十六日、より内部の状況を把握するために、いわゆるサソリ型ロボットを投入いたしました。ロボットを投入しなければいけない理由、私も説明いただいて納得しているところがございますけれども、いわゆる画像のほか、さまざま、放射線量また温度の測定等の必要性があり、やはり、ロボットが入っていくことでその下部の状況がより把握できるということでございました。
しかし、残念ながらこのロボット自体は途中で動かなくなってしまって、調査が続行できなかったということでございましたけれども、しかし、説明によりますと、なぜ動かなくなったのかというのも、ベルトの部分に堆積物が詰まったのが原因だったということで、決して放射線の影響ではないということでもございます。
しかし、当初、報道では放射線量も五百シーベルトを超えるというような話ではございましたけれども、実測では二百十シーベルトでしょうか、ということでございまして、いずれにしても、人が入って作業できる環境ではないというのは、これはもう既にわかり切っていた話であって、そういうこともしっかり踏まえなければいけないというふうに思います。
今回の、ロボットが入ってあの場所の撮影をしてきた、また、調査が開始できたということ自体に対して、報道の論調を見ると、調査失敗というような論調がちょっと目立つかなと私は感じておりますけれども、しかし、私も六年間、福島の地でこの原発の廃炉、現地にも何度か入らせていただいておりますし、見てきた者の一人としては、いよいよ中にまで入って撮影をしてくる、そんな状況になったかという実感をしております。
恐らくあの写真の内容から判断はできないんでしょうけれども、容易に、あの足場の穴はやはりデブリが溶け落ちたものではないかと思いますし、また、堆積物についてもその可能性が高いというのは、そういった状況が見えてきたということ自体が大きな前進ではないかというふうに思っているところでございますけれども、今回の調査結果について経済産業省としてどのように評価されているのか、お伺いをさせていただきます。
田
田中繁広#3
○田中政府参考人 お答え申し上げます。
福島第一原発の廃炉につきましてはさまざまな課題があるわけでございますけれども、現在、燃料デブリの取り出しに向けましては、取り出し工法の研究開発や炉内の状況把握に努めているところでございます。
今般、今御質問ございました二号機における一連の調査につきましては、一月二十六日から二月十六日にかけまして、カメラやロボット等を投入し、圧力容器に近い場所の状況を初めて直接確認することができたということでございます。
その際には、画像や線量など数多くの情報が、これまた初めて収集されたということでございまして、今後しっかりとそういった情報を解析して、今後の作業に生かしていきたいと考えております。
この全体につきましては、廃炉工程の前進に向けた非常に大きな一歩になったというふうに考えておりまして、今週行われました原子力規制委員会の監視・評価検討会におきましても、委員からの個人的見解と断りつつも、調査は成功と思っているという評価もいただいているということでございます。
今般の調査結果等も踏まえ、本年中に号機ごとの燃料デブリの取り出し方針を決定できるよう、しっかりと進めてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →福島第一原発の廃炉につきましてはさまざまな課題があるわけでございますけれども、現在、燃料デブリの取り出しに向けましては、取り出し工法の研究開発や炉内の状況把握に努めているところでございます。
今般、今御質問ございました二号機における一連の調査につきましては、一月二十六日から二月十六日にかけまして、カメラやロボット等を投入し、圧力容器に近い場所の状況を初めて直接確認することができたということでございます。
その際には、画像や線量など数多くの情報が、これまた初めて収集されたということでございまして、今後しっかりとそういった情報を解析して、今後の作業に生かしていきたいと考えております。
この全体につきましては、廃炉工程の前進に向けた非常に大きな一歩になったというふうに考えておりまして、今週行われました原子力規制委員会の監視・評価検討会におきましても、委員からの個人的見解と断りつつも、調査は成功と思っているという評価もいただいているということでございます。
今般の調査結果等も踏まえ、本年中に号機ごとの燃料デブリの取り出し方針を決定できるよう、しっかりと進めてまいりたいと考えております。
真
真山祐一#4
○真山分科員 今御答弁にもございましたとおり、廃炉ロードマップに重ねてみれば、今年度中に燃料デブリの取り出し方針について、ある意味重要な決定をしていくわけでございまして、それに向けた大きな一歩であるというふうに私も評価をさせていただいております。
そして、廃炉作業とともにこの一Fに関して重要なのが、やはり汚染水対策でございまして、廃炉作業に大きな影響を与えているわけでございます。この廃炉・汚染水対策についてお伺いをさせていただきます。
これまで、近づけない一つの対策として、いわゆる地下水バイパス、また、サブドレーンの稼働とかしてまいりました。また、汚染水を漏らさない対策として、いわゆる海側遮水壁の閉合であるとか、取り除く対策としては、トレンチ内の汚染水処理、また、ALPSによる放射性物質の除去、こういったことがさまざま重層的に行われてきたわけでございます。
そして、昨年からは、建屋周辺の土壌を凍らせて、もともと入ってくる地下水の流入を防ぐ凍土壁が運用を開始されました。海側凍土壁につきましては、昨年十月に地中凍結が完了いたしまして、大幅な地下水流入の減少効果が見られているというふうにお聞きをしております。また、原子力規制委員会の助言を受けながら、山側の方の凍土壁についても順次凍結を進めているところでございます。
まず、山側については、その状況を見ながら判断をしていくという御助言もございまして、凍結しない箇所を幾つか残しながらそれを順次閉合していく、そんなプロセスで進んでいるわけでございますけれども、凍結が認可されなかった七カ所のうち二カ所について昨年十二月より凍結を開始、そして先月でございますけれども、一月には残る五カ所のうち四カ所の凍結が了承され、残り一カ所は、井戸からのくみ上げ量の変化を確認し、判断する方向とお聞きをしております。
先日、経済産業省の方にレクチャーいただいた際に資料を見せていただきまして、土の温度を全部計測した資料を見せていただきました。
それを見ますと、まさに、凍結をしていない箇所だけがある意味赤くなっている。つまり、まだ凍っていません、温度が高いですよという状態、そんな資料を見せていただきまして、ある意味、私は計画どおりに進んでいるのかなと実感をしているんですけれども、凍土壁につきまして、現在の経済産業省としての評価をお伺いさせていただきます。
この発言だけを見る →そして、廃炉作業とともにこの一Fに関して重要なのが、やはり汚染水対策でございまして、廃炉作業に大きな影響を与えているわけでございます。この廃炉・汚染水対策についてお伺いをさせていただきます。
これまで、近づけない一つの対策として、いわゆる地下水バイパス、また、サブドレーンの稼働とかしてまいりました。また、汚染水を漏らさない対策として、いわゆる海側遮水壁の閉合であるとか、取り除く対策としては、トレンチ内の汚染水処理、また、ALPSによる放射性物質の除去、こういったことがさまざま重層的に行われてきたわけでございます。
そして、昨年からは、建屋周辺の土壌を凍らせて、もともと入ってくる地下水の流入を防ぐ凍土壁が運用を開始されました。海側凍土壁につきましては、昨年十月に地中凍結が完了いたしまして、大幅な地下水流入の減少効果が見られているというふうにお聞きをしております。また、原子力規制委員会の助言を受けながら、山側の方の凍土壁についても順次凍結を進めているところでございます。
まず、山側については、その状況を見ながら判断をしていくという御助言もございまして、凍結しない箇所を幾つか残しながらそれを順次閉合していく、そんなプロセスで進んでいるわけでございますけれども、凍結が認可されなかった七カ所のうち二カ所について昨年十二月より凍結を開始、そして先月でございますけれども、一月には残る五カ所のうち四カ所の凍結が了承され、残り一カ所は、井戸からのくみ上げ量の変化を確認し、判断する方向とお聞きをしております。
先日、経済産業省の方にレクチャーいただいた際に資料を見せていただきまして、土の温度を全部計測した資料を見せていただきました。
それを見ますと、まさに、凍結をしていない箇所だけがある意味赤くなっている。つまり、まだ凍っていません、温度が高いですよという状態、そんな資料を見せていただきまして、ある意味、私は計画どおりに進んでいるのかなと実感をしているんですけれども、凍土壁につきまして、現在の経済産業省としての評価をお伺いさせていただきます。
田
田中繁広#5
○田中政府参考人 お答え申し上げます。
凍土壁でございますけれども、昨年三月末から凍結を開始し、海側につきましては、十月に凍結が完了し、一〇〇%が凍った状態ということでございます。
これによりまして、護岸エリア、すなわち海岸に一番近いエリアからの地下水のくみ上げ量が、これは、凍結開始前の一日当たり大体四百トンぐらいの水準であったものが、現在、約百四十トンまで減少しているということでございまして、遮水効果という形でその効果があらわれているというふうに評価をしております。
また、山側でございますけれども、こちらの方は、建屋周辺の水位が急激に低下しないように、未凍結箇所を残しながら作業を進めているということは御案内のとおりでございますので、そういったことについても、凍結完了に向けて、できるだけ早期に認可を取得をしながら安全かつ着実に作業を進めてまいりたいと考えておりますが、凍結の割合については、九六%まで凍結をしているというふうに確認をしております。
以上でございます。
この発言だけを見る →凍土壁でございますけれども、昨年三月末から凍結を開始し、海側につきましては、十月に凍結が完了し、一〇〇%が凍った状態ということでございます。
これによりまして、護岸エリア、すなわち海岸に一番近いエリアからの地下水のくみ上げ量が、これは、凍結開始前の一日当たり大体四百トンぐらいの水準であったものが、現在、約百四十トンまで減少しているということでございまして、遮水効果という形でその効果があらわれているというふうに評価をしております。
また、山側でございますけれども、こちらの方は、建屋周辺の水位が急激に低下しないように、未凍結箇所を残しながら作業を進めているということは御案内のとおりでございますので、そういったことについても、凍結完了に向けて、できるだけ早期に認可を取得をしながら安全かつ着実に作業を進めてまいりたいと考えておりますが、凍結の割合については、九六%まで凍結をしているというふうに確認をしております。
以上でございます。
真
山
山形浩史#7
○山形政府参考人 お答えさせていただきます。
原子力規制委員会は、原子炉等規制法に基づきまして、東京電力が実施する廃炉作業、それが安全上問題がないかということを確認する立場にございます。
原子力規制委員会におきましては、凍土壁の運用開始により、建屋内滞留水が外部に漏えいすることがないよう、建屋周辺の地下水位が建屋内滞留水水位より高く保つこと、このようなことを審査の視点として、特定原子力施設監視・評価検討会において運用方針について議論を重ねてきたところでございます。
本年一月、開催いたしました検討会におきまして、これまで水位の逆転は生じていないこと、また、凍土壁を閉合することにより急激な水位の低下は見込まれないことが確認できましたので、未凍結箇所五カ所のうち四カ所を凍結する方針を了承したところでございます。
凍土壁につきましては、その運用によりまして、建屋周辺の地下水の水位、これがどの程度下がるのかどうか、若干の不確かさがございます。したがいまして、東京電力に対しては、慎重にステップを踏んで進めていくよう、そのように指導監督してまいりたいと思います。
この発言だけを見る →原子力規制委員会は、原子炉等規制法に基づきまして、東京電力が実施する廃炉作業、それが安全上問題がないかということを確認する立場にございます。
原子力規制委員会におきましては、凍土壁の運用開始により、建屋内滞留水が外部に漏えいすることがないよう、建屋周辺の地下水位が建屋内滞留水水位より高く保つこと、このようなことを審査の視点として、特定原子力施設監視・評価検討会において運用方針について議論を重ねてきたところでございます。
本年一月、開催いたしました検討会におきまして、これまで水位の逆転は生じていないこと、また、凍土壁を閉合することにより急激な水位の低下は見込まれないことが確認できましたので、未凍結箇所五カ所のうち四カ所を凍結する方針を了承したところでございます。
凍土壁につきましては、その運用によりまして、建屋周辺の地下水の水位、これがどの程度下がるのかどうか、若干の不確かさがございます。したがいまして、東京電力に対しては、慎重にステップを踏んで進めていくよう、そのように指導監督してまいりたいと思います。
真
真山祐一#8
○真山分科員 今、経産省そして規制庁から御答弁をいただきました。この凍土壁につきましても、その有効性がいろいろ疑問視され、また、規制庁がおっしゃるとおり、着実にステップを踏んで慎重に進めていかなければならないというのは、まさにそのとおりであろうというふうに思っております。
先ほどの廃炉作業につきましても順次進めていただくわけでございますけれども、どうしてもいわゆる報道に出るのは、最初のインパクトの話ばかりがそのまま残ってしまって、例えば先ほどの廃炉調査におきましても、恐らく一番最初に報道された五百シーベルトとか六百シーベルト、そんな報道はばんと載ったんですけれども、それは実際二百十シーベルトでしたよなんていう報道は大分記事が小さくなっているとか、また、凍土壁についても、その効果が非常に懐疑的な報道が目立つわけでございますけれども、しかし、一方、着実にこの廃炉作業が前に進んでいるということをやはりもっともっと国民の皆さんに知っていただかないと、当然、同時並行で避難指示解除の議論、取り組みが進んでいる中で、何かそういった負のイメージばかりが先走ってしまって、そこを払拭していかなければならないということを感じておりまして、ちょっと確認をさせていただいた次第でございます。
では、次の質問に入らせていただきます。
今春、川俣町、飯舘、富岡、浪江につきまして、帰還困難区域を除く地域の避難指示解除がなされる方向でございます。各地、既に事業を再開した事業者もございますし、被災事業者を支援するために福島相双復興官民合同チームが結成されまして、以来、被災事業者を直接訪問し、事業再開に向けた支援を行ってきたわけでございます。
この訪問結果を踏まえて、再開支援のための施策の創設、また、今国会においては福島復興特措法を改正し、官民合同チームのさらなる強化を確実に行う運びだと認識しております。
まずはこの福島相双復興官民合同チームにつきまして、これまでの活動状況について経済産業省の見解をお伺いさせていただきます。
この発言だけを見る →先ほどの廃炉作業につきましても順次進めていただくわけでございますけれども、どうしてもいわゆる報道に出るのは、最初のインパクトの話ばかりがそのまま残ってしまって、例えば先ほどの廃炉調査におきましても、恐らく一番最初に報道された五百シーベルトとか六百シーベルト、そんな報道はばんと載ったんですけれども、それは実際二百十シーベルトでしたよなんていう報道は大分記事が小さくなっているとか、また、凍土壁についても、その効果が非常に懐疑的な報道が目立つわけでございますけれども、しかし、一方、着実にこの廃炉作業が前に進んでいるということをやはりもっともっと国民の皆さんに知っていただかないと、当然、同時並行で避難指示解除の議論、取り組みが進んでいる中で、何かそういった負のイメージばかりが先走ってしまって、そこを払拭していかなければならないということを感じておりまして、ちょっと確認をさせていただいた次第でございます。
では、次の質問に入らせていただきます。
今春、川俣町、飯舘、富岡、浪江につきまして、帰還困難区域を除く地域の避難指示解除がなされる方向でございます。各地、既に事業を再開した事業者もございますし、被災事業者を支援するために福島相双復興官民合同チームが結成されまして、以来、被災事業者を直接訪問し、事業再開に向けた支援を行ってきたわけでございます。
この訪問結果を踏まえて、再開支援のための施策の創設、また、今国会においては福島復興特措法を改正し、官民合同チームのさらなる強化を確実に行う運びだと認識しております。
まずはこの福島相双復興官民合同チームにつきまして、これまでの活動状況について経済産業省の見解をお伺いさせていただきます。
中
中川俊直#9
○中川大臣政務官 真山先生におかれましては、本当に、御地元ということで非常に福島の復興に向けて力を入れていらっしゃいますし、また、経済産業省では高木副大臣は、副大臣として、もう二百を超える福島訪問というのをなされております。こうした御党の取り組みにも、本当に心から敬意を表します。
その上で、福島相双復興官民合同チームなんですけれども、平成二十七年八月の創設以来、これまでにおよそ四千五百の被災地事業者を個別に訪問をして、事業、なりわいの再建に向けた支援を実施しているところでもあります。
今後は、これまでの商工業者への支援に加えまして、農業者への支援、例えば、農林水産省などが風評被害の補助金というのをしっかりとっていただいているので、こうしたのをしっかり個別訪問して説明をしていったりですとか、さらには、被災十二市町村外からの事業者の呼び込みですとか、まちづくりなどについても腰を据えて支援をしていくことが必要であるというふうに考えております。
このため、先ほど先生の方からも御指摘いただきました、チームの中核である福島相双復興推進機構を福島特措法に位置づける改正案を今の国会に提出するところでもあります。この改正によりまして、国の職員の派遣を可能として、国、県、さらには民間が一体的に活動できるようにするなど、体制強化を進めてまいりたいと思っております。
法制化をされました場合には、経済産業省の方からも二十九名出向させてもらうというような状況になっておりますので、しっかり対応させていただきたいというふうに存じております。
この発言だけを見る →その上で、福島相双復興官民合同チームなんですけれども、平成二十七年八月の創設以来、これまでにおよそ四千五百の被災地事業者を個別に訪問をして、事業、なりわいの再建に向けた支援を実施しているところでもあります。
今後は、これまでの商工業者への支援に加えまして、農業者への支援、例えば、農林水産省などが風評被害の補助金というのをしっかりとっていただいているので、こうしたのをしっかり個別訪問して説明をしていったりですとか、さらには、被災十二市町村外からの事業者の呼び込みですとか、まちづくりなどについても腰を据えて支援をしていくことが必要であるというふうに考えております。
このため、先ほど先生の方からも御指摘いただきました、チームの中核である福島相双復興推進機構を福島特措法に位置づける改正案を今の国会に提出するところでもあります。この改正によりまして、国の職員の派遣を可能として、国、県、さらには民間が一体的に活動できるようにするなど、体制強化を進めてまいりたいと思っております。
法制化をされました場合には、経済産業省の方からも二十九名出向させてもらうというような状況になっておりますので、しっかり対応させていただきたいというふうに存じております。
真
真山祐一#10
○真山分科員 ありがとうございます。
この官民合同チームについては、やはり、被災事業者を一事業者ずつケアしていくといいますかサポートしていくというのは、非常に画期的なチーム体制だというふうに思っておりまして、さらに力強く推進していただきたいと思いますし、先ほど、二十九名出向されるとお話もございましたけれども、恐らく職員の皆さんにとっても、これはかなり得がたい経験になるのではないかと私実感をしておりまして、ぜひ取り組みの強化をお願いしたいと思います。
そして、少し具体的なお話をさせていただきたいと思いますけれども、この避難指示解除地域において、再開事業者、いらっしゃるわけでございますけれども、具体的にいろいろ要望をいただいていまして、例えば一つ目は、地域公共交通の整備でございます。特に、再開した商業施設、例えば富岡町であれば、さくらモールとみおかがオープンいたしまして、こういった施設に対する路線バスを運行してほしいとか。
また二つ目には、やはり設備投資への支援として、大きな設備投資についてはある程度補助がなされるんですけれども、当然それだけではないんですね。小さな、例えばPOSレジであるとか、パソコン、販売什器、備品など、少額資産のようなものについてもある程度面倒を見てほしいという要望もございます。
三つ目は、採用支援、人手不足の解消、また、人件費の補助。これについては先日予算委員会でも塩崎厚生労働大臣にお願いをさせていただいたんですけれども、また、あわせて店舗運営のオペレーションに対する支援、いわゆる水道光熱費とかそういったものでございますけれども、いわゆるランニングコストです。
四つ目は販売促進。地域に対する販売促進をどうしていくかということ。
このあたりが事業者からは要望としていただいているところでございます。
再開事業者にとっては、将来的な見通しがつかない中で何とか再開しようということ、また、復興のためになるのであればという思いで、ある意味、採算度外視で再開を決断されているのが現実でございます。実際、これまで再開してきた地域におきましても、やはりまだまだ経営上厳しい、苦しいというお話も聞いております。
そういった意味で、本来、平時であれば恐らくそこで事業を起こそうなんという経営判断をしない中で、ある意味、再開を決断していただいている。それによって帰還環境が整っていっているわけでございますので、こうした事業者をしっかり支えていかなければいけない。不採算とか、それこそ清算しなければいけないなんということになってしまってはならないわけでございまして、ぜひこうした課題に対して、いろいろ御尽力をいただいているのは承知しておりますけれども、今後、再開事業者に対する支援、どのように展開していくお考えか、お伺いをさせていただきます。
この発言だけを見る →この官民合同チームについては、やはり、被災事業者を一事業者ずつケアしていくといいますかサポートしていくというのは、非常に画期的なチーム体制だというふうに思っておりまして、さらに力強く推進していただきたいと思いますし、先ほど、二十九名出向されるとお話もございましたけれども、恐らく職員の皆さんにとっても、これはかなり得がたい経験になるのではないかと私実感をしておりまして、ぜひ取り組みの強化をお願いしたいと思います。
そして、少し具体的なお話をさせていただきたいと思いますけれども、この避難指示解除地域において、再開事業者、いらっしゃるわけでございますけれども、具体的にいろいろ要望をいただいていまして、例えば一つ目は、地域公共交通の整備でございます。特に、再開した商業施設、例えば富岡町であれば、さくらモールとみおかがオープンいたしまして、こういった施設に対する路線バスを運行してほしいとか。
また二つ目には、やはり設備投資への支援として、大きな設備投資についてはある程度補助がなされるんですけれども、当然それだけではないんですね。小さな、例えばPOSレジであるとか、パソコン、販売什器、備品など、少額資産のようなものについてもある程度面倒を見てほしいという要望もございます。
三つ目は、採用支援、人手不足の解消、また、人件費の補助。これについては先日予算委員会でも塩崎厚生労働大臣にお願いをさせていただいたんですけれども、また、あわせて店舗運営のオペレーションに対する支援、いわゆる水道光熱費とかそういったものでございますけれども、いわゆるランニングコストです。
四つ目は販売促進。地域に対する販売促進をどうしていくかということ。
このあたりが事業者からは要望としていただいているところでございます。
再開事業者にとっては、将来的な見通しがつかない中で何とか再開しようということ、また、復興のためになるのであればという思いで、ある意味、採算度外視で再開を決断されているのが現実でございます。実際、これまで再開してきた地域におきましても、やはりまだまだ経営上厳しい、苦しいというお話も聞いております。
そういった意味で、本来、平時であれば恐らくそこで事業を起こそうなんという経営判断をしない中で、ある意味、再開を決断していただいている。それによって帰還環境が整っていっているわけでございますので、こうした事業者をしっかり支えていかなければいけない。不採算とか、それこそ清算しなければいけないなんということになってしまってはならないわけでございまして、ぜひこうした課題に対して、いろいろ御尽力をいただいているのは承知しておりますけれども、今後、再開事業者に対する支援、どのように展開していくお考えか、お伺いをさせていただきます。
田
田中繁広#11
○田中政府参考人 お答えを申し上げます。
官民合同チームが、再開事業者を含めた被災事業者の方々からさまざまにお伺いをしたニーズも踏まえながら支援策を講じてきているところでございますけれども、御指摘の一点目の地域公共交通の整備につきましては、例えば、富岡町におきましては、商業施設あるいは町役場等の主要拠点をめぐる路線バスが本年四月から運行を開始する予定だというふうにも承知をしておりまして、引き続き、復興庁等とも連携をしながら、こうした動きをしっかりと後押しをしてまいります。
二点目の設備投資の関係でございますけれども、個別事業者の方々の設備投資等を支援する補助金を活用し、再開後押しをしているところでございますけれども、今後とも、制度の運用等についての御要望も踏まえながら、状況に応じた最善の方策をしっかりと検討してまいりたいと考えております。
三点目の、採用あるいは店舗運営費等への御支援ということでございますけれども、この点、官民合同チームとも連携をしながら、再開された事業者の方々と、福島県内あるいは県外の人材のマッチングを今強力に支援をしているところでございます。また、県も、市町村が整備をした商業施設に対しまして、水道光熱費等の運営費等の一部経費を補助する事業も行っておりますけれども、こうした支援策も活用しながら、しっかりとサポートを続けていきたいと思っております。
また、四点目の販売促進の支援ということについては、販路開拓に向けました事業者間のマッチングですとか、あるいは、官民合同チームによりますコンサルティング等を通じて、これも、被災事業者の方々の販路の再開、開拓を一件一件丁寧にお手伝いをしてまいりたいと考えております。
今後とも、こうした取り組みを通じて、事業者お一人お一人がしっかりと再開に向かっていけるよう、寄り添った支援を進めてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →官民合同チームが、再開事業者を含めた被災事業者の方々からさまざまにお伺いをしたニーズも踏まえながら支援策を講じてきているところでございますけれども、御指摘の一点目の地域公共交通の整備につきましては、例えば、富岡町におきましては、商業施設あるいは町役場等の主要拠点をめぐる路線バスが本年四月から運行を開始する予定だというふうにも承知をしておりまして、引き続き、復興庁等とも連携をしながら、こうした動きをしっかりと後押しをしてまいります。
二点目の設備投資の関係でございますけれども、個別事業者の方々の設備投資等を支援する補助金を活用し、再開後押しをしているところでございますけれども、今後とも、制度の運用等についての御要望も踏まえながら、状況に応じた最善の方策をしっかりと検討してまいりたいと考えております。
三点目の、採用あるいは店舗運営費等への御支援ということでございますけれども、この点、官民合同チームとも連携をしながら、再開された事業者の方々と、福島県内あるいは県外の人材のマッチングを今強力に支援をしているところでございます。また、県も、市町村が整備をした商業施設に対しまして、水道光熱費等の運営費等の一部経費を補助する事業も行っておりますけれども、こうした支援策も活用しながら、しっかりとサポートを続けていきたいと思っております。
また、四点目の販売促進の支援ということについては、販路開拓に向けました事業者間のマッチングですとか、あるいは、官民合同チームによりますコンサルティング等を通じて、これも、被災事業者の方々の販路の再開、開拓を一件一件丁寧にお手伝いをしてまいりたいと考えております。
今後とも、こうした取り組みを通じて、事業者お一人お一人がしっかりと再開に向かっていけるよう、寄り添った支援を進めてまいりたいと考えております。
真
真山祐一#12
○真山分科員 地域公共交通については、今若干御答弁もございましたけれども、この地域公共交通網の形成というのは、非常に重要な取り組みでございますし、また、今のような非常にミクロな路線とともに、やはり、全体像も含めて考えていく必要があろうと思いますけれども、今後の避難指示解除も踏まえて、地域公共交通網の形成について、国土交通省のお考えをお伺いさせていただきます。
この発言だけを見る →松
松本年弘#13
○松本政府参考人 お答えいたします。
福島県で避難指示等の出た十二市町村において、地域住民の日常生活の足となる生活交通の確保は、大変重要な課題であるというふうに認識しております。
このため、国土交通省では、地域住民の生活交通を支えるため、応急仮設住宅を経由する幹線バス交通やコミュニティーバス等の運行を支援してきたところでございます。今年度は、幹線バス八系統、地域内のコミュニティーバス四十二系統に対しまして補助を行っております。
また、平成二十九年度予算案においては、これらの十二市町村における原発避難者の帰還を促進するため、災害公営住宅を経由する幹線バス交通の運行を支援対象として拡充することとしております。
今後とも、地域からの声をよくお聞きしながら、地域の生活交通の確保に向けた必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →福島県で避難指示等の出た十二市町村において、地域住民の日常生活の足となる生活交通の確保は、大変重要な課題であるというふうに認識しております。
このため、国土交通省では、地域住民の生活交通を支えるため、応急仮設住宅を経由する幹線バス交通やコミュニティーバス等の運行を支援してきたところでございます。今年度は、幹線バス八系統、地域内のコミュニティーバス四十二系統に対しまして補助を行っております。
また、平成二十九年度予算案においては、これらの十二市町村における原発避難者の帰還を促進するため、災害公営住宅を経由する幹線バス交通の運行を支援対象として拡充することとしております。
今後とも、地域からの声をよくお聞きしながら、地域の生活交通の確保に向けた必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
真
真山祐一#14
○真山分科員 当然復興庁も関連してくると思いますし、関係省庁連携していただいて、ぜひ、地域公共交通網の整備に取り組んでいただきたいと思います。
ちょっと時間が押してまいりましたので、次の風評被害対策についてはちょっと質問を飛ばさせていただきたいと思いますけれども、これについては、当然、一般消費者が福島県産を避けるという傾向もやはり一定数はいらっしゃるのも重々承知ですけれども、今回の風評、風化対策においてはやはり、流通構造の中で、いわゆる買いたたきも含めて、そういった実態があるのかどうかしっかり調査をする。
生産者の方々のお話をお聞きすると、やはりそういったものは現実にあるし、また、価格が戻らない、こういったことも指摘をされているところでございまして、流通段階の調査となりますと、やはり経済産業省がしっかりとリードしていただくことが重要かと思いますので、ぜひこの風評対策についても経済産業省としてお取り組みいただきますように、お願いを申し上げさせていただきます。
それでは次の質問に移らせていただきます。福島新エネ社会構想について、これは世耕大臣にお伺いをさせていただきます。
この福島新エネ社会構想、昨年の三月に安倍総理が発表いただいたわけでございますけれども、御承知のとおり福島県は、再生可能エネルギー先駆けの地、いわゆる県内需要量の一〇〇%のエネルギーを再エネでつくり出そうということで、震災復興の大きな柱としてこの間取り組んできたところでございます。
この目標を達成する上で今回の構想の発表というのは大変大きな意味がありますし、また、これまでも、いわゆる産総研の再生可能エネルギー研究所の開設であるとか、世界初の洋上風力の実証実験、そのほか、さまざま設備導入のための補助金もつけていただいてまいりました。
この福島新エネ社会構想では、これまでの取り組みをさらに強力に後押しするとともに、新たな柱として、福島再エネ水素プロジェクトを立ち上げていただいております。世界最大級の水素工場を建設し、今後、次世代燃料技術と期待される水素の一大拠点を形成しようとするものでありまして、福島でつくった水素、この水素工場でつくった水素を東京まで運んで、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックで活用していこうと、非常に夢のある計画を構築していただいているところでございまして、ぜひ実現をしていただきたい、このように思うところでございます。
この水素工場をこれから具体的に建設をしていくわけでございまして、これは、各地、ぜひ我が地にという話もお聞きしておりますし、実は、私が住んでいる郡山市もぜひという思いもあるようでございます。これから具体的な着工等を進めていかれると思いますけれども、オリパラまでの期間を考えると、これはかなり早急に着手しないと、これは当然工場をつくるだけではだめで、それに伴う再生可能エネルギーの、太陽光なのか風力なのかわかりませんけれども、一万キロワット級の施設が必要だとも聞いておりますので、これは早急に着手しなければいけないと思っているところでございます。
この水素製造拠点の整備を含めて、福島新エネ社会構想実現に向けた経済産業大臣の御決意をお伺いさせていただきたいと思います。
この発言だけを見る →ちょっと時間が押してまいりましたので、次の風評被害対策についてはちょっと質問を飛ばさせていただきたいと思いますけれども、これについては、当然、一般消費者が福島県産を避けるという傾向もやはり一定数はいらっしゃるのも重々承知ですけれども、今回の風評、風化対策においてはやはり、流通構造の中で、いわゆる買いたたきも含めて、そういった実態があるのかどうかしっかり調査をする。
生産者の方々のお話をお聞きすると、やはりそういったものは現実にあるし、また、価格が戻らない、こういったことも指摘をされているところでございまして、流通段階の調査となりますと、やはり経済産業省がしっかりとリードしていただくことが重要かと思いますので、ぜひこの風評対策についても経済産業省としてお取り組みいただきますように、お願いを申し上げさせていただきます。
それでは次の質問に移らせていただきます。福島新エネ社会構想について、これは世耕大臣にお伺いをさせていただきます。
この福島新エネ社会構想、昨年の三月に安倍総理が発表いただいたわけでございますけれども、御承知のとおり福島県は、再生可能エネルギー先駆けの地、いわゆる県内需要量の一〇〇%のエネルギーを再エネでつくり出そうということで、震災復興の大きな柱としてこの間取り組んできたところでございます。
この目標を達成する上で今回の構想の発表というのは大変大きな意味がありますし、また、これまでも、いわゆる産総研の再生可能エネルギー研究所の開設であるとか、世界初の洋上風力の実証実験、そのほか、さまざま設備導入のための補助金もつけていただいてまいりました。
この福島新エネ社会構想では、これまでの取り組みをさらに強力に後押しするとともに、新たな柱として、福島再エネ水素プロジェクトを立ち上げていただいております。世界最大級の水素工場を建設し、今後、次世代燃料技術と期待される水素の一大拠点を形成しようとするものでありまして、福島でつくった水素、この水素工場でつくった水素を東京まで運んで、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックで活用していこうと、非常に夢のある計画を構築していただいているところでございまして、ぜひ実現をしていただきたい、このように思うところでございます。
この水素工場をこれから具体的に建設をしていくわけでございまして、これは、各地、ぜひ我が地にという話もお聞きしておりますし、実は、私が住んでいる郡山市もぜひという思いもあるようでございます。これから具体的な着工等を進めていかれると思いますけれども、オリパラまでの期間を考えると、これはかなり早急に着手しないと、これは当然工場をつくるだけではだめで、それに伴う再生可能エネルギーの、太陽光なのか風力なのかわかりませんけれども、一万キロワット級の施設が必要だとも聞いておりますので、これは早急に着手しなければいけないと思っているところでございます。
この水素製造拠点の整備を含めて、福島新エネ社会構想実現に向けた経済産業大臣の御決意をお伺いさせていただきたいと思います。
世
世耕弘成#15
○世耕国務大臣 今御指摘の、福島における水素を活用したプロジェクトでは、二〇二〇年に福島県で、再生可能エネルギーをソースとして燃料電池自動車一万台分に相当する水素をつくって、そしてこれを東京オリンピック・パラリンピックで使う。それだけではなくて、福島県内でも利用するというものであります。
特に、東京オリンピック・パラリンピックで福島でつくった水素を使うということは、これは、福島の皆さんに東京オリンピックに対する参加意識を持っていただく、自分たちのオリンピックだという意識を持っていただくという上でも、非常に象徴的で重要なプロジェクトだというふうに思っています。
こういったことの実現に向けて、昨年九月末にはこの実証に参加する候補事業者を決定をして、そして現在、事業者において、再生可能エネルギーから水素を製造する設備の仕様を初めとして、実証内容に関する技術的な調査検討を実施しているところです。
水素は、ただつくるというだけではなくて、つくるところから、ためる、運ぶ、そして最終的に使う、これが全部一気通貫で完成していないとだめですから、これを福島県内でしっかりつくっていって、そして東京オリンピックでまず使う。だけれども、東京オリンピックで一過性のイベントで終わらせるのではなくて、福島を拠点にした一つの水素のサイクルができ上がるように取り組んでいきたいというふうに思っています。
この発言だけを見る →特に、東京オリンピック・パラリンピックで福島でつくった水素を使うということは、これは、福島の皆さんに東京オリンピックに対する参加意識を持っていただく、自分たちのオリンピックだという意識を持っていただくという上でも、非常に象徴的で重要なプロジェクトだというふうに思っています。
こういったことの実現に向けて、昨年九月末にはこの実証に参加する候補事業者を決定をして、そして現在、事業者において、再生可能エネルギーから水素を製造する設備の仕様を初めとして、実証内容に関する技術的な調査検討を実施しているところです。
水素は、ただつくるというだけではなくて、つくるところから、ためる、運ぶ、そして最終的に使う、これが全部一気通貫で完成していないとだめですから、これを福島県内でしっかりつくっていって、そして東京オリンピックでまず使う。だけれども、東京オリンピックで一過性のイベントで終わらせるのではなくて、福島を拠点にした一つの水素のサイクルができ上がるように取り組んでいきたいというふうに思っています。
真
真山祐一#16
○真山分科員 ありがとうございます。
大臣から御答弁いただきましたとおり、一過性に終わることなく、やはり福島が、水素製造の拠点として、まさに復興のあかしを示すということが非常に重要なものだというふうに感じているところでございまして、ぜひこうしたまさにオリンピックに対する参加意識というか、みずからがこの一翼を担っているという実感を持つというのは非常に大事な視点かなというふうに思っているところでございまして、その実現のためにも、経済産業省を挙げて、また、政府を挙げてお取り組みをいただきますようにお願いを申し上げさせていただく次第でございます。
時間がもう迫っておりますので最後の質問も飛ばさせていただきたいと思いますけれども、ぜひ引き続きまして経済産業省におかれましては、福島復興のために御尽力いただきますことをお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →大臣から御答弁いただきましたとおり、一過性に終わることなく、やはり福島が、水素製造の拠点として、まさに復興のあかしを示すということが非常に重要なものだというふうに感じているところでございまして、ぜひこうしたまさにオリンピックに対する参加意識というか、みずからがこの一翼を担っているという実感を持つというのは非常に大事な視点かなというふうに思っているところでございまして、その実現のためにも、経済産業省を挙げて、また、政府を挙げてお取り組みをいただきますようにお願いを申し上げさせていただく次第でございます。
時間がもう迫っておりますので最後の質問も飛ばさせていただきたいと思いますけれども、ぜひ引き続きまして経済産業省におかれましては、福島復興のために御尽力いただきますことをお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
宮
高
高井崇志#18
○高井分科員 岡山から参りました高井でございます。
きょうは、質問の機会をいただいて、ありがとうございます。
きょうは、世耕大臣に、世耕大臣は官房副長官もされて政権の中枢におられた、そして、今も経産大臣という主要な閣僚を務められ、大変、将来さらに上に行かれる方だ、恐らく官房長官などをされるんじゃないかと思っておりますので、そういう視点からちょっと大きな話をぜひ、余り細かい質問はいたしません。そういう意味では、質問通告も大変抽象的なもので恐縮でございますが、大臣の考えを、経産省にとらわれず、この日本にとってということをぜひ聞きたいと思ってやってまいりました。
まず最初にお聞きしたいのが、「二十一世紀からの日本への問いかけ」という、これは次官・若手未来戦略プロジェクト、去年の五月につくられた。これは大変すばらしいと思うんですね。実は非常に評判もいいです。いろいろなところで、特に若いベンチャー企業とか、そういう人からも、どんな政府の文書よりこれはいいんじゃないかという評価です。しかも、驚いたのは、次官が中心になって、若手の経産省のメンバーがつくったと。
実は私も、かつて郵政省に勤めておりまして、ちょうど省庁再編があったあのときに大臣官房総務課にいて、こういう担当だったものですから、若手を集めて、課長補佐、係長クラスでこういうのをつくったことがあるんですが、余り評価されずというか、余り上の方には取り上げてもらえずに。
これは何と産構審の総会にまでかけられたということで、ホームページ、ネット上でも簡単に出てくるもので、本当にすごいなと思うんです。
これは大臣は御存じだったかというか、これについての大臣の感想をまずお聞かせいただけますか。
この発言だけを見る →きょうは、質問の機会をいただいて、ありがとうございます。
きょうは、世耕大臣に、世耕大臣は官房副長官もされて政権の中枢におられた、そして、今も経産大臣という主要な閣僚を務められ、大変、将来さらに上に行かれる方だ、恐らく官房長官などをされるんじゃないかと思っておりますので、そういう視点からちょっと大きな話をぜひ、余り細かい質問はいたしません。そういう意味では、質問通告も大変抽象的なもので恐縮でございますが、大臣の考えを、経産省にとらわれず、この日本にとってということをぜひ聞きたいと思ってやってまいりました。
まず最初にお聞きしたいのが、「二十一世紀からの日本への問いかけ」という、これは次官・若手未来戦略プロジェクト、去年の五月につくられた。これは大変すばらしいと思うんですね。実は非常に評判もいいです。いろいろなところで、特に若いベンチャー企業とか、そういう人からも、どんな政府の文書よりこれはいいんじゃないかという評価です。しかも、驚いたのは、次官が中心になって、若手の経産省のメンバーがつくったと。
実は私も、かつて郵政省に勤めておりまして、ちょうど省庁再編があったあのときに大臣官房総務課にいて、こういう担当だったものですから、若手を集めて、課長補佐、係長クラスでこういうのをつくったことがあるんですが、余り評価されずというか、余り上の方には取り上げてもらえずに。
これは何と産構審の総会にまでかけられたということで、ホームページ、ネット上でも簡単に出てくるもので、本当にすごいなと思うんです。
これは大臣は御存じだったかというか、これについての大臣の感想をまずお聞かせいただけますか。
世
世耕弘成#19
○世耕国務大臣 これは、毎年夏の産構審で経済産業政策の重点というのを取りまとめていただくのですが、そこの一種、議論のためのペーパーとして経産省の中でつくっているものであります。
ただ、去年のものは、今御指摘のように、若手を中心につくらせた。事務次官が、やはり教育的な配慮も含めて若手に少し未来のビジョンを描かせようと。もう先の見えていると言ったらあれですが、局長、課長クラスよりも、若手に日本の未来のビジョンを考えさせようという教育的な配慮もあったというふうに思っています。
私は、大臣に就任する前から、官房副長官時代から、ちょっと経産省、最近元気がないなと。OBもいらっしゃいますけれども、今。何となくこれは、小泉政権のころに経済財政諮問会議が本格的に動き出して、何か日本全体の経済の司令塔はもう官邸なんだ、どちらかというと、経産省はミクロな世界で各業界のお世話をしていればいいという感じにちょっとなっている傾向があると、私自身、懸念を持っています。
その役所が、こうやって若いうちから日本の経済全体、しかも未来志向のビジョンをしっかり描いて、そして、さらに文化とか日本人の特性というところまで踏まえて日本の経済のあり方を考える、そういうことは非常に重要だと思います。しかも、それは考えたペーパー、考える、お勉強で終わるのではなくて、それをしっかり産構審にぶつけていって、産構審でまたもんでもらう、そしてそれが経産省の大きな方針になっていくということは、非常に重要なプロセスだというふうに思っています。
この発言だけを見る →ただ、去年のものは、今御指摘のように、若手を中心につくらせた。事務次官が、やはり教育的な配慮も含めて若手に少し未来のビジョンを描かせようと。もう先の見えていると言ったらあれですが、局長、課長クラスよりも、若手に日本の未来のビジョンを考えさせようという教育的な配慮もあったというふうに思っています。
私は、大臣に就任する前から、官房副長官時代から、ちょっと経産省、最近元気がないなと。OBもいらっしゃいますけれども、今。何となくこれは、小泉政権のころに経済財政諮問会議が本格的に動き出して、何か日本全体の経済の司令塔はもう官邸なんだ、どちらかというと、経産省はミクロな世界で各業界のお世話をしていればいいという感じにちょっとなっている傾向があると、私自身、懸念を持っています。
その役所が、こうやって若いうちから日本の経済全体、しかも未来志向のビジョンをしっかり描いて、そして、さらに文化とか日本人の特性というところまで踏まえて日本の経済のあり方を考える、そういうことは非常に重要だと思います。しかも、それは考えたペーパー、考える、お勉強で終わるのではなくて、それをしっかり産構審にぶつけていって、産構審でまたもんでもらう、そしてそれが経産省の大きな方針になっていくということは、非常に重要なプロセスだというふうに思っています。
高
高井崇志#20
○高井分科員 全く私も同じような感想を持っていまして、経産省は、私が郵政省にいたときから非常にやはりアグレッシブで、いろいろな分野に出ていく省だったわけですけれども、最近ちょっとそれが少し少なくなっているんじゃないかなという中で、これも、見ると、例えば日本の今の定年制とか国民皆保険とか国民皆年金とか、こういったものも、これはもう戦後にできた制度であって、これはもうそもそもの日本の価値観と必ずしも言えないんじゃないかであるとか、あるいは、財政支出が高齢者に偏っている、もっと若年層に投資を向けるべきだ、特に日本は教育への投資が少な過ぎるというような、まさに経産省を超えた分野まで提言をしていただいているわけです。
その中で、私が一つちょっと問題意識を持っているのは、ここにも一番最初に出てくる第四次産業革命、ITですね、ICT。
私は郵政省から総務省までずっとICTを専門にやってまいりました。そういった中で、今のICT政策というものが非常に多省庁にまたがるんですね、横串の分野で。そのために、今、内閣官房にIT総合戦略室というのがあるんですけれども、しかし、ここは、正直、やはり人数も足りないし、私は十分機能しているとは言えないと思うんです。
例えば、今話題のフィンテックなんてありますけれども、これは金融庁が一生懸命やっていますが、しかし、金融庁がやる分には金融のIT化ということにしかならないんですね。
あと、例えばシェアリングエコノミー、これも、それぞれの業法を持っている国土交通省が民泊とかライドシェアという視点で見ると、やはり既存の業界、既存の業法の中でどうするかと。
だけれども、こんな小さな、それはそれで大事ですけれども、それがシェアリングエコノミーの日本の見解ということになると、私、これはちょっと、長くなって済みませんけれども、きのう財務金融委員会でも申し上げたんですけれども、シェアリングエコノミーというのは、ボルボとスウェーデンがつくったビデオを見たことがあるんですけれども、将来、自家用車というのはなくなると。常に自動運転で車が動いていて、乗りたい人がいつでもそこに乗れるような社会になる。そうなると、実は駐車場というのは要らなくなる。駐車場というのは国土の面積の二〇%を占めている。その二〇%が空き地になれば、そこに公園ができる、スキー場がつくれるみたいな映像なんですよ。
まさにそういう世界のことを、これを見せてくれた方に私は聞かれたんですけれども、では、こういうのを政府の中で、こういう将来の絵を日本じゅうで誰が考えているんですかと。私は、こういう絵を描くところが今の政府の中にないと思うんですね。
本来、内閣官房なのかもしれませんが、内閣官房というのはやはりいろいろな省庁からの寄せ集めで、しかも、そこがもっと権限も人も、それから予算も持ってやるんならいいんですけれども、やはりそうなっていない。はっきり言って、各省の政策をホチキスどめするのにとどまっている感があります。
これは実は内閣委員会で菅官房長官にも提案申し上げた、質問もしたことがあるんですけれども、IT政策も、今、内閣官房というのは五十人です。それから経済産業省は百三十人だそうです。総務省は八百人いるんですね。別にどこがやってもいいんですけれども、つまり、これだけの規模のところが権限も持った形で、どこかが今言ったシェアリングエコノミーの話のような、こういったことを、そのプランを描いていく、つくっていくということがやはり大事だと思います。
経済産業省というのはある意味そういうこともやれるし、これまでもやってきたけれども、最近、おっしゃるように、ちょっとそういう役割を担い切れていないというところもありますが、これは経済産業省がやっていただいてもいいですし、あるいは、冒頭申し上げたとおり、世耕大臣が官房長官になったときにそういう組織をつくるんだということでもいいんです。
去年、内閣府のスリム化法というのができて、今までは内閣官房しか総合調整機能を持てなかったけれども、各省庁にこれを付与できるようになった。私は、このITなんというのは、人数からいえば総務省がやるべきかなとも思いますけれども、ここで総務省と経産省が争っている場合じゃない。やはり適材なところがしっかり人員も、それから予算も権限も持って、そして農業、医療、さまざまな分野、運輸部門、国土交通の部門というところをやっていくということが私は非常に大事だと思っておりまして、ぜひこれは世耕大臣に提案をしたかったんですけれども、今の件について、大臣の御見解をお聞かせください。
この発言だけを見る →その中で、私が一つちょっと問題意識を持っているのは、ここにも一番最初に出てくる第四次産業革命、ITですね、ICT。
私は郵政省から総務省までずっとICTを専門にやってまいりました。そういった中で、今のICT政策というものが非常に多省庁にまたがるんですね、横串の分野で。そのために、今、内閣官房にIT総合戦略室というのがあるんですけれども、しかし、ここは、正直、やはり人数も足りないし、私は十分機能しているとは言えないと思うんです。
例えば、今話題のフィンテックなんてありますけれども、これは金融庁が一生懸命やっていますが、しかし、金融庁がやる分には金融のIT化ということにしかならないんですね。
あと、例えばシェアリングエコノミー、これも、それぞれの業法を持っている国土交通省が民泊とかライドシェアという視点で見ると、やはり既存の業界、既存の業法の中でどうするかと。
だけれども、こんな小さな、それはそれで大事ですけれども、それがシェアリングエコノミーの日本の見解ということになると、私、これはちょっと、長くなって済みませんけれども、きのう財務金融委員会でも申し上げたんですけれども、シェアリングエコノミーというのは、ボルボとスウェーデンがつくったビデオを見たことがあるんですけれども、将来、自家用車というのはなくなると。常に自動運転で車が動いていて、乗りたい人がいつでもそこに乗れるような社会になる。そうなると、実は駐車場というのは要らなくなる。駐車場というのは国土の面積の二〇%を占めている。その二〇%が空き地になれば、そこに公園ができる、スキー場がつくれるみたいな映像なんですよ。
まさにそういう世界のことを、これを見せてくれた方に私は聞かれたんですけれども、では、こういうのを政府の中で、こういう将来の絵を日本じゅうで誰が考えているんですかと。私は、こういう絵を描くところが今の政府の中にないと思うんですね。
本来、内閣官房なのかもしれませんが、内閣官房というのはやはりいろいろな省庁からの寄せ集めで、しかも、そこがもっと権限も人も、それから予算も持ってやるんならいいんですけれども、やはりそうなっていない。はっきり言って、各省の政策をホチキスどめするのにとどまっている感があります。
これは実は内閣委員会で菅官房長官にも提案申し上げた、質問もしたことがあるんですけれども、IT政策も、今、内閣官房というのは五十人です。それから経済産業省は百三十人だそうです。総務省は八百人いるんですね。別にどこがやってもいいんですけれども、つまり、これだけの規模のところが権限も持った形で、どこかが今言ったシェアリングエコノミーの話のような、こういったことを、そのプランを描いていく、つくっていくということがやはり大事だと思います。
経済産業省というのはある意味そういうこともやれるし、これまでもやってきたけれども、最近、おっしゃるように、ちょっとそういう役割を担い切れていないというところもありますが、これは経済産業省がやっていただいてもいいですし、あるいは、冒頭申し上げたとおり、世耕大臣が官房長官になったときにそういう組織をつくるんだということでもいいんです。
去年、内閣府のスリム化法というのができて、今までは内閣官房しか総合調整機能を持てなかったけれども、各省庁にこれを付与できるようになった。私は、このITなんというのは、人数からいえば総務省がやるべきかなとも思いますけれども、ここで総務省と経産省が争っている場合じゃない。やはり適材なところがしっかり人員も、それから予算も権限も持って、そして農業、医療、さまざまな分野、運輸部門、国土交通の部門というところをやっていくということが私は非常に大事だと思っておりまして、ぜひこれは世耕大臣に提案をしたかったんですけれども、今の件について、大臣の御見解をお聞かせください。
世
世耕弘成#21
○世耕国務大臣 私も全く議員と同じ問題意識を持っています。
いろいろな問題で各省庁をまたがる案件というのは、やはり最終的には内閣官房がしっかりと取りまとめていかなければいけない。
これはちょっと自画自賛的になりますし、経産大臣というよりは元官房副長官として言わせていただきますと、結構、安倍内閣は、その手の課題を、官邸にがちんと各省を集めて、これは、何か本部をつくるとかそういう話じゃなくて、目の前で、有識者会議で裏で暗躍して御発言ぶりを有識者にインプットするとか、そういうんじゃなくて、目の前で議論してくれと。一体どこが、各省はどういうふうに思っているのかというので解決を、その中から論点を絞り出してやっていった。
例えば、科学技術予算は今、官邸がほぼ司令塔になって配分をするというやり方を始めました。あるいは、健康・医療戦略なんというのも官邸で決めていきました。あるいは、今ちょっとまた党で議論してもらっていますが、民泊なんというのも、利害関係の調整で延々と続くはずだったのが、これも官邸に集めて、三百六十五日全部やってほしいという不動産業界系の希望から、いや、三十日しか困るという旅館業界の声から、これをがちんと統合して、規制改革の考え方も入れながら、百八十日でどうだろうかというようなことをまとめていったりとか、かなり官邸が中心になってやっているということがあります。
ただ、今御指摘のIT系でそういうことができているかというと、まだ若干不十分なところがあるというふうに思っています。
ただ、今、サイバーセキュリティーなんかは、経産省も、自分のところの持っているツールだけれども、これもどうぞ内閣官房で使ってください、政府全体で使ってください、そういうことも申し上げています。
今委員の御提案を受けて、少し、官邸ともよく相談をして、フィンテックを初め、多岐にわたるIT分野のことをもう少し官邸主導で議論して、経済産業省もしっかりお手伝いをして進めていく枠組みを検討できればと思います。
この発言だけを見る →いろいろな問題で各省庁をまたがる案件というのは、やはり最終的には内閣官房がしっかりと取りまとめていかなければいけない。
これはちょっと自画自賛的になりますし、経産大臣というよりは元官房副長官として言わせていただきますと、結構、安倍内閣は、その手の課題を、官邸にがちんと各省を集めて、これは、何か本部をつくるとかそういう話じゃなくて、目の前で、有識者会議で裏で暗躍して御発言ぶりを有識者にインプットするとか、そういうんじゃなくて、目の前で議論してくれと。一体どこが、各省はどういうふうに思っているのかというので解決を、その中から論点を絞り出してやっていった。
例えば、科学技術予算は今、官邸がほぼ司令塔になって配分をするというやり方を始めました。あるいは、健康・医療戦略なんというのも官邸で決めていきました。あるいは、今ちょっとまた党で議論してもらっていますが、民泊なんというのも、利害関係の調整で延々と続くはずだったのが、これも官邸に集めて、三百六十五日全部やってほしいという不動産業界系の希望から、いや、三十日しか困るという旅館業界の声から、これをがちんと統合して、規制改革の考え方も入れながら、百八十日でどうだろうかというようなことをまとめていったりとか、かなり官邸が中心になってやっているということがあります。
ただ、今御指摘のIT系でそういうことができているかというと、まだ若干不十分なところがあるというふうに思っています。
ただ、今、サイバーセキュリティーなんかは、経産省も、自分のところの持っているツールだけれども、これもどうぞ内閣官房で使ってください、政府全体で使ってください、そういうことも申し上げています。
今委員の御提案を受けて、少し、官邸ともよく相談をして、フィンテックを初め、多岐にわたるIT分野のことをもう少し官邸主導で議論して、経済産業省もしっかりお手伝いをして進めていく枠組みを検討できればと思います。
高
高井崇志#22
○高井分科員 今おっしゃった健康の問題、医療、健康の本部とか、あるいはシェアエコとか、フィンテックはちょっとIT総合戦略室はやらないんですね。これはちょっと不満ですけれども。
ただ、いずれも、私はしょっちゅうやりとりをして現場を見ていますけれども、やはり人が足りない、それから予算も権限もないという中で、やはりここは、もう一踏ん張りというか、もうちょっと抜本的にやらないと、どうしてもそれぞれの縦割り省庁の意向というのが出ます。
特に、やはりこのICTは、医療・健康分野だってかなりICTの部分がかかわりますし、それからフィンテック、シェアリングエコノミー、全てこれはICTという切り口でやるべきだ。そう考えると、内閣官房に全部集めて内閣官房だけで全部やり切るというのはなかなか難しくて、やはり、総合調整機能も付与した形でどこかの省がやる。
私は、昔から、情報通信省というのをぜひつくるぐらい、一IT分野にとどまらず、これは全省庁というか、社会変革そのものを巻き起こすテーマですから、一つの省があっても全くおかしくないと思っているんですけれども、この件について、大臣、御所見はいかがですか。
この発言だけを見る →ただ、いずれも、私はしょっちゅうやりとりをして現場を見ていますけれども、やはり人が足りない、それから予算も権限もないという中で、やはりここは、もう一踏ん張りというか、もうちょっと抜本的にやらないと、どうしてもそれぞれの縦割り省庁の意向というのが出ます。
特に、やはりこのICTは、医療・健康分野だってかなりICTの部分がかかわりますし、それからフィンテック、シェアリングエコノミー、全てこれはICTという切り口でやるべきだ。そう考えると、内閣官房に全部集めて内閣官房だけで全部やり切るというのはなかなか難しくて、やはり、総合調整機能も付与した形でどこかの省がやる。
私は、昔から、情報通信省というのをぜひつくるぐらい、一IT分野にとどまらず、これは全省庁というか、社会変革そのものを巻き起こすテーマですから、一つの省があっても全くおかしくないと思っているんですけれども、この件について、大臣、御所見はいかがですか。
世
世耕弘成#23
○世耕国務大臣 私は、人の数をどこかに集めてというよりは、やはり政治の意思がすごく重要だと思います。
こういうふうにやるから、省庁の垣根を越えて、それぞれの役所にベースは置きながら、その垣根は越えて、省益は超えて国全体のためにしっかりやってくれということ、そして、それぞれのテーマに関して、フィンテックならフィンテックで、こっちへ行くからもうこれを進めてくれ、進めるために各省縦割りは排してくれというこの意思を明確にすれば、これは、今の政権は内閣人事局というのをつくっていまして、各省の人事であっても、指定職の人事は、これは官邸がオーケーしないと閣議にかけられない、これは法定されていますから。
そういう意味で、官邸ということは総理の意思でありますけれども、総理の方向性がはっきりしていることに関して、各省が自分の持てるリソースで、その方向へ向けて省益を超えて努力をするということが何よりも大切なんじゃないかなというふうに私は思っています。
この発言だけを見る →こういうふうにやるから、省庁の垣根を越えて、それぞれの役所にベースは置きながら、その垣根は越えて、省益は超えて国全体のためにしっかりやってくれということ、そして、それぞれのテーマに関して、フィンテックならフィンテックで、こっちへ行くからもうこれを進めてくれ、進めるために各省縦割りは排してくれというこの意思を明確にすれば、これは、今の政権は内閣人事局というのをつくっていまして、各省の人事であっても、指定職の人事は、これは官邸がオーケーしないと閣議にかけられない、これは法定されていますから。
そういう意味で、官邸ということは総理の意思でありますけれども、総理の方向性がはっきりしていることに関して、各省が自分の持てるリソースで、その方向へ向けて省益を超えて努力をするということが何よりも大切なんじゃないかなというふうに私は思っています。
高
高井崇志#24
○高井分科員 ちょっと具体的に一例を挙げると、このIT総合戦略室も実は鳴り物入りでできて、当時は総務省と経済産業省がそれぞれ審議官級のポストを出していたんですね。それが今はもうそうなっていないという現実、人もどんどん減っています。これはやはり本当に時代に逆行していると思います。
そのやり方は構いませんけれども、やはりこのテーマは非常に重要だと思いますし、また、そういう情報通信省のようなものが私は理想だと思いますが、すぐにそこまでいかないという過程においては、私は、経産省のやり方というか、いろいろな省庁に口を出していく、これはぜひやってほしいなと思いますので、本当に萎縮せずにほかの分野にも、本当にフィンテックとかシェアリングエコノミーは経済産業省はよくやっていただいていると思いますので、さらに遠慮せずにぜひやっていただきたいと思います。
実は、きょうはもう一つ、エネルギーの、ちょっとがらっと話がかわる、がらっと話がかわると言いつつも、私は、経済産業省が活力がちょっとなくなっている原因の一つが、資源エネルギー庁に人がとられ過ぎているというか、人材も集まり過ぎているのではないかと。しかし、そのせっかくの人材が、では、このエネルギー政策ということについて言えば、いろいろな破壊的イノベーションをやる、いろいろなことをやっている経済産業省の中で、私は、やはり非常に保守的な政策になってしまっているんじゃないかというふうな感じがしています。
エネルギー政策のことをお聞きいたしますけれども、まず、エネルギー基本計画が二〇一四年の四月につくられました。その前に、当時の民主党政権で、革新的エネルギー・環境戦略。今、これを見直すかどうかというのが実は党内でも、我が党の方針として二〇三〇年代原発ゼロというのをどうするかと。けさもその議論をやっていたんですけれども。
これが、安倍内閣になって全く違うものができて、でも、もう三年たちます。次のエネルギー基本計画というのをつくる時期だと思います。
これは、もちろんこれからいろいろな審議会とかで議論するということでしょうけれども、私も役所にいたからわかりますけれども、別に、審議会の先生方が決める、そんなのだったら政治家も要らないし役人も要らないわけで、やはり政府としての意思というのが反映されるわけです。
そういう意味では、大臣がどう考えているのかというのはやはり極めて重要でありますので、このエネルギー基本計画の見直しについて、大臣はどういう方向性で臨んでいかれるのか、お聞きいたします。
この発言だけを見る →そのやり方は構いませんけれども、やはりこのテーマは非常に重要だと思いますし、また、そういう情報通信省のようなものが私は理想だと思いますが、すぐにそこまでいかないという過程においては、私は、経産省のやり方というか、いろいろな省庁に口を出していく、これはぜひやってほしいなと思いますので、本当に萎縮せずにほかの分野にも、本当にフィンテックとかシェアリングエコノミーは経済産業省はよくやっていただいていると思いますので、さらに遠慮せずにぜひやっていただきたいと思います。
実は、きょうはもう一つ、エネルギーの、ちょっとがらっと話がかわる、がらっと話がかわると言いつつも、私は、経済産業省が活力がちょっとなくなっている原因の一つが、資源エネルギー庁に人がとられ過ぎているというか、人材も集まり過ぎているのではないかと。しかし、そのせっかくの人材が、では、このエネルギー政策ということについて言えば、いろいろな破壊的イノベーションをやる、いろいろなことをやっている経済産業省の中で、私は、やはり非常に保守的な政策になってしまっているんじゃないかというふうな感じがしています。
エネルギー政策のことをお聞きいたしますけれども、まず、エネルギー基本計画が二〇一四年の四月につくられました。その前に、当時の民主党政権で、革新的エネルギー・環境戦略。今、これを見直すかどうかというのが実は党内でも、我が党の方針として二〇三〇年代原発ゼロというのをどうするかと。けさもその議論をやっていたんですけれども。
これが、安倍内閣になって全く違うものができて、でも、もう三年たちます。次のエネルギー基本計画というのをつくる時期だと思います。
これは、もちろんこれからいろいろな審議会とかで議論するということでしょうけれども、私も役所にいたからわかりますけれども、別に、審議会の先生方が決める、そんなのだったら政治家も要らないし役人も要らないわけで、やはり政府としての意思というのが反映されるわけです。
そういう意味では、大臣がどう考えているのかというのはやはり極めて重要でありますので、このエネルギー基本計画の見直しについて、大臣はどういう方向性で臨んでいかれるのか、お聞きいたします。
世
世耕弘成#25
○世耕国務大臣 これは、民主党政権下で、今御指摘の革新的エネルギー・環境戦略というのが閣僚会議で決定をされ、それを踏まえてやるという閣議決定が行われているわけであります。
我々は、その後、これをゼロベースで見直すということになりまして、御指摘のように、二十六年四月にエネルギー基本計画、我々は基本計画そのものを閣議決定させていただいています。
そういう意味で、我が政権的には、前に決めていただいたエネルギー・環境戦略については我々はエネルギー基本計画で上書きをしておりますので、今我々はエネルギー基本計画に基づいてやっているということになります。
いよいよ三年になりました。これは、三年後に検討に着手するというニュアンスの三年後ということになっているわけでありますから、そろそろどういう検討をしていくかということを、体制あるいは論点、そういったことを詰めていかなければなりません。
今のところまだ予断は持っていませんが、いろいろな傾向、いろいろな起こっている事象、技術の動向なんかを踏まえてしっかりやっていきたいと思いますし、我々は特に水素社会というのを打ち出しているわけであります。水素社会も、三年前に比べて実用化に向けての技術の進捗とかそういうのも大分見えてきていますから、そういうことも含めて、あるいは、今おっしゃっているような革新的な技術をどの程度織り込んでいけるのかも含めて、これは予断なく、しっかりとした検討を行っていきたいと思っています。
この発言だけを見る →我々は、その後、これをゼロベースで見直すということになりまして、御指摘のように、二十六年四月にエネルギー基本計画、我々は基本計画そのものを閣議決定させていただいています。
そういう意味で、我が政権的には、前に決めていただいたエネルギー・環境戦略については我々はエネルギー基本計画で上書きをしておりますので、今我々はエネルギー基本計画に基づいてやっているということになります。
いよいよ三年になりました。これは、三年後に検討に着手するというニュアンスの三年後ということになっているわけでありますから、そろそろどういう検討をしていくかということを、体制あるいは論点、そういったことを詰めていかなければなりません。
今のところまだ予断は持っていませんが、いろいろな傾向、いろいろな起こっている事象、技術の動向なんかを踏まえてしっかりやっていきたいと思いますし、我々は特に水素社会というのを打ち出しているわけであります。水素社会も、三年前に比べて実用化に向けての技術の進捗とかそういうのも大分見えてきていますから、そういうことも含めて、あるいは、今おっしゃっているような革新的な技術をどの程度織り込んでいけるのかも含めて、これは予断なく、しっかりとした検討を行っていきたいと思っています。
高
高井崇志#26
○高井分科員 私は、その中でも、やはり原子力発電の位置づけというのに非常に関心がある。今まさに党内で議論しているのもそこなんですね、二〇三〇年代原発稼働ゼロというのを前倒しできるかどうかということなんですが。
自民党はというか、安倍政権においては、現行のエネルギー基本計画においては、可能な限り原発依存度を低減させるという表現でありますが、今、原子力の見通しというのは、二〇%から二二%という見通しだと思います。
一方で、これは今、リプレースはしない、あるいは新増設はしないということだと思いますが、これでいくと、この原子力の目標というのは、私は、達成できない、さまざまな試算はありますけれども、達成できないと思うんですね。
ということは、やはりここを見直していかないといけないという議論になるのではないかと思いますが、大臣、原発のこれからの位置づけについてはどのように考えておられますか。
この発言だけを見る →自民党はというか、安倍政権においては、現行のエネルギー基本計画においては、可能な限り原発依存度を低減させるという表現でありますが、今、原子力の見通しというのは、二〇%から二二%という見通しだと思います。
一方で、これは今、リプレースはしない、あるいは新増設はしないということだと思いますが、これでいくと、この原子力の目標というのは、私は、達成できない、さまざまな試算はありますけれども、達成できないと思うんですね。
ということは、やはりここを見直していかないといけないという議論になるのではないかと思いますが、大臣、原発のこれからの位置づけについてはどのように考えておられますか。
世
世耕弘成#27
○世耕国務大臣 原発に関しても、再稼働に関する動きとかいろいろあるわけでありますが、具体的数字として申し上げると、二〇三〇年度に原発比率二〇%を達成しようと思えば、例えば、原発の稼働率八〇%を前提、これもかなり野心的な稼働率だと思いますが、八〇%と置いた場合、三十基程度は必要ということになるわけであります。そうすると、運転延長、これが現実に一基も、四十年で全部廃炉ということになりますと、これは現実的な数字ではない、これが実際の数字の計算だというふうに思っています。
あと、原発に関しては、最新の状況で一番我々が考慮しなければいけないのは、やはりパリ協定が発効したということだというふうに思います。CO2を減らすという視点において、原発の役割、これは明確にゼロエミッションであるわけでありますから、その原発の役割というのも新しいファクターとして、我々が国際的にコミットした約束を達成する上で、あるいは世界が合意した目標を達成する上で、原発の役割をどうするか、この視点も絶対に外せないところだというふうに思っています。
そういうことを含めてしっかりと検討したいと思います。
この発言だけを見る →あと、原発に関しては、最新の状況で一番我々が考慮しなければいけないのは、やはりパリ協定が発効したということだというふうに思います。CO2を減らすという視点において、原発の役割、これは明確にゼロエミッションであるわけでありますから、その原発の役割というのも新しいファクターとして、我々が国際的にコミットした約束を達成する上で、あるいは世界が合意した目標を達成する上で、原発の役割をどうするか、この視点も絶対に外せないところだというふうに思っています。
そういうことを含めてしっかりと検討したいと思います。
高
高井崇志#28
○高井分科員 エネルギーの発電量という意味でいうと、今我が党でも議論をしておるんですけれども、実は、省エネと再エネを進めれば原発はもうなくせると私は思っているんですが、ただ、では、それがどのくらい実現できるかということだと思います。
今、我が党の試算というか、これは別に我が党じゃなくても言えることだと思いますが、最終エネルギー消費量でいうと、もうこれは二〇三〇年に、つまり、我々がつくった、当時の民主党政権がつくった革新的エネルギー・環境戦略、あれで二〇三〇年に目標にしていた値の七五%を既に達成できている、もう二〇一五年時点でですね。発電電力量でいうと、もう実は二〇一五年で二〇三〇年の目標まで達成してしまっている。我々が当時、四年、五年前ですけれども、思った以上に、想像以上にもう省エネが極めて進んでいるという認識であります。
再生可能エネルギーについては、我々の目標には今のペースでいけばまだ足りない、もっと力を入れていかなきゃいけないということなんでありますが、省エネ、再エネの今のペースでいけば、原子力発電に頼らずとも賄える、そういう客観的な数字もあるわけですけれども、大臣は、仮に省エネ、再エネで電力が賄えたとしても、それでもやはり原発は必要だ、何か別のファクターで必要だというお考えなんでしょうか。
この発言だけを見る →今、我が党の試算というか、これは別に我が党じゃなくても言えることだと思いますが、最終エネルギー消費量でいうと、もうこれは二〇三〇年に、つまり、我々がつくった、当時の民主党政権がつくった革新的エネルギー・環境戦略、あれで二〇三〇年に目標にしていた値の七五%を既に達成できている、もう二〇一五年時点でですね。発電電力量でいうと、もう実は二〇一五年で二〇三〇年の目標まで達成してしまっている。我々が当時、四年、五年前ですけれども、思った以上に、想像以上にもう省エネが極めて進んでいるという認識であります。
再生可能エネルギーについては、我々の目標には今のペースでいけばまだ足りない、もっと力を入れていかなきゃいけないということなんでありますが、省エネ、再エネの今のペースでいけば、原子力発電に頼らずとも賄える、そういう客観的な数字もあるわけですけれども、大臣は、仮に省エネ、再エネで電力が賄えたとしても、それでもやはり原発は必要だ、何か別のファクターで必要だというお考えなんでしょうか。
世
世耕弘成#29
○世耕国務大臣 まず、省エネがかなり順調に進んでいるのは事実だと思いますが、これが果たして省エネなのか節電なのか、ここはよく検証していかなければいけない。なぜならば、やはり、原発がとまっている、その代替として火力をたいているという中で、電気代が非常に高どまりしているわけです。特に産業用だと、私の関西だとやはり実感で四割上がっているという状況であります。
そういう中で、本来使いたいんだけれども、少しもうそれを諦めているというような面が出ていて、それが逆に経済成長の足を引っ張っているという可能性もあります。
我々は、成長もしっかりしていかなきゃいけないというふうに思っている中で、今、総電力使用量が減っているという現実の要素が何なのかということはよく分析をしていかなければいけないというふうに思っています。
それと、やはり再生可能エネルギーについては、これがベースロード電源として使えないという現実がまだあるわけであります。あるいは、これから、今我々からするとかなり順調には伸びてきていますけれども、コスト高の問題ですとか、あるいは、これから系統電力を整備していかなきゃいけない、あるいは、変動が起こるところをどうクリアしていくかというところにまだ技術や投資が必要だという面がありますから、今の段階で、私は、省エネと再エネで原発が要らないという結論まではとても行ける状態ではないのではないか、やはり、安全が確認された原発については再稼働していくという形ではないかというふうに思っています。
いずれにしても、三年を迎えましたので、エネルギー基本計画の検討の中で、そういうところも予断を持たずにしっかりと議論をしていきたいというふうに思います。
この発言だけを見る →そういう中で、本来使いたいんだけれども、少しもうそれを諦めているというような面が出ていて、それが逆に経済成長の足を引っ張っているという可能性もあります。
我々は、成長もしっかりしていかなきゃいけないというふうに思っている中で、今、総電力使用量が減っているという現実の要素が何なのかということはよく分析をしていかなければいけないというふうに思っています。
それと、やはり再生可能エネルギーについては、これがベースロード電源として使えないという現実がまだあるわけであります。あるいは、これから、今我々からするとかなり順調には伸びてきていますけれども、コスト高の問題ですとか、あるいは、これから系統電力を整備していかなきゃいけない、あるいは、変動が起こるところをどうクリアしていくかというところにまだ技術や投資が必要だという面がありますから、今の段階で、私は、省エネと再エネで原発が要らないという結論まではとても行ける状態ではないのではないか、やはり、安全が確認された原発については再稼働していくという形ではないかというふうに思っています。
いずれにしても、三年を迎えましたので、エネルギー基本計画の検討の中で、そういうところも予断を持たずにしっかりと議論をしていきたいというふうに思います。